トップ :: H 電気 :: H04 電気通信技術




【発明の名称】 放送受信装置
【発明者】 【氏名】池田 隆二

【要約】 【課題】電子番組表の表示方法により、ユーザが視聴する番組を制限する放送受信装置を提供する。

【構成】制御部2は、読み出した条件情報の内容と合致する視聴制限番組がEPGの中にあるか否かを判定する。視聴制限番組がEPGの中にあると判定すると、制御部2は、視聴制限番組に関する情報の表示を禁止する。そして、制御部2は、EPGを表示部32に表示するよう画像合成部6に指示する。これにより、S6では、表示部32において、例えば図5に示すようなEPGの画像が表示される。このように、EPGにおける、視聴制限番組に関する情報が表示部32に表示されなくなる。そのため、ユーザは、EPGを利用した、視聴制限番組の選局を行うことできなくなる。これにより、視聴制限を必要とする番組の視聴を制限できる。従って、視聴制限を必要とする番組を子供が視聴することを制限できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送局から伝送されてきたテレビ放送信号とその番組情報とを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記番組情報から電子番組表を作成し、前記電子番組表の表示が指示された時、前記電子番組表を表示画面に表示するための表示信号を形成する表示手段を備えるディジタルテレビジョンにおいて、
前記表示画面で表示された前記電子番組表において、視聴制限を行う番組の条件を示す条件情報を指定する視聴制限指定キーと、所望の番組のチャンネルを選択するチャンネル選択キーと、を有する操作手段と、
前記視聴制限指定キーによって指定された前記条件情報を記憶する記憶手段と、を備え、
前記表示手段は、
(1)前記電子番組表の表示が指示された時、前記記憶手段が記憶する前記条件情報の内容と合致する視聴制限番組が前記電子番組表の中にあるか否かを判定し、
前記視聴制限番組が前記電子番組表の中にあると判定すると、前記電子番組表における、前記視聴制限番組に関する情報の表示を禁止し、さらに、前記視聴制限番組に関する情報を表示していない旨を前記表示画面に表示するための表示信号を形成し、
(2)前記所望の番組のチャンネルが前記チャンネル選択キーによって選択された時、前記記憶手段が記憶する前記条件情報の内容と前記所望の番組とが合致するか否かを判定し、
前記条件情報の内容と前記所望の番組とが合致していると判定すると、パスワード入力画面を前記表示画面に表示するための表示信号を形成し、
入力されたパスワードが適正である場合のみ、前記受信手段が受信する前記テレビ放送信号から、選択されたチャンネルの前記所望の番組を前記表示画面に表示するための表示信号を形成するディジタルテレビジョン。
【請求項2】
放送局から伝送されてきたテレビ放送信号とその番組情報とを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記番組情報から電子番組表を作成し、前記電子番組表の表示が指示された時、前記電子番組表を表示画面に表示するための表示信号を形成する表示手段を備える放送受信装置において、
前記表示画面で表示された前記電子番組表において、視聴制限を行う番組の条件を示す条件情報を指定する視聴制限指定キーを有する操作手段と、
前記視聴制限指定キーによって指定された前記条件情報を記憶する記憶手段と、を備え、
前記表示手段は、
前記電子番組表の表示が指示された時、前記記憶手段が記憶する前記条件情報の内容と合致する視聴制限番組が前記電子番組表の中にあるか否かを判定し、
前記視聴制限番組が前記電子番組表の中にあると判定すると、前記電子番組表における、前記視聴制限番組に関する情報の表示を禁止する放送受信装置。
【請求項3】
前記表示手段は、前記視聴制限番組が前記電子番組表の中にあると判定すると、さらに、前記視聴制限番組に関する情報を表示していない旨を前記表示画面に表示するための表示信号を形成する請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項4】
前記操作手段は、所望の番組のチャンネルを選択するチャンネル選択キーを有し、
前記表示手段は、
前記所望の番組のチャンネルが前記チャンネル選択キーによって選択された時、前記記憶手段が記憶する前記条件情報の内容と前記所望の番組とが合致するか否かを判定し、
前記条件情報の内容と前記所望の番組とが合致していると判定すると、パスワード入力画面を前記表示画面に表示するための表示信号を形成し、
入力されたパスワードが適正である場合のみ、前記受信手段が受信する前記テレビ放送信号から、選択されたチャンネルの前記所望の番組を前記表示画面に表示するための表示信号を形成する請求項2又は3に記載の放送受信装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ放送信号から番組を選局して再生する放送受信装置に関し、ユーザが視聴する番組を制限する放送受信装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現行のディジタル放送において、放送局は、番組の他に、番組情報を放送している。詳述すると、放送局は、番組情報として、数時間先の番組内容や、チャンネル内容等を送出する。受信側の放送受信装置は、放送局側から伝送されてきた該番組情報を受信する。そして、放送受信装置は、該番組情報から電子番組表を作成し、画面上でその電子番組表をユーザに提供している。電子番組表は、例えばEPG(Electronic Program Guide)である。
【0003】
近年、放送が多チャンネル化することによって、番組の内容も多種多様化しているが、この電子番組表を利用することによって、ユーザは、選局を簡単に行うことができる。
一方、特許文献1に記載されたような放送受信装置が提案されている。
【特許文献1】特開2001−145033公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
放送される番組の中には、視聴制限を必要とする番組も存在する。視聴制限を必要とする番組とは、具体的には暴力シーンやわいせつなシーン等が含まれる番組である。
しかしながら、従来の放送受信装置において、上記の電子番組表を利用することにより、子供でも選局を簡単に行うことができてしまう。そのため、視聴制限を必要とする番組を子供が視聴してしまうことがあり、子供の教育上好ましくなかった。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決しようとするものであり、電子番組表の表示方法により、ユーザが視聴する番組を制限する放送受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の放送受信装置は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0007】
(1)放送局から伝送されてきたテレビ放送信号とその番組情報とを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記番組情報から電子番組表を作成し、前記電子番組表の表示が指示された時、前記電子番組表を表示画面に表示するための表示信号を形成する表示手段を備える放送受信装置において、
前記表示画面で表示された前記電子番組表において、視聴制限を行う番組の条件を示す条件情報を指定する視聴制限指定キーを有する操作手段と、
前記視聴制限指定キーによって指定された前記条件情報を記憶する記憶手段と、を備え、
前記表示手段は、
前記電子番組表の表示が指示された時、前記記憶手段が記憶する前記条件情報の内容と合致する視聴制限番組が前記電子番組表の中にあるか否かを判定し、
前記視聴制限番組が前記電子番組表の中にあると判定すると、前記電子番組表における、前記視聴制限番組に関する情報の表示を禁止する。
【0008】
この構成において、放送受信装置は、例えば、光ディスク装置又はテレビジョンである。電子番組表は、例えばEPG(Electronic Program Guide)である。番組情報は、例えばEPGを作成するためのデータである。条件情報は、例えばチャンネル番号、放送時間帯、又はジャンルである。表示画面は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、モニターの画面、又はテレビ受像機の画面である。
この構成では、条件情報が指定される第1の場面と、電子番組表の表示が指示される第2の場面と、を想定している。
まず、第1の場面において、ユーザは条件情報を指定する。第1の場面において指定された条件情報は、記憶手段に記憶される。ここで、条件情報の内容と合致する番組が、視聴制限番組として扱われる。
そして、第2の場面において、ユーザが電子番組表の表示を指示すると、電子番組表における、視聴制限番組に関する情報が表示されなくなる。そのため、ユーザは、電子番組表を利用した、視聴制限番組の選局を行うことできなくなる。
以上より、視聴制限を必要とする番組の視聴を制限できる。従って、視聴制限を必要とする番組を子供が視聴することを制限できる。
【0009】
(2)前記表示手段は、前記視聴制限番組が前記電子番組表の中にあると判定すると、さらに、前記視聴制限番組に関する情報を表示していない旨を前記表示画面に表示するための表示信号を形成する。
【0010】
上記(1)では、視聴制限番組に関する情報の表示を禁止した場合、視聴制限番組の一部が表示されなくなる。そのため、放送受信装置が故障しているのではないかとユーザに誤解させてしまうおそれがある。また、番組自体が放送されていないのかとユーザに誤解されてしまうおそれもある。
この構成においては、表示手段は、視聴制限番組に関する情報を表示していない旨を表示画面に表示する。
これにより、放送受信装置が故障しているのではないかとユーザに誤解させてしまうことを防止する。また、番組自体が放送されていないのかとユーザに誤解させてしまうことも防止する。
【0011】
(3)前記操作手段は、所望の番組のチャンネルを選択するチャンネル選択キーを有し、
前記表示手段は、
前記所望の番組のチャンネルが前記チャンネル選択キーによって選択された時、前記記憶手段が記憶する前記条件情報の内容と前記所望の番組とが合致するか否かを判定し、
前記条件情報の内容と前記所望の番組とが合致していると判定すると、パスワード入力画面を前記表示画面に表示するための表示信号を形成し、
入力されたパスワードが適正である場合のみ、前記受信手段が受信する前記テレビ放送信号から、選択されたチャンネルの前記所望の番組を前記表示画面に表示するための表示信号を形成する。
【0012】
この構成では、電子番組表を利用しないで、チャンネルを選択する第3の場面を想定している。
この構成においては、仮に、ユーザが電子番組表の表示を無視して視聴制限番組を選局すると、パスワード入力画面が表示される。そして、ユーザが入力したパスワードが適正でない場合、視聴制限を必要とする番組は画面に表示されない。
これにより、電子番組表を利用せずにチャンネルを選択する場合でも、ユーザは視聴制限番組を選局することができなくなる。
以上より、視聴制限を必要とする番組の視聴を一層制限できる。従って、視聴制限を必要とする番組を子供が視聴することを一層制限できる。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、視聴制限を必要とする番組の視聴を制限できる。特に、視聴制限を必要とする番組を子供が視聴することを制限できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態であるディジタルテレビジョンについて説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態であるディジタルテレビジョンの主要な構成を示すブロック図である。ディジタルテレビジョン(TV)101は、装置の各部を制御する制御部2と、選択されたチャンネル(以下、CHと称する)のテレビ放送信号を抽出するチューナ3と、抽出したテレビ放送信号をディジタルデータに復調する復調部4と、復調したディジタルデータから映像データと音声データとを分離し、両データを伸長するデコーダ5と、所望のOSD(On Screen Display)と映像データに基づく映像とを合成する画像合成部6と、映像データと音声データとの信号をアナログの信号に変換するD/A変換部8と、ユーザの操作を受付ける操作部11と、EPGデータを記憶するEPGデータ記憶部14と、制御プログラムを記憶する記憶部15と、映像を表示する表示部32と、音声を装置外部に発生するスピーカ31と、を備える。
【0016】
記憶部15は、例えばEEPROMで構成される。
制御部2は、例えばマイクロコンピュータで構成される。制御部2は、上記制御プログラムにより処理されるデータ等を展開するためのワークフィールドとしてのRAM(不図示)を内蔵する。
【0017】
操作部11に対し、EPGの表示、電源のON/OFF、チャンネルの選択、音量の調整等の命令(コマンド)が入力されると、操作部11は、該命令を制御部2に伝送する。ここで、操作部11は、所望の番組のチャンネルを選択するチャンネル選択キーを有している。また、操作部11は、リモコン装置を含む。
【0018】
チューナ3は、アンテナ30で受信しているテレビ放送信号から、制御部2により選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出(受信)し、出力する。
復調部4は、チューナ3から出力されたテレビ放送信号をディジタルデータであるトランスポートストリームに復調し、出力する。
【0019】
デコーダ5は、復調部4から出力されたトランスポートストリームから、映像データと音声データとEPGデータとを分離抽出する。ここで、分離抽出された映像データは、例えばMPEGでエンコードされている。そして、デコーダ5は、映像データをデコードし、出力する。出力された映像データは、画像合成部6を介して、D/A変換部8に入力される。また、デコーダ5は、音声データをデコードし、D/A変換部8に出力する。
【0020】
画像合成部6は、不図示の画像メモリを内蔵する。画像メモリは、例えばVRAM(Video Random Access Memory)である。画像合成部6は、制御部2から与えられる制御信号に基づいて、映像データに基づく映像と、画像メモリが記憶している文字又は図形と、を合成する。
【0021】
D/A変換部8は、デコーダ5が出力した映像データの信号をアナログの映像信号に変換し、表示部32に出力する。表示部32は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)である。また、D/A変換部8は、デコーダ5が出力した音声データの信号をアナログの音声信号に変換し、スピーカ31に出力する。
ユーザは、表示部32およびスピーカ31において、D/A変換部8から出力された映像信号に基づく映像と音声信号に基づく音声とを視聴することができる。
【0022】
ここで、制御部2、EPGデータメモリ14、画像合成部6、及びD/A変換部8が、本発明「表示手段」に相当する。記憶部15が、本発明「記憶手段」に相当する。表示部32が、本発明「表示画面」に相当する。チューナ3が、本発明「受信手段」に相当する。
【0023】
一方、デコーダ5は、該EPGデータを制御部2に出力する。
制御部2は、デコーダ5から出力されたEPGデータをEPGデータメモリ14に記録する。EPGデータメモリ14は、例えばEEPROMで構成される。そして、制御部2は、EPGの表示が指示された時、EPGデータメモリ14に記憶されているEPGデータを読出し、画像合成部6に出力する。
【0024】
画像合成部6は、EPGデータを画像データに変換する。そして、画像合成部6は、その画像データを単独で、D/A変換部8に出力する。又は、画像合成部6は、その画像データに基づく画像をデコーダ5から出力された映像データに基づく映像に合成して、合成データ(表示信号)を形成する。そして、画像合成部6は、その合成データをD/A変換部8に出力する。
これにより、表示部32において、例えば図2に示すようなEPGの画像が表示される。
【0025】
図2は、EPG画面の表示例を示す図である。近年、放送が多チャンネル化することによって、番組の内容も多種多様化しているが、ユーザは、このEPGを利用することによって、選局を簡単に行うことができる。
【0026】
ここで、放送される番組の中には、視聴制限を必要とする番組も存在する。視聴制限を必要とする番組とは、具体的には暴力シーンやわいせつなシーン等が含まれる番組である。
しかしながら、従来の放送受信装置において、EPGを利用することにより、子供でも選局を簡単に行うことができてしまう。そのため、視聴制限を必要とする番組を子供が視聴してしまうことがあり、子供の教育上好ましくなかった。
そこで、この実施形態では、以下のように構成している。
【0027】
条件情報が指定される第1の場面と、電子番組表の表示が指示される第2の場面と、に分けて説明する。まず、条件情報が指定される第1の場面について説明する。
【0028】
操作部11は、表示部32で表示されたEPGにおいて、視聴制限を行う番組の条件を示す条件情報を指定する視聴制限指定キー(不図示)を有する。
この実施形態において、条件情報は、チャンネル番号、放送時間帯、又はジャンルである。
【0029】
ユーザは、視聴制限指定キーによって、条件情報を指定する。条件情報が指定されると、制御部2は、条件情報を記憶部15に記録する。
【0030】
図3は、記憶部15に記憶されている内容を示す図である。記憶部15には、視聴制限を行う番組の複数の条件1、2、3、・・・を設定することができる。そして、記憶部15には、1つの条件設定ごとに、チャンネル番号、放送時間帯、又はジャンルの3つのパラメータを条件として指定することができる。
【0031】
チャンネル番号のフィールド(欄)には、視聴制限を行う番組のチャンネル番号が格納される。放送時間帯のフィールドには、視聴制限を行う番組の放送時間帯が格納される。ジャンルのフィールドには、視聴制限を行う番組のジャンルが格納される。
【0032】
そして、制御部2は、条件情報の内容と合致する番組を、視聴制限番組として扱う。ここで、条件情報の内容と合致する番組とは、全てのパラメータの値に一致した番組である。例えば、条件1では、2CHで放送される番組が視聴制限番組である。また、条件2では、22:00から5:59の間に放送される番組が視聴制限番組である。条件3では、22:00から5:59の間に放送される番組であってジャンルが暴力である番組が、視聴制限番組である。
なお、条件3は、条件2にジャンルを追加した条件となっているため、条件2に含まれる条件となる。
【0033】
次に、電子番組表の表示が指示される第2の場面について説明する。
図4は、本発明の実施形態であるディジタルテレビジョンにおいてEPGの表示が指示された時に制御部が行う動作を示すフローチャートである。
EPGの表示が指示されると、制御部2は、条件情報が記憶部15に記憶されているか否かを判定する(S1)。
【0034】
条件情報が記憶部15に記憶されていないと判定すると、制御部2は、通常通り、EPGを表示部32に表示し(S2、図2参照)、本処理を終了する。
【0035】
一方、条件情報が記憶部15に記憶されていると判定すると、制御部2は、記憶部15から条件情報を読み出す(S3)。
【0036】
制御部2は、読み出した条件情報の内容と合致する視聴制限番組がEPGの中にあるか否かを判定する(S4、図2及び図3参照)。この判定は、読み出した条件情報の内容とEPGデータメモリ14に記憶されているEPGデータとを制御部2が比較することにより行われる。
【0037】
視聴制限番組がEPGの中にないと判定すると、制御部2は、通常通り、EPGを表示部32に表示し(S2、図2参照)、本処理を終了する。即ちS2では、制御部2は、EPGを表示部32に表示することを許可している。
【0038】
一方、視聴制限番組がEPGの中にあると判定すると、制御部2は、視聴制限番組に関する情報の表示を禁止する(S5)。ここで、S5の処理は、例えば次の方法により行われる。S5において、制御部2はEPGデータから視聴制限番組に関する情報を消去する。若しくは、S5において、制御部2はEPGデータを変換した画像データから、視聴制限番組に関する情報を消去するよう画像合成部6に指示する。
【0039】
そして、制御部2は、EPGを表示部32に表示するよう画像合成部6に指示し(S6)、本処理を終了する。S6により、画像合成部6は、視聴制限番組に関する情報が消去されたEPGの画像データ(表示信号)を単独で、D/A変換部8に出力する。又は、画像合成部6は、視聴制限番組に関する情報が消去されたEPGの画像データを映像データに合成して合成データ(表示信号)を形成し、D/A変換部8に出力する。ここで、図3に示すように、条件1では、2CHで放送される番組が視聴制限番組である。また、条件2では、22:00から5:59の間に放送される番組が視聴制限番組である。また、条件3は、上記したように、条件2に含まれる条件である。そのため、S6では、表示部32において、例えば図5に示すようなEPGの画像が表示される。
【0040】
図5は、視聴制限番組に関する情報の表示を禁止したEPG画面の表示例を示す図である。このように、EPGにおける、視聴制限番組に関する情報が表示部32に表示されなくなる。そのため、ユーザは、EPGを利用した、視聴制限番組の選局を行うことできなくなる。
以上より、視聴制限を必要とする番組の視聴を制限できる。従って、視聴制限を必要とする番組を子供が視聴することを制限できる。
【0041】
また、本発明の実施形態は、以下の変形例を採用することができる。
【0042】
(第1変形例)
図5に示すように、視聴制限番組に関する情報の表示を禁止した場合、ディジタルテレビジョン101が故障しているのではないかとユーザに誤解されてしまうおそれがある。また、番組自体が放送されていないのかとユーザに誤解されてしまうおそれもある。
【0043】
そこで、上記図4S5の処理の際、制御部2は、視聴制限番組に関する情報を表示していない旨を表示部32で表示させる(図6参照)。この表示を行うために、視聴制限番組に関する情報を表示していない旨のメッセージを画像合成部6の画像メモリに予め記憶させておく。そして、S5の処理の際、制御部2は、そのメッセージを合成するよう画像合成部6に指示する。
これにより、ディジタルテレビジョン101が故障しているのではないかとユーザに誤解させてしまうことを防止する。また、番組自体が放送されていないのかとユーザに誤解させてしまうことも防止する。
【0044】
(第2変形例)
図7は、本発明の実施形態の第2変形例であるディジタルテレビジョンにおいてチャンネルが選択された時に制御部が行う動作を示すフローチャートである。図7では、EPGを利用しないで、チャンネルを選択する第3の場面を想定している。
【0045】
チャンネルが選択されると、制御部2は、条件情報が記憶部15に記憶されているか否かを判定する(S101)。
【0046】
条件情報が記憶部15に記憶されていないと判定すると、制御部2は、通常通り、選択されたCHの番組を表示部32に表示し(S102)、本処理を終了する。
【0047】
一方、条件情報が記憶部15に記憶されていると判定すると、制御部2は、記憶部15から条件情報を読み出す(S103)。
【0048】
そして、制御部2は、記憶部15が記憶する条件情報の内容と選択されたCHの番組とが合致するか否かを判定する(S104)。図3を用いて具体的に説明すると、選択されたCHが2CHであれば、選択されたCHの番組は、条件1の内容と合致していることになる。また、選択されたCHの番組の放送時間帯が23:00から24:00の間であれば、選択されたCHの番組は、条件2の内容と合致していることになる。
【0049】
条件情報の内容と所望の番組とが合致していないと判定すると、制御部2は、通常通り、選択されたCHの番組を表示部32に表示し(S102)、本処理を終了する。
【0050】
一方、条件情報の内容と所望の番組とが合致していると判定すると、制御部2は、パスワード入力画面を表示部32に表示する(S105)。ユーザは、このパスワード入力画面においてパスワードを操作部11から入力する。S105の処理を行うために、パスワード入力画面を画像合成部6の画像メモリに予め記憶させておく。そして、S105において、制御部2は、パスワード入力画面を合成するよう画像合成部6に指示する。また、操作部11にパスワードを入力するためのパスワード入力キー(不図示)を設けておく。
【0051】
制御部2は、入力されたパスワードが適正であるか否かを判定する(S106)。S106の判定のために、例えばパスワードを記憶部15に予め記憶させておく。そして、S106において、制御部2は、入力されたパスワードと記憶部15のパスワードとが一致するか否か判定する。
【0052】
入力されたパスワードが適正であると判定すると、制御部2は、通常通り、選択されたCHの番組を表示部32に表示し(S102)、本処理を終了する。
【0053】
一方、入力されたパスワードが適正でないと判定すると、制御部2は、操作部11から伝送されてきたCH選択の命令を無視し(S107)、本処理を終了する。
【0054】
S102、S106及びS107より、入力されたパスワードが適正である場合のみ、選択されたチャンネルの番組が表示される。そのため、仮に、ユーザがEPGの表示を無視して市長制限番組を選局しても、パスワード入力画面が表示される。そして、パスワードが適正でない場合、視聴制限番組は表示部32の画面に表示されない。
これにより、EPGを利用せずにチャンネルを選択する場合でも、ユーザは視聴制限番組を選局することができなくなる。
以上より、視聴制限を必要とする番組の視聴を一層制限できる。従って、視聴制限を必要とする番組を子供が視聴することを一層制限できる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の実施形態であるディジタルテレビジョンの主要な構成を示すブロック図
【図2】EPG画面の表示例を示す図
【図3】記憶部15に記憶されている内容を示す図
【図4】本発明の実施形態であるディジタルテレビジョンにおいてEPGの表示が指示された時に制御部が行う動作を示すフローチャート
【図5】視聴制限番組に関する情報の表示を禁止したEPG画面の表示例を示す図
【図6】視聴制限番組に関する情報の表示を禁止したEPG画面において視聴制限番組に関する情報を表示していない旨を表示した表示例を示す図
【図7】本発明の実施形態の第2変形例であるディジタルテレビジョンにおいてチャンネルが選択された時に制御部が行う動作を示すフローチャート
【符号の説明】
【0056】
2−制御部
3−チューナ
4−復調部
5−デコーダ
6−画像合成部
8−D/A変換部
11−操作部
14―EPGデータ記憶部
15−記憶部
30−アンテナ
31−スピーカ
32−表示部
101−ディジタルテレビジョン
【出願人】 【識別番号】000201113
【氏名又は名称】船井電機株式会社
【出願日】 平成18年7月28日(2006.7.28)
【代理人】 【識別番号】100084548
【弁理士】
【氏名又は名称】小森 久夫

【識別番号】100123940
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 辰一


【公開番号】 特開2008−35223(P2008−35223A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−206506(P2006−206506)