| 【発明の名称】 |
画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】小野 博明
|
| 【要約】 |
【課題】フレーム画像における被写体の動きを考慮して、軌跡合成画像を表示するための最適な撮像制御を行う。
【構成】軌跡生成部200は、撮像された入力画像について軌跡合成画像を生成する。被写体状態検出部300は、入力画像における被写体の状態を検出する。入力制御部546は、被写体状態検出部300において検出された被写体の動く速度に応じて撮像間隔および露光時間を算出し、これら撮像間隔および露光時間に基づいて前記撮像の制御を行う。また、撮像制御部546は、被写体状態検出部300において被写体が動いている状態であることが検出されている場合に入力画像を撮像するよう制御する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 時系列に入力される入力画像における被写体の状態を検出する被写体状態検出手段と、 前記検出された被写体の状態に応じて前記入力画像の撮像を制御する撮像制御手段と、 前記撮像制御手段によって撮像制御された入力画像の対応する画素位置の画素値を合成して出力画像として出力する画像合成手段と を具備することを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 前記出力画像は前記被写体の軌跡を示す画像であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項3】 前記画像合成手段は、 前記入力画像から所定の数の入力画像を選択画像として選択する画像選択手段と、 前記選択画像の対応する画素位置のそれぞれについて前記選択画像の画素値の中で所定の分布を有する画素値を背景画像の対応する画素位置の画素値として生成する背景生成手段と、 前記背景画像の画素値を保持する背景画像保持手段と、 前記出力画像の画素値を保持する出力画像保持手段と、 前記入力画像の画素値が背景画像保持手段に保持された前記背景画像の対応する画素値と相違する程度を示す相違度を生成する相違度生成手段と、 前記出力画像の画素値について前記相違度に応じて前記入力画像の対応する画素位置の画素値を合成して新たな出力画像の画素値として前記出力画像保持手段に保持させる出力画像合成手段とを具備する ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項4】 前記被写体状態検出手段は、前記被写体の状態として前記被写体の動きを検出し、 前記撮像制御手段は、前記検出された被写体の動く速度に応じて撮像間隔を算出し、前記撮像間隔に基づいて前記撮像の制御を行う ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項5】 前記撮像制御手段は、前記検出された被写体の動く速度が速いほど前記撮像間隔が短くなるようにする ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 【請求項6】 前記被写体状態検出手段は、前記被写体の状態として前記被写体の動きを検出し、 前記撮像制御手段は、前記検出された被写体の動く速度に応じて露光時間を算出し、前記露光時間に基づいて前記撮像の制御を行う ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項7】 前記撮像制御手段は、前記検出された被写体の動く速度が速いほど前記露光時間が短くなるようにする ことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。 【請求項8】 前記被写体状態検出手段は、前記被写体の状態として前記被写体の動きを検出し、 前記撮像制御手段は、前記被写体が動いている状態であれば前記入力画像を撮像するよう制御し、前記被写体が静止している状態であれば前記入力画像の撮像を停止するよう制御する ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項9】 前記入力画像の撮像開始位置の指定を検出する開始検出手段をさらに具備し、 前記撮像制御手段は、前記撮像開始位置以降において、前記被写体が動いている状態であれば前記入力画像を撮像するよう制御し、前記被写体が静止している状態であれば前記入力画像の撮像を停止するよう制御する ことを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。 【請求項10】 前記入力画像の撮像終了位置の指定を検出する終了検出手段をさらに具備し、 前記撮像制御手段は、前記撮像開始位置と前記撮像終了位置との間において、前記被写体が動いている状態であれば前記入力画像を撮像するよう制御し、前記被写体が静止している状態であれば前記入力画像の撮像を停止するよう制御する ことを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。 【請求項11】 時系列に入力される入力画像における被写体の状態として前記被写体の動きを検出する被写体状態検出手順と、 前記検出された被写体の動く速度に応じて撮像間隔または露光時間を算出する算出手順と、 前記撮像間隔または前記露光時間に基づいて前記入力画像の撮像を制御する撮像制御手順と、 前記撮像制御された入力画像の対応する画素位置の画素値を合成して出力画像として出力する画像合成手順と を具備することを特徴とする画像処理方法。 【請求項12】 時系列に入力される入力画像における被写体の状態として前記被写体の動きを検出する被写体状態検出手順と、 前記検出された被写体の動く速度に応じて撮像間隔または露光時間を算出する算出手順と、 前記撮像間隔または前記露光時間に基づいて前記入力画像の撮像を制御する撮像制御手順と、 前記撮像制御された入力画像の対応する画素位置の画素値を合成して出力画像として出力する画像合成手順と をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像処理装置に関し、特に時系列に撮像された撮像画像における軌跡を表示する画像処理装置、および、その画像処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。 【背景技術】 【0002】 時系列に撮像された複数の撮像画像(以下、フレーム画像という。)から動被写体の軌跡を示す画像(以下、軌跡合成画像という。)を生成する方法として、映像データから複数のフレーム画像を抽出し、輝度値に応じた重みを付けて一枚の静止画像を合成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。 【特許文献1】特開平10−290450号公報(図1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上述の従来技術では、各フレーム画像における同一位置の画素において、輝度値の平均値からの距離が輝度値の分散以上離れている画素には大きい重みを付けて、輝度値の平均値からの距離が輝度値の分散以下に収まっている画素には小さい重みを付けて合成が行われ、その結果が出力画像の同一位置の画素として出力される。 【0004】 しかしながら、従来技術では、フレーム画像を連写するために、撮像間隔や露光時間などをユーザが予め設定しなければならない。動被写体軌跡生成および再生が可能な撮像装置においては、動被写体の軌跡生成に最適な撮像間隔や露光時間をユーザが判断するのは困難である。そのため、設定した撮像間隔が長過ぎるために動被写体の軌跡画像における時間毎の軌跡の間隔が空いて軌跡が見難くなり、また、露光時間が長過ぎるために動被写体のブレが大きくなって軌跡が見難くなるといった不具合が生じ得る。 【0005】 そこで、本発明は、フレーム画像における被写体の動きを考慮して、軌跡合成画像を表示するための最適な撮像制御を行うことを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、時系列に入力される入力画像における被写体の状態を検出する被写体状態検出手段と、上記検出された被写体の状態に応じて上記入力画像の撮像を制御する撮像制御手段と、上記撮像制御手段によって撮像制御された入力画像の対応する画素位置の画素値を合成して出力画像として出力する画像合成手段とを具備することを特徴とする画像処理装置である。これにより、被写体の状態に応じて合成対象となる入力画像の撮像を制御させるという作用をもたらす。 【0007】 また、この第1の側面において、上記出力画像は上記被写体の軌跡を示す画像とすることができる。 【0008】 また、この第1の側面において、上記画像合成手段が、上記入力画像から所定の数の入力画像を選択画像として選択する画像選択手段と、上記選択画像の対応する画素位置のそれぞれについて上記選択画像の画素値の中で所定の分布を有する画素値を背景画像の対応する画素位置の画素値として生成する背景生成手段と、上記背景画像の画素値を保持する背景画像保持手段と、上記出力画像の画素値を保持する出力画像保持手段と、上記入力画像の画素値が背景画像保持手段に保持された上記背景画像の対応する画素値と相違する程度を示す相違度を生成する相違度生成手段と、上記出力画像の画素値について上記相違度に応じて上記入力画像の対応する画素位置の画素値を合成して新たな出力画像の画素値として上記出力画像保持手段に保持させる出力画像合成手段とを具備することができる。これにより、時系列に入力される入力画像によって背景画像を更新し、入力画像の画素値との間の相違度に応じて出力画像の画素値を生成させるという作用をもたらす。 【0009】 また、この第1の側面において、上記被写体状態検出手段が、上記被写体の状態として上記被写体の動きを検出し、上記撮像制御手段が、上記検出された被写体の動く速度に応じて撮像間隔を算出し、上記撮像間隔に基づいて上記撮像の制御を行うようにしてもよい。これにより、被写体の状態に応じて最適な撮像間隔で撮像を行わせるという作用をもたらす。例えば、上記撮像制御手段が、上記検出された被写体の動く速度が速いほど上記撮像間隔が短くなるようにしてもよい。 【0010】 また、この第1の側面において、上記被写体状態検出手段が、上記被写体の状態として上記被写体の動きを検出し、上記撮像制御手段が、上記検出された被写体の動く速度に応じて露光時間を算出し、上記露光時間に基づいて上記撮像の制御を行うようにしてもよい。これにより、被写体の状態に応じて最適な露光時間で撮像を行わせるという作用をもたらす。例えば、上記撮像制御手段は、上記検出された被写体の動く速度が速いほど上記露光時間が短くなるようにしてもよい。 【0011】 また、この第1の側面において、上記被写体状態検出手段が、上記被写体の状態として上記被写体の動きを検出し、上記撮像制御手段が、上記被写体が動いている状態であれば上記入力画像を撮像するよう制御し、上記被写体が静止している状態であれば上記入力画像の撮像を停止するよう制御するようにしてもよい。これにより、被写体が動いている状態に限り入力画像を撮像させるという作用をもたらす。 【0012】 さらに、この第1の側面において、上記入力画像の撮像開始位置の指定を検出する開始検出手段をさらに具備し、上記撮像制御手段が、上記撮像開始位置以降において、上記被写体が動いている状態であれば上記入力画像を撮像するよう制御し、上記被写体が静止している状態であれば上記入力画像の撮像を停止するよう制御するようにしてもよい。これにより、指定された撮像開始位置以降において、被写体が動いている状態に限り入力画像を撮像させるという作用をもたらす。 【0013】 さらに、この第1の側面において、上記入力画像の撮像終了位置の指定を検出する終了検出手段をさらに具備し、上記撮像制御手段が、上記撮像開始位置と上記撮像終了位置との間において、上記被写体が動いている状態であれば上記入力画像を撮像するよう制御し、上記被写体が静止している状態であれば上記入力画像の撮像を停止するよう制御するようにしてもよい。これにより、指定された開始位置と終了位置との間において、被写体が動いている状態に限り入力画像を撮像させるという作用をもたらす。 【発明の効果】 【0014】 本発明によれば、フレーム画像における被写体の動きを考慮して、軌跡合成画像を表示するための最適な撮像制御を行うことができるという優れた効果を奏し得る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 【0016】 図1は、本発明の実施の形態における画像処理装置の一態様としての撮像装置の一構成例を示す図である。この撮像装置は、大別して光学系、信号処理系、記録系、表示系、および、制御系から構成される。 【0017】 光学系は、被写体の光画像を集光するレンズ11と、光画像の光量を調整する絞り12と、集光された光画像を光電変換して電気信号に変換する撮像素子13とから構成される。撮像素子13は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサなどにより実現される。 【0018】 信号処理系は、撮像素子13からの電気信号をサンプリングするサンプリング回路21と、サンプリング回路21から供給されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路22と、A/D変換回路22から入力されるデジタル信号に所定の画像処理を施す画像処理回路23とから構成される。サンプリング回路21は、例えば、相関2重サンプリング回路(CDS:Correlated Double Sampling)によって実現される。これにより、撮像素子13で発生するノイズが軽減される。なお、画像処理回路23により実行される処理の詳細については後述する。 【0019】 記録系は、画像信号を記憶するメモリ32と、画像処理回路23によって処理された画像信号を符号化してメモリ32に記録し、また、メモリ32から画像信号を読み出して復号し、画像処理回路23に供給する符号化/復号器31とから構成される。 【0020】 表示系は、画像処理回路23によって処理された画像信号をアナログ化するD/A変換回路41と、アナログ化された画像信号を後段の表示部43に適合する形式のビデオ信号にエンコードするビデオエンコーダ42と、入力されるビデオ信号に対応する画像を表示する表示部43とから構成される。表示部43は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等により実現され、ファインダとしての機能も有する。 【0021】 制御系は、撮像素子13、サンプリング回路21、A/D変換回路22、および、画像処理回路23の動作タイミングを制御するタイミング生成器51と、ユーザによるシャッタ操作やその他のコマンド入力を受け付けるための操作入力受付部52と、周辺機器を接続するためのドライバ53と、撮像装置全体を制御する制御部54とから構成される。ドライバ53には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または、半導体メモリ等が接続される。制御部54は、これらに記憶されている制御用プログラムを、ドライバ53を介して読み出し、読み出した制御用プログラムや操作入力受付部52から入力されるユーザからのコマンド等に基づいて制御を行う。 【0022】 画像処理回路23、符号化/復号器31、メモリ32、タイミング生成器51、操作入力受付部52、および、制御部54は、バス59を介して相互に接続されている。 【0023】 この撮像装置において、被写体の光学画像(入射光)は、レンズ11および絞り12を介して撮像素子13に入射され、撮像素子13によって光電変換されて電気信号となる。得られた電気信号は、サンプリング回路21によってノイズ成分が除去され、A/D変換回路22によってデジタル化された後、画像処理回路23が内蔵する(図示しない)画像メモリに一時格納される。 【0024】 なお、通常の状態では、タイミング生成器51による信号処理系に対する制御により、画像処理回路23の内蔵する画像メモリには、一定のフレームレートで絶えず画像信号が上書きされるようになされている。画像処理回路23の内蔵する画像メモリの画像信号は、D/A変換回路41によってアナログ信号に変換され、ビデオエンコーダ42によってビデオ信号に変換されて対応する画像が表示部43に表示される。 【0025】 表示部43は、撮像装置のファインダとしての役割も担っている。ユーザが操作入力受付部52に含まれるシャッターボタンを押下した場合、制御部54は、タイミング生成器51に対して、シャッターボタンが押下された直後の画像信号を保持するように、すなわち、画像処理回路23の画像メモリに画像信号が上書きされないように、信号処理系を制御する。画像処理回路23の画像メモリに保持された画像データは、符号化/復号器31によって符号化されてメモリ32に記録される。以上のような撮像装置の動作によって、1枚の画像データの取込みが完了する。 【0026】 図2は、本発明の実施の形態における撮像装置の制御部54の周辺の一構成例を示す図である。制御部54は、操作入力受付部52において受け付けられた操作入力に従って、A/D変換回路22または符号化/復号器31から出力された入力画像を画像処理回路23に供給し、その結果を後段のD/A変換回路41または符号化/復号器31に出力するものである。この制御部54は、撮像開始検出部541と、撮像終了検出部542と、撮像間隔検出部543と、露光時間検出部544とを備えている。また、操作入力受付部52は、ユーザによる撮像操作入力、撮像間隔および露光時間の設定をそれぞれ受け付ける撮像操作受付部521と、撮像間隔設定部523と、露光時間設定部524とを備えている。また、画像処理回路23は、軌跡合成画像を生成する軌跡生成部200と、被写体の状態を検出する被写体状態検出部300とを備えている。 【0027】 被写体状態検出部300は、撮像制御部546から供給された入力画像における被写体の状態を検出するものである。この被写体状態検出部300は、被写体の動き(方向および量)を表すベクトル(動きベクトル:Optical Flow)を算出する。この動きベクトルを求めるにあたっては、連続するフレームから画像データ中の移動物体がどの向きにどれ位の速さで移動したかを計算することになる。その代表的な方法として知られるブロックマッチングでは、あるフレームにおける画素点が次フレームのどの位置に移動したかを探索することにより動きベクトルが得られる。この場合の画素点としては、探索のし易さ等の観点から特徴点が用いられることが多い。この被写体状態検出部300によって検出された被写体の状態は、撮像制御部546に供給される。 【0028】 操作入力受付部52において、撮像操作受付部521は、ユーザによる撮像のための操作を受け付けるものであり、例えば、デジタルスチルカメラにおけるシャッターボタンに対応する。連写モードにおいて、このシャッターボタンが押下され続けている間、一定の間隔で連続撮像(連写)が行われる。撮像間隔設定部523は、連写モードによる撮像の際の各フレームの時間的間隔が設定されるものである。撮像間隔は、ユーザによって予め設定され、もしくは、撮像装置として固定的に設定される。露光時間設定部524は、撮像の際の露光時間が設定されるものである。露光時間とは、撮像素子13に光画像が当る時間である。 【0029】 制御部54において、撮像開始検出部541は、撮像操作受付部521において受け付けられた撮像操作に基づいて撮像の開始が指示されたことを検出するものである。撮像終了検出部542は、撮像操作受付部521において受け付けられた撮像操作に基づいて撮像の終了が指示されたことを検出するものである。例えば、通常の連写モードにおいては、シャッターボタンが押下されると撮像の開始を意味し、シャッターボタンの押下が解除されると撮像の終了を意味する。 【0030】 撮像間隔検出部543は、撮像間隔設定部523に設定された撮像間隔を取得するものである。露光時間検出部544は、露光時間設定部524に設定された露光時間を取得するものである。 【0031】 撮像制御部546は、A/D変換回路22または符号化/復号器31から出力された入力画像の撮像を制御するものである。この撮像制御部546は、撮像開始検出部541によって検出された撮像開始位置から撮像終了検出部542によって検出された撮像終了位置に至るまでの間、入力画像を撮像するように制御する。このとき、撮像制御部546は、被写体状態検出部300によって検出された被写体の状態に応じて入力画像の撮像を制御することができる。例えば、被写体が動いている状態にあることを被写体状態検出部300が検出している間に限って、入力画像を撮像するようにしてもよい。なお、撮像開始位置の時刻から撮像終了位置の時刻までの時間を撮像間隔で割った値が連続撮像枚数となる。 【0032】 また、撮像制御部546は、撮像間隔検出部543によって取得された撮像間隔に従って連続撮像を行うよう制御を行う。但し、ユーザが撮像間隔設定部523において適切な撮像間隔を設定することは必ずしも容易ではないため、撮像制御部546は、被写体状態検出部300によって検出された被写体の状態に応じて撮像間隔を算出し、その撮像間隔に基づいて撮像の制御を行う。例えば、被写体状態検出部300によって検出された被写体の動く速度が速いほど撮像間隔が短くなるようにし、被写体の動く速度が遅いほど撮像間隔が長くなるようにする。すなわち、被写体の動きが速い場合に撮像間隔が長いと、被写体の軌跡を生成した際に時刻毎の軌跡が散在して、被写体の軌跡の視認性が低下してしまうからである。 【0033】 撮像制御部546において、時間単位(例えば、秒単位)の撮像間隔iは次式により算出される。 i=(Mu/Mo)×io 但し、Moは被写体状態検出部300によって検出された被写体の動き量(動きベクトルの大きさ)をピクセル単位で示すものであり、Muはユーザによって設定された動被写体の軌跡画像上の軌跡における被写体の動き量をピクセル単位で示すものである。例えば、動被写体を50ピクセル毎に移動させた際の軌跡画像を得たい場合には、Mu=50を設定することになる。また、ioは被写体の動きベクトル検出時の撮像間隔を時間単位(例えば、秒単位)で示すものである。 【0034】 また、撮像制御部546は、露光時間検出部544によって取得された露光時間に従って撮像を行うよう制御を行う。但し、ユーザが露光時間設定部524において適切な露光時間を設定することは必ずしも容易ではないため、撮像制御部546は、被写体状態検出部300によって検出された被写体の状態に応じて露光時間を算出し、その露光時間に基づいて撮像の制御を行う。例えば、被写体状態検出部300によって検出された被写体の動く速度が速いほど露光時間が短くなるようにし、被写体の動く速度が遅いほど露光時間が長くなるようにする。すなわち、露光時間が短いほど動被写体のブレが少なくなる一方で、露光時間が短すぎると信号雑音比(S/N比:Signal to Noise ratio)が悪化してしまうため、S/N比の維持と動被写体のブレ抑止のバランスを考慮して露光時間を自動的に算出することは動被写体の軌跡を生成するために有用である。 【0035】 なお、このようにして算出された撮像間隔および露光時間は、タイミング生成器51に供給され、光学系および信号処理系における制御に用いられることになる。 【0036】 図3は、本発明の実施の形態における軌跡生成例を示す図である。ここでは、時刻t−1および時刻tにおける物体の軌跡が示されている。ベクトルvは、時刻t−1から時刻tに至る際の動被写体の動きベクトルを表している。この動きベクトルは、被写体状態検出部300によって検出される。 【0037】 図3(a)における動きベクトルを基準とすると、同図(b)のように、動きベクトルの大きさが大きい場合には、被写体の動きが速いということを意味する。この場合、撮像の際には、同図(a)の場合よりも撮像間隔を短くした方が、ユーザにとって軌跡合成画像が見易くなると考えられる。 【0038】 一方、同図(c)のように、動きベクトルの大きさが小さい場合には、被写体の動きが遅いということを意味する。この場合、撮像の際には、同図(a)の場合よりも撮像間隔を長くした方が、ユーザにとって軌跡合成画像が見易くなると考えられる。 【0039】 図4は、本発明の実施の形態における撮像装置の画像処理回路23の一構成例を示す図である。この画像処理回路23は、軌跡画素フレーム選択部221と、背景画素フレーム選択部222と、背景生成部231と、背景画像保持部261と、相違度生成部240と、軌跡合成部250と、軌跡合成画像保持部270とを備えている。この画像処理回路23は、動被写体の移動する途中の状態を複数枚の軌跡合成画像として表示するものであり、n枚の入力画像210が予め判明していることを想定する。 【0040】 背景画素フレーム選択部222は、時系列に撮像されたn枚のp×q画素からなる入力画像210(I1〜In)において対応する画素位置のn個の画素値の中から背景値の生成に必要な画素値を選択するものである。選択されたフレームは、信号線228を介して、背景生成部231に順次供給されていく。 【0041】 なお、この背景画素フレーム選択部222は、n枚の中から入力画像を間引いて利用することにより、n枚全てを用いる場合と比べて背景値の生成のための処理を簡略化することができる。例えば、背景画素フレーム選択部222によって選択される画素値を「n/10」枚に間引くことにより、処理の高速化を図ることができる。 【0042】 背景生成部231は、信号線228を介して背景画素フレーム選択部222から供給された画素値に基づいて背景値を生成するものである。この背景生成部231によって生成された背景値は、信号線239を介して背景画像保持部261に供給される。 【0043】 背景画像保持部261は、信号線239を介して背景生成部231から供給されたp×q画素からなる背景画像を保持するものである。この背景画像保持部261に保持された背景画像は、信号線269を介して相違度生成部240に供給される。 【0044】 軌跡画素フレーム選択部221は、時系列に撮像されたn枚のp×q画素からなる入力画像210(I1〜In)において対応する画素位置のn個の画素値を選択するものである。すなわち、背景画素フレーム選択部222とは異なり、軌跡画素フレーム選択部221は間引きを行うことなく全ての入力画像を選択する。 【0045】 相違度生成部240は、信号線269を介して背景画像保持部261から供給された背景画像の画素値と、信号線229を介して軌跡画素フレーム選択部221から供給されたフレームの画素値との画素位置毎の相違度を生成するものである。すなわち、相違度生成部240は、p×q組の対応する画素値同士の距離を算出して、p×q組分の相違度を生成する。 【0046】 軌跡合成画像保持部270は、p×q画素からなる軌跡合成画像を保持するものである。この軌跡合成画像保持部270に保持された軌跡合成画像は、信号線279を介して軌跡合成部250に供給される。軌跡合成部250は、信号線279を介して軌跡合成画像保持部270から供給された軌跡合成画像St−1の画素値と、信号線229を介して軌跡画素フレーム選択部221から供給されたフレームItの画素値とを合成して新たな軌跡合成画像St(290)を生成するものである。すなわち、軌跡合成部250は、軌跡合成画像保持部270に保持される軌跡合成画像を新たなフレームによって更新していくことによって、軌跡合成画像保持部270にその時点の軌跡合成画像を保持させる。 【0047】 図5は、本発明の実施の形態における画像処理回路23の背景生成部231の一構成例を示す図である。この背景生成部231は、ヒストグラム生成部232と、背景値判定部233とを備えている。 【0048】 ヒストグラム生成部232は、信号線228を介して背景画素フレーム選択部222から供給されたn個の画素値についてヒストグラムを生成するものである。このヒストグラムは、画素値の大きさに対する出現頻度を表すものである。例えば、画素値が図6のような分布を示している場合を想定すると、そのヒストグラムは図7のようになる。すなわち、図6の13個の画素値において、画素値aの出現頻度が2回、画素値bの出現頻度が1回、画素値cの出現頻度が7回、画素値dの出現頻度が1回、画素値eの出現頻度が2回であることから、図7のようなヒストグラムが生成される。 【0049】 なお、ヒストグラムは、輝度のみであれば図7のように一次元のヒストグラムになるが、RGB形式の画素値であれば三次元のヒストグラムになる。すなわち、定義する色空間に応じた次元のヒストグラムが生成される。 【0050】 背景値判定部233は、ヒストグラム生成部232において生成されたヒストグラムに基づいて、背景値を判定するものである。具体的には、背景値判定部233は、ヒストグラムにおいて最も頻度の高い画素値を背景値であると判定する。例えば、図6の例であれば、最頻値を示す画素値cが背景値であると判定される。 【0051】 図8は、本発明の実施の形態における画像処理回路23の相違度生成部240の一構成例を示す図である。この相違度生成部240は、距離算出部241と、相違度算出部242と、距離閾値設定部245とを備えている。 【0052】 距離算出部241は、信号線269を介して背景画像保持部261から供給された背景値と、信号線229を介して軌跡画素フレーム選択部221から供給された画素値との間の距離を算出するものである。なお、この場合の距離は、例えば色空間上の距離などを意味する。 【0053】 相違度算出部242は、距離算出部241によって算出された距離に応じて、背景値と入力画像の画素値との相違度を算出するものである。すなわち、この相違度算出部242は、入力画像において動被写体と背景とを区別して、両者が異なるものであることを相違度として示すものである。相違度は、例えば、動被写体に対して「1」、背景に対して「0」が付与されるように算出するものであるが、両者を完全には区別できない場合には、その中間値をとることもある。 【0054】 相違度を算出する際、相違度算出部242は、画像の品質による誤差を考慮して、背景と動被写体とを区別するための距離の閾値(距離閾値)を想定する。すなわち、背景値と入力画像の画素値との間の距離が距離閾値以内であれば両者を完全には区別できないものとして扱い、距離閾値を越える場合には両者は完全に区別できるものとして扱う。その結果、例えば、背景値と入力画像の画素値との間の距離が距離閾値を越える場合には相違度として最大値の「1」が算出され、距離閾値以内の場合には距離に比例するように相違度が算出される。なお、距離閾値は、距離閾値設定部245に予め設定される。 【0055】 図9は、本発明の実施の形態における画像処理回路23の軌跡合成部250の一構成例を示す図である。この軌跡合成部250は、軌跡合成比率算出部251と、軌跡合成値更新部252とを備えている。 【0056】 軌跡合成比率算出部251は、信号線249を介して相違度生成部240から供給された相違度に基づいて軌跡合成の合成比率(軌跡合成比率β)を生成するものである。軌跡合成比率βの具体的な算出方法としては、例えば、フレームItの画素値と背景画像Bt−1との相違度が大きい場合には、フレームItの画素値の寄与度が大きくなるような軌跡合成比率を決定することが考えられる。これにより、背景と異なる領域ほど軌跡合成値への寄与率が高くなり、よりはっきりとした動被写体の軌跡を得ることができる。 【0057】 軌跡合成値更新部252は、軌跡合成比率算出部251によって生成された軌跡合成比率βに応じて、信号線279を介して軌跡合成画像保持部270から供給された軌跡合成画像を、信号線229を介して軌跡画素フレーム選択部221から供給されたフレームによって更新するものである。 【0058】 ここで、座標(x,y)におけるフレームItの画素値をI(x,y,t)、同じく軌跡合成画像St−1の画素値をS(x,y,t−1)とすると、新たな軌跡合成画像Stの画素値S(x,y,t)は、次式により得られる。 S(x,y,t)=β×I(x,y,t)+(1−β)×S(x,y,t−1) 【0059】 軌跡合成値更新部252は、上式の処理を全ての画素に対して行う。 【0060】 また、他の軌跡合成の手法として、相違度に基づいて2種類の算出規則を用いて軌跡合成比率を算出することが考えられる。すなわち、相違度が小さい背景領域における軌跡合成比率の算出規則を、相違度が大きい動被写体領域の算出規則とは別にして、相違度が小さくてもある程度の軌跡合成比率を与える。これにより、動被写体軌跡領域が古くなればなるほど背景の寄与率が高くなり、動被写体の軌跡がフェードアウトされたように見せることができる。つまり、新しい時刻の軌跡ははっきりしているが、時間が経つにつれて軌跡が背景に溶け込んでフェードアウトしていくようにすることが可能となる。 【0061】 例えば、図10のような5枚のフレームを合成する際、軌跡をはっきり残したい場合には、軌跡合成比率βとして、相違度が大きい動被写体領域には「1」、相違度が小さい背景領域には「0」を与えれば、図11のような結果を得ることができる。一方、軌跡をフェードアウトさせたい場合には、軌跡合成比率βとして、動被写体領域には「1」、背景領域には「0.3」乃至「0.5」程度を与えれば、図12のような結果を得ることができる。 【0062】 図13は、本発明の実施の形態における撮像制御部546による撮像制御の例を示す図である。図13(a)は、ユーザから指定された撮像開始位置、撮像終了位置、撮像間隔および露光時間を操作入力受付部52によって受け付けて、これらに従って撮像制御を行う場合の例である。この場合、指定された撮像開始位置の時刻t1から、指定された撮像終了位置の時刻t2までの間が撮像期間となる。この撮像期間において、撮像間隔402および露光時間401に基づいて連続撮像が行われる。連続撮像枚数は、撮像期間を撮像間隔402で割った値になる。なお、露光時間401は、撮像間隔402以下の値にしか指定することができない。 【0063】 図13(b)は、撮像開始位置だけを操作入力受付部52によって受け付けて、被写体状態検出部300によって検出された被写体の動きベクトルに基づいて、撮像間隔、露光時間、撮像期間などを自動算出する場合の例である。この場合、被写体の動きベクトルの大きさが所定の大きさ以上である期間を被写体動き有りと判定し、被写体動き有りの期間だけ撮像を行う。すなわち、ユーザが指定した撮像開始位置の時刻t3以降で被写体動き有りの期間(時刻t4からt5までの期間)だけ撮像を行い、被写体動きが有りから無しの状態に遷移した時点で撮像を自動的に終了する。また、この場合、被写体状態検出部300によって検出された被写体の動きベクトルに基づいて、上述のように動被写体の動きの軌跡生成に最適な撮像間隔および露光時間が算出される。 【0064】 図13(c)は、被写体の動きと撮像制御とを連動させる場合の例である。この例では、撮像開始位置および撮像終了位置を操作入力受付部52によって受け付けて、被写体状態検出部300によって検出された被写体の動きベクトルに基づいて、撮像間隔、露光時間、撮像期間などを自動算出する。撮像開始位置および撮像終了位置が被写体動き有りの期間(時刻t6からt9までの期間)に含まれるときは、撮像期間は撮像開始位置の時刻t7と撮像終了位置の時刻t8の間の期間になる。なお、撮像開始位置の時刻が被写体動き有りの期間外である場合には被写体動き有りの開始位置が撮像期間の開始位置になり、撮像終了位置の時刻が被写体動き有りの期間外である場合には被写体動き有りの終了位置が撮像期間の終了位置になる。 【0065】 図14は、本発明の実施の形態における撮像装置の画像処理回路23による処理手順の一例を示す流れ図である。 【0066】 まず、背景生成の対象となるフレームが全て選択される(ステップS941)。この処理は、背景画素フレーム選択部222によって行われる。そして、この選択されたフレームによって背景画像が生成される(ステップS942)。この処理は、背景生成部231によって行われる。 【0067】 次に、軌跡合成の対象となるフレームが入力画像として選択される(ステップS943)。この処理は、軌跡画素フレーム選択部221によって行われる。そして、背景画像および入力画像から両者の相違度が生成される(ステップS944)。この処理は、相違度生成部240によって行われる。 【0068】 そして、相違度に基づいて軌跡合成画像が更新される(ステップS945)。この処理は、軌跡合成部250によって行われる。 【0069】 軌跡合成の対象となるフレームが全て選択された場合には終了となり、そうでない場合はステップS943以降の処理が繰り返される(ステップS946)。 【0070】 このように、本発明の実施の形態によれば、被写体状態検出部300において検出された被写体の状態を撮像制御部546に反映させることによって、軌跡合成画像の生成のために最適な撮像の制御を行うことができる。 【0071】 なお、本発明の実施の形態では、軌跡合成画像を生成する際に(その直前に)背景画像を生成する構成例について説明したが、予め生成されていた背景画像を利用するようにしても構わない。例えば、図15の変形例のように、背景画像保持部261に保持されて相違度生成部240に供給された背景画像を背景画像保存部206に保存しておく。そして、その後、軌跡合成画像を生成する際には、背景生成部231による背景画像の生成を行わずに、背景画像保存部206に保存されていた背景画像を復元して背景画像保持部261に保持させる。 【0072】 これにより、同じ入力画像について軌跡合成画像を何度も生成する場合、背景画像の生成を省くことができる。背景生成のための計算コストは、軌跡合成画像の生成の場合よりも高くなるのが一般的であり、これを省略することによる効果は高い。例えば、連射撮像された複数フレーム、軌跡合成画像および背景画像を保存した後、表示部43において対象シーンの軌跡動画の再生を行う場合などに有効である。 【0073】 図15において、軌跡画素フレーム選択部221、背景画素フレーム選択部222、背景生成部231、背景画像保持部261、相違度生成部240、軌跡合成部250、および、軌跡合成画像保持部270の構成および動作は、図4の例と同様である。この例では、画像処理回路23が、A/D変換回路22から信号線201を介して供給された入力画像を受け、その入力画像、背景画像および軌跡合成画像を、それぞれ信号線207、208および209を介して後段のD/A変換回路41や符号化/復号器31に供給することを想定している。 【0074】 カメラ信号処理部202は、A/D変換回路22によってデジタル信号に変換された入力画像に対して、RGB同時化処理、カラーマトリックス処理、および、ガンマ処理などを施して、その結果を出力するものである。通常の画像出力の場合は、このカメラ信号処理部202の結果が信号線207を介してそのまま出力される。 【0075】 入力画像保持部203は、軌跡画素フレーム選択部221および背景画素フレーム選択部222に供給する入力画像を保持するものである。ここでは、図4の例と同様に、n枚の入力画像(I1〜In)が保持されるものとする。入力画像保存部205は、カメラ信号処理部202から供給された入力画像を保存するものである。入力画像保持部203は、撮像中の画像を入力画像とする場合にはカメラ信号処理部202から供給された画像を入力画像として保持し、過去に保存された画像を入力画像とする場合には入力画像保存部205に保存された画像を復元して入力画像として保持する。 【0076】 背景画像保存部206は、背景画像保持部261に保持された背景画像を保存するものである。背景画像保存部206は、信号線208を介して背景画像保持部261から供給された背景画像を一旦保存する。その後、背景画像保存部206に保存された背景画像は、必要に応じて復元されて背景画像保持部261に保持される。すなわち、軌跡合成画像を生成する際に(その直前に)背景画像を生成する場合には、背景画像保持部261は背景生成部231から供給される背景画像を保持する。一方、以前に保存した背景画像を用いて軌跡合成画像を生成する場合には、背景画像保持部261は背景画像保存部206に保存された背景画像を復元して保持する。 【0077】 軌跡合成部250から出力された軌跡合成画像は、軌跡合成画像保持部270に保持されるとともに、信号線209を介して後段のD/A変換回路41や符号化/復号器31に供給される。 【0078】 図16は、本発明の実施の形態における撮像装置の撮像の際の処理手順の一例を示す流れ図である。まず、撮像開始検出部541によって撮像の開始が検出されると(ステップS951)、入力画像の撮像が行われる(ステップS952)。この撮像の際には、被写体状態検出部300によって被写体の状態が検出される(ステップS953)。そして、この被写体の状態に応じて撮像間隔および露光時間が算出され(ステップS954およびS955)、これら撮像間隔および露光時間に基づいて撮像制御が行われる。 【0079】 この撮像は、撮像終了検出部542によって撮像の終了が検出されるまで繰り返される(ステップS956)。撮像操作受付部521においてシャッターボタンの押下の解除が受け付けられた場合や、被写体状態検出部300において被写体が静止した状態であることが検出された場合に撮像の終了が検出される。 【0080】 撮像が終了すると、背景生成部231において背景画像が生成される(ステップS957)。すなわち、図14のように背景生成の対象となるフレームが全て選択され(ステップS941)、この選択されたフレームによって背景画像が生成される(ステップS942)。 【0081】 そして、軌跡合成部250によって軌跡合成画像が生成される(ステップS958)。また、入力画像や背景画像が、それぞれ入力画像保存部205や背景画像保存部206に保存される(ステップS959)。なお、このステップS959において保存された背景画像は、軌跡合成画像の再生の際に復元されて背景画像保持部261に保持される。 【0082】 なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。 【0083】 すなわち、請求項1において、被写体状態検出手段は例えば被写体状態検出部300に対応する。また、撮像制御手段は例えば撮像制御部546に対応する。また、画像合成手段は例えば軌跡生成部200に対応する。 【0084】 また、請求項3において、画像選択手段は例えば背景画素フレーム選択手段222に対応する。また、背景生成手段は例えば背景生成部231に対応する。また、背景画像保持手段は例えば背景画像保持部261に対応する。また、出力画像保持手段は例えば軌跡合成画像保持部270に対応する。また、相違度生成手段は例えば相違度生成部240に対応する。また、出力画像合成手段は例えば軌跡合成部250に対応する。 【0085】 また、請求項9において、開始検出手段は例えば撮像開始検出部541に対応する。 【0086】 また、請求項10において、終了検出手段は例えば撮像終了検出部542に対応する。 【0087】 また、請求項11および12において、被写体状態検出手順は例えばステップS953に対応する。また、算出手順は例えばステップS954またはS955に対応する。また、撮像制御手順は例えばステップS952に対応する。また、画像合成手順は例えばステップS958に対応する。 【0088】 なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0089】 【図1】本発明の実施の形態における画像処理装置の一態様としての撮像装置の一構成例を示す図である。 【図2】本発明の実施の形態における撮像装置の制御部54の周辺の一構成例を示す図である。 【図3】本発明の実施の形態における軌跡生成例を示す図である。 【図4】本発明の実施の形態における撮像装置の画像処理回路23の一構成例を示す図である。 【図5】本発明の実施の形態における画像処理回路23の背景生成部231の一構成例を示す図である。 【図6】画素値の分布例を示す図である。 【図7】画素値の分布に基づいたヒストグラムの一例を示す図である。 【図8】本発明の実施の形態における画像処理回路23の相違度生成部240の一構成例を示す図である。 【図9】本発明の実施の形態における画像処理回路23の軌跡合成部250の一構成例を示す図である。 【図10】入力画像の一例を示す図である。 【図11】軌跡合成動画における各フレームの一例を示す図である。 【図12】軌跡合成動画における各フレームの他の例を示す図である。 【図13】本発明の実施の形態における撮像制御部546による撮像制御の例を示す図である。 【図14】本発明の実施の形態における撮像装置の画像処理回路23による処理手順の一例を示す流れ図である。 【図15】本発明の実施の形態における撮像装置の画像処理回路23の変形例を示す図である。 【図16】本発明の実施の形態における撮像装置の撮像の際の処理手順の一例を示す流れ図である。 【符号の説明】 【0090】 11 レンズ 12 絞り 13 撮像素子 21 サンプリング回路 22 A/D変換回路 23 画像処理回路 31 符号化/復号器 32 メモリ 41 D/A変換回路 42 ビデオエンコーダ 43 表示部 51 タイミング生成器 52 操作入力受付部 53 ドライバ 54 制御部 59 バス 200 軌跡生成部 202 カメラ信号処理部 203 入力画像保持部 205 入力画像保存部 206 背景画像保存部 221 軌跡画素フレーム選択部 222 背景画素フレーム選択部 231 背景生成部 232 ヒストグラム生成部 233 背景値判定部 240 相違度生成部 241 距離算出部 242 相違度算出部 245 距離閾値設定部 250 軌跡合成部 251 軌跡合成比率算出部 252 軌跡合成値更新部 261 背景画像保持部 270 軌跡合成画像保持部 300 被写体状態検出部 521 撮像操作受付部 523 撮像間隔設定部 524 露光時間設定部 541 撮像開始検出部 542 撮像終了検出部 543 撮像間隔検出部 544 露光時間検出部 546 撮像制御部
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年7月27日(2006.7.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112955 【弁理士】 【氏名又は名称】丸島 敏一
|
| 【公開番号】 |
特開2008−35028(P2008−35028A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−204319(P2006−204319) |
|