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【発明の名称】 接続基台、プリンタおよび写真撮影装置
【発明者】 【氏名】神藤 充由

【氏名】和波 英樹

【氏名】小林 光

【氏名】土地 清隆

【要約】 【課題】撮影した画像を簡単な操作で即座に用紙へ出力できるようにすること。

【構成】本発明は、電子カメラ2を着脱可能に設け、装着された電子カメラ2から転送された画像データをプリント部4に転送する接続基台3であって、電子カメラ2からの画像データの転送状態を表示する表示手段を備えている。また、本発明は、プリント部3と、電子カメラ2を着脱可能に設け、装着された電子カメラ2から転送された画像データをプリント部4に転送する接続基台3とを有し、電子カメラ2からの画像データの転送状態を表示する表示手段を接続基台3に設けたプリンタである。また、本発明は、電子カメラ2と、プリント部4と、電子カメラ2を着脱可能に設け、装着された電子カメラ2から転送された画像データをプリント部4に転送する接続基台3とを有し、電子カメラ2からの画像データの転送状態を表示する表示手段を接続基台3に設けた写真撮影装置1である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子カメラを着脱可能に設け、装着された該電子カメラから転送された画像データをプリント部に転送する接続基台であって、
前記電子カメラからの画像データの転送状態を表示する表示手段を有する
ことを特徴とする接続基台。
【請求項2】
前記電子カメラから画像データの転送が行われていない時に前記電子カメラを離脱可能に設けた
ことを特徴とする請求項1記載の接続基台。
【請求項3】
前記表示手段は、前記電子カメラからの画像データの転送状態を点灯表示する
ことを特徴とする請求項1記載の接続基台。
【請求項4】
前記電子カメラから読み出した圧縮された画像データを解凍する機能を有する
ことを特徴とする請求項1記載の接続基台。
【請求項5】
前記電子カメラから転送された画像データに対する画像処理機能を有する
ことを特徴とする請求項1記載の接続基台。
【請求項6】
前記電子カメラから転送された画像データ対する画像処理をプリント部に依頼する
ことを特徴とする請求項1記載の接続基台。
【請求項7】
プリント部と、電子カメラを着脱可能に設け、装着された該電子カメラから転送された画像データを前記プリント部に転送する接続基台とを有し、
前記接続基台は、前記電子カメラからの画像データの転送状態を表示する表示手段を有する
ことを特徴とするプリンタ。
【請求項8】
前記電子カメラから画像データの転送が行われていない時に前記電子カメラを前記接続基台から離脱可能に設けた
ことを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
【請求項9】
前記表示手段は、前記電子カメラからの画像データの転送状態を点灯表示する
ことを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
【請求項10】
前記接続基台は、前記電子カメラから読み出した圧縮された画像データを解凍する機能を有する
ことを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
【請求項11】
前記接続基台は、前記電子カメラから転送された画像データに対する画像処理機能を有する
ことを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
【請求項12】
前記接続基台は、前記電子カメラから転送された画像データ対する画像処理を前記プリント部に依頼する
ことを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
【請求項13】
電子カメラと、プリント部と、該電子カメラを着脱可能に設け、装着された該電子カメラから転送された画像データを前記プリント部に転送する接続基台とを有し、
前記接続基台は、前記電子カメラからの画像データの転送状態を表示する表示手段を有する
ことを特徴とする写真撮影装置。
【請求項14】
前記電子カメラから画像データの転送が行われていない時に前記電子カメラを前記接続基台から離脱可能に設けた
ことを特徴とする請求項13記載の写真撮影装置。
【請求項15】
前記表示手段は、前記電子カメラからの画像データの転送状態を点灯表示する
ことを特徴とする請求項13記載の写真撮影装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等の電子カメラを用いて撮影した画像を用紙に出力する際に用いる接続基台、プリンタおよび写真撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、CCD(固体撮像装置)の高解像度化や記憶容量の増大が目覚ましく、画像を電子的に取り込む電子スチルカメラやデジタルビデオレコーダー等の電子機器の開発が盛んになってきている。
【0003】
このような中、電子スチルカメラにおいては、その精細度が銀塩フィルムを用いたカメラに匹敵するようになり、これに加えてデータ保持性や後処理の容易さから一般用からプロ向けに至るまで多く利用されるようになっている(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】特開平9−149300号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような電子カメラを用いて画像を電子的に取り込んだ場合、その画像を用紙に出力するには、プリンタが接続されたコンピュータを立ち上げ、そのコンピュータを介して画像データをプリンタに転送する必要がある。このように、用紙への出力を行うためにコンピュータを立ち上げなければならず、即座に出力できないという問題がある。
【0006】
また、コンピュータを介さず直接用紙へ出力する観点から、電子カメラにプリンタの制御機能を持たせたり、プリンタに電子カメラからの画像データを取り込む機能を持たせることが行われている。
【0007】
しかし、電子カメラにプリンタを制御する機能を付けると電子カメラの小型化や操作の容易性を妨げるとともに、コストアップを招いてしまう。また、プリンタに電子カメラからの画像データ取り込み機能を持たせると、プリンタ自体のコストアップを招くことになる。
【0008】
さらに、電子カメラとプリンタとをケーブルによって接続することから、用紙への出力を行うたびにケーブルの抜き差しを行わなければならず、面倒な作業が必要となってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明はこのような課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、電子カメラを着脱可能に設け、装着された電子カメラから転送された画像データをプリント部に転送する接続基台であって、電子カメラからの画像データの転送状態を表示する表示手段を有する接続基台である。
【0010】
また、本発明は、プリント部と、電子カメラを着脱可能に設け、装着された電子カメラから転送された画像データをプリント部に転送する接続基台とを有し、接続基台が、電子カメラからの画像データの転送状態を表示する表示手段を有するプリンタである。
【0011】
また、本発明は、電子カメラと、プリント部と、電子カメラを着脱可能に設け、装着された電子カメラから転送された画像データをプリント部に転送する接続基台とを有し、接続基台が、電子カメラからの画像データの転送状態を表示する表示手段を有する写真撮影装置である。
【0012】
このような本発明では、着脱可能に電子カメラを装着した状態で、電子カメラから転送される画像データの転送状態を表示手段に表示することができ、画像データの転送状態を容易に把握できるようになる。
【0013】
特に、本発明では、電子カメラから画像データを転送している状態を表示手段に点灯表示することから、この点灯表示によって画像データの転送状態を的確に把握することができる。また、電子カメラから画像データの転送が行われない時に電子カメラを離脱可能にしたものである。
【0014】
また、本発明では、電子カメラから読み出した圧縮された画像データを解凍する機能や、画像データに対する画像処理機能や、プリント部に画像処理を依頼する機能を備えている。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば次のような効果がある。すなわち、電子カメラで撮影した画像を、コンピュータを用いることなく用紙に出力でき、撮影した後に即座に出力することが可能となる。また、接続基台によって画像データの転送や画像処理を行うことにより、電子カメラおよびプリント部にはこれらの機能を設ける必要がなく、電子カメラおよびプリント部の簡素化およびコストダウンを図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の写真撮影装置における実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本実施形態における写真撮影装置の概要を説明する斜視図である。すなわち、この写真撮影装置1は、主としてデジタルスチルカメラから成る電子カメラ2と、電子カメラ2を着脱自在に接続する接続基台3と、接続基台3を介して電子カメラ2から画像データを取得し、その画像データに基づく画像を用紙に出力するプリント部4とから構成される。
【0017】
電子カメラ2は、握り部であるカメラグリップGを備えたアダプタ5に接続され、このアダプタ5とともに接続基台3に装着される。接続基台3とプリント部4とはケーブルC1によって電気的に接続され、電子カメラ2に取り込まれた画像データを接続基台3およびケーブルC1を介してプリント部4へ転送できるようになっている。なお、図1では接続基台3がプリント部4の上に載置されている状態が示されているが、接続基台3は使いやすい位置に載置すればよい。
【0018】
接続基台3にアダプタ5および電子カメラ2を装着すると、接続基台3に設けられた端子(図示せず)とアダプタ5に設けられた接点(図示せず)とが接触し、特別な配線を施すことなく電気的接続が行われるようになっている。
【0019】
また、接続基台3は、電子カメラ2からの画像データのロード機能、画像処理機能(圧縮データの解凍、画サイズ変更、色調、白黒変化指示等)、プリント部4の制御機能(プリント部4へのデータ転送、分割印字モード設定、プリント制御等)、電子カメラ2用のバッテリーを充電する機能を有している。
【0020】
図2は接続基台から電子カメラを外した状態を示す斜視図である。すなわち、写真撮影を行う場合など、電子カメラ2をアダプタ5とともに接続基台3から取り外し、アダプタ5のカメラグリップGを握って被写体の画像を取得する。なお、図2では、ケーブルC3によって電子カメラ2と接続基台3とが接続されているが、写真撮影だけであればこのような接続を行う必要はない。
【0021】
このアダプタ5のカメラグリップGには電子カメラ2のシャッタ動作を行うシャッターボタン51が設けられており、撮影時に電子カメラ2を確実にホールドしながら撮影を行うことができるようになっている。また、アダプタ5にはストロボシュー52が設けられており、別体のストロボ(図示せず)を取り付けられるようになっている。さらに、アダプタ5の下面には三脚取り付け用の雌ねじ(図示せず)が設けられている。
【0022】
アダプタ5の例えばカメラグリップGの中には電子カメラ2用のバッテリーが収納されており、アダプタ5を接続基台3に装着した際、自動的にこのバッテリーの充電が行われるようになる。
【0023】
電子カメラ2とアダプタ5とは例えばねじで固定されており、アダプタ5のシャッターボタン51やストロボシュー52と電子カメラ2とはケーブルC2を介して同期がとられている。
【0024】
また、電子カメラ2と接続基台3とはケーブルC3によって接続できるようになっており、例えば、アダプタ5に三脚を取り付けて電子カメラ2の位置を固定して撮影した場合、そのままの位置で電子カメラ2からケーブルC3を介して接続基台3へ画像データを転送できる。
【0025】
なお、ケーブルC3によって電子カメラ2と接続基台3とをつながなくても、撮影を終えた後、アダプタ5とともに電子カメラ2を接続基台3に装着することで電気的な接続も行われ、接続基台3からの指示によって電子カメラ2に記憶された画像データを転送できるようになる。
【0026】
図3は電子カメラの説明を行う斜視図で、(a)が正面側、(b)が裏面側を示している。すなわち、この電子カメラ2はCCD(図示せず)によって被写体の画像データを取り込み、内部のメモリに記憶するもので、レンズLを介して画像の取り込みを行えるようになっている。このレンズLはCマウント対応の取り付け部Mに取り付けられ、必要に応じて交換可能となっている。
【0027】
電子カメラ2の図中上面側には複数の接続端子Tが設けられており、アダプタ5(図1参照)や接続基台3(図2参照)とのケーブル接続を行えるようになっている。
【0028】
電子カメラ2の裏面側には液晶タイプのディスプレイ21が設けられており、撮影時の画像や取り込み済みの画像を表示して撮影状態の確認を行えるようになっている。なお、ディスプレイ21に表示される画像は、接続端子Tと接続される外部のディスプレイ(図示せず)に写し出すこともできる。
【0029】
また、電子カメラ2は、取り込んだ画像データを転送するためのインタフェース(RS−232C、SCIS、IEEE1394等)を備えている。
【0030】
図4は接続基台を説明する斜視図である。接続基台3の上面には凹部31が設けられており、電子カメラ2(図1参照)を装着したアダプタ5(図1参照)を嵌合して装着できるようになっている。
【0031】
アダプタ5(図1参照)が凹部31に装着されている状態では、凹部31に設けられた爪(図示せず)によってアダプタ5を固定している。接続基台3にはこの爪によるアダプタ5の固定を解除するボタン32が設けられている。
【0032】
また、接続基台3には、各種の設定入力や設定状態の表示を行う入出力部33が設けられている。図5はこの入出力部を説明する平面図である。
【0033】
入出力部33は、各種の設定入力を行うボタン(キー)と、設定状態の表示を行う表示パネルとから構成される。入力用のボタンとしては、メニューの選択を行うメニューボタンB1、設定選択および変更を行う矢印ボタンB2、決定を行う決定ボタンB3、白黒指定を行うボタンB4、分割印字を指定するボタンB5およびプリントを実行するプリントボタンB6から構成される。また、表示パネルとしては、液晶パネルPが設けられている。
【0034】
プリント可能な状態では、液晶パネルPは2段表示になっており、上段で白黒またはカラーの印刷設定が表示され、下段に分割設定数が表示される。また、メニューボタンB1を押下することで液晶パネルPには設定メニューが文字表示される。この文字表示を矢印ボタンB2で操作して所望のメニューを選択し、決定する場合には決定ボタンB3を押下する。
【0035】
また、入出力部33にはランプから成るインジケータIが設けられている。このインジケータIは電子カメラ2(図1参照)から画像データが転送されているか否かを示すもので、例えば電子カメラ2から画像データの転送が行われている間インジケータIが点灯し、画像データの転送が行われていない間は消灯している。インジケータIが消灯している時(画像データの転送が行われていない時)は電子カメラ2を接続基台3から取り外すことができる。
【0036】
図6は接続基台の概略断面図である。すなわち、図6(a)に示すように、接続基台3の内部には回路が構成された基板3aがあり、端子3bの一端側が接続されている。また、端子3bの他端側は凹部31の内壁から突出する状態で配置されている。
【0037】
図6(b)に示すように、接続基台3の凹部31にアダプタ5を嵌合すると、アダプタ5の接点5aと端子3bの他端とが接触する状態となる。これによって電子カメラ2(図1参照)で取得した画像データをアダプタ5の接点5aから端子3bを介して接続基台3の基板3aへ送ることができる。
【0038】
図7は接続基台の内部構成図である。接続基台は、電子カメラとのインタフェースドライバ301(例えば、RS−232C)、プリント部とのインタフェースドライバ302(例えば、IEEE1284)、入力用のボタンとインジケータ用のLEDから成るボタン・LED部303、LCDモジュール304、DRAM305、フラッシュROM306、CPU307を備えている。各部はデータバスおよびアドレスバスを介してCPU307と接続されている。
【0039】
このような接続基台では、例えばRS−232Cに対応したインタフェースドライバ301を介して電子カメラに画像データ転送の指示を与える。また、電子カメラから転送されてきた画像データを上記インタフェースドライバ301を介して取得し、一旦DRAM305に蓄積する。
【0040】
このDRAM305に蓄積された画像データはプリント部からの要求に応じて読み出され、例えばIEEE1284に対応したインタフェースドライバ302を介してプリント部へ転送される。
【0041】
図8はプリント部の内部構成図である。すなわち、プリント部は、主としてインタフェースドライバ401、インタフェースコントローラ402、メモリコントローラ403、DRAM404、カラーパレット405、マスキングROM406、プログラムROM407、EEPROM408、システムCPU409を備えている。
【0042】
接続基台側から出力された画像データは、所定のインタフェース(例えばRS−232C、SCSI、IEEE1284、IEEE1394)に対応したインタフェースドライバ401およびインタフェースコントローラ402を介して読み込まれ、メモリコントローラ403の制御でDRAM404に蓄積される。
【0043】
画像データの用紙への出力を行う場合には、メモリコントローラ403の制御によってDRAM404から読み出された画像データ(例えばR,G,Bデータ)はカラーパレット405を介して印刷用のデータ(例えばC,M,Yデータ)に変換され、マスキングROM406を介してプリントボード(PRT BOARD )に出力される。
【0044】
次に、本実施形態の写真撮影装置を用いた撮影手順について説明する。先ず、図1に示す接続基台3からアダプタ5および電子カメラ2を外す。この取り外しは図4に示すボタン32を押下することでワンタッチで行うことができる。
【0045】
次いで、アダプタ5のカメラグリップGを持って、電子カメラ2により被写体の撮影を行う。図9は証明用写真を撮影する例を示す模式図である。この場合、被写体となる人物から距離d(例えば、1.5m程度)離れた位置に電子カメラ2を配置する。この際、アダプタ5に三脚を取り付けて電子カメラ2の位置を固定するようにしてもよい。
【0046】
ここで、フォーカスおよび絞りが手動になっている場合、ストロボ発光モードでの撮影では、先ずフォーカスが合わせやすい明るさになるよう絞りを開けておき、フォーカスを合わせた後、シャッターを切る直前にストロボの光量に合った絞りに手動で合わせ込む。
【0047】
電子カメラ2の裏面には液晶ディスプレイ21があるため、被写体の画像が写し出されており、フォーカスはこの画像を参照して合わせるようにする。また、シャッターが切られる瞬間までAE(自動露光調整機構)が働いており、フォーカス合わせの際に液晶ディスプレイ21の表示が暗くなることはない。
【0048】
なお、シャッターと連動して絞りが自動的に作動するシステムでは、手動による絞り操作は不要である。
【0049】
このような合わせを行った後は、アダプタ5のカメラグリップGに設けられたシャッターボタン51を押下する。また、赤外線リモートコントローラ(リモコン)を用いてシャッター動作を行ったり、タイマーを用いて所定時間経過後にシャッター動作を行うようにしてもよい。
【0050】
これによって電子カメラ2に被写体の画像が取り込まれ、内部のメモリに記憶されることになる。
【0051】
メモリに記憶された画像は電子カメラ2のキー操作によって液晶ディスプレイ21(図3参照)に表示させ、確認することができる。なお、この操作は電子カメラ2を接続基台3に装着して、接続基台3側のボタン操作で行うこともできる。
【0052】
次に、撮影した画像のプリントを行う。プリントを行うには、先ず、メモリに記憶された画像のうちプリントするものを選択する。この選択は、電子カメラ2のキー操作でも、電子カメラ2を接続基台3に装着した後に接続基台3側のボタン操作で行ってもよい。なお、電子カメラ2を接続基台3に装着するには、接続基台3の凹部31(図4参照)に電子カメラ2(アダプタ5が付いた状態)を載置して押し込めば、ワンタッチで取り付けられる。
【0053】
プリントする画像を選択した後は、必要に応じてプリントしたいモード(分割数、カラーまたは白黒)の選択、色調、シャープネス調等の設定を接続基台3のボタン操作で行い、プリントボタンB6(図5参照)を押下する。
【0054】
プリントボタンB6(図5参照)が押下されると、接続基台3から電子カメラ2へコマンドが送られ、プリントすべき画像データを電子カメラ2のメモリから読み出す。
【0055】
電子カメラ2のメモリに記憶される画像データは圧縮(例えば、JPEG圧縮)されており、接続基台3では読み出した画像データを解凍した後、内蔵のDRAM305(図7参照)に格納する。
【0056】
その後、接続基台3は、先に設定された調整内容(色調、シャープネス等)、分割数、カラーまたは白黒の選択に従い画像処理を行い、処理後の画像データをプリント部4(図1参照)へ転送する。なお、一部の画像処理は接続基台3からプリント部4へその指示を与え、プリント部4側で処理してもよい。
【0057】
画像データを接続基台3へ転送した後は、プリントが終わる前であっても電子カメラ2を接続基台3から取り外して他の撮影を行うことができる。電子カメラ2を取り外せるタイミングは、接続基台3に設けられたインジケータI(図5参照)の表示によって使用者に知らされる。
【0058】
画像データが転送されたプリント部4(図1参照)では、その画像データに基づいて用紙への印刷処理を実行することになる。
【0059】
ここで、図10〜図13の概略断面図に沿って、プリント部の印刷動作を説明する。図10に示すように、プリント部4は、主として用紙トレイ411、プラテン412、リボンカートリッジ413、ヘッド414、ヘッドモータ414aを備えており、プリント準備の段階では、ヘッド414がリボンカートリッジ413のリボン413aから離れた位置に待機している。
【0060】
接続基台3(図1参照)からプリント指示があり、画像データが転送されると、図11に示すように、用紙トレイ411から用紙411aが供給され、各種ローラおよび用紙ガイド415によってプラテン412へ送られる。この際、用紙411aの先端がプラテン412のチャック412aに当接し、保持されることになる。これにより、プラテン412の回転に伴い、用紙412aがずれることなく正確な位置でプラテン412に巻き付いていくことになる。
【0061】
次に、図12に示すように、ヘッド414がヘッドモータ414aによって駆動し、リボン413aと接触する状態となる。そして、プラテン412に巻き付いて回転してきた用紙411aがヘッド414の位置まで達すると、画像データに基づきヘッド414が駆動し、リボン413aのインクを用紙411aに順次転写していく。
【0062】
プラテン412が回転し、画像データに基づく画像が全て用紙411aに形成された後は、図13に示すように、ヘッド414がリボン413aから離れ、プラテン412が先と反対方向に回転する。
【0063】
そして、画像が形成された用紙411aは、ホールドローラー412bで押さえられながら排紙ガイド416に沿って送られ、排紙トレイ417へ送り込まれる。このような動作によって、画像の用紙へのプリントが完了する。
【0064】
以上のように、電子カメラ2で画像を取得した後、接続基台3の操作で用紙へのプリントを簡単に行うことができるようになる。
【0065】
なお、上記説明した実施形態では、主としてデジタルスチルカメラから成る電子カメラ2を用いる例を説明したが、本発明はこれに限定されず、デジタルビデオレコーダーから成る電子カメラ2であっても適用可能である。この場合、接続基台3からの操作で録画した画像を再生し、プリントしたい所で一時停止を行う。そして、この一時停止した画像データをプリント部4へ転送するようにすればよい。
【0066】
また、本実施形態では、電子カメラ2と接続基台3とを端子3b(図6参照)と接点5a(図6参照)との接触、またはケーブルC3(図2参照)による配線で電気的に接続するようにしたが、赤外線等を用いてワイヤレスでデータを伝送するようにしてもよい。
【0067】
また、同様に、接続基台3とプリント部4とをケーブルC1(図1参照)によって配線する例を示したが、これも赤外線等を用いてワイヤレスでデータを伝送するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本実施形態における写真撮影装置の概要を説明する斜視図である。
【図2】接続基台から電子カメラを外した状態を示す斜視図である
【図3】電子カメラの説明を行う斜視図である。
【図4】接続基台を説明する斜視図である。
【図5】入出力部を説明する平面図である。
【図6】接続基台の概略断面図である。
【図7】接続基台の内部構成図である。
【図8】プリント部の内部構成図である。
【図9】証明用写真を撮影する例を示す模式図である。
【図10】プリント部の印刷動作を説明する概略断面図(その1)である。
【図11】プリント部の印刷動作を説明する概略断面図(その2)である。
【図12】プリント部の印刷動作を説明する概略断面図(その3)である。
【図13】プリント部の印刷動作を説明する概略断面図(その4)である。
【符号の説明】
【0069】
1…写真撮影装置、2…電子カメラ、3…接続基台、4…プリント部、5…アダプタ、G…カメラグリップ
【出願人】 【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
【出願日】 平成19年8月13日(2007.8.13)
【代理人】 【識別番号】100086298
【弁理士】
【氏名又は名称】船橋 國則


【公開番号】 特開2008−17506(P2008−17506A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2007−210867(P2007−210867)