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【発明の名称】 リモコン装置を備えるデジタル放送受信装置
【発明者】 【氏名】仲倉 利浩

【要約】 【課題】データ放送における4色の何れかの属性をもつ選択肢が表示される選択指示画面に対して、直感的に操作できるリモコン装置を備えたデジタル放送受信装置の提供。

【構成】リモコン装置に、青・赤・緑・黄の各色の発光が可能な各ボタンを4×4のマトリックス状に配置して構成した入力手段24を形成し、データ放送の選択肢画面の構成と同様の構成となるように、入力手段24を各色で発光させる。これにより、表示画面上とリモコン装置上のインターフェースの構成を同様のものとし、直感的な操作を可能とさせる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ放送を受信可能なデジタル放送受信装置であって、リモコン装置との間で双方向に情報を送受信する情報送受信部と、前記データ放送に含まれる最大で4択となる色情報が付加された選択指示情報の画面配置情報及び色情報を取得する選択指示情報取得部と、を備え、
前記リモコン装置に、前記デジタル放送受信装置との間で双方向に情報を送受信する情報送受信部を備えさせ、且つ、前記選択指示情報に対する選択指示を行うための入力手段であって、それぞれに少なくとも4色の発光を行うことができる発光部を備えさせた入力手段を、縦横に4つずつマトリックス状に配置することにより、
前記選択指示情報を受信した際には、前記選択指示情報の画面の配置情報及び色情報に基づいて、入力手段配列情報を生成してこれを前記リモコン装置へと送信し、これを受信したリモコン装置において、当該入力手段配列情報に応じて前記各入力手段の発光部を発光させることにより、前記選択指示情報の表示画面構成と前記リモコン装置上の前記入力手段の発光の構成を近似させるようにすることを特徴とするリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置。
【請求項2】
前記マトリックス状に配置された各入力手段の全てを、何れかの前記選択指示情報に対する選択指示キーとして割当てることにより、全ての前記入力手段の発光部を発光させるようにすると共に、前記選択指示情報の表示画面構成と前記リモコン装置上の前記入力手段の発光の構成を近似させるようにすることを特徴とする請求項1記載のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置。
【請求項3】
前記入力手段配列情報を生成した際に、前記デジタル放送受信装置において、当該入力手段配列情報に応じてリモコン装置からのキーコードを判別する為のキーコード判別テーブルを修正し、当該テーブルに基づいて、前記リモコン装置からの前記入力手段の入力により発生するキーコードを判別することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置。
【請求項4】
前記入力手段配列情報を受信した前記リモコン装置において、当該入力手段配列情報に応じて各入力手段に割当てるキーコードを変更することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置。
【請求項5】
前記入力手段の発光部を、各選択指示情報の別ごとに異なる周期で点滅させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、データ放送を受信可能なデジタル放送受信装置に関し、特に、4色で示される選択指示画面の構成に合わせて、リモコン装置の入力部分が発光するように構成したデジタル放送受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在ではテレビに代表されるAV機器のほとんど全てにリモコン装置が付属しているといってよく、リモコン装置は離れた場所から本体機器を操作できるため便利なものであるが、各機器の高機能化及び多機能化に伴いリモコン装置のボタン数が増加したこと等に起因して、その操作性が悪化する場合がある。このような問題に対して、操作可能なキーのみを発光させるなどしてユーザの利便性を向上させる技術が、特許文献1〜特許文献5によって開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開平5−128828号公報
【特許文献2】特開平10−28297号公報
【特許文献3】特開平11−317986号公報
【特許文献4】特開2001−359179号公報
【特許文献5】特開2003−143435号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
デジタル放送では、放送波に映像や音声とは別のデータを付加して配信するデータ放送が行われており、その内の1つとして、インタラクティブなサービス(例えば、クイズへの参加や、アンケートの実施など)を提供するために、青・赤・緑・黄の4色の何れかの属性をもつ選択肢をデータとして送信し、これに対するユーザの選択結果を、インターネットを介するなどして収集するものがある。当該機能をインターフェース面から共通化するために、社団法人電波産業界(ARIB)によって定められたガイドラインでは、リモコン装置に青・赤・緑・黄の“色キー”を用意することが求められている。
【0005】
しかし、青・赤・緑・黄の選択肢を表示する画面のインターフェースについては必ずしも統一的な扱いがなされていない。即ち、ある番組では縦に4つの選択肢が並んでいる場合もあるし、他の番組では横に4つの選択肢が並んでいる場合がある。また、各色の並びの順番も必ずしも統一されていない。よって、リモコン装置上に青・赤・緑・黄のキーを固定して配置した場合、表示画面とキー配列の構成に齟齬が生じ、直感的な操作を行えなくなる虞があった。
【0006】
加えて、青・赤・緑・黄で選択肢を識別するインターフェースは、色覚障害者には非常に問題を有するものとなる。
【0007】
本発明は上述した点に鑑み、データ放送における4色の何れかの属性をもつ選択肢が表示される選択指示画面に対して、直感的に操作できるリモコン装置を備えたデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置は、データ放送を受信可能なデジタル放送受信装置であって、リモコン装置との間で双方向に情報を送受信する情報送受信部と、前記データ放送に含まれる最大で4択となる色情報が付加された選択指示情報の画面配置情報及び色情報を取得する選択指示情報取得部と、を備え、前記リモコン装置に、前記デジタル放送受信装置との間で双方向に情報を送受信する情報送受信部を備えさせ、且つ、前記選択指示情報に対する選択指示を行うための入力手段であって、それぞれに少なくとも4色の発光を行うことができる発光部を備えさせた入力手段を、縦横に4つずつマトリックス状に配置することにより、前記選択指示情報を受信した際には、前記選択指示情報の画面の配置情報及び色情報に基づいて、入力手段配列情報を生成してこれを前記リモコン装置へと送信し、これを受信したリモコン装置において、当該入力手段配列情報に応じて前記各入力手段の発光部を発光させることにより、前記選択指示情報の表示画面構成と前記リモコン装置上の前記入力手段の発光の構成を近似させるようにすることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、リモコン装置に少なくとも4色の発光を行うことができる発光部を備えさせた入力手段が4×4のマトリックス状に配置(即ち16個の入力手段)されるため、画面上で青・赤・緑・黄の4色の属性をもつ選択肢がどのような並び(配置)となっても、リモコン装置上の入力手段において同様の配置に(各色の配置が画面上と同様の配置となるように)することが可能となる。
【0010】
請求項2のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置は、請求項1記載のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置であって、前記マトリックス状に配置された各入力手段の全てを、何れかの前記選択指示情報に対する選択指示キーとして割当てることにより、全ての前記入力手段の発光部を発光させるようにすると共に、前記選択指示情報の表示画面構成と前記リモコン装置上の前記入力手段の発光の構成を近似させるようにすることを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、16個の入力手段の全てが何れかの“選択指示情報”に対する選択指示キーとして割当てられ、これにより何れかの色で全ての入力手段の発光部が発光することとなる。
【0012】
請求項3のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置は、請求項1又は請求項2に記載のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置であって、前記入力手段配列情報を生成した際に、前記デジタル放送受信装置において、当該入力手段配列情報に応じてリモコン装置からのキーコードを判別する為のキーコード判別テーブルを修正し、当該テーブルに基づいて、前記リモコン装置からの前記入力手段の入力により発生するキーコードを判別することを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、リモコン装置から送信されるキーコード自体の変更はされずに、これを受信したデジタル放送受信装置側において、各入力手段が何れの「“選択指示情報”に対する選択指示キー」に該当するのかの判断(リモコン装置から受信したキーコードが指示する内容)が、修正されたキーコード判別テーブルに基づいてなされる。
【0014】
請求項4のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置は、請求項1又は請求項2に記載のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置であって、前記入力手段配列情報を受信した前記リモコン装置において、当該入力手段配列情報に応じて各入力手段に割当てるキーコードを変更することを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、リモコン装置側において、デジタル放送受信装置が正常に「“選択指示情報”に対する選択指示キー」であることを判断できるように、キーコードが変更されて送信される。
【0016】
請求項5のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置は、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置であって、前記入力手段の発光部を、各選択指示情報の別ごとに異なる周期で点滅させることを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、例えば、青の選択肢に割当てられた入力手段(複数の場合あり)の発光部と、赤の選択肢に割当てられた入力手段(複数の場合あり)の発光部が、異なる周期で点滅して発光する。なお、「異なる周期で点滅」における“周期”には0や無限大の概念が含まれ、従って、点滅しないものも含む概念である。
【発明の効果】
【0018】
本発明の請求項1の、データ放送を受信可能なデジタル放送受信装置であって、リモコン装置との間で双方向に情報を送受信する情報送受信部と、前記データ放送に含まれる最大で4択となる色情報が付加された選択指示情報の画面配置情報及び色情報を取得する選択指示情報取得部と、を備え、前記リモコン装置に、前記デジタル放送受信装置との間で双方向に情報を送受信する情報送受信部を備えさせ、且つ、前記選択指示情報に対する選択指示を行うための入力手段であって、それぞれに少なくとも4色の発光を行うことができる発光部を備えさせた入力手段を、縦横に4つずつマトリックス状に配置することにより、前記選択指示情報を受信した際には、前記選択指示情報の画面の配置情報及び色情報に基づいて、入力手段配列情報を生成してこれを前記リモコン装置へと送信し、これを受信したリモコン装置において、当該入力手段配列情報に応じて前記各入力手段の発光部を発光させることにより、前記選択指示情報の表示画面構成と前記リモコン装置上の前記入力手段の発光の構成を近似させるようにすることを特徴とするリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置によれば、リモコン装置に少なくとも4色の発光を行うことができる発光部を備えさせた入力手段が4×4のマトリックス状に配置され、画面上で青・赤・緑・黄の4色の属性をもつ選択肢がどのような並び(配置)となっても、リモコン装置上の入力手段において同様の配置にすることが可能となり、画面上のインターフェースとリモコン装置上のインターフェースが共通化されるため、ユーザは画面を見ながらリモコン装置を直感的に操作することができ、ユーザの利便性に優れる。また、このことはユーザの誤操作(例えば“青”を選択しようとしたのに赤のボタンを押してしまうこと)も抑止できるものであり、従って、アンケート結果を収集する側にとってもより正確な結果を得られるという副次的な効果も有する。
【0019】
本発明の請求項5の、前記入力手段の発光部を、各選択指示情報の別ごとに異なる周期で点滅させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のリモコン装置を備えるデジタル放送受信装置によれば、例えば、青の選択肢に割当てられた入力手段の発光部と、赤の選択肢に割当てられた入力手段の発光部が、異なる周期で点滅して発光するため、色覚障害者においても、それぞれの選択肢の相違を認識でき、デジタル放送受信装置側のみの対応によってユニバーサルデザイン化を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
【0021】
図1は本実施例のデジタルテレビ(デジタル放送受信装置の一例)の本発明に関する構成の概略を示すブロック図であり、図2は同デジタルテレビと放送局側との間における情報の送受信のための構成の概略を示すブロック図である。図3〜図4は同デジタルテレビの本発明に関する動作の概略を示すフローチャートである。
【0022】
図1に示されるように、デジタルテレビ1は、装置全体の制御や各種演算処理などを行う制御部101と、記憶部102と、各周波数のデジタル放送波を受信するチューナ部103と、チューナ部103によって受信された信号のデジタル復調処理や、MPEG規格に準じた複号化処理などを行うMPEG部104と、データ放送に含まれる選択指示情報の画面配置情報及び色情報を取得する選択指示情報取得部105と、ユーザに対する入力インターフェースとなるリモコン装置2と、同じく入力インターフェースである本体操作部110と、リモコン装置2との間で信号を送受信する発光部112・受光部111(情報送受信部)と、本体操作部110若しくは受光部111からの信号内容を判別するキー判別部109と、MPEG部104から出力された映像データを表示部108へと表示させる処理を行う表示処理部107と、表示部108と、家庭内LAN203へのデータの送受信を行う通信部106と、などを備える。
【0023】
図2に示されるように、デジタルテレビ1は放送局211から放送されるデジタル放送を受信・表示するものであり、デジタル放送に含まれるデータ放送によるアンケートの回答などを、インターネットを介して放送局側へと送信できるように構成される。即ち、デジタルテレビ1は家庭内LAN203上に接続され、インターネットを介して放送局側のサーバ212へと情報を送信できる(放送局側からインターネットを介して情報(アンケート情報等)を受信できるものであってもよい)ものである。
【0024】
リモコン装置2には、リモコン装置の制御や各種演算処理などを行うリモコン制御部21と、本体との間で信号を送受信する発光部22・受光部23(情報送受信部)と、データ放送に対する回答等の入力を行うための入力手段24と、などを備える。入力手段24は、4×4のマトリックス状に配置されたボタンによって構成され、各ボタンには青・赤・緑・黄の4色の発光を行うことができるLED(フルカラー発光可能なLEDを1つ設けるものでも、単色のLEDを4つ設けるものであっても構わない)がそれぞれ備えられている。
【0025】
次に、上記構成のデジタルテレビ1の本発明に関する動作の概略を図3、図4を参照しつつ説明する。
【0026】
ステップ301においてデータ放送(青・赤・緑・黄の4色の何れかの属性をもつ選択肢に関するデータ)の受信をした場合に、当該受信したデータから、選択指示情報取得部105によって選択肢の画面構成を取得する(ステップ302)。“選択肢の画面構成”とは、各色の選択肢が画面上にどのような配置となって表示されるのかを示すものであり、例えば、図5にその例を示したように、縦に選択肢が並んで配置されるもの(図a1)や、マトリックス状に配置されるもの(図b1)、横に並んで配置されるもの(図c1)など種々のパターンがある。なお、選択肢画面は、表示部108の画面全部に表示させるものの他、表示部108の画面の一部のエリアに表示されるものもあるが、本発明の概念を説明するにおいてこれらの差は特に関係ないため、“選択肢画面”の部分に関してのみ説明する。
【0027】
ステップ303では、ステップ302において取得された各選択肢の色と配置のデータ(データ放送によって配信されるデータに含まれている情報)に基づいて、入力手段24のキー(ボタン)配列を決定し、キー配列情報テーブル(入力手段配列情報)を生成して記憶部102に格納する。図6には、キー配列情報テーブル60の一例を示した。各テーブル(図a)〜(図c)は、図5の選択肢画面構成例(図a1)〜(図c1)に対応したものである。即ち、“選択肢画面”における各色の選択肢の配置と、入力手段24のキー配列構成とが同様の(類似する)ものとなるようにキー配列情報テーブル60が構成される。なお、キー配列情報テーブル60は、取得した“選択肢画面”のデータに基づいてその都度生成するものであっても構わないし、予め数パターンのキー配列情報テーブルを記憶部102に設定しておき、取得した“選択肢画面”に最も近いと判断されるキー配列情報テーブルを選択するものであっても構わない。
【0028】
ステップ304では、ステップ303で生成した入力手段配列情報をリモコン装置2へと送信する。これを受信したリモコン装置2では(図4:ステップ401)、当該情報に基づいて入力手段24の各ボタンのLEDを発光させる処理を行う(ステップ402)。なお、図5には、入力手段24の発光状態の一例を示している。選択肢画面構成例(図a1)〜(図c1)に対応して、入力手段24の発光状態がこれと同様の構成となっている(図a2)〜(図c2)。
【0029】
デジタルテレビ本体側では、ステップ303で生成したキー配列情報テーブル60に応じてキーコード判別テーブルを修正する(図3:ステップ305)。キーコード判別テーブルとは、リモコン装置2から受信したキーコードに対し、それが何を意味しているのかを判別するための“対応表”である。図8にはキーコード判別テーブル80の一例を示した。各テーブル(図a)〜(図c)は、図6の各キー配列情報テーブル60(図a)〜(図c)に対応したものである。ここで、入力手段24の各キー(ボタン)には便宜上の番号が付与されており、図7にその対応表を示した。
【0030】
ユーザがリモコン装置2の入力手段24を操作(何れかのボタンの入力)した際には(図4:ステップ403)、リモコン装置2から入力のあったボタンに該当するキーコードが送信され(ステップ404)、これを受信したデジタルテレビ本体では(図3:ステップ306)、キーコード判別テーブル80に基づいてその内容を判別し(ステップ307)、当該指示に従った処理(選択された選択肢情報を通信部106から家庭内LAN203へと送出し、インターネットを介して放送局側へと送信させる処理など)を実行する(ステップ308)。例えば、リモコン装置2のキー13(入力手段24の左下の隅のボタン)が入力された場合、リモコン装置2からキーコード“cccc”が送信され、これを受信した本体側において、ユーザによってどの色の選択肢が選択されたのかをキーコード判別テーブル80に基づいて判別するものであり、例えば、図8(a)の場合(即ち、図5(a1)・(a2)の状態)においては、ユーザの選択が“黄”であったと判断され、図8(b)の場合(即ち、図5(b1)・(b2)の状態)においては、ユーザの選択が“緑”であったと判断されることとなる。
【0031】
なお、“選択肢画面”に対する選択処理の終了などにより、“選択肢画面”の表示が終了した場合など(選択項目が無いような場合であって、ユーザによる選択行為が発生しない場合)には、“選択処理終了”の旨の情報を本体側からリモコン装置2側へと送信し、これを受信したリモコン装置2において入力手段24の発光をやめるような処理としてもよい。これにより、入力手段24に対する操作可能な期間をユーザが認識できる共に、省電力化が図られる。
【0032】
以上のごとく、本実施例のデジタルテレビ1によれば、リモコン装置2に少なくとも4色の発光を行うことができる発光部を備えさせた入力手段(ボタン)24が4×4のマトリックス状に配置され、画面上において青・赤・緑・黄の4色の属性をもつ選択肢がどのような並び(配置)となっていても、リモコン装置2上の入力手段24において同様の配置にすることが可能となるため、画面上のインターフェースとリモコン装置上のインターフェースが共通化され、直感的に操作をすることができ、ユーザの利便性に優れる。また、入力手段24の全てのボタンが有効(操作可能)となり、操作エリアが広い(例えば“青”を選択する際に、これに4個の隣接するボタンが対応するため、これらのうちのどこを押しても「青が選択された」と認識される)ため、誤操作が防止されるという効果も有する。
【0033】
なお、図9と図10には、キーコードをリモコン装置側でキー配列情報テーブルの構成に合わせて変更して送信するものの処理の概略を示した。図3と図4と同様の処理概念となるものについては同一の符号を使用している。
【0034】
リモコン装置2においてキー配列情報テーブルの情報を本体から受信した際には(図10:ステップ401)、これに応じてキーコードテーブルの内容を変更する(ステップ1001)。キーコードテーブルとは、リモコン装置2の入力手段24の各ボタンに対応するキーコードが格納されたテーブルである。図11にはキーコードテーブル110の一例を示した。各テーブル(図a)〜(図c)は、図6の各キー配列情報テーブル60(図a)〜(図c)に対応したものである。なお、入力手段24のキーコードは本質的に青・赤・緑・黄の何れかを示すことができればいいものであるため、4種類のキーコードがあれば足りると言えるものであるが、図11では、図8(a)のキーコードと同様のものを使用している(即ち、本体側のキーコード判別テーブルが図8(a)で固定されている場合を想定している)。この例によれば、コード“0000”〜“3333”は“青”として本体側において判断され、同じく“4444”〜“7777”は“赤”として、“8888”〜“bbbb”は“緑”として、“cccc”〜“ffff”は“黄”として、判断されることとなる。従って、リモコン装置2におけるキーコードテーブルの変更処理(ステップ1001)においては、本体側において正しい色として認識されるように、それぞれのキーコードを割当てる(上記からも明らかなように、この例においては、例えば“青”を割当てるキーに対しては“0000”〜“3333”の内の何れのコードを割当てても構わない)処理がなされる。
【0035】
上記処理により、本体側ではキーコード判別テーブルの変更処理を要することなく、リモコン装置2から送信されるキーコードの内容を判別して処理すればよい。なお、図9において、ステップ302で取得した情報をそのままリモコン装置2へと送信し、ステップ303の処理もリモコン装置側において行うようにしても構わない。
【0036】
上記説明では、各ボタンを通常発光させるものを説明したが、例えば図12に示されるような点灯周期対応テーブルを備えさせることにより、図4(若しくは図10)のステップ402の、「入力手段24の各ボタンのLEDを発光させる処理」において、同テーブルを参照して、各LEDを各色に応じた周期で点滅させて発光させる処理を行わせるようにしてもよい(また、通常点灯タイプか点滅タイプかをユーザに選択させるものとしてもよい)。
【0037】
これにより、各選択肢(色)が異なる周期で点滅することになるため、色覚障害者においても、入力手段24におけるそれぞれの選択肢の相違を認識できるようになる。且つ、本発明によれば、画面表示上とリモコン装置上のインターフェース配置が同様の構成となるため、色覚障害者であっても、所望の選択肢を間違いなく選択することができるようになる。即ち、図13(a3)・(b3)に示したように、単に4つの発光可能なボタン1301を設けて各ボタンの発光を色に応じて異なる周期で点滅させるのみでは、点滅の速度と色との対応を記憶していなければ色覚障害者にはどのボタンがどの選択肢を示すものであるかを認識することができないが、本発明によれば、画面表示とリモコン装置上のインターフェース配置が同様の構成とされているため、画面に応じて“一番上の選択肢”や“左下の選択肢”を選択することができ、所望の選択肢を間違いなく選択することができる(点滅の速度と色との対応を記憶している必要が無い)ようになるのである。
【0038】
又、リモコン装置の各ボタンに“青”などの文字表示をしている場合には、リモコン装置上のボタンが何の選択肢であるかを判別することはできるが、テレビ画面上で選択肢に“青”などの文字表示が付されていない場合には、画面上の選択肢の色を判別することができず、結果として所望の選択肢を選択することができないおそれがあるが、本発明によれば、画面に応じて“一番上の選択肢”や“左下の選択肢”を選択することができ、“色情報”に関係なく、“位置情報”によって選択肢を判別でき、色覚障害者であっても直感的に所望の選択肢を間違いなく選択することが可能になるのである。
【0039】
なお、上記実施例中では、主に選択肢が4つの場合を例にして(図5(c1)・(c2)には選択肢が2つの場合を示している)説明してきたが、図14に示されるように選択肢が3つであるような場合にも、入力手段24のキー配列を画面構成に近似するような構成とさせることにより有効に適用できる。また、本実施例では、あくまで入力手段24のボタン全部が発光するようにしている(全てのボタンを何れかの色に対応させている)が、入力手段24の一部のボタンのみを有効にするようにしても構わない(例えば、図15に示したように各選択肢に1つのボタンを割当てて、画面の構成と類似するようにさせるものであっても構わない)。
【0040】
実施例では、デジタル放送受信装置の具体例としてデジタルテレビを例として説明しているが、本発明をいわゆるテレビに限定するものではなく、データ放送を受信可能なデジタル放送受信装置であってリモコン装置を備えるもの(例えば、デジタルチューナ内臓のセット・トップ・ボックスや、パソコンなどであってもよい)に対して有効に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】デジタル放送受信装置の本発明に関する構成の概略を示すブロック図
【図2】デジタル放送(データ放送)の放送・受信システムの概略を示すブロック図
【図3】デジタル放送受信装置における本発明に関する処理の概略を示すフローチャート
【図4】リモコン装置における本発明に関する処理の概略を示すフローチャート
【図5】選択肢表示画面例とこれに応じた入力手段の点灯例を示す図
【図6】キー配列情報テーブルの一例を示した図
【図7】入力手段の各ボタンに付与した番号を示した表
【図8】キーコード判別テーブルの一例を示した図
【図9】デジタル放送受信装置における本発明に関する別の処理の概略を示すフローチャート
【図10】リモコン装置における本発明に関する別の処理の概略を示すフローチャート
【図11】キーコードテーブルの一例を示した図
【図12】点灯周期対応テーブルの一例を示した図
【図13】選択肢表示画面例とこれに応じた入力手段の点灯例を示す図
【図14】選択肢表示画面例とこれに応じた入力手段の点灯例を示す図
【図15】選択肢表示画面例とこれに応じた入力手段の点灯例を示す図
【符号の説明】
【0042】
1 デジタル放送受信装置
2 リモコン装置
101 制御部
102 記憶部
103 チューナ部
105 選択指示情報取得部
111 発光部(情報送信部)
112 受光部(情報受信部)
21 リモコン制御部
22 発光部(情報送信部)
23 受光部(情報受信部)
24 入力手段
60 キー配列情報テーブル(入力手段配列情報)
80 キーコード判別テーブル
【出願人】 【識別番号】390001959
【氏名又は名称】オリオン電機株式会社
【出願日】 平成18年7月27日(2006.7.27)
【代理人】 【識別番号】100091694
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 守


【公開番号】 特開2008−35041(P2008−35041A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−204435(P2006−204435)