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【発明の名称】 コンテンツ記録装置及びコンテンツ記録方法
【発明者】 【氏名】黒木 大輔

【要約】 【課題】ユーザが面倒な作業を行うことなく、品質の良いコンテンツを記録する。

【構成】複数の入手経路から意味的内容が同一のコンテンツを入手し、1つのグループとして管理する。そして、そのグループの中の各コンテンツを解析し、その解析結果から各コンテンツの評価値を算出し、その評価値に基づいて削除するコンテンツを判定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ記録装置であって、
コンテンツを解析するコンテンツ解析手段と、
前記コンテンツ解析手段による解析結果に基づいて、複数入手したコンテンツを記憶媒体に記録する、又は前記記憶媒体に記録したコンテンツを削除する記録制御手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ記録装置。
【請求項2】
コンテンツ記録装置であって、
コンテンツを解析するコンテンツ解析手段と、
前記解析結果をユーザに提示する提示手段と、
ユーザが指定したコンテンツを削除する削除手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ記録装置。
【請求項3】
前記コンテンツ解析手段は、前記記録したコンテンツのノイズ、解像度、CM(Commercial Message)の有無及び長さ、テロップの有無及び長さ、の少なくとも1つを解析することを特徴とする請求項1又は2記載のコンテンツ記録装置。
【請求項4】
コンテンツ記録方法であって、
コンテンツを解析するコンテンツ解析工程と、
前記コンテンツ解析工程による解析結果に基づいて、複数入手したコンテンツを記憶媒体に記録する、又は前記記憶媒体に記録したコンテンツを削除する記録制御工程と、
を有することを特徴とするコンテンツ記録方法。
【請求項5】
前記コンテンツ解析工程は、前記記録したコンテンツのノイズ、解像度、CM(Commercial Message)の有無及び長さ、テロップの有無及び長さ、の少なくとも1つを解析することを特徴とする請求項4記載のコンテンツ記録方法。
【請求項6】
請求項4又は5記載のコンテンツ記録方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項7】
請求項4又は5記載のコンテンツ記録方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、放送電波やネットワークを含むコンテンツ入手経路からコンテンツを入手し、コンテンツを記録する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地上波デジタル放送や衛星放送などの放送技術が進歩し、一方ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や光ファイバーなどのネットワークインフラも整備が整ってきている。このような状況に伴い、フォーマットやデータ量などは異なるが、意味的内容が同一であるコンテンツを様々な経路から入手することが可能である。
【0003】
例えば、あるドラマ番組を視聴する場合、地上波アナログ放送、地上波デジタル放送、ケーブルテレビなどによる放送、再放送、インターネットによる配信など、様々な経路で入手し、視聴することが可能である。各コンテンツは、解像度、CM(Commercial Message)の有無や長さなどが異なる可能性があるが、ドラマの内容という意味的内容では同一のコンテンツである。
【0004】
尚、相違点としては、解像度の違いにより、コンテンツの画質が異なり、CMの有無や長さにより、コンテンツとは関係ない冗長なデータが含まれているか否かが異なる。
【0005】
また、HDD(Hard Disk Drive)レコーダー機器に代表されるように、大容量の記憶媒体を搭載することで多くのコンテンツを記録することが可能である。また、気に入ったコンテンツや、保存しておきたいコンテンツをDVD(Digital Versatile Disk)などに記録し、コンテンツを残すことも行われている。
【0006】
今後も、HDDなどの記憶媒体の記録可能な容量は、技術進歩に伴い大幅に増加する。従って、HDDレコーダーなど大容量記憶媒体を持つコンテンツ記録装置は、より多くのコンテンツを記録しておくことが可能となる。
【0007】
録画した番組の中で、ユーザが気に入った番組の画質が満足できない場合は、再度その番組を録画し直す情報記録再生装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001-275072号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、画質や音質、コンテンツと関係のない冗長データの有無などコンテンツの品質は、コンテンツ自体、コンテンツの入手経路、コンテンツ入手時の状況などで異なってくる。
【0009】
例えば、コンテンツ自体に関わるものでは、コンテンツ自体の圧縮方法、ビットレート、CMの有無や長さ、ニュース速報などの予期しないテロップの混入などがコンテンツの品質に影響を与える。また、コンテンツの入手経路に関わるものでは、アナログ放送か、デジタル放送かによりコンテンツの品質が影響される。また、コンテンツ入手時の状況では、天候による電波への影響やネットワークの負荷などによるコンテンツへのノイズ混入や解像度がコンテンツの品質に影響を与える。
【0010】
従って、唯一のコンテンツを視聴し、品質が満足できないために、再度そのコンテンツを入手し直せたとしても、再度入手したコンテンツの品質が、前回の品質と比較して良くなっているとは限らない。また、より品質の良い意味的内容が同一であるコンテンツが、他の入手経路から得られる可能性もある。
【0011】
ここで、コンテンツの品質を判断するために、ユーザがコンテンツを逐一確認し、判断しなければならないという問題がある。また、様々な経路から入手した意味的内容が同一であるコンテンツが複数ある場合は、品質の良いコンテンツを残すための確認作業に更に多くの時間と負荷が必要になるという問題もある。
【0012】
本発明は、ユーザが面倒な作業を行うことなく、品質の良いコンテンツを記録することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、コンテンツ記録装置であって、コンテンツを解析するコンテンツ解析手段と、前記コンテンツ解析手段による解析結果に基づいて、複数入手したコンテンツを記憶媒体に記録する、又は前記記憶媒体に記録したコンテンツを削除する記録制御手段とを有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、コンテンツ記録方法であって、コンテンツを解析するコンテンツ解析工程と、前記コンテンツ解析工程による解析結果に基づいて、複数入手したコンテンツを記憶媒体に記録する、又は前記記憶媒体に記録したコンテンツを削除する記録制御工程とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ユーザが面倒な作業を行うことなく、品質の良いコンテンツを記録することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0017】
図1は、本実施形態におけるコンテンツ記録装置の構成の一例を示す図である。図1において、101はコンテンツ記録装置であり、107のコンテンツ情報テーブル記憶部、108のコンテンツ解析部、109の削除コンテンツ判定部を備えることを特徴とする。102はユーザ設定部であり、ユーザによるコンテンツの削除、入手、及び出力に関わる設定を行う。
【0018】
110は放送電波を受信するアンテナである。111はインターネットやLANなどのネットワークである。103はコンテンツ入手部であり、アンテナ110やネットワーク111を介して意味的内容が同一であるコンテンツを複数入手する。104は記憶媒体であり、入手したコンテンツを記憶する大容量のハードディスクなどである。
【0019】
112はコンテンツを表示するモニタである。105はコンテンツ出力部であり、記憶媒体104に記憶されたコンテンツをモニタ112に出力する。106はコンテンツ削除部であり、削除コンテンツ判定部109或いはユーザ設定部102からコンテンツを削除する指示を受けると、コンテンツの削除を行う。
【0020】
107はコンテンツ情報テーブル記憶部であり、記憶媒体104が記憶するコンテンツを管理するためのコンテンツ情報テーブルを記憶する。108はコンテンツ解析部であり、ノイズ解析部121、解像度解析部122、CM解析部123、テロップ解析部124の4つのコンテンツ項目解析部を備える。ここで、ノイズ解析部121はノイズ量を判定する。解像度解析部122は解像度を判定する。CM解析部123はCMの有無及びCMの時間を判定する。そして、テロップ解析部124はニュース速報などのテロップの有無及びテロップ混入時間を判定する。
【0021】
109は削除コンテンツ解析部であり、コンテンツの解析結果に評価関数を適用することで削除すべきコンテンツを判定する。
【0022】
上述のコンテンツ情報テーブルは、複数の意味的内容が同一であるコンテンツを1つのグループとして扱い、コンテンツ解析部108による解析結果と、削除コンテンツ判定部109による評価結果も記録するものである。
【0023】
ここで、コンテンツ記録装置101は、ユーザ設定部102より、複数の意味的内容が同一であるコンテンツを入手し、記録と管理を行う。その後、コンテンツを解析し、評価関数を適用することでコンテンツの品質の数値化を行い、削除するコンテンツを判定し、削除を行う。従って、複数の意味的内容が同一であるコンテンツの中から評価結果が高く、品質が良いと考えられるコンテンツを得ることができる。
【0024】
また、ユーザが入手したいコンテンツを設定することにより、コンテンツ入手部103はアンテナ110やネットワーク111を介して、意味的内容が同一であるコンテンツを複数入手し、記憶媒体104に記録する。
【0025】
また、コンテンツ情報テーブル記憶部107に記憶されるコンテンツ情報テーブルには入手経路が異なる同一のコンテンツの情報が記録され、管理される。
【0026】
ここで、コンテンツの入手経路は、地上波アナログ、BSアナログ、地上波デジタルなどの放送電波やケーブルテレビ、インターネット、LANに接続されたコンテンツサーバなどのネットワークを含む。放送電波やケーブルテレビであれば、コンテンツの放送又は再放送を受信する。
【0027】
また、インターネットやコンテンツサーバであれば、コンテンツの配信を受ける、もしくはコンテンツ自体を取得しに行く。ユーザによるコンテンツの設定にEPG(電子番組表)などコンテンツガイドを用いることで、意味的内容が同一である複数のコンテンツを検索し、入手することができる。尚、コンテンツ情報テーブルでは、意味的内容が同一であるコンテンツを1つのグループとして管理する。
【0028】
次に、コンテンツを入手後、コンテンツ解析部108が、各コンテンツの解析を行い、解析項目毎に数値化を行う。本実施形態のコンテンツ解析部108には、解析エンジンとして4つのコンテンツ項目解析部121〜124を備える。尚、これら4項目以外にも、ビットレート解析部や圧縮方式解析部などの解析部を追加することで、解析項目を増やすことが可能である。
【0029】
その後、削除コンテンツ判定部109が、コンテンツ解析部108により数値化された解析結果に重み付けを持った評価関数を適用することで、各コンテンツの最終的な評価値を算出する。算出された評価値は、コンテンツ情報テーブル記憶部107内のコンテンツ情報テーブルに登録される。そして、削除コンテンツ判定部109は意味的内容が同一であるコンテンツのグループ毎に評価値から削除するコンテンツを判定し、コンテンツ削除部108に指示を行う。
【0030】
上述の評価値は、コンテンツ同士の品質を比較する指標として用いられ、その評価値が一番高いコンテンツは他のコンテンツより品質が良いと考えられる。削除するコンテンツは、その評価値が一番高いコンテンツ以外のコンテンツから削除対象として判定される。これにより、意味的内容が同一であるコンテンツの中で一番品質の良いコンテンツを得ることができる。
【0031】
コンテンツ削除部106は、削除コンテンツ判定部109からのコンテンツ削除指示を受けることで、コンテンツ情報テーブルにある該当コンテンツ情報及び記憶媒体104に記録された該当コンテンツを削除する。
【0032】
コンテンツ出力部105は、ユーザからの指示に従って、記憶媒体104に記録されたコンテンツをモニタ112に表示する。
【0033】
尚、削除コンテンツ判定部109による削除対象であるコンテンツの判定は、評価値が一番高いコンテンツ以外のコンテンツだけに限るものではない。例えば、削除コンテンツの判定方法として、コンテンツ情報テーブルに登録された解析結果と、評価値をユーザに表示し、ユーザにどのコンテンツを削除するかを判断させても良い。
【0034】
また、コンテンツそのものを削除する場合は、複数の同一コンテンツを1つのグループとして管理しているので、該当コンテンツのグループ全てを一度に削除する。
【0035】
また、コンテンツ出力部105は、コンテンツを表示装置であるモニタ112に出力を行っているが、ネットワーク111経由で配信させても良い。
【0036】
次に、コンテンツ情報テーブル記憶部107に記憶されるコンテンツ情報テーブルを、図2、図3を用いて詳細に説明する。
【0037】
図2は、本実施形態におけるコンテンツ情報テーブルの構成例を示す図である。図2において、201はコンテンツ情報テーブルである。202、203はそれぞれコンテンツグループ1、2の情報テーブルである。コンテンツグループ1はコンテンツ名がドラマAのコンテンツを異なる入手経路から入手し、情報テーブル202として管理される。一方、コンテンツグループ2はコンテンツ名がスポーツBのコンテンツを異なる入手経路から入手し、情報テーブル203として管理される。
【0038】
尚、コンテンツグループのコンテンツ名は、ユーザが入手するコンテンツをユーザ設定部102から設定したときに登録される。
【0039】
また、本実施形態では、意味的内容が同一のコンテンツを複数の入手経路から入手する方法ついては特に言及しないが、どのような方法を適用しても良い。
【0040】
204はコンテンツ入手時に登録する入手経路、記録時間、データ量の各項目である。205はコンテンツ解析部108によるコンテンツ解析結果として登録するノイズ、解像度、CM、テロップの各項目である。206は削除コンテンツ判定部109が評価関数を用いて算出した評価値を登録する項目である。
【0041】
例えば、情報テーブル202には、No.1-1として、アナログ放送から入手し、記録時間が53分、データ量が2011MBのコンテンツが登録されている。また、No.1-3として、インターネットから入手し、記録時間が45分、データ量が2504MBのコンテンツが登録され、そのときのURLも登録されている。
【0042】
尚、情報テーブル202にはコンテンツ解析結果205及び評価値206が登録されていないので、このコンテンツグループ1はコンテンツ解析部108による解析前の状態である。
【0043】
一方、情報テーブル203にはコンテンツ解析結果及び評価値が登録されているので、このコンテンツグループ2はコンテンツ解析部108による解析後の状態である。
【0044】
図3は、コンテンツ解析、評価値出力及びコンテンツ削除後のコンテンツ情報テーブルの状態を示す図である。図3に示すように、コンテンツグループ1の情報テーブル301にはコンテンツ解析部108によるコンテンツ解析結果の各項目205が登録され、削除コンテンツ判定部109による評価値206が登録される。また、コンテンツグループ2の情報テーブル302はコンテンツ削除部106により「BSデジタル」から入手されたコンテンツが不要なコンテンツとして削除された状態である。
【0045】
ここで、コンテンツ解析部108の解析エンジンの1つであるテロップ解析部124による解析方法を、図4を用いて説明する。
【0046】
図4は、本実施形態におけるテロップ解析を説明するための図である。図4において、401〜404はある番組コンテンツの一部を時系列に並べた映像である。401はテロップ挿入前の時刻T、402はテロップ挿入時の時刻T+1、403はテロップ挿入時の時刻T+2、404はテロップ挿入後の時刻T+3のときの映像である。
【0047】
この例では、時刻T+1の映像402に、特定の連続音と映像の上部にニュース速報の文字情報405が入っている。そして、時刻T+2の映像403に、ニュース速報のテロップ406が引き続いて入っている。
【0048】
テロップ解析部124は、テロップが挿入されるときに突然入る特定の連続音と映像の上部に入る文字情報405を音声解析及び映像解析により検出すると、テロップの挿入があったと判断する。また、特定の連続音と共に挿入された文字情報405が消えるまでをテロップの挿入時間と判断する。
【0049】
次に、コンテンツの評価値に基づいて、削除コンテンツ判定部109が複数の入手経路から入手した同一のコンテンツから削除するコンテンツを判定する処理を説明する。
【0050】
本実施形態では、解析結果を1から10の10段階で数値化しており、10が最も良い数値である。例えば、「解像度」は標準のTV画質SD(Standard Definition)を5、ハイビジョンHD(High Definition)を10として数値化している。また、「CM」は総記録時間に占めるCMの時間を数値化し、「テロップ」は総記録時間に占めるテロップの時間に基づき数値化しており、CMやテロップが該当コンテンツにない場合には、10となる。
【0051】
また、「評価値」は「ノイズ」、「解像度」、「CM」、「テロップ」の数値に基づき1から10まで数値化したもので、10が最も良い数値である。本実施形態では、「評価値」を、「ノイズ」:「解像度」:「CM」:「テロップ」を3:2:1:1の重み付けで平均化し、導出する。従って、評価関数は、次式となる。
【0052】
((ノイズ)*3+(解像度)*2+(CM)*1+(テロップ)*1)/7
コンテンツグループ2(情報テーブル203)におけるNo.2-1のインターネット経由で入手したスポーツBの評価値は、以下の値となる。
【0053】
(10*3+5*2+10*1+10*1)/7 = 8.6
ここで、削除コンテンツ判定部109は、「評価値」の値から、No.2-1とNo.2-2では、No.2-1の方が品質が良いと判定する。
【0054】
尚、上述の重み付けは、ユーザが独自に設定することが可能であり、評価関数もこれに限定されるものではない。
【0055】
図3に示す情報テーブル302は、コンテンツグループ2において、品質が良いと判定したもの以外のコンテンツが削除された状態である。即ち、No.2-2が削除され、スポーツBを視聴する時は、ユーザが意識することなくNo.2-1のコンテンツが適用される。
【0056】
尚、情報テーブル301によれば、コンテンツグループ1では、No.1-2のコンテンツが他のコンテンツと比較して一番品質が良いと判定される。
【0057】
以上のように、解析結果及び評価関数が出力する評価値を用いることで、複数ある意味的内容が同一であるコンテンツ間で比較を行い、削除するコンテンツを容易、かつ定量的に判定することができる。
【0058】
次に、複数の入手経路から同一のコンテンツを入手し、入手経路毎にコンテンツを解析及び評価して不要なコンテンツを削除する処理を、図5を用いて説明する。
【0059】
図5は、本実施形態におけるコンテンツ記録装置の全体的な処理を示すフローチャートである。まず、ステップS501において、ユーザ設定部102からユーザが指定した意味的内容が同一であるコンテンツをコンテンツ入手部103が複数の入手経路により入手する。そして、ステップS502において、入手したコンテンツを記憶媒体104に記録すると共に、ステップS503において、入手したコンテンツの情報を意味的内容が同一であるコンテンツのグループ毎にコンテンツ情報テーブルに登録する。
【0060】
次に、ステップS504において、コンテンツ解析部108が解析エンジンである4つのコンテンツ項目解析部121〜124によりコンテンツを解析する。そして、ステップS505において、コンテンツの解析結果の数値をコンテンツ情報テーブルに登録する。次に、ステップS506において、コンテンツ解析部108が全ての項目について解析を終了したか否かを判断し、終了していなければ、ステップS504に戻り、上述した解析を繰り返す。
【0061】
一方、全ての項目について解析を終了するとステップS507へ進み、コンテンツ情報テーブルに登録されている全てのコンテンツに対して解析を終了したか否かを判断する。ここで、全コンテンツの解析が終了するまで、ステップS504に戻り、上述した解析を繰り返す。その後、全コンテンツの解析が終了するとステップS508へ進む。
【0062】
ステップS508では、解析結果の数値に評価関数を適用し、評価値を出力すると共に、ステップS509において、図3に示すようにコンテンツ情報テーブルの評価値の項目を更新する。
【0063】
次に、ステップS510において、削除コンテンツ判定部109による自動削除モードがオンになっているか否かを判定する。判定した結果、自動削除がオンになっていれば、ステップS511へ進み、一番評価値が高いコンテンツ以外のコンテンツを削除するようコンテンツ削除部106に指示する。一方、自動削除がオフであれば、ステップS512へ進み、解析結果及び評価値をユーザに通知し、ユーザが指定した削除するコンテンツをコンテンツ削除部106に指示する。
【0064】
次に、ステップS513において、コンテンツ削除部106が指示されたコンテンツを記憶媒体104から削除すると共に、コンテンツの情報をコンテンツ情報テーブル記憶部107から削除する。そして、ステップS514において、コンテンツをコンテンツ出力部105がモニタ112に表示する。
【0065】
例えば、複数入手したコンテンツを記憶媒体104にいったん記録し、その後、コンテンツ項目解析部121〜124によるコンテンツ解析結果に基づいて、コンテンツ削除部106が、記憶媒体104に記録したコンテンツを削除する。
【0066】
また、あるコンテンツが記憶媒体104に記録された状態において、新たなコンテンツ(意味的内容が同一のコンテンツ)がコンテンツ入手部103により入手された場合に、以下のように制御する。記憶媒体104に記録されたコンテンツとコンテンツ入手部103により入手されたコンテンツのコンテンツ項目解析部121〜124によるコンテンツ解析結果を比較する。そして、コンテンツ項目解析部121〜124によるコンテンツ解析結果に基づいて、入手部103により入手されたコンテンツの方が評価値が高い場合、先に記憶媒体104に記録されていたコンテンツを削除する。それと共に、入手部103により新たに入手されたコンテンツを記憶媒体104に記録する。
【0067】
本実施形態によれば、複数の入手経路から入手した意味的内容が同一であるコンテンツを解析し、解析結果に基づきコンテンツを評価することで、複数ある意味的内容が同一であるコンテンツの中から所望のコンテンツを容易に得ることができる。
【0068】
また、コンテンツのノイズ、解像度、CMの有無及び長さ、テロップの有無及び長さ、ビットレート、圧縮方式を解析し、評価することで、コンテンツの評価をより精度の高いものとすることができる。
【0069】
また、コンテンツの解析結果と評価値の登録、情報の表示、参照、削除時に関わる作業を行う際に、対象となる複数のコンテンツを限定することで、コンテンツの管理を容易にすることができる。
【0070】
また、評価関数によりコンテンツの評価を数値化し、その評価値を用いることで、複数のコンテンツから削除するコンテンツを容易、かつ定量的に判定することができる。
【0071】
更に、ユーザ自身が評価結果と評価値を参照し、削除するコンテンツを判定できるので、より柔軟、かつコンテンツの内容を確認することなく、所望のコンテンツを容易に選択することができる。
【0072】
更に、コンテンツを削除する場合、複数の意味的内容が同一であるコンテンツを一つ一つ削除対象として選択する手間を省き、一度で全てを消去対象とすることができる。
【0073】
従って、これまでユーザが行っていたコンテンツの品質確認作業を行う必要がなくなり、従来確認作業のために発生していた時間と負荷を省くことが可能となる。
【0074】
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0075】
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0076】
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0077】
このプログラムコードを供給するための記録媒体として、例えばフレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0078】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合である。
【0079】
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本実施形態におけるコンテンツ記録装置の構成の一例を示す図である。
【図2】本実施形態におけるコンテンツ情報テーブルの構成例を示す図である。
【図3】コンテンツ解析、評価値出力及びコンテンツ削除後のコンテンツ情報テーブルの状態を示す図である。
【図4】本実施形態におけるテロップ解析を説明するための図である。
【図5】本実施形態におけるコンテンツ記録装置の全体的な処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0081】
101 コンテンツ記録装置
102 ユーザ設定部
103 コンテンツ入手部
104 記憶媒体
105 コンテンツ出力部
106 コンテンツ削除部
107 コンテンツ情報テーブル記憶部
108 コンテンツ削除部
109 削除コンテンツ判定部
110 アンテナ
111 ネットワーク
112 モニタ
121 ノイズ解析部
122 解像度解析部
123 CM解析部
124 テロップ解析部
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成18年7月6日(2006.7.6)
【代理人】 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳

【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎

【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘

【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二


【公開番号】 特開2008−17212(P2008−17212A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−186975(P2006−186975)