| 【発明の名称】 |
電子カメラ |
| 【発明者】 |
【氏名】内田 昇
【氏名】横田 茂
【氏名】玉木 由浩
【氏名】佐俣 英樹
【氏名】倉本 一洋
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| 【要約】 |
【課題】ヒンジ機構部に影響なくカメラ本体枠の横幅寸法及び液晶パネル支持枠の横幅寸法をそれぞれ所望の値に設定する。
【構成】カメラ本体枠11の側面11bに対して、液晶表示部14をヒンジ機構部20により開閉自在に取り付ける際に、ヒンジ機構部20は、カメラ本体枠11の上面11cのうちで一端部近傍に液晶パネル支持枠16側に向かって取り付けられ、垂直方向に沿った第1の軸(X軸)を有する第1のヒンジ21と、液晶パネル支持枠16のうちでカメラ本体枠11の上面11cの一端部側に位置する左側面16eよりも内側の上方部位に取り付けられ、第1の軸(X軸)と直交して水平方向に沿った第2の軸(Y軸)を有する第2のヒンジ22と、一端側が第1のヒンジ21を中心にして回動自在に連結され、且つ、他端側が第2のヒンジ22を中心して回動自在に連結された連結部材28と、を備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カメラ本体枠と、 液晶パネルが液晶パネル支持枠の内面に取り付けられてなる液晶表示部と、 前記カメラ本体枠の側面に対して、前記液晶表示部を開閉自在に支持するヒンジ機構部と、を備えた電子カメラにおいて、 前記ヒンジ機構部は、 前記カメラ本体枠の上面のうちで一端部近傍に前記液晶パネル支持枠側に向かって取り付けられ、垂直方向に沿った第1の軸を有する第1のヒンジと、 前記液晶パネル支持枠のうちで前記カメラ本体枠の上面の一端部側に位置する側面よりも内側の上方部位に取り付けられ、前記第1の軸と直交して水平方向に沿った第2の軸を有する第2のヒンジと、 一端側が前記第1のヒンジを中心にして回動自在に連結され、且つ、他端側が前記第2のヒンジを中心して回動自在に連結された連結部材と、を備えたことを特徴とする電子カメラ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、スチルカメラやビデオカメラなどの電子カメラにおいて、カメラ本体枠の側面の外側に液晶表示部をヒンジ機構部により開閉自在に取り付けた電子カメラに関するものである。 【背景技術】 【0002】 スチルカメラやビデオカメラなどの電子カメラでは、レンズ鏡筒内に設けた撮影レンズにより撮影した被写体像を表示するための液晶表示部がカメラ本体枠の側面の外側にヒンジ機構部により開閉自在に取り付けられている。 【0003】 この種の電子カメラにおいて、液晶表示部は、撮影レンズにより撮影した被写体像を表示する長方形状の液晶パネルと、この液晶パネルを取り付ける直方形状の液晶パネル支持枠とで構成されており、電子カメラの不使用時に、液晶パネルをカメラ本体枠の側面と対向するように液晶パネル支持枠の内面に取り付けた状態で、この液晶パネル支持枠をカメラ本体枠の側面の外側にヒンジ機構部により開閉自在に取り付けている。 【0004】 従って、電子カメラを使用しない時(不使用時)に、液晶表示部は閉じた状態であり、液晶パネル支持枠の内面に取り付けた液晶パネルをカメラ本体枠の側面に重ね合わせて液晶パネルを保護している。 【0005】 一方、電子カメラを使用する時には、液晶表示部を開いて液晶パネル支持枠の内面に取り付けた液晶パネルを使用者が目視できるようになっている。 【0006】 そして、一般的に、液晶表示部をカメラ本体枠の側面の外側に開閉自在に取り付ける場合には、カメラ本体枠の側面と、上下一対の長辺と左右一対の短辺とにより直方形状に形成された液晶パネル支持枠のうちで一方の短辺側の側面の外側中央部位との間にヒンジ機構部が取り付けられているものの、上記した構造形態のヒンジ機構部に対して一部改良を図った映像撮影記録再生装置がある(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平11−331652号公報 【0007】 図6は従来の映像撮影記録再生装置を示した斜視図であり、(a)は液晶パネル支持枠をX軸となる第1のヒンジを中心にして回動させた状態を示し、(b)は液晶パネル支持枠をY軸となる第2のヒンジを中心にして回動させた状態を示した図である。 【0008】 図6(a),(b)に示した従来の映像撮影記録再生装置100は、上記した特許文献1(特開平11−331652号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。 【0009】 図6(a),(b)に示した如く、従来の映像撮影記録再生装置100は、液晶画面付きビデオカメラレコーダとして構成されている。 【0010】 上記した従来の映像撮影記録再生装置100では、カメラ本体枠101が略直方枠状に形成されており、このカメラ本体枠101のうちで操作側となる側面101aの外側に不図示の撮影レンズで撮影した被写体像を表示するための液晶表示部102が開閉自在に取り付けられている。 【0011】 ここで、液晶表示部102は、被写体像を表示する長方形状の液晶パネル103と、この液晶パネル103を取り付ける液晶パネル支持枠104とで構成されており、映像撮影記録再生装置100の不使用時に、液晶パネル103をカメラ本体枠101の側面101aに対向するように液晶パネル支持枠104の内面104aに取り付けた状態で、この液晶パネル支持枠104をカメラ本体枠101の側面101aの外側にヒンジ機構部110により開閉自在に取り付けている。 【0012】 この際、液晶パネル支持枠104は、液晶パネル103を取り付けた内面104aと対向する外面104bと、互いに対向する上下一対の長辺と対応した上下の面104c,104dと、左右一対の短辺と対応した左右の側面104e,104fとに囲まれて内部が密閉された略直方形状の枠体に形成されている。 【0013】 また、カメラ本体枠101の側面101aの外側に液晶表示部102を開閉自在に取り付けるためのヒンジ機構部110は、カメラ本体枠101の側面101a上でこの側面101aに直交する一端面101b側の上方部位と、液晶パネル支持枠104の左側面104eの外側上方部位との間に、垂直方向(高さ方向)に沿った第1の軸(X軸)を中心にして回動する第1のヒンジ111が取り付けられ、且つ、液晶パネル支持枠104の上面104cの内側で該第1の軸(X軸)と直交して水平方向(横方向)に沿った第2の軸(Y軸)を中心にして回動する第2のヒンジ112が取り付けられている。 【0014】 尚、105はVTR系の釦、106はスピーカをそれぞれ示している。 【0015】 そして、上記のように構成された従来の映像撮影記録再生装置100を使用する場合には、まず液晶表示部102をX軸となる第1のヒンジ111を中心にして90°開く{図6(a)中の矢印(ア)の操作}。そして、その位置でY軸となる第2のヒンジ112を中心にして液晶表示部102を90°回動させる{図6(a)中の矢印(イ)の操作}。この後、液晶表示部102をX軸となる第1のヒンジ111を中心にして90°回動させて元に戻す{図6(a)中の矢印(ウ)の操作}。 【0016】 この際、図6(b)に示したように、液晶表示部102をY軸となる第2のヒンジ112を中心にして所望の角度だけ回動させた時に、カメラ本体枠101の上面101c側にこの動きを妨げるものがないために、液晶表示部102に対して十分大きな傾斜角度を確保できる旨が開示されている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0017】 ところで、上記した従来の映像撮影記録再生装置100において、液晶表示部102は、垂直方向(高さ方向)に沿った第1の軸(X軸)を中心にして回動する第1のヒンジ111と、該第1の軸(X軸)と直交して水平方向(横方向)に沿った第2の軸(Y軸)を中心にして回動する第2のヒンジ112とからなるヒンジ機構部110によりカメラ本体枠101の側面101aの外側に開閉自在に取り付けられているものの、最近、被写体を高画質で撮影するために不図示の撮像レンズは大口径化が望まれており、且つ、撮像レンズで撮影した被写体像を表示するための液晶パネル103も大画面化が望まれている。 【0018】 また、ビデオカメラにおいて、磁気テープや光ディスクなどの記録媒体の他に、小型のHDD(Hard Disc drive)や固体メモリを用いたものが開発されており、撮影レンズに対してカメラ本体枠がより小さくなる傾向がある。 【0019】 ここで、図6(a),(b)を基にして上面図,側面図,前面図を図7(a)〜(c)に示したように作成し、以下、この図7(a)〜(c)を参照して説明する。 【0020】 図7(a)〜(c)は従来の映像撮影記録再生装置を示した上面図,側面図,前面図である。 【0021】 図7(a)〜(c)に示したように、液晶パネル103を液晶パネル支持枠104の内面104aに取り付けて構成した液晶表示部102を開閉自在に支持するヒンジ機構部110のうちで第1のヒンジ111は、カメラ本体枠101の側面101a上で一端面101b側の上方部位と、液晶パネル支持枠104の左側面104eの外側上方部位との間に、垂直方向(高さ方向)に沿った第1の軸(X軸)を中心にして回動自在に取り付けられており、この際、第1のヒンジ111の軸径は例えばφDの寸法を必要とする。 【0022】 従って、第1のヒンジ111の軸径φDを考慮した場合に、カメラ本体枠101のうちで光軸方向と対応した横幅寸法L1を第1のヒンジ111の軸径φDに相当する寸法だけ広げる必要があるので、カメラ本体枠101の横幅寸法L1が大きくなってしまうと共に、液晶パネル支持枠104の横幅寸法L2を第1のヒンジ111の軸径φDに相当する寸法だけ縮める必要があるために、液晶パネル支持枠104の横幅寸法L2が小さくなってしまい、これに伴って液晶パネル支持枠104内に取り付けた液晶パネル10の横幅寸法L3も小さくなってしまう。 【0023】 一方、ヒンジ機構部110のうちで第2のヒンジ112は、液晶パネル支持枠104の上面104cの内側に沿って該第1の軸(X軸)と直交して水平方向(横方向)に沿った第2の軸(Y軸)を中心に回動自在に取り付けられているが、カメラ本体枠101の高さ寸法H1に対して液晶パネル支持枠104の高さ寸法H2は低く、例えば、不図示の撮像レンズを大口径化した場合でも液晶パネル支持枠104の高さ寸法H2を大きくすることが可能であるので、液晶パネル103の高さ寸法H3に影響を与えない。 【0024】 そこで、電子カメラの液晶表示部をカメラ本体枠の側面の外側にヒンジ機構部により開閉自在に取り付ける際に、ヒンジ機構部に影響なくカメラ本体枠の横幅寸法及び液晶パネル支持枠の横幅寸法をそれぞれ所望の値に設定でき、カメラ本体枠に対してムダなスペースを取ることなく液晶パネルの大画面化が可能な電子カメラが望まれていると共に、液晶パネルの画面サイズが16:9のように横長であっても液晶パネル支持枠の横幅寸法を縮めることなく液晶パネルの大画面化が可能な電子カメラが望まれている。 【課題を解決するための手段】 【0025】 本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、カメラ本体枠と、 液晶パネルが液晶パネル支持枠の内面に取り付けられてなる液晶表示部と、 前記カメラ本体枠の側面に対して、前記液晶表示部を開閉自在に支持するヒンジ機構部と、を備えた電子カメラにおいて、 前記ヒンジ機構部は、 前記カメラ本体枠の上面のうちで一端部近傍に前記液晶パネル支持枠側に向かって取り付けられ、垂直方向に沿った第1の軸を有する第1のヒンジと、 前記液晶パネル支持枠のうちで前記カメラ本体枠の上面の一端部側に位置する側面よりも内側の上方部位に取り付けられ、前記第1の軸と直交して水平方向に沿った第2の軸を有する第2のヒンジと、 一端側が前記第1のヒンジを中心にして回動自在に連結され、且つ、他端側が前記第2のヒンジを中心して回動自在に連結された連結部材と、を備えたことを特徴とする電子カメラである。 【発明の効果】 【0026】 請求項1記載の電子カメラによると、カメラ本体枠の側面に対して、液晶表示部をヒンジ機構部により開閉自在に取り付ける際に、ヒンジ機構部は、カメラ本体枠の上面のうちで一端部近傍に液晶パネル支持枠側に向かって取り付けられ、垂直方向に沿った第1の軸を有する第1のヒンジと、液晶パネル支持枠のうちでカメラ本体枠の上面の一端部側に位置する側面よりも内側の上方部位に取り付けられ、第1の軸と直交して水平方向に沿った第2の軸を有する第2のヒンジと、一端側が第1のヒンジを中心にして回動自在に連結され、且つ、他端側が第2のヒンジを中心して回動自在に連結された連結部材と、を備えているので、液晶パネル支持枠のうちでカメラ本体枠の上面の一端部位側に位置する側面の外側にヒンジ機構部が存在しないために、カメラ本体枠の横幅寸法及び液晶パネル支持枠の横幅寸法並びに液晶パネルの横幅寸法をそれぞれ所定の値に設定でき、これに伴って液晶パネルの大画面化が可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0027】 以下に本発明に係る電子カメラの一実施例について図1〜図5を参照して詳細に説明する。 【実施例】 【0028】 図1は本発明に係る電子カメラを説明するにあたって、液晶表示部をカメラ本体枠の側面の外側に開閉自在に支持するヒンジ機構部を設置するための空きスペースを示した前面図である。 【0029】 図1に示した如く、本発明に係る電子カメラ10は、スチルカメラやビデオカメラなどに適用可能に構成されている。 【0030】 上記した電子カメラ10では、略直方枠状に形成したカメラ本体枠11の前面11a側に大口径の撮影レンズ12を内蔵したレンズ鏡筒13が固定又は着脱自在に取り付けられている。 【0031】 また、カメラ本体枠11の前面11aと直交する一つの側面11bの外側には、撮影レンズ12により撮影した被写体像を表示するための液晶表示部14が開閉自在に取り付けられている。 【0032】 尚、本発明に係る電子カメラ10をビデオカメラとして構成した場合には、カメラ本体枠11の内部に不図示の記録再生部が設けられているので、この記録再生部で記録済みの画像を再生した場合にこの画像を液晶表示部14に表示することも可能である。 【0033】 上記した液晶表示部14は、撮影レンズ12により撮影した被写体像を表示する長方形状の液晶パネル15と、この液晶パネル15を取り付ける直方形状の液晶パネル支持枠16とで構成されており、不使用時に液晶パネル15をカメラ本体枠11の側面11bに対向するように液晶パネル支持枠16の内面16aに取り付けた状態で、この液晶パネル支持枠16をカメラ本体枠11の側面11bの外側に後述するヒンジ機構部20(図2〜図5)により開閉自在に取り付けていると共に、液晶パネル支持枠16の内面16aと対向する外面16b側は閉じられている。 【0034】 ここで、被写体を高画質で撮影するために撮像レンズ12は大口径化が図られており、且つ、カメラ本体枠11側ではレンズ鏡筒13を含めた高さ寸法H1が液晶パネル支持枠16の高さ寸法H2よりも大きく設定されているので、レンズ鏡筒13の最高部位13aと液晶パネル支持枠16の上面16cとの間に斜線で図示した空きスペースSが得られる。 【0035】 上記した空きスペースSは、不図示の固体メモリやHDDを搭載して、撮影レンズ12に対してカメラ本体枠11が相対的に小型化されているビデオカメラにおいても同様に得られるものである。 【0036】 そこで、液晶パネル支持枠16の上面16c側を二点鎖線で示した位置まで延長して液晶パネル支持枠16の高さ寸法をH2よりも高い寸法H2’に形成し、上記した空きスペースSと対応した液晶パネル支持枠16内の延長部位を利用して液晶表示部14を開閉自在に支持するためのヒンジ機構部20(図2〜図5)を後述するよう取り付けており、以下、図2〜図5を用いて具体的に説明する。この際、液晶パネル支持枠16の内面16a側に取り付けられた液晶パネル15の高さ寸法H3は液晶パネル支持枠16の高さ寸法H2’よりも当然小さく設定されている。 【0037】 図2は本発明に係る電子カメラにおいて、液晶表示部がカメラ本体枠の側面の外側で閉じている初期状態を示した斜視図、 図3(a),(b)は本発明に係る電子カメラにおいて、液晶表示部を開閉自在に支持するためのヒンジ機構部を拡大して示した斜視図,縦断面図、 図4は本発明に係る電子カメラを使用する時に、液晶パネル支持枠をX軸となる第1のヒンジを中心して回動させた状態を示した斜視図、 図5は本発明に係る電子カメラを使用する時に、液晶パネル支持枠をY軸となる第2のヒンジを中心して回動させた状態を示した斜視図である。 【0038】 尚、上記した図2,図4,図5中で、カメラ本体枠11は、不図示の撮像素子及び記録再生部の各構成部品を取り外した状態で示している。 図2に示した如く、本発明に係る電子カメラ10では、前述したように、カメラ本体枠11の前面11a側に大口径の撮像レンズ12を内蔵したレンズ鏡筒13が前方に突出して取り付けられ、且つ、液晶パネル15を液晶パネル支持枠16の内面16aに取り付けて構成した液晶表示部14がカメラ本体枠11の側面11bの外側にヒンジ機構部20により開閉自在に支持されている。 【0039】 この際、液晶パネル支持枠16は、液晶パネル15を取り付けた内面16aと対向する外面16bと、互いに対向する上下一対の長辺と対応した上下の面16c,16dと、互いに対向する左右一対の短辺と対応した左右の側面16e,16fとに囲まれて内部が密閉された略直方形状の枠体に形成されている。 【0040】 また、液晶パネル支持枠16を開閉自在に支持するためのヒンジ機構部20は、カメラ本体枠11の上面11cのうちで前面11a側の一端部近傍に、垂直方向(高さ方向)に沿った第1の軸(X軸)を有する第1のヒンジ21が液晶パネル支持枠16側に向かって取り付けられている。また、液晶パネル支持枠16のうちでカメラ本体枠11の上面11cの一端部側に位置する左側面16eよりも内側の上方部位に、該第1の軸(X軸)と直交して水平方向(横方向)に沿った第2の軸(Y軸)を有する第2のヒンジ22が取り付けられている。更に、後述する逆L字状の連結部材28(図3)の一端側が第1のヒンジ21を中心にして回動自在に連結され、且つ、他端側が第2のヒンジ22を中心にして回動自在に連結されている。 【0041】 上記からヒンジ機構部20は、先に図1で示した空きスペースSを有効に利用して取り付けられているので、液晶パネル支持枠16の左側面16eの外側にヒンジ機構部20が存在しないために、カメラ本体枠11の横幅寸法L1及び液晶パネル支持枠16の横幅寸法L2並びに液晶パネル15の横幅寸法L3をそれぞれ所定の値に設定できる。 【0042】 従って、従来例で説明したようなカメラ本体枠11の横幅寸法L1が大きくなったり、あるいは、液晶パネル支持枠16の横幅寸法L2が小さくなってしまうようなことがないので、これに伴って液晶パネル15の大画面化が可能となる。 【0043】 ここで、上記したヒンジ機構部20を図3(a),(b)に拡大して図示して具体的に説明すると、カメラ本体枠11側に取り付けられる第1のヒンジ21は、X軸となる第1フランジ付きシャフト23が略Z字状に形成された第1ブラケット24に垂直方向(高さ方向)に沿って固着されている。この際、第1フランジ付きシャフト23は、大径なフランジ部23aの中心部位に小径なシャフト部23bが一体的に垂設されており、長尺なシャフト部23bが第1ブラケット24に穿設した孔に圧入又は接着された状態で後述する逆L字状の連結ブラケット28側に向かって突出している。 【0044】 そして、第1フランジ付きシャフト23を固着した第1ブラケット24が、図2に示したカメラ本体枠11の上面11cのうちで前面11a側の一端部近傍に、カメラ本体枠11の側面11bと直交して液晶パネル支持枠16の内面16a側に向かって取り付けられている。 【0045】 図3(a),(b)に戻り、液晶パネル支持枠16に取り付けられる第2のヒンジ22は、Y軸となる第2フランジ付きシャフト25がL字状に形成された第2ブラケット26に水平方向(横方向)に沿って固着されている。この際、第2フランジ付きシャフト25は、大径なフランジ部25aの中心部位に小径なシャフト部25bが一体的に横設されており、長尺なシャフト部25bが第2ブラケット26に穿設した孔に圧入又は接着された状態で後述する逆L字状の連結ブラケット28側に向かって突出している。 【0046】 そして、第2フランジ付きシャフト25を固着した第2ブラケット26が、図2に示した液晶パネル支持枠16のうちでカメラ本体枠11の上面11cの一端部側に位置する左側面16eよりも内側の上方部位に、上記した第1ブラケット24と直交して液晶パネル支持枠16の上面16cに沿って取り付けられている。 【0047】 再び、図3(a),(b)に戻り、第1,第2フランジ付きシャフト23,25は、第1,第2ブラケット24,26の各孔を通った各シャフト部23b,25bにラバーコルクなどによる摩擦伝達部材27,27をそれぞれ嵌め込んだ後に、各シャフト部23b,25bが逆L字状に形成された連結ブラケット28の一端側及び他端側に穿設した各孔に回動自在に嵌め込まれ、更に、各シャフト部23b,25bの各先端部位がフランジ29,29を介してカシメなどにより締結されている。 【0048】 従って、第1のヒンジ21を構成する第1フランジ付きシャフト23と、第2のヒンジ22を構成する第2フランジ付きシャフト25とが逆L字状の連結ブラケット28の一端側と他端側とに連結された後には、逆L字状の連結ブラケット28の一端側がX軸となる第1フランジ付きシャフト23を中心にして矢印A1,A2方向に回動自在となると共に、逆L字状の連結ブラケット28の他端側がY軸となる第2フランジ付きシャフト25を中心にして矢印B1,B2方向に回動自在となっている。 【0049】 ここで、電子カメラ10を使用しない初期状態である時には、図2に示したように、液晶表示部14は閉じた状態であり、液晶パネル支持枠16の内面16aに取り付けた液晶パネル15をカメラ本体枠11の側面11bに重ね合わせて液晶パネル15を保護している。 【0050】 一方、電子カメラ10を使用する時には、図4及び図5に示したように、液晶表示部14を開いて液晶パネル支持枠16の内面16aに取り付けた液晶パネル15を使用者が目視できるようになっている。 【0051】 この際、図4に示した状態では、図2に示した初期状態から液晶表示部14をヒンジ機構部20のうちでX軸となる第1のヒンジ21を中心にして矢印A1方向に例えば90°回動させて開くことで、液晶パネル支持枠16の内面16aに取り付けた液晶パネル15が略垂直な姿勢を保って使用者に目視可能な状態に至る。 【0052】 また、図5に示した状態では、図4に示した状態から液晶表示部14をヒンジ機構部20のうちでY軸となる第2のヒンジ22を中心にして矢印B1方向に例えば90°回動させることで、液晶パネル支持枠16の内面16aに取り付けた液晶パネル15が略水平な姿勢を保って使用者に目視可能な状態に至る。更に、図示を省略するものの、図5に示した状態から液晶表示部14をヒンジ機構部20のうちでY軸となる第2のヒンジ22を中心にして矢印B1方向に更に90°回動させることで、液晶表示部14をレンズ鏡筒13側から目視可能な状態に至る。 【0053】 尚、図4及び図5では、液晶表示部14を第1,第2のヒンジ21,22を中心にしてそれぞれ適宜な角度回動させれば、第1,第2のヒンジ21,22にそれぞれ設けた摩擦伝達部材27,27(図2)により液晶表示部14を適宜な角度で保持できる。 【0054】 更に、液晶表示部14を図2に示した初期状態に戻す場合には、第2のヒンジ22,第1のヒンジ21の順に上記とは逆方向に回動させれば良い。 【図面の簡単な説明】 【0055】 【図1】本発明に係る電子カメラを説明するにあたって、液晶表示部をカメラ本体枠の側面の外側に開閉自在に支持するヒンジ機構部を設置するための空きスペースを示した前面図である。 【図2】本発明に係る電子カメラにおいて、液晶表示部がカメラ本体枠の側面の外側で閉じている初期状態を示した斜視図である。 【図3】(a),(b)は本発明に係る電子カメラにおいて、液晶表示部を開閉自在に支持するためのヒンジ機構部を拡大して示した斜視図,縦断面図である。 【図4】本発明に係る電子カメラを使用する時に、液晶パネル支持枠をX軸となる第1のヒンジを中心にして回動させた状態を示した斜視図である。 【図5】本発明に係る電子カメラを使用する時に、液晶パネル支持枠をY軸となる第2のヒンジを中心にして回動させた状態を示した斜視図である。 【図6】従来の映像撮影記録再生装置を示した斜視図であり、(a)は液晶パネル支持枠をX軸となる第1のヒンジを中心にして回動させた状態を示し、(b)は液晶パネル支持枠をY軸となる第2のヒンジを中心にして回動させた状態を示した図である。 【図7】(a)〜(c)は従来の映像撮影記録再生装置を示した上面図,側面図,前面図である。 【符号の説明】 【0056】 10…電子カメラ、 11…カメラ本体枠、11a…前面、11b…側面、11c…上面、 12…撮影レンズ、13…レンズ鏡筒、 14…液晶表示部、15…液晶パネル、 16…液晶パネル支持枠、16a…内面、16b…外面、16c…上面、 16d…下面、16e…左側面、16e…右側面、 20…ヒンジ機構部、21…第1のヒンジ、22…第2のヒンジ、 23…第1フランジ付きシャフト、23a…フランジ部、23b…シャフト部、 24…第1ブラケット、 25…第2フランジ付きシャフト、25a…フランジ部、25b…シャフト部、 26…第2ブラケット、 27…摩擦伝達部材、28…連結ブラケット、29…フランジ。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004329 【氏名又は名称】日本ビクター株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月28日(2006.7.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和
【識別番号】100101247 【弁理士】 【氏名又は名称】高橋 俊一
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| 【公開番号】 |
特開2008−35229(P2008−35229A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−206600(P2006−206600) |
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