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【発明の名称】 写真シール作成装置、写真シール作成装置の制御方法、ならびに写真シール作成装置の制御プログラム
【発明者】 【氏名】上野 達司

【氏名】松尾 美佳

【要約】 【課題】余計な時間をかけることなく、ユーザに対して期待感を与えることができるとともに、個性的な写真シールを作成する。

【構成】ユーザ7を撮影するカメラ2と、カメラ2により撮影された撮影画像を表示する表示するとともに、表示された撮影画像に対して画像の入力を受け付けるタブレットディスプレイ20と、タブレットディスプレイ20により入力を受け付ける画像を選択する選択手段とを備え、タブレットディスプレイ20は、前記選択手段で選択された第1の画像および第2の画像の入力をそれぞれ個別に受け付けるとともに、前記選択手段で選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を受け付ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体であるユーザを撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された撮影画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された撮影画像に対して画像の入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により入力を受け付ける画像を選択する選択手段とを備え、
前記受付手段は、前記選択手段で選択された第1の画像および第2の画像の入力をそれぞれ個別に受け付けるとともに、前記選択手段で選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を受け付けることを特徴とする写真シール作成装置。
【請求項2】
前記表示手段は、所定のアイコン画像を表示し、前記受付手段は、前記選択手段による第1の画像および前記第2の画像の選択に引き続く、前記所定のアイコン画像の指示を受け付けた場合に、前記第3の画像の入力を受け付けることを特徴とする請求項1記載の写真シール作成装置。
【請求項3】
前記第1の画像または第2の画像は、スタンプ画像およびフレーム画像の少なくともいずれかである請求項1または請求項2記載の写真シール作成装置。
【請求項4】
前記表示手段は、第1の撮影画像および第2の撮影画像を表示し、前記受付手段は、前記第1の撮影画像および第2の撮影画像それぞれに対して別個に画像の入力を受け付け、前記選択手段は、前記第1の撮影画像および第2の撮影画像それぞれに対して別個に入力を受け付ける画像を選択するよう構成する請求項1乃至3いずれか一項記載の写真シール作成装置。
【請求項5】
前記受付手段は、前記第1の撮影画像に対応する選択手段により選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を、前記第2の撮影画像に対して受け付ける請求項4記載の写真シール作成装置。
【請求項6】
前記受付手段は、前記第1の撮影画像または前記第2の撮影画像に対応する選択手段のいずれかにより選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を受け付ける請求項4または5記載の写真シール作成装置。
【請求項7】
前記受付手段は、前記第1の撮影画像および第2の撮影画像それぞれに対して別個に前記第3の画像の入力を受け付ける請求項4乃至6いずれか一項記載の写真シール作成装置。
【請求項8】
被写体であるユーザを撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップで撮影された撮影画像を表示する表示ステップと、
前記表示ステップで表示された撮影画像に対して画像の入力を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで入力を受け付ける画像を選択する選択ステップとを備え、
前記受付ステップでは、前記選択ステップで選択された第1の画像および第2の画像の入力をそれぞれ個別に受け付けるとともに、前記選択ステップで選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を受け付けることを特徴とする写真シール作成装置の制御方法。
【請求項9】
被写体であるユーザを撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップで撮影された撮影画像を表示する表示ステップと、
前記表示ステップで表示された撮影画像に対して画像の入力を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで入力を受け付ける画像を選択する選択ステップとを備え、
前記受付ステップでは、前記選択ステップで選択された第1の画像および第2の画像の入力をそれぞれ個別に受け付けるとともに、前記選択ステップで選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を受け付けることをコンピュータに実行させる写真シール作成装置の制御プログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、写真シール作成装置、写真シール作成装置の制御方法、ならびに写真シール作成装置の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
アミューズメント施設等に設置され、設けられた撮影ブース内において被写体(ユーザ)を自動的に撮影し、この撮影画像と、付属のタッチペンによりユーザから入力される文字や図形、スタンプ画像、フレーム画像、背景画像などの編集画像とを合成して印刷画像を作成し、この印刷画像をシールシート等の印刷媒体に印刷して提供する写真シール作成装置があることは広く知られている。
【0003】
このような写真シール作成装置においては、被写体の撮影を行うための撮影ブースと、撮影した画像に対して編集を行うための編集ブースとが互いに異なる位置に設けられ、異なるユーザが撮影行為と編集行為とを同時に行えるようにした、いわゆる多重接客方式を採用しているものがある。
【0004】
ところで、近年の写真シール作成装置の利用者層は、比較的に若い世代のユーザが多くを占めており、このようなユーザからは、作成できる写真の綺麗さに加えて、撮影画像に対して楽しく編集(落書き)できる装置や、より個性的な写真を作成することができる装置が好まれる傾向にある。
【0005】
このような中、撮影画像の編集時においてユーザが編集画像としてどのような画像を選択するのかによって各ユーザの個性の表現方法が変わり、しかも写真の仕上がりが全く異なる面白さになることから、ペン画像、スタンプ画像、フレーム画像等の種類は豊富に用意されている。
【0006】
一方、上記のように編集画像が豊富に用意されていることから、編集時にユーザから、ペン画像を入力するためのペンツール、スタンプ画像を入力するためのスタンプツール、フレーム画像を入力するためのフレームツールのそれぞれが選択された際に、これらの画像のサンプル画像は、ディスプレイにおける撮影画像が表示されていない領域にパレット表示されるようになっている。これにより、ユーザは、自身が使用したい編集画像を数ある選択肢の中から容易かつ迅速に選択することができる。
【0007】
しかしながら、編集時に使用することができる編集画像は、パレットに表示されているものに限られているので、たとえ編集画像が豊富に用意されていても、ユーザによっては不満に思うこともある。また、上記の要望により、編集画像を豊富に用意し過ぎると、全てのサンプル画像をパレットできない。
【0008】
このような中、例えば特許文献1〜4のそれぞれには、ユーザが個性的な写真を作成できるようにした技術が開示されている。
【0009】
詳細には、特許文献1には、ユーザが、例えば、スタンプ作成部に、所望の絵や文字などを描画し、スタンプ登録ボタンを選択することにより、作成したスタンプを登録して使用できることが記載されている(特に、段落〔0203〕)。
【0010】
また、特許文献2には、ユーザが自分でキャラクタをデザインし、自作スタンプすなわちキャラクタや輪郭、アイコン画像、写真などの予め用意された画像を組み合わせて独自のスタンプを作成できることが記載されている(特に、段落〔0013〕)。
【0011】
また、特許文献3には、撮影画像の少なくとも一部の範囲を嵌め込み範囲として、選択された装飾画像の素材の所定領域である嵌め込み領域に、撮影画像の嵌め込み範囲を嵌め込んで装飾画像、例えば顔スタンプを生成することが記載されている。
【0012】
さらに、特許文献4には、編集作業を行う際に用いるスタンプ画像を変化させるためのスーパーチェンジボタンをスタンプ画像ごとに備え、このスーパーチェンジボタンがタッチペンにより選択されている間は、そのスタンプ画像の色や大きさをリアルタイムで変化させ続けることが記載されている。
【特許文献1】特許3548852号公報
【特許文献2】特開2004−274421号公報
【特許文献3】特開2005−79662号公報
【特許文献4】特開2004−153613号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、上記の特許文献1〜特許文献3に記載されている技術によれば、ユーザが好みのスタンプ画像を自作することができ、このオリジナルのスタンプ画像を用いて編集作業を行うことで個性的な写真を作成することができるが、いずれの場合も、スタンプ画像を自作するうえで、ユーザが描画を行ってデザインするものや、スタンプ画像として使用する撮影画像の嵌め込み範囲を決めるものであり、凝ったものであるがゆえにスタンプの作成に非常に手間がかかり、また、ユーザは自分のイメージに沿ってスタンプをデザインするので、あらかじめスタンプの完成形をある程度想像できる。したがって、ユーザが、完成するスタンプに対して「どんなスタンプができるのか?」といった期待感などを持つことが少ない。
【0014】
また、特許文献4に記載されている技術によれば、スーパーチェンジボタンにより、色や大きさなどをリアルタイムで変化させ続けることができ、ユーザが個性的な写真を作成するには役立つが、色や大きさ等の変化だけでは、上記の自作スタンプのようなオリジナル感を十分に出せず、ユーザに対して満足感を与えることができない。
【0015】
そこで本発明は、余計な時間をかけることなく、ユーザに対して期待感を与えることができるとともに、個性的な写真シールを作成することができる写真シール作成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、被写体であるユーザを撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された撮影画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された撮影画像に対して画像の入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段により入力を受け付ける画像を選択する選択手段とを備え、前記受付手段は、前記選択手段で選択された第1の画像および第2の画像の入力をそれぞれ個別に受け付けるとともに、前記選択手段で選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を受け付けるものである。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の写真シール作成装置において、前記表示手段は、所定のアイコン画像を表示し、前記受付手段は、前記選択手段による第1の画像および前記第2の画像の選択に引き続く、前記所定のアイコン画像の指示を受け付けた場合に、前記第3の画像の入力を受け付けるものである。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の写真シール作成装置において、前記第1の画像または第2の画像は、スタンプ画像およびフレーム画像の少なくともいずれかであるものである。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3いずれか一項記載の写真シール作成装置において、前記表示手段は、第1の撮影画像および第2の撮影画像を表示し、前記受付手段は、前記第1の撮影画像および第2の撮影画像それぞれに対して別個に画像の入力を受け付け、前記選択手段は、前記第1の撮影画像および第2の撮影画像それぞれに対して別個に入力を受け付ける画像を選択するよう構成するものである。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の写真シール作成装置において、前記受付手段は、前記第1の撮影画像に対応する選択手段により選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を、前記第2の撮影画像に対して受け付けるものである。
【0021】
請求項6記載の発明は、請求項4または5記載の写真シール作成装置において、前記受付手段は、前記第1の撮影画像または前記第2の撮影画像に対応する選択手段のいずれかにより選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を受け付けるものである。
【0022】
請求項7記載の発明は、請求項4乃至6いずれか一項記載の写真シール作成装置において、前記受付手段は、前記第1の撮影画像および第2の撮影画像それぞれに対して別個に前記第3の画像の入力を受け付けるものである。
【0023】
請求項8記載の発明は、被写体であるユーザを撮影する撮影ステップと、前記撮影ステップで撮影された撮影画像を表示する表示ステップと、前記表示ステップで表示された撮影画像に対して画像の入力を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップで入力を受け付ける画像を選択する選択ステップとを備え、前記受付ステップでは、前記選択ステップで選択された第1の画像および第2の画像の入力をそれぞれ個別に受け付けるとともに、前記選択ステップで選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を受け付けるものである。
また、請求項9記載の発明は、被写体であるユーザを撮影する撮影ステップと、前記撮影ステップで撮影された撮影画像を表示する表示ステップと、前記表示ステップで表示された撮影画像に対して画像の入力を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップで入力を受け付ける画像を選択する選択ステップとを備え、前記受付ステップでは、前記選択ステップで選択された第1の画像および第2の画像の入力をそれぞれ個別に受け付けるとともに、前記選択ステップで選択された第1の画像および第2の画像に基づいて特定される第3の画像の入力を受け付けることをコンピュータに実行させるものである。
【発明の効果】
【0024】
以上のように本発明によれば、撮影した画像に対して編集画像を入力する写真シール作成装置において、より個性的な写真作成を望むユーザに対して、新たな満足感を与えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の写真シール作成装置1を、図1〜図14を参照しながら説明する。
【0026】
(外観構成)
まず、写真シール作成装置1の外観構成から説明する。図1は、写真シール作成装置1の側面図、図2は、撮影側筐体3を撮影ブース6内から見た図である。
【0027】
図1に示すように、写真シール作成装置1は、被写体を撮影する撮影手段としてのカメラ2を備えるとともに種々の処理および制御を行う機器を備える撮影側筐体3と、この撮影側筐体3におけるカメラ2と対向する位置に距離を置いて設けられている背景ユニット4と、撮影側筐体3と背景ユニット4の上部に左右一対の天井フレーム5が架設されて形成される撮影ブース6内に設けられ、被写体であるユーザ7の撮影ポーズの形成を補助する門型のはしご8および移動可能な可動椅子9と、撮影側筐体3の背面に隣接して設けられている編集側筐体10とを備える。
【0028】
撮影側筐体3における背景ユニット4に対向する側の面には、カメラ2のほか、図2に示すように、カメラ2が現在撮影している画像をユーザ7に対してリアルタイムで表示するとともに、ユーザ7からの操作入力の受付、およびデモ画面や撮影操作の手順等をユーザ7に対して表示するタッチパネルディスプレイ11と、撮影時にユーザ7を照明するための複数のストロボ12a〜12d(これらを総称する際には単にストロボ12と記す)と、コインを投入するためのコイン投入口13と、撮影操作時に音声案内やBGMを出力する撮影側スピーカ14とが設けられている。
【0029】
さらに、この撮影側筐体3の外部における一方の側面にはプリント取出口15が設けられ、このプリント取出口15からは、撮影画像と編集入力した画像とを合成した印刷画像(編集画像を入力しなかった場合には撮影画像)が撮影側筐体3の内部に収納されたプリンタ16(図3参照)によってシールシート17(図3参照)などの印刷媒体に印刷されたものが排出される。
【0030】
背景ユニット4の上部には、撮影時に上下方向に展開されてユーザ7の背景となる複数種類、ここでは3種類の背景カーテン18a〜18cを備えたカーテンユニット18が設けられている。背景カーテン18a〜18cは、未使用時にはカーテンユニット18内に巻き取られた状態で収納される。これらの背景カーテン18a〜18cは、ユーザ7からのタッチパネルディスプレイ11への操作を介して指定されたものが、背景ユニット4の壁面に沿って展開される。
【0031】
一方、編集側筐体10には、撮影ブース6において撮影した画像を表示してタッチペン19によりユーザ7からの編集画像の入力操作を受け付ける、表示手段および受付手段としてのタブレットディスプレイ20と、編集入力操作時に音声案内やBGMを出力する編集側スピーカ21(図3参照)とが設けられている。なお、図中においては現れていないが、編集側筐体10の反対側にも、タッチペン19、タブレットディスプレイ20、編集側スピーカ21が設けられており、異なる2組のユーザが、それぞれが撮影した画像に対して同時に編集行為を行うことが可能とされている。図1における22Aは、撮影ブース6とは異なる箇所に設けられて、ユーザ7が、撮影された画像に対して編集行為を行う編集ブースである。したがって、本実施の形態の写真シール作成装置1は、一つの撮影ブース6と二つの編集ブース22A、22Bとを備える三重接客方式を採用している。上記編集ブース22A、22Bの周囲には、ユーザ7がそれぞれのブースにおいて編集行為をする際に、他の利用者から画像等の内容が見えないようにするための周囲カーテンが設けられているが、図面の煩雑化を避けるため、図示は省略している。
【0032】
上記の写真シール作成装置1は、ユーザ7からの二一ズに対応すべくさまざまな機能、例えば音声案内機能、ストロボ照射光の変更機能などを備えている。これらさまざまの機能を実現するための機能構成を、図3を参照しながら説明する。図3は、写真シール作成装置1の機能構成を示すブロック図である。
【0033】
(機能構成)
図3に示すように、写真シール作成装置1は、カメラ2による撮影およびカメラ2によって撮影した画像の転送など、撮影側の処理を実行する撮影用コンピュータ装置23aと、編集処理時にユーザ7からタブレットディスプレイ20に入力された内容をこのタブレットディスプレイ20に表示するとともに、入力に基づいて編集入力する画像の作成、描画などを行う編集に関する処理や、プリンタ16の印刷に関する処理を実行する画像編集用コンピュータ装置23bと、動作中のコンピュータ装置23a、23bからの指示を受け付けて、接続されている各種装置を制御する制御基板24とを備える。この撮影用コンピュータ装置23aと画像編集用コンピュータ装置23bとは互いに接続され、画像データなどの授受をピアツーピアで行う。
【0034】
コンピュータ装置23a、23bは、CPU(Central Processing Unit)25a、25bと、写真シール作成装置1に所定の処理を実行させるためのプログラム、種々の処理に必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影画像、編集入力する画像などを記憶するハードディスクドライブ(HDD)26a、26bと、プログラムの一時的な作業領域となるメモリ27a、27bとを有する。
【0035】
撮影用コンピュータ装置23aは、カメラ2、タッチパネルディスプレイ11、制御基板24と電気的に接続され、撮影ブース6での撮影側の処理を実行する。具体的には、内部のHDD26aに記憶された撮影側の処理についてのプログラムを実行して、ユーザ7からタッチパネルディスプレイ11を介して受け付けた入力操作に基づく指示信号に従って、制御基板24に対して制御信号を送信する。
【0036】
画像編集用コンピュータ装置23bは、プリンタ16、タブレットディスプレイ20、制御基板24に電気的に接続され、編集ブース22A、22Bでの編集入力等の処理および撮影側筐体3内に収納されているプリンタ16の印刷処理を実行する。具体的には、画像編集用コンピュータ装置23bは、タブレットディスプレイ20に対してユーザ7が行うタッチペン19による入力に応じて制御信号を制御基板24に送信する。
【0037】
撮影側筐体3に設けられているタッチパネルディスプレイ11は、ユーザ7の指等の接触を検知し、その位置に応じた指示信号が撮影用コンピュータ装置23aに送信される。このタッチパネルディスプレイ11は、撮影用コンピュータ装置23aから送信された画像、具体的には、カメラ2で撮像された画像、撮影のための案内、選択肢などをユーザ7に対して表示する。
【0038】
クロマキーキャプチャーボード28は、カメラ2および撮影用コンピュータ装置23aに接続され、このクロマキーキャプチャーボード28により、カメラが撮像した画像とあらかじめHDD26aに記憶された背景画像とが合成され、合成された画像が例えば毎秒30フレームで撮影用コンピュータ装置23aに送られる。そして、送られた画像がCPU25aにより、順次、タッチパネルディスプレイ11に表示され、その結果、タッチパネルディスプレイ11にライブ画像が表示される。
【0039】
タブレットディスプレイ20は、それぞれに対応する左右のタッチペン19におけるペン先の接触を検知し、その位置に応じた指示信号を画像編集用コンピュータ装置23bに送信する。このタブレットディスプレイ20は、画像編集用コンピュータ装置23bから送信された画像、具体的には、編集画像の入力処理時にユーザ7により描画されたペン画像、選択されたスタンプ画像、フレーム画像などの編集画像を、表示している撮影画像の上に重ねて表示する。
【0040】
プリンタ16は、撮影画像と、撮影画像に対して編集処理により入力された画像とを合成した印刷用画像をシールシート17に印刷する。以下の例では、プリンタ16が印刷画像をシールシート17に印刷する場合を説明するが、印刷媒体はシールシートに限定されず、他の印刷媒体でもよい。
【0041】
制御基板24は、コンピュータ装置23a、23bの他に、ストロボ制御部29、撮影ブース6や編集ブース22A、22Bに設けられている蛍光灯30、サービスパネル31、印刷中LED32、印刷エラーLED33、コイン制御部34、カーテンユニット18および音声制御部35に接続され、それぞれを所定の設定に従って制御する。
【0042】
ストロボ制御部29は、カメラ2およびストロボ12に接続され、カメラ2のシャッタタイミングに応じて発光するようにストロボ12を制御する。
【0043】
サービスパネル31は、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、撮影側スピーカ14、編集側スピーカ21から出力する音声のボリュームを調整する音量調整つまみ、テストモードを行うためのテストボタン、コインを投入しなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであり、写真シール作成装置1が設置される店舖などの管理人が各種設定やメンテナンスの操作を行う際に用いる。サービスパネル31は、テストボタンの操作などが行われると、その操作にしたがった制御信号を制御基板24に対して送信したり、所定の指示信号をコンピュータ装置23a、23bに送信したりする。
【0044】
なお、制御基板24は、撮影用コンピュータ装置23aあるいは画像編集用コンピュータ装置23bから受信した制御信号(指示コマンドなど)にしたがって、サービスパネル31に対して制御信号を送信する。サービスパネル31は、この制御信号に従って、コインカウンタやプリントカウンタを動作させる(たとえばカウンタを1インクリメントする)。
【0045】
音声制御部35は制御基板24を介して撮影用コンピュータ装置22aおよび画像編集用コンピュータ装置23bに接続されている。撮影用スピーカ14は、撮影ブース6に配備され、撮影用コンピュータ装置23aから制御基板24および音声制御部35を介して与えられる指示信号に基づいて、撮影のための操作方法などの案内やBGMなどを出力する。また、編集用スピーカ21は、編集ブース22A、22Bに配備され、画像編集用コンピュータ装置23bから制御基板24および音声制御部35を介して与えられる指示信号に基づいて、編集のための操作方法などの案内やBGMなどを出力する。
【0046】
コイン制御部34は、コイン投入口13に投入されたコインの正当性を検出し、制御基板24にコインが投入されたことを示す検出信号を送信する。このとき、制御基板24は、撮影用コンピュータ装置23aあるいは画像編集用コンピュータ装置23bから受信した制御信号(指示コマンドなど)にしたがって、コイン制御部34に対して制御信号を送信する。所定枚数のコインが投入されると、コイン制御部34は制御信号にしたがって、新たにコインが投入されないようにコイン投入口13をブロックする。
【0047】
以上のような構成において、ユーザ7は、撮影ブース6内において、タッチパネルディスプレイ11を介して好みの背景カーテンを選択したうえで、撮影用椅子8を利用するなどして好みの撮影ポーズを形成して写真撮影を行う。
【0048】
上記のようにして、撮影を行ったユーザ7は、撮影した画像が表示される編集ブース22Aまたは22Bに移動し、タッチペン19を用いて、撮影画像が表示されるタブレットディスプレイ20に対して編集画像の入力を行う。そして、編集画像の入力が終わると、生成された印刷画像がシールシート17に印刷されて排出されるプリント取出口15に移動し、出力されるシールシート17を取得して写真シール作成装置1の利用を終了する
【0049】
(撮影側の処理)
上記の一連の処理において、まず撮影側の処理を、図4を参照しながら説明する。図4は、撮影側の処理を示すフローチャートである。撮影側の処理は、撮影用コンピュータ装置23aにおけるCPU25aがHDD26aに記憶された動作プログラムをメモリ27aに読出して実行することで実現される。
【0050】
この撮影側の処理は、図4に示すように、はじめに、写真シール作成装置1に電源が投入されると、撮影用コンピュータ装置23aのHDD26a、画像編集用コンピュータ装置23bのHDD26bに格納された動作プログラムが起動する。CPU25a、25bは、各種機器が正常に接続されているかチェックし、初期化が必要な機器に対しては初期化を行う(S11)。
【0051】
初期化処理時に、コイン制御部34がコイン投入口13をロックするように作動している場合は、CPU25aはロックを解除する制御信号を送出し、ロックを解除する。そしてコイン投入を可能にする(S12)。
【0052】
次にCPU25aは、写真シール作成装置1の利用を促すタイトルデモ画面を撮影ブース6におけるタッチバネルディスプレイ11に表示し(S13)、その間にコイン制御部34において対価であるコインの投入を監視する(S14)。
【0053】
S14において、所定の枚数のコインが、ユーザにより投入されたと判断する(S14でYES)と、これ以上のコインが過剰に投入されないように、コイン投入口13をロックする(S15)。
【0054】
S15において、コインロックを行うと、次に、ユーザ7からタッチパネルディスプレイ11を介して、撮影コースの選択を受け付ける(S16)。この撮影コースは、図5に示すように、例えばあらかじめ3種類程度が設定されており、それぞれのコースによって撮影回数、写り具合、使用する背景カーテン、明るさなどが異なるように設定されている。
【0055】
S16において、撮影コースの選択を受け付けると、次に背景の選択を受け付け(S17)、背景の選択を受け付けると、カメラ2が現在撮影している画像をライブ画像としてタッチパネルディスプレイ11に表示する(S18)。そして、CPU25aは、S16において選択された撮影コースの設定に基づいてシャッタ動作を行う(S19)。
【0056】
そして、S19においてシャッタ動作を行うと、どのような画像が撮影されたのかをユーザ7に示すべく、撮影した画像をタッチパネルディスプレイ11に表示する(S20)。撮影画像を所定の間だけ表示すると、S21において、撮影制限時間が経過したかを判断し、撮影制限時間が経過していないと判断すれば(S21でNO)、S18〜S21の処理を再び行う。
【0057】
S21において、撮影制限時間が経過したと判断すれば(S21でYES)、タッチパネルディスプレイ11への画像の表示を終了する(S22)。そして、CPU25aは、撮影ブース6において撮影した画像を所定の編集ブース22A(または22B)に転送し(S23)、ユーザに編集作業をさせるべく編集ブースへの案内を行い(S24)、処理をS12に戻す。
【0058】
撮影を終えたユーザ7は撮影側の処理、すなわち撮影プレイが終了したことになるので、撮影ブース6を出て、次の編集行為を行うべく、所定の編集ブース22に移動し、編集プレイを開始する。
【0059】
(編集側の処理)
次に、編集側の処理を、図6〜図13を参照しながら説明する。図6は、編集側の処理を示すフローチャート、図7は、図6における編集画像の入力処理を示すフローチャート、図8〜図13は、編集画像の入力処理時における編集画面などの表示例を示す図である。
【0060】
編集側の処理は、画像編集用コンピュータ装置23bの電源が投入されると、HDD26bに記憶されたプログラムがメモリ27bに自動的に展開され、CPU25bにより実行される処理である。編集側の処理を実行することにより、ユーザに対して、カメラ2で撮影された撮影画像に対する編集画像の入力を行えるようにする。
【0061】
編集側の処理として、まず初期化処理が行われて(S40)待機画面が表示される(S41)。そして、撮影側から撮影画像が転送されると(S42)、編集画像の入力処理を行う(S43)。この編集画像の入力処理では、ユーザ7はタッチペン19により、ペンツール、スタンプツール、フレームツールなどの好みの編集ツールを選択し、所定の編集画像を撮影画像に対して入力するが、この編集画像の入力処理については後で詳述する。
【0062】
S43において、編集画像の入力処理が終了すると、印刷する画像を確定し(S44)、ユーザ7から、確定した印刷画像をシールシート17に印刷する際のレイアウトの選択を受け付け(S45)、印刷を実行して(S46)写真シール作成装置1の利用を終了させる。
【0063】
ここで、編集画像の入力処理について、図7を参照しながら説明する。
【0064】
編集画像の入力処理としては、まず最初に、例えば図8に示すような編集画面50をタブレットディスプレイ20に表示する(S61)。ここで、この編集画面50について説明すると、この編集画面50は、大きく左右の領域L、Rに分けられ、ユーザが左右に分かれてそれぞれにおいて編集画像の入力を行えるようにされている。
【0065】
この編集画面50には、編集行為(編集プレイ)が可能な残り時間を表示するためのタイマ51、撮影画像を拡大表示して編集画像を描画するための編集エリア52、複数のツールボタンを表示して選択するための編集ツールボタン53、各編集ツールボタン53に対応したサンプル画像54をパレット表示するサンプル画像表示エリア55、消しゴムボタンや柄のサイズ(ペンの太さ)などを変更するためのボタンなどからなる編集補助ボタン56、編集画面50のほぼ中央に、所定のアイコン画像としてのハテナBOX57などが表示されている。なお、本実施の形態1における編集画像の入力は、領域L、Rの両方において独立かつ並行して行われるが、以下、図7〜図14を参照する説明においては、説明の複雑化を避けるため、領域Lで行われる編集作業については説明を省略し、領域Rで行われる編集作業についての説明をする。
【0066】
説明を図7のフローチャートに戻して、S61において編集画面50を表示すると、ユーザ7からの編集画像の入力受付を開始し(S62)、ユーザ7のタッチペン操作により、編集ツールボタン53の中からスタンプツールボタン53bが選択されたかを監視する(S63)。
【0067】
S63において、スタンプツールボタン53bが選択されていないと判断すると(S63でNO)、処理をS80に進める(詳細は後述)。一方、スタンプツールボタン53bが選択されたと判断すると(S63でYES)、図9に示すように、スタンプのサンプル画像54をサンプル画像表示エリア55にパレット表示する(S64)。なお、この時点では、領域Lにおけるスタンプのサンプル画像表示エリア55のうち、「?」マークが付されたパレットは空白に表示されている。
【0068】
説明を図7に戻して、次に、サンプル画像54のうちのいずれかが、ユーザ7のタッチペン操作により選択されたかを判断し(S65)、選択されたと判断すると(S65でYES)、次にハテナBOX57が選択されたかを判断する(S67)。選択されていないと判断すると(S67でNO)、処理をS63に戻し、図10に示すように、選択されたと判断すると(S67でYES)、この選択されたサンプル画像54を第1の画像として受け付ける(S68)。ここでは、第1の画像として、例えば「ハート型」のスタンプを受け付けたとする。
【0069】
S68において第1の画像の受付を行うと、次に、再びサンプル画像54のうちのいずれかが、ユーザ7のタッチペン操作により選択されたかを判断し(S69)、選択されたと判断すると(S69でYES)、次にS71においてハテナBOXが選択されたかを判断する。選択されたと判断すると(S71でYES)、この選択されたサンプル画像54を第2の画像として受け付ける(S72)。ここでは、第2の画像として、例えば「星型」のスタンプを受け付けたとする。
【0070】
上記のようにして第1の画像および第2の画像を受け付けると、CPU25bは、この受け付けた第1の画像および第2の画像により特定される画像、すなわち第1の画像および第2の画像としてどのような画像が選択されるかによってあらかじめ用意されている所定の画像を、第3の画像としてHDD26bなどから読み出す(S73)。このとき、ハテナBOX57の表示を、図8〜図10に表示されているような「?」マークだけの表示ではなく、この表示に替えて、図11(a)に示すような、第1の画像と第2の画像とが融合されているような揺ら揺らと揺らめいた画像を表示する演出や、図11(b)に示すような、第1の画像と第2の画像とが高速で回転して混ざり合っているような画像を表示する演出を行う(S74)。なお、このような画像での演出に同期して、それぞれの画像に合うような効果音の演出がなされると、ユーザをより楽しませることができる。また、上記の場合に限らず、例えば図11(c)に示すように、第1の画像と第2の画像との組み合わせ方によって第3の画像が得られないパターンも事前に用意しておいてもよい。このようにすることで、第3の画像が得られない場合が存在することで、ユーザにとっては、第1の画像と第2の画像とを組み合わせることがいっそう楽しくなる。
【0071】
そして、所定の時間が経過すると、図12に示すように、読み出した第3の画像58、すなわち領域Rで編集作業をしているユーザ(以下、右側のユーザと記す)が見かけ上作り出した画像を、領域Lにて編集作業を行っているユーザ(以下、左側のユーザと記す)のサンプル画像表示エリア55に表示し(S75)、あたかも、右側のユーザが作成したスタンプが、左側のユーザに贈られたかのようにすることができる。
【0072】
S75として、具体的には、図12に示すように、領域Lにおけるスタンプのサンプル画像表示エリア55のうち、「?」マークが付されたパレットに、S73にて読み出した第3の画像58を表示する。そして、S75にて第3の画像58を表示すると、左側のユーザ、すなわち領域Lにて編集作業を行っているユーザがこの第3の画像58を編集画像として使用できるよう受付を開始、すなわち選択可能なように制限を解除する(S76)以上の作業が終了すると、処理をS77に進め、編集制限時間が経過したかを判断する。経過したと判断した場合には(S77でYES)、編集画像の入力処理を抜け、経過していないと判断した場合には(S77でNO)、処理をS63に戻す。
【0073】
なお、S63において、スタンプツールボタン53bが選択されていないと判断すると(S63でNO)、その他のツールボタンが選択されたかを判断する(S80)。S80において、その他のツールボタンが選択されていないと判断すると(S80でNO)、処理をS63に戻し、選択されたと判断すると(S80でYES)、選択されたツールに応じたサンプル画像をパレット表示する(S81)。そして、表示しているサンプル画像のうちのいずれかが選択されたかを判断し(S82)、選択されたと判断すると(S82でYES)、次に撮影画像が表示されている編集エリア52に入力がされたかを判断し(S83)、編集エリア52に入力がされたと判断すると(S83でYES)、選択されている編集ツールおよびサンプル画像に応じた編集画像を編集エリア52に表示する(S84)。そして、処理をS77に進める。なお、S63〜S73の処理を行うことで、第3の画像58が複数になった場合には、図13に示すように、読み出した第3の画像58を順次、サンプル画像表示エリア55に表示していくとよい。図中に追加された第3の画像58は、例えば第1の画像として「ハート型」のスタンプが受け付けられ、第2の画像として「Love」のメッセージスタンプが受け付けられ、「Love」というメッセージがハートの図柄に重ねて表示されているものである。
【0074】
以上のように、上記の例では、右側のユーザは、第1の画像および第2の画像となるサンプル画像54をハテナBOX57を利用してかけ合わせるような操作を行うので、スタンプを自作しているというような満足感を得られるとともに、このユーザに対し、見かけ上、選択したサンプル画像54をハテナBOX57に入れさせて「ハテナBOXに画像を入れている」というような、一種の「調合」に近い感覚を与えることができ、楽しませることができる。また、左右のユーザは、第1の画像および第2の画像から特定される第3の画像がどのような画像であるのかを明確に予測することができないので、これら左右のユーザに対して、「どんなスタンプができるのか?」というような期待感を十分に与えることができる。特に、このような期待感は、後述するようなメッセージスタンプ(図21(e)、(f)参照)の場合には、顕著になる。
【0075】
さらに、第1の画像および第2の画像から特定される第3の画像58は、あらかじめ用意されている画像であり、この第3の画像はHDD26bなどから読み出せばすぐに使用できることから、例えば従来の技術のように、ユーザが所定の領域にイラストを描画するなどの手間のかかる操作を必要とせずとも簡単かつ迅速に新たなスタンプ作成して使用することができる。
【0076】
また、右側のユーザにとっては、自分が作ったスタンプを左側のユーザに対して使用させることができるので、左側のユーザに対してスタンプをあげたような楽しさを味わうことができる。また、左側のユーザは、右側のユーザからどのようなスタンプが贈られるのかという期待感を持つことができる。また、第3の画像は、第1の画像と第2の画像とを選択することで特定されるが、各ユーザによって、選択する第1の画像と第2の画像との組み合わせはバラバラになるので、この点において、各ユーザは自作するスタンプに対してオリジナリティの高さを感じ、満足することができる。
【0077】
さらに、第3の画像を、第1の画像と第2の画像とを選択することによって使用できるようにしたことで、「第3の画像としては他にどんな種類があるのだろう?」とユーザの探究心を刺激することができ、ユーザのリピート利用を促進させることができる。また、このように、通常、サンプル画像表示エリア55に表示されていないサンプル画像を、第3の画像として使用させることで、選択可能なサンプル画像のバリエーションをより豊富にすることができる。さらに、第3の画像は、通常はパレット表示されていないので、豊富なサンプル画像54により圧迫されがちなサンプル画像表示エリア55の表示面積を節約することができる。
【0078】
また、このように、第3の画像をあらかじめ用意しておけば、スタンプの作成に不慣れなユーザであっても、スタンプの作成に失敗して時間を無駄にしたというようなことが発生しないため、多くのユーザに対して満足感を与えることができる。さらに、第3の画像をあらかじめ用意することで、ユーザに気に入ってもらえるデザインを十分に検討し、その結果を第3の画像に反映させることができるので、この点でも、ユーザに対して満足感を与えることができる。
【0079】
なお、上記において、第3の画像は、第1の画像と第2の画像との二つの画像を選択することで特定しているが、二つ以上の画像によって特定されてもよい。また、上記の例では、1つディスプレイにおける左右の領域(1ディスプレイ2画面)のユーザの間で第3の画像をやり取りできる場合を説明しているが、1つのディスプレイの場合に限らず、例えば一つの編集ブースに二つ以上の複数のディスプレイが設けられている場合(複数ディスプレイ1画面)や、複数のディスプレイが設けられかつそれぞれのディスプレイに左右の領域が設けられている場合(複数ディスプレイ2画面)にも、自身が作成したスタンプを他のユーザに贈ることができるようにしてもよい。
【0080】
なお、上記の説明においては、受け付ける第1の画像および第2の画像がスタンプ画像である場合を説明したが、これに限らず、第1の画像や第2の画像が、ペン画像、スタンプ画像、フレーム画像のいずれであってもかまわない。その例を、図14を参照して説明する。
【0081】
S140において編集画面50を表示すると、ユーザ7からの編集画像の入力受付を開始し(S141)、ユーザ7のタッチペン操作により、編集ツールボタン53の中からスタンプツールボタン53bが選択されたかを監視する(S142)。
【0082】
S142において、スタンプツールボタン53bが選択されたと判断すると(S142でYES)、処理をS145に進める。ここで、S142において、スタンプツールボタン53bが選択されていないと判断すると(S142でNO)、次に編集ツールボタン53の中からペンツールボタン53dが選択されたかを監視する(S143)。S143において、ペンツールボタン53dが選択されたと判断した場合には(S143でYES)、処理をS145に進める。ペンツールボタン53dが選択されていないと判断した場合には(S143でNO)、次に編集ツールボタン53の中からフレームツールボタン53aが選択されたかを監視する(S144)。S144において、フレームツールボタン53aが選択されたと判断した場合には(S144でYES)、処理をS145に進める。フレームツールボタン53aが選択されていないと判断した場合には(S144でNO)、処理をS142に戻す。
【0083】
S145においては、S142〜S144で選択されたツールのサンプル画像54を表示する。そして、表示したサンプル画像54のうちのいずれかが、ユーザ7のタッチペン操作により選択されたかを判断し(S146)、選択されたと判断すると(S146で)YES)、ハテナBOX57が選択されたかを判断し(S148)、選択されていないと判断すると(S148でNO)、処理をS157に進める(詳細は後述)。また、選択されたと判断すると(S148でYES)、第1の画像が既に受け付けられているかを判断する(S149)。この場合は、まだ第1の画像は受け付けられていない(S149でNO)ので、選択されたサンプル画像54を第1の画像として受け付け(S150)、処理をS142に戻す。
【0084】
次に、S142〜S149と同様の処理を行う。S149においては、既に第1の画像が受け付けられている(S149でYES)ので、S146において選択されたサンプル画像をS151において第2の画像として受け付ける。
【0085】
上記のようにして第1の画像および第2の画像を受け付けると、CPU25bは、S152〜S156の処理を行うが、この処理は、図7におけるS73〜S77の処理に対応するので説明は省略する。なお、ここでは、図示は省略するが、例えば図11(c)に示したように、第1の画像と第2の画像との組み合わせによっては第3の画像が用意されていない場合があってもよい。このようにすることで、上述のように、第3の画像が得られない場合が存在することで、ユーザにとっては、第1の画像と第2の画像とを組み合わせることがいっそう楽しくなる。また、すべての組み合わせにおいて第3の画像を用意する場合に比べて、用意しておく第3の画像の数を大幅に削減することができる。
【0086】
また、S148でNOの場合には、処理をS157に進めるが、このS157およびS158の処理も、図7におけるS83およびS84の処理に対応するので説明は省略する。
【0087】
上記において、例えば第1の画像としてペンツールの中の「ラメペン」が選択され、第2の画像としてスタンプツールの中の「ハート型」の図柄が選択された場合は、ハート型の図柄にラメが施され、かつ、ハートの色がペンの色に変わった画像を第3の画像とする。この場合、第3の画像はスタンプツールとする。また、例えば第1の画像としてスタンプツールの中の「ハート型」の図柄が選択され、第2の画像としてフレームツールの中のサンプル画像が選択された場合は、フレーム画像の上に複数のハートをちりばめた画像を第3の画像とする。この場合、第3の画像はフレームツールとする。
【0088】
以上のようにすることで、第1の画像および第2の画像を、ペン画像、スタンプ画像、フレーム画像のいずれかから選択することができるので、編集画像のバリエーションを飛躍的に多くすることができ、かつ、図7において説明した場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0089】
以上においては、あたかも、右側のユーザが作った画像が、左側のユーザに、贈り物として贈られたように演出する例を説明したが、これに限らず、例えば読み出される第3の画像を、左右のユーザが共用できるようにしてもよい。その例を、以下、実施の形態2として説明する。
【0090】
(実施の形態2)
実施の形態2において説明する写真シール作成装置は、実施の形態1で説明した写真シール作成装置1と比べて、外観構成および機能構成は同様であり、編集画像の入力処理および編集画面例が異なる。したがって、以下では編集画像の入力処理および編集画面例の説明を行い、その他の説明は実施の形態1と同様であるので省略する。
【0091】
実施の形態2における編集画面60は、例えば図16〜図18に示すような画面であり、実施の形態1で説明した編集画面50と比べると、スタンプツールのサンプル画像表示エリア55のうち、「?」マークが付されたパレットに替わって「スタンプF」という、スタンプのサンプル画像が表示されたパレットが表示され、また、ハテナBOX57の上には、読み出された第3の画像が表示される表示BOX61が表示されている。なお、編集画面60における、編集画面50と同様の箇所は、編集画面50に付した符号と同様の符号を付することで、その説明を省略する。
【0092】
実施の形態2における編集画像の入力処理と図7で説明した編集画像の入力処理との違いは、図7で説明した編集画像の入力処理におけるS75の「第3の画像を他方のユーザのハテナパレットに表示する」という処理、およびS76の「他方のユーザによる第3の画像の選択に対する受付を開始する(可能にする)」という処理が、実施の形態2における編集画像の入力処理ではS160の「第3の画像を表示BOXに表示する」という処理、およびS161の「各ユーザによる第3の画像の選択に対する受付を開始する(可能にする)」に替わる点、そして、図7で説明した編集画像の入力処理では、S63〜S72の処理は領域Rで編集作業をするユーザだけ、すなわちどちらか一方のユーザの操作によるものであったが、実施の形態2における編集画像の入力処理では、S63〜S72の処理は、領域L、Rのいずれかのユーザから入力があれば処理が進行する点である。このような処理は、図示は省略するが、どちらかのタッチペン19でサンプル画像が選択されてハテナBOX57が選択された際に、この一連の操作が左のペンで行われたか、右のペンで行われたかに関係なく、第1の画像が受け付けられていなければ、前記操作によってサンプル画像を第1の画像として受け付け、第1の画像が既に受け付けられていれば、前記操作によってサンプル画像を第2の画像として受け付けるようにすることで実現できる。
【0093】
実施の形態2では、上記のような編集画像の入力処理が行われるが、その中で、例えばS65〜S68において、左側のユーザから第1の画像として「ハート型」のスタンプを受け付け、S69〜S72において、右側のユーザから第2の画像として「星型」のスタンプを受け付けることができる。
【0094】
以上のように、左右のユーザが共同で第3の画像を見かけ上、作成することができ、また、作成した第3の画像を共用することができるので、左右のユーザどうしが協力して写真を作成することができ、ユーザに対して十分な満足感を与えることができる。また、左右それぞれのユーザがどの画像を選択するかわからないため、特定される第3の画像がどのような画像になるのかという期待感をそれぞれのユーザに与えることができる。
【0095】
また、S74ではハテナBOXの演出を行うが、その際、ハテナBOX57の上側に表示BOX61が表示されていることから、図17に示すように、第1の画像および第2の画像を受け付けたときに、ハテナBOXを二人の人が上に表示されている表示BOX61に向けて押し出そうとするようなアニメーションで演出することもできる。そして、ハテナBOXが表示BOX61に向けて押し出されると、図18に示すように、アニメーションは再び「?」の表示に戻り、表示BOX61に第3の画像58が表示される(S160)。このようにして、表示BOX61に第3の画像が表示されると、S161において、各ユーザが表示されている第3の画像58をスタンプとして用いることができる、すなわち使用することができるように選択の受付を開始(可能に)する(S161)。
【0096】
上記の実施の形態2では、ハテナBOX57の上に表示BOX61が表示されている場合を説明したがこれに限らず、例えば図19に示すように、領域L、Rのそれぞれに表示BOX61を表示することもできる。このようにすることで、それぞれのユーザは表示BOX61を選択しやすくなるので、編集画像入力の操作性が向上する。さらに、図20に示すように、それぞれの領域L、Rに表示される表示BOX61を複数にしてもよい。これにより、編集画像入力の操作性をさらに向上させることができるとともに、第3の画像を複数個ストックしておくことができる。
【0097】
なお、図19や図20に示すように、表示BOX61をそれぞれの領域L、Rに表示する場合、領域Lにおける表示BOX61には、左側のユーザが特定した第3の画像、領域Rにおける表示BOX61には、右側のユーザが特定した第3の画像を表示するようにし、それぞれの領域に表示されたスタンプは、それぞれの領域での編集でしか使用できないようにすることもできる。
【0098】
このようにすることで、左側のユーザと右側のユーザとが第3の画像を、編集作業中もしくは画像の印刷後に比較し合うことができ、ユーザに対して、「比べ合い」という新たな面白さを提供することができる。
【0099】
なお、上記の説明では、第1の画像と第2の画像とから特定される第3の画像が、例えば図13に示したように、第1の画像と第2の画像とを単に重ね合わせた場合や、第1の画像上に複数の第2の画像を縮小して重ね合わせた場合を説明しているが、第1の画像および第2の画像と、第3の画像との関連が、図形の重ねあわせである場合に限らず、図21に示すように、さまざまに関連してもよい。
【0100】
具体的には、図21(a)に示すように、第1の画像と第2の画像との外観の特徴を組み合わせて第3の画像とする場合、図21(b)に示すように、第1の画像と第2の画像とを組み合わせたものに時間的な変化を与えた結果を第3の画像とする場合、図21(c)および図21(d)に示すように、第1の画像と第2の画像とから連想されるものを第3の画像とする場合、図21(e)および図21(f)に示すように、第1の画像と第2の画像とのメッセージの組み合わせから連想されるメッセージや図柄を第3の画像とする場合である。また、図21(g)に示すように、第1の画像と第2の画像とが同一であってもかまわないし、図21(h)に示すように、第1の画像と第2の画像とから特定される第3の画像が複数用意されて、いずれの画像を第3の画像とするのかをランダムに選択するようにしていてもよい。このようにしておくと、それぞれのユーザがさらに個性を強調することができる。また、図示は省略するが、第1の画像および第2の画像と、第3の画像とが全く関連しない場合であってもよい。
【0101】
なお、上記においては、第1の画像と第2の画像とから特定される第3の画像は、あらかじめHDD26bなどに記憶されている場合を説明したが、これに限らず第1の画像と第2の画像とを受け付けたあと、これらの画像に所定の合成処理を施して、第3の画像を生成してもよい。この場合の編集画像の入力処理を、図22に示すが、このフローチャートは、例えば図7に示したフローチャートのS73の「第1および第2の画像により特定される第3の画像を読み出す」という処理が、S170のように「第1の画像と第2の画像とを合成して第3の画像を生成する」という処理に替わるだけで、他の箇所は同様であるので説明は省略する。
【0102】
画像の合成の方法としては、第1の画像と第2の画像とを自由に合成する方法や、第1の画像に対して第2の画像の大きさを変え、第1の画像における任意の位置に第2の画像を重ねて表示する方法や、所定の合成方法を予め設定しておき、第1の画像と第2の画像とを合成処理する際に、設定されている複数の合成方法の中からランダムに選択した一の方法により合成する方法などがある。設定されている複数の合成方法の中からランダムに合成方法を選択する例としては、例えば(ア)第1の画像上における任意の位置に、第2の画像を縮小して配置する合成方法、(イ)第1の画像上ではない任意の位置に、第2の画像を縮小して配置する合成方法、(ウ)第1の画像の周縁部における任意の位置に、第2の画像を縮小して配置する合成方法、(エ)第1の画像上における任意の位置に、複数の第2の画像を縮小して配置する合成方法、(オ)第1の画像上ではない任意の位置に、複数の第2の画像を縮小して配置する合成方法などが挙げられる。
【0103】
このような方法によると、所定の第1の画像と第2の画像とを選んだとしても、これら第1の画像および第2の画像を合成して生成される第3の画像は大多数となるので、ユーザにとっては、自分の個性を十分に発揮できる。さらに、第3の画像を予め用意しないことから、第3の画像を用意する手間などを省くことができる。
【0104】
また、上記においては、サンプル画像を選択することで第1の画像および第2の画像を指定しているが、例えばユーザがタッチペン19により第1の画像をハテナBOX57までドラッグし、次に、第2の画像をハテナBOX57までドラッグすることで、第3の画像が生成されるようにしてもよい。
【0105】
さらに、上記においては、第1の画像および第2の画像を選択すると、ハテナBOX57に第3の画像が表示されるが、第1の画像および第2の画像から特定される第3の画像をあらかじめ複数用意しておき、第1の画像および第2の画像が選択された際に、ハテナBOX57に上記複数の画像を順番にルーレット表示し、第3の画像がランダムに指定されるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明の実施の形態の写真シール作成装置の側面図である。
【図2】撮影側筐体を撮影ブース内から見た図である。
【図3】写真シール作成装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】撮影側の処理を示すフローチャートである。
【図5】撮影コースの選択画面例を示す図である。
【図6】編集側の処理を示すフローチャートである。
【図7】編集画像の入力処理を示すフローチャートである。
【図8】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図9】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図10】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図11】(a)および(b)は、演出表示がなされているときのハテナBOXの表示例を示す図、(c)は、画像Aと画像Bとの組み合わせにより画像Cが得られるか否か、画像Cの有無を示す図である。
【図12】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図13】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図14】第1の画像および第2の画像がスタンプ画像のみに限らない場合を説明するフローチャートである。
【図15】実施の形態2における編集画像の入力処理を示すフローチャートである。
【図16】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図17】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図18】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図19】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図20】編集画像の入力処理時における編集画面の表示例である。
【図21】第1および第2の画像と、第3の画像との関連の例を説明する図である。
【図22】第3の画像が合成される場合のフローチャートである。
【符号の説明】
【0107】
2 カメラ
6 撮影ブース
【出願人】 【識別番号】591237685
【氏名又は名称】株式会社メイクソフトウェア
【出願日】 平成18年7月7日(2006.7.7)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−17262(P2008−17262A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−187635(P2006−187635)