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【発明の名称】 リモコン装置
【発明者】 【氏名】金田 真司

【要約】 【課題】制御対象のそれぞれ機器同士の間で、素早くかつ容易に表示機器の表示器に表示出力する映像を切り替える。

【構成】動作モード切替スイッチ12の切替操作によって、リモコン装置1の機器個別の制御対象としてのリモコン制御機器を切り替えた場合、その際のリモコン装置1の動作モード状態Mに応じて、リモコン制御機器としての表示機器2-1に表示されるリモコン制御機器としての映像出力機器2-1〜2-3を自動的に切り替える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示機器と当該表示機器に信号接続された映像出力機器とを含む、複数のリモコン制御機器を機器個別制御するためのリモコン装置であって、
前記リモコン制御機器それぞれの機器個別制御用のリモコン信号を生成するリモコン信号生成手段と、
該リモコン信号生成手段のリモコン信号生成対象としてのリモコン制御機器を切り替えるためのモード切替スイッチと、
該モード切替スイッチが切替操作されたとき、前記リモコン信号生成手段に、前記表示機器を対象とした表示モード変更のための個別制御用のリモコン信号を生成させるリモコン信号生成制御手段と
を備えていることを特徴とするリモコン装置。
【請求項2】
前記リモコン信号生成制御手段は、当該モード切替スイッチの切替操作によって前記リモコン信号生成手段のリモコン信号生成対象が前記表示機器になった場合は、前記リモコン信号生成手段に、前記表示機器の表示入力を前回切替時の表示入力に切り替えるリモコン信号をさらに生成させる
ことを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。
【請求項3】
前記リモコン信号生成制御手段は、表示モード変更のために、前記モード切替スイッチの切替状態それぞれに対応した前記リモコン制御機器と、前記リモコン制御機器の表示モードとの関係を記憶している記憶部を有している
ことを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。
【請求項4】
前記記憶部は設定変更可能であることを特徴とする請求項3記載のリモコン装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のリモコン制御機器それぞれに、機器個別制御用のリモコン信号を送信可能なリモコン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、リモコン装置は、リモコン制御機能を備えたリモコン制御機器毎に、機器専用の付属装置として設けられ、対応するリモコン制御機器の機器個別制御に用いられている。そのため、例えば同一室内に、テレビジョン受信機(TV受信機),ビデオテープレコーダ(VTR)等といったリモコン制御機器が複数設けられている場合、各機器の専用リモコン装置がその機器数分だけ存在することになる。このような状況では、ユーザは、制御対象のリモコン制御機器毎に対応する機器専用リモコン装置を使い分けてその機器個別制御を行わなければならず、この専用リモコン装置それぞれの使い分けによる機器個別操作が煩雑であった。
【0003】
そこで、機器個別制御用の専用リモコン装置による上述した機器個別操作の問題点を解決するために、複数のリモコン制御機器それぞれを共通の1つのリモコン装置によって、機器個別操作できるようにしたマルチリモコン装置が存在する。このマルチリモコン装置は、リモコン制御機器毎の機器個別制御に対応した専用リモコンコードが事前にリモコン装置自体に記憶されている構成になっている。この構成により、ユーザが制御対象のリモコン制御機器をリモコン装置上で選択してその機器個別操作を行えば、制御対象のリモコン制御機器に専用の、ユーザの機器個別操作に対応した機器個別制御用のリモコン信号を発信できる構成になっている。そして、このマルチリモコン装置を用いれば、制御対象のリモコン制御機器が変更になっても、制御対象のリモコン制御機器をこのマルチリモコン装置上で選択するだけで、選択した制御対象のリモコン制御機器に対して、その機器個別操作に対応した機器個別制御用のリモコン信号を送信できる。
【0004】
このマルチリモコン装置の作用について、リモコン制御機器としてのVTRで再生した録画画像を、同じくリモコン制御機器としてのTV受信機の画面上で視聴する場合を例に、具体的に説明する。
【0005】
この場合、ユーザは、マルチリモコン装置を用いて、制御対象のリモコン制御機器として映像出力機器のVTRを選択し、その機器個別操作である録画画像の再生操作を行うとともに、制御対象のリモコン制御機器としてTV受信機を選択し、その機器個別操作として入力表示モードをVTRに対応したビデオ入力にする切替操作を行う。このように、マルチリモコン装置を用いることによって、同じリモコン装置でVTRの再生操作及びTV受信機の入力表示モードの切替操作を行うことができる。
【0006】
しかし、上述したような構成のマルチリモコン装置であっても、VTR,DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤー,セットトップボックス等といった種々の映像出力機器からの機器個別の出力画像を随時変更しながら、TV受信機の画面上で視聴し続けるような場合は、その機器個別の出力画像についての変更の都度、制御対象のリモコン制御機器を随時選択変更して、所望の映像出力機器及びTV受信機それぞれに対して、映像出力操作及び入力表示モードの切替操作を行わなければならない。
【0007】
そこで、特開平2−283195号公報(特許文献1)には、TV受信機とVTRとが情報伝送路を経由した相互にデータ通信可能なシステムになっており、VTRが再生動作を開始した時に、VTRがこの情報伝送路を介してTV受信機にコマンドを送信してTV受信機の電源を〔ON〕にし、さらにTV受信機に対してVTRが出力する画像出力をTV受信機の画面上に表示できるようにその入力表示モードの切替操作を行わせるシステムが記載されている。
【0008】
また、特開平4−344354号公報(特許文献2)には、TV受信機に、VTRの専用リモコン装置からVTRに対して発信されるリモコン信号を受信して判別するリモコン受信ユニットを接続し、このリモコン受信ユニットが、VTRの専用リモコン装置からVTRに対して電源〔ON〕,再生,又は選局のためのリモコン信号が発信されたのを判別した場合に、TV受信機を電源〔ON〕にし、その入力をVTRが接続されている外部入力端子又はチャンネルに合わせるシステムが記載されている。加えて、VTRの専用リモコン装置からVTRに対して電源を〔OFF〕又は停止のリモコン信号が発信されたのを判別した場合に、このリモコン受信ユニットが、そのTV受信機を電源〔OFF〕にし、又はTV受信機の入力を元の入力若しくはチャンネルに合わせるシステムが記載されている。
【0009】
【特許文献1】特開平2−283195号公報
【特許文献2】特開平4−344354号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところが、特許文献1に記載のシステムの場合、その実現のためには、相手機器へのコマンドが情報伝送路を介して伝送されるため、VTR,DVDレコーダ,セットトップボックス等といった映像出力機器、及びTV受信機等の表示器を含む表示機器のいずれもが、情報伝送路を介して情報データが送・受信可能な機器構成になっていることが必要である。そのため、映像出力機器及び表示機器の中のいずれか一方が情報伝送路を介して情報データを送・受信するための通信インタフェースを備えていない場合には、相手方機器に対するコマンドを送信したり、相手方機器からのコマンドを受信したりすることができないため、当該システムを適用することができなかった。
【0011】
また、特許文献2に記載のシステムの場合は、映像出力機器及び表示機器は上述した通信インタフェースを備えていることは要件ではないが、映像出力機器又は表示機器のいずれかに相手方機器の専用リモコン装置のリモコン信号を受信判別するリモコン受信ユニットを備えなければならなかった。
【0012】
また、機能的にも、特許文献1,2に記載のシステムとも、ユーザが表示機器(例えばTV受信機)により映像出力機器(例えばVTR)の出力映像の視聴中に、その視聴前に表示機器(TV受信機)で視聴していた映像(例えばTV映像)の成り行き等を確認したい場合には、表示機器(TV受信機)の専用リモコン装置を操作して、トグル式のボタンで表示機器(TV受信機)の入力を例えばビデオ入力からTV入力に切り替えるか、覚えておいたチャンネルの指定ボタンを押して切り替える等、ユーザが瞬時には対応できない操作を必要とする課題があった。
【0013】
本発明は、上述した問題点を解決するために、それぞれ制御対象の、表示機器と映像出力機器との間、又は映像出力機器同士の間で、素早くかつ容易に表示機器の表示器に表示出力する映像を切り替えることができるリモコン装置を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、上記した従来技術の問題点を鑑みなされたものであって、表示機器と当該表示機器に信号接続された映像出力機器とを含む、複数のリモコン制御機器を制御可能なリモコン装置に、リモコン信号生成対象としてのリモコン制御機器を切り替えるためのモード切替スイッチを設け、その切替操作時には、リモコン制御機器としての表示機器にその表示モード変更のためリモコン信号を自動的に送信する構成としたことを特徴とする。
【0015】
すなわち、本発明は、リモコン装置で、その制御対象を一のリモコン制御機器から他のリモコン制御機器へ切り替えるモード切替スイッチの操作が行われたとき、リモコン装置が、リモコン制御機器の表示機器に対して、表示機器に関しての機器個別操作が無くとも、表示機器の入力表示モードを切替元の一のリモコン制御機器の入力表示モードから切替先の他のリモコン制御機器の入力表示モードに切り替えるリモコン信号を、自動的に送信することを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、リモコン装置で、その制御対象を表示機器以外のリモコン制御機器から表示機器へ切り替えるモード切替スイッチの操作が行われたとき、リモコン装置が、従前にこの表示機器が制御対象であったときの最新の表示状態に切り替えるリモコン信号を、自動的に送信出力することを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、リモコン装置が、リモコン制御機器としての表示機器の複数の入力表示モードそれぞれに対応して、リモコン信号を送信するリモコン制御機器又はモード切替スイッチを記憶している記憶部を有し、その記憶内容はユーザによって設定変更できるようになっていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、リモコン装置の備えられたリモコン制御機器のモード切替スイッチを切替操作するだけで、リモコン装置によるリモコン制御機器としての表示機器に関しての機器個別操作が無くとも、この表示機器の入力表示モードが自動的かつ迅速に、切替元のリモコン制御機器の入力表示モードから切替先の他のリモコン制御機器の入力表示モードに切り替えることができる。これにより、例えば、DVDレコーダで再生は継続させながら、VTRで録画している映像やTV受信機で視聴していた番組の経過を確認できる等、ユーザの嗜好に対応でき、複数のリモコン制御機器を備えたAVシステム全体の使い勝手の向上が図れる。
【0019】
また、リモコン制御機器としての表示機器の複数の入力表示モードそれぞれに対応して、リモコン信号を送信するリモコン制御機器、又はそのリモコンコードをユーザが設定できるため、AVシステムを構成するリモコン制御機器の台数や機種が変更になった場合でも、容易に対応をはかることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の一実施の形態のリモコン装置について、図面に基づき説明する。
図1は、本実施の形態のリモコン装置、及びこのリモコン装置を用いたAVシステムの構成例を示すブロック図である。
図1において、1は本実施の形態のリモコン装置、2はリモコン装置1によるリモコン制御機器である。図示のシステムでは、リモコン装置1には、3台のリモコン制御機器2-1〜2-3が接続されたAVシステム構成になっている。この3台のリモコン制御機器2-1〜2-3の内訳は、仮に、リモコン制御機器2-1が表示機器及び映像出力機器としてのTV受信機2-1、リモコン制御機器2-2,2-3が映像出力機器としてのDVDレコーダ2-2,VTR2-3によってそれぞれ構成されているものとする。
【0021】
この場合、映像出力機器としてのDVDレコーダ2-2,VTR2-3それぞれの映像出力端子3,3は、表示機器及び映像出力機器としてのTV受信機2-1の映像入力端子4(4,4)に、専用ケーブル5(5,5)を介して接続され、TV受信機2-1には、DVDレコーダ2-2,VTR2-3それぞれの映像信号が、外部信号入力されている。
【0022】
リモコン制御機器としてのTV受信機2-1,DVDレコーダ2-2,及びVTR2-3には、リモコン装置1のリモコン信号送信装置15から各機器2-1〜2-3個別に発信出力される機器個別制御用のリモコン信号S1,S2,S3を受信するためのリモコン信号受信装置6(6-1〜6-3)が設けられている。
【0023】
各リモコン制御機器2-1〜2-3は、それぞれのリモコン信号受信装置6-1〜6-3によって、リモコン装置1からそれぞれ自身を制御対象として発信出力される機器個別制御用のリモコン信号S1,S2,S3を受信し、そのリモコン信号S1,S2,S3に含まれたリモコンコードR1,R2,R3を、図示せぬ各機器2-1〜2-3の制御装置に供給する。各リモコン制御機器2-1〜2-3の制御装置は、この供給されたリモコンコードR1,R2,R3にしたがって、図示せぬ機器各部を作動制御する。
【0024】
図示のAVシステムの場合、TV受信機2-1が、表示機器を含むリモコン制御機器2-yとして、自身の入力表示モードmの切替状態に応じて、TV受信部7の受信放送映像,DVDレコーダ2-2の出力映像、VTR2-3の出力映像の中から選択される1つの所望の映像を、その表示器画面に出力表示できる構成になっている。
【0025】
このTV受信機2-1では、その入力表示モードmは、TV受信部7の受信放送映像が表示器画面に出力表示されるTV表示モードが第1の入力表示モードm1に、映像入力端子4に接続されているDVDレコーダ2-2の出力映像が表示器画面に出力表示される外部機器信号入力モードが第2の入力表示モードm2に、映像入力端子4に接続されているVTR2-3の映像出力が表示器画面に出力表示される外部機器信号入力モードが第3の入力表示モードm3に、それぞれ該当している。
【0026】
一方、リモコン装置1は、操作部11と、データコードメモリ14と、リモコン信号送信装置(制御コード送信装置)15と、制御メモリ16と、リモコン制御装置20とを有する構成になっている。なお、このリモコン装置1は、上述したリモコン制御機器2-1〜2-3の中の表示機器としてのTV受信機2-1の付属リモコン装置として構成されるものであってもよい。
【0027】
操作部11には、動作モード切替スイッチ12と、機器操作スイッチ13とが設けられている。
【0028】
動作モード切替スイッチ12は、リモコン装置1を、リモコン制御機器2-1〜2-3の中のいずれか1つの所望のリモコン制御機器2-xの機器個別制御用の専用リモコン装置として動作させるため、その動作モードMを切替設定するためのスイッチである。
【0029】
この場合、動作モード切替スイッチ12の操作によって、その動作モードMを、リモコン装置1をリモコン制御機器2-1の専用リモコン装置として動作させる動作モードM(2-1)、リモコン装置1をリモコン制御機器2-2の専用リモコン装置として動作させる動作モードM(2-2)、リモコン装置1をリモコン制御機器2-3の専用リモコン装置として動作させる動作モードM(2-3)のいずれかに、切替設定を行うことができる。
【0030】
また、機器操作スイッチ13は、メーカや機種等が互いに異なる複数種類のリモコン制御機器2〜2間で共用可能な、例えば、リモコン電源ボタン(いわゆる、電源キー),チャンネル選局数字ボタン(いわゆる、選局キー),音量調整ボタン,録画ボタン,再生ボタン,移動ボタン,決定ボタン等の各種操作ボタン13〜13を含み、この各種操作ボタン13〜13の操作によってリモコン制御機器2-1〜2-3それぞれの機器個別制御を機器個別操作するためのスイッチである。
【0031】
データコードメモリ14は、メーカや機種等が互いに異なる複数種類のリモコン制御機器2〜2それぞれに対し、機器操作スイッチ13の機器個別操作に応じた機器専用のリモコン信号データを生成するために必要な、リモコン制御機器2〜2それぞれの機器識別コードI〜IやリモコンコードR〜Rをはじめとする各種データコードを記憶するメモリである。
【0032】
この場合における、メーカや機種等が互いに異なる複数種類のリモコン制御機器2〜2それぞれの機器識別コードI〜IやリモコンコードR〜Rをはじめとする各種データコードは、機器個別制御の対象である複数のリモコン制御機器2-1〜2-3それぞれについての、機器識別コードI〜IやリモコンコードR〜Rを始めとする各種データコードを特定するためのサンプルになる辞書データである。
【0033】
そして、この場合のそれぞれ機器識別コードI〜Iとしては、リモコン制御機器2〜2別のリモコン信号に含まれるメーカ識別コードや機種識別コード等を含み、また、リモコンコードR〜Rとしては、リモコン制御機器2〜2別の機器操作スイッチ13各種操作ボタン13〜13の操作毎に対応して生成される機器個別の制御コードR(13)〜R(13),・・・,R(13)〜R(13)を含むものである。
【0034】
そして、これらメーカや機種等が互いに異なる複数種類のリモコン制御機器2〜2それぞれの機器識別コードI〜IやリモコンコードR〜Rをはじめとする各種データコードが格納されているデータコードメモリ14は、例えばROMカード等といった着脱自在の記憶保持媒体によって構成され、必要に応じてこのデータコードメモリ14自体を交換することにより、最新のリモコン制御機器2に対しても対応可能な構成になっている。
【0035】
リモコン信号送信装置(制御コード送信装置)15は、動作モード切替スイッチ12の切替設定に基づく動作モード状態M(2-x)で、機器操作スイッチ13の操作に対応して後述のリモコン制御装置20が生成したリモコン制御機器2-xに対するリモコン信号データ(制御コード)を、リモコン信号に変換して無線送信出力する。
【0036】
制御メモリ16は、後述のリモコン制御装置20の制御処理プログラムやその実行の際に演算又は記憶される各種制御データ、等を記憶する。
【0037】
この制御メモリ16は、本実施の形態では、切替状態−動作モード対応記憶部17,入力表示モード設定状態記憶部18,及び視聴TVチャンネル記憶部19を含んでいる。
【0038】
切替状態−動作モード対応記憶部17は、操作部11の動作モード切替スイッチ12の切替操作状態と、リモコン制御装置20が個別機器制御用のリモコン信号データを生成するリモコン制御機器2-1〜2-3との対応、すなわち動作モード状態M(2-1)〜M(2-3)との対応を記憶する。
【0039】
入力表示モード設定状態記憶部18は、各リモコン制御機器2-1〜2-3の中の表示機器としてのリモコン制御機器、すなわち、図1の場合は、リモコン制御機器として表示機器と映像出力機器を兼ねているTV受信機2-1の機器識別コードIを記憶するとともに、このTV受信機2-1の各入力表示モードm1〜m3の設定状態を記憶する。すなわち、入力表示モード設定状態記憶部18は、リモコン制御機器の表示機器としてのTV受信機2-1の入力表示モードm1〜m3それぞれで映像出力がその表示画面にそれぞれ表示出力される、リモコン制御機器の映像出力機器としてのTV受信機2-1,DVDレコーダ2-2,VTR2-3それぞれの対応状態を記憶する。
【0040】
視聴TVチャンネル記憶部19は、リモコン装置1が表示機器と映像出力機器を兼ねたTV受信機2-1を個別機器制御する動作モード状態M(2-1)において、機器操作スイッチ13のチャンネル選局数字ボタンいずれかの操作に基づいてリモコン制御装置20が生成したチャンネル選局のための最新のリモコン信号データ(制御コード)、又はその際のチャンネル選局数字ボタンのデータを記憶する。
【0041】
なお、この制御メモリ16の構成は、例えば、リモコン装置1の動作モード切替スイッチ12や機器操作スイッチ13の具体的構成等に応じて、種々の構成対応が可能である。具体例としては、制御メモリ16は、動作モード切替スイッチ12が動作モード状態M(2-1)〜M(2-3) それぞれに対応した操作信号を出力するスイッチではなく、例えば、操作に対応したオン/オフ信号を出力するだけの単一のスイッチで構成している場合には、この動作モード切替スイッチ12のオン/オフ信号に基づいて動作モード状態M(2-1)〜M(2-3)を切り替え、その切り替えた現在の動作モード状態M(2-x)を記憶する動作モード状態設定記憶部も含む。また、前述したように、このリモコン装置1をリモコン制御機器の表示機器としてのTV受信機2-1の付属リモコン装置として予め構成するような場合は、動作モード切替スイッチ12の切替状態と表示機器としてのTV受信機2-1の入力表示モードm1〜m3の状態との対応を予め合致させておくことができるので、切替状態−動作モード対応記憶部17又は入力表示モード設定状態記憶部18のいずれか一方で他方の機能を兼ね、他方を省略することも可能である。このように、制御メモリ16は、リモコン装置1の動作モードM(2-1)〜M(2-3)それぞれ(動作モード切替スイッチ12の各切替状態)に対応した制御対象のリモコン制御機器2-1〜2-3と、このリモコン制御機器2-1〜2-3それぞれについての同じくリモコン制御機器である表示機器2-1における表示モードm1〜m3との対応関係を記憶しているものであれば、その具体的な構成はどのようであってもよい。
【0042】
リモコン制御装置20は、操作部11の動作モード切替スイッチ12又は機器操作スイッチ13の操作に基づき、各部14,15,16と協働して、リモコン装置1の各種の機能処理を実行する。
【0043】
具体的には、リモコン制御装置20は、操作部11の機器操作スイッチ13の操作に基づき、制御メモリ16の切替状態−動作モード対応記憶部17を参照して動作モード切替スイッチ12の切替設定状態から動作モード状態M(2-x)を判別する。そして、リモコン制御装置20は、データコードメモリ14に記憶されている判別した動作モード状態M(2-x)に対応する機器識別コードIやリモコンコードRを含むデータコードを基にして、機器操作スイッチ13の操作に基づく、動作モード状態M(2-x)に対応するリモコン制御機器2-xの機器個別制御用のリモコン信号データ(制御コード)を生成する。その上で、リモコン制御装置20は、生成したリモコン信号データをリモコン信号送信装置15に供給し、リモコン信号送信装置15から動作モード状態M(2-x)に対応するリモコン制御機器2-xの機器個別制御用のリモコン信号を無線送信出力する。
【0044】
そして、この場合において、リモコン制御装置20は、その動作モード状態M(2-x)が表示機器としてのTV受信機2-1に対応した動作モード状態M(2-1)であって、その生成したリモコン信号データ(制御コード)がTV受信機2-1に対する受信チャンネルの変更の指示である場合、さらに、そのリモコン信号データ(制御コード)、又はその際のチャンネル選局数字ボタンのデータを、視聴TVチャンネル記憶部19に更新記憶する。
【0045】
また、リモコン制御装置20は、操作部11の動作モード切替スイッチ12の操作がユーザによりなされると、動作モード切替スイッチ12の新たな切替設定状態を取得する。そして、リモコン制御装置20は、制御メモリ16の切替状態−動作モード対応記憶部17を参照して動作モード切替スイッチ12の切替設定状態から新たな動作モード状態M(2-x) を判別する。リモコン制御装置20は、入力表示モード設定状態記憶部18に記憶されている表示機器としてのTV受信機2-1の機器識別コードIとこのTV受信機2-1の各入力表示モードm1〜m3の設定状態とを参照し、この新たな動作モード状態M(2-x)のリモコン制御機器2-xに対応する表示モードmxを判別する。その上で、リモコン制御装置20は、入力表示モード設定状態記憶部18より取得したTV受信機2-1の機器識別コードI、及びこの判別した入力表示モードmxに基づいて、データコードメモリ14に記憶されているTV受信機2-1に対応する機器識別コードIやリモコンコードRを含むデータコードを基にして、TV受信機2-1の入力表示モードを、新たな動作モード状態M(2-x)に対応した入力表示モードmxに切り替えるTV受信機2-1の機器個別制御用のリモコン信号データ(制御コード)を生成する。そして、リモコン制御装置20は、生成したリモコン信号データをリモコン信号送信装置15に供給し、リモコン信号送信装置15からこのTV受信機2-1の機器個別制御用のリモコン信号を無線送信出力する。
【0046】
したがって、リモコン制御装置20は、操作部11の動作モード切替スイッチ12の操作がユーザによりなされると、表示機器としてのリモコン制御機器2-1を、新たな動作モード状態M(2-x) に対応した入力表示モードmxに自動的に切り替える。
【0047】
これにより、表示機器としてのリモコン制御機器2-1の表示画面には、新たな動作モード状態M(2-x)に対応するリモコン制御機器2-xの映像信号が表示出力されることになる。
【0048】
上記したユーザが操作部11の動作モード切替スイッチ12を操作した場合のリモコン制御装置20の制御処理に係り、動作モード切替スイッチ12の切り替えによる新たな動作モード状態M(2-x)が、表示機器及び映像出力機器としてのTV受信機2-1の動作モード状態M(2-1)であった場合は、リモコン制御装置20は、TV受信機2-1の入力表示モードをTV受信部7の受信放送映像を画面表示する入力表示モードm1に切り替えるリモコン信号を無線送信出力するとともに、さらに次に述べる処理も併せて行う。
【0049】
この場合、リモコン制御装置20は、新たな動作モード状態M(2-x)がTV受信機2-1の動作モード状態M(2-1)であることを判別すると、制御メモリ16の視聴TVチャンネル記憶部19を参照し、その記憶されているチャンネル選局のための最新のリモコン信号データ(制御コード)、又はその際のチャンネル選局数字ボタンのデータに基づいて、このリモコン信号データ又はチャンネル選局数字ボタンに対応するTV放送を受信するためのTV受信機2-1の機器個別制御用のリモコン信号を無線送信出力する。
【0050】
そのため、動作モード切替スイッチ12の切り替えによる新たな動作モード状態M(2-x)がTV受信機2-1の動作モード状態M(2-1)であった場合は、TV受信機2-1の画面には、従前、最新に視聴していた選局チャンネルの受信放送映像が画面表示されることになる。
【0051】
図2は、本実施の形態のリモコン装置を用いたTV受信機と映像出力機器との間での映像視聴処理の具体例を示したフローチャートである。
【0052】
まず、視聴当初にあたって、ユーザは、TV受信機2-1と映像出力機器2-2を用いたAVシステムの構築を行う(図2、ステップS01)。具体的には、ユーザは、TV受信機2-1の映像入力端子4(4)に映像出力機器2-2の接続を行う。そして、ユーザは、このTV受信機2-1と映像出力機器2-2とのシステム接続状態に対応させて、リモコン装置1の初期設定を行う。この初期設定は、図1に基づき説明した制御メモリ16の切替状態−動作モード対応記憶部17、及び表示モード設定状態記憶部18のデータ初期設定である。この切替状態−動作モード対応記憶部17、及び表示モード設定状態記憶部18のデータ初期設定は、例えば、操作部11の機器操作スイッチ13に含まれるメニューボタンやチャンネル選局数字ボタンの予め定められている特殊操作等によって、ユーザにより行われる。
【0053】
その上で、ユーザは、操作部11の動作モード切替スイッチ12を切替操作して、TV受信機2-1のリモコンコード(電源投入コード)が出力される動作モード状態M(2-1)に切り替える(ステップS02)。
【0054】
そして、ユーザは、リモコン装置1の機器操作スイッチ13に含まれるリモコン電源ボタンを押してTV受信機2-1の電源を入れる(ステップS03)。
【0055】
その上で、TV放送を視聴する場合は(ステップS04)、機器操作スイッチ13に含まれるチャンネル選局数字ボタンを操作して、所望の視聴番組にチャンネルを合わせる(ステップS05)。
【0056】
これに対して、先に接続した映像出力機器2-2の映像コンテンツを視聴する場合は(ステップS06)、ユーザは、操作部11の動作モード切替スイッチ12を切替操作して、映像出力機器2-2のリモコンコード(電源投入コード)が出力される動作モード状態M(2-2)に切り替える(ステップS07)。
【0057】
この切替を受け、リモコン装置1からは、TV受信機2-1の入力表示モードを、映像出力機器2-2に対しての動作モード状態M(2-2)に対応した入力表示モードm2に切り替える機器個別制御用のリモコン信号が出力される(ステップS08)。
【0058】
この後、ユーザは、TV受信機2-1の画面上の映像出力を見て(ステップS09)、前述のステップS01で述べたリモコン装置1の初期設定、又はシステム接続に誤りがあるか否かを確認することができ、誤りがある場合には、リモコン装置1の初期設定を実際のシステム接続に合わせて再設定したり、実際のシステム接続に誤りがある場合はその機器接続をやり直す(ステップS10)。
【0059】
リモコン装置1の初期設定やシステム接続に誤りが無かった場合は、ユーザは、リモコン装置1で映像出力機器2-2を操作してその映像コンテンツを視聴することができる(ステップS11)。
【0060】
その後、ユーザが映像出力機器2-2の映像コンテンツの視聴を中断又は終了し、TV放送を視聴する場合は(ステップS12)、ユーザは、操作部11の動作モード切替スイッチ12を切替操作して、TV受信機2-1のリモコンコード(電源投入コード)が出力される動作モード状態M(2-1)に切り替える(ステップS13)。
【0061】
この切替を受け、リモコン装置1からは、TV受信機2-1の入力表示モードを、TV受信機2-1に対しての動作モード状態M(2-1)に対応した入力表示モードm1に切り替える機器個別制御用のリモコン信号が出力される(ステップS14)。これにより、TV受信機2-1の画面上には、従前、ユーザが最新に視聴していたTV放送のチャンネルの放送映像が出力される。そのため、例えば、映像コンテンツの視聴中に、その前に視聴していたTV放送の途中経過を確認する場合等は、TV受信機2-1のチャンネル選局操作を行わずとも、その前に視聴していたTV放送の内容状況を確認することができる。
【0062】
また、ユーザは、別のチャンネルのTV放送を視聴する場合は、操作部11の機器操作スイッチ13に含まれるチャンネル選局数字ボタンの操作により、所望の視聴番組を視聴できる(ステップS15)。
【0063】
また、TV受信機2-1によるTV放送、又は映像出力機器2-2の映像コンテンツの視聴をやめる場合は、ユーザはリモコン装置1の機器操作スイッチ13に含まれるリモコン電源ボタンを押してTV受信機2-1の電源を切り、視聴を終了する(ステップS16)。
【0064】
本実施の形態のリモコンは、以上説明したとおりのものであるが、本発明のリモコン装置の実施の形態はこれに限るものではない。
【0065】
例えば、図1に示したシステム例では、システム内にリモコン制御機器としての表示機器が1つである場合を例に説明したが、システム内にリモコン制御機器としての表示機器が複数ある場合でも対応可能である。
【0066】
この場合は、前述した制御メモリ16に含まれる切替状態−動作モード対応記憶部17,入力表示モード設定状態記憶部18,及び視聴TVチャンネル記憶部19の各メモリを、表示機器毎に対応させればよい。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本実施の形態のリモコン装置、及びこのリモコン装置を用いたAVシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のリモコン装置を用いたTV受信機と映像出力機器との間での映像視聴処理の具体例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0068】
1 リモコン装置
2 リモコン制御機器
2-1 TV受信機(表示機器)
2-2 DVDレコーダ(映像出力機器)
2-3 VTR(映像出力機器)
3 映像出力端子
4 映像入力端子
5 専用ケーブル
6 リモコン信号受信装置(制御コード受信装置)
7 TV受信部
11 操作部
12 動作モード切替スイッチ
13 機器操作スイッチ
14 データコードメモリ
15 リモコン信号送信装置(制御コード送信装置)
16 制御メモリ
20 リモコン制御装置
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成18年7月28日(2006.7.28)
【代理人】 【識別番号】100091096
【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔


【公開番号】 特開2008−35247(P2008−35247A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−206877(P2006−206877)