| 【発明の名称】 |
ネットワーク複合機及びそれを用いた情報処理システム |
| 【発明者】 |
【氏名】平尾 英典
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| 【要約】 |
【課題】パーソナルコンピュータなどの外部処理装置にインストールされているドライバのアップデート情報を簡単に取得することができるネットワーク複合機を提供する。
【構成】ファクシミリ複合装置1では、制御部11は、受信した電子メールがドライバのアップデート情報に関するドライバアップデート情報メールであると判定すると、記憶部17に記憶されている識別情報に基づいて、アップデート情報に対応するドライバが記憶されている外部処理装置31を特定し、特定した外部処理装置31にアップデート情報を送出する。外部処理装置31では、制御部41は、アップデート情報に含まれているドライバの最新バージョン情報に基づいて、記憶部45に記憶されているドライバのバージョンよりも最新バージョンの方が新しいと判定すると、アップデート指示情報を表示部42に表示させる。アップデートの実行が選択されるとインストール手順が実行される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部処理装置に記憶されているドライバによって作成された制御データに基づいて、予め定める機能動作を実行するネットワーク複合機において、 ネットワークを介して送信される電子メールを受信するメール受信手段と、 受信した電子メールが前記ドライバの最新バージョン情報を含むアップデート情報に関するドライバアップデート情報メールであるか否かを判定するメール種別判定手段と、 ドライバが記憶されている外部処理装置を識別するための識別情報とドライバの種類とが対応付けられて記憶されている識別情報記憶手段と、 前記メール種別判定手段によってドライバアップデート情報メールであると判定されたときに、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて、前記アップデート情報に対応するドライバが記憶されている外部処理装置を特定し、特定した外部処理装置に前記アップデート情報を送出するアップデート情報送出手段とを備えることを特徴とするネットワーク複合機。 【請求項2】 請求項1に記載のネットワーク複合機において、 前記ドライバのインストール時又は前記ドライバによって作成された制御データの送出時に外部処理装置から送出される識別情報に基づいて、外部処理装置と当該外部処理装置に記憶されているドライバの種類とを認識し、前記識別情報を前記識別情報記憶手段に記憶させる識別情報管理手段をさらに備えることを特徴とするネットワーク複合機。 【請求項3】 外部処理装置と、当該外部処理装置に記憶されているドライバによって作成された制御データに基づいて予め定める機能動作を実行するネットワーク複合機とを接続して構成される情報処理システムにおいて、 前記ネットワーク複合機は、ネットワークを介して送信される電子メールを受信するメール受信手段と、 受信した電子メールが前記ドライバの最新バージョン情報を含むアップデート情報に関するドライバアップデート情報メールであるか否かを判定するメール種別判定手段と、 ドライバが記憶されている外部処理装置を識別するための識別情報とドライバの種類とが対応付けられて記憶されている識別情報記憶手段と、 前記メール種別判定手段によってドライバアップデート情報メールであると判定されたときに、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて、前記アップデート情報に対応するドライバが記憶されている外部処理装置を特定し、特定した外部処理装置に前記アップデート情報を送出するアップデート情報送出手段とを備え、 前記外部処理装置は、前記アップデート情報に含まれているドライバの最新バージョン情報に基づいて、当該外部処理装置に記憶されているドライバのバージョンよりも最新バージョンの方が新しいか否かを判定するバージョン判定手段と、 前記バージョン判定手段によって最新バージョンの方が新しいと判定されたときに、ドライバのアップデートを指示するアップデート指示情報を表示すると共に、アップデートの実行が選択されると、所定のインストール手順を実行するアップデート管理手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。 【請求項4】 請求項3に記載の情報処理システムにおいて、 前記アップデート指示情報は、前記外部処理装置が記憶しているドライバのバージョンに対しての変更内容を示す変更差分情報を含むことを特徴とする情報処理システム。 【請求項5】 請求項3に記載の情報処理システムにおいて、 前記アップデート管理手段は、ドライバの更新履歴を記憶すると共に、当該更新履歴を前記アップデート指示情報と共に表示することを特徴とする情報処理システム。 【請求項6】 請求項3に記載の情報処理システムにおいて、 前記アップデート管理手段は、前記インストール手順として、予め定めるWEBサイトにアクセスしてインストールに必要なファイルをダウンロードし、インストーラを起動して最新バージョンのドライバをインストールすることを特徴とする情報処理システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークを介して他の端末装置との間でデータ通信を行う通信機能や、プリンタ機能、スキャナ機能などの複数の機能を備えたネットワーク複合機、及びこれを用いた情報処理システムに関する。 【背景技術】 【0002】 上述したネットワーク複合機と外部処理装置であるパーソナルコンピュータ(PC)とを例えばLANで接続し、使用したい機能に対応したドライバをPCにインストールすれば、前記ネットワーク複合機が備える機能を、PCからの指示で動作させることができる。例えばプリンタドライバをPCにインストールすれば、ネットワーク複合機をプリンタとして動作させることができ、また、スキャナドライバをPCにインストールすれば、スキャナとして動作させることができる。 【0003】 上記ドライバは、ネットワーク複合機の製造メーカによって定期又は不定期にアップデートされるのが一般的であり、ネットワーク複合機を好適な状態で使用する観点からは、最新バージョンのドライバをインストールしておくことが望ましい。 【0004】 特許文献1には、最新バージョンのドライバのインストールに関する技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術では、まず権限を与えられたシステム管理者が、プリンタドライバを印刷装置の記憶部に保存しておく。ユーザがPCを操作して印刷処理を実行すると、PCと印刷装置とがネットワークを介して接続され、印刷装置は記憶部のドライバのバージョンとPCにインストールされているドライバのバージョンとを比較する。PCのドライバのバージョンが古い場合は、印刷装置は、記憶部の最新のドライバをPCにダウンロードする(段落番号[0026]、[0028]、[0029]、[0030]、図3)。 【0005】 ところで、ドライバのアップデートに関する情報は、ネットワーク複合機の製造メーカのWebサイトに公開されるのが一般的であるので、ユーザはPCを操作してWebサイトにアクセスすれば、ドライバのアップデート情報を確認することができる。 【特許文献1】特開2002−278722号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 製造メーカのWebサイトでドライバのアップデート情報を確認する場合は、ユーザがPCを操作してWebサイトにアクセスする必要があり、操作が面倒である。 【0007】 そこで、本発明の解決すべき課題は、パーソナルコンピュータなどの外部処理装置にインストールされているドライバのアップデート情報を簡単に取得することができ、さらにアップデートに関する情報をユーザに提供してドライバのインストール作業の円滑化を図ることができるネットワーク複合機及びこれを用いた情報処理システムを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、外部処理装置に記憶されているドライバによって作成された制御データに基づいて、予め定める機能動作を実行するネットワーク複合機において、ネットワークを介して送信される電子メールを受信するメール受信手段と、受信した電子メールが前記ドライバの最新バージョン情報を含むアップデート情報に関するドライバアップデート情報メールであるか否かを判定するメール種別判定手段と、ドライバが記憶されている外部処理装置を識別するための識別情報とドライバの種類とが対応付けられて記憶されている識別情報記憶手段と、前記メール種別判定手段によってドライバアップデート情報メールであると判定されたときに、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて、前記アップデート情報に対応するドライバが記憶されている外部処理装置を特定し、特定した外部処理装置に前記アップデート情報を送出するアップデート情報送出手段とを備えている。 【0009】 また、請求項2の発明では、請求項1に記載のネットワーク複合機において、前記ドライバのインストール時又は前記ドライバによって作成された制御データの送出時に外部処理装置から送出される識別情報に基づいて、外部処理装置と当該外部処理装置に記憶されているドライバの種類とを認識し、前記識別情報を前記識別情報記憶手段に記憶させる識別情報管理手段をさらに備えている。 【0010】 また、請求項3の発明では、外部処理装置と、当該外部処理装置に記憶されているドライバによって作成された制御データに基づいて予め定める機能動作を実行するネットワーク複合機とを接続して構成される情報処理システムにおいて、前記ネットワーク複合機は、ネットワークを介して送信される電子メールを受信するメール受信手段と、受信した電子メールが前記ドライバの最新バージョン情報を含むアップデート情報に関するドライバアップデート情報メールであるか否かを判定するメール種別判定手段と、ドライバが記憶されている外部処理装置を識別するための識別情報とドライバの種類とが対応付けられて記憶されている識別情報記憶手段と、前記メール種別判定手段によってドライバアップデート情報メールであると判定されたときに、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて、前記アップデート情報に対応するドライバが記憶されている外部処理装置を特定し、特定した外部処理装置に前記アップデート情報を送出するアップデート情報送出手段とを備え、前記外部処理装置は、前記アップデート情報に含まれているドライバの最新バージョン情報に基づいて、当該外部処理装置に記憶されているドライバのバージョンよりも最新バージョンの方が新しいか否かを判定するバージョン判定手段と、前記バージョン判定手段によって最新バージョンの方が新しいと判定されたときに、ドライバのアップデートを指示するアップデート指示情報を表示すると共に、アップデートの実行が選択されると、所定のインストール手順を実行するアップデート管理手段とを備えている。 【0011】 また、請求項4の発明では、請求項3に記載の情報処理システムにおいて、前記アップデート指示情報は、前記外部処理装置が記憶しているドライバのバージョンに対しての変更内容を示す変更差分情報を含むようにしている。 【0012】 また、請求項5の発明では、請求項3に記載の情報処理システムにおいて、前記アップデート管理手段は、ドライバの更新履歴を記憶すると共に、当該更新履歴を前記アップデート指示情報と共に表示するようにしている。 【0013】 また、請求項6の発明では、請求項3に記載の情報処理システムにおいて、前記アップデート管理手段は、前記インストール手順として、予め定めるWEBサイトにアクセスしてインストールに必要なファイルをダウンロードし、インストーラを起動して最新バージョンのドライバをインストールするようにしている。 【発明の効果】 【0014】 請求項1に記載の発明によれば、電子メールを利用してドライバに関するアップデート情報が取得されるので、簡単かつ確実にアップデート情報を取得することができる。取得されたアップデート情報は、そのアップデート情報に対応するドライバが記憶されている外部処理装置だけに送出されるので、ドライバが記憶されていない外部処理装置やアップデート情報に対応しないドライバが記憶されている外部処理装置にアップデート情報が送出されることが防止される。 【0015】 請求項2に記載の発明によれば、外部処理装置から送出される識別情報を利用して識別情報記憶手段に対する識別情報の記憶作業が行われるので、ユーザが識別情報の入力作業等を行う必要がなく、ユーザの負担を軽減することができる。 【0016】 請求項3に記載の発明によれば、電子メールを利用してドライバに関するアップデート情報が取得されるので、簡単かつ確実にアップデート情報を取得することができる。取得されたアップデート情報は、そのアップデート情報に対応するドライバが記憶されている外部処理装置だけに送出されるので、ドライバが記憶されていない外部処理装置やアップデート情報に対応しないドライバが記憶されている外部処理装置にアップデート情報が送出されることが防止される。外部処理装置では、記憶されているドライバのバージョンよりも最新バージョンの方が新しいときに、アップデート指示情報が表示されるので、外部処理装置のユーザはドライバのアップデートが必要なときだけその旨を知ることができる。また、アップデートが選択されると、ドライバのインストール手順が実行されるので、インストール作業の円滑化を図ることができる。 【0017】 請求項4に記載の発明によれば、外部処理措置にユーザは、最新バージョンのドライバの変更内容、即ち当該外部処理装置が現在記憶しているドライバのバージョンに対して最新バージョンのドライバがどのように変更されたかを知ることができるので、最新バージョンのドライバをインストールして記憶させるか否かを判断しやすくなる。これによって、ドライバのインストール作業の円滑化を図ることができる。 【0018】 請求項5に記載の発明によれば、ドライバのアップデート指示情報と共に、ドライバの変更履歴が表示されるので、最新バージョンのドライバをインストールして記憶させるか否かを判断しやすくなる。これによって、ドライバのインストール作業の円滑化を図ることができる。 【0019】 請求項6に記載の発明によれば、ユーザが最新バージョンのドライバへのアップデートを選択すると、自動的にインストール作業が実行されるので、インストール作業の円滑化をより一層図ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 図1は、本発明の一実施形態に係るネットワーク複合機としてのファクシミリ複合装置1の構成を示すブロック図である。このファクシミリ複合装置1は、ネットワーク(例えばLAN)18を介してパーソナルコンピュータなどの複数の外部処理装置31と接続されて情報処理システムを構成している。 【0021】 ファクシミリ複合装置1の機能には、ファクシミリ機能、コピー機能、スキャナ機能、及びプリンタ機能等が含まれている。そして、ファクシミリ複合装置1の各機能に対応したドライバを外部処理装置31にインストールして記憶させることによって、外部処理装置31からの指示でファクシミリ複合装置1の機能を動作させることができる。 【0022】 ファクシミリ複合装置1は、図1に示すように、制御部11、読取部12、記録部13、表示部14、操作部15、通信部16、及び識別情報記憶手段としての記憶部17等を備えている。 【0023】 制御部11は、このファクシミリ複合装置1の制御を統括するものであり、CPU等を備えて構成されている。この制御部11には、機能要素として、メール種別判定手段としてのメール種別判定部11a、アップデート情報送出手段としてのアップデート情報送出部11b、及び識別情報管理手段としての識別情報管理部11cが備えられている。これらのメール種別判定部11a、アップデート情報送出部11b及び識別情報管理部11cの役割等については、後に詳述する。 【0024】 読取部12は、原稿の読み取りを行うものであり、ファックス送信時の原稿の読み取りや、スキャナ機能使用時の原稿の読み取り等に用いられる。記録部13は、プリンタ装置等を備えて構成され、画像データの紙等への印刷を行う。 【0025】 表示部14は液晶表示装置等によって構成され、このファクシミリ複合装置1の操作情報等の表示に用いられる。操作部15は、複数の操作ボタンやタッチパネル等により構成され、このファクシミリ複合装置1の操作に用いられる。 【0026】 通信部16は、このファクシミリ装置1の通信インターフェースとして役割を担うものである。この通信部16には、ファックス通信部21及びメール受信手段としてのネットワーク通信部22等が備えられている。ファックス通信部21は、電話回線網を介したファックスの送受信を担っている。ネットワーク通信部22は、LAN(Local Area Network)及びインターネット等の通信回線としてのネットワーク18を介したデータ通信を担っている。 【0027】 より詳細には、ファックス通信部21には、NCU(Network Control Unit)及びモデム等が備えられている。また、ネットワーク通信部22は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)、SMB(Server Message Block)、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等を取り扱うための機能が備えられている。ネットワーク通信部22の具体的な機能としては、電子メールの送受、電子メールに画像データを添付して送受するインターネットファックスの送受、及び、LAN又はインターネットを介したデータの送受等が含まれている。 【0028】 記憶部17は、ハードディスク装置等の大容量記憶装置を備えて構成されている。この記憶部17には、ドライバが記憶されている外部処理装置31を識別するための識別情報とドライバの種類とが対応付けられて記憶されている。識別情報としては、外部処理装置31に割り当てられているIPアドレスやNetBIOS名が用いられる。さらに、記憶部17の記憶内容としては、例えば、このファクシミリ複合装置1を介して送受信されたファックスの送受信データ、インターネットファックスの送受信データ、電子メールの送受信データ、スキャナ機能使用時に読み取られた画像データ、及びファクシミリ複合装置1の設定や保守管理等に関するデータ等が含まれている。 【0029】 また、各外部処理装置31には、制御部41、表示部42、操作部43、ネットワーク通信部44及び記憶部45等が備えられている。ネットワーク通信部44には、ファクシミリ複合装置1のネットワーク通信部22とほぼ同様な機能が備えられ、外部処理装置31とファクシミリ複合装置1との間で種々のデータ通信が行われるようになっている。 【0030】 記憶部45には、ファクシミリ複合装置1が備える種々の機能を実行させるためのドライバが記憶されている。例えば、プリンタ機能を実行させる場合はプリンタドライバを、スキャナ機能を実行させる場合はスキャナドライバを、それぞれ記憶部45に記憶させておく。 【0031】 例えば、外部処理装置31においてファクシミリ複合装置1での印刷が指示されると、プリンタドライバによって制御データが作成される。制御データには、プリントデータ、プリントパラメータデータ、プリンタドライバのバージョン情報、当該外部処理装置を識別するための識別情報が含まれる。この制御データは、ネットワーク18を介してファクシミリ複合装置1に送信され、ファクシミリ複合装置1では受信した制御データに基づいて印刷が行われる。なお、ドライバのインストール時には、外部処理装置31とファクシミリ複合装置1との間で種々の設定データ等の授受が行われるが、このとき当該外部処理装置31を識別するための識別情報が外部処理装置31からファクシミリ複合装置1に送信される。 【0032】 制御部41は、この外部処理装置31の制御を統括するものであり、CPU等を備えて構成されている。この制御部41には、機能要素として、バージョン判定手段としてのバージョン判定部41aと、アップデート管理手段としてのアップデート管理部41bとが備えられている。バージョン判定部41a及びアップデート管理部41bの役割等については、後に詳述する。 【0033】 表示部42は、液晶表示装置等によって構成され、外部処理装置31の操作情報等の表示に用いられる。操作部43は、複数の操作ボタンと、表示部42の表地面に重ね合わせて配置されるタッチパネル等で構成され、外部処理装置31の操作に用いられる。 【0034】 本実施形態は、外部処理装置31に記憶されているドライバに関するアップデート情報を簡単に取得し、ドライバのインストール作業の円滑化を図ることを主眼とするものである。 【0035】 次に、制御部11のメール種別判定部11a、アップデート情報送出部11b、及び識別情報管理部11cの役割等について説明する。 【0036】 メール種別判定部11aは、受信した電子メールの件名や内容を解析して、受信したメールがドライバのアップデート情報に関するアップデート情報メールであるか否かを判定する。例えば、「ドライバ」、「アップデート」及び「バージョン」の文字列が件名や内容に含まれている場合には、ドライバのアップデート情報に関するドライバアップデート情報メールであると判定する。さらに、「プリンタ」の文字列が件名や内容に含まれている場合には、プリンタドライバのアップデート情報に関するドライバアップデート情報メールであると判定し、「スキャナ」の文字列が件名や内容に含まれている場合には、スキャナドライバのアップデート情報に関するドライバアップデート情報メールであると判定する。 【0037】 アップデート情報は、ドライバの最新バージョンを示す最新バージョン情報と、最新バージョンのドライバの更新内容を示す更新内容情報とを含む。更新内容とは、以前のバージョンのドライバと比較して最新バージョンのドライバでは、どのような変更がなされたかを示す情報である。例えば、「印刷時の文字化けが改善されました」や、「新たに○○の機能が付加されました」というような情報である。 【0038】 アップデート情報送出部11bは、メール種別判定部11aによってドライバアップデート情報メールであると判定されたときに、記憶部17に記憶されている識別情報に基づいて、アップデート情報に対応するドライバが記憶されている外部処理装置31を特定し、アップデート情報を特定した外部処理装置31に送出する。 【0039】 識別情報管理部11cは、ドライバのインストール時又はドライバによって作成された制御データの送出時に外部処理装置31から送出される識別情報に基づいて、外部処理装置31と当該外部処理装置31に記憶されているドライバの種類とを認識し、識別情報を記憶部17に記憶させる。 【0040】 続いて、バージョン判定部41a及びアップデート管理部41bの役割等について説明する。 【0041】 バージョン判定部41aは、受信したアップデート情報に含まれているドライバの種別情報に基づいてドライバの種類を認識し、アップデート情報に含まれている最新バージョン情報に基づいて、外部処理装置31に記憶されている前記種類のドライバのバージョンよりも最新バージョンの方が新しいか否かを判定する。例えば、ドライバのバージョンが数値で表されており、かつ新しいバージョンにより大きな数値を付与している場合は、バージョン情報と最新バージョン情報とが同じ数値であるときにバージョンが同じであると判定し、最新バージョン情報の方がバージョン情報よりも大きい数値であるときに新しいバージョンであると判定する。 【0042】 アップデート管理部41bは、バージョン判定部41aによって最新バージョンの方が新しいと判定されたときに、ドライバのアップデートを指示するアップデート指示情報を表示部42に表示すると共に、アップデートの実行が選択されると、所定のインストール手順を実行する。アップデート指示情報は、ドライバの種類情報と、ドライバがバージョンアップしていることを示す情報と、変更差分情報とを含む。変更差分情報とは、外部処理装置31が記憶しているドライバのバージョンと最新バージョンとの違いを示す情報であり、ドライバアップデート情報メールに含まれている変更内容情報と同じである。 【0043】 図2は、プリンタドライバが記憶されている外部処理装置31の識別情報を、ファクシミリ複合装置1が記憶部17に記憶させるときの処理手順を示すフローチャートである。この処理は、プリンタドライバのインストール時、又はプリンタドライバによって作成された制御データの送出時に行われる。 【0044】 ステップS1では、外部処理装置31において、プリンタドライバが識別情報であるNetBIOS名をファクシミリ複合装置1に送信する。プリンタドライバのインストール時の場合は、プリンタドライバがファクシミリ複合装置1へ送信する種々の設定データの1つとしてNetBIOS名が送信される。制御データの送出時の場合は、制御データの一部としてNetBIOS名が送信される。 【0045】 続くステップS2では、ファクシミリ複合装置(MFP)1において、識別情報管理部11cが、受信したNetBIOS名をプリンタドライバが記憶されている外部処理装置(PC)31として記憶部17に記憶させて、処理を終了する。 【0046】 図3は、スキャナドライバが記憶されている外部処理装置31の識別情報を、ファクシミリ複合装置1が記憶部17に記憶させるときの処理手順を示すフローチャートである。この処理は、スキャナドライバのインストール時、又はスキャナドライバによって作成された制御データの送出時に行われる。 【0047】 ステップS1では、外部処理装置31において、スキャナドライバが識別情報であるNetBIOS名をファクシミリ複合装置1に送信する。スキャナドライバのインストール時の場合は、スキャナドライバがファクシミリ複合装置1へ送信する種々の設定データの1つとしてNetBIOS名が送信される。制御データの送出時の場合は、制御データの一部としてNetBIOS名が送信される。 【0048】 続くステップS2では、ファクシミリ複合装置(MFP)1において、識別情報管理部11cが、受信したNetBIOS名をスキャナドライバが記憶されている外部処理装置(PC)31として記憶部17に記憶させて、処理を終了する。 【0049】 図4は、電子メール受信時のファクシミリ複合装置1での処理手順を示すフローチャートである。この処理は、ネットワーク通信部22によって電子メールが受信されると開始される。 【0050】 ステップS21では、メール種別判定部11aにおいて、受信した電子メールがファクシミリ複合装置1の製造メーカからのドライバアップデート情報メールであるか否かが判定される。ドライバアップデート情報メールである場合は、ステップS22に進む。 【0051】 ステップS22では、メール種別判定部11aにおいて、ドライバアップデート情報メールに含まれているドライバアップデート情報が、プリンタドライバのアップデート情報であるか否かが判定される。プリンタドライバのアップデート情報である場合は、ステップS23に進む。 【0052】 ステップS23では、アップデート情報送出部11bは、プリンタドライバが記憶されている外部処理装置31を、記憶部17に記憶されているNetBIOS名で特定する。続くステップS24では、アップデート情報送出部11bは、特定した外部処理装置31のIPアドレスに、プリンタドライバに関するアップデート情報を送信して、処理を終了する。 【0053】 一方、ステップS22において、ドライバアップデート情報メールに含まれているドライバアップデート情報が、スキャナドライバのアップデート情報であると判定された場合は、ステップS25に進む。ステップS25では、アップデート情報送出部11bは、スキャナドライバが記憶されている外部処理装置31を、記憶部17に記憶されているNetBIOS名で特定する。続くステップS24では、アップデート情報送出部11bは、特定した外部処理装置31のIPアドレスに、スキャナドライバに関するアップデート情報を送信して、処理を終了する。 【0054】 また、ステップS21において、受信した電子メールがドライバアップデート情報メール以外のメールであると判定された場合は、ステップS26に進む。ステップS26では、ファクシミリ複合装置1内部に規定されている処理、即ちメール内容の保存、プリント、配信等を実行して、処理を終了する。 【0055】 図5は、アップデート情報受信時の外部処理装置31での処理手順を示すフローチャートである。この処理は、アップデート情報が受信されたときに開始される。 【0056】 ステップS31では、バージョン判定部41aが、現在使用中のドライバのバージョンよりも、ファクシミリ複合装置1から受信したアップデート情報に含まれている最新バージョン情報が示す最新バージョンの方が新しいか否かを判定する。最新バージョンの方が新しいと判定された場合は、ステップS32に進み、現在使用中のドライバのバージョンと最新バージョンとが同じであると判定された場合は、処理を終了する。 【0057】 ステップS32では、アップデート管理部41bが、以前に新しいドライバのバージョンに対してアップデートしないことが選択されたか否かを判断する。アップデートすることが選択されていた場合は、ステップS33に進み、アップデートしないことが選択されていた場合は、処理を終了する。 【0058】 ステップS33では、アップデート管理部41bがアップデート情報に基づいて、使用中のドライバより新しいドライバが存在することと、使用中のドライバから新しいドライバの変更差分情報とを、ポップアップ表示する。また、「今すぐアップデートする」のボタンと、「アップデートしない」のボタンとを表示する。これらのボタンは、操作部43を構成するタッチパネル部分に表示される。 【0059】 続くステップS34では、アップデート管理部41bにおいて、どのボタンが押下されたかを判断する。「今すぐアップデートする」ボタンが押下された場合は、ステップS35に進み、「アップデートしない」ボタンが押下された場合は、ステップS36に進む。 【0060】 ステップS35では、ファクシミリ複合装置1の製造メーカ規定のWEBサイトにアクセスして、ドライバのインストールに必要なファイルをダウンロードして、インストーラを起動する。ユーザは、インストーラの指示に従って操作を行い、新しいドライバがインストールされて記憶部45に記憶され、処理が終了する。 【0061】 一方、ステップS36では、アップデート管理部41bが、ポップアップの表示ウインドウを閉じ、さらに新しいプリンタドライバに対しては「アップデートしない」ボタンが押下されたことを記憶部45に記憶させて、処理が終了する。 【0062】 なお、外部処理装置31において、ドライバの更新履歴を記憶部45に記憶させておき、上記のステップS33で、更新履歴も表示させるようにしてもよい。この場合、ユーザは、今回のドライバのアップデートをするか否かの判断材料として更新履歴を利用することができるので、アップデートするか否かの判断をしやすくなる。 【0063】 また、ユーザがアップデートを選択した後は、何ら操作することなく、インストーラが自動的にドライバをインストールして記憶部45に記憶させるようにしてもよい。この場合、インストール時のユーザの操作が不要になるので、ドライバのインストール作業の円滑化をより一層図ることができる。 【0064】 上述した実施形態では、バージョン判定部41aを外部処理装置31側に設け、各外部処理装置31においてドライバのバージョン判定を行うようにしたけれども、バージョン判定部をファクシミリ複合装置側に設け、ファクシミリ複合装置において各外部処理装置のドライバのバージョン判定を行うようにしてもよい。 【0065】 この場合、記憶部17には、外部処理装置の識別情報と、当該外部処理装置が記憶しているドライバの種類と、そのドライバのバージョン情報とを対応付けて記憶させておく。バージョン判定部は、アップデート情報メールが受信されたときに、アップデート情報に対応するドライバが記憶されている外部処理装置について、当該外部処理装置が記憶しているドライバのバージョンよりも最新バージョンの方が新しいか否かを判定する。そして、アップデート情報送出部は、最新バージョンの方が新しいと判定された場合に、古いバージョンのドライバを記憶している外部処理装置に対して、アップデート指示情報を送出する。外部処理装置では、アップデート管理部が、受信したアップデート指示情報を表示すると共に、アップデートの実行が指示されると、所定のインストール手順を実行する。 【0066】 このようにファクシミリ複合装置側でドライバのバージョン判定を行うように構成した場合でも、上述の実施形態と同様の効果が得られる。 【図面の簡単な説明】 【0067】 【図1】本発明の一実施形態に係るネットワーク複合機としてのファクシミリ複合装置の構成を示すブロック図である。 【図2】プリンタドライバが記憶されている外部処理装置の識別情報を、ファクシミリ複合装置が記憶部に記憶させるときの処理手順を示すフローチャートである。 【図3】スキャナドライバが記憶されている外部処理装置の識別情報を、ファクシミリ複合装置が記憶部に記憶させるときの処理手順を示すフローチャートである。 【図4】電子メール受信時のファクシミリ複合装置での処理手順を示すフローチャートである。 【図5】アップデート情報受信時の外部処理装置での処理手順を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0068】 1 ファクシミリ複合装置 11 制御部 11a メール種別判定部 11b アップデート情報送出部 11c 識別情報管理部 17 記憶部 18 ネットワーク 31 外部処理装置 41 制御部 41a バージョン判定部 41b アップデート管理部 45 記憶部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006297 【氏名又は名称】村田機械株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月28日(2006.7.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100129621 【弁理士】 【氏名又は名称】板坂 清司
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| 【公開番号】 |
特開2008−35207(P2008−35207A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−206312(P2006−206312) |
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