| 【発明の名称】 |
デジタル放送受信装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】久田 雅章
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| 【要約】 |
【課題】移動体の移動に伴う物理チャンネルの切替え処理において、物理チャンネルの切替え後にデジタル放送の内容を使用者に提供可能な状態となるまでの時間を短くする。
【構成】デジタル放送の受信状態が悪いと判定した場合には(S103:YES)、第1の受信復調部で復調したデジタル放送の表す映像及び音声を視聴可能な状態とする(S104)。一方、第1の受信復調部と同一の変調パラメータを用いて復調可能でかつ第1の受信復調部12が復調しているデジタル放送とは異なる物理チャンネルのデジタル放送を第2の受信復調部22に検出させる(S106)。そして、第2の受信復調部の受信状態が第1の受信復調部の受信状態よりも良好であると判定した場合(S109:YES)には、第2の受信復調部で復調したデジタル放送の表す映像及び音声を視聴可能な状態とする(S110,S111)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 移動体に搭載された状態で用いられるデジタル放送受信装置であって、 特定の物理チャンネルのデジタル放送を受信するとともにそのデジタル放送に対応する変調パラメータを用いて復調する2つの復調手段と、 デジタル放送の内容を出力することにより使用者に提供するコンテンツ提供装置に、前記2つの復調手段のそれぞれにより復調されたデジタル放送のうち一方の内容を選択的に出力させる出力処理手段と、 前記移動体の移動に伴い、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態となったか否かを判定する切替判定手段と、 を備え、 前記出力処理手段は、 前記切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に、前記2つの復調手段のうち復調したデジタル放送が、前記コンテンツ提供装置により出力されていない非出力状態の復調手段に、復調したデジタル放送が前記コンテンツ提供装置により出力されている出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を復調させ、 その非出力状態の復調手段の受信状態が出力状態の復調手段の受信状態を上回った場合に、その非出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容を、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容に替えて、前記コンテンツ提供装置に出力させること を特徴とするデジタル放送受信装置。 【請求項2】 前記切替判定手段は、受信するデジタル放送の受信状態が所定の条件で悪化する傾向にある場合に、物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定すること を特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。 【請求項3】 前記出力処理手段は、前記切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に非出力状態の復調手段に復調させたデジタル放送と、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送とが同一の内容を表すものでない場合には、その非出力状態の復調手段に、出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能な新たなデジタル放送を再度復調させること を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデジタル放送受信装置。 【請求項4】 前記出力処理手段は、 前記2つの復調手段のそれぞれにより復調されたデジタル放送をコンテンツデータに変換し、そのコンテンツデータを前記コンテンツ提供装置に送信することにより、復調されたデジタル放送の内容を前記コンテンツ提供装置に出力させる2つのデコード手段を備え、 前記切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に非出力状態の復調手段に復調させたデジタル放送の受信状態が出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の受信状態を上回り、かつ、その非出力状態の復調手段に対応するデコード手段がコンテンツデータを送信可能な状態である場合に、その非出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容を、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容に替えて、前記コンテンツ提供装置に出力させること を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。 【請求項5】 前記出力処理手段は、前記切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となっていないと判定されている場合には、前記2つの復調手段に同一の物理チャンネルのデジタル放送を復調させるとともに、それぞれにより復調されたデジタル放送のうち受信状態のよい方の内容を選択的に前記コンテンツ提供装置に出力させるダイバシティ処理を行うこと を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。 【請求項6】 前記出力処理手段は、前記切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となっていないと判定されている場合には、前記2つの復調手段に同一の物理チャンネルのデジタル放送を合成して復調させた上で前記コンテンツ提供装置に出力させるダイバシティ処理を行うこと を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。 【請求項7】 前記出力処理手段は、前記切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に、非出力状態の復調手段に、出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を検索させ、復調可能なデジタル放送が存在しなければ再び前記ダイバシティ処理を行うこと を特徴とする請求項5又は請求項6に記載のデジタル放送受信装置。 【請求項8】 前記出力処理手段は、前記切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に非出力状態の復調手段に復調させたデジタル放送の内容を、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容に替えて、前記コンテンツ提供装置に出力させた後、出力状態であった復調手段が復調するデジタル放送の物理チャンネルを、非出力状態であった復調手段が復調するデジタル放送の物理チャンネルに一致させること を特徴とする請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。 【請求項9】 前記出力処理手段は、出力状態であった復調手段が復調するデジタル放送の物理チャンネルを、非出力状態であった復調手段が復調するデジタル放送の物理チャンネルに一致させるとともに、その物理チャンネルのデジタル放送を、物理チャンネルを変更する前に用いていた変調パラメータをそのまま用いて復調させること を特徴とする請求項8に記載のデジタル放送受信装置。 【請求項10】 前記復調手段を3つ以上備え、 前記出力処理手段は、 前記切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に、前記3つ以上の復調手段のうち復調したデジタル放送が前記コンテンツ提供装置に出力されていない非出力状態の復調手段のうち1つに、復調したデジタル放送が前記コンテンツ提供装置に出力されている出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を復調させ、 その非出力状態の復調手段の受信状態が出力状態の復調手段の受信状態を上回るまでは、その非出力状態の復調手段以外の2つ以上の復調手段に同一の物理チャンネルのデジタル放送を復調させるとともに、それぞれにより復調されたデジタル放送の内容のうち受信状態のよい方を選択的に前記コンテンツ提供装置に出力させ、 その非出力状態の復調手段の受信状態が出力状態の復調手段の受信状態を上回った場合に、その非出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容を、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容に替えて、前記コンテンツ提供装置に出力させること を特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。 【請求項11】 前記復調手段を3つ以上備え、 前記出力処理手段は、 前記切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に、前記3つ以上の復調手段のうち復調したデジタル放送が前記コンテンツ提供装置に出力されていない非出力状態の復調手段のうち1つに、復調したデジタル放送が前記コンテンツ提供装置に出力されている出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を復調させ、 その非出力状態の復調手段の受信状態が出力状態の復調手段の受信状態を上回るまでは、その非出力状態の復調手段以外の2つ以上の復調手段に同一の物理チャンネルのデジタル放送を合成して復調させた上で前記コンテンツ提供装置に出力させ、 その非出力状態の復調手段の受信状態が出力状態の復調手段の受信状態を上回った場合に、その非出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容を、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容に替えて、前記コンテンツ提供装置に出力させること を特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、移動体に搭載された状態で用いられるデジタル放送受信装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、送信局(放送局や中継局等)から送信されるデジタル放送(例えば、放送規格であるISDB(Integrated Services Digital Broadcasting)−Tにより規定された地上デジタルテレビ放送)を受信し、受信したデジタル放送の表す映像及び音声を視聴可能とするデジタル放送受信装置が知られている。 【0003】 ここで、ISDB−Tにより規定された地上デジタルテレビ放送とは、MPEG(Moving Picture Experts Group)2 Systemsに規定されたTS(Transport Stream)をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調したものである。なお、TSとは、映像を表す映像TSパケット(データ)、音声を表す音声TSパケット、テレビ放送のシステム情報(データ放送用の情報、EPG(Electronic Program Guide)情報等)を表すシステム情報TSパケット等の集合体である。 【0004】 具体的には、TSに対し、リードソロモン符号化、畳込み符号化、並びに、ビット、時間及び周波数インターリーブ化する伝送路符号化処理が行われることで、OFDMフレームが生成される。そして、このOFDMフレームに、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)情報等の情報が付加される。さらに、このOFDMフレームに対してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算が行われることでOFDM信号が生成される。こうして生成されたOFDM信号にガードインターバルが付加されたものが、デジタル放送として送信局から送信される。 【0005】 このようなデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置は、一般に、デジタル放送をアンテナを介して受信するフロントエンド及びフロントエンドにより受信されたデジタル放送を復調する復調部を有した受信復調部と、TSを映像及び音声を表すMPEGデータにデコードするTSデコード部と、MPEGデータに基づき映像信号や音声信号を出力する映像音声処理部とを備えている。そして、このような構成のデジタル放送受信装置では、受信復調部で受信復調処理を行うことでデジタル放送の受信及び復調を行う。この受信復調処理について図5のフローチャートを用いて具体的に説明する。 【0006】 この受信復調処理が実行されると、まず、S10で、フロントエンドにおいて、選局された番組に対応する特定の物理チャンネルにロック(チューニング)し、ロックした物理チャンネルのデジタル放送を受信する。具体的には、例えば、スーパーへテロダイン方式では、フロントエンドは、アンテナを介して受信したデジタル放送(RF(Radio Frequency)信号)を物理チャンネルに対応した任意の周波数を出力する局部発振器とミキサとを用いて周波数変換し、バンドパスフィルタによりフィルタリング(特定の物理チャンネル以外の信号を除去)する。このような処理を行うことで、フロントエンドは、選局された番組に対応する特定の物理チャンネルのデジタル放送(IF(Intermediate Frequency)信号)を抽出する。なお、物理チャンネルとは、デジタル放送を受信するためにUHF(Ultra High Frequency)帯の電波の周波数をチャンネルごとに分割したものであり、UHF帯の電波を介して送信されるアナログ放送のチャンネル番号と基本的には同様のものである。 【0007】 続いて、S20では、復調部において、フロントエンドで抽出したデジタル放送のモード及びガードインターバルを識別する。そして、識別したガードインターバルに基づき、OFDM信号を検出する。なお、デジタル放送のモードとしては、モード1、モード2又はモード3のいずれかが用いられるよう規格が定められており、これらのうちいずれのモードが受信したデジタル放送に用いられているかを識別する。一方、ガードインターバルとしては、1/4、1/8、1/16又は1/32のいずれかが用いられるよう規格が定められており、これらのうちいずれのガードインターバルが受信したデジタル放送に用いられているかを識別する。 【0008】 続いて、S30では、復調部で、デジタル放送に含まれるTMCC情報の認識を行う。具体的には、S10で検出したOFDM信号に対し、FFT(Fast Fourier Transform)演算処理、パイロット信号の抽出処理、等化処理及びBPSK(Binary Phase Shift Keying)復調処理を行うことでOFDMフレームを生成する。このようにしてOFDMフレームを生成することによりOFDMフレームに含まれるTMCC情報が復号され、TMCC情報の認識が可能となる。なお、このTMCC情報には、受信したデジタル放送の階層構成(最大3階層)、各階層のセグメント数(1階層当たり最大13セグメント)、各階層のキャリア変調方式(DQPSK:Differential Quaternary Phase Shift Keying、QPSK:Quaternary Phase Shift Keying、16QAM:Quadrature Amplitude Modulation、64QAM)や畳込み符号化率(1/2,2/3,3/4,5/6,7/8)、インターリーブ長(モード1では0,4,8,16、モード2では0,2,4,8、モード3では0,1,2,4)を表す情報が含まれている。 【0009】 続いて、S40では、復調部で、S30で認識したTMCC情報に基づきデジタル放送の各階層を復調することで選局された番組に関するTSを抽出する。具体的には、受信したデジタル放送に対し、TMCC情報に含まれる上述した階層構成や、セグメント数や、インターリーブ長等の情報に基づき、各階層の分離処理、周波数デインタリーブ処理及び時間デインタリーブ処理を行う。さらに、これらの処理が行われたデジタル放送に対して、信号復調処理(TMCC情報に含まれている階層構成及び各階層の変調方式の情報に基づきデジタル放送の各階層を復調する処理)、ビットデインタリーブ処理、ビタビ復号処理(TMCC情報に含まれている畳込み符号化率に基づく誤り訂正処理)、バイトデインタリーブ処理、エネルギー逆拡散処理及びリードソロモン復号処理を行うことにより、デジタル放送からTSを抽出する。 【0010】 デジタル放送受信装置は、上述したような受信復調処理(S10〜S40)を受信復調部で行うことにより、TSデコード部が受信復調部で抽出されたTSを映像や音声等を表すMPEGデータにデコード可能な状態となり、MPEGデータに基づき映像信号や音声信号を出力することができる。 【0011】 以上のように、デジタル放送受信装置は、アナログ放送受信装置とは異なり、受信した電波を復調しただけでは映像信号や音声信号を取得することができないため、テレビ番組の映像及び音声を視聴可能な状態にするための処理がアナログ放送受信装置と比較して煩雑となる。このため、使用者がテレビ番組を選局してからその選局したテレビ番組が視聴可能な状態となるまでに比較的長い処理時間(0.5〜2秒程度)を要する。 【0012】 そこで、特許文献1に記載のような構成のデジタル放送受信装置が提案されている。このデジタル放送受信装置は、2つの系統の受信復調部を備えている。そして、いずれか1系統の受信復調部において、使用者により選局されたテレビ番組を表すデジタル放送の受信、復調及びデコードを行い、その受信復調部でデコードしたデジタル放送の表す映像及び音声を視聴可能な状態とする。一方、別系統の受信復調部において、使用者によりリモコンのチャンネル切替ボタンが押された場合に視聴可能な状態とすべきデジタル放送の受信、復調及びデコードをあらかじめ行っておく。そして、リモコンのチャンネル切替ボタンが押された場合に、別系統の受信復調部においてデコードされた映像及び音声を、視聴可能な状態とする。このような構成のデジタル放送受信装置によれば、リモコンのチャンネル切替ボタンが押されてから切替え後のテレビ番組が視聴可能な状態となるまでに要する処理時間を短縮することができる。 【0013】 ところで、デジタル放送受信装置には、例えば車載テレビに内蔵されたデジタル放送受信装置のように、車両等の移動体に搭載された状態で用いられるものがある。このような構成のデジタル放送受信装置では、電波の受信状態が移動体の移動に伴い変化することとなる。例えば、図6に示すように、送信局Aのサービスエリアから送信局Bのサービスエリアへ移動体が移動する過程においては、送信局Aのデジタル放送の受信状態が悪化していき受信不能となるとともに、送信局Bのデジタル放送が受信可能となる。したがって、送信局Aのサービスエリアから送信局Bのサービスエリアへの移動体の移動に伴い、受信するデジタル放送の物理チャンネルを、送信局Aのものから、送信局Bのものであって同一の内容(テレビ番組)のものに切り替えることにより、同一のテレビ番組を継続して視聴可能とすることが可能となる。 【0014】 しかしながら、上述のように、テレビ番組を選局してからそのテレビ番組が視聴可能な状態となるまでには比較的長い処理時間を要するため、送信局Aのデジタル放送が受信不能となってから送信局Bのデジタル放送の受信を開始したのでは、比較的長い時間視聴不能な状態が生じてしまうことになる。 【0015】 なお、特許文献1に記載の構成では、チャンネル切替ボタンが押された場合に視聴可能な状態とすべきデジタル放送の受信、復調及びデコードをあらかじめ行っておくものであるため、チャンネル切替ボタンが押された場合に視聴可能とすべきデジタル放送の物理チャンネルと、移動体の移動に伴い切り替えるべきデジタル放送の物理チャンネルとが一致していない限り、このような問題が生じる。 【0016】 一方、特許文献2には、移動体の移動に伴い受信中の物理チャンネルのデジタル放送の受信状態が悪化した場合に、受信状態の良い他の物理チャンネルのデジタル放送を受信するように物理チャンネルの切替えを行う構成のデジタル放送受信装置が開示されている。このデジタル放送受信装置は、デジタル放送の受信、変調パラメータの取得及び取得した変調パラメータに基づくデジタル放送の復調を行う主系統及び副系統の受信復調部を備えている。そして、通常は、受信状態のよいいずれか一方の受信復調部で復調したデジタル放送を選択して視聴可能な状態とするダイバシティ受信を行う。一方、移動体の移動に伴いデジタル放送の受信状態が悪化した場合には、主系統の受信復調部に受信中の物理チャンネルのデジタル放送を継続して復調させつつ、副系統の受信復調部には異なる物理チャンネルのデジタル放送の受信、変調パラメータの認識及び認識した変調パラメータに基づくデジタル放送の復調を行わせる。そして、副系統で受信したデジタル放送の復調が開始された場合に、主系統で復調したデジタル放送に替えて副系統で復調したデジタル放送を視聴可能な状態とする。このような構成によれば、移動体の移動に伴い、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替える場合に、切替え後の物理チャンネルのデジタル放送が表す映像が視聴可能な状態となるまでの時間を比較的短いものとすることができる。 【特許文献1】特開2004−194031号公報 【特許文献2】特開2005−210648号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0017】 上記特許文献2に記載の構成では、移動体の移動に伴いデジタル放送の受信状態が悪化した場合に、副系統での受信を開始させる。しかしながら、テレビ番組を選局してからそのテレビ番組が視聴可能な状態となるまでには比較的長い処理時間を要するため、副系統で受信したデジタル放送の表す映像及び音声が視聴可能な状態となる前に、主系統で受信していたデジタル放送が受信不能となり、映像及び音声が中断されてしまうことが考えられる。 【0018】 本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、移動体の移動に伴う物理チャンネルの切替え処理において、物理チャンネルの切替え後にデジタル放送の内容を使用者に提供可能な状態となるまでの時間を短くすることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0019】 上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載のデジタル放送受信装置は、移動体に搭載された状態で用いられるものであり、2つの復調手段と、出力処理手段と、切替判定手段とを備えている。 【0020】 各復調手段は、特定の物理チャンネル(例えば、使用者により選局されたテレビ番組の物理チャンネル)のデジタル放送を受信するとともにそのデジタル放送に対応する変調パラメータを用いて復調する。 【0021】 出力処理手段は、デジタル放送の内容を出力することにより使用者に提供するコンテンツ提供装置に、2つの復調手段のそれぞれにより復調されたデジタル放送のうち一方の内容を選択的に出力させる。ここで、コンテンツ提供装置としては、例えば、デジタル放送の表す映像を表示する表示装置や、デジタル放送の表す音声を出力するスピーカ等が挙げられる。 【0022】 切替判定手段は、移動体の移動に伴い、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態となったか否かを判定する。 また、出力処理手段は、切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に、2つの復調手段のうち復調したデジタル放送がコンテンツ提供装置により出力されていない非出力状態の復調手段に、復調したデジタル放送がコンテンツ提供装置により出力されている出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を復調させる。さらに、出力処理手段は、その非出力状態の復調手段の受信状態が出力状態の復調手段の受信状態を上回った場合に、その非出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容を、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容に替えて、コンテンツ提供装置に出力させる。 【0023】 このような構成のデジタル放送受信装置によれば、移動体の移動に伴う物理チャンネルの切替え処理において、物理チャンネルの切替え後にデジタル放送の内容を使用者に提供可能な状態となるまでの時間を短くすることができる。すなわち、送信局から送信されるデジタル放送が同一の内容(テレビ番組)を表すものであるならばそのデジタル放送のデータ量はほぼ同一と考えてよく、特に、隣接する送信局から送信されるデジタル放送であれば変調パラメータが異なることは皆無に等しい。このため、出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送は、出力状態の復調手段により復調されているデジタル放送と同一内容である可能性が極めて高い。したがって、非出力状態の復調手段に、出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を復調させるようにしている。このようにすることで、非出力状態の復調手段において、受信したデジタル放送に対応する変調パラメータを認識する処理を行う必要がなくなり、その分、処理時間を短縮することができる。具体的には、例えばOFDM復調により復調を行う場合に、非出力状態の復調手段が用いる変調パラメータとして、モード、ガードインターバル、変調方式、畳込み符号化率及びインターリーブ長を出力状態の復調手段と同一とすることで、それらの検出処理及び認識処理を省略することができる。よって、切替え後のデジタル放送の表す映像をコンテンツ提供装置に出力させるまでの時間を短くすることができる。 【0024】 ところで、移動体の移動に伴い、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態としては、具体的には、例えば、受信しているデジタル放送の電界(電波)強度が閾値を下回った場合等が考えられるが、例えば、請求項2に記載のようにしてもよい。 【0025】 すなわち、請求項2に記載のデジタル放送受信装置では、切替判定手段は、受信するデジタル放送の受信状態が所定の条件で悪化する傾向にある場合に、物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定する。 【0026】 つまり、デジタル放送の受信状態が移動体の移動に伴い悪化する傾向にある場合には、移動体が送信局のサービスエリアから退出しようとしている状態(送信局のサービスエリアが切り替わる状態)であると考えられる。具体的には、図6に示すように、送信局Aのサービスエリアから送信局Bのサービスエリアへ移動体が移動している場合、移動体の移動に伴い送信局Aのデジタル放送の受信状態が悪化する傾向となり、送信局Bのデジタル放送の受信状態が良化する傾向となる。このため、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態を比較的早い段階で判定することができる。 【0027】 ところで、同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送が異なる内容(テレビ番組)であることも考えられる。 そこで、請求項3に記載のデジタル放送受信装置では、出力処理手段が、切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に非出力状態の復調手段に復調させたデジタル放送と、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送とが同一の内容を表すものでない場合には、その非出力状態の復調手段に、出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能な新たなデジタル放送を再度復調させる。 【0028】 このような構成のデジタル放送受信装置によれば、移動体の移動に伴う物理チャンネルの切替え処理において、切替え後の物理チャンネルのデジタル放送の内容(テレビ番組)が切替え前と異なってしまうことを防ぐことができる。なお、デジタル放送の内容が同一であるか否かの判定は、出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送のみを対象として行えば、短い処理時間で行うことができる。 【0029】 また、請求項4に記載のデジタル放送受信装置では、出力処理手段が、2つの復調手段のそれぞれにより復調されたデジタル放送をコンテンツデータに変換し、そのコンテンツデータをコンテンツ提供装置に送信することにより、復調されたデジタル放送の内容をコンテンツ提供装置に出力させる2つのデコード手段を備えている。さらに、出力処理手段は、切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に非出力状態の復調手段に復調させたデジタル放送の受信状態が出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の受信状態を上回り、かつ、その非出力状態の復調手段に対応するデコード手段がコンテンツデータを送信可能な状態である場合に、その非出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容を、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容に替えて、コンテンツ提供装置に出力させる。 【0030】 このような構成のデジタル放送受信装置によれば、非出力状態の復調手段に対応するデコード手段がコンテンツデータを送信可能な状態でない場合にはコンテンツ提供装置に出力させる内容の切替が行われないため、出力する内容を途切れにくくすることができる。 【0031】 一方、デジタル放送を良好に受信可能な状況においては、2つの復調手段を有効に利用することが好ましい。 そこで、請求項5に記載のデジタル放送受信装置では、出力処理手段は、切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となっていないと判定されている場合には、2つの復調手段に同一の物理チャンネルのデジタル放送を復調させるとともに、それぞれにより復調されたデジタル放送のうち受信状態のよい方の内容を選択的にコンテンツ提供装置に出力させるダイバシティ処理(選択ダイバシティ処理)を行う。もしくは、請求項6に記載のように、2つの復調手段に同一の物理チャンネルのデジタル放送を合成し、復調させ、コンテンツ提供装置に出力させるダイバシティ処理(合成ダイバシティ処理)を行っても良い。 【0032】 ここで、合成ダイバシティ処理の場合は、非出力状態の復調手段が合成する信号を供給する側の復調手段となり、出力状態の復調手段が合成する信号を供給され、TSを出力する側の復調手段となる。 【0033】 このような構成のデジタル放送受信装置によれば、2つの復調手段を有効に利用して、受信状態のよいデジタル放送の内容をコンテンツ提供装置に出力させることができる。 ところで、物理チャンネルを切り替えるべき状態となっていないにもかかわらず、一時的な受信状態の悪化等に基づき、切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定されてしまう場合が考えられる。 【0034】 そこで、請求項7に記載のデジタル放送受信装置では、出力処理手段が、切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に、非出力状態の復調手段に、出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を検索させ、復調可能なデジタル放送が存在しなければ再びダイバシティ処理を行う。 【0035】 このような構成のデジタル放送受信装置によれば、物理チャンネルを切り替える必要がないにもかかわらず異なる物理チャンネルのデジタル放送を検索する処理が継続されることにより、本来行われるはずのダイバシティ処理が行われなくなってしまうといったことを防ぐことができる。 【0036】 また、請求項8に記載のデジタル放送受信装置では、出力処理手段が、切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に非出力状態の復調手段に復調させたデジタル放送の内容を、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容に替えて、コンテンツ提供装置に出力させた後、出力状態であった復調手段が復調するデジタル放送の物理チャンネルを、非出力状態であった復調手段が復調するデジタル放送の物理チャンネルに一致させる。 【0037】 このような構成のデジタル放送受信装置によれば、コンテンツ提供装置に出力される映像を切り替えた後に、再度ダイバシティ処理を行うことができる。 さらに、請求項9に記載のデジタル放送受信装置では、出力処理手段が、出力状態であった復調手段が復調するデジタル放送の物理チャンネルを、非出力状態であった復調手段が復調するデジタル放送の物理チャンネルに一致させるとともに、その物理チャンネルのデジタル放送を、物理チャンネルを変更する前に用いていた変調パラメータをそのまま用いて復調させる。 【0038】 このような構成のデジタル放送受信装置によれば、出力状態であった復調手段において、受信したデジタル放送に対応する変調パラメータを認識する処理を行う必要がなくなり、その分、処理時間を短縮することができる。したがって、コンテンツ提供装置に出力される映像を切り替えてからダイバシティ処理に移行するまでの時間を短くすることができる。 【0039】 一方、請求項10に記載のデジタル放送受信装置は、復調手段を3つ以上備えている。そして、出力処理手段が、切替判定手段により物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定された場合に、3つ以上の復調手段のうち復調したデジタル放送がコンテンツ提供装置に出力されていない非出力状態の復調手段(合成ダイバシティの場合は、非出力状態の復調手段が合成する信号を供給する側の復調手段)のうち1つに、復調したデジタル放送がコンテンツ提供装置に出力されている出力状態の復調手段とは物理チャンネルが異なりかつその出力状態の復調手段と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を復調させる。さらに、その非出力状態の復調手段の受信状態が出力状態の復調手段の受信状態を上回るまでは、その非出力状態の復調手段以外の2つ以上の復調手段に同一の物理チャンネルのデジタル放送を復調させるとともに、それぞれにより復調されたデジタル放送の内容のうち受信状態のよい方を選択的にコンテンツ提供装置に出力させる。もしくは、請求項11に記載のように、2つ以上の復調手段に同一の物理チャンネルのデジタル放送を合成し、復調させ、コンテンツ提供装置に出力させる。 【0040】 加えて、出力処理手段は、その非出力状態の復調手段の受信状態が出力状態の復調手段の受信状態を上回った場合に、その非出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容を、出力状態の復調手段により復調されたデジタル放送の内容に替えて、コンテンツ提供装置に出力させる。 【0041】 このような構成のデジタル放送受信装置によれば、移動体の移動に伴う物理チャンネルの切替え処理において、切替え後の物理チャンネルのデジタル放送が表す映像をコンテンツ提供装置に出力させるまでの時間を短くすることができる。しかも、1つの復調手段が異なる物理チャンネルのデジタル放送の復調を行っている状態においても、残りの復調手段のうち受信状態の良い方の復調手段により復調されたデジタル放送の内容を選択的に出力処理手段に出力させることができる。もしくは、2つ以上の復調手段に同一の物理チャンネルのデジタル放送を合成し、復調させる合成ダイバシティ受信で復調されたデジタル放送を出力処理手段に出力させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0042】 以下、本発明が適用された実施形態について、選択ダイバシティを例に図面を用いて説明する。 [第1実施形態] 図1は、第1実施形態のデジタル放送受信装置の概略構成を表すブロック図である。 【0043】 このデジタル放送受信装置は、ISDB−Tにより規定されたデジタル放送を受信するためのものであって、車載テレビに内蔵されており、車両に搭載された状態で用いられる。そして、同図に示すように、第1の受信復調部12と、第2の受信復調部22と、第1のTSデコード部13と、第2のTSデコード部23と、ダイバシティ制御部30と、映像音声処理部40と、出力部50と、システム制御部60と、選局操作部70とを備えている。 【0044】 各受信復調部12,22は、フロントエンド12a,22aと、復調部12b,22bとを備えており、上述したような一般的な構成のデジタル放送受信装置の受信復調部が行う受信復調処理(図5参照)と同様の処理を行う。 【0045】 ここで、各フロントエンド12a,22aは、図示しないが、入力信号の増幅器、局部発振器、ミキサ、バンドパスフィルタ等を備えている。そして、各フロントエンド12a,22aは、送信局(放送局や中継局等)から送信されるデジタル放送を受信するためのアンテナ11,21を介して、任意の物理チャンネルのデジタル放送を選択的に受信する。なお、本デジタル放送受信装置の受信特性は無指向性であることが望ましいため、アンテナ11及びアンテナ21の取付け位置や取付け方向等を異なったものとすることで受信特性が異なった指向性となるように構成し、互いの受信特性を補完することでデジタル放送受信装置における受信特性が無指向性となるようにしている。 【0046】 一方、各復調部12b,22bは、各フロントエンド12a,22aにより受信されたデジタル放送に対して復調処理を行うことによりTSを抽出する。ここで、デジタル放送では、番組の映像を表す映像TSパケット、番組の音声を表す音声TSパケット、制御情報(例えば、番組名や番組を放送する放送局等の情報を含むEPG情報)を表すシステム情報TSパケット等を含むTS(MPEG2−TS)に対し、リードソロモン符号化、畳込み符号化、並びに、ビット、時間及び周波数インターリーブ化する伝送路符号化処理が行われることで、OFDMフレームが生成される。さらに、このOFDMフレームに対し、IFFT演算処理が行われることで、OFDM信号が生成される。このように生成されたOFDM信号にガードインターバル(遅延波がOFDM信号に与える影響を防ぐための情報)を付加した信号が外部の送信局から送信される。各復調部12b,22bは、このようなデジタル放送に対して、上述した変調処理とは逆の手順の復調処理を行うことにより、デジタル放送からTSを抽出(復号)する。 【0047】 各TSデコード部13,23は、各受信復調部12,22で抽出されたTSの多重解除等を行い、多重解除したTSに含まれる任意の番組に関する、映像TSパケット、音声TSパケット及びシステム情報TSパケットを抽出する。さらに、抽出した映像TSパケット及び音声TSパケットを、番組の映像及び音声を表すMPEGデータ(コンテンツデータに相当)にデコードする。 【0048】 ダイバシティ制御部30は、各受信復調部12,22で受信しているデジタル放送の受信状態を検出し、いずれの受信復調部12,22の受信状態が良好であるかを判定する。具体的には、受信状態として、受信復調部12,22が復調したデジタル放送のビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を検出する。 【0049】 映像音声処理部40は、2つのTSデコード部13,23のうちいずれか一方によりデコードされたMPEGデータを映像信号及び音声信号に変換する。 出力部50は、図示しない車載テレビの表示装置及びスピーカに接続されている。そして、映像音声処理部40で変換された映像信号を表示装置へ送信することにより、その映像信号が表す映像を表示装置の表示画面に表示させる。また、映像音声処理部40で変換された音声信号をスピーカへ送信することにより、その音声信号が表す音声をスピーカから出力させる。このようにして、受信したデジタル放送の表す映像及び音声を車載テレビで視聴可能な状態とする。 【0050】 システム制御部60は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、本実施形態のデジタル放送受信装置の各部を制御する。ここで、ROMには後述するデジタル放送提供処理を実行するためのプログラムが記憶されている。 【0051】 選局操作部70は、番組を選局するためのスイッチ群を備えており、使用者により行われる番組の選局操作に応じた選局結果をシステム制御部60に入力する。 次に、本第1実施形態のデジタル放送受信装置において、システム制御部60のCPUが実行するデジタル放送提供処理について図2のフローチャートを用いて説明する。 【0052】 この第1実施形態のデジタル放送提供処理が開始されると、まず、S101で、選局操作部70により選局された番組(電源オン直後で番組が選局されていない場合には前回電源オフ時に選局されていた番組)の物理チャンネルを取得する。 【0053】 続いて、S102では、2つの受信復調部12,22により復調されたデジタル放送のうち受信状態の良好な方を選択的に視聴可能とするダイバシティ受信処理を行う。具体的には、まず、S101で取得した物理チャンネルのデジタル放送を、各受信復調部12,22に受信及び復調させることによりTSを抽出させる。そして、各受信復調部12,22で抽出されたTSに含まれる映像TSパケット及び音声TSパケットを、各TSデコード部13,23でMPEGデータにデコードさせる。さらに、2つの受信復調部12,22のうちダイバシティ制御部30により受信状態が良好であると判定された方で抽出されたTSに基づくMPEGデータを、映像音声処理部40で映像信号及び音声信号に変換させ、その映像信号及び音声信号を出力部50に送信させる。 【0054】 続いて、S103では、ダイバシティ制御部30で検出されたデジタル放送の受信状態を検出し、第1の受信復調部12の受信状態が悪いか否か(換言すれば、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態となったか否か)を判定する。具体的には、第1の受信復調部12により復調されたデジタル放送のビット誤り率があらかじめ設定された閾値を超えた場合に受信状態が悪いと判定する。 【0055】 そして、S103で、受信状態が悪くないと判定した場合には、S101へ戻る。なお、S101へ戻った場合に、使用者により選局操作部70で新たな選局操作が行われていなければ、そのままS102へ移行し、各受信復調部12,22で復調中のデジタル放送を継続して受信する。 【0056】 一方、S103で、受信状態が悪いと判定した場合には、S104へ移行し、第1の受信復調部12で復調したデジタル放送の表す映像及び音声を視聴可能な状態とする。 続いて、S105では、S102のダイバシティ受信処理において第2の受信復調部22が復調に用いている変調パラメータを記憶する。具体的には、デジタル放送の、モード、ガードインターバル、変調方式、畳込み符号化率及びインターリーブ長を記憶する。 【0057】 続いて、S106では、S105で記憶した変調パラメータを用いて復調可能でかつ第1の受信復調部12が復調しているデジタル放送とは異なる物理チャンネルのデジタル放送が第2の受信復調部22により検出されるまで継続して検索する。検出された場合にS107へ移行する。 【0058】 S107では、S106で検出したデジタル放送をS105で記憶した変調パラメータを用いて第2の受信復調部22に復調させTSを抽出させる。 続いて、S108では、第2の受信復調部22により抽出されたTSに含まれるシステム情報TSパケットと、第1の受信復調部12により抽出されたTSに含まれるシステム情報TSパケットとを比較し、その比較結果に基づき、第1の受信復調部12により復調されたデジタル放送と第2の受信復調部22により復調されたデジタル放送とが同一番組を表すものであるか否かを判定する。 【0059】 そして、S108で、同一番組でないと判定した場合には、S106へ戻り、第2の受信復調部22に、S105で記憶した変調パラメータを用いて復調可能でかつ第1の受信復調部12が復調しているデジタル放送とは異なる新たな物理チャンネルのデジタル放送を検出させる。 【0060】 一方、S108で、同一番組であると判定した場合には、S109へ移行し、ダイバシティ制御部30に第1の受信復調部12の受信状態と第2の受信復調部22の受信状態とを比較させ、第2の受信復調部22の受信状態が第1の受信復調部12の受信状態よりも良好であるか否かを判定する。 【0061】 そして、S109で、第2の受信復調部22の受信状態が第1の受信復調部12の受信状態よりも良好でないと判定した場合には、S106へ戻る。 一方、S109で、第2の受信復調部22の受信状態が第1の受信復調部12の受信状態よりも良好であると判定した場合には、S110へ移行し、第2の受信復調部22で抽出されたTSを第2のTSデコード部23によりMPEGデータにデコードする。 【0062】 続いて、S111では、映像音声処理部40に、第2の受信復調部22により抽出されたTSの表すMPEGデータを第1の受信復調部12により抽出されたTSの表すMPEGデータに替えて映像信号及び音声信号に変換させる。さらに、出力部50に、映像音声処理部40により変換された映像信号及び音声信号を表示装置及びスピーカにそれぞれ送信させる。 【0063】 続いて、S112では、第2の受信復調部22が復調している物理チャンネルのデジタル放送と同一のデジタル放送を第1の受信復調部12にも受信及び復調させる。ここで、第1の受信復調部12に、受信及び復調させる際に用いられる変調パラメータの識別及び認識を行わせず、それまで用いていた変調パラメータを継続して使用させる(つまり、S105で記憶した変調パラメータと同一のものを用いて第1の受信復調部12にデジタル放送の復調を行わせる)。そして、S101へ戻る。なお、S101へ戻った場合に、使用者により選局操作部70で新たな選局操作が行われていなければ、そのままS102へ移行し、各受信復調部12,22で復調中のデジタル放送を継続して受信する。 【0064】 以上説明したように、本第1実施形態のデジタル放送受信装置では、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態となっていないと判定している場合には(S103:NO)、2つの受信復調部12,22によりダイバシティ受信処理(S102)を行うようにしている。このため、2つの受信復調部12,22を有効に利用し、受信状態のよいデジタル放送の表す映像及び音声を視聴可能な状態とすることができる。 【0065】 一方、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定した場合には(S103:YES)、第2の受信復調部22に、第1の受信復調部12とは物理チャンネルが異なりかつ第1の受信復調部12と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を復調させるようにしている(S105〜S107)。このようにすることで、第2の受信復調部22が物理チャンネルのデジタル放送の受信を行う場合に、受信復調処理(図5)のS20,S30において、モード、ガードインターバル、変調方式、畳込み符号化率及びインターリーブ長の認識処理を省略することができる。この結果、車両の移動に伴う物理チャンネルの切替え処理において、切替え後の物理チャンネルのデジタル放送が表す映像及び音声を視聴可能な状態にするまでの時間を短くすることができる。 【0066】 また、本第1実施形態のデジタル放送受信装置では、第1の受信復調部12が復調しているデジタル放送と第2の受信復調部22が復調しているデジタル放送とが同一番組を表すものでないと判定した場合には(S108:NO)、新たな物理チャンネルのデジタル放送を検出させるようにしている(S106)。このため、車両の移動に伴う物理チャンネルの切替え処理において、切替え後の物理チャンネルのデジタル放送の内容(テレビ番組)が切替え前と異なってしまうことを防ぐことができる。 【0067】 さらに、本第1実施形態のデジタル放送受信装置では、第2の受信復調部22で抽出されたTSのデコード(S110)後に、第2の受信復調部22に復調させたデジタル放送の表す映像及び音声を、第1の受信復調部12により復調されたデジタル放送の表す映像及び音声に替えて視聴可能な状態にするようにしている(S111)。換言すれば、デジタル放送の物理チャンネルを切替えるべき状態であると判定した場合であっても、第2の受信復調部22に対応するTSデコード部23がMPEGデータを送信可能な状態でなければ、視聴可能な状態とする映像及び音声の切替が行われない。このため、映像及び音声を途切れにくくすることができる。 【0068】 一方、本第1実施形態のデジタル放送受信装置では、第2の受信復調部22に復調させたデジタル放送の表す映像及び音声を、第1の受信復調部12により復調されたデジタル放送の表す映像及び音声に替えて視聴可能な状態にした後(S111)、第1の受信復調部12が復調するデジタル放送の物理チャンネルを、第2の受信復調部22が復調するデジタル放送の物理チャンネルに一致させるようにしている(S112)。このため、視聴可能な状態にする映像及び音声を切り替えた後に、再度ダイバシティ受信処理(S102)を行うことができる。このとき、第1の受信復調部12に、物理チャンネルを変更する前に用いていた変調パラメータをそのまま用いて復調させるため、第1の受信復調部12において、受信したデジタル放送に対応する変調パラメータを認識する処理を行う必要がなくなる。この結果、処理時間を短縮することができ、視聴可能な状態にする映像及び音声を切り替えてからダイバシティ受信処理に移行するまでの時間を短くすることができる。 【0069】 なお、本第1実施形態のデジタル放送受信装置では、受信復調部12,22が本発明の復調手段に相当し、第1実施形態のデジタル放送提供処理(図2)におけるS103を実行するシステム制御部60が本発明の切替判定手段に相当する。また、TSデコード部13,23、映像音声処理部40、出力部50及びデジタル放送提供処理(図2)におけるS102,S104〜S112を実行するシステム制御部60が本発明の出力処理手段に相当し、特に、TSデコード部13,23が本発明のデコード手段に相当する。 【0070】 なお、第1実施形態では、2つの受信復調部12,22からのTSをそれぞれデコードするために2つのTSデコード部13,23を備えた構成を例示したが、これに限定されるものではなく、1つのTSデコード部で2つのTSをデコードできる場合には1つとしてもよい。 【0071】 [第2実施形態] 次に、第2実施形態のデジタル放送受信装置について説明する。 本第2実施形態のデジタル放送受信装置の構成は、上記第1実施形態のデジタル放送受信装置(図1)の構成と比較すると、システム制御部60のCPUが実行するデジタル放送提供処理の内容が異なる。その他、共通する構成については説明を省略する。 【0072】 ここで、本第2実施形態のデジタル放送受信装置において、システム制御部60のCPUが実行するデジタル放送提供処理について図3のフローチャートを用いて説明する。同図に示すように、本第2実施形態のデジタル放送提供処理は基本的には第1実施形態のデジタル放送提供処理(図2)と同様の内容であるが、S106で復調可能なデジタル放送が存在しないと判定した場合、S108で2つの受信復調部12,22により復調されたデジタル放送が同一番組を表すものでないと判定した場合、及び、S109で第2の受信復調部22の受信状態が第1の受信復調部12の受信状態よりも良好でないと判定した場合に、S213及びS214の処理が行われる点が異なる。 【0073】 具体的には、S213では、全物理チャンネルのデジタル放送が第2の受信復調部22で復調されたか否かを判定する。 そして、S213で、全ての物理チャンネルのデジタル放送が第2の受信復調部22で復調していないと判定した場合には、S106へ戻り、第2の受信復調部22に、S105で記憶した変調パラメータを用いて復調可能でかつ第1の受信復調部12が復調しているデジタル放送とは異なる新たな物理チャンネルのデジタル放送を検出させる。 【0074】 一方、S213で、全ての物理チャンネルのデジタル放送が第2の受信復調部22で復調したと判定した場合には、S214へ移行し、第2の受信復調部22に第1の受信復調部12と同一の物理チャンネルのデジタル放送の復調を再び行わせる。その後、S101へ戻る。なお、S101へ戻った場合に、使用者により選局操作部70で選局操作が行われていなければ、S102へ移行し、再びダイバシティ受信処理を行う。 【0075】 つまり、物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定した場合には(S103:YES)、第2の受信復調部22に、第1の受信復調部12とは物理チャンネルが異なりかつ第1の受信復調部12と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送を検索させる。そして、第1の受信復調部12とは物理チャンネルが異なりかつ受信復調部12と同一の変調パラメータを用いて復調可能なデジタル放送がすべての物理チャンネルに存在しなければ(S213:YES)、第2の受信復調部22に第1の受信復調部12と同一の物理チャンネルのデジタル放送の復調を再び行わせ、ダイバシティ受信処理(S102)を行わせる。 【0076】 以上説明したように、本第2実施形態のデジタル放送受信装置によっても、上述した第1実施形態のデジタル放送受信装置と同様の効果を得ることができる。 さらに、本第2実施形態のデジタル放送受信装置によれば、物理チャンネルを切り替える必要がない場合(例えば、一時的に受信中のデジタル放送の受信状態が悪くなるが、車両が移動することでデジタル放送の受信状態が回復する場合)であるにもかかわらず異なる物理チャンネルのデジタル放送を検索する処理が継続されることにより、本来行われるはずのダイバシティ受信処理(S102)が行われなくなってしまうといったことを防ぐことができる。 【0077】 なお、本第2実施形態のデジタル放送受信装置では、受信復調部12,22が本発明の復調手段に相当し、第2実施形態のデジタル放送提供処理(図3)におけるS103を実行するシステム制御部60が本発明の切替判定手段に相当する。また、TSデコード部13,23、映像音声処理部40、出力部50及びデジタル放送提供処理(図3)におけるS102,S104〜S112,S213,S214を実行するシステム制御部60が本発明の出力処理手段に相当し、特に、TSデコード部13,23が本発明のデコード手段に相当する。 【0078】 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。 例えば、ダイバシティ制御部30は、各受信復調部12,22で受信しているデジタル放送の受信状態として、受信復調部12,22が復調したデジタル放送のビット誤り率を検出するようにしているが、これに限定されるものではなく、キャリアとノイズの比率(C/N)や信号とノイズの比率(S/N)、デジタル放送の電界(電波)強度、パケット誤り率などを検出するようにしてもよい。例えば、キャリアとノイズの比率や、信号とノイズの比率、及びデジタル放送の電界強度を検出する場合には、上述した各実施形態のデジタル放送提供処理(図2,図3)におけるS103で、キャリアとノイズの比率や、信号とノイズの比率、及びデジタル放送の電界強度があらかじめ設定された閾値を下回った場合に受信状態が悪いと判定するとよい。また、パケット誤り率を検出する場合には、S103で、パケット誤り率があらかじめ設定された閾値を超えた場合に受信状態が悪いと判定するとよい。 【0079】 また、上述した各実施形態のデジタル放送提供処理におけるS103の処理では、デジタル放送のビット誤り率があらかじめ設定されている閾値を超えた場合に、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定しているが、このような閾値に基づく判定に限定されるものではない。例えば、S103の処理において、受信復調部12が復調するデジタル放送の受信状態をシステム制御部60のRAMに一定時間分記憶するようにし、車両の移動に伴い受信状態が悪化する傾向にある場合(例えば、受信状態が一定時間継続して悪化し続けている場合)に、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態となったと判定する構成も考えられる。このように、デジタル放送の受信状態が車両の移動に伴い悪化する傾向にある場合には、車両が送信局のサービスエリアから退出しようとしている状態(送信局のサービスエリアが切り替わる状態)であると考えられる。このため、受信するデジタル放送の物理チャンネルを切り替えるべき状態を比較的早い段階で判定することができる。 【0080】 また、S108で第2の受信復調部22により抽出されたTSに含まれるシステム情報TSパケットと、第1の受信復調部12により抽出されたTSに含まれるシステム情報TSパケットとを比較し、その比較結果に基づき、第1の受信復調部12により復調されたデジタル放送と第2の受信復調部22により復調されたデジタル放送とが同一番組を表すものであるか否かを判定するとしたが、同一番組かどうかの判断は、システム情報TSパケットに限らず、システム情報TSパケット内の一部の情報(電子番組表による番組名の一致や、ジャンルの一致など)もしくは、第1の受信復調部12と第2の受信復調部22で受信している放送が実施されている放送局や同系列局かどうかを比較する、あるいは第1の受信復調部12と第2の受信復調部22の受信した音声信号の比較などにより判断すれば良く、その判断の手法は問わない。 【0081】 また、ダイバシティ制御部で行うダイバシティ方式は、アンテナを切り替える空間(アンテナ切替)ダイバシティなどの選択ダイバシティや、キャリア毎に合成するキャリア合成ダイバシティ、高周波で合成するRF合成ダイバシティ、中間周波で合成するIF合成ダイバシティなどの合成ダイバシティなど、いかなる方式を採用してもよい。 【0082】 また、受信復調部12,22の数は2つに限定される訳ではなく、3つ以上の受信復調部を備えた構成としてもよい。例えば、図4のブロック図に示すような構成のデジタル放送受信装置が考えられる。 【0083】 ここで、図4のデジタル放送受信装置について具体的に説明する。 このデジタル放送受信装置は、上述した各実施形態のデジタル放送受信装置(図1)の構成と比較すると、第3の受信復調部32を備えている点が異なる。ここで、第3の受信復調部32は、受信復調部12,22と同一の構成のものであり、常に第1の受信復調部12と同一の物理チャンネル(同一内容)のデジタル放送を受信及び復調する。 【0084】 また、ダイバシティ制御部80は、上述した各実施形態のデジタル放送受信装置が備えるダイバシティ制御部30と同様の構成であるが、第1の受信復調部12及び第2の受信復調部22に加え、第3の受信復調部32で受信しているデジタル放送の受信状態も検出するよう構成されている。 【0085】 また、システム制御部60は、上述した第1実施形態及び第2実施形態のシステム制御部60と基本的には同一の構成であり、第1実施形態のデジタル放送提供処理(図2)及び第2実施形態のデジタル放送提供処理(図3)のいずれかを実行する。そして、システム制御部60は、デジタル放送提供処理において、第1の受信復調部12での受信状態と第3の受信復調部32での受信状態とを常に比較し、第3の受信復調部32での受信状態が第1の受信復調部12での受信状態よりも良好であるならば、第1のTSデコード部13に第1の受信復調部12で抽出されたTSに替えて第3の受信復調部32で抽出されたTSをMPEGデータにデコードさせる。 【0086】 このような構成のデジタル放送受信装置によれば、第2の受信復調部22が異なる物理チャンネルのデジタル放送の復調を行っている状態においても、第1の受信復調部12及び第3の受信復調部32のうち受信状態の良い方により復調されたデジタル放送の表す映像及び音声を選択的に使用者に提供することができる。 【図面の簡単な説明】 【0087】 【図1】第1実施形態のデジタル放送受信装置のブロック図である。 【図2】第1実施形態のデジタル放送提供処理のフローチャートである。 【図3】第2実施形態のデジタル放送提供処理のフローチャートである。 【図4】第3の受信復調部を備えたデジタル放送受信装置のブロック図である。 【図5】受信復調部が行う受信復調処理のフローチャートである。 【図6】車両の移動に伴うデジタル放送の物理チャンネルの切替え処理の説明図である。 【符号の説明】 【0088】 12,22,32…受信復調部、13,23…TSデコード部、30,80…ダイバシティ制御部、40…映像音声処理部、50…出力部、60…システム制御部、70…選局操作部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004260 【氏名又は名称】株式会社デンソー
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| 【出願日】 |
平成18年7月26日(2006.7.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082500 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
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| 【公開番号】 |
特開2008−34962(P2008−34962A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−203644(P2006−203644) |
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