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【発明の名称】 情報処理装置
【発明者】 【氏名】冨田 尚孝

【要約】 【課題】付加ユニットの動作設定を容易かつ効率よく行うことができ、また付加ユニットを取り外しても付加ユニットの動作設定を保持することができる情報処理装置を提供する。

【構成】ファクシミリ機能等を有する本体ユニット2に、電子メール等の送受が可能なネットワーク機能を有する付加ユニット3が着脱可能となっている。本体ユニット2のCPU10によって、入力された設定データが、本体ユニット2、付加ユニット3のいずれの機能に関連するものが判別されて、本体ユニット2に備えられる記憶部11と、付加ユニット3に備えられる記憶部21とに分けて保存されるようになっている。また、本体ユニット2に備えられた操作パネル16を介して本体ユニット2及び付加ユニット3の動作設定を行うことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
付加ユニット用記憶部を有する付加ユニットの着脱が可能な情報処理装置であって、
本体ユニット用記憶部と、制御部とを備え、
前記制御部は、動作設定に関する設定データの入力を受け付けると、その設定データが本体ユニットとしての当該情報処理装置、前記付加ユニットのいずれの機能に関連するものであるかを判別し、その設定データが前記本体ユニットの機能に関連するものである場合には、その設定データを前記本体ユニット用記憶部に記憶させ、その設定データが前記付加ユニットの機能に関連するものであって前記付加ユニットが装着されている場合には、その設定データを前記付加ユニット用記憶部に記憶させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記付加ユニットが装着されていない場合は前記本体ユニット用記憶部に記憶された前記設定データに基づいて処理動作を行い、前記付加ユニットが装着されている場合は前記本体ユニット用記憶部に記憶された前記設定データ及び前記付加ユニット用記憶部に記憶された前記設定データに基づいて処理動作を行うことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
操作入力を受け付ける操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記本体ユニット及び前記付加ユニットの動作設定に関する操作入力を前記操作部を介して受け付けることを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報処理装置において、
前記情報処理装置は、ファクシミリを送受信するファクシミリ機能を少なくとも有しており、
前記付加ユニットは、ネットワークを介して電子メールを送受するネットワーク通信機能を少なくとも有しており、
前記本体ユニット用記憶部に記憶される前記設定データには、ファクシミリ番号を含む第1のアドレスデータが少なくとも含まれており、
前記付加ユニット用記憶部に記憶される前記設定データには、電子メールアドレスを含む第2のアドレスデータが少なくとも含まれていることを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記本体ユニット用記憶部に記憶される前記データには、受信ファクシミリの発信元に応じて転送先ファクシミリ番号を特定して転送処理を行うための第1の転送設定データが含まれており、
前記付加ユニット用記憶部に記憶される前記設定データには、受信ファクシミリの発信元に応じて転送先電子メールアドレスを特定して転送処理を行うための第2の転送設定データが含まれていることを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
本体ユニットと、その本体ユニットに着脱自在に装着された付加ユニットをと備えた情報処理装置であって、
前記付加ユニットは、その付加ユニットの機能に関連する設定データが記憶される付加ユニット用記憶部を備え、
前記本体ユニットは、
当該本体ユニットの機能に関連する設定データが記憶される本体ユニット用記憶部と、
前記設定データの入力を受け付けると、その設定データが前記本体ユニット、前記付加ユニットのいずれの機能に関連するものであるかを判別し、その設定データが前記本体ユニットの機能に関連するものである場合には、その設定データを前記本体ユニット用記憶部に記憶させ、その設定データが前記付加ユニットの機能に関するものであって前記付加ユニットが装着されている場合には、その設定データを前記付加ユニット用記憶部に記憶させる制御部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、付加ユニットの着脱が可能となっている情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ファクシミリ装置などの情報処理装置では、電子メールの送受信機能を有する付加ユニットが装着可能となっているものがある(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2001−156956号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような従来の情報処理装置では、本体ユニットに付加ユニットを装着した場合、付加ユニットの動作設定を本体ユニットの動作設定とは別の操作部等を介して独立して行う必要があり、設定に手間がかかるという問題がある。また、付加ユニットに設定されていた動作設定の内容が、付加ユニットを取り外した際に失われてしまうこともあった。
【0004】
そこで、本発明の解決すべき課題は、付加ユニットの動作設定を容易かつ効率よく行うことができ、また付加ユニットを取り外しても付加ユニットの動作設定を保持することができる情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、付加ユニット用記憶部を有する付加ユニットの着脱が可能な情報処理装置であって、本体ユニット用記憶部と、制御部とを備え、前記制御部は、動作設定に関する設定データの入力を受け付けると、その設定データが本体ユニットとしての当該情報処理装置、前記付加ユニットのいずれの機能に関連するものであるかを判別し、その設定データが前記本体ユニットの機能に関連するものである場合には、その設定データを前記本体ユニット用記憶部に記憶させ、その設定データが前記付加ユニットの機能に関連するものであって前記付加ユニットが装着されている場合には、その設定データを前記付加ユニット用記憶部に記憶させる。
【0006】
また、請求項2の発明では、請求項1の発明に係る情報処理装置において、前記制御部は、前記付加ユニットが装着されていない場合は前記本体ユニット用記憶部に記憶された前記設定データに基づいて処理動作を行い、前記付加ユニットが装着されている場合は前記本体ユニット用記憶部に記憶された前記設定データ及び前記付加ユニット用記憶部に記憶された前記設定データに基づいて処理動作を行う。
【0007】
また、請求項3の発明では、請求項1又は請求項2の発明に係る情報処理装置において、操作入力を受け付ける操作部をさらに備え、前記制御部は、前記本体ユニット及び前記付加ユニットの動作設定に関する操作入力を前記操作部を介して受け付ける。
【0008】
また、請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る情報処理装置において、前記情報処理装置は、ファクシミリを送受信するファクシミリ機能を少なくとも有しており、前記付加ユニットは、ネットワークを介して電子メールを送受するネットワーク通信機能を少なくとも有しており、前記本体ユニット用記憶部に記憶される前記設定データには、ファクシミリ番号を含む第1のアドレスデータが少なくとも含まれており、前記付加ユニット用記憶部に記憶される前記設定データには、電子メールアドレスを含む第2のアドレスデータが少なくとも含まれている。
【0009】
また、請求項5の発明では、請求項4の発明に係る情報処理装置において、前記本体ユニット用記憶部に記憶される前記データには、受信ファクシミリの発信元に応じて転送先ファクシミリ番号を特定して転送処理を行うための第1の転送設定データが含まれており、前記付加ユニット用記憶部に記憶される前記設定データには、受信ファクシミリの発信元に応じて転送先電子メールアドレスを特定して転送処理を行うための第2の転送設定データが含まれている。
【0010】
また、請求項6の発明では、本体ユニットと、その本体ユニットに着脱自在に装着された付加ユニットをと備えた情報処理装置であって、前記付加ユニットは、その付加ユニットの機能に関連する設定データが記憶される付加ユニット用記憶部を備え、前記本体ユニットは、当該本体ユニットの機能に関連する設定データが記憶される本体ユニット用記憶部と、前記設定データの入力を受け付けると、その設定データが前記本体ユニット、前記付加ユニットのいずれの機能に関連するものであるかを判別し、その設定データが前記本体ユニットの機能に関連するものである場合には、その設定データを前記本体ユニット用記憶部に記憶させ、その設定データが前記付加ユニットの機能に関するものであって前記付加ユニットが装着されている場合には、その設定データを前記付加ユニット用記憶部に記憶させる制御部とを備える。
【発明の効果】
【0011】
請求項1ないし6に記載の発明によれば、本体ユニットの制御部によって、入力された設定データが、本体ユニット、付加ユニットのいずれの機能に関連するものかが判別されて、本体ユニットに備えられる本体ユニット用記憶部と、付加ユニットに備えられる付加ユニット用記憶部とに分けて記憶されるようになっている。このため、ユーザが、本体ユニットの機能に関する動作設定と、付加ユニットの機能に関する動作設定とを独立して行う必要がなく、あたかも一つのユニットに対する動作設定を行っているかのようにして設定を行うことができ、付加ユニットの動作設定を容易にかつ効率よく行うことができる。
【0012】
また、付加ユニットの機能に関連する設定データは付加ユニットに備えるられる付加ユニット用記憶部に記憶されるため、付加ユニットを取り外しても付加ユニットの動作設定を保持することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、制御部が、付加ユニットが装着されていない場合は本体ユニット用記憶部に記憶された設定データに基づいて処理動作を行い、付加ユニットが装着されている場合は本体ユニット用記憶部に記憶された設定データ及び付加ユニット用記憶部に記憶された設定データに基づいて処理動作を行うため、付加ユニットの着脱に伴って制御部の処理動作を確実に切り替えることができ、処理動作に混乱が生じることがない。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、本体ユニットに備えられた操作部を介して本体ユニット及び付加ユニットの動作設定を行うことができるため、付加ユニットが装着されている場合にも1カ所の操作部により容易かつ効率よく動作設定を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置としてのファクシミリ複合装置のブロックである。このファクシミリ複合装置1は、図1に示すように、本体ユニット2と、その本体ユニット2にオプションとして着脱可能に装着される付加ユニット3とを備えて構成されている。本体ユニット2は、MFPを構成する主機器としてのファクシミリ装置であり、付加ユニット3はネットワークI/Fボードからなる従属機器としてのオプション機器であり、ファクシミリ装置1にオプションとして、LAN及びインターネットを含むネットワーク4に対する通信機能を付与するようになっている。
【0016】
本体ユニット2は、付加ユニット3を含まないそれ単体では複写機能を有する一般的なファクシミリ装置の如き構成となっており、CPU(制御部)10と、該CPU10にバスを介して接続された記憶部(本体ユニット用記憶部)11、スキャナ12、プリンタ13、モデム14、NCU15、操作パネル(操作部)16、表示部17及びI/F18とを備えている。記憶部11は、ROM、RAM等の記憶装置を備えて構成されれている。
【0017】
CPU10は、記憶部11のROMに記憶されているコンピュータプログラムに基づいてその動作に必要な様々な処理を実行する。
【0018】
記憶部11に備えられる書き換え可能なメモリには、本体ユニット2の動作設定に関する設定データなどが記憶されている。設定データとしては、対応付けられた相手先名とファクシミリ番号とを含む第1のアドレスデータ、及び、ファクシミリ受信時の本体ユニット2の動作(条件と具体的な動作内容)に関するデータなどが含まれている。
【0019】
モデム14は、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムから構成されている。また、モデム14は、同様にバスに接続されたNCU(Network Control Unit)15と直接的に接続されている。NCU15は、アナログの公衆電話回線網(PSTN)5との回線の閉結及び開放の動作を行なうハードウェアであり、必要に応じてモデム14を公衆電話回線網5と接続する。なお、ISDN用インタフェースを備えることにより、デジタル回線網(ISDN)に接続するようにしてもよい。
【0020】
操作パネル16は、ファクシミリ複合装置1を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、及びワンタッチダイヤルキー等の各種キーを備えている。
【0021】
表示部17は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置を備え、CPU10の動作状態等を表示する。なお、これに代えてタッチパネル方式の表示装置を備えることにより、前述した操作パネル16の一部又は全部を代用することも可能である。
【0022】
スキャナ12は、CCD等を利用して原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータ等を出力する。
【0023】
プリンタ13は、電子写真方式等のプリンタ装置であり、上述したスキャナ12により読み込まれたイメージデータ、ファクシミリ受信したイメージデータ等をプリントアウトする。
【0024】
以上の如く構成されたファクシミリ複合装置1に取り付けられた付加ユニット3は、それが備えるデータ受渡部(例えば、デュアルポートRAM)22を介して、ファクシミリ複合装置1のバスに接続された適宜のI/F18に繋げられている。
【0025】
付加ユニット3は、CPU(付加ユニット用制御部)20と、該CPU20にバスを介して接続された記憶部(付加ユニット用記憶部)21、データ受渡部22、及び通信I/F23とを備えている。記憶部21は、ROM及びRAM等の記憶装置を備えて構成されている。
【0026】
CPU20は、記憶部21のROMに記憶されているコンピュータプログラムに基づいてその動作に必要な様々な処理を実行する。
【0027】
記憶部21に備えられる書き換え可能なメモリには、付加ユニット3の動作設定に関する設定データなどが記憶されている。設定データとしては、対応付けられた相手先名とファクシミリ番号とを含む第2のアドレスデータ、及び、ファクシミリ又は電子メール受信時の付加ユニット3の動作(条件と具体的な動作内容)に関するデータなどが含まれている。
【0028】
通信I/F23は、付加ユニット3をネットワーク4へ接続するためのインタフェースであり、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)、SMB(Server Message Block)、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等を取り扱うための機能が備えられている。通信I/F23の具体的な機能としては、電子メールの送受、電子メールに画像データを添付して送受するインターネットファクシミリの送受、及び、LAN又はインターネットを介したデータの送受等が含まれている。
【0029】
前述した如く本実施形態のファクシミリ複合装置1の本体ユニット2は、複写機能付きの一般的なファクシミリ複合装置としての原稿読み取り機能、ファクシミリ通信機能、及びイメージデータ印字機能を有しているが、この本体ユニット2に取り付けられた付加ユニット3により、LAN、インターネット等のネットワーク4に対する通信機能が付加されている。
【0030】
具体的には、LAN上の図示しないクライアント装置等との間でイメージデータを含むデータの授受が可能であり、これによって、付加ユニット3を含むファクシミリ複合装置1をネットワークファクシミリ複合装置、ネットワークプリンタ装置、ネットワークスキャナ装置、又はインターネットファクシミリ装置等の機能を有したMFP(ネットワーク周辺機器)として利用することができるようになっている。なお、本体ユニット2側の処理動作と付加ユニット3側の処理動作との連携は、データ受渡部22を介して行われるようになっている。
【0031】
また、このような構成に関連し、ファクシミリ複合装置1では、本体ユニット2のCPU10は、付加ユニット3の装着前から、付加ユニット3の装着に対応可能な動作プログラムに基づいて動作しており、付加ユニット3の装着を検知すると、その処理動作を切り替え、本体ユニット2と付加ユニット3との両方を統括して制御するようになっている。これに伴って、付加ユニット3の機能の操作に必要な操作入力や操作情報の表示は、操作パネル16及び表示部17等により行われるようになっている。
【0032】
また、上述の如く、本体ユニット2の機能に関連する設定データは、本体ユニット2内の記憶部11に保存され、付加ユニット3の機能に関連する設定データは、付加ユニット3内の記憶部21に保存されるようになっている。
【0033】
本体ユニット2のCPU10は、操作パネル16等を介して動作設定に関する設定データの入力を受け付けると、その設定データが本体ユニット2、付加ユニット3のいずれの機能に関連するものであるかを判別し、その設定データが本体ユニット2の機能に関連するものである場合には、その設定データを記憶部11に記憶させ、その設定データが付加ユニット3の機能に関連するものであって付加ユニット3が装着されている場合には、その設定データを記憶部21に記憶させるようになっている。
【0034】
また、本体ユニット2のCPU10は、付加ユニット3が装着されていない場合には、記憶部11に保存されている本体ユニット2の機能に関連する設定データ(動作条件等)に基づいて、ファクシミリ受信等の動作処理(プリントアウトを行うか否か等)を行うようになっている。また、本体ユニット2のCPU10は、付加ユニット3が装着されている場合には、付加ユニット3のCPU20と連携し、記憶部11に保存されている本体ユニット2の機能に関連する設定データ(動作条件等)と、記憶部21に保存されている付加ユニット3の機能に関連する設定データ(動作条件等)とを組み合わせ統合し、ファクシミリ受信又は電子メール受信時等の動作処理(プリントアウトを行うか否か、転送を行うか否か、どこに転送するか、共有ホルダへ保存するか否か等)を行うようになっている。
【0035】
次に、本体ユニット2の記憶部11及び付加ユニット3の記憶部21に保存される設定データの具体例、及びそれらの記憶部11,21に保存されている設定データを用いた動作例について説明を行う。
【0036】
図2(a)は付加ユニット3が装着されていないときのファクシミリ受信時の動作設定例を示す図であり、図2(b)は付加ユニット3が装着されているときのファクシミリ等の受信時の動作設定例を示す図である。付加ユニット3の装着により、電子メールの送受が可能となるため、受信したファクシミリを電子メールにより転送する等の処理が可能となり、それに伴ってファクシミリ受信時の動作設定も変更されるのが通常である。
【0037】
具体的には、例えば図2(a)に示すように、付加ユニット3が装着されていないときは、ファクシミリ受信時の動作設定として、発信元に関する条件データA1(ファクシミリ番号)A1と、その発信元からのファクシミリの受信時の動作内容データB1(例えば、プリントアウトを行うか否か、記憶部11への保存を行うか否か等)とが対応付けられて設定データとして記憶部11に登録されるようになっている。図2(a)に示す動作設定では、ファクシミリ番号xxxxxxxxxxからのファクシミリを受信したときは、そのファクシミリがプリンタ13にてプリントアウトされるようになっている。
【0038】
また、例えば図2(b)に示すように、付加ユニット3が装着されているときは、ファクシミリ又は電子メール受信時の動作設定として、発信元に関する条件データC1(ファクシミリ番号、電子メールアドレス)と、その発信元からのファクシミリ又は電子メールの受信時の動作内容データD1(例えば、プリントアウトを行うか否か、記憶部11への保存を行うか否か、ネットワーク4内の共有ホルダ等へ保存を行うか否か等)とが対応付けられて記憶部11,21に分けて登録されるようになっている。
【0039】
図2(b)に示す動作設定例では、発信元ファクシミリ番号xxxxxxxxxxからのファクシミリを受信したとき、又は、送信元電子メールアドレスxxx@xxx.jpからの電子メールを受信したときは、そのファクシミリ又は電子メールがプリンタ13にてプリントアウトされるとともに、ファクシミリ又は電子メールをネットワーク4内の共有ホルダに設定された共有受信BOX等に保存されるようになっている。そして、このような条件データC1及び動作内容データD1のデータ要素のうち、本体ユニット2の機能に関連するデータ要素C1a,D1a(ファクシミリ番号xxxxxxxxxx、プリントアウトの要否設定)は、図3(a)に示すように記憶部11に保存されるようになっている。
【0040】
また、付加ユニット3の機能に関連するデータ要素C1b,D1b(電子メールアドレスxxx@xxx.jp、共有受信BOXへの保存の要否設定)、及び、本体ユニット2の機能に関連するデータ要素C1a,D1aと付加ユニット3の機能に関連するデータ要素C1b,D1bとの関係を規定するデータ要素C1c,D1c(ここでは「or」、「and」等)は、図3(b)に示すように記憶部21に保存されるようになっている。なお、図2(b)中の2点鎖線で囲んだ部分が記憶部21に保存され、他の部分が記憶部11に保存されるようになっている。
【0041】
このように2カ所に分けて保存されたデータ要素C1a,D1a、C2a,D2a、C3a,D3a、・・・と、データ要素C1b,C1c,D1b,D1c、C2b,C2c,D2b,D2c、C3b,C3c,D3b,D3c、・・・とは、互いに組み合わされるべきもの同士が対応付けられて、リスト化されて保存されている。
【0042】
図4は、電話帳データ(アドレスデータ)の構成例を示す図である。1件分の電話帳データは、相手先名E1a,E2a,E3a,・・・と、ファクシミリ番号E1b,E2b,E3b,・・・と、電子メールアドレスE1c,E2c,E3c,・・・とを含んでいる。この電話帳データのうち、相手先名E1a,E2a,E3a,・・・と、ファクシミリ番号E1b,E2b,E3b,・・・とは本体ユニット2の記憶部11に保存され、電子メールアドレスE1c,E2c,E3c,・・・は、付加ユニット3の記憶部21に保存されるようになっている。このように2カ所に分けて保存されたデータ要素(E1a,E2a,E3a,・・・、E1b,E2b,E3b,・・・)と、データ要素(E1c,E2c,E3c,・・・)とは、互いに組み合わされるべきもの同士が対応付けられて、リスト化されて保存されており、表示部17等への出力の際には、1つの電話帳データとして統合されて出力(表示等)されるようになっている。なお、図4中の波線で囲んだ部分が記憶部11に保存され、他の部分が記憶部21に保存されるようになっている。
【0043】
図5は、電話帳設定画面表示時の処理動作を示すフローチャートである。図5に示すように、操作パネル16等を介して電話帳設定画面の表示要求が入力されると、本体ユニット2の記憶部11から電話帳データ要素(E1a,E2a,E3a,・・・、E1b,E2b,E3b,・・・)が読み出され(ステップS1)、付加ユニット3が装着されているか否かが判断される(ステップS2)。
【0044】
付加ユニット3が装着されていない場合には、記憶部11に保存されている電話帳データ要素(E1a,E2a,E3a,・・・、E1b,E2b,E3b,・・・)のみに基づいて電話帳設定画面が形成されて表示部17等に表示される(ステップS5)。
【0045】
一方、付加ユニット3が装着されている場合には、付加ユニット3の記憶部21に保存されている電話帳データ要素(E1c,E2c,E3c,・・・)が読み出され(ステップS3)、記憶部11から読み出されたデータ要素(E1a,E2a,E3a,・・・、E1b,E2b,E3b,・・・)と、記憶部21から読み出されたデータ要素(E1c,E2c,E3c,・・・)とが一つの電話帳データに合成される(ステップS4)。そして、その合成された電話帳データに基づいて電話帳設定画面が形成され、表示部17等に表示される(ステップS5)。
【0046】
以上のように、本実施形態によれば、本体ユニット2のCPU10によって、入力された設定データが、本体ユニット2、付加ユニット3のいずれの機能に関連するものが判別されて、本体ユニット2に備えられる記憶部11と、付加ユニット3に備えられる記憶部21とに分けて保存されるようになっている。このため、ユーザが本体ユニット2の機能に関する動作設定と、付加ユニット3の機能に関する動作設定とを独立して行う必要がなく、あたかも一つのユニットに対する動作設定を行っているかのようにして設定を行うことができ、付加ユニット3の動作設定を容易にかつ効率よく行うことができる。特に、本体ユニット2に備えられた操作パネル16を介して本体ユニット2及び付加ユニット3の動作設定を行うことができるため、付加ユニット3が装着されている場合にも1カ所の操作パネル16により容易かつ効率よく動作設定を行うことができる。
【0047】
また、付加ユニット3の機能に関連する設定データは付加ユニット3の記憶部21に保存されるため、付加ユニット3を取り外しても付加ユニット3の動作設定を保持することができる。
【0048】
また、本体ユニット2のCPU10が、付加ユニット3が装着されていない場合は記憶部11に保存された設定データに基づいて処理動作を行い、付加ユニット3が装着されている場合は記憶部11に保存された設定データ及び付加ユニット3の記憶部21に保存された設定データに基づいて処理動作を行うため、付加ユニット3の着脱に伴ってCPU10の処理動作を確実に切り替えることができ、処理動作に混乱が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置としてのファクシミリ複合装置のブロックである。
【図2】図2(a)は付加ユニットが装着されていないときのファクシミリ受信時の動作設定例を示す図であり、図2(b)は付加ユニットが装着されているときのファクシミリ等の受信時の動作設定例を示す図である。
【図3】図3(a)は本体ユニットに備えられる記憶部に記憶される設定データ例を示す図であり、図3(b)は付加ユニットに備えられる記憶部に記憶される設定データ例を示す図である。
【図4】電話帳データの構成例を示す図である。
【図5】電話帳設定画面表示時の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0050】
1 ファクシミリ複合装置
2 本体ユニット
3 付加ユニット
10 CPU
11 記憶部
16 操作パネル
20 CPU
21 記憶部
【出願人】 【識別番号】000006297
【氏名又は名称】村田機械株式会社
【出願日】 平成18年7月28日(2006.7.28)
【代理人】 【識別番号】100129621
【弁理士】
【氏名又は名称】板坂 清司


【公開番号】 特開2008−35209(P2008−35209A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−206317(P2006−206317)