| 【発明の名称】 |
画像形成システム及び画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 正史
【氏名】古川 利郎
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| 【要約】 |
【課題】画像に含まれるオブジェクトが小さい場合であっても、ユーザが各オブジェクトを十分に識別することができるようにする。
【構成】隣り合うオブジェクト間の輝度の差が所定値以下の場合に、それら隣り合うオブジェクトのうち少なくとも一方のオブジェクトの輪郭部分に縁取りを施してプリンタにて印刷すべき画像のデータを形成する。これにより、オブジェクトの大きさによらず、オブジェクトを際ださせることができ、ユーザは各オブジェクトを十分に識別することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 オブジェクトの濃度を算出する濃度算出手段と、 隣り合う前記オブジェクト間の濃度差が所定値以下の場合に、前記隣り合うオブジェクトのうち少なくとも一方のオブジェクトの輪郭部分に縁取りを施す縁取り処理手段とを有することを特徴とする画像形成システム。 【請求項2】 前記隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接しているか否かを判定する近接判定手段を有し、 前記縁取り処理手段は、前記近接判定手段により前記隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接していると判定された場合に作動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。 【請求項3】 前記縁取り手段は、前記隣り合うオブジェクトの輪郭部分のうち両オブジェクトの近接部分に縁取りを施すことを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。 【請求項4】 前記隣り合うオブジェクト間の濃度差が所定値以下の場合に、前記隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様を付す模様処理手段を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成システム。 【請求項5】 前記隣り合うオブジェクトが、所定以上の面積を有するオブジェクトであるか否かを判定する第1判別手段を有し、 前記模様処理手段は、前記第1判別手段により前記隣り合うオブジェクトが所定以上の面積を有するオブジェクトであると判定された場合に作動することを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。 【請求項6】 前記隣り合うオブジェクト間の濃度差が所定値以下の場合に、前記隣り合うオブジェクト間の濃度差を前記所定値より大きくする濃度変更処理を行う濃度処理手段を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像形成システム。 【請求項7】 前記隣り合うオブジェクトが、所定以上の面積を有するオブジェクトであるか否かを判定する第2判別手段を有し、 前記濃度処理手段は、前記第2判別手段により前記隣り合うオブジェクトが所定以上の面積を有するオブジェクトであると判定された場合に作動することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。 【請求項8】 画像データのイメージを表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の画像形成システム。 【請求項9】 前記縁取り処理手段によって処理された画像データに基づき白黒の画像を印刷する印刷手段を有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像形成システム。 【請求項10】 画像データの濃度を算出する濃度算出手段と、 前記画像データの色差を算出する色差算出手段と、 濃度差が所定値以下であって、かつ、色差が所定値以上である境界部分に縁取りを施す縁取り処理手段と、 を有することを特徴とする画像形成システム。 【請求項11】 原稿の画像情報を読取る画像読取手段によって読取られた画像データの濃度を算出する濃度算出手段と、 前記画像データの色差を算出する色差算出手段と、 濃度差が所定値以下であって、かつ、色差が所定値以上である境界部分に縁取りを施す縁取り処理手段と、 前記縁取り処理手段によって処理された画像データに基づき白黒の画像を印刷する印刷手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、プリンタやコンピュータ等からなる画像形成システム、並びに原稿の画像情報を読取る機能を有する画像形成装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 CRTや液晶表示装置等の表示装置にカラー表示されている画像を白黒(モノクロ)プリンタで印刷する場合やカラープリンタにて白黒印刷する場合には、カラー画像データを白、黒、及びそれらの中間色からなるグレースケールの画像データに変換して印刷する必要がある。 【0003】 ところで、カラー画像を構成している複数のオブジェクトの色要素(明度)が近似している場合や、各オブジェクトが1つのオブジェクトとして認識される写真や図形の画像ファイルにおいて明度が近似している部分がある場合に、単純にカラー画像データ又は画像ファイルをグレースケール画像データに変換すると、変換されたグレースケール画像データに基づき白黒(モノクロ)印刷された印刷物において、ユーザが各オブジェクトを識別することが難しくなるおそれがある。 【0004】 そこで、特許文献1に記載の発明では、カラー画像データをグレースケール画像データに変換する際に、近似している各色要素については、各オブジェクトの相違が強調されるようなパターン(模様)を各オブジェクトに付して印刷している。 【特許文献1】特開平9−9077号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかし、特許文献1に記載の発明では、色要素が近似している各オブジェクトに異なるパターンを付すことにより識別性を向上させているので、カラー画像データをグレースケール画像データに変換する際に付されるパターンに対してオブジェクトが小さいと、印刷物に印刷されたパターンの相違を肉眼で識別することが困難となり、十分な識別力を確保することができない。また、オブジェクトが小さいときだけでなく、写真においてしばしば見られるように、画像の色が少しずつ変化しているグラデーションのようなカラー画像データにおいても、十分な識別力を確保することが望まれている。 【0006】 本発明は、上記点に鑑み、画像に含まれるオブジェクトが小さい場合であっても、ユーザが各オブジェクトを十分に識別することができるようにすることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、オブジェクトの濃度を算出する濃度算出手段と、隣り合うオブジェクト間の濃度差が所定値以下の場合に、隣り合うオブジェクトのうち少なくとも一方のオブジェクトの輪郭部分に縁取りを施す縁取り処理手段とを有することを特徴とする。 【0008】 これにより、請求項1に記載の発明では、隣り合うオブジェクト間の濃度差が所定値以下の場合に、それら隣り合うオブジェクトのうち少なくとも一方のオブジェクトの輪郭部分に縁取りを施してプリンタにて印刷すべき画像のデータを形成するので、オブジェクトの大きさによらず、オブジェクトを際ださせることができ、ユーザは各オブジェクトを十分に識別することができる。 【0009】 延いては、棒グラフや円グラフ等のグラフ類は勿論のこと、絵や写真画像等を白黒印刷しても、ユーザは、これら画像を構成する図形等のオブジェクトを十分に識別することができる。 【0010】 なお、請求項1に記載の発明は、オブジェクトの輪郭全てに対して縁取り処理を行う場合、及びオブジェクトの輪郭の一部に対して縁取り処理を行う場合の両方を含むものである。 【0011】 ところで、輪郭が不明確となって識別性を低下させるのは、隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接している部分であり、隣り合うオブジェクトが十分に離隔している場合には、輪郭部分が明確となるので、識別性は低下しない。 【0012】 これに対して、請求項2に記載の発明では、隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接しているか否かを判定する近接判定手段を有し、縁取り処理手段は、近接判定手段により隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接していると判定された場合に作動することを特徴としている。 【0013】 これにより、請求項2に記載の発明では、隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接して輪郭が不明確となって識別性が低下している場合にのみ縁取りを行うこととなるので、隣り合う全てのオブジェクトに縁取り処理を行う場合に比べて、縁取り処理負荷を低減することができる。 【0014】 ところで、輪郭が不明確となって識別性を低下させるのは、隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接している部分であり、他の部分は、通常、十分な識別性を有している。 これに対して、請求項3に記載の発明では、縁取り手段は、隣り合うオブジェクトの輪郭部分のうち両オブジェクトの近接部分に縁取りを施すことを特徴としている。 【0015】 これにより、請求項3に記載の発明では、隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接して輪郭が不明確となって識別性が低下している部分にのみ縁取りを行うこととなるので、縁取り処理を行う箇所を削減でき、オブジェクトの輪郭全てに縁取り処理を行う場合に比べて、縁取り処理負荷を低減することができる。 【0016】 請求項4に記載の発明では、隣り合うオブジェクト間の濃度差が所定値以下の場合に、隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様を付す模様処理手段を有することを特徴とする。 【0017】 これにより、請求項4に記載の発明では、縁取り処理に加えて、少なくとも隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様を付すので、各オブジェクトの識別性を更に向上させることができる。 【0018】 請求項4に記載の発明においては、請求項5に記載されているように、隣り合うオブジェクトが所定以上の面積を有するオブジェクトであると判定された場合に模様処理手段を作動させるようにすることが望ましい。 【0019】 これにより、隣り合うオブジェクトが、棒グラフや円グラフ等のオブジェクトが所定以上の面積を有する場合に限り、隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様が付されるので、識別性低下の問題が発生し易い棒グラフや円グラフ等を印刷する際に特に有効である。 【0020】 また、識別性低下の問題が発生し易い棒グラフや円グラフ等を印刷する場合に限り、隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様が付されるので、オブジェクトの種類によらず、一律に隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様を付す場合に比べて、模様処理に要する負荷を低減することができる。 【0021】 請求項6に記載の発明では、隣り合うオブジェクト間の濃度差が所定値以下の場合に、隣り合うオブジェクト間の濃度差を所定値より大きくする濃度変更処理を行う濃度処理手段を有することを特徴とする。 【0022】 これにより、請求項6に記載の発明では、縁取り処理に加えて、少なくともそれら隣り合うオブジェクト間の濃度差が所定値より大きくなるような濃度変更処理を施した画像を印刷することとなるので、各オブジェクトの識別性を更に向上させることができる。 【0023】 また、請求項6に記載の発明においては、請求項7に記載の発明のごとく、隣り合うオブジェクトが、所定以上の面積を有するオブジェクトであるか否かを判定する第2別判別手段を有し、隣り合うオブジェクトが所定以上の面積を有するオブジェクトであると判定された場合に濃度変更処理手段を作動させることが望ましい。 【0024】 これにより、隣り合うオブジェクトが、棒グラフや円グラフ等のオブジェクトが所定以上の面積を有する場合に限り、隣り合うオブジェクトに対して濃度差が所定値より大きくなるような濃度変更処理が行われるので、識別性低下の問題が発生し易い棒グラフや円グラフ等を印刷する際に特に有効である。 【0025】 また、識別性低下の問題が発生し易い棒グラフや円グラフ等を印刷する場合に限り、隣り合うオブジェクトに対して濃度差が所定値より大きくなるような濃度変更処理が行われるので、オブジェクトの種類によらず、一律に隣り合うオブジェクトに対して濃度差が所定値より大きくなるような濃度変更処理を行う場合に比べて、濃度変更処理に要する負荷を低減することができる。 【0026】 なお、請求項7においては、請求項5に記載の第1別判別手段が第2別判別手段を兼ねる場合、又は第1別判別手段とは別に第2別判別手段を設ける場合のいずれの場合であってもよい。 【0027】 請求項8に記載の発明では、画像データのイメージを表示する表示手段とを有することを特徴とする。 これにより、請求項8に記載の発明では、実際に記録媒体に画像を印刷する前に、印刷イメージを確認することができる。 【0028】 なお、請求項9に記載の発明では、縁取り処理手段によって処理された画像データに基づき白黒の画像を印刷する印刷手段を有することを特徴としている。 請求項10に記載の発明では、画像データの濃度を算出する濃度算出手段と、画像データの色差を算出する色差算出手段と、濃度差が所定値以下であって、かつ、色差が所定値以上である境界部分に縁取りを施す縁取り処理手段と、を有することを特徴とする。 【0029】 これにより、請求項10に記載の発明では、濃度差が所定値以下であって、かつ、色差が所定値以上である境界部分に縁取りを施すので、オブジェクトの大きさによらず、オブジェクトを際ださせることが可能となり、ユーザは各オブジェクトを十分に識別することができる。特に、写真等少しずつ色が変化するような画像データである場合に効果を発揮する。 【0030】 請求項11に記載の発明では、原稿の画像情報を読取る画像読取手段によって読取られた画像データの濃度を算出する濃度算出手段と、画像データの色差を算出する色差算出手段と、濃度差が所定値以下であって、かつ、色差が所定値以上である境界部分に縁取りを施す縁取り処理手段と、縁取り処理手段によって処理された画像データに基づき白黒の画像を印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする。 【0031】 これにより、請求項11に記載の発明では、濃度差が所定値以下であって、かつ、色差が所定値以上である境界部分に縁取りを施すので、オブジェクトの大きさによらず、オブジェクトを際ださせることが可能となり、ユーザは各オブジェクトを十分に識別することができる。特に、写真等少しずつ色が変化するような画像データである場合に効果を発揮する。 【0032】 因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。 【発明を実施するための最良の形態】 【0033】 本実施形態は、プリンタやコンピュータ等からなる画像形成システムに本発明を適用したものである。以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。 (第1実施形態) 1.画像形成システムの概要 図1は本発明の実施形態に係る画像形成システムの模式図である。この画像形成システムは、コンピュータ100及びプリンタ200等から構成されており、コンピュータ100は、CPU及びRAM、ROM、HDD等の記憶装置からなるコンピュータ本体110に、LCD等の表示装置120及びキーボード等の入力装置130が接続されたものである。 【0034】 また、プリンタ200は、コンピュータ100からの印刷命令を受けて記録用紙等の記録媒体に画像を形成するものであり、本実施形態に係るプリンタ200は、コンピュータ100のHDD等に記憶されているプリンタ駆動用プログラム(プリンタドライバ)に従って制御されている。 【0035】 2.プリンタ駆動用プログラム(プリンタドライバ)の作動 2.1.プリンタドライバの概要 図2は、本実施形態に係るプリンタドライバの特徴的作動を示すフローチャートであり、図2に示す制御フローは、コンピュータ100にて印刷開始命令がされたときに起動される。 【0036】 そして、この制御フローが起動されると、先ず、印刷すべき画像データをモノクロ(白黒)印刷するか否かが判定される(S1)。なお、モノクロ印刷をすべきか否かの判定は、コンピュータ100に接続されているプリンタ200がモノクロ印刷専用機であるか否か、又はユーザによりモノクロ印刷が選択された否かに基づいて判定される。 【0037】 モノクロ印刷をすべきものと判定された場合には(S1:YES)、印刷すべきデータに含まれる複数個のオブジェクトのうち隣り合うオブジェクトが近接しているか否かが判定される(S3)。 【0038】 なお、本実施形態では、隣り合うオブジェクトの距離が、ピクセルに換算して2ピクセル以下の場合には、隣り合うオブジェクトが近接しているものと判定され、隣り合うオブジェクトの距離が、ピクセルに換算して2ピクセルより大きい場合には、隣り合うオブジェクトが近接していないと判定される。 【0039】 そして、隣り合うオブジェクトが近接していると判定された場合には(S3:YES)、その印刷すべきデータのオブジェクトは、棒グラフ等のように所定以上の面積を有すオブジェクトであるか否かが判定される(S5)。 【0040】 なお、本実施形態では、印刷すべきデータの形式又はピクセルにおける色の三原色を示す数値が同一であるか否か等に基づいて、印刷すべきデータのオブジェクトは、グラフ等の所定以上の面積を有すオブジェクトであるか否かが判定される。 【0041】 そして、印刷すべきデータのオブジェクトが棒グラフ等の所定以上の面積を有すオブジェクトであると判定された場合には、表示装置120にカラー表示又はカラー画像として保存されている画像を記録用紙に白黒画像として印刷する第1モノクロ画像データ作成処理が実行され(S7)、一方、印刷すべきデータのオブジェクトが折れ線グラフ等の所定以下の面積を有すオブジェクトであると判定された場合には、表示装置120にカラー表示又はカラー画像として保存されている画像を記録用紙に白黒画像として印刷する第2モノクロ画像データ作成処理が実行される(S9)。 【0042】 なお、第1モノクロ画像データ作成処理と第2モノクロ画像データ作成処理とでは、後述する模様処理を行うか否かのみが相違しており、第1モノクロ画像データ作成処理では模様処理が実行され、第2モノクロ画像データ作成処理では模様処理が実行されない。 【0043】 また、S3にて隣り合うオブジェクトが近接していないと判定された場合には(S3:NO)、第3モノクロ画像データ作成処理が実行される(S11)。この第3モノクロ画像データ作成処理は、第1モノクロ画像データ作成処理から模様処理及び縁取り処理を除いたもので、他は第1モノクロ画像データ作成処理と同じである。 【0044】 また、S1にてモノクロ印刷をすべきものでないと判定された場合には(S1:NO)、カラー画像を印刷するためのカラー印刷データ作成処理が実行される(S13)。 そして、印刷すべき画像データの処理(S7〜S13)が終了すると、画像データのイメージを表示装置120にイメージ表示するプレビュー機能がユーザにより選択されたか否かが判定され(S15)、プレビュー機能がユーザにより選択されていない場合には(S15:NO)、印刷すべき画像データの処理(S7〜S13)により作成されたデータがプリンタ200に送信されて印刷が実行される(S19)。 【0045】 なお、前述したように、第2モノクロ画像データ作成処理では、第1モノクロ画像データ作成処理に対して模様処理が実行されず、第3モノクロ画像データ作成処理では、第1モノクロ画像データ作成処理に対して模様処理及び縁取り処理が実行されないので、以下、第1モノクロ画像データ作成処理の詳細のみ説明し、第2モノクロ画像データ作成処理及び第3モノクロ画像データ作成処理の詳細説明は省略する。 【0046】 2.2.第1モノクロ画像データ作成処理 図3〜図6に示すフローチャートは、第1モノクロ画像データ作成処理を示すものであり、この第1モノクロ画像データ作成処理によりカラー画像データが白黒画像データに変換されてプリンタ200に出力されて記録用紙に白黒画像が形成される。 【0047】 なお、図3〜図6に示す第1モノクロ画像データ作成処理は、1枚の記録用紙に白黒画像を形成する場合を示しており、複数枚の記録用紙に画像を形成する場合には、図3〜図6に示すフローチャートが枚数分だけ繰り返して実行される。 【0048】 また、図3〜図6に示す第1モノクロ画像データ作成処理では、以下の説明を容易にするために、棒グラフ等の矩形状のオブジェクトが記録用紙に形成される場合を想定している。 【0049】 以下、図3〜図6に従って第1モノクロ画像データ作成処理を説明する。 第1モノクロ画像データ作成処理が起動されると、先ず、画像が形成される記録用紙の大きさ(印刷範囲)及び形成(印刷)すべきカラー画像の解像度に基づいて、印刷範囲における横方向のピクセル数m及び縦方向のピクセル数nが算出されるとともに(S101)、横方向のピクセル数を示す変数iに1が代入され、縦方向のピクセル数を示す変数jに1が代入される(S103)。 【0050】 そして、印刷すべきカラー画像を構成する全てピクセルについての輝度、及び色の三原色(赤、緑、青)を示す数値のうち最大数値がRAM等の記憶装置(以下、メモリと記す。)に記憶される(S105〜S113)。ここで、各三原色の数値は、0〜255の256段階で示される。 【0051】 因みに、輝度とは、例えば色の三原色(R、G、B)を示す各数値に所定係数を乗じた値の総和により表される。つまり、輝度X=s・R+t・G+u・Bで表され、s+t+u=1となるように各係数が設定されている。因みに、本実施形態では、s=0.30、t=0.59、u=0.11としている。 【0052】 具体的には、先ず、カラー画像データのうち左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度が算出され、その算出された輝度がメモリに記憶されるとともに(S105)、カラー画像データのうち左からi番目、上からj番目のピクセルにおける色の三原色(R、G、B)を示す数値のうち最大数値がRGBのどの色であったかがメモリに記憶される(S107)。そして、変数iがmとなり、変数jがnとなるまで(S109〜S113)、S105及びS107の作業が繰り返し実行される。 【0053】 次に、メモリに記憶された輝度及び最大値の三原色に基づいて、オブジェクトの輪郭部分に縁取りを施す縁取り処理及び隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様を付す模様処理が実行される(S115〜S191)。 【0054】 すなわち、横方向のピクセル数を示す変数iに1が代入され、縦方向のピクセル数を示す変数jに1が代入された後(S115)、カラー画像データのうち左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度と左からi+1番目、上からj番目のピクセルの輝度との差の絶対値、つまり横方向に隣り合うピクセルの輝度の差の絶対値が20未満である否かが判定され(S117)、横方向に隣り合うピクセルの輝度の差の絶対値が20以上であると判定された場合には(S117:NO)、S151が実行される。 【0055】 一方、横方向に隣り合うピクセルの輝度の差の絶対値が20未満であると判定された場合には(S117:YES)、カラー画像データのうち左からi番目、上からj番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色が、左からi+1番目、上からj番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色と相違しているか否か、つまり横方向に隣り合うピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色が相違しているか否かが判定される(S119)。 【0056】 そして、横方向に隣り合うピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色が同じであると判定された場合には(S119:NO)、S151が実行され、一方、横方向に隣り合うピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色が相違していると判定された場合には(S119:YES)、オブジェクトに付される模様の単位範囲の大きさを示す変数k、lそれぞれにi+1、jが代入される(S121)。なお、本実施形態では、前記の単位範囲の大きさとして、5×5ピクセルの大きさを想定している。 【0057】 次に、左からi+1番目、上からj番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値が、左からk番目、上からl番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値と同じであるか否か、つまり左からi+1番目、上からj番目のピクセルと同一の色相を有するピクセルであるか否かが判定される(S123)。 【0058】 そして、左からk番目、上からl番目のピクセルが左からi+1番目、上からj番目のピクセルと同一の色相を有していないと判定された場合には(S123:NO)、左からk番目、上からl番目のピクセルは、オブジェクトの輪郭部分であると見なすことができるので、このピクセルの輝度が変更されて縁取り処理が実行される(S137〜S141)。 【0059】 すなわち、S123にてNOと判定された場合には、左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度が127より大きいか否かが判定され(S137)、左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度が127より大きいと判定された場合には(S137:YES)、左からi番目、上からj番目のピクセル及び左からi+1番目、上からj番目のピクセルの輝度が反転するように輝度が0に変更された後(S139)、S151が実行される。 【0060】 一方、左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度が127以下であると判定された場合には(S137:NO)、左からi番目、上からj番目のピクセル及び左からi+1番目、上からj番目のピクセルの輝度が反転するように輝度が255に変更された後(S141)、S151が実行される。 【0061】 また、S123にて左からk番目、上からl番目のピクセルが左からi+1番目、上からj番目のピクセルと同一の色相を有していると判定された場合には(S123:YES)、変数kがi+6となり、変数lがj+5となるまで、S123、S137、S139、S141が繰り返して実行される(S125、S127、S143、S145)。 【0062】 そして、変数kがi+6となり、変数lがj+5となると(S127:YES)、予め定められた一定面積以上の範囲、同一の色相であると判断され、変数k、lそれぞれにi+1、jが代入され(S129)、オブジェクトの輪郭部分以外の部分に所定の模様が付される模様処理が実行される(S131〜S135、S147〜S149)。 【0063】 すなわち、左からi+1番目、上からj番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値が、左からk番目、上からl番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値と同じであるか否か判定され(S131)、左からi+1番目、上からj番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値が、左からk番目、上からl番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値と同じであると判定された場合には(S131:YES)、左からk番目、上からl番目のピクセルの輝度を、予めHDD等に記憶されている5×5の大きさを有する模様パターンの左からx番目、上からy番目のピクセルの輝度に置換される(S133)。その後、変数kに1が加えられた後(S135)、S131に戻る。 【0064】 なお、xは、k−i−1を5で除した余りに1を加えた値であり、yは、l−jを5で除した余りに1を加えた値である。 一方、左からi+1番目、上からj番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値が、左からk番目、上からl番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値と相違すると判定された場合には(S131:NO)、変数kがi+1であるが否かが判定され(S147)、変数kがi+1であると判定された場合には(S147:YES)、S131〜S135の模様処理ループが終了してS151が実行される。 【0065】 また、変数kがi+1でないと判定された場合には(S147:NO)、変数kにi+1が代入され、変数lに1が加えられた後(S135)、S131に戻る。 そして、S151では、カラー画像データのうち左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度と左からi番目、上からj+1番目のピクセルの輝度との差の絶対値、つまり縦方向に隣り合うピクセルの輝度の差の絶対値が20未満である否かが判定され(S151)、縦方向に隣り合うピクセルの輝度の差の絶対値が20以上であると判定された場合には(S151:NO)、S185が実行される。 【0066】 一方、縦方向に隣り合うピクセルの輝度の差の絶対値が20未満であると判定された場合には(S151:YES)、カラー画像データのうち左からi番目、上からj番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色が、左からi番目、上からj+1番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色と相違しているか否か、つまり縦方向に隣り合うピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色が相違しているか否かが判定される(S153)。 【0067】 そして、縦方向に隣り合うピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色が同じであると判定された場合には(S153:NO)、S185が実行され、一方、縦方向に隣り合うピクセルにおける色の三原色を示す数値のうち最大数の色が相違していると判定された場合には(S153:YES)、変数k、lそれぞれにi、j+1が代入される(S155)。 【0068】 次に、左からi番目、上からj+1番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値が、左からk番目、上からl番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値と同じであるか否か、つまり左からi番目、上からj+1番目のピクセルと同一の色相を有するピクセルであるか否かが判定される(S157)。 【0069】 そして、左からk番目、上からl番目のピクセルが左からi番目、上からj+1番目のピクセルと同一の色相を有していないと判定された場合には(S157:NO)、左からk番目、上からl番目のピクセルは、オブジェクトの輪郭部分であると見なすことができるので、このピクセルの輝度が変更されて縁取り処理が実行される(S171〜S175)。 【0070】 すなわち、S157にてNOと判定された場合には、左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度が127より大きいか否かが判定され(S171)、左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度が127より大きいと判定された場合には(S171:YES)、左からi番目、上からj番目のピクセル、及び左からi番目、上からj+1番目のピクセルの輝度が反転するように輝度が0に変更された後(S173)、S185が実行される。 【0071】 一方、左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度が127以下であると判定された場合には(S171:NO)、左からi番目、上からj番目のピクセル、及び左からi番目、上からj+1番目のピクセルの輝度が反転するように輝度が255に変更された後(S175)、S185が実行される。 【0072】 また、S157にて左からk番目、上からl番目のピクセルが左からi番目、上からj+1番目のピクセルと同一の色相を有していると判定された場合には(S157:YES)、変数kがi+5となり、変数lがj+6となるまで、S157、S171、S173、S175が繰り返して実行される(S159、S161、S177、S179)。 【0073】 そして、変数kがj+5となり、変数lがj+6となると(S161:YES)、変数k、lそれぞれにi、j+1が代入され(S163)、オブジェクトの輪郭部分以外の部分に所定の模様が付される模様処理が実行される(S165〜S169、S181〜S183)。 【0074】 すなわち、左からi番目、上からj+1番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値が、左からk番目、上からl番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値と同じであるか否か判定され(S165)、左からi番目、上からj+1番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値が、左からk番目、上からl番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値と同じであると判定された場合には(S165:YES)、左からk番目、上からl番目のピクセルの輝度を、前記した模様パターンの左からx番目、上からy番目のピクセルの輝度に置換される(S167)。その後、変数kに1が加えられた後(S169)、S165に戻る。 【0075】 一方、左からi番目、上からj+1番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値が、左からk番目、上からl番目のピクセルにおける色の三原色を示す数値と相違すると判定された場合には(S165:NO)、変数kがiであるが否かが判定され(S181)、変数kがiであると判定された場合には(S181:YES)、S165〜S169の模様処理ループが終了してS185が実行される。 【0076】 また、変数kがiでないと判定された場合には(S181:NO)、変数kにiが代入され、変数lに1が加えられた後(S169)、S165に戻る。 そして、S185では、変数iがm−1であるか否かが判定され、変数iがm−1であると判定された場合には(S185:YES)、変数jがn−1であるか否かが判定される(S187)。このとき、変数jがn−1であると判定された場合には(S187:YES)、1ページ分のモノクロ変換処理が終了したものとして、S101に戻る。 【0077】 また、S185にて変数iがm−1でないと判定された場合には(S185:NO)、変数iに1が加えられた後(S189)、S101に戻り、S187にて変数jがn−1でないと判定された場合には(S187:NO)、変数iに1が代入され、変数jに1が加えられた後(S191)、S101に戻る。 【0078】 なお、図7は黒で縁取り処理を実行した場合の印刷結果又はイメージ画像を示す図であり、図8は白で縁取り処理を実行した場合の印刷結果又はイメージ画像を示す図であり、図9は黒で縁取り処理を実行し上で模様処理を実行した場合の印刷結果又はイメージ画像を示す図であり、図10は白で縁取り処理を実行し上で模様処理を実行した場合の印刷結果又はイメージ画像を示す図である。 【0079】 3.本実施形態に係る画像形成システムの特徴 本実施形態では、S137〜S141、S171〜S175に示されるように、隣り合うオブジェクト間の輝度の差が所定値以下の場合に、それら隣り合うオブジェクトのうち少なくとも一方のオブジェクトの輪郭部分に縁取りを施してプリンタにて印刷すべき画像のデータを形成するので、オブジェクトの大きさによらず、オブジェクトを際ださせることができ、ユーザは各オブジェクトを十分に識別することができる。 【0080】 延いては、棒グラフや円グラフ等のグラフ類は勿論のこと、絵や写真画像等を白黒印刷しても、ユーザは、これら画像を構成する図形等のオブジェクトを十分に識別することができる(図7、図8参照)。 【0081】 ところで、輪郭が不明確となって識別性を低下させるのは、隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接している部分であり、隣り合うオブジェクトが十分に離隔している場合には、輪郭部分が明確となるので、識別性は低下しない。 【0082】 これに対して、本実施形態では、隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接していると判定された場合(S3:YES)に縁取り処理や模様処理を実行するので、隣り合うオブジェクトの輪郭部分が近接して輪郭が不明確となって識別性が低下している場合にのみ縁取りを行うこととなり、隣り合う全てのオブジェクトに縁取り処理を行う場合に比べて、縁取り処理負荷を低減することができる。 【0083】 また、本実施形態では、隣り合うオブジェクト間の輝度の度差が所定値以下の場合には、縁取り処理に加えて、隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様を付して画像を印刷することとなるので、各オブジェクトの識別性を更に向上させることができる。 【0084】 また、本実施形態では、隣り合うオブジェクトが、棒グラフや円グラフ等のオブジェクトが所定以上の面積を有する場合に限り、隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様が付されて画像が印刷されるので、識別性低下の問題が発生し易い棒グラフや円グラフ等を印刷する際に特に有効である(図9、図10参照)。 【0085】 また、本実施形態では、識別性低下の問題が発生し易い棒グラフや円グラフ等を印刷する場合に限り、隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様が付されるので、オブジェクトの種類によらず、一律に隣り合うオブジェクトに対して互いに異なる模様を付す場合に比べて、模様処理に要する負荷を低減することができる。 【0086】 また、本実施形態では、色の三原色を示す数値のうち最大値がRGBのどれであるかによって、縁取り処理をすべきオブジェクトの判別を行ったが、RGBの数値から計算される色差を用いて判別行ってもよい。 【0087】 4.発明特定事項と実施形態との対応関係 本実施形態では、S137及びS171が特許請求の範囲に記載された濃度算出手段に相当し、S139、S141、S173及びS175が特許請求の範囲に記載された縁取り処理手段に相当し、S131〜S135及びS147〜S149が特許請求の範囲に記載された模様処理手段に相当し、S3が特許請求の範囲に記載された近接判定手段に相当し、S5が特許請求の範囲に記載された第1判別手段に相当し、S17が特許請求の範囲に記載された表示手段に相当し、S19が特許請求の範囲に記載された印刷手段に相当する。 【0088】 (第2実施形態) 第1実施形態では、オブジェクトに模様を付すことにより、識別性を向上させたが、本実施形態は、模様に代えて、オブジェクト間の輝度の差を所定値より大きくすることを特徴とするものである。 【0089】 具体的には、上述のS133及びS167で実行される内容を、S134(図11参照)及びS168(図12参照)に示されるように、左からk番目、上からl番目のピクセルの輝度を、左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度に所定数だけ加算した値とするものである。 【0090】 なお、本実施形態では、輝度を0〜255の256段階で制御しているので、左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度に所定数だけ加算した値が255を超えた場合には、その値から255を減じた値を左からi番目、上からj番目のピクセルの輝度とする。 【0091】 因みに、図11及び図12は本実施形態に係る第1モノクロ画像データ作成処理を示すフローチャートであり、S134及びS168以外は、第1実施形態と同じであるので、説明及び図示は省略する。 【0092】 上述したように、本実施形態では、縁取り処理に加えて、隣り合うオブジェクト間の輝度の差が所定値より大きくなるような輝度変更処理を施すので、各オブジェクトの識別性を更に向上させることができる。 【0093】 なお、本実施形態では、S134及びS168が特許請求の範囲に記載された濃度処理手段に相当し、S5(図2参照)が特許請求の範囲に記載された第2判別手段に相当する。 【0094】 また、本実施形態も第1実施形態と同様に、隣り合うオブジェクトが所定以上の面積を有するグラフ等のオブジェクトであると判定された場合に輝度濃度変更処理を実行するので、識別性低下の問題が発生し易い棒グラフや円グラフ等を印刷する際に特に有効である。 【0095】 また、識別性低下の問題が発生し易い棒グラフや円グラフ等を印刷する場合に限り、隣り合うオブジェクトに対して輝度の差が所定値より大きくなるような輝度変更処理が行われるので、オブジェクトの種類によらず、一律に隣り合うオブジェクトに対して輝度の差が所定値より大きくなるような輝度変更処理を行う場合に比べて、輝度変更処理に要する負荷を低減することができる。 【0096】 (第3実施形態) 上述の実施形態では、コンピュータ100に存在する画像データに対して縁取り処理等を施したが、本実施形態は、図13に示すように、原稿の画像情報を読取る画像読取部210を備えるプリンタ200に本発明を適用したものである。 【0097】 また、図14は画像読取部210にて読み取られた原稿を印刷する際に実行される制御を示すフローチャートであり、このフローチャートは、プリンタ200にて実行される。 そして、画像読取部210にて画像が読み取られると、先ず、印刷すべき画像データをモノクロ印刷するか否かが判定される(S201)。なお、モノクロ印刷をすべきか否かの判定は、ユーザユーザによりモノクロ印刷が選択された否かに基づいて判定される。 【0098】 モノクロ印刷をすべきものと判定された場合には(S201:YES)、読み取られた画像データを記録用紙に白黒画像として印刷するモノクロ画像データ作成処理が実行され(S203)、一方、モノクロ印刷をすべきものでないと判定された場合には(S201:NO)、カラー画像を印刷するためのカラー印刷データ作成処理が実行される(S205)。 【0099】 なお、モノクロ画像データ作成処理は上述の実施形態に係る第1モノクロ画像データ作成処理と同じであり、カラー印刷データ作成処理は上述の実施形態に係るカラー印刷データ作成処理と同じである。 【0100】 そして、印刷すべき画像データの処理(S203、S205)が終了すると、印刷すべき画像データの処理(S203、S205)により作成されたデータが印刷される(S207)。 【0101】 これにより、本実施形態においても、上述の実施形態と同様に、オブジェクトの大きさによらず、オブジェクトを際ださせることが可能となり、ユーザは各オブジェクトを十分に識別することができる。 【0102】 なお、本実施形態では、画像読取部210にて原稿をイメージデータとして読み込むので、プリンタ200は、いずれがオブジェクトであるか否かを判別することができないが、モノクロ画像データ作成処理では、前述したように、ピクセル単位で輝度及び色の三原色を示す数値を検出していくので、いずれがオブジェクトであるか否かを判別することができなくても、オブジェクトを際ださせることが可能となる。 【0103】 因みに、図14では、印刷すべき画像データの処理(S203、S205)により作成されたデータが印刷されたが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、印刷すべき画像データの処理(S203、S205)により作成されたデータを、例えばコンピュータ100にデータとして出力してもよい。 【0104】 (その他の実施形態) 上述の実施形態では、オブジェクトの輪郭全てに対して縁取り処理を実行したが、本発明はこれに限定されるものではなく、隣り合うオブジェクトのうち互いに近接する部分のみ縁取り処理を実行してもよい。なお、隣り合うオブジェクトのうち互いに近接する部分、つまり縁取りを行う部分は、隣り合うオブジェクトのうち互いに近接しているか否かの判定時に特定され、その特定された部分が縁取り処理時に縁取りされる。 【0105】 また、上述の実施形態では、輝度により、特許請求の範囲に記載された濃度を特定したが、本発明はこれに限定されるものではない。 また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。 【図面の簡単な説明】 【0106】 【図1】本発明の実施形態に係る画像形成システムの模式図である。 【図2】本実施形態に係るプリンタドライバの特徴的作動を示すフローチャートである。 【図3】第1実施形態に係るモノクロ画像データ作成処理を示すフローチャートである。 【図4】第1実施形態に係るモノクロ画像データ作成処理を示すフローチャートである。 【図5】第1実施形態に係るモノクロ画像データ作成処理を示すフローチャートである。 【図6】第1実施形態に係るモノクロ画像データ作成処理を示すフローチャートである。 【図7】黒で縁取り処理を実行した場合の印刷結果又はイメージ画像を示す図である。 【図8】白で縁取り処理を実行した場合の印刷結果又はイメージ画像を示す図である。 【図9】黒で縁取り処理を実行し上で模様処理を実行した場合の印刷結果又はイメージ画像を示す図である。 【図10】白で縁取り処理を実行し上で模様処理を実行した場合の印刷結果又はイメージ画像を示す図である。 【図11】第2実施形態に係るモノクロ画像データ作成処理を示すフローチャートである。 【図12】第2実施形態に係るモノクロ画像データ作成処理を示すフローチャートである。 【図13】本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 【図14】本発明の第3実施形態に係るプリンタの特徴的作動を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0107】 100…コンピュータ、110…コンピュータ本体、120…表示装置、 130…入力装置、200…プリンタ、210…画像読取部。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005267 【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月26日(2006.7.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082500 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
【識別番号】100129090 【弁理士】 【氏名又は名称】竹中 謙史
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| 【公開番号】 |
特開2008−34958(P2008−34958A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−203611(P2006−203611) |
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