トップ :: H 電気 :: H04 電気通信技術




【発明の名称】 記録装置及びこれを用いた記録制御方法
【発明者】 【氏名】斉藤 忠司

【氏名】石川 公平

【要約】 【課題】原稿を読取り、さらに読取った原稿に連番等の画像の記録を行う際、誤って原稿に白紙を混在させてセットした場合においても、使用者が意図した画像を所望の記録媒体に記録することができる記録装置を提供する。

【構成】第1の画像が記録された記録媒体に第2の画像を付加的に記録する記録装置であり、記録媒体が白紙であるかを判別する判別手段と、この判別結果に従って記録媒体に第2の画像を記録するよう制御する制御手段を有することを特徴とする記録装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の画像が記録された記録媒体に、第2の画像を付加的に記録する記録手段を有する記録装置であって、
前記記録媒体を装置内に供給する供給手段と、
前記供給手段により供給された記録媒体を記録位置まで搬送する搬送手段と、
前記搬送手段による記録媒体の搬送路において、前記記録位置よりも上流側に設けられ、前記記録媒体が白紙であるかどうかを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に従って、前記記録媒体に前記第2の画像を記録するよう制御する制御手段を有することを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記判別手段により白紙と判別された記録媒体には、前記第2の画像の記録を抑止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記判別手段により白紙と判別された記録媒体には、前記第2の画像の替わりに予め設定された第3の画像を記録するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記判別手段により白紙と判別された記録媒体の次に搬送された記録媒体には、前記白紙と判別された記録媒体に記録した第2の画像と同一の画像を記録するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記記録媒体がカット紙であり、
前記記録媒体の搬送方向に関する長さが、前記記録位置と前記判別手段が設けられた位置との間の長さより長い場合には、
前記記録手段は、前記判別手段による判別終了前に記録を行うことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記第2の画像として複数の記録媒体にわたって同一画像を記録するよう制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の記録装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第2の画像として複数の記録媒体にわたって異なる画像を記録するよう制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の記録装置。
【請求項8】
前記異なる画像とは、連続する数字を各々表記した画像であることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記判別手段は、
前記記録媒体の1頁分に記録された第1の画像の画素数を計数する計数手段と、
前記計数手段により計数された画素数と予め設定された基準値とを比較する比較手段を有し、
前記計数手段による計数結果に基づいて前記記録媒体が白紙かどうか判別することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の記録装置。
【請求項10】
前記判別手段は、
記録媒体の片面の画像を読取る第1のセンサと、
前記第1のセンサによって読取られる面とは逆の面の画像を読取る第2のセンサをさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の記録装置。
【請求項11】
第1の画像が記録された記録媒体に、第2の画像を付加的に記録する記録手段を有する記録装置の記録制御方法であって、
前記記録媒体を装置内に供給する供給工程と、
前記供給工程により供給された記録媒体を記録位置まで搬送する搬送工程と、
前記搬送工程による記録媒体の搬送路において、前記記録位置よりも上流側で、前記記録媒体が白紙であるかどうかを判別する判別工程と、
前記判別工程による判別結果に従って、前記記録媒体に前記第2の画像を記録するよう制御する制御工程を有することを特徴とする記録制御方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿に混在する白紙を判別し、原稿に所望の記録を行う記録装置及びこれを用いた記録制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、原稿の画像を読取る画像読取装置がある。画像読取装置は、ドキュメントイメージスキャナは積載された原稿を給送する給送部と、給送部から送られてきた原稿の画像を読取るイメージセンサと、該イメージセンサから出力される画像データを一時蓄積する為のイメージメモリを備えている。また、読取った画像をホストコンピュータ(以下、「PC」)に送信する為のインタフェース等も備えている。
【0003】
一方、読取った原稿に対して同一の画像や連番等の異なる画像を記録するプリンタは一般的にインプリンタと呼ばれており、このインプリンタを内蔵又は装着可能なスキャナ(以下、「画像読取機能付記録装置」)がある。
【0004】
また、イメージセンサで読取った原稿の画像データからヒストグラムを作成し、該原稿が白紙か否かを判断する方法の発明がされている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−307855号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の画像読取機能付記録装置で、原稿を読取り、さらに読取った原稿に連番等の画像の記録を行う際、誤って原稿に白紙を混在させてセットした場合に、白紙に対して連番等を記録してしまうということがあった。例えば連番を記録している場合は、白紙に対しても連番を更新しながら記録をしていたため、結果的に、白紙が入っていたことにより、原稿に連番の番号落ちが発生し、不整合な記録となってしまう。
【0006】
上記特許文献1に記載の技術によれば、原稿の画像を読取り、読取った画像をインプリンタによる記録する装置において、読取った原稿の画像データから白紙か否かを判断し、読取った原稿が白紙であれば、その読取った画像データを用いて記録を行わない。このため、前記の本発明の課題を解決するものではない。
【0007】
本発明は、前記した点に鑑みなされたものである。具体的には、誤って白紙の記録媒体がセットされた場合においても、使用者が意図した画像を所望の記録媒体に記録することができる記録装置及びこれを用いた記録制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明は、第1の画像が記録された記録媒体に、第2の画像を付加的に記録する記録手段を有する記録装置であって、
前記記録媒体を装置内に供給する供給手段と、
前記供給手段により供給された記録媒体を記録位置まで搬送する搬送手段と、
前記搬送手段による記録媒体の搬送路において、前記記録位置よりも上流側に設けられ、前記記録媒体が白紙であるかどうかを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に従って、前記記録媒体に前記第2の画像を記録するよう制御する制御手段を有することを特徴とする記録装置である。
【0009】
また、上記目的を達成するための別の発明は、第1の画像が記録された記録媒体に、第2の画像を付加的に記録する記録手段を有する記録装置の記録制御方法であって、
前記記録媒体を装置内に供給する供給工程と、
前記供給工程により供給された記録媒体を記録位置まで搬送する搬送工程と、
前記搬送工程による記録媒体の搬送路において、前記記録位置よりも上流側で、前記記録媒体が白紙であるかどうかを判別する判別工程と、
前記判別工程による判別結果に従って、前記記録媒体に前記第2の画像を記録するよう制御する制御工程を有することを特徴とする記録制御方法である。
【発明の効果】
【0010】
従って本発明によれば、白紙が誤って供給された場合においても、使用者が意図した画像を所望の記録媒体に記録することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
なお、この明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。
【0012】
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。この明細書では、「原稿」として、「シート状の記録媒体」を使用している。またこの明細書において「白紙」とは、実質的に画像を有さないシート状の記録媒体を表すものである。
【0013】
以下、図面を参照して本発明の記録装置に係わる実施例について詳細に説明する。
(第1の実施例)
本実施例では、本発明の好ましい実施形態の画像読取機能付記録装置であり、原稿の画像を読取る画像読取装置であるドキュメントスキャナ(以下「スキャナ」)を接続した記録装置(以下「インプリンタ」)について説明する。
【0014】
図1は本発明の画像読取機能付記録装置にホストコンピュータ(以下「PC」)を接続した構成図を示す。スキャナ105とPC100はインタフェースケーブル104で接続されており、スキャナ105は読取った原稿の画像データをインタフェースケーブル104を介してPC100に送信する。またスキャナ105は、インプリンタ106とプリンタケーブル107で接続されており、スキャナ105は後述する制御コマンドの送受信を行うことでインプリンタ106をコントロールする。さらに、スキャナ105は、プリンタケーブル107でインプリンタ106への電源供給も行う。
【0015】
図2は本実施例で使用するPCのブロック図である。
【0016】
PC100は、入力手段であるキーボード102やマウス103とはキーボードインタフェース202とマウスインタフェース203を介して接続され、表示装置であるCRT101とはビデオコントローラ201を介して接続されている。またPC100は、MPU200がHDD(ハードディスク)206に記憶してあるアプリケーションソフトやドライバソフトをRAM205で実行することで、スキャナ105に後述する制御コマンドを外部インタフェース204を介して送信する。さらにスキャナ105から外部インタフェース204を介して受信した読取り原稿の画像データをハードディスク206に格納する。またインプリンタ106により原稿に記録する為のRAM205に格納された記録情報を後述する制御コマンドに変換し、外部インタフェース204を介してインタフェースケーブル104に出力する処理を実行する。
【0017】
図4は本実施例で使用するPC100のMPU200がハードディスク206に記憶してあるドライバソフトを実行することで、CRT101上に表示される記録情報設定画面403の説明図である。操作者は本設定画面によりインプリンタ106が原稿裏面に記録する記録情報を設定する。記録情報はテキストとイメージから構成され、テキストはテキスト設定ボックス400において任意の数字が設定可能であり、イメージはイメージ設定ボックス401により任意のイメージデータが設定可能である。さらに連番チェックボックス402により連番機能を有効にすることで、テキスト設定ボックス400で設定された数字を初期値として1、2、3、というように数字をインクリメントしながらの記録を指定可能である。そして、本機能により原稿毎に連番を記録することが可能となる。スタート指示ボタン404はスキャナ105に読取り動作の開始を指示する。
【0018】
図3は本発明で使用するスキャナ105とインプリンタ106が接続されている状態の断面図である。スキャナ105は、読取原稿300を積載する給送トレイ301と、給送トレイ301に積載した読取原稿300をピックするピックアップローラ302を装備している。また、スキャナ105は、給送トレイ301の原稿の有無を検出する原稿有無センサ306と、給送された読取原稿300を搬送する搬送ローラー303と、原稿の位置を検出する原稿位置検出センサ304を装備している。また、スキャナ105は、前記原稿位置検出センサ304で検出した原稿の位置を基に原稿の上面(表面)を読取る原稿上面読取イメージセンサ305を装備している。さらに、スキャナ105は、原稿の排出方向を決定するフラッパ312と、排紙した原稿を積載する排紙トレイ310を装備している。フラッパ312は、搬送経路を切り替える為に手動レバー(不図示)により、読取った原稿をインプリンタ106側にストレート排紙を行うか、インプリンタ106を経由せずに排紙トレイ310にUターン排紙を行うかを切り替えて選択することが出来る。しかし、本実施例では、読取った原稿の両面にインプリンタ106において画像を記録する為、ストレート排紙を選択している。
【0019】
なお、本発明では、画像を読取る手段であるスキャナ105により画像を画素単位で読取るが、例えば、1200dpi(ドット/インチ)×1200dpiで画像を読取る場合、画素単位とは1/1200インチ×1/1200インチを示す。
【0020】
インプリンタ106には、原稿の位置を検出する位置検出センサ309と、原稿の下面(裏面)に記録を行う記録ヘッド311が原稿搬送路を挟み互いの記録面が対向するよう配設してある。
【0021】
なお、インプリンタ106はギア(不図示)を経由してスキャナ105から搬送駆動を供給される為、スキャナ105の搬送ローラー303が駆動されれば、インプリンタ106の搬送系も駆動する。原稿313はスキャナ105からストレート排紙され、インプリンタ106内に進入する。そして、原稿上面読取イメージセンサ305による読取り処理後に、位置検出センサ309により位置が管理され記録ヘッド311による記録動作が行われる。
【0022】
図6は本実施例で使用する制御コマンドの構造を示す図である。PC100とスキャナ105間を、インタフェースケーブル104を介して送受信される制御コマンドと、スキャナ105とインプリンタ106間を、プリンタケーブル107を介して送受信される制御コマンドを示す。イメージデータコマンド601及びテキストデータコマンド602は、インプリンタ106で原稿に記録する記録情報であり、PC100からスキャナ105を経由してインプリンタ106に送信される。記録開始コマンド603は、PC100からスキャナ105へは記録データ送信の終了を通知する制御コマンドとして通知し、スキャナ105からインプリンタ106へは記録開始タイミングを通知する制御コマンドとして送信する。センサステータスコマンド604はインプリンタ106の位置検出センサ309の出力状態をステータスとして通知する制御コマンドであり、インプリンタ106からスキャナ105に定期的に送信する。原稿読取り開始コマンド605は原稿の読取り開始を通知するコマンドであり、PC100からスキャナ105に送信される。原稿読取りデータコマンド606は、スキャナ105が読取った原稿1ページ分のイメージデータであり、スキャナ105からPC100に送信される。読取り終了コマンド607は、スキャナ105が給送トレイ301に次の原稿が無いので読取り処理を終了することを示すコマンドであり、スキャナ105からPC100に送信される。
【0023】
図7は本発明のスキャナとインプリンタのブロック図を示す。
【0024】
インプリンタ106のコントローラ709は、ROM714に格納された制御プログラムをRAM711を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0025】
コントローラ709はスキャナ通信インタフェース710を制御してスキャナ105からイメージデータコマンド601、テキストデータコマンド602、記録開始コマンド603を受信する。さらに、位置検出センサ309を定期的に読取りそのステータス情報をセンサステータスコマンド604としてスキャナ105へ送信する。また、イメージデータコマンド601を受信すると記録データとしてRAM711にビットマップ展開する。また、テキストデータコマンド602を受信すると対応するテキストデータに対応するフォントデータをROM714から読出す。そして、記録データとしてRAM711にビットマップ展開する。記録開始コマンド603を受信すると、記録ヘッド311を駆動して、そして、原稿の裏面にインクを吐出して記録を行う。
【0026】
スキャナ105のコントローラ700は、ROM701に格納された制御プログラムをRAM704を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0027】
コントローラ700はホスト通信インタフェース706を経由してPC100から受信したイメージデータコマンド601及びテキストデータコマンド602をインプリンタ通信インタフェース707を制御してインプリンタ106に送信する。さらにインプリンタ通信インタフェース707を制御してインプリンタ106からセンサステータスコマンド604を受信する。さらにコントローラ700は給送モータ(不図示)とピックアップモータ(不図示)からなる原稿給送機構708を制御して給送トレイ301上の原稿300を分離及び給送し、搬送モータ(不図示)からなる原稿搬送機構702を制御して原稿300を搬送する。原稿位置検出センサ304は、原稿搬送機構702により搬送された原稿300の位置を検出する。コントローラ700は原稿位置検出センサ304により検出した原稿位置に基づき、イメージセンサ305を制御する。そして原稿300に形成されている画像を読取り、ホスト通信インタフェース706を制御して読取った画像データをPC100へ送信する。
【0028】
また、インプリンタ106から受信したセンサステータスコマンド604により原稿の先端を検出すると、原稿が記録位置に到達したと認識する。そして、記録開始コマンド603をインプリンタ通信インタフェース707を制御してインプリンタ106に送信し、インプリンタ106の記録開始を指示する。
【0029】
図8は本実施例における原稿読取り機能付記録装置の記録処理を含む原稿読取り処理のフローチャートであり、スキャナ105のコントローラ700は、ROM701に格納された制御プログラムをRAM704を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0030】
電源が投入され初期化処理が完了すると、原稿読取り開始コマンド605を受信するのを待つ(ステップS800が「NO」)。原稿読取り開始コマンド605を受信する(ステップS800が「YES」)と、ステップS810により搬送を開始し、ステップS820により給送トレイ301の原稿300を1枚分離して給送する。さらに、原稿位置検出センサ304により検出した原稿位置に基づき、原稿の先端がイメージセンサ305位置に移動するのを待ち、ステップS830の画像読取り処理により、原稿両面の画像の読取りを行う。そして、読取ったデータにいずれの読取りセンサで読取ったデータかを判別できるように読取り、センサID611を付加し原稿読取りデータコマンド606に変換してPC100に送信する。さらにステップS840の記録処理が終了すると、ステップS850により搬送中の原稿を排紙トレイ310まで排紙する。続いて原稿有無センサ306の出力により給送トレイ301の原稿の有無をチェックし、給送トレイ301に原稿が有る場合(ステップS860が「NO」)、ステップS820により給送トレイ301の原稿300を1枚分離し、そして給送する。また、給送トレイに原稿が無い場合(ステップS860が「YES」)は、ステップS870により搬送を停止し、ステップS880により読取り終了コマンド607をPC100に送信する。
【0031】
図9は本実施例におけるPCの画像データ解析処理を含む原稿読取り処理を示すフローチャートであり、ハードディスク206に格納されたドライバソフトにより、MPU200がRAM205を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0032】
使用者がドライバソフトの記録情報設定画面403にて、テキスト設定ボックス400やイメージ設定ボックス401により、原稿に記録するイメージやテキストを設定し、スタート指示ボタン404押下により読取り開始の指示を行うと、本処理が起動する。ステップS900によりスキャナ105に原稿読取り開始コマンド605を送信する。続いてステップS925によりスキャナから読取り終了コマンド607を受信したかチェックし、読取り終了コマンド607を受信していれば(ステップS925「YES」)、スキャナ106の給送トレイ301に次の原稿が無い為、本処理を終了する。また、読取り終了コマンドを受信していなければ(ステップS925が「NO」)、ステップS950によりスキャナから原稿読取りデータコマンド606を受信したかチェックする。そして、原稿読取りデータコマンドを受信していれば(ステップS950「YES」)、原稿読取りデータコマンド606内の1頁分の読取り画像データ中の黒色の画素(以下、「黒画素」)の割合(画素数)と基準値を比較する。なお、この基準値は、予めPC100上で自由に設定できるものとする。黒画素の割合が基準値を超える場合(ステップS915が「YES」)は、原稿上に文字等の情報が存在する原稿(白紙ではない)と判断する。続いて記録情報画面403によりイメージが設定されている場合(ステップS920が「YES」)は、ステップS925によりイメージデータコマンド601をスキャナ105に送信する。同様にテキストが設定されている場合(ステップS930が「YES」)、ステップS935によりテキストデータコマンド602をスキャナ105に送信する。連番が指定されている場合(ステップS940が「YES」)は、ステップS945によりテキストデータをインクリメントする。さらに記録データがある場合(テキストデータ又はイメージデータ又はその両方を送信している場合)は(ステップS950が「YES」)、ステップS955により記録開始コマンド603を送信する。また、黒画素の割合が基準値に達していない場合(S915が「NO」)は、白紙と判断し、イメージデータコマンド601及びテキストデータコマンド602の記録情報をスキャナ105に送信しない。
【0033】
図5は本実施例におけるスキャナ105のインプリンタ106の制御処理を示すフローチャートであり、スキャナ105のコントローラ700は、ROM701に格納された制御プログラムをRAM704を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0034】
画像読取り処理から本処理が起動されると、本処理はインプリンタ106から受信するセンサステータスコマンド604で位置検出センサ309のステータスを監視することでインプリンタ106に搬送される原稿の位置を検出する。まずステップS500によりスキャナ105はPC100からイメージデータコマンド601受信しているかどうかチェックする。イメージデータコマンド601を受信している場合(ステップS500が「YES」)、ステップS510によりインプリンタ106にPC100から受信したイメージデータコマンド601を送信する。続いてステップS520によりテキストデータコマンド602を受信しているかどうかチェックし、受信している場合(ステップS520が「YES」)は、同様にステップS530によりテキストデータコマンド602を送出する。続いてステップS540によりPC100から記録開始コマンド603を受信しているかどうかチェックする。記録開始コマンドを受信していなければ(ステップS540が「NO」)、インプリンタ106の位置検出センサ309をチェックする。位置検出センサ309で原稿の先端を検知していれば(ステップS570が「YES」)、記録データは無いと判断し本記録処理を終了し、位置検出センサ309で原稿の先端を検知していなければ(ステップS570が「NO」)本処理を継続する。記録開始コマンドを受信していれば(ステップS540が「YES」)、記録データが有ると判断し、ステップS550によりインプリンタ106の位置検出センサ309で原稿の先端を検知するのを待つ。位置検出センサ309で原稿の先端を検知すると(ステップS500が「YES」)、ステップS560によりインプリンタへ記録開始コマンド603を送出する。
【0035】
図10は本実施例におけるインプリンタの制御コマンド受信処理のフローを示すフローチャートであり、インプリンタ106のコントローラ709は、ROM714に格納された制御プログラムを、RAM711を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0036】
電源が投入され初期化処理が完了すると、本処理が起動される。スキャナ105から制御コマンドを受信(ステップS1000が「YES」)するとコマンド解析を行い、コマンドに対応した処理を行う。受信した制御コマンドがイメージデータコマンド601の場合(ステップS1010が「YES」)は、ステップS1040によりイメージデータ展開処理にて、イメージデータをRAM711にビットマップ展開する。また、受信した制御コマンドがテキストデータコマンド602の場合(ステップS1020が「YES」)は、ステップS1050によりテキストデータ展開処理にてROM714より対応するフォントデータを読出し、RAM711にビットマップ展開する。また、受信した制御コマンドが記録開始コマンド603の場合(ステップS1030が「YES」)は、ステップS1060による記録処理にて記録ヘッド311を駆動して記録を行う。
【0037】
図11は本実施例における記録例を説明する図である。本例では3枚目に白紙が混入した原稿4枚に対して、連番を記録した際の記録結果である。
【0038】
1枚目の原稿の表面1101は黒画素が多く存在するため白紙とは判断されず、原稿裏面1105に連番「001」が記録される。同様に2枚目の原稿裏面1106にも連番「002」が記録される。3枚目の原稿表面1103は黒画素が基準値より少ないため白紙と判断され、原稿裏面1107には連番は記録されない。4枚目の原稿表面1104は黒画素が多く存在するため、3枚目の原稿裏面1108には原稿が白紙と判断されなかった場合に記録されるはずであった連番「003」が記録される。
【0039】
このように本実施例では、PC100においてスキャナ105が読取った原稿が白紙であると判断した場合は、記録データをスキャナに送出しないようコントロールする。このようにすることで、スキャナにセットされた原稿に紛れ込んだ白紙は記録をスキップすることが可能であり、白紙でない原稿に対して番号落ちが発生することなく、正しい連番を記録することが可能である。
【0040】
なお第1の実施例では、それぞれの原稿に連番記録が指定された場合を例にあげて説明したが、記録するのは連番に限らず、例えばそれぞれの原稿に対して同一画像を記録したり、所定枚数の原稿毎に異なる画像を記録したりしても良い。
【0041】
また第1の実施例では、1個のイメージセンサにより原稿の表面を読取る場合を例にあげて説明したが、原稿の背面にもイメーセンサを装着して表裏面をイメージセンサで読取る構成であっても良い。
(第2の実施例)
本実施例で使用する原稿読取機能付記録装置の構成は、第1の実施例と同様であるため、その説明は省略する。
【0042】
図12は本実施例で使用する制御コマンドの構造を示す図である。第1の実施例の制御コマンドの構造を示す図である図6と異なる部分のみ説明し、共通する部分の説明は省略する。連番発生コマンド609は、インプリンタ106が受信しているテキストデータコマンド602で設定されたテキストデータをインクリメントして連番を自動発生するよう指定するコマンドである。連番発生コマンド609は、PC100からスキャナ105を経由してインプリンタ106に送信される。白紙検出コマンド608はPC100が原稿読取りデータコマンド606から読取った原稿を白紙と判断した場合に、原稿が白紙であることをスキャナ105およびインプリンタ106に通知する制御コマンドである。
【0043】
図7を用いて、本実施例のスキャナとインプリンタのブロック図の説明を行う。ただし、第1の実施例と異なる部分のみ説明を行い、共通する部分の説明は省略する。
【0044】
コントローラ700はスキャナ通信インタフェース710を制御してスキャナ105からイメージデータコマンド601、テキストデータコマンド602、記録開始コマンド603の他、白紙検出コマンド608、連番発生コマンド609を受信する。
【0045】
連番発生コマンド609を受信するとテキストデータコマンド602で設定されているテキストを初期値として、後述する記録開始コマンド603を受信する毎に1、2、3というようにインクリメントしたテキストを自動発生する。そして、記録データとしてRAM711にビットマップ展開する。また、白紙検出コマンド608を受信すると、予めROM714に格納されている白紙を示す特殊記録データを記録する。
【0046】
また、インプリンタ106から受信したセンサステータスコマンド604により原稿の先端を検出すると、原稿が記録位置に到達したと認識する。そして、記録開始コマンド603または白紙検出コマンド608をインプリンタ通信インタフェース707を制御してインプリンタ106に送信し、インプリンタ106の記録開始を指示する。
【0047】
図20は本実施例における原稿読取機能付記録装置の画像読取り処理のフローチャートであり、スキャナ105のコントローラ700は、ROM701に格納された制御プログラムによりRAM704を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0048】
なお、図20のステップS500からステップS530までは、図5のステップS500からステップS530までと共通するため説明は省略する。
【0049】
電源が投入され初期化処理が完了すると、各種制御コマンドを受信するのを待つ。ステップS2050では、PC100から連番発生コマンド609を受信しているかどうかチェックする。連番発生コマンド609を受信していれば(ステップS2050が「YES」)、同様にステップS2060により連番発生コマンド609を送出する。続いてステップS800により原稿読取り開始コマンド605を受信しているかチェックする。以降のステップS800からステップS880までは、図8のステップS800からステップS880までと共通するため説明は省略する。
【0050】
図13は本実施例におけるPCの画像データ解析処理を含む原稿読取り処理を示すフローチャートであり、ハードディスク206に格納されたドライバにより、MPU200がRAM205を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0051】
操作者が前述したドライバの記録情報設定画面403にて、テキスト設定ボックス400やイメージ設定ボックス401により、原稿に記録するイメージやテキストを設定し、スタート指示ボタン404押下により読取り開始の指示を行うと、本処理が起動する。記録情報設定画面403によりイメージが設定されている場合(ステップS1300が「YES」)は、ステップS1305によりイメージデータコマンド601をスキャナ105に送信する。同様にテキストが設定されている場合(ステップS1310が「YES」)、ステップS1315によりテキストデータコマンド602をスキャナ105に送信する。連番が指定されている場合(ステップS1320が「YES」)は、ステップS1325により連番発生コマンド609をスキャナに送信する。さらにステップS1330によりスキャナ105に原稿読取り開始コマンド605を送信する。続いてスキャナから読取り終了コマンド607を受信したかチェックする。読取り終了コマンド607を受信していれば(ステップS1335「YES」)、スキャナ105の給送トレイ301に次の原稿が無い為、本処理を終了する。また、読取り終了コマンド607を受信していなければ(ステップS1335が「NO」)、ステップS1340によりスキャナから原稿読取りデータコマンドを受信したかチェックする。原稿読取りデータコマンド605を受信していれば(ステップS1340「YES」)、原稿読取りデータコマンド605内の1頁分の読取り画像データ中の黒画素の割合と基準値を比較する。黒画素の割合が基準値を超える場合(ステップS1345が「YES」)は、原稿上に文字等の画像が存在する原稿(白紙ではない)と判断する。記録データがある場合(テキストデータ又はイメージデータ又はその両方を送信している場合)は(ステップS1350が「YES」)、ステップS1355により記録開始コマンド603を送信する。また、黒画素の割合が基準値に達していない場合(ステップS1345が「NO」)は、白紙と判断する。記録データがある場合(テキストデータ又はイメージデータ又はその両方を送信している場合)は(ステップS11360が「YES」)、ステップS1365により白紙検出コマンド608を送信する。
【0052】
第14図は本実施例における画像読取機能付記録装置の記録処理を示すフローチャートであり、スキャナ105のコントローラ700は、ROM701に格納された制御プログラムをRAM704を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0053】
画像読取り処理から本処理が起動されると、本処理はインプリンタ106から受信するセンサステータスコマンド604で位置検出センサ309のステータスを監視することでインプリンタ106に搬送される原稿の位置を検出する。ステップS1400によりスキャナ105はPC100から白紙検出コマンド608を受信しているかどうかチェックする。白紙検出コマンドを受信していれば(ステップS1400が「YES」)、読取り原稿が白紙であったと判断し、ステップS1430によりインプリンタ106の位置検出センサ309で原稿の先端を検知するのを待つ。位置検出センサ309で原稿の先端を検知すると(ステップS1430が「YES」)、ステップS1440によりインプリンタへ白紙検出コマンド608を送出する。白紙検出コマンドを受信してなければ(ステップS1400が「NO」)、ステップS1410により記録開始コマンド603を受信しているかどうかチェックする。記録開始コマンドを受信していれば(ステップS1410が「YES」)、読取り原稿が白紙で無く記録データが存在する判断する。ステップS1450によりインプリンタ106の位置検出センサ309で原稿の先端を検知するのを待つ。位置検出センサ309で原稿の先端を検知すると(ステップS1450が「YES」)、ステップS1460によりインプリンタへ記録開始コマンド603を送出する。記録開始コマンドを受信していなければ(ステップS1410が「NO」)、インプリンタ106の位置検出センサ309をチェックする。位置検出センサ309で原稿の先端を検知していれば(ステップS1420が「YES」)、記録データは無いと判断し本記録処理を終了する。位置検出センサ309で原稿の先端を検知していなければ(ステップS1420が「NO」)、本処理を継続する。
【0054】
図15は本実施例におけるインプリンタの制御コマンド受信処理を示すフローチャートであり、インプリンタ106のコントローラ709は、ROM714に格納された制御プログラムによりRAM711を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0055】
電源が投入され初期化処理が完了すると本処理が起動される。スキャナ105から制御コマンドを受信(ステップS1000が「YES」)するとコマンド解析を行い、コマンドに対応した処理を行う。受信した制御コマンドがイメージデータコマンド601の場合(ステップS1010が「YES」)は、ステップS1040によりイメージデータをRAM711の領域に確保された第1のビットマップメモリ(不図示)にビットマップ展開する。また、受信した制御コマンドがテキストデータコマンド602の場合(ステップS1020が「YES」)は、ステップS1050によりROM714から対応するフォントデータを読出し、第1のビットマップメモリ(不図示)にビットマップ展開する。また、受信した制御コマンドが連番発生コマンド609の場合(ステップS1500が「YES」)、ステップS1510によりRAM711の領域に確保された連番発生コマンド受信フラグ(不図示)をONする。また、受信した制御コマンドが記録開始コマンド603の場合(ステップS1030が「YES」)は、第1のビットマップメモリに展開されているビットマップデータを、ステップS1060の記録処理にて記録ヘッド311を駆動して原稿裏面に記録を行う。さらにステップS1550により連番発生コマンド受信フラグ(不図示)がONかどうかチェックし、ONの場合(ステップS1550が「YES」)は、ステップS1560によりテキストデータをインクリメントする。さらにステップS1570のテキストデータ展開処理にてROM714より対応するフォントデータを読出し、RAM711の第1のビットマップメモリに展開する。受信した制御コマンドが白紙検出コマンド608の場合(ステップS1520が「YES」)、ステップS1530により、予め設定された画像(以下、「特殊画像」)を第2のビットマップメモリ(不図示)にビットマップ展開する。なお、該特殊画像は、ROM714に格納されており、第2のビットマップメモリは、RAM711の領域に確保されている。そして、第2のビットマップメモリに展開されているビットマップデータをステップS1540の記録処理により記録ヘッド311を駆動して原稿裏面に記録を行う。
【0056】
図16は本実施例における画像読取機能付記録装置の記録例を説明する図である。本例は3枚目に白紙が混入した原稿4枚に対して、連番を記録した際の記録結果である。
【0057】
1枚目の原稿の表面1101は黒画素が多く存在するため白紙とは判断されず、原稿裏面1105に連番「001」が記録される。同様に2枚目の原稿裏面1106にも連番「002」が記録される。3枚目の原稿表面1103は黒画素が基準値より少ないため白紙と判断され、原稿裏面1107には予め設定された特殊記録データ1609が記録される。4枚目の原稿表面1104は黒画素が多く存在するため、3枚目の原稿裏面1108には原稿が白紙と判断されなかった場合に記録されるはずであった連番「003」が記録される。
【0058】
このように第2の実施例では、PCにおいてスキャナにおいて読取った原稿が白紙であると判断した場合は、白紙検出コマンドをスキャナを介してインプリンタに送出することで、記録装置において原稿に紛れ込んだ白紙に連番を記録することがない。また、連番の代わりに特殊画像を記録することで、操作者に原稿中に紛れ込んだ白紙を容易に識別可能とするだけでなく、白紙でない原稿に正しい記録を行うことが可能である。
【0059】
なお第2の実施例では、それぞれの原稿に連番を記録する場合を例にあげて説明したが、記録するのは連番に限らず、例えばそれぞれの原稿に対して同一情報を記録したり、所定枚数毎の原稿に対し可変情報を記録したりしても良い。
【0060】
なお第2の実施例では、自動連番発生機能を有し、かつ原稿に混在する白紙に対して特殊画像を記録するインプリンタを接続した画像読取り装置を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、自動連番発生機能を有したスキャナとプリンタが接続した構成の画像読取り装置において、スキャナがPCから白紙検出コマンドを受信すると、特殊画像データをプリンタに送信することで、白紙に対し特殊情報を記録しても良い。
(第3の実施例)
図17は第3の実施例のスキャナ105とインプリンタ106が接続されている状態の断面図である。第1の実施例及び第2の実施例のスキャナ105とインプリンタ106が接続されている状態の断面図である図3と異なる部分のみ説明し、共通する部分の説明は省略する。
【0061】
スキャナ105は、該センサで検出した原稿の位置を基に原稿の表面を読取るイメージセンサ305と、原稿の裏面を読取るイメージセンサ1700を装備している。
【0062】
インプリンタ106には、原稿の位置を検出する位置検出センサ309と、該センサで原稿を検出すると原稿の表面に記録を行う記録ヘッド311を、図3の装置よりもイメージセンサから近い位置に有する。
【0063】
なお、原稿313はスキャナから給紙、搬送されインプリンタ106内に進入した状態であり、イメージセンサ305、1700による読取り動作と記録ヘッド311による記録動作が同時に行われる。
【0064】
図18は本実施例におけるインプリンタの制御コマンド受信処理のフローを示すフローチャートであり、インプリンタ106のコントローラ709は、ROM714に格納された制御プログラムをRAM711を使用し実行することで以下の制御を実現する。
【0065】
図18のステップS1000からステップS1050までは、図10のステップS1000からステップS1050までと同一であるので説明を省略する。
【0066】
ステップS1500において、受信した制御コマンドが連番発生コマンド1208の場合(ステップS1903が「YES」)、ステップS1510によりRAM711の領域に確保された連番発生コマンド受信フラグ(不図示)をONする。また、受信した制御コマンドが記録開始コマンド603の場合(ステップS1030が「YES」)は、ステップS1810により連番発生コマンド受信フラグ(不図示)がONかどうかチェックする。ONの場合(ステップS1810が「YES」)は、さらにステップS1820により白紙検出コマンド受信フラグ(不図示)をチェックする。白紙検出コマンド受信フラグがOFFであればステップS1830により受信済みのテキストデータをインクリメントする。そして、さらにステップS1840のテキストデータ展開処理によりROM714から対応するフォントデータを読出しRAM711にビットマップ展開し、ステップS1850の記録処理により記録ヘッド311を駆動して原稿表面に記録を行う。連番発生コマンド受信フラグ(不図示)がOFFまたは白紙検出コマンド受信フラグ(不図示)がONであれば、テキストのインクリメント処理は行わず、ステップS1850により記録処理を行う。また、受信した制御コマンドが白紙検出コマンド608の場合(ステップS1520が「YES」)、ステップS1800によりRAM1311の領域に確保された白紙検出コマンド受信フラグ(不図示)をONする。
【0067】
図19は本実施例における画像読取り装置の記録例を説明する図である。本例では3枚目に白紙が混入した原稿4枚に対して連番を記録した際に原稿上に記録される画像である。1枚目の原稿1101は連番「001」が記録され、黒画素が多く存在するため白紙とは判断されない。同様に2枚目の原稿1102にも連番「002」が記録され、白紙とは判断されない。3枚目の原稿1103は連番「003」が記録されるが、黒画素が少ないため白紙と判断される。4枚目の原稿1104に対しては、3枚目の原稿が白紙と判断されたため、3枚目の白紙に対して記録したものと同一の連番「003」が記録される。
【0068】
図17で表されるように本実施例では、読取りセンサと記録ヘッドとの距離が短いので、PCが白紙検知を完了した時には、既に原稿は記録ヘッドに到達し、記録処理を行っている。この為、第1及び第2の実施例のように白紙に対し記録をスキップしたり、特殊画像を記録したりすることは出来ない。本実施例では、PCにおいてスキャナにおいて読取った原稿が白紙であると判断した場合は、白紙検出コマンドをスキャナを介してインプリンタに送出する。こうすることで、白紙の次に搬送される原稿に対して、原稿に紛れ込んだ白紙に記録した同一の連番を記録することにより、連番落ちすることなく、正しい連番を記録することが可能である。
(第4の実施例)
第1および第2の実施例はスキャナによる読取り動作とインプリンタによる記録動作が順番に行われる構成の画像読取り装置である。第1および第2の実施例は、PCにより白紙が検知された時点では、前記白紙はインプリンタによる記録処理がまだ開始されていない状態であるため、白紙に対する記録処理をスキップしたり、白紙に特殊画像を記録したりする。第3の実施例は、スキャナによる読取り動作とインプリンタによる記録動作が同時に行われる構成の画像読取り装置である。第3の実施例は、PCにより白紙が検知された時点では、既に白紙に対して記録処理を開始しているため、白紙の次に搬送された原稿に対し、白紙に記録した画像と同一画像を記録する。
【0069】
本実施例は、前述した両方の構成を取り得る画像読取装置において、白紙と判断した時点での白紙の位置において、処理方法を判断し、実行する。つまり白紙と判断した時点でまだ白紙が記録位置に到達しておらず、記録処理を開始していない場合は、インプリンタで原稿に紛れ込んだ白紙に対し、記録をスキップ、または特殊画像を記録する。記録をスキップするか、特殊画像を記録するかは、使用者が選択可能とする。また白紙と判断した時点で既に白紙が記録位置に到達し、記録処理を開始している場合は、白紙に記録した同一の画像を白紙の次に搬送された原稿に対し記録する。
【0070】
このように本実施例では、PCにおいてスキャナにおいて読取った原稿が白紙であると判断した時点での白紙の搬送位置により、記録方法を最適化する。こうすることにより、原稿に白紙が混在した場合でも、連番落ちすることなく、正しい連番を原稿に記録することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】第1の実施例から第4の実施例で使用する画像読取機能付記録装置にPCを接続した構成図である。
【図2】第1の実施例から第4の実施例で使用するPCのブロック図である。
【図3】第1の実施例及び第2の実施例で使用する画像読取機能付記録装置の構成図である。
【図4】第1の実施例から第4の実施例で使用する記録情報設定画面の構成図である。
【図5】第1の実施例で使用するスキャナのインプリンタ制御処理のフローチャートである。
【図6】第1の実施例で使用する画像読取機能付記録装置の制御コマンドの説明図である。
【図7】第1の実施例で使用する画像読取機能付記録装置のブロック図である。
【図8】第1の実施例で使用する画像読取機能付記録装置の原稿読取り処理のフローチャートである。
【図9】第1の実施例で使用するPCの原稿読取り処理を示すフローチャートである。
【図10】第1の実施例におけるインプリンタの制御コマンド受信処理のフローチャートである。
【図11】第1の実施例における画像読取機能付記録装置の記録画像を説明する説明図である。
【図12】第2の実施例で使用する画像読取機能付記録装置の制御コマンドの説明図である。
【図13】第2の実施例で使用するPCの原稿読取り処理を示すフローチャートである。
【図14】第2の実施例で使用するスキャナのインプリンタ制御処理のフローチャートである。
【図15】第2の実施例におけるインプリンタの制御コマンド受信処理のフローチャートである。
【図16】第2の実施例における画像読取機能付記録装置の記録画像を説明する説明図である。
【図17】第3の実施例で使用する画像読取機能付記録装置の構成図である。
【図18】第3の実施例におけるインプリンタの制御コマンド受信処理のフローチャートである。
【図19】第3の実施例における画像読取機能付記録装置の記録画像を説明する説明図である。
【図20】第2の実施例で使用する画像読取機能付記録装置の原稿読取り処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0072】
100 PC
105 スキャナ
106 インプリンタ
300 原稿
301 給送トレイ
305、1700 画像イメージセンサ
306 原稿有無センサ
309 位置検出センサ
310 排紙トレイ
311 記録ヘッド
400 テキスト設定ボックス
401 イメージ設定ボックス
402 連番チェックボックス
403 記録情報設定画面
404 スタート指示ボタン
700、709 コントローラ
701、714 ROM
702 原稿搬送機構
【出願人】 【識別番号】000208743
【氏名又は名称】キヤノンファインテック株式会社
【出願日】 平成18年7月27日(2006.7.27)
【代理人】 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳

【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎

【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘

【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二


【公開番号】 特開2008−35120(P2008−35120A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−205281(P2006−205281)