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【発明の名称】 テレビ放送受信システム、携帯端末、外部装置、およびテレビ放送受信方法
【発明者】 【氏名】池貝 大輔

【要約】 【課題】テレビ放送を受信可能な携帯端末が記憶する物理チャンネルについての情報を最小限に抑えながら、その構成を実現するために発生する経済的負担を最小限に抑制可能にする。

【構成】外部装置1A、1B、1Cの外部装置通信部7が、外部装置記憶部6に記憶した物理チャンネルの一覧情報を携帯端末4に送信し、携帯端末通信部7が、外部装置1A、1B、1Cから物理チャンネルの一覧情報を受信し、携帯端末記憶部9が、携帯端末通信部10により受信した物理チャンネルの一覧情報を記憶する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶した外部装置と、あるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末と、により構成されるテレビ放送受信システムであって、
前記外部装置は、
少なくとも当該外部装置が存在する地域の前記チャンネルの一覧情報を記憶する外部装置記憶部と、
前記携帯端末と通信を行う外部装置通信部と、を備え、
前記携帯端末は、
前記チャンネルの一覧情報を記憶する携帯端末記憶部と、
前記携帯端末記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末テレビ受信部と、
前記外部装置と通信を行う携帯端末通信部と、を備え、
前記外部装置通信部は、前記外部装置記憶部に記憶した前記チャンネルの一覧情報を前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末通信部は、前記外部装置からチャンネルの一覧情報を受信し、
前記携帯端末記憶部は、前記携帯端末通信部により受信したチャンネルの一覧情報を記憶する、
テレビ放送受信システム。
【請求項2】
請求項1記載のテレビ放送受信システムであって、
前記携帯端末は、
当該携帯端末が存在する地域を特定する地域特定部を備え、
前記携帯端末通信部は、前記地域特定部により特定した地域についての地域情報を前記外部装置に送信し、
前記外部装置通信部は、前記携帯端末から受信した地域情報により指定される地域と当該外部装置が存在する地域とが一致する場合、前記前記外部装置記憶部に記憶した前記チャンネルの一覧情報を前記携帯端末に送信する、
テレビ放送受信システム。
【請求項3】
請求項1記載のテレビ放送受信システムであって、
前記携帯端末は、
当該携帯端末が存在する地域を特定する地域特定部を備え、
前記外部装置記憶部は、当該外部装置が存在する地域についての地域情報と、当該外部装置が存在する地域における前記チャンネルの一覧情報と、を記憶し、
前記外部装置通信部は、前記外部装置記憶部に記憶した、前記地域情報と前記チャンネルの一覧情報とを前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末通信部は、前記外部装置から地域情報とチャンネルの一覧情報を受信し、
前記携帯端末記憶部は、前記携帯端末通信部により受信した、地域情報とチャンネルの一覧情報を記憶し、
前記携帯端末テレビ受信部は、前記携帯端末記憶部に記憶した地域情報により指定される地域と前記地域特定部により特定した地域とが一致する場合、前記携帯端末記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、
テレビ放送受信システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載のテレビ放送受信システムであって、
前記外部装置は、
前記外部装置記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する外部装置テレビ受信部を備え、
前記携帯端末通信部は、前記携帯端末テレビ受信部によりテレビ放送を受信しているチャンネルについてのチャンネル情報を送信し、
前記外部装置テレビ受信部は、前記携帯端末通信部により受信したチャンネル情報により指定されるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、
テレビ放送受信システム。
【請求項5】
所定の地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶した外部装置であって、
少なくとも当該外部装置が存在する地域における前記チャンネルの一覧情報を記憶する外部装置記憶部と、
あるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末と通信を行う外部装置通信部と、
を備え、
前記外部装置通信部は、前記携帯端末に記憶させるための、前記外部装置記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報を前記携帯端末に送信する、
外部装置。
【請求項6】
請求項5記載の外部装置であって、
前記外部装置通信部は、前記携帯端末が存在する地域についての情報を前記携帯端末から受信し、前記携帯端末から受信した地域情報により指定される地域と当該外部装置が存在する地域とが一致する場合、前記前記外部装置記憶部に記憶した前記チャンネルの一覧情報を前記携帯端末に送信する、
外部装置。
【請求項7】
請求項5または6記載の外部装置であって、
前記外部装置記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する外部装置テレビ受信部を備え、
前記外部装置通信部は、前記携帯端末が受信しているチャンネルについてのチャンネル情報を前記携帯端末から受信し、
前記外部装置テレビ受信部は、前記外部装置通信部により受信したチャンネル情報により指定されるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、
外部装置。
【請求項8】
請求項5から7のいずれか1項に記載の外部装置は、携帯端末であることを特徴とする外部装置。
【請求項9】
あるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末であって、
ある地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶する携帯端末記憶部と、
前記携帯端末記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末テレビ受信部と、
所定の地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶した外部装置と通信を行う携帯端末通信部と、を備え、
前記携帯端末通信部は、前記外部装置からチャンネルの一覧情報を受信し、
前記携帯端末記憶部は、前記携帯端末通信部により受信したチャンネルの一覧情報を記憶する、
携帯端末。
【請求項10】
請求項9記載の携帯端末であって、
当該携帯端末が存在する地域を特定する地域特定部を備え、
前記携帯端末通信部は、前記地域特定部により特定した地域についての地域情報を前記外部装置に送信し、その後、前記地域特定部により特定した地域におけるチャンネルの一覧情報を前記外部装置から受信する、
携帯端末。
【請求項11】
請求項9記載の携帯端末であって、
当該携帯端末が存在する地域を特定する地域特定部を備え、
前記携帯端末通信部は、前記外部装置が存在する地域についての地域情報と、前記外部装置が存在する地域における前記チャンネルの一覧情報と、前記外部装置から受信し、
前記携帯端末記憶部は、前記携帯端末通信部により受信した、地域情報とチャンネルの一覧情報を記憶し、
前記携帯端末テレビ受信部は、前記携帯端末記憶部に記憶した地域情報により指定される地域と前記地域特定部により特定した地域とが一致する場合、前記携帯端末記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、
携帯端末。
【請求項12】
あるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信するテレビ放送受信方法であって、
所定の地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶した外部装置から、当該チャンネルの一覧情報を受信し、
受信した前記チャンネルの一覧情報を記憶し、
記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、
テレビ放送受信方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ放送を受信可能な携帯端末が、ある地域に存在する各テレビ放送局によってテレビ放送送信に用いられている物理チャンネルの一覧情報を取得し、その取得した物理チャンネルの一覧情報を参照してテレビ放送を受信するテレビ放送受信システム、テレビ放送受信システムを構成する携帯端末および外部装置、およびテレビ放送受信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末の中には、アナログテレビ放送を受信可能なものがある。携帯端末は、テレビ放送を受信するために少なくとも、携帯端末が存在する地域に割り当てられている物理チャンネル(アナログテレビ放送用やデジタルテレビ放送用に割り当てられたUHF周波数帯を区分するチャンネル番号13ch〜62chに一致)についての情報を取得する必要がある。
【0003】
家庭用テレビ受信機は、一度その地域における物理チャンネルについての情報を取得すれば、その後家庭用受信機がその地域から移動しない限り、この物理チャンネルについての情報を再取得する必要はないが、移動することを前提としている携帯端末は、物理チャンネルについての情報を絶えず取得する必要がある。
【0004】
これまでのテレビ放送を受信可能な携帯端末には、テレビ放送用に割り当てられたUHF周波数帯の全帯域における受信電波強度を測定し、測定した受信電界強度がある閾値を越える周波数帯域を特定することによって、その携帯端末が存在する地域における物理チャンネルを決定する機能を備えたものがある(この機能は、オートサーチと呼ばれることがある)。
【0005】
しかしながら、上述の「オートサーチ」の処理によって携帯端末が存在する地域における物理チャンネルについての情報を取得するには時間がかかってしまう。特に、テレビ放送送信に利用される物理チャンネル数を13セグメントで分割するデジタルテレビ放送の場合には、デジタル放送における物理チャンネル選局後の論理チャンネルの選択処理にかかる時間が大幅に増えてしまうため、テレビ放送の視聴を開始するまでに時間がかかってしまう。なお、本明細書におけるチャンネルは、物理チャンネルおよび論理チャンネルの両方、あるいはそのいづれかを指しており、このチャンネルによる選局とは、アナログ放送における物理周波数(チャンネル)による選択、およびデジタル放送における物理周波数選局後の論理チャンネルの選択、の両方の意味を含んでいるものとする。
【0006】
このため、特許文献1記載の装置は、上述の「オートサーチ」を用いず、各地域に割り当てられている物理チャンネルについての情報を全地域分記憶するデータベースを備え、このデータベースから当該装置が存在する地域に割り当てられている物理チャンネルについての情報を読み出すことにより、物理チャンネルについての情報を取得している。
【特許文献1】特開2003−304457号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の装置のように、各地域に割り当てられている物理チャンネルについての情報を全地域分記憶することは、全地域でテレビ受信する機会のある装置利用者が少ないため効率的ではなく、さらに記憶可能なデータ容量が少ない携帯端末は利用しないデータ(すなわち、テレビ受信する機会の無い地域における物理チャンネルについての情報)を極力記憶しておきたくない。
【0008】
また、記憶可能なデータ容量が多いサーバ等の外部装置に、各地域に割り当てられている物理チャンネルについての情報を全地域分記憶させ、テレビ放送を受信可能な携帯端末がその外部装置から適宜、当該携帯端末が存在する地域に割り当てられている物理チャンネルについての情報のみを受信する構成も考えられる。しかし、この外部装置は、複数の携帯端末それぞれに対して、各携帯端末によって指定された地域における物理チャンネルについての情報を送信することができる通信性能が要求されるため、この外部装置を新たに設けるには、このサービスを提供する提供者にとって大きな経済的負担が発生してしまう。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、テレビ放送を受信可能な携帯端末が記憶する物理チャンネルについての情報を最小限に抑えることができ、かつ、その構成を実現するために発生する経済的負担を最小限に抑えることができるテレビ放送受信システム、テレビ放送受信システムを構成する携帯端末および外部装置、およびテレビ放送受信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明にかかるテレビ放送受信システムは、所定の地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶した外部装置と、あるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末と、により構成されるテレビ放送受信システムであって、前記外部装置は、当該外部装置が存在する地域における前記チャンネルの一覧情報を記憶する外部装置記憶部と、前記携帯端末と通信を行う外部装置通信部と、を備え、前記携帯端末は、前記チャンネルの一覧情報を記憶する携帯端末記憶部と、前記携帯端末記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末テレビ受信部と、前記外部装置と通信を行う携帯端末通信部と、を備え、前記外部装置通信部は、前記外部装置記憶部に記憶した前記チャンネルの一覧情報を前記携帯端末に送信し、前記携帯端末通信部は、前記外部装置からチャンネルの一覧情報を受信し、前記携帯端末記憶部は、前記携帯端末通信部により受信したチャンネルの一覧情報を記憶する、ものである。
【0011】
また、本発明にかかる外部装置は、所定の地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶した外部装置であって、少なくとも当該外部装置が存在する地域における前記チャンネルの一覧情報を記憶する外部装置記憶部と、あるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末と通信を行う外部装置通信部と、を備え、前記外部装置通信部は、前記携帯端末に記憶させるための、前記外部装置記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報を前記携帯端末に送信する、ものである。
【0012】
また、本発明にかかる携帯端末は、あるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末であって、ある地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶する携帯端末記憶部と、前記携帯端末記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する携帯端末テレビ受信部と、所定の地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶した外部装置と通信を行う携帯端末通信部と、を備え、前記携帯端末通信部は、前記外部装置からチャンネルの一覧情報を受信し、前記携帯端末記憶部は、前記携帯端末通信部により受信したチャンネルの一覧情報を記憶する、ものである。
【0013】
また、本発明にかかるテレビ放送受信方法は、あるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信するテレビ放送受信方法であって、所定の地域においてテレビ放送送信に用いられているチャンネルの一覧情報を記憶した外部装置から、当該チャンネルの一覧情報を受信し、受信した前記チャンネルの一覧情報を記憶し、記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、ものである。
【0014】
この構成により、携帯端末は、携帯端末通信部を通じて携帯端末記憶部に記憶した外部装置からのチャンネルの一覧情報にもとづいて、この一覧情報のうちの任意のチャンネルの放送を携帯端末テレビ受信部により受信可能にする。これにより、携帯端末が記憶するチャンネルに関する情報量を抑制できるとともに、外部装置は各地域ごとに設置可能な小規模システムでよくなり、外部装置によるサービスを提供する業者には、経済的負担が少なくて済む。
【0015】
また、本発明にかかるテレビ放送受信システムは、前記携帯端末が、当該携帯端末が存在する地域を特定する地域特定部を備え、前記携帯端末通信部は、前記地域特定部により特定した地域についての地域情報を前記外部装置に送信し、前記外部装置通信部は、前記携帯端末から受信した地域情報により指定される地域と当該外部装置が存在する地域とが一致する場合、前記前記外部装置記憶部に記憶した前記チャンネルの一覧情報を前記携帯端末に送信する、ものを含む。
【0016】
また、本発明にかかる外部装置は、前記外部装置通信部は、前記携帯端末が存在する地域についての情報を前記携帯端末から受信し、前記携帯端末から受信した地域情報により指定される地域と当該外部装置が存在する地域とが一致する場合、前記前記外部装置記憶部に記憶した前記チャンネルの一覧情報を前記携帯端末に送信する、ものを含む。
【0017】
また、本発明にかかる携帯端末は、当該携帯端末が存在する地域を特定する地域特定部を備え、前記携帯端末通信部は、前記地域特定部により特定した地域についての地域情報を前記外部装置に送信し、その後、前記地域特定部により特定した地域におけるチャンネルの一覧情報を前記外部装置から受信する、ものを含む。
【0018】
この構成により、2つの地域が一致した場合のみに、携帯端末は、外部装置が存在する地域におけるチャンネルの一覧情報のみを受信し、そのうち任意のチャンネルの放送を携帯端末テレビ受信部を通じて視聴することができるため、テレビ受信する機会の無い地域におけるチャンネルについての情報を記憶する必要が無くなる。
【0019】
また、本発明にかかるテレビ放送受信システムは、前記携帯端末が、当該携帯端末が存在する地域を特定する地域特定部を備え、前記外部装置記憶部は、当該外部装置が存在する地域についての地域情報と、当該外部装置が存在する地域における前記チャンネルの一覧情報と、を記憶し、前記外部装置通信部は、前記外部装置記憶部に記憶した、前記地域情報と前記チャンネルの一覧情報とを前記携帯端末に送信し、前記携帯端末通信部は、前記外部装置から地域情報とチャンネルの一覧情報を受信し、前記携帯端末記憶部は、前記携帯端末通信部により受信した、地域情報とチャンネルの一覧情報を記憶し、前記携帯端末テレビ受信部は、前記携帯端末記憶部に記憶した地域情報により指定される地域と前記地域特定部により特定した地域とが一致する場合、前記携帯端末記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、ものを含む。
【0020】
また、本発明にかかる携帯端末は、当該携帯端末が存在する地域を特定する地域特定部を備え、前記携帯端末通信部は、前記外部装置が存在する地域についての地域情報と、前記外部装置が存在する地域における前記チャンネルの一覧情報と、前記外部装置から受信し、前記携帯端末記憶部は、前記携帯端末通信部により受信した、地域情報とチャンネルの一覧情報を記憶し、前記携帯端末テレビ受信部は、前記携帯端末記憶部に記憶した地域情報により指定される地域と前記地域特定部により特定した地域とが一致する場合、前記携帯端末記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、ものを含む。
【0021】
この構成により、携帯端末は、予めある地域におけるチャンネルの一覧情報を記憶しておけば、その記憶したチャンネルの一覧情報に対応する地域と携帯端末の現在地域とが一致した場合に、そのチャンネルの一覧情報を元にテレビ放送を受信することができるため、何度も外部装置からチャンネルの一覧情報を受信する必要が無いため通信回線の効率利用を図ることができる。
【0022】
また、本発明にかかるテレビ放送受信システムは、前記外部装置が、前記外部装置記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する外部装置テレビ受信部を備え、前記携帯端末通信部は、前記携帯端末テレビ受信部によりテレビ放送を受信しているチャンネルについてのチャンネル情報を送信し、前記外部装置テレビ受信部は、前記携帯端末通信部により受信したチャンネル情報により指定されるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、ものを含む。
【0023】
また、本発明にかかる外部装置は、前記外部装置記憶部に記憶したチャンネルの一覧情報のうちの、任意のチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する外部装置テレビ受信部を備え、前記外部装置通信部は、前記携帯端末が受信しているチャンネルについてのチャンネル情報を前記携帯端末から受信し、前記外部装置テレビ受信部は、前記外部装置通信部により受信したチャンネル情報により指定されるチャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する、ものを含む。
【0024】
この構成により、携帯端末で受信しているテレビ放送の切り替えに追従して、外部装置によっても同様のテレビ放送を受信することができるため、別々のテレビ受信端末でテレビ放送を受信している複数人の間で共通のテレビ放送を見ることにより、そのテレビ放送により公開されている情報の共有化を図ることができる。
【0025】
また、本発明にかかる外部装置は、携帯端末であるものを含む。
【0026】
この構成により、近年ますます多くの人々が所有する携帯端末によってチャンネルの一覧情報を共有することができるため、携帯端末が番組リストを取得するために専用の外部装置を設ける必要がなくなり、システム提供者側に発生する経済的負担を軽減することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明のテレビ放送受信システム、テレビ放送受信システムを構成する携帯端末および外部装置、およびテレビ放送受信方法によれば、テレビ放送を受信可能な携帯端末が記憶するチャンネルについての情報を最小限に抑えることができ、かつ、その構成を実現するために発生する経済的負担を最小限に抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態による外部装置と携帯端末とからなるテレビ放送受信システムを示す概要図である。
【0029】
図1に示す外部装置と携帯端末とからなるテレビ放送受信システムにおいて、外部装置1A、1B、1Cはそれぞれ、放送局2A、2B、2Cが所定の地域3A、3B、3Cに放送するテレビ放送に関する番組リストを記憶している。この番組リストは、少なくとも、リモコン番号(テレビ放送視聴者がテレビ放送を選択するために操作する操作キーの番号)と、物理チャンネルと、チャンネル名(テレビ放送を送信している放送局の名称)とを含んでいる。なお、番組リストと、地域情報(放送局が番組リスト記載の物理チャンネルに従って放送エリアとしてカバーしている地域を示す情報)とを合わせて、番組情報と称する。
【0030】
図2は、前記外部装置1Aが記憶する、放送局2Aが地域3Aに放送するテレビ放送に関する番組リストを示し、図3は、前記外部装置1Bが記憶する、放送局2Bが地域3Bに放送するテレビ放送に関する番組リストを示し、図4は、前記外部装置1Cが記憶する、放送局2Cが地域3Cに放送するテレビ放送に関する番組リストを示す。各地域3A、3B、3Cでは、同一リモコン番号に対して、異なる物理チャンネルおよび放送局名が割り当てられている。
【0031】
リモコン番号は、視聴者にとっては、あるチャンネルで放送されているテレビ放送局名(チャンネル名)と対応付けられるものである。視聴者は、リモコン操作によりテレビ放送を選択するときに該当リモコン番号を選択すれば、物理チャンネルの存在を意識すること無く、対応する物理チャンネルが割り当てられているテレビ放送を視聴することができる。また、チャンネル名は、放送局名を文字列で表した情報である。
【0032】
外部装置の具体例としては、サーバが挙げられる。各地域毎に分散してサーバを設けることにより、サーバに必要とされる通信性能を抑えることができる。この結果、外部装置は、図1に示すように、サーバなどの高度な通信性能を有するコンピュータである必要は、必ずしも無い。コンピュータよりも通信性能や演算処理性能が劣る携帯端末であっても、その役割を充分果たすことができる。
【0033】
図5には、本発明の実施形態における外部装置として携帯端末を使用する場合のテレビ放送受信システムを示す概要図である。外部装置1A、1B、1Cが、図5に示すように、外部装置としての携帯端末5A、5B、5Cである場合(つまり、地域3A、3B、3Cにおける番組リストを取得済みの携帯端末である場合)、地域3A、3B、3Cにおける番組リストをまだ取得していない携帯端末4は、番組リストを取得済みの携帯端末3A、3B、3Cから番組リストを取得する構成になる。この構成であれば、近年ますます多くの人々が所有する携帯端末によって番組リストを共有することができるため、前記携帯端末4が番組リストを取得するために専用の外部装置を設ける必要がなくなる。
【0034】
地域3A、3B、3Cにおける番組リストを取得していない携帯端末4は、地域3A、3B、3Cでテレビ放送を受信するときに、外部装置1A、1B、1Cから各地域3A、3B、3Cにおける番組リストA、B、Cを受信し、地域3A内でテレビ受信するときは番組リストAを、地域3B内でテレビ受信するときは番組リストBを、地域3C内でテレビ受信するときは番組リストCをそれぞれ参照して、テレビ放送を受信することになる。なお、携帯端末4は、外部装置1A、1B、1Cの通信先(外部装置がサーバの場合にはURL、IPアドレス。外部装置が携帯端末の場合には電話番号、E−mailアドレスなど)を各地域3A、3B、3Cに対応付けて登録しておくことが好ましい。
【0035】
図6に、本発明の実施形態における外部装置および携帯端末の構成を示すブロック図を示す。外部装置1A、1B、1Cは、外部装置記憶部6、外部装置通信部7および外部装置テレビ受信部8を備えている。また、携帯端末4は、携帯端末記憶部9、携帯端末通信部10、携帯端末テレビ受信部11および地域特定部12を備えている。
【0036】
外部装置1A、1B、1Cにおいて、外部記憶部6は、外部装置1A、1B、1Cが存在する地域における物理チャンネルの一覧表示を記憶する記憶装置である。また、外部装置通信部7は、携帯端末4と携帯端末用無線通信を行う無線通信回路である。また、外部装置テレビ受信部8は、外部装置通信部7によって受信した物理チャンネル情報により特定される物理チャンネルで、テレビ放送を受信するチューナーとしての機能を果たす回路である。
【0037】
一方、前記携帯端末4において、携帯端末記憶部9は、外部装置が存在する地域における物理チャンネルの一覧情報を記憶する部材であり、メモリ、HDDなどの記憶装置が想定される。また、携帯端末通信部10は、外部装置1A、1B、1Cと携帯端末用無線通信を行うものである。また、携帯端末テレビ受信部11は、携帯端末に記憶された一覧情報のうち任意の物理チャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信するチューナーとしての機能を果たす。さらに、地域特定部は、携帯端末が存在する地域を特定する回路であり、例えばGPS機能を実現する回路、が想定される。
【0038】
このような構成の外部装置1A、1B、1Cおよび携帯端末4によって、外部装置1A、1B、1Cの外部装置通信部7が、外部装置記憶部6に記憶された物理チャンネルの一覧情報を、外部装置通信部7によって携帯端末4へ送信する。携帯端末4側では、携帯端末通信部10によって受信した物理チャンネルの一覧情報を記憶するようにし、この一覧情報にもとづいて選択された特定の物理チャンネルで放送されたテレビ放送情報を携帯端末テレビ受信部11で、受信することができる。
【0039】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態のテレビ放送受信システムを、外部装置を携帯端末とした場合について説明する。ここでは、図5に示すテレビ放送受信システムの概要図を基に説明する。なお、携帯端末5A、5B、5Cは、放送局2A、2B、2Cが所定の地域3A、3B、3Cに放送するテレビ放送に関する番組リストを記憶している。この番組リストは、図2乃至図4に示したように、リモコン番号と、物理チャンネルと、チャンネル名とを含んでいる。
【0040】
図7に、本発明の第1実施形態のテレビ放送受信システムにおける番組情報等の取得処理を示すフロー図を示す。第1の実施形態のテレビ放送受信システムにおいて、携帯端末4が、前記のように地域特定部12および携帯端末通信部10を備え、前記地域特定部12により携帯端末4が存在する地域を特定し(ステップS71)、携帯端末通信部10により前記地域特定部12によって特定した地域についての地域情報を、図7に示すように携帯端末5A、5B、5Cに送信する(ステップS72)。一方、外部装置としての携帯端末5A、5B、5Cを構成する各外部装置通信部7は、携帯端末4から地域情報を受信すると(ステップS73)、その受信した前記地域情報により指定される地域と携帯端末5A、5B、5Cが存在する地域とが一致するが否かを比較し(ステップS74)、一致する場合に外部装置記憶部6に記憶した物理チャンネルの一覧情報を携帯端末4に送信する(ステップS75)。
【0041】
なお、各携帯端末を区別するために、番組リスト取得済みの携帯端末を、前記携帯端末5A、5B、5Cを含めて、以後「マスター端末」と称し、番組リストをまだ取得しておらず、マスター端末から番組リストを取得する携帯端末を、以後「スレーブ端末」と称し、このマスター端末およびスレーブ端末の登録処理につき説明する。
【0042】
[マスター端末、スレーブ端末における登録処理]
マスター端末からスレーブ端末にデータ(少なくとも番組リストについてのデータを含む)を送信するために、スレーブ端末の通信先と、その通信先により特定されるスレーブ端末が番組リストを必要としていることを示すフラグ(例えば、番組リストが必要なスレーブ端末には1、不要なスレーブ端末には0を割り当てる)と、を事前にマスター端末に登録しておく必要がある。
【0043】
通信先の1例としては例えば、電子メールに当該データを添付して送付する場合には、マスター端末はスレーブ端末の電子メールアドレスを登録しておく必要がある。このような登録処理を行うマスター端末は、近年の携帯端末が備える電話帳機能を利用して登録したり、既に電話帳機能を利用して登録済みの通信先を流用することも考えられる。
【0044】
また、マスター端末が携帯端末ではなくサーバである場合に、そのサーバに記憶されている個人情報の1項目として上述のフラグをマスター端末が登録しておくことができ、例えば、コンテンツ利用会員やショップでポイントカード発行された顧客会員として登録することができる。また、マスター端末が携帯端末ではなく街頭などに設置されている非接触ICの読み取り装置である場合に、ユーザが非接触ICを搭載したスレーブ端末を読み取り装置にかざしたとき(アクセス)に、当該読み取り装置をマスター端末としてスレーブ端末が登録することもできる。また、近年の携帯端末が備える近距離無線(赤外線通信など)を利用してお互いの端末の通信先についての情報を交換し、相手端末の通信先と上述のフラグとをお互いに登録しても良い。
【0045】
[マスター端末からスレーブ端末への番組情報の送信]
次に、マスター端末およびスレーブ端末の登録処理に続いて、マスター端末からスレーブ端末へ番組リストを送信する方法について述べる。まず、スレーブ端末は、GPS機能により特定されるスレーブ端末の所在情報を、マスター端末に送信する(図7のステップS72)。
【0046】
一方、マスター端末は、スレーブ端末から受信した所在情報と当該マスター端末が取得済みの番組リストの地域情報とを比較して(図7のステップS74)、所在情報により特定される地域と地域情報により特定される地域が同じ地域であると判定した場合、そのスレーブ端末が、フラグが登録されている端末であれば、そのスレーブ端末に番組リストを送信する(図7のステップS75)。マスター端末は、フラグ登録していないスレーブ端末にも送信するようにしても良いが、その場合所在情報を送信してくるスレーブ端末全てに番組リストを送信しなければならず、一方、予めマスター端末に登録されているスレーブ端末のみに番組リストを送信する構成であれば、マスター端末への負担を軽減することができる。
【0047】
マスター端末から番組リストを受信したスレーブ端末は、その番組リストを基に各放送局の物理チャンネルを特定し、テレビ放送を受信することになる(ステップS76、S77)。
【0048】
本発明の第1実施形態のテレビ放送受信システムによれば、マスター端末の所在地とスレーブ端末の所在地が共通の地域にある場合のみ、スレーブ端末は、マスター端末が存在する地域における物理チャンネルの一覧情報のみを受信し、そのうち任意の物理チャンネルの放送を視聴することができるため、テレビ受信する機会の無い地域における物理チャンネルについての情報を記憶する必要が無くなる。
【0049】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態のテレビ放送受信システムについて説明する。図8に、本発明の第1実施形態のテレビ放送受信システムにおける番組情報等の取得処理を示すフロー図を示す。
この第2実施形態のテレビ放送受信システムでは、図8に示すように、外部装置としての携帯端末5A、5B、5Cを構成する各外部装置記憶部6は、携帯端末5A、5B、5Cが存在する地域についての地域情報と、携帯端末5A、5B、5Cが存在する地域における前記物理チャンネルの一覧情報と、を記憶している。また、外部装置通信部7は、外部装置記憶部6に記憶した、前記地域情報と前記物理チャンネルの一覧情報とを携帯端末4に送信する(ステップS81)。
【0050】
一方、携帯端末4では、携帯端末通信部10が携帯端末5A、5B、5Cから地域情報と物理チャンネルの一覧情報を受信すると(ステップS82)、携帯端末記憶部9が、携帯端末通信部10により受信した、地域情報と物理チャンネルの一覧情報を記憶する。そして、携帯端末4は、地域特定部12は携帯端末4の所在地を特定し(ステップS83)、携帯端末記憶部9に記憶した地域情報により指定される地域と地域特定部12により特定した地域とが一致した場合に(ステップS84)、携帯端末テレビ受信部11が、携帯端末記憶部9に記憶した物理チャンネルの一覧情報のうちの、任意の物理チャンネル情報を参照してテレビ放送を受信する(ステップS85)。
【0051】
第1実施形態では、スレーブ端末からの問い合わせ(スレーブ端末側で特定した所在情報が、マスター端末が保有する地域情報と一致するか否かの問い合わせ)に応じて、マスター端末が番組リストを送信するものであり、スレーブ端末からの問い合わせという処理を起点として、以後の処理が進むものであった。第2実施形態では、マスター端末からの処理を起点として、以後の処理が進むものを想定している。第2実施形態の具体例について、以下詳細に説明する。なお、第1実施形態の項目[マスター端末、スレーブ端末における登録処理]に記載の処理は、第2実施形態の処理でも共通であるため説明を省略する。
【0052】
[マスター端末からスレーブ端末への番組情報の送信]
マスター端末は、マスター端末利用者があるテレビ番組をスレーブ端末利用者に知らせるために、番組リストをスレーブ端末に送信する操作を行なったとき、その操作を検出しそのスレーブ端末に番組リストと地域情報を送信する(ステップS81。フラグが登録されているスレーブ端末にのみ番組リストを送信する構成でもよい)。マスター端末利用者が番組リストをスレーブ端末利用者に送信する際の動機(イベント)は、例えば以下の場合が想定される。
【0053】
(1)ニュース速報など緊急情報があるとき
(2)特別にお知らせしたいTV番組があるとき・スポンサー関係でTV番組を見てほしいとき
(3)ある地域内で特別な番組、広告情報などと提供したい時
(4)相手と番組情報を共有したいとき(TV見ながらチャット)
【0054】
スレーブ端末は、マスター端末から番組リストを受信すると(ステップS82)、一旦その番組リストを保存する。その後、スレーブ端末は、GPS機能により特定されるスレーブ端末の所在情報と、保存した番組リストの地域情報とを比較する(ステップS83、S84)。比較する時点としては、例えばTVチューナを起動したときや、GPS機能を起動したときなどである。
【0055】
所在情報により特定される地域と地域情報により特定される地域が同じ地域であると判定した場合、その番組リストを基に各放送局の物理チャンネルを特定し、テレビ放送を受信することになる(ステップS85)。
【0056】
本発明の第2実施形態のテレビ放送受信システムによれば、スレーブ端末は、予めある地域における物理チャンネルの一覧情報を記憶しておけば、その記憶した物理チャンネルの一覧情報に対応する地域とスレーブ端末の現在地域とが一致した場合に、その物理チャンネルの一覧情報を元にテレビ放送を受信することができるため、何度もマスター端末から物理チャンネルの一覧情報を受信する必要が無いため、スレーブ端末およびマスター端末双方への負担を軽減し、通信回線の効率利用を図ることができる。
【0057】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態のテレビ放送受信システムについて説明する。図9に、本発明の第3実施形態のテレビ放送受信システムにおける番組情報等の他の取得処理を示すフロー図である。なお、第1、2実施形態の項目[マスター端末、スレーブ端末における登録処理]および項目[マスター端末からスレーブ端末への番組情報の送信]に記載の処理は、第3実施形態の処理でも共通であるため説明を省略する。
【0058】
[スレーブ端末からマスター端末への物理チャンネル情報の送信]
この第3実施形態のテレビ放送受信システムでは、図9に示すように、外部装置としての携帯端末5A、5B、5C(マスター端末)が、外部装置記憶部7に記憶した物理チャンネルの一覧情報のうちの、任意の物理チャンネルでテレビ放送送信されたテレビ放送を受信する外部装置テレビ受信部8を備え、携帯端末4(スレーブ端末)は、携帯端末テレビ受信部8によりテレビ放送を受信し(ステップS91)、携帯端末テレビ受信部8によりテレビ放送を受信している物理チャンネルについての物理チャンネル情報を携帯端末通信部10によって送信する(ステップS92)。スレーブ端末が物理チャンネル情報をマスター端末に送信するタイミングとしては、スレーブ端末がある物理チャンネルのテレビ放送の視聴を開始した時点、別の物理チャンネルのテレビ放送に視聴を切り替えた時点などであれば、スレーブ端末とマスター端末とで視聴するテレビ放送共通なものになるため、別々の端末によってテレビ放送を視聴している視聴者の間でテレビ放送の内容を共有化することができ、より効果的である。
【0059】
一方、外部装置テレビ受信部8は、携帯端末通信部10により携帯端末4から物理チャンネル情報を受信し(ステップS93)、その物理チャンネル情報を参照してテレビ放送を受信する(ステップS94)。
【0060】
本発明の第3実施形態のテレビ放送受信システムによれば、スレーブ端末で受信しているテレビ放送の切り替えに追従して、マスター端末によっても同様のテレビ放送を受信することができるため、別々の端末でテレビ放送を受信している複数人の間で共通のテレビ放送を見ることにより、そのテレビ放送により公開されている情報の共有化を図ることができる。
【0061】
(第4実施形態)
この第4実施形態では、第1、2、3実施形態のようにマスター端末がスレーブ端末に地域情報と番組リストを含む番組情報を送信するだけでなく、スレーブ端末に行わせたい処理を指示する指示情報をマスター端末が送信する場合について説明する。図10に、本発明の第4実施形態のテレビ放送受信システムにおける情報の流れを示すフロー図を示す。なお、第1実施形態の項目[マスター端末、スレーブ端末における登録処理]に記載の処理は、第4実施形態の処理(ステップS100)でも共通であるため説明を省略する。
【0062】
マスター端末がスレーブ端末に行わせる処理として指示する指示情報の詳細を、図11の本発明におけるマスター端末からスレーブ端末へ提供する番組情報を含む指示情報のフォーマット図に示す。マスター端末は、このフォーマット情報によって、例えば、表示すべきチャンネルを指定する指定番組情報や、録画要求する録画要求情報、これらチャンネル指定や録画要求の優先度を指示する視聴優先度、録画予約の有無情報、これらの指示に対してスレーブ端末からの返信を要求する返信要求情報などを含み、マスター端末側に保持されている。マスター端末は、これらの指示情報を、第1実施形態および第2実施形態において説明したマスター端末からスレーブ端末への番組情報の送信時に、併せて送信すればより効果的であるが、番組情報と異なるタイミングで送信するようにしてもよい(ステップS101)。
【0063】
一方、スレーブ端末は、マスター端末の指示を受け付けると(ステップS102)、その指示に応じて処理を実行する(ステップS103)。例えば、表示すべきチャンネルを指定する指定番組情報に応じてその番組に対応する物理チャンネルに併せてテレビ放送を受信し、録画要求する録画要求情報の有無に応じて指定番組情報に応じて特定されるテレビ放送の録画を開始し、録画予約の有無情報に応じて指定番組情報に応じて特定されるテレビ放送の録画を開始する時刻を設定し、返信要求情報の有無に応じてこれらの処理が完了したことを送信する。
【0064】
なお、スレーブ端末は、マスター端末からの指示に対する対応処理を予め設定しておくことにより、スレーブ端末利用者の端末の使用状況に合った処理を実行することができる。図12に、本発明におけるスレーブ端末で設定される処理内容を示すフォーマット図を示す。図12では、指定されたチャンネルの視聴を優先するか否かについての対応(起動設定)や、録画要求に応じて録画するか否かについての対応(起動不可時録画設定)や、優先度情報を伴って指示された処理に対してスレーブ端末が実際にどんな処理を実行するか(優先度設定)、録画予約の支持に対して予約するか否かについての対応(予約可否)などを、予め設定しておくことにより、マスター端末からの指示された処理に対して、スレーブ端末が実際に行う処理を決定することができる。この設定により、マスター端末が要求する処理に対するスレーブ端末利用者の意図を反映した処理をスレーブ端末に実行させることができる。
【0065】
スレーブ端末は、マスター端末から返信要求情報を受信している場合、ステップS102の処理を実行した後、マスター端末から送信された指示情報を実際にスレーブ端末が行ったか否かを通知する応答情報を送信する(ステップS104、S105)。この応答情報を、第3実施形態において説明したスレーブ端末からマスター端末への物理チャンネル情報の送信時に併せて送信すればより効果的であるが、この時点に限るものではない。この構成により、マスター端末利用者はスレーブ端末に要求した処理内容に対してスレーブ端末が実際に行った処理を確認することができる。
【0066】
本発明の第4実施形態のテレビ放送受信システムによれば、マスター端末利用者およびスレーブ端末利用者による端末の利用状況に応じた処理を各端末に対して設定しておくことにより、別々の端末で共通のテレビ放送を視聴している複数人の間において、そのテレビ放送により公開されている情報の共有程度を視聴者に好ましい程度に設定しておくことができる。
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明のテレビ放送受信システム、テレビ放送受信システムを構成する携帯端末および外部装置、およびテレビ放送受信方法によれば、テレビ放送を受信可能な携帯端末が記憶する物理チャンネルについての情報を最小限に抑えることができ、かつ、その構成を実現するために発生する経済的負担を最小限に抑えることができるという効果を奏し、テレビ放送を受信可能な携帯端末が、ある地域に存在する各テレビ放送局によってテレビ放送送信に用いられている物理チャンネルの一覧情報を取得し、その取得した物理チャンネルの一覧情報を参照してテレビ放送を受信する技術分野において有用である。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の実施形態による外部装置と携帯端末とからなるテレビ放送受信システムを示す概要図である。
【図2】本発明の実施形態における外部装置が記憶する、放送局が一つの地域に放送するテレビ放送に関する番組リストのフォーマット図である。
【図3】本発明の実施形態における外部装置が記憶する、放送局が他の一つの地域に放送するテレビ放送に関する番組リストのフォーマット図である。
【図4】本発明の実施形態における外部装置が記憶する、放送局が他の一つの地域に放送するテレビ放送に関する番組リストのフォーマット図である。
【図5】本発明の実施形態における外部装置として携帯端末を使用する場合のテレビ放送受信システムを示す概要図である。
【図6】本発明の実施形態における外部装置および携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1実施形態のテレビ放送受信システムにおける番組情報等の取得処理を示すフロー図である。
【図8】本発明の第2実施形態のテレビ放送受信システムにおける番組情報等の他の取得処理を示すフロー図である。
【図9】本発明の第3実施形態のテレビ放送受信システムにおける番組情報等の他の取得処理を示すフロー図である。
【図10】本発明の第4実施形態のテレビ放送受信システムにおける情報の流れを示すフロー図である。
【図11】本発明におけるマスター端末からスレーブ端末へ提供する番組情報を含む情報のフォーマット図である。
【図12】本発明におけるスレーブ端末で設定される処理内容を示すフォーマット図である。
【符号の説明】
【0069】
1A、1B、1C 外部装置
2A、2B、2C 放送局
3A、3B、3C 地域
4 携帯端末
5A、5B、5C 外部装置(携帯端末)
A、B、C 番組リスト
6 外部装置記憶部
7 外部装置通信部
8 外部装置テレビ受信部
9 携帯端末記憶部
10 携帯端末通信部
11 携帯端末テレビ受信部
12 地域特定部
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成18年7月26日(2006.7.26)
【代理人】 【識別番号】100105647
【弁理士】
【氏名又は名称】小栗 昌平

【識別番号】100108589
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 利光

【識別番号】100119552
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 公秀


【公開番号】 特開2008−34935(P2008−34935A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−203181(P2006−203181)