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【発明の名称】 記録装置及びこれを用いた記録制御方法
【発明者】 【氏名】斉藤 忠司

【氏名】石川 公平

【要約】 【課題】画像読取機能付の記録装置において、原稿中に表裏が逆転して整列された原稿が混在した場合、前記表裏逆転し整列された原稿に対し、所望する面と反対の面に記録してしまっていた。

【構成】片面に画像が記録された記録媒体の表裏を判別する表裏判別手段と、画像を記録する記録面を設定する設定手段と、表裏判別手段に従い、設定手段により設定した前記記録面に画像を記録する制御手段を有することを特徴とする記録装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
片面に第1の画像が記録されたシート状の記録媒体から前記第1の画像を読取る読取手段を有し、前記記録媒体にさらに第2の画像を付加的に記録することが可能な記録装置であって、
前記記録媒体を装置内に供給する供給手段と、
前記供給手段により供給された記録媒体を記録位置まで搬送する搬送手段と、
前記搬送手段による記録媒体の搬送路において、前記記録位置よりも上流側に設けられ、前記記録媒体の表面と裏面とを判別する表裏判別手段と、
前記第2の画像を記録する記録面を設定する設定手段と、
前記表裏判別手段による判別結果に従い、前記設定手段により設定した前記記録面に前記第2の画像を記録するよう制御する制御手段を有することを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記記録媒体の片面に前記第2の画像を記録する第1の記録ヘッドと、
前記第1の記録ヘッドによって記録される面とは逆の面に前記第2の画像を記録する第2の記録ヘッドとを含む記録手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
少なくとも前記第2の画像を記録するために必要な記録データと指示とを外部装置より受信する受信手段をさらに有し、
前記指示には、前記第1の記録ヘッド及び前記第2の記録ヘッドのいずれかで記録するか、または両方の記録ヘッドで記録するかの指示が含まれており、
前記制御手段は、前記受信手段により受信した指示に従って、前記第1の記録ヘッド及び前記第2の記録ヘッドから前記第2の画像を記録するよう、前記記録手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記受信手段により受信した指示を記憶するメモリをさらに有することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記記録媒体の片面に前記第2の画像を記録する記録ヘッドを含む記録手段と、
前記記録媒体の表裏を反転させる反転手段を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項6】
前記読取手段は、
前記記録媒体の片面の画像を読取る第1のセンサと、
前記第1のセンサによって読取られる面とは逆の面の画像を読取る第2のセンサをさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の記録装置。
【請求項7】
前記読取手段は、前記記録媒体の片面の画像を読取るセンサをさらに有することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項8】
前記記録媒体の1頁分に記録された画像の画素数を計数する計数手段と、
前記計数手段により計数された画素数と予め設定された基準値とを比較する比較手段をさらに有し、
前記表裏判別手段は、前記計数手段による計数結果に基づいて前記記録媒体の表裏を判別することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の記録装置。
【請求項9】
片面に第1の画像が記録されたシート状の記録媒体から前記第1の画像を読取る読取手段を有し、前記記録媒体にさらに第2の画像を付加的に記録することが可能な記録装置の記録制御方法であって、
前記記録媒体を装置内に供給する供給工程と、
前記供給工程により供給された記録媒体を記録位置まで搬送する搬送工程と、
前記搬送工程による記録媒体の搬送路において、前記記録位置よりも上流側で、前記記録媒体の表面と裏面とを判別する表裏判別工程と、
前記第2の画像を記録する記録面を設定する設定工程と、
前記表裏判別工程による判別結果に従い、前記設定工程により設定した前記記録面に前記第2の画像を記録する制御工程を有することを特徴とする記録制御方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の表裏を判別して所望の面に記録を行う記録装置及びこれを用いた記録制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、原稿の画像を読取る画像読取装置には、原稿が読み込まれたことの確認や、その読取った原稿の内容を後で検索する目的で、原稿の端部や裏面のいずれかに記号や文字列等の記録を行う記録装置を設けられているものがあった。それらの中でも2つの記録ユニットが原稿を挟んで両側に配置され、原稿表裏面のいずれにも記録可能とすることで、利便性を向上する技術が開示されている(特許文献1参照)。また、原稿の表面と裏面を検出する技術も開示されている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平5−145714号公報
【特許文献2】特開平8−88741号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来技術においては次のような問題があった。つまり、片面に画像が記録されたシート状の記録媒体(以下、「原稿」)の画像を読取る機能を備えた従来の記録装置(以下、「画像読取機能付記録装置」)は、使用者が予め記録面として意図した面に記録が行われるよう、原稿を給送トレイにセットする。しかし、原稿中にテキスト等の画像が形成されている面(以下「表面」)と白紙面(以下「裏面」)を誤って混在して給送トレイにセットしてしまった場合、使用者が意図した面と異なる面に画像を記録してしまうという課題があった。
【0004】
この課題の具体的な説明を図14を用いて行う。図14はスキャナ給送部にセットした原稿である記録媒体の整列順と、該順で原稿読取り及び記録を行った場合の従来の画像読取機能付記録装置を用いた記録結果の例である。本例では、原稿は上部に配置されたものから順に給送され、上面が表面(下面に裏面)になるようにセットされている。図14は、使用者が表面を記録するように意図して原稿をセットした場合であるが、画像読取機能付記録装置は全ての原稿の上面に記録してしまう。図14では、使用者は誤って2枚目の記録前原稿1401を裏表逆(上面が裏面)にセットしている。このため、1枚目の記録済原稿1404、3枚目の記録済原稿1406と4枚目の記録済原稿1407は、イメージ画像1109が表面に記録されている。しかし、2枚目の原稿1405は、イメージ画像1109が裏面に記録されている。
【0005】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものである。具体的には、給送トレイにセットされた原稿の表裏にかかわらず、記録装置で使用者が意図した面(表面又は裏面)に画像を自動的に記録することを実現可能とした記録装置及びこれを用いた記録制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明は、片面に第1の画像が記録されたシート状の記録媒体から前記第1の画像を読取る読取手段を有し、前記記録媒体にさらに第2の画像を付加的に記録することが可能な記録装置であって、
前記記録媒体を装置内に供給する供給手段と、
前記供給手段により供給された記録媒体を記録位置まで搬送する搬送手段と、
前記搬送手段による記録媒体の搬送路において、前記記録位置よりも上流側に設けられ、前記記録媒体の表面と裏面とを判別する表裏判別手段と、
前記第2の画像を記録する記録面を設定する設定手段と、
前記表裏判別手段による判別結果に従い、前記設定手段により設定した前記記録面に前記第2の画像を記録するよう制御する制御手段を有することを特徴とする記録装置である。
【0007】
また、上記目的を達成するための別の発明は、片面に第1の画像が記録されたシート状の記録媒体から前記第1の画像を読取る読取手段を有し、前記記録媒体にさらに第2の画像を付加的に記録することが可能な記録装置の記録制御方法であって、
前記記録媒体を装置内に供給する供給工程と、
前記供給工程により供給された記録媒体を記録位置まで搬送する搬送工程と、
前記搬送工程による記録媒体の搬送路において、前記記録位置よりも上流側で、前記記録媒体の表面と裏面とを判別する表裏判別工程と、
前記第2の画像を記録する記録面を設定する設定工程と、
前記表裏判別工程による判別結果に従い、前記設定工程により設定した前記記録面に前記第2の画像を記録する制御工程を有することを特徴とする記録制御方法である。
【発明の効果】
【0008】
従って本発明によれば、給送トレイにセットされた原稿の表裏にかかわらずに、使用者が記録面として意図した設定面(表面又は裏面)に画像を記録することを実現可能とした画像読取機能付記録装置及びこれを用いた記録方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
なお、この明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。
【0010】
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。この明細書では、「原稿」として、「片面に画像が記録されたシート状の記録媒体」を使用している。
【0011】
以下、図面を参照して本発明の記録装置に係わる実施例について詳細に説明する。
(第1の実施例)
本実施例では、本発明の好ましい実施形態の画像読取機能付記録装置であり、原稿の画像を読取る画像読取装置であるドキュメントスキャナ(以下「スキャナ」)を接続した記録装置(以下「インプリンタ」)について説明する。
【0012】
図1は本発明の画像読取機能付記録装置にホストコンピュータ(以下「PC」)を接続した構成図を示す。スキャナ105とPC100はインタフェースケーブル104で接続されており、スキャナ105は読取った原稿の画像データをインタフェースケーブル104を介してPC100に送信する。またスキャナ105は、インプリンタ106とプリンタケーブル107で接続されており、スキャナ105は後述する制御コマンドの送受信を行うことでインプリンタ106をコントロールする。さらに、スキャナ105は、プリンタケーブル107でインプリンタ106への電源供給も行う。
【0013】
図2は本実施例で使用するPCのブロック図である。
【0014】
PC100は、入力手段であるキーボード102やマウス103とはキーボードインタフェース202とマウスインタフェース203を介して接続され、表示装置であるCRT101とはビデオコントローラ201を介して接続されている。またPC100は、MPU200がHDD(ハードディスク)206に記憶してあるアプリケーションソフトやドライバソフトをRAM205で実行することで、スキャナ105に後述する制御コマンドを外部インタフェース204を介して送信する。さらにスキャナ105から外部インタフェース204を介して受信した読取り原稿の画像データをハードディスク206に格納する。またインプリンタ106により原稿に記録する為のRAM205に格納された記録情報を後述する制御コマンドに変換し、外部インタフェース204を介してインタフェースケーブル104に出力する処理を実行する。
【0015】
図4は本実施例で使用するPC100のMPU200がハードディスク206に記憶してあるドライバソフトを実行することで、CRT101上に表示される記録情報設定画面403の説明図である。使用者は本設定画面によりインプリンタ106が原稿に記録する記録情報を設定する。テキストとイメージから構成される記録情報は原稿両面に対し設定され、テキストはテキスト設定ボックス400において任意の数字が設定可能であり、イメージはイメージ設定ボックス401により任意のイメージデータが設定可能である。さらに連番チェックボックス405により連番機能を有効にすることで、テキスト設定ボックス400で設定された数字を初期値として1、2、3、というように数字をインクリメントしながらの記録を指定可能である。そして、本機能により原稿毎に連番を記録することが可能となる。また記録原稿面設定チェックボックス402により上記設定した記録情報を記録する原稿面(表面および裏面)が指定可能である。スタート指示ボタン404はスキャナ105に読取り動作の開始を指示する。
【0016】
本実施例では、本設定画面のように設定することで、原稿表面に「001」から始まる連番を記録し、原稿裏面にイメージ画像を記録することを実現する。
【0017】
図3は本発明で使用するスキャナ105とインプリンタ106が接続されている状態の断面図である。スキャナ105は、読取原稿300を積載する給送トレイ301と、給送トレイ301に積載した読取原稿300をピックするピックアップローラ302を装備している。また、スキャナ105は、給送トレイ301の原稿の有無を検出する原稿有無センサ306と、給送された読取原稿300を搬送する搬送ローラー303と、原稿の位置を検出する原稿位置検出センサ304を装備している。また、スキャナ105は、前記原稿位置検出センサ304で検出した原稿の位置を基に原稿の上面を読取る原稿上面読取イメージセンサ305と原稿の下面を読取る原稿下面読取イメージセンサ307を装備している。さらに、スキャナ105は、原稿の排出方向を決定するフラッパ312と、排紙した原稿を積載する排紙トレイ310を装備している。フラッパ312は、搬送経路を切り替える為に手動レバー(不図示)により、読取った原稿をインプリンタ106側にストレート排紙を行うか、インプリンタ106を経由せずに排紙トレイ310にUターン排紙を行うかを切り替えて選択することが出来る。しかし、本実施例では、読取った原稿の両面にインプリンタ106において画像を記録する為、ストレート排紙を選択している。
【0018】
なお、本発明では、画像を読取る手段であるスキャナ105により画像を画素単位で読取るが、例えば、1200dpi(ドット/インチ)×1200dpiで画像を読取る場合、画素単位とは1/1200インチ×1/1200インチを示す。
【0019】
インプリンタ106には、原稿の位置を検出する位置検出センサ309と、原稿の上面に記録を行う上面記録ヘッド308と原稿の下面に記録を行う下面記録ヘッド311が原稿搬送路を挟み互いの記録面が対向するよう配設してある。
【0020】
なお、インプリンタ106はギア(不図示)を経由してスキャナ105から搬送駆動を供給される為、スキャナ105の搬送ローラー303が駆動されれば、インプリンタ106の搬送系も駆動する。原稿313はスキャナ105からストレート排紙され、インプリンタ106内に進入する。そして、原稿上面読取イメージセンサ305および原稿下面読取イメージセンサ307による読取り処理後に、位置検出センサ309により位置が管理され上面記録ヘッド308および下面記録ヘッド311による記録動作が行われる。
【0021】
図6は本実施例で使用する制御コマンドの構造を示す図である。PC100とスキャナ105間を、インタフェースケーブル104を介して送受信される制御コマンドと、スキャナ105とインプリンタ106間を、プリンタケーブル107を介して送受信される制御コマンドを示す。イメージデータコマンド601及びテキストデータコマンド602は、インプリンタ106で原稿に記録する記録情報であり、記録ヘッドIDパラメータ(「以下、記録ヘッドID」)608、609によりどちらの記録ヘッドで記録する記録情報かが指定される。具体的には記録ヘッドIDが”0”は下面記録ヘッド311を示し、”1”は上面記録ヘッド308を示す。これらの制御コマンドはPC100からスキャナ105を経由してインプリンタ106に送信される。記録開始コマンド603は、PC100からスキャナ105へは記録データ送信の終了を通知する制御コマンドとして通知し、スキャナ105からインプリンタ106へは記録開始タイミングを通知する制御コマンドとして送信する。記録開始コマンド603の記録ヘッドID610は、PC100からスキャナ105に送信される場合は、記録データが送信された記録ヘッドを指定する。具体的には、記録ヘッドIDが”0”は下面記録ヘッド311を示し、”1”は上面記録ヘッド308を指定する。またスキャナ105からインプリンタ106に送信される場合は、記録を開始する記録ヘッドを指定する。具体的には記録ヘッドIDが”0”は下面記録ヘッド311を示し、”1”は上面記録ヘッド308を、”2”は下面記録ヘッド311と上面記録ヘッド308の両面記録ヘッド示す。センサステータスコマンド604はインプリンタ106の位置検出センサ309の出力状態をステータスとして通知する制御コマンドであり、インプリンタ106からスキャナ105に定期的に送信する。原稿読取り開始コマンド605は原稿の読取り開始を通知するコマンドであり、PC100からスキャナ105に送信される。原稿読取りデータコマンド606は、スキャナ105が読取った原稿1ページ分のイメージデータであり、スキャナ105からPC100に送信される。原稿読取りデータコマンド606のセンサIDパラメータ(以下、「センサID」)611は、上下2つのイメージセンサのうちどちらのイメージセンサで読取ったイメージデータであるかを通知する。なお、原稿上面のイメージデータを読取るイメージセンサは原稿上面読取イメージセンサ305、原稿下面のイメージデータを読取るイメージセンサは原稿下面読取イメージセンサ307である。読取り終了コマンド607は、スキャナ105が給送トレイ301に次の原稿が無いので読取り処理を終了することを示すコマンドであり、スキャナ105からPC100に送信される。
【0022】
図7は本発明のスキャナとインプリンタのブロック図を示す。
【0023】
インプリンタ106のコントローラ709は、ROM714に格納された制御プログラムをRAM711を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0024】
コントローラ709はスキャナ通信インタフェース710を制御してスキャナ105からイメージデータコマンド601、テキストデータコマンド602、記録開始コマンド603を受信する。さらに、位置検出センサ309を定期的に読取りそのステータス情報をセンサステータスコマンド604としてスキャナ105へ送信する。また、イメージデータコマンド601を受信すると記録データとして記録ヘッドID608に設定されている記録ヘッドIDに応じてRAM711に確保されたビットマップメモリにビットマップ展開する。また、テキストデータコマンド602を受信すると対応するテキストデータに対応するフォントデータをROM714から読出す。そして、記録データとして記録ヘッドID609に設定されている記録ヘッドIDに応じてRAM711に確保されたビットマップメモリにビットマップ展開する。ここで、ビットマップメモリには、上面記録ヘッド用のビットマップメモリ715及び下面記録ヘッド用のビットマップメモリ716がある。上面記録ヘッド用のビットマップメモリ715は下面記録ヘッド311で記録する為の記録データが保存されている領域であり、本領域の記録情報を下面記録ヘッド311に転送することで記録を行う。また、下面記録ヘッド用のビットマップメモリ716は上面記録ヘッド308で記録する為の記録データが保存されている領域であり上面記録ヘッド308に本領域の記録情報を転送することで記録を行う。記録開始コマンド603を受信すると、記録ヘッドID610に設定されている記録ヘッドIDに応じて上面記録ヘッド308又は下面記録ヘッド311又はその両方の記録ヘッドを駆動する。そして、原稿の上面または下面またはその両方にインクを吐出して記録を行う。
【0025】
スキャナ105のコントローラ700は、ROM701に格納された制御プログラムを、RAM704を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0026】
コントローラ700はホスト通信インタフェース706を経由してPC100から受信したイメージデータコマンド601及びテキストデータコマンド602を、インプリンタ通信インタフェース707を制御してインプリンタ106に送信する。さらにインプリンタ通信インタフェース707を制御してインプリンタ106からセンサステータスコマンドを受信する。さらにコントローラ700は給送モータ(不図示)とピックアップモータ(不図示)からなる原稿給送手段708を制御して給送トレイ301上の原稿300を分離及び給送し、搬送モータ(不図示)からなる原稿搬送機構702を制御して原稿300を搬送する。原稿位置検出センサ304は、原稿搬送機構702により搬送された原稿300の位置を検出する。コントローラ700は原稿位置検出センサ304により検出した原稿位置に基づき、原稿上面読取イメージセンサ305および原稿下面読取イメージセンサ307であるイメージセンサ705を制御する。そして原稿300に形成されている画像を読取り、いずれの読取りセンサで読取ったデータかを判別できるようにセンサID611を付加しホスト通信インタフェース706を制御して読取った画像データをPC100へ送信する。
【0027】
また、インプリンタ106から受信したセンサステータスコマンド604により原稿の先端を検出すると、原稿が記録位置に到達したと認識する。そして、記録開始コマンド603をインプリンタ通信インタフェース707を制御してインプリンタ106に送信し、インプリンタ106の記録開始を指示する。
【0028】
図8は本実施例における原稿読取り機能付記録装置の記録処理を含む原稿読取り処理のフローチャートであり、スキャナ105のコントローラ700は、ROM701に格納された制御プログラムをRAM704を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0029】
電源が投入され初期化処理が完了すると、原稿読取り開始コマンド605を受信するのを待つ(ステップS800が「NO」)。原稿読取り開始コマンド605を受信する(ステップS800が「YES」)と、ステップS801により搬送を開始し、ステップS802により給送トレイ301の原稿300を1枚分離して給送する。さらに、原稿位置検出手段703により検出した原稿位置に基づき、原稿の先端がイメージセンサ305、307位置に移動するのを待ち、ステップS803の画像読取り処理により、原稿両面の画像の読取りを行う。そして、読取ったデータにいずれの読取りセンサで読取ったデータかを判別できるように読取り、センサID611を付加し原稿読取りデータコマンド606に変換してPC100に送信する。さらにステップS804の記録処理が終了すると、ステップS805により搬送中の原稿を排紙トレイ310まで排紙する。続いて原稿有無センサ306の出力により給送トレイ301の原稿の有無をチェックし、給送トレイ301に原稿が有る場合(ステップS806が「NO」)、ステップS802により給送トレイ301の原稿300を1枚分離し、そして給送する。また、給送トレイに原稿が無い場合(ステップS806が「YES」)は、ステップS807により搬送を停止し、ステップS808により読取り終了コマンド607をPC100に送信する。
【0030】
図9は本実施例におけるPCの画像データ解析処理を含む原稿読取り処理を示すフローチャートであり、ハードディスク206に格納されたドライバソフトにより、MPU200がRAM205を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0031】
使用者がドライバソフトの記録情報設定画面403にて、テキスト設定ボックス400やイメージ設定ボックス401により、原稿に記録するイメージやテキストを設定し、さらに連番チェックボックス405により連番機能の有効/無効が設定される。さらに記録原稿面設定チェックボックス402により原稿の記録面を設定し、続いてスタート指示ボタン404押下により読取り開始の指示を行うと、本処理が起動する。ステップS900によりスキャナ105に原稿読取り開始コマンド605を送信すると、続いてステップS901によりスキャナ105から読取り終了コマンド607を受信したかチェックする。読取り終了コマンド607を受信していれば(ステップS901「YES」)、スキャナ105の給送トレイ301に次の原稿が無い為、本処理を終了する。また、読取り終了コマンドを受信していなければ(ステップS901が「NO」)、スキャナから原稿上面読取イメージセンサ305が読取ったイメージ画像データを受信したかステップS902によりチェックする。ここで、前記イメージ画像データとは、センサID611が原稿上面読取イメージセンサを示す原稿読取りデータコマンド606(以下、「原稿上面読取りデータコマンド」)を示す。原稿上面読取りデータコマンドを受信していれば(ステップS902「YES」)、原稿上面読取りデータコマンド606内の1頁分の読取り画像データ中の黒色の画素(以下、「黒画素」)の割合(画素数)と基準値を比較する。なお、この基準値は、予めPC100上で自由に設定できるものとする。黒画素の割合が基準値を超える場合(ステップS903が「YES」)は原稿表面が上面にセットされたと判断する。続いてステップS904により記録情報画面403の記録原稿面設定チェックボックス402の表面が選択されており、さらに原稿表面に対するイメージが設定されているかを確認する。これを満たす場合(ステップS904が「YES」)は、ステップS905により記録ヘッドID608を上面記録ヘッド”1”に設定したイメージデータコマンド601をスキャナ105に送信する。同様に、ステップS906により記録原稿面設定チェックボックス402の表面が選択されており、さらにテキストが設定されているかを確認する。これを満たす場合(ステップS906が「YES」)、ステップS907により記録ヘッドID609を上面記録ヘッド”1”に設定したテキストデータコマンド602をスキャナ105に送信する。さらに記録データがある場合(テキストデータ又はイメージデータ又はその両方を送信している場合)に該当するかをステップS908により確認する。さらに記録データがある場合(ステップS908が「YES」)、ステップS909により記録ヘッドID610を上面記録ヘッド”1”に設定した記録開始コマンド603を送信する。また、ステップS912により記録情報画面403により記録原稿面設定チェックボックス402の裏面が選択されており、さらに原稿裏面に対するイメージが設定されている場合に該当するかを確認する。これを満たす場合(ステップS912が「YES」)は、ステップS913により記録ヘッドID608を下面記録ヘッド”0”に設定したイメージデータコマンド601をスキャナ105に送信する。同様に記録原稿面設定チェックボックス402の裏面が選択されており、さらに原稿裏面にテキストが設定されている場合に該当するかを確認する。これを満たす場合(ステップS914が「YES」)、ステップS915により記録ヘッドID608を下面記録ヘッド”0”に設定したテキストデータコマンド602をスキャナ105に送信する。そして、ステップS916によりさらに記録データがある場合(テキストデータ又はイメージデータ又はその両方を送信している場合)に該当するかを確認する。さらに記録データがある場合は(ステップS916がYES)、ステップS917により記録ヘッドID610を下面記録ヘッド”0”に設定した記録開始コマンド603を送信する。
【0032】
他方、黒画素の割合が基準値を超えない場合(ステップS903が「NO」)は、原稿表面が下面にセットされたと判断する。続いて記録情報画面403により記録原稿面設定チェックボックス402の表面が選択されており、さらに原稿表面に対するイメージが設定されているかを確認する。これを満たす場合(ステップS918が「YES」)、ステップS919により記録ヘッドID608を下面記録ヘッド”0”に設定したイメージデータコマンド601をスキャナ105に送信する。同様に記録原稿面設定チェックボックス402の表面が選択されており、さらにテキストが設定されているかを確認する。これを満たす場合(ステップS920が「YES」)、ステップS921により記録ヘッドID609を下面記録ヘッド”0”に設定したテキストデータコマンド602をスキャナ105に送信する。さらに記録データがある場合(テキストデータ又はイメージデータ又はその両方を送信している場合)に該当するかステップS922により確認する。さらに記録データがある場合(ステップS922が「YES」)、ステップS923により記録ヘッドID610を下面記録ヘッド”0”に設定した記録開始コマンド603を送信する。また記録情報画面403により記録原稿面設定チェックボックス402の裏面が選択されており、さらに原稿裏面に対するイメージが設定されている課を確認する。これを満たす場合(ステップS924が「YES」)、ステップS925により記録ヘッドID608を上面記録ヘッド”1”に設定したイメージデータコマンド601をスキャナ105に送信する。同様に記録原稿面設定チェックボックス402の裏面が選択されており、さらに原稿裏面にテキストが設定されているかを確認する。これに該当する場合(ステップS926が「YES」)、ステップS927により記録ヘッドID608を上面記録ヘッド”1”に設定したテキストデータコマンド602をスキャナ105に送信する。さらに記録データがある場合(テキストデータ又はイメージデータ又はその両方を送信している場合)に該当するかをステップS928により確認する。さらに記録データがある場合(ステップS928が「YES」)、ステップS929により記録ヘッドID610を上面記録ヘッド”1”に設定した記録開始コマンド603を送信する。一連のデータ送信が終了すると、連番インクリメント処理930にて表裏面データで連番指定がある場合、所定のテキストデータのインクリメントを行う。
【0033】
図5は本実施例におけるスキャナ105のインプリンタの制御処理を示すフローチャートであり、スキャナ105のコントローラ700は、ROM701に格納された制御プログラムをRAM704を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0034】
画像読取り処理から本処理が起動されると、本処理はインプリンタ106から受信するセンサステータスコマンド604で位置検出センサ309のステータスを監視することでインプリンタ106に搬送される原稿の位置を検出する。まずステップS501によりスキャナ105はPC100からイメージデータコマンド601受信しているかどうかチェックする。イメージデータコマンド601を受信している場合(ステップS501が「YES」)、ステップS502によりインプリンタ106にPC100から受信したイメージデータコマンド601を送信する。続いてステップS503によりテキストデータコマンド602を受信しているかどうかチェックし、受信している場合(ステップS503が「YES」)は、同様にステップS504によりテキストデータコマンド602を送出する。続いてインプリンタ106の位置検出センサ309をチェックし、位置検出センサ309で原稿の先端を検知しているか確認する。原稿の先端を検知していれば(ステップS505が「YES」)、続いてステップS506により記録開始コマンド603を受信しているかチェックする。記録開始コマンドを受信していなければ(ステップS506が「NO」)、記録データは無いと判断し本記録処理を終了する。上面および下面の記録開始コマンド603を受信していれば(ステップS507が「YES」)、ステップS508により記録ヘッドID610を両面”2”にセットする。そしてステップS512により記録開始コマンド603をインプリンタ106に送信する。また上面の記録開始コマンド603のみを受信してれば(ステップS509が「YES」)、ステップS510により記録ヘッドID610を上面”1”にセットし、ステップS512により記録開始コマンド603をインプリンタ106に送信する。また下面の記録開始コマンド603のみを受信してれば(ステップS509が「NO」)、ステップS511により記録ヘッドID610を下面”0”にセットし、ステップS512により記録開始コマンド603をインプリンタ106に送信する。他方、位置検出センサ309で原稿の先端を検知していなければ(ステップS505が「NO」)本処理を継続する。
【0035】
図10は本実施例におけるインプリンタの制御コマンド受信処理のフローを示すフローチャートであり、インプリンタ106のコントローラ709は、ROM714に格納された制御プログラムを、RAM711を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0036】
電源が投入され初期化処理が完了すると、本処理が起動される。スキャナ105から制御コマンドを受信(ステップS1000が「YES」)するとコマンド解析を行い、コマンドに対応した処理を行う。受信した制御コマンドがイメージデータコマンド601の場合(ステップS1001が「YES」)は、ステップS1002により記録ヘッドID608から上面記録ヘッド用のイメージデータかチェックする。上面記録ヘッド用のイメージデータであれば、ステップS1003により上面イメージデータ展開処理にてイメージデータを上面記録ヘッド用のビットマップメモリにビットマップ展開する。また、下面記録ヘッド用のイメージデータであれば、ステップS1004により下面イメージデータ展開処理にてイメージデータを下面記録ヘッド用のビットマップメモリにビットマップ展開する。続いて受信した制御コマンドがテキストデータコマンド602の場合(ステップS1005が「YES」)は、ステップS1006により記録ヘッドID609から上面記録ヘッド用のテキストデータかチェックする。上面記録ヘッド用のテキストデータであれば、ステップS1007により上面テキストデータ展開処理にて、ROM714より対応するフォントデータを読出し、上面記録ヘッド用のビットマップメモリにビットマップ展開する。また、下面記録ヘッド用のテキストデータであれば、ステップS1008により下面テキストデータ展開処理にてROM714より対応するフォントデータを読出し、下面記録ヘッド用のビットマップメモリにビットマップ展開する。また、受信した制御コマンドが記録開始コマンド603の場合(ステップS1009が「YES」)は、記録ヘッドID610に設定されている記録ヘッドIDに応じて記録を行う。具体的には、ステップS1010による上面記録ヘッド308のみでの記録、又はステップS1011による下面記録ヘッド311のみでの記録、又はステップS1012による両方の記録ヘッドでの記録を行う。
【0037】
図11は本実施例における記録例を説明する図である。本例では3枚目の原稿がその他の原稿と表裏逆に給送トレイ301に積載された原稿4枚に対して、原稿表面に連番1110を、原稿裏面にイメージ画像1109を記録した際の記録結果である。
【0038】
1101〜1104は排紙トレイ310に排紙された記録済原稿を、原稿上面(給送トレイ301に積載された際の上面)から見た図であり、1105〜1108は原稿下面から見た図である。1枚目の原稿は、原稿上面に黒画素が多く存在するため、原稿上面を表面と判別し、原稿上面1101に連番1110、原稿下面1105にイメージ画像1109が記録される。同様に2枚目の原稿も、原稿上面1102に連番1110、原稿下面1106にもイメージ画像1109が記録される。しかし、3枚目の原稿は、原稿上面1103は黒画素が基準値より少なく表面と判断されない。このため、原稿下面が表面と判断され、原稿上面1103にイメージ画像1109、原稿下面1107に連番1110が記録される。4枚目の原稿は、原稿上面1104は黒画素が多く存在し表面と判断されるため、原稿上面1104に連番1110、原稿下面1108にイメージ画像1109が記録される。
【0039】
このように本実施例では、PC100においてスキャナ105が読取った原稿から画像が形成されている原稿面を判断し、前記画像が形成されている原稿面に応じてインプリンタにて記録画像を記録する面をコントロールする。これより、原稿の表裏面が整列されていない原稿に対しても、正しい面に記録画像を記録することが可能である。
【0040】
また第1の実施例では、原稿の読取りイメージセンサを2つ使用して原稿の両面を読取り可能な構成とした。しかし、1つのイメージセンサを使用し、複写機等で一般的に採用されている原稿表裏反転機構により片面を読取った原稿を表裏反転させ再度逆の面を読取ることで両面を読取る構成としても良い。
【0041】
また第1の実施例では、2個の記録ヘッドを使用して原稿の両面に記録可能な構成とした。しかし、1つの記録ヘッドを使用し、複写機等で一般的に採用されている原稿表裏反転機構により片面を記録する手段を第1の記録手段とし、原稿を表裏反転させ再度逆の面を記録することを第2の記録手段とすることで両面を記録する構成としても良い。
(第2の実施例)
本実施例で使用する原稿読取り機能付記録装置の構成は、第1の実施例と同様であるため、その説明は省略する。
【0042】
図12は本実施例におけるスキャナ105の画像読取処理を示すフローチャートである。ステップS1201により、給送トレイ301から搬送される原稿301が原稿読取イメージセンサ305、307に到達すると、原稿読取イメージセンサ305、307により画像読取り処理が行われる。続いてステップS1202により、画像読取り処理において原稿上面読取イメージセンサ305が読み込んだ画像データからの黒画素数と、基準値設定手段により設定した基準値を比較する。基準値より多い場合、原稿表面が上面にセットされたと判断し、ステップS1203により揮発性メモリであるRAM704に確保される記録ヘッドID変換フラグ(不図示)をOFFにする。他方黒画素数が基準値より少ない場合、原稿表面が下面されたと判断し、ステップS1204により記録ヘッドID変換フラグ(不図示)をONにする。続いてステップS1205により、画像読取り処理において読取った画像を原稿読取りデータコマンドに変換し、ホストコンピュータ100に送信する。
【0043】
図15は本実施例におけるPCの記録画像処理を示すフローチャートであり、ハードディスク206に格納されたドライバによって、MPU200がRAM205を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0044】
使用者が前述したドライバの記録情報設定画面403にて、テキスト設定ボックス400やイメージ設定ボックス401により、原稿に記録するイメージやテキストを設定し、さらに連番チェックボックス405により連番機能の有効/無効が設定される。さらに記録原稿面設定チェックボックス402により原稿の記録面を設定し、続いてスタート指示ボタン404押下により読取り開始の指示を行うと、本処理が起動する。最初にステップS1500によりスキャナ105に原稿読取り開始コマンド605を送信する。読取り終了コマンド607を受信していれば(ステップS1501「YES」)、スキャナ105の給送トレイ301に次の原稿が無い為、本処理を終了する。他方、読取り終了コマンドを受信していなければ(ステップS1501が「NO」)、スキャナから読取り終了コマンド607を受信するまで処理を継続する(ステップS1502が「NO」)。原稿両面の読取りデータコマンド605を受信すると(ステップS1502「YES」)、ステップS1503により記録情報画面403により原稿表面にイメージが設定されているかチェックする。原稿表面にイメージが設定されている場合(ステップS1503が「YES」)は、ステップS1504により記録ヘッドID608を下面記録ヘッド”0”に設定したイメージデータコマンド601をスキャナ105に送信する。同様に原稿表面にテキストが設定されている場合(ステップS1505が「YES」)、ステップS1506により記録ヘッドID609を下面記録ヘッド”0”に設定したテキストデータコマンド602をスキャナ105に送信する。さらに記録データがある場合(テキストデータ又はイメージデータ又はその両方を送信している場合)に該当するかをステップS1507により確認する。さらに記録データがある場合(ステップS1507が「YES」)、ステップS1508により記録ヘッドID610を下面記録ヘッド”0”に設定した記録開始コマンド603を送信する。さらにステップS1509により記録情報画面403により原稿裏面にイメージが設定されているかチェックする。原稿裏面にイメージが設定されている場合(ステップS1509が「YES」)は、ステップS1510により記録ヘッドID608を上面記録ヘッド”1”に設定したイメージデータコマンド601をスキャナ105に送信する。同様に原稿裏面にテキストが設定されている場合(ステップS1511が「YES」)、ステップS1512により記録ヘッドID609を上面記録ヘッド”1”に設定したテキストデータコマンド602をスキャナ105に送信する。さらに記録データがある場合(テキストデータ又はイメージデータ又はその両方を送信している場合)に該当するかをステップS1513により確認する。さらに記録データがある場合(ステップS1513がYES)、ステップS1514により記録ヘッドID610を上面記録ヘッド”1”に設定した記録開始コマンド603を送信する。一連のデータ送信が終了すると、ステップS1515により連番インクリメント処理にて表裏面データで連番指定がある場合、所定のテキストデータのインクリメントを行う。
【0045】
図13は本実施例におけるスキャナ105の記録処理を示すフローチャートであり、スキャナ105のコントローラ700は、ROM701に格納された制御プログラムによりRAM704を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0046】
画像読取り処理から本処理が起動されると、本処理はインプリンタ106から受信するセンサステータスコマンド604で位置検出センサ309のステータスを監視することでインプリンタ106に搬送される原稿の位置を検出する。まずステップS1301によりスキャナ105はPC100からイメージデータコマンド601を受信しているかどうかチェックする。イメージデータコマンド601を受信している場合(ステップS1301が「YES」)は、続いてステップS1302により記録ヘッドID変換フラグ(不図示)がOFFであるかチェックする。記録ヘッドID変換フラグがOFFであれば(ステップS1302が「YES」)、ステップS1303によりPC100から受信したイメージデータコマンド601をインプリンタ106にそのまま送信する。記録ヘッドID変換フラグがONであれば(ステップS1302が「NO」)、ステップS1304によりPC100から受信したイメージデータコマンド601の記録ヘッドID608を変換し、インプリンタ106に送信する。記録ヘッドIDの変更は、具体的には、下面ヘッドを示す”0”であれば上面を示す”1”に、上面を示す”1”であれば下面を示す”0”に変換する。続いてステップS1305によりテキストデータコマンド601を受信しているかどうかチェックする。テキストデータコマンド601を受信している場合(ステップS1305が「YES」)は、ステップS1306により記録ヘッドID変換フラグ(不図示)がOFFであるかチェックする。記録ヘッドID変換フラグがOFFであれば(ステップS1306が「YES」)、ステップS1303によりPC100から受信したテキストデータコマンド601をインプリンタ106にそのまま送信する。記録ヘッドID変換フラグがONであれば(ステップS1306が「NO」)、ステップS1308によりPC100から受信したテキストデータコマンド601の記録ヘッドIDを変換し、インプリンタ106に送信する。続いてステップS1309によりPC100から記録開始コマンド603を受信しているかどうかチェックする。記録開始コマンドを受信していなければ(ステップS1309が「NO」)、ステップS1310によりインプリンタ106の位置検出センサ309をチェックする。位置検出センサ309で原稿の先端を検知していれば(ステップS1310が「YES」)、記録データは無いと判断し本記録処理を終了する。位置検出センサ309で原稿の先端を検知していなければ(ステップS1310が「NO」)本処理を継続する。記録開始コマンド603を受信している場合(ステップS1309が「YES」)は、記録データが有ると判断し、ステップS1311によりインプリンタ106の位置検出センサ309で原稿の先端を検知するのを待つ。位置検出センサ309で原稿の先端を検知すると(ステップS1311が「YES」)、ステップS1315により原稿両面に対する記録開始コマンド603を受信しているかチェックする。両面の記録開始コマンド603を受信していれば(ステップS1312が「YES」)、ステップS1316により記録ヘッドID610を両面”2”に設定した記録開始コマンド603をインプリンタ106に送信する。上面または下面のどちらかの記録開始コマンドしか受信していなければ(ステップS1312が「NO」)、ステップS1313により記録ヘッドID変換フラグ(不図示)がOFFであるかチェックする。記録ヘッドID変換フラグがOFFであれば(ステップS1313が「YES」)、ステップS1313によりPC100から受信した記録開始コマンド603をインプリンタ106にそのまま送信する。ONであれば(ステップS1313が「NO」)、ステップS1315によりPC100から受信した記録開始コマンド603の記録ヘッドID610を変換し、インプリンタ106に送信する。
【0047】
このように本実施例では、スキャナ105においてスキャナ105が読取った原稿から画像が形成されている原稿面を判断する。そして、前記画像が形成されている原稿面に応じてインプリンタにて記録画像を記録する面をコントロールすることで、原稿の表裏面が整列されていない原稿に対しても、正しい面に記録画像を記録することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】第1の実施例及び第2の実施例で使用する画像読取機能付記録装置にPCを接続した構成図である。
【図2】第1の実施例及び第2の実施例で使用するPCのブロック図である。
【図3】第1の実施例及び第2の実施例で使用する画像読取機能付記録装置の構成図である。
【図4】第1の実施例及び第2の実施例で使用する記録情報設定画面の構成図である。
【図5】第1の実施例で使用するスキャナのインプリンタ制御処理のフローチャートである。
【図6】第1の実施例及び第2の実施例で使用する画像読取機能付記録装置の制御コマンドの説明図である。
【図7】第1の実施例及び第2の実施例で使用する画像読取機能付記録装置のブロック図である。
【図8】第1の実施例及び第2の実施例で使用する画像読取機能付記録装置の記録処理を含む原稿読取り処理のフローチャートである。
【図9】第1の実施例で使用するPCの原稿読取り処理を示すフローチャートである。
【図10】第1の実施例及び第2の実施例で使用するインプリンタの制御コマンド受信処理のフローチャートである。
【図11】第1の実施例における画像読取機能付記録装置による記録画像の説明図である。
【図12】第2の実施例で使用するスキャナの画像読取り処理を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施例で使用するスキャナのインプリンタ制御処理のフローチャートである。
【図14】従来の画像読取機能付記録装置による記録画像の説明図である。
【図15】第2の実施例で使用するPCの原稿読取り処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0049】
100 PC
101 CRT
102 キーボード
103 マウス
104 インタフェースケーブル
105 スキャナ
106 インプリンタ
107 プリンタケーブル
200 MPU
201 ビデオコントローラ
202 キーボードインタフェース
203 マウスインタフェース
204 外部インタフェース
205、704、711 RAM
206 HDD(ハードディスク)
300 原稿
301 給送トレイ
302 ピックアップローラ
303 搬送ローラー
304 原稿位置検出センサ
305 原稿上面読取イメージセンサ
306 原稿有無センサ
307 原稿下面読取イメージセンサ
308 上面記録ヘッド
309 位置検出センサ
310 排紙トレイ
311 下面記録ヘッド
312 フラッパ
313 原稿
400 テキスト設定ボックス
401 イメージ設定ボックス
402 記録原稿面設定チェックボックス
403 記録情報設定画面
404 スタート指示ボタン
405 連番チェックボックス
601 イメージデータコマンド
602 テキストデータコマンド
603 記録開始コマンド
604 センサステータスコマンド
605 原稿読取り開始コマンド
606 原稿読取りデータコマンド
607 読取終了コマンド
700、709 コントローラ
701、714 ROM
702 原稿搬送機構
705 イメージセンサ
706 ホスト通信インタフェース
707 インプリンタ通信インタフェース
708 原稿給送機構
710 スキャナ通信インタフェース
713 記録ヘッド
715 上面記録ヘッド用のビットマップメモリ
716 下面記録ヘッド用のビットマップメモリ
1101 1枚目の原稿表面
1102 2枚目の原稿表面
1103 3枚目の原稿裏面
1104 4枚目の原稿表面
1105 1枚目の原稿裏面
1106 2枚目の原稿裏面
1107 3枚目の原稿表面
1108 4枚目の原稿裏面
1109 イメージ画像
1110 連番
1400 1枚目の記録前原稿
1401 2枚目の記録前原稿
1402 3枚目の記録前原稿
1403 4枚目の記録前原稿
1404 1枚目の記録済原稿
1405 2枚目の記録済原稿
1406 3枚目の記録済原稿
1407 4枚目の記録済原稿
【出願人】 【識別番号】000208743
【氏名又は名称】キヤノンファインテック株式会社
【出願日】 平成18年7月27日(2006.7.27)
【代理人】 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳

【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎

【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘

【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二


【公開番号】 特開2008−35121(P2008−35121A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−205282(P2006−205282)