| 【発明の名称】 |
画像読取装置及び画像読取方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】石黒 和宏
【氏名】鳥山 秀之
【氏名】鍋島 孝元
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| 【要約】 |
【課題】情報が埋め込まれたパターンが原稿から除去されたような場合には、原稿の画像データの出力を禁止してコピー等を禁止することができる画像読取装置及び画像読取方法を提供する。
【構成】情報が埋め込まれた第1のパターン11と前記第1のパターンとは異なる第2のパターン13が設けられた原稿10の画像を読み取る読取手段1と、前記第1のパターンに埋め込まれた情報を検出する情報検出手段2と、前記第2のパターンを検出するパターン検出手段3を備える。パターン検出手段3により第2のパターン13が検出された場合において、情報検出手段2により第1のパターン11に埋め込まれた情報が検出されなかった場合には、制御手段8は、前記原稿10の画像データの出力を禁止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取る読取手段と、 前記第1のパターンに埋め込まれた情報を検出する情報検出手段と、 前記第2のパターンを検出するパターン検出手段と、 前記パターン検出手段により前記第2のパターンが検出された場合において、前記情報検出手段により第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されなかった場合には、前記読取手段によって読み取られる原稿の画像データの出力を禁止する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。 【請求項2】 前記読取手段による原稿画像の読み取りを指示したユーザが特定のユーザである場合には、前記制御手段は、前記情報検出手段により第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されなかった場合であっても、前記原稿の画像データの出力を禁止しない請求項1に記載の画像読取装置。 【請求項3】 前記第1のパターンの位置を検出する位置検出手段を備え、 前記パターン検出手段により第2のパターンが検出され、かつ前記情報検出手段により第1のパターンに埋め込まれた情報が検出された場合に、前記位置検出手段により、前記第1のパターンが正常位置に検出されなかった場合には、前記制御手段は、前記原稿の画像データの出力を禁止する請求項1または2に記載の画像読取装置。 【請求項4】 情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取る読取手段と、 前記第1のパターンに埋め込まれた情報を検出する情報検出手段と、 前記第2のパターンを検出するパターン検出手段と、 前記パターン検出手段により前記第2のパターンが検出された場合において、前記情報検出手段により第1のパターンに埋め込まれた情報が検出された場合には、前記第1のパターンに埋め込まれた情報の少なくとも一部を書き換える書換手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。 【請求項5】 情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取る読取手段と、 前記第1のパターンから第1の属性コードを検出する情報検出手段と、 前記第2のパターンから第2の属性コードを検出するパターン検出手段と、 前記それぞれ検出された第1の属性コードと第2の属性コードとが一致しなかった場合には、前記読取手段によって読み取られる原稿の画像データの出力を禁止する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。 【請求項6】 前記情報埋め込みパターンは無線ICタグからなる請求項1〜5のいずれかに記載の画像読取装置。 【請求項7】 前記第2のパターンは、原稿の全面に存在している請求項1〜6のいずれかに記載の画像読取装置。 【請求項8】 情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取るステップと、 前記第1のパターンに埋め込まれた情報を検出するステップと、 前記第2のパターンを検出するステップと、 前記第2のパターンが検出された場合において、前記第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されなかった場合には、前記原稿の画像データの出力を禁止するステップと、 を備えたことを特徴とする画像読取方法。 【請求項9】 情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取るステップと、 前記第1のパターンに埋め込まれた情報を検出するステップと、 前記第2のパターンを検出するステップと、 前記第2のパターンが検出された場合において、前記第1のパターンに埋め込まれた情報が検出された場合には、前記第1のパターンに埋め込まれた情報の少なくとも一部を書き換えるステップと、 を備えたことを特徴とする画像読取方法。 【請求項10】 情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取るステップと、 前記第1のパターンから第1の属性コードを検出するステップと、 前記第2のパターンから第2の属性コードを検出するステップと、 前記それぞれ検出された第1の属性コードと第2の属性コードとが一致しなかった場合には、前記原稿の画像データの出力を禁止するステップと、 を備えたことを特徴とする画像読取方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置及び画像読取方法に関する。 【背景技術】 【0002】 昨今、文書原稿等の複写状態を管理してセキュリティを確保するために、二次元コードであるQRコードや、無線ICタグ(RFID)等のような情報が埋め込まれたパターンを原稿に形成し、この埋め込まれた情報を利用して、コピー等の許可あるいは禁止を制御するものとなされている画像読取装置が知られている。 【0003】 例えば特許文献1には、出力時に機密マークとそれをスクランブル化したものを埋め込み、コピー時にスクランブル画像を逆スクランブルして機密マークと一致した場合はコピーを禁止する技術が開示されている。 【0004】 また、特許文献2には、ユーザが携帯している無線ICタグ(RFID)と原稿の無線ICタグの情報を比較し、コピーの許可/禁止を切り替える技術が開示されている。 【特許文献1】特開平7−56483号公報 【特許文献2】特開2001−160117号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかし、上記特許文献1及び特許文献2に記載された技術では、機密マークやスクランブル化された画像あるいは無線ICタグ、QRコード等の、情報が埋め込まれたパターンが原稿から除去された場合には、一般の原稿としてコピーが可能となってしまい、不正コピーを禁止できない、という問題があった。このため、セキュリティの確保の観点から、改善が望まれている。 【0006】 この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、情報が埋め込まれたパターンが原稿から除去されたような場合には、原稿の画像データの出力を禁止してコピー等を禁止することができる画像読取装置及び画像読取方法の提供を課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記課題は以下の手段によって解決される。 (1)情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取る読取手段と、前記第1のパターンに埋め込まれた情報を検出する情報検出手段と、前記第2のパターンを検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段により前記第2のパターンが検出された場合において、前記情報検出手段により第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されなかった場合には、前記読取手段によって読み取られる原稿の画像データの出力を禁止する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。 (2)前記読取手段による原稿画像の読み取りを指示したユーザが特定のユーザである場合には、前記制御手段は、前記情報検出手段により第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されなかった場合であっても、前記原稿の画像データの出力を禁止しない前項1に記載の画像読取装置。 (3)前記第1のパターンの位置を検出する位置検出手段を備え、前記パターン検出手段により第2のパターンが検出され、かつ前記情報検出手段により第1のパターンに埋め込まれた情報が検出された場合に、前記位置検出手段により、前記第1のパターンが正常位置に検出されなかった場合には、前記制御手段は、前記原稿の画像データの出力を禁止する前項1または2に記載の画像読取装置。 (4)情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取る読取手段と、前記第1のパターンに埋め込まれた情報を検出する情報検出手段と、前記第2のパターンを検出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段により前記第2のパターンが検出された場合において、前記情報検出手段により第1のパターンに埋め込まれた情報が検出された場合には、前記第1のパターンに埋め込まれた情報の少なくとも一部を書き換える書換手段と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。 (5)情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取る読取手段と、前記第1のパターンから第1の属性コードを検出する情報検出手段と、前記第2のパターンから第2の属性コードを検出するパターン検出手段と、前記それぞれ検出された第1の属性コードと第2の属性コードとが一致しなかった場合には、前記読取手段によって読み取られる原稿の画像データの出力を禁止する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。 (6)前記情報埋め込みパターンは無線ICタグからなる前項1〜5のいずれかに記載の画像読取装置。 (7)前記第2のパターンは、原稿の全面に存在している前項1〜6のいずれかに記載の画像読取装置。 (8)情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取るステップと、前記第1のパターンに埋め込まれた情報を検出するステップと、前記第2のパターンを検出するステップと、前記第2のパターンが検出された場合において、前記第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されなかった場合には、前記原稿の画像データの出力を禁止するステップと、を備えたことを特徴とする画像読取方法。 (9)情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取るステップと、前記第1のパターンに埋め込まれた情報を検出するステップと、前記第2のパターンを検出するステップと、前記第2のパターンが検出された場合において、前記第1のパターンに埋め込まれた情報が検出された場合には、前記第1のパターンに埋め込まれた情報の少なくとも一部を書き換えるステップと、を備えたことを特徴とする画像読取方法。 (10)情報が埋め込まれた第1のパターンと前記第1のパターンとは異なる第2のパターンが設けられた原稿の画像を読み取るステップと、前記第1のパターンから第1の属性コードを検出するステップと、前記第2のパターンから第2の属性コードを検出するステップと、前記それぞれ検出された第1の属性コードと第2の属性コードとが一致しなかった場合には、前記原稿の画像データの出力を禁止するステップと、を備えたことを特徴とする画像読取方法。 【発明の効果】 【0008】 前項(1)に記載の発明によれば、パターン検出手段により第2のパターンが検出された場合において、情報検出手段により第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されなかった場合には、前記原稿の画像データの出力が禁止される。つまり、第2のパターンが検出されても、第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されない限りは、原稿の画像データの画像読取装置からの出力が禁止されるから、第1のパターンが削除されたり埋め込み情報が改ざん等された場合には、第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されないことになり、画像読取装置からの画像データの出力が禁止され、コピーなどを防止することができる。このため、原稿のセキュリティを十分に確保することができる。 【0009】 前項(2)に記載の発明によれば、原稿画像の読み取りを指示したユーザが、管理者や原稿の所有者等の正規ユーザである場合には、第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されなかった場合であっても、不正コピー等の危険性は低いと見なせるから、原稿の画像データの画像読取装置からの出力は許可される。このため、正規ユーザが原稿読取装置を使用する場合の操作性の低下を防止することができる。 【0010】 前項(3)に記載の発明によれば、第2のパターンが検出され、かつ第1のパターンに埋め込まれた情報が検出された場合であっても、前記第1のパターンが正常位置に検出されなかった場合には、原稿が改ざんされた可能性が高いため、原稿の画像データの画像読取装置からの出力が禁止される。これにより、原稿のセキュリティを確保できる。 【0011】 前項(4)に記載の発明によれば、第2のパターンが検出された場合において、第1のパターンに埋め込まれた情報が検出された場合には、前記第1のパターンに埋め込まれた情報の少なくとも一部が書き換えられるから、以後の画像読み取りが禁止されることになり、その原稿の複写物が大量に出回るのを防止でき、原稿のセキュリティを確保することができる。 【0012】 前項(5)に記載の発明によれば、情報が埋め込まれた第1のパターンから検出された第1の属性コードと、第2のパターンから検出された第2の属性コードとが一致しなかった場合には、原稿の画像データの画像読取装置からの出力が禁止されるから、これら両コードが一致した場合にのみ出力されることになり、原稿のセキュリティを確保することができる。 【0013】 前項(6)に記載の発明によれば、情報埋め込みパターンである無線ICタグが削除された原稿や、無線ICタグの記憶内容が改ざんされた原稿について、原稿の画像データの出力を禁止することができる。 【0014】 前項(7)に記載の発明によれば、第2のパターンは、原稿の全面に存在しているから、原稿の一部が欠けても第2のパターンを確実に検出することができ、その結果、原稿の画像データの出力可否判断を確実に行うことができ、さらに高いセキュリティを確保することができる。 【0015】 前項(8)に記載の発明によれば、第2のパターンが検出されても、第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されない限りは、原稿の画像データの画像読取装置からの出力が禁止されるから、第1のパターンが削除されたり埋め込み情報が改ざん等された場合には、第1のパターンに埋め込まれた情報が検出されないことになり、原稿の画像データの画像読取装置からの出力ひいては原稿のコピーなどを防止することができ、原稿のセキュリティを十分に確保することができる。 【0016】 前項(9)に記載の発明によれば、第2のパターンが検出された場合において、第1のパターンに埋め込まれた情報が検出された場合には、前記第1のパターンに埋め込まれた情報の少なくとも一部が書き換えられるから、以後の画像読み取りが禁止されることになり、その原稿の複写物が大量に出回るのを防止でき、原稿のセキュリティを確保することができる。 【0017】 前項(10)に記載の発明によれば、情報が埋め込まれた第1のパターンから検出された第1の属性コードと、第2のパターンから検出された第2の属性コードとが一致しなかった場合には、原稿の画像データの画像読取装置からの出力が禁止されるから、これら両コードが一致した場合にのみ読み取り動作が行われることになり、原稿のセキュリティを確保することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。 【0019】 図1は、この発明の一実施形態に係る画像読取装置で画像が読み取られる原稿の一例を示す正面図である。 【0020】 この原稿10には、QRコードや無線ICタグのような、情報を埋め込み可能な第1のパターン11が付与されている。しかし、QRコード等は見つけやすく、これを削除したり改ざんすることは比較的容易であり、その場合には、セキュリティ機能を無効にされることがある。 【0021】 そこで、この実施形態では、前記第1のパターン11とは異なる形状の特定パターン(第2のパターン)13が、原稿10の全面にわたって地紋12として埋め込まれている。 【0022】 図2は、この発明の一実施形態に係る画像読取装置の要部の構成を示すブロック図である。 【0023】 この画像読取装置は、画像読取部1と、フレームメモリ9と、情報検出部2と、特定パターン検出部3と、位置検出部4と、操作部5と、ユーザ認証部6と、情報書換部7と、CPU8を備えている。 【0024】 前記画像読取部1は原稿の画像を読み取るものであり、スキャナ部によって構成されている。 【0025】 前記フレームメモリ9は、前記画像読取部1によって原稿から読み取られた画像データ(以下、入力画像データともいう)を一旦蓄積するものである。 【0026】 前記情報検出部2は、前記入力画像データに基づいて、原稿内に存在し情報が埋め込まれたQRコード等の第1のパターン11から、前記埋め込まれた情報や属性コードを検出するものである。なお、第1のパターン11が無線ICタグである場合には、情報検出部2は、無線ICタグとの間で情報の送受を行うための通信手段として構成される。 【0027】 前記特定パターン検出部3は、原稿10に地紋12として埋め込まれた特定パターン(第2のパターン)13を検出したり、特定パターン13に埋め込まれた属性コードを検出するものである。 【0028】 前記位置検出部4は、原稿10内における第1のパターン11の位置を検出するものである。 【0029】 前記操作部5は、ユーザが本装置を使用するときにユーザ認証情報を入力したり、各種の設定情報やその他の情報の入力、選択等に用いられるものであり、キーボード部とタッチパネル式の表示部を備えている。 【0030】 前記ユーザ認証部6は、ユーザによって入力された識別番号やパスワード等の認証情報に基づいて、ユーザを認証するものである。これにより、本装置の使用ユーザを特定することができる。 【0031】 前記情報書換部7は、前記情報検出部2で検出された第1のパターン11に埋め込まれている情報の一部または全部を新たな情報に書き換えるものである。このような書き換えは、第1のパターン11が無線ICタグなどの場合に、特に好適に行うことができる。 【0032】 前記CPU8は、画像読取装置の全体を統括制御する。例えば、前記情報検出部2及び特定パターン検出部3の検出結果に基づいて、フレームメモリ9に蓄積されている原稿の画像データを削除して画像データの読取装置からの出力を禁止したり、あるいは出力を禁止することなく許可したり、前記情報書換部7を介して、前記情報検出部2で検出された第1のパターン11に埋め込まれている情報の一部または全部を新たな情報に書き換える。 【0033】 次に、図2の画像読取装置において実行される、画像読取部1で読み取った原稿の画像データの出力許否決定処理を、図3のフローチャートを参照して説明する。 【0034】 原稿の読み取りを開始する。読み取られた原稿の画像データ(入力画像データ)は、フレームメモリに記憶される。 【0035】 ステップS1で、フラグ1(FLAG1)及びフラグ2(FLAG2)にそれぞれ1をセットしたのち、ステップS2で、原稿に地紋として埋め込まれた特定パターン(第2のパターン)13の検出処理を行い、ステップS3で、特定パターン13が検出されたかどうかを判断する。検出されれば(ステップS3でYES)、ステップS4でフラグ1に1をセットしたのち、ステップS5に進む。検出されなければ(ステップS3でNO)、そのままステップS5に進む。 【0036】 ステップS5では、第1のパターン11を検出するとともに、検出された場合には、第1のパターン11に埋め込まれた正常な情報が検出されたかどうかを判断する。正常な情報が検出された場合には(ステップS5でYES)、ステップS6でフラグ2に1をセットしたのち、ステップS7に進む。検出されなければ(ステップS5でNO)、そのままステップS7に進む。 【0037】 ステップS7では、原稿10の読み取りが完了したかどうかを判断し、完了していなければ(ステップS7でNO)、ステップS2に戻って、ステップS2〜S7を繰り返す。原稿10の読み取りが完了した場合には(ステップS7でYES)、ステップS8で、フラグ1=1かどうかを判断し、フラグ1=1であれば(ステップS8でYES)、ステップS9に進む。 【0038】 ステップS9では、フラグ2=1かどうかを判断し、フラグ2=1であれば(ステップS9でYES)、そのままリターンする。この場合は、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力され、例えば、図示しないプリンタ部に送られて用紙に印字される。換言すれば、原稿のコピーが実行される。 【0039】 ステップS9においてフラグ2=1でなければ(ステップS9でNO)、ステップS10に進み、CPU8はフレームメモリ9に記憶されている入力画像データを削除する。つまり、入力画像データの画像読取装置からの出力が禁止される。 【0040】 一方、ステップS8において、フラグ1=1でなければ(ステップS8でNO)、通常の原稿であるとして、そのままリターンする。この場合も、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力される。 【0041】 このように、この実施形態では、特定パターン13が検出されても、第1のパターン11に埋め込まれた正常な情報が検出されない限りは、入力画像データの画像読取装置からの出力が禁止されるから、第1のパターン11が削除されたり埋め込み情報が改ざん等された場合には、第1のパターン11に埋め込まれた正常な情報が検出されないことになり、画像読取装置からの入力画像データの出力が禁止され、コピーなどを防止することができる。このため、第1のパターン11だけでなく、特定パターン13を原稿に設けておくことにより、原稿のセキュリティを十分に確保することができる。 【0042】 また、特定パターン13は、原稿の10全面に存在しているから、原稿10の一部が欠けても特定パターンを確実に検出することができ、その結果、入力画像データの出力可否判断を確実に行うことができ、さらに高いセキュリティを確保することができる。 【0043】 次に、画像読取装置で実行される原稿の画像データの出力許否決定処理の他の例を、図4のフローチャートを参照して説明する。 【0044】 原稿10の読み取りを開始する。読み取られた原稿10の画像データ(入力画像データ)は、フレームメモリ9に記憶される。 【0045】 ステップS21で、フラグ1(FLAG1)及びフラグ2(FLAG2)にそれぞれ1をセットしたのち、ステップS22で、原稿10に地紋12として埋め込まれた特定パターン(第2のパターン)13の検出処理を行い、ステップS23で、特定パターン13が検出されたかどうかを判断する。検出されれば(ステップS23でYES)、ステップS24でフラグ1に1をセットしたのち、ステップS25に進む。検出されなければ(ステップS23でNO)、そのままステップS25に進む。 【0046】 ステップS25では、第1のパターン11を検出するとともに、検出された場合には、第1のパターン11に埋め込まれた正常な情報が検出されたかどうかを判断する。正常な情報が検出された場合には(ステップS25でYES)、ステップS26でフラグ2に1をセットしたのち、ステップS27に進む。検出されなければ(ステップS25でNO)、そのままステップS27に進む。 【0047】 ステップS27では、原稿10の読み取りが完了したかどうかを判断し、完了していなければ(ステップS27でNO)、ステップS22に戻って、ステップS22〜S27を繰り返す。原稿10の読み取りが完了した場合には(ステップS27でYES)、ステップS28で、フラグ1=1かどうかを判断し、フラグ1=1であれば(ステップS28でYES)、ステップS29に進む。 【0048】 ステップS29では、フラグ2=1かどうかを判断し、フラグ2=1であれば(ステップS29でYES)、そのままリターンする。この場合は、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力され、例えば、図示しないプリンタ部に送られて用紙に印字される。換言すれば、原稿のコピーが実行される。 【0049】 ステップS29においてフラグ2=1でなければ(ステップS29でNO)、ステップS30で、本装置を使用しているユーザが管理者等の特定のユーザであるかどうかを、ユーザ認証部6による認証結果に基づいて判断する。 【0050】 特定のユーザであれば(ステップS30でYES)、不正コピー等の危険性は低いと見なせるから、そのままリターンし、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力される。特定のユーザでなければ(ステップS30でNO)、ステップS31に進み、CPU8はフレームメモリ9に記憶されている入力画像データを削除する。つまり、入力画像データの画像読取装置からの出力が禁止される。 【0051】 一方、ステップS28において、フラグ1=1でなければ(ステップS28でNO)、通常の原稿であるとして、そのままリターンする。この場合も、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力される。 【0052】 このように、この実施形態では、本装置を使用するユーザが、管理者や原稿の所有者等の特定のユーザ(正規ユーザ)である場合には、第1のパターン11に埋め込まれた正常な情報が検出されなかった場合であっても、不正コピー等の危険性は低いと見なせるから、原稿10の画像データの画像読取装置からの出力は許可される。このため、正規ユーザが本読取装置を使用する場合の操作性の低下を防止することができる。 【0053】 次に、画像読取装置で実行される原稿の画像データの出力許否決定処理のさらに他の例を、図5のフローチャートを参照して説明する。 【0054】 原稿10の読み取りを開始する。読み取られた原稿10の画像データ(入力画像データ)は、フレームメモリに記憶される。 【0055】 ステップS41で、フラグ1(FLAG1)及びフラグ2(FLAG2)にそれぞれ1をセットしたのち、ステップS42で、原稿に地紋として埋め込まれた特定パターン(第2のパターン)13の検出処理を行い、ステップS43で、特定パターン13が検出されたかどうかを判断する。検出されれば(ステップS43でYES)、ステップS44でフラグ1に1をセットしたのち、ステップS45に進む。検出されなければ(ステップS43でNO)、そのままステップS45に進む。 【0056】 ステップS45では、第1のパターン11を検出するとともに、検出された場合には、第1のパターン11に埋め込まれた正常な情報が検出されたかどうかを判断する。正常な情報が検出された場合には(ステップS45でYES)、ステップS46でフラグ2に1をセットする。次いで、ステップS47で、第1のパターン11の原稿10における位置を検出し、その位置が予め決められた正常位置であるかどうかを判断する。正常位置に検出された場合には(ステップS47でYES)、ステップS48に進む。正常位置に検出されなかった場合には、第1のパターン11は削除されているかその位置が改ざんされているものと見なせるから、ステップS51に進み、CPU8はフレームメモリ9に記憶されている入力画像データを削除する。つまり、入力画像データの画像読取装置からの出力が禁止される。 【0057】 一方、ステップS45において、正常な情報が検出されなかった場合には(ステップS45でNO)、そのままステップS48に進む。 【0058】 ステップS48では、原稿10の読み取りが完了したかどうかを判断し、完了していなければ(ステップS48でNO)、ステップS42に戻って、ステップS42〜S48を繰り返す。原稿10の読み取りが完了した場合には(ステップS48でYES)、ステップS49で、フラグ1=1かどうかを判断し、フラグ1=1であれば(ステップS49でYES)、ステップS50に進む。 【0059】 ステップS50では、フラグ2=1かどうかを判断し、フラグ2=1であれば(ステップS50でYES)、そのままリターンする。この場合は、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力され、例えば、図示しないプリンタ部に送られて用紙に印字される。換言すれば、原稿のコピーが実行される。 【0060】 ステップS50においてフラグ2=1でなければ(ステップS50でNO)、ステップS51に進み、CPU8はフレームメモリ9に記憶されている入力画像データを削除する。 【0061】 一方、ステップS49において、フラグ1=1でなければ(ステップS49でNO)、通常の原稿であるとして、そのままリターンする。この場合も、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力される。 【0062】 このように、この実施形態では、第1のパターン11が原稿10内の正常位置に検出されなかった場合には、原稿10が改ざんされた可能性が高いため、入力画像データの画像読取装置からの出力が禁止される。これにより、原稿10のセキュリティを確保できる。 【0063】 次に、画像読取装置で実行される原稿の画像データの出力許否決定処理のさらに他の例を、図6のフローチャートを参照して説明する。 【0064】 原稿10の読み取りを開始する。読み取られた原稿10の画像データ(入力画像データ)は、フレームメモリ9に記憶される。 【0065】 ステップS61で、フラグ1(FLAG1)及びフラグ2(FLAG2)にそれぞれ1をセットしたのち、ステップS62で、原稿10に地紋12として埋め込まれた特定パターン(第2のパターン)13の検出処理を行い、ステップS63で、特定パターン13が検出されたかどうかを判断する。検出されれば(ステップS63でYES)、ステップS64でフラグ1に1をセットしたのち、ステップS65に進む。検出されなければ(ステップS63でNO)、そのままステップS65に進む。 【0066】 ステップS65では、第1のパターン11を検出するとともに、検出された場合には、第1のパターン11に埋め込まれた正常な情報が検出されたかどうかを判断する。正常な情報が検出された場合には(ステップS65でYES)、ステップS66でフラグ2に1をセットしたのち、ステップS67に進む。検出されなければ(ステップS65でNO)、そのままステップS67に進む。 【0067】 ステップS67では、原稿10の読み取りが完了したかどうかを判断し、完了していなければ(ステップS67でNO)、ステップS62に戻って、ステップS62〜S67を繰り返す。原稿10の読み取りが完了した場合には(ステップS67でYES)、ステップS68で、フラグ1=1かどうかを判断し、フラグ1=1であれば(ステップS68でYES)、ステップS69に進む。 【0068】 ステップS69では、フラグ2=1かどうかを判断し、フラグ2=1であれば(ステップS69でYES)、ステップS70で、情報書換部7を介して、原稿10の第1パターン11に埋め込まれている情報の一部または全部を書き換えたのち、リターンする。従って、この場合は、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力され、例えば、図示しないプリンタ部に送られて用紙に印字される。 【0069】 ステップS69においてフラグ2=1でなければ(ステップS69でNO)、ステップS71に進み、CPU8はフレームメモリ9に記憶されている入力画像データを削除する。 【0070】 一方、ステップS68において、フラグ1=1でなければ(ステップS68でNO)、通常の原稿であるとして、そのままリターンする。 【0071】 このように、この実施形態では、特定パターン13が検出され、かつ第1のパターン11に埋め込まれた正常な情報が検出された場合には、第1のパターン11に埋め込まれた情報の少なくとも一部が書き換えられるから、コピー等は一度は可能であるが、以後の画像読み取りが禁止されることになり、その原稿10の複写物が大量に出回るのを防止でき、原稿10のセキュリティを確保することができる。 【0072】 次に、図2の画像読取装置において実行される、画像読取部1で読み取った原稿の画像データのさらに他の出力許否決定処理を、図7のフローチャートを参照して説明する。 【0073】 原稿10の読み取りを開始する。読み取られた原稿の画像データ(入力画像データ)は、フレームメモリ9に記憶される。 【0074】 ステップS81で、フラグ1(FLAG1)及びフラグ2(FLAG2)にそれぞれ1をセットしたのち、ステップS82で、原稿10に地紋12として埋め込まれた特定パターン(第2のパターン)13の検出処理を行い、ステップS83で、特定パターン13が検出されたかどうかを判断する。検出されれば(ステップS83でYES)、ステップS84でフラグ1に1をセットし、ステップS85で、検出した特定パターン13から属性コードを検出したのち、ステップS86に進む。ステップS83で、特定パターン13が検出されなければ(ステップS83でNO)、そのままステップS86に進む。 【0075】 ステップS86では、第1のパターン11を検出するとともに、検出された場合には、第1のパターン11に埋め込まれた正常な情報が検出されたかどうかを判断する。正常な情報が検出された場合には(ステップS86でYES)、ステップS87でフラグ2に1をセットし、ステップS88で、検出したパターンから属性コードを抽出したのち、ステップS89に進む。ステップS86で、第1のパターン11が検出されなければ(ステップS86でNO)、そのままステップS89に進む。 【0076】 ステップS89では、原稿10の読み取りが完了したかどうかを判断し、完了していなければ(ステップS89でNO)、ステップS82に戻って、ステップS82〜S89を繰り返す。原稿10の読み取りが完了した場合には(ステップS89でYES)、ステップS90で、フラグ1=1かどうかを判断し、フラグ1=1であれば(ステップS90でYES)、ステップS91に進む。 【0077】 ステップS91では、フラグ2=1かどうかを判断し、フラグ2=1であれば(ステップS91でYES)、ステップS92で、ステップS85及びステップS88でそれぞれ検出した属性コードが一致しているかどうかを判断する。 【0078】 属性コードが一致していれば(ステップS92でYES)、適正な原稿10であるとして、そのままリターンする。この場合は、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力され、例えば、図示しないプリンタ部に送られて用紙に印字される。換言すれば、原稿のコピーが実行される。 【0079】 ステップS92において、属性コードが一致しなければ(ステップS92でNO)、第1のパターン11が改ざんされたものと見なせるから、ステップS10に進み、CPU8はフレームメモリ9に記憶されている入力画像データを削除する。つまり、入力画像データの画像読取装置からの出力が禁止される。 【0080】 ステップS91においてフラグ2=1でない場合も(ステップS9でNO)、ステップS93に進み、CPU8はフレームメモリ9に記憶されている入力画像データを削除する。 【0081】 一方、ステップS90において、フラグ1=1でなければ(ステップS90でNO)、通常の原稿であるとして、そのままリターンする。この場合は、フレームメモリ9に記憶された入力画像データは出力画像データとして画像読取装置から出力される。 【0082】 このように、この実施形態では、情報が埋め込まれた第1のパターン11から検出された属性コードと、特定パターン13から検出された属性コードとが一致しなかった場合には、入力画像データの画像読取装置からの出力が禁止され、これら両コードが一致した場合にのみ出力されることになるから、原稿10のセキュリティを確保することができる。 【0083】 以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、フレームメモリ9に記憶されている入力画像データを削除することにより、原稿10の画像データの本装置からの出力を禁止するものとしたが、原稿10の読み取り中に、出力を禁止すべきことが判定された場合には、原稿の読み取り動作を中止することにより、本装置からの出力を禁止する構成としても良い。 【0084】 また、第1のパターン11としてQRコードや無線ICタグを例示したが、これらに限定されることはない。しかし、QRコードよりも無線ICタグを用いた方が、無線ICタグの削除や記憶情報の改ざんがQRコードよりも容易でない観点から、望ましい。 【0085】 また、特定パターン(第2のパターン)13として、地紋12に埋め込まれたパターンを例示したが、これに限定されることはない。 【図面の簡単な説明】 【0086】 【図1】この発明の一実施形態に係る画像読取装置によって読み取られる原稿の一例を示す図である。 【図2】この発明の一実施形態に係る画像読取装置の主要部を示すブロック図である。 【図3】図2の画像読取装置において実行される、画像読取部で読み取った原稿の画像データの出力許否決定処理を示すフローチャートである。 【図4】図2の画像読取装置において実行される、画像読取部で読み取った原稿の画像データの他の出力許否決定処理を示すフローチャートである。 【図5】図2の画像読取装置において実行される、画像読取部で読み取った原稿の画像データのさらに他の出力許否決定処理を示すフローチャートである。 【図6】図2の画像読取装置において実行される、画像読取部で読み取った原稿の画像データのさらに他の出力許否決定処理を示すフローチャートである。 【図7】図2の画像読取装置において実行される、画像読取部で読み取った原稿の画像データのさらに他の出力許否決定処理を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0087】 1 画像読取部 2 情報検出部 3 特定パターン検出部 4 位置検出部 5 操作部 6 ユーザ認証部 7 情報書換部 8 CPU 9 フレームメモリ 10 原稿 11 第1のパターン 12 地紋 13 特定パターン(第2のパターン)
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| 【出願人】 |
【識別番号】303000372 【氏名又は名称】コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月6日(2006.7.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099885 【弁理士】 【氏名又は名称】高田 健市
【識別番号】100071168 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 久義
【識別番号】100109911 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 義仁
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| 【公開番号】 |
特開2008−17233(P2008−17233A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−187281(P2006−187281) |
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