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【発明の名称】 画像処理装置及び複写制限方法
【発明者】 【氏名】木村 努

【氏名】林 寛

【氏名】鈴木 忠臣

【氏名】神田 公克

【氏名】花岡 新治

【氏名】北 洋実

【氏名】安達 真太郎

【氏名】古山 健司

【氏名】山田 健二

【要約】 【課題】コード情報が正確に読み取れない状況を検出して、画像の出力を禁止することができる画像処理装置を提供する。

【構成】原稿台12を覆う原稿カバー部10の原稿台側に設けられた所定パターンの画像を有する基準パターン部11と、原稿台12に置かれた原稿の読み取り時に、前記判定パターンも読み取る画像読み取り部2と、読み取った基準パターンから基準パターンを検出することができなかった場合に、原稿の複写を禁止させる制御部8とを有する構成としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿台を覆う原稿カバー部の該原稿台側に設けられた所定パターンの画像を有する判定パターンと、
前記原稿台に置かれた原稿の読み取り時に、前記判定パターンも読み取る前記画像読み取り手段と、
読み取った判定パターンから前記所定パターンを検出することができなかった場合に、前記原稿の複写を禁止させる制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記所定パターンは、原稿中に埋め込まれた制御情報を表すコードパターンであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、画像の鮮鋭度を調整するフィルタの特性を変更しても、前記所定パターンを検出できない時に、前記原稿の複写を禁止させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、読み込んだ原稿の画像データから画像影を検出し、画像の所定位置に該画像影があった場合に、前記所定パターンを検出できなくても画像の形成を許可することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記所定パターンを、画像の読み取り時に変更することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記所定パターンを表示する位置を、画像の読み取り毎に変更することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の画像処理装置。
【請求項7】
原稿台に置かれた原稿の読み取り時に、前記原稿台を覆う原稿カバー部の該原稿台側に設けられた所定パターンの画像を読み取るステップと、
読み取った画像から前記所定パターンの画像を検出することができなかった場合に、前記原稿の複写を禁止させるステップと、
を有することを特徴とする複写制限方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿画像の無断コピーを防止する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータやプリンタ、複写機など、複写機能を持つ画像形成装置の普及により、書類を複製することが極めて簡単になっている。このような状況下においては、著作権が付与された原稿、あるいは“コピー禁止”、“複製厳禁”、“マル秘”などといった無断複製の禁止が要求される原稿(以下まとめて“機密原稿”ともいう)に対しても容易にコピーが行われてしまうという欠点がある。したがって、複写機能を持つ画像形成装置には、機密原稿の悪用複製を防止する機能を持たせることが必要である。
【0003】
そこで、複写禁止情報(コピー禁止とするか否か)、複写許可条件情報(条件が合致する場合にはコピーを許可するための情報)等のコード情報を画像データの背景地紋パターンとして記録しておいて、コピー可能なユーザを制限する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
また、画像データに重畳するパターンが、画像形成装置の特性が使用によって変化しても目立ったり、読み取れなくなったりしないようにするために、画像形成装置の使用状況を検出し、使用状況によって画像データに重畳するパターンを調整する技術も開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−280469号公報
【特許文献2】特開平6−113110号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、画像データに重畳されるコード情報は、微小な形状のパターンによって構成されるため、例えば、スキャナの取り付け位置誤差等の要因により、読取り画像がボケてしまった場合に、コード情報を正しく検出できないという課題がある。すなわち、スキャナ光学系の焦点深度から外れた位置に原稿が置かれると、原稿に埋め込まれたコード情報を正しく検出することができず、意図した画像処理装置の制御ができない。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コード情報が正確に読み取れない状況を検出して、画像の出力を禁止することができる画像処理装置及び複写制限方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するために本発明の画像処理装置は、原稿台を覆う原稿カバー部の該原稿台側に設けられた所定パターンの画像を有する判定パターンと、前記原稿台に置かれた原稿の読み取り時に、前記判定パターンも読み取る前記画像読み取り手段と、読み取った判定パターンから前記所定パターンを検出することができなかった場合に、前記原稿の複写を禁止させる制御手段とを有する構成を備えている。
このように本発明は、原稿カバー部に判定パターンを取り付けて、原稿の読み取り時に読み込んだ判定パターンが検出できない場合に、原稿の複写を禁止している。従って、原稿に埋め込まれたコード情報が正確に読み取れない状況を検出して、画像の出力を禁止することができる。
【0009】
上記画像処理装置において、前記所定パターンは、原稿中に埋め込まれた制御情報を表すコードパターンであるとよい。
従って、原稿に埋め込まれたコードパターンが読み取り可能な状態にあるかどうかを精度よく判定することができる。
【0010】
上記画像処理装置において、前記制御手段は、画像の鮮鋭度を調整するフィルタの特性を変更しても、前記所定パターンを検出できない時に、前記原稿の複写を禁止させるとよい。
【0011】
上記画像処理装置において、前記制御手段は、読み込んだ原稿の画像データから画像影を検出し、画像の所定位置に該画像影があった場合に、前記所定パターンを検出できなくても画像の形成を許可するとよい。
本などの立体物を印刷するのか、原稿カバー部を故意で浮かせているのかを判定し、厚手の立体物に対しては印刷を許可することができる。
【0012】
上記画像処理装置において、前記制御手段は、前記所定パターンを、画像の読み取り時に変更するとよい。また、前記制御手段は、前記所定パターンを表示する位置を、画像の読み取り毎に変更するとよい。
従って、所定パターンの偽造を防止し、セキュリティ性を高めることができる。
【0013】
本発明の複写制限方法は、原稿台に置かれた原稿の読み取り時に、前記原稿台を覆う原稿カバー部の該原稿台側に設けられた所定パターンの画像を読み取るステップと、読み取った画像から前記所定パターンの画像を検出することができなかった場合に、前記原稿の複写を禁止させるステップと、を有している。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、コード情報が正確に読み取れない状況を検出して、画像の出力を禁止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
【実施例1】
【0016】
まず、図1を参照しながら本実施例の構成を説明する。本実施例の画像処理装置1は、画像読み取り部2、画像処理部3、蓄積・読出し処理部4、画像蓄積部5、出力部6、埋め込み情報検出部7、制御部8、ユーザインターフェース部9を備えている。
【0017】
画像読み取り部2は、読み取り対象となる原稿が載置される原稿台12と、原稿台12のプラテンガラス13上の原稿に対して光電変換を行うCCD(Charge Coupled Device )とを有しているものであり、このCCDの走査によって、プラテンガラス13上に載置された原稿上の原画像から画像データを読み取るものである。
【0018】
図2には、画像読み取り部2の原稿台12と、原稿台12を覆う原稿カバー部10との構成を示す。原稿カバー部10の原稿台側には、所定パターンの画像を有する基準パターン部11が設けられている。また、原稿台12上の読み取り領域は、原稿を読み取る原稿読み取り領域14と、基準パターン部11の基準パターンを読み取る基準パターン読み取り領域15とに分けられる。
【0019】
図3には、基準パターン部11に形成された基準パターンが示されている。基準パターン部11の基準パターンは、図3に示すように複数の斜め斜線から構成されている。この基準パターンは、原稿に埋め込まれたコードパターンと同一のパターンである。
【0020】
画像処理部3は、入力した画像データに対して、色補正、色空間変換、スクリーン処理等を行い、画像処理後の画像データを蓄積・読出し処理部4に出力する。
【0021】
蓄積・読出し処理部4は、画像処理部3によって処理された画像データを画像蓄積部5に蓄積したり、制御部8からの指示により指定された画像データを画像蓄積部5から読み出して、出力部6に出力する。出力部6は、蓄積・読出し処理部4によって読み出された画像データを印刷出力する。
【0022】
ユーザインターフェース部9は、テンキー、操作キーなどの操作部と、情報を表示する表示部とを有している。
【0023】
次に、埋め込み情報検出部7について説明する。図4には、埋め込み情報検出部7の詳細な構成を示す。
画像読み取り部2から出力された画像データは、グレースケール変換部21に入力され、フルカラーからグレースケールに変換される。その後、2値化処理部22によって2値化される。
【0024】
2値化された画像データは、ノイズ除去処理部23に入力され、ノイズ除去処理が行われる。具体的には、黒画素が連結している画素塊を求め、その画素塊の大きさ(連結画素数)が所定の範囲に収まっていない画素塊の各画素を白画素に置き換える。上記所定の範囲は、斜線パターンは削除されず、それ以外のパターン(孤立ドットパターンや文書ン中の文字や図形等)が削除されるように適切な範囲が設定されている。
【0025】
ノイズ除去された画像データは、パターン検出処理部24に入力され、2種類の斜線パターンの検出処理が行われ、その結果が1画素2ビットの画像データとして出力される。具体的には、画像データ中の各画素の位置で図5(A)、(B)のパターンを当てはめて、テンプレートマッチングによって検出を行う。ここで、図5に示すパターン(A)が検出された場合、画素値0を出力し、図5に示すパターン(B)が検出された場合、画素値1を出力し、パターンが検出されない場合、画素値2を出力する。
【0026】
パターン検出処理部24から出力された画像データは、ブロック化処理部25に入力される。ここで、ブロックサイズは、複写禁止コード、条件コードのサイズの半分よりも小さいサイズとし、コードの中に1個以上のブロックが完全に含まれるようなサイズに設定されている。ブロック化処理部25は、入力された画像データを所定サイズのブロックに分割し、個数算出部26に出力する。
【0027】
個数算出部26は、ブロック内に画素値0の画素の個数、および画素値1の画素をそれぞれ算出し、その結果を比率算出部27へ出力する。また、その合計を判定処理部28へ出力する。比率算出部27は、画素値0の画素の比率を算出し、その結果を判定処理部28へ出力する。
【0028】
判定処理部28は、個数算出部26から入力された合計個数および比率算出部27から入力された比率を元にして、判定処理を行う。
【0029】
本実施例では、画像中に、ブロックの内部が全ビット0の複写禁止コードと、ブロックの内部が全ビット1の複写禁止コードとがそれぞれ複数個埋め込んでいる。
【0030】
今処理しているブロックの内部が全ビット0の複写禁止コードの内部に位置している場合、ブロック内部には所定個数以上のビット0に対応する斜線パターンが検出され、かつビット1に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、ビット0に対応する斜線パターンの比率が高くほとんど1.0に近いはずである。
【0031】
また、今処理しているブロックの内部が全ビット1の複写禁止コードの内部に位置している場合、ブロック内部には所定個数以上のビット1に対応する斜線パターンが検出され、かつビット0に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、ビット0に対応する斜線パターンの比率は低くほとんど0.0に近いはずである。
【0032】
以上の特性を利用して、下記のような判定処理を行う。
合計個数>第1しきい値、かつ、比率>第2しきい値の場合は、そのブロックは複写禁止コード0と判定する。
合計個数>第1しきい値、かつ、(1−比率)>第2しきい値の場合は、そのブロックは複写禁止コード1と判定する。
上記以外の場合は、そのブロックは複写禁止コードではないと判定する。また、第1しきい値は、ブロックサイズとパターンサイズからブロックに含まれる値論的なパターン個数にマージンを加味して設定する。第2しきい値は、1.0に近い値を設定する。
【0033】
判定処理部28は、複写禁止コード0と判定されたブロック数、および複写禁止コード1と判定されたブロック数をそれぞれ別々にカウントする。複写禁止コード0と判定されたブロック数がしきい値3以上となり、かつ複写禁止コード0と判定された比率が1.0に近い値となった場合、その画像を複写禁止文書と判定し、その判定結果を制御部8へ出力する。
【0034】
以上の構成を備える本実施例は、原稿台12に置かれた原稿の読み取り時に、基準パターン部11の基準パターンも同時に読み取る。読み取った基準パターン部11の画像データから、基準パターンを検出することができなかった場合には、原稿の複写を禁止させる。
【0035】
図6に示すフローチャートを参照しながら本実施例の処理手順を説明する。
まず、画像読み取り部2によって原稿読み取り領域14と、基準パターン読み取り領域15とをスキャンし(ステップS1)、原稿と、原稿読み取り領域外に置かれた基準パターンの画像データを読み込む。読み込まれた原稿と、基準パターンの画像データは、画像処理部3で画像処理を施した後で、蓄積・読出し処理部4の処理によって画像蓄積部5に蓄積される(ステップS2)。
【0036】
画像データが画像蓄積部5に蓄積されると、制御部8は基準パターンの画像を画像蓄積部5から読み出して(ステップS3)、シャープネス(鮮鋭度)調整のフィルタを変更しながら情報抽出量を求める。
制御部8は、シャープネスのフィルタに予め用意された検知パラメータをセットして(ステップS4)、基準パターンの画像をフィルタ処理する。フィルタ処理後の画像データから検出することができたコードの個数をカウントする。以下では、検出したコード数を情報抽出量と呼ぶ。抽出した情報抽出量は、制御部8内のメモリに記録する(ステップS5)。予め用意されたすべての検知パラメータをフィルタに設定して、情報抽出量をカウントすると(ステップS6/YES)、各設定パラメータでの情報抽出量と、理想情報抽出量とを比較する(ステップS7)。理想情報抽出量は、基準パターンに埋め込まれているコード数を表す。
【0037】
理想情報抽出量と情報抽出量との差が所定範囲内にあり、情報抽出量が理想情報抽出量に近いパラメータがある場合(ステップS8/YES)、このパラメータを、原稿画像に埋め込まれたコード情報を検出する検知パラメータに設定し、埋め込み情報検出部7に通知する(ステップS9)。また、理想情報抽出量と情報抽出量との差が所定範囲内になく、情報抽出量が理想情報抽出量に近いパラメータがなかった場合には(ステップS8/NO)、コード情報を正しく読み込める状態にはないと判断し、読み込んだ画像データの印刷を禁止する(ステップS14)。
【0038】
検知パラメータの設定が終了すると、制御部8は、埋め込み情報検出部7に画像データに重畳されたコード情報を検出させる。埋め込み情報検出部7は、制御部8から指示された画像データを画像蓄積部5から読み出して(ステップS10)、画像データにフィルタ処理を施す。このとき使用するフィルタの特性を設定するパタメータには、制御部8から通知された検知パラメータを設定する。埋め込み情報検出部7は、フィルタ処理後の画像データに重畳されているコード情報を検出し、検出結果を制御部8に出力する(ステップS11)。制御部8は、埋め込み情報検出部7で検出したコード情報に複写禁止情報が含まれていると判定すると(ステップS12/YES)、読み込んだ画像データの複写を禁止する(ステップS14)。また、原稿から複写禁止情報が検出されなかった場合には(ステップS12/NO)、読み込んだ画像データの複写を許可する(ステップS13)。
【0039】
このように本実施例は、スキャナ光学系の焦点深度が原稿のコード情報から外れてしまった場合など、コード情報を正確に検出することができなかった場合に、この状況を検出して、画像の出力を禁止することができる。従って、不正な複写を防止することができる。
【0040】
なお、基準パターン部11の基準パターンを液晶で表示してもよい。液晶表示部30を設けて、原稿をスキャンするごとに基準パターンの表示を変更することで、セキュリティを高めることができる。例えば、図7に示すように原稿をスキャンするごとに、コードの表示位置を変更して、表示する基準パターンを変える。
また、基準パターン部を図8に示すベルト状の基準パターン41と、原稿カバー部側に設けた基準パターン表示窓42とによって構成し、スキャンするごとにベルト状基準パターン41を回転させることで、基準パターンの表示を変更することもできる。
【実施例2】
【0041】
上述した実施例1では、基準パターン部11を原稿カバー部10側に設けておいて、原稿と一緒に基準パターン部11のコードを読み込むことができなかった場合に、原稿の複写を禁止していた。しかしながら、本などの厚みのある立体物を印刷するときは、この立体物の厚みによって基準パターン部11のコードを精度よく検出することができないという課題がある。
【0042】
そこで本実施例は、スキャン入力した原稿の画像データの所定位置に画像影があるか否かを判定して、所定位置に画像影があると判定すると、厚みのある本の印刷であると判定し、印刷を許可する。
原稿が立体物であって、見開き頁の中央部に綴じ部がある場合、その綴じ目が浮き上がってしまい、原稿の読取面の全体が原稿台12のプラテンガラス13に密着しない状態で読み取りが行われる。このような部分では、読み取った画像に影ができる。
【0043】
図7に示すフローチャートを参照しながら本実施例の処理手順を説明する。なお、ステップS1〜14までの手順は、図6に示すフローと同一であるので、ステップS8の理想情報抽出量に近い検知パラメータが検出されなかった場合から説明を始める。
【0044】
理想情報抽出量と情報抽出量との差が所定範囲内になく、情報抽出量が理想情報抽出量に近いパラメータを検出することができなかった場合(ステップS8/NO)、制御部8は、画像データを画像蓄積部5ら読み出し(ステップS15)、画像影を検出する(ステップS16)。厚手の本をスキャンすると、本を綴じている綴じ部がプラテンガラス13から浮いてしまい、画像影ができる。また、厚手の本を開いてプラテンガラス13に押し当てると、本の綴じ部とは反対側のページ端部でも本の厚みによって画像影ができる。制御部8は、このような画像影を画像データから検出し(ステップS16)、検出した画像影が画像の所定位置にあるかどうかを判定する(ステップS17)。すなわち、画像の中央部と端部の少なくとも一方に画像影があるか否かを判定する。画像影を所定位置に検出すると(ステップS17/YES)、制御部8は、この画像の複写を許可する(ステップS18)。また所定位置に画像影がなかった場合には(ステップS17/NO)、画像の複写を禁止する(ステップS19)。
【0045】
このように本実施例では、原稿カバー部10をプラテンガラス13から故意に浮かせているのか、厚みのある立体物を印刷するために原稿カバー部10が浮いてしまっているのかを判定することができる。
【0046】
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。例えば、図2に示すように原稿カバー部10の開閉角度を検出するセンサ16を設けて、このセンサ16によって検出した開閉角度も参照して、原稿の複写を禁止するかどうかを判定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】原稿カバー部と原稿台の構成を示す図である。
【図3】基準パターンの一例を示す図である。
【図4】埋め込み情報検出部の構成を示すブロック図である。
【図5】テンプレートマッチングに使用される画像の一例を示す図である。
【図6】実施例1の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】液晶表示した基準パターン部を示す図である。
【図8】基準パターン部をベルト状の基準パターンと、原稿カバー部側に設けた基準パターン表示窓とによって構成した例を示す図である。
【図9】実施例2の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
1 画像処理装置
2 画像読み取り部
3 画像処理部
4 蓄積・読出し処理部
5 画像蓄積部
6 出力部
7 埋め込み情報検出部
8 制御部
9 ユーザインターフェース部
【出願人】 【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
【出願日】 平成18年7月7日(2006.7.7)
【代理人】 【識別番号】100087480
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 修平


【公開番号】 特開2008−17272(P2008−17272A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−187718(P2006−187718)