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【発明の名称】 ファクシミリ送信状況管理システム
【発明者】 【氏名】勝田 均

【要約】 【課題】ファクシミリ装置にメールアドレス等の個人情報を保持させることなく、ファクシミリ送信の送信状況を遠隔地から確認できるようにする。

【構成】ファクシミリ装置10が、利用者からファクシミリ送信の開始指示を受け付けると、番号表示手段13により当該ファクシミリ送信の送信状況情報の問合せ番号が表示出力される。そして、ファクシミリ送信手段14によるファクシミリ送信の送信状況の変化に応じて、その送信状況情報と問い合わせ番号とが送信状況管理装置20に送信されて、送信状況保持手段22に対応付け保持される。利用者は、送信状況を知りたいときに、送信状況管理装置20に対して電話して前記提示された問合せ番号を入力すると、送信状況提供手段24により当該問合せ番号に対応する送信状況情報が提供され、利用者端末30の音声出力手段33から音声出力される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファクシミリ装置と、利用者端末と、を備え、
前記ファクシミリ装置は、
利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する鍵情報提示手段と、
ファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段と、
前記利用者端末からの鍵情報の受信と当該利用者端末への送信状況情報の送信とを行うファクシミリ側通信手段と、
前記利用者端末から受信した鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に前記管理側通信手段により送信する送信状況提供手段と、を備え、
前記利用者端末は、
鍵情報の入力を受け付ける鍵情報受付手段と、
前記受け付けた鍵情報の前記ファクシミリ装置への送信と当該ファクシミリ装置からの送信状況情報の受信とを行う端末側通信手段と、
前記ファクシミリ装置から受信した送信状況情報を出力する送信状況出力手段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ送信状況管理システム。
【請求項2】
ファクシミリ装置と、送信状況管理装置と、利用者端末と、を備え、
前記ファクシミリ装置は、
利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する鍵情報提示手段と、
ファクシミリ送信毎の送信状況情報及び当該送信状況情報の鍵情報の前記送信状況管理装置への送信を行うファクシミリ側通信手段と、を備え、
前記送信状況管理装置は、
前記ファクシミリ装置からの送信状況情報及び鍵情報の受信と前記利用者端末からの鍵情報の受信と当該利用者端末への送信状況情報の送信とを行う管理側通信手段と、
前記ファクシミリ装置から受信した送信状況情報と鍵情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段と、
前記利用者端末から受信した鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に前記管理側通信手段により送信する送信状況提供手段と、を備え、
前記利用者端末は、
鍵情報の入力を受け付ける鍵情報受付手段と、
前記受け付けた鍵情報の前記送信状況管理装置への送信と当該送信状況管理装置からの送信状況情報の受信とを行う端末側通信手段と、
前記送信状況管理装置から受信した送信状況情報を出力する送信状況出力手段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ送信状況管理システム。
【請求項3】
前記鍵情報受付手段は、前記提示された鍵情報を読み取ることにより鍵情報の入力を受け付け、
前記利用者端末は、前記受け付けた鍵情報を保持する鍵情報保持手段を更に備え、
前記端末側通信手段は、前記鍵情報保持手段に保持された鍵情報を送信して対応する送信状況情報を受信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のファクシミリ送信状況管理システム。
【請求項4】
前記送信状況出力手段は、音声変換手段により音声化された送信状況情報を音声出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のファクシミリ送信状況管理システム。
【請求項5】
前記送信状況出力手段は、送信状況情報を画面に表示出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のファクシミリ送信状況管理システム。
【請求項6】
利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示するファクシミリ装置と、鍵情報の入力を受け付ける利用者端末と、の通信を行う管理側通信手段と、
前記ファクシミリ装置から送信されるファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段と、
前記利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に前記管理側通信手段により送信し、当該利用者端末により出力させる送信状況提供手段と、
を備えたことを特徴とする送信状況管理装置。
【請求項7】
ファクシミリ送信を行うファクシミリ送信手段と、
利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する鍵情報提示手段と、
鍵情報の入力を受け付ける利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を当該利用者端末に送信して出力させる送信状況管理装置との通信を行うファクシミリ側通信手段と、
前記ファクシミリ送信手段によるファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを、前記送信状況管理装置に前記ファクシミリ側通信手段により送信して、当該送信状況管理装置に対応付け保持させる送信状況通知手段と、
を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項8】
ファクシミリ送信を行うファクシミリ送信手段と、
利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する鍵情報提示手段と、
前記ファクシミリ送信手段によるファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段と、
鍵情報の入力を受け付ける利用者端末との通信を行うファクシミリ側通信手段と、
前記利用者端末から受信する鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に前記ファクシミリ側通信手段により送信し、当該利用者端末により出力させる送信状況提供手段と、
を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項9】
利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示するファクシミリ装置から送信されるファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて送信状況保持手段に格納する処理を行う送信状況格納機能と、
鍵情報の入力の受け付けた利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に送信する処理を行い、当該利用者端末により出力させる送信状況提供機能と、
をコンピュータに実行させることにより構成するプログラム。
【請求項10】
利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する処理を行う鍵情報提示機能と、
鍵情報の入力の受け付ける利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を当該利用者端末に送信して出力させる送信状況管理装置に、ファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを送信する処理を行い、当該送信状況管理装置に対応付け保持させる送信状況通知機能と、
をコンピュータに実行させることにより構成するプログラム。
【請求項11】
利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する処理を行う鍵情報提示機能と、
ファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて送信状況保持手段に格納する処理を行う送信状況格納機能と、
鍵情報の入力を受け付ける利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に送信する処理を行い、当該利用者端末により出力させる送信状況提供機能と、
をコンピュータに実行させることにより構成するプログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ファクシミリ送信状況管理システム、送信状況管理装置、ファクシミリ装置、送信状況管理装置及びファクシミリ装置に係るプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ファクシミリ装置により文書画像を他の装置に送信するファクシミリ送信が、種々の場面で利用されている。
ファクシミリ送信は、送信自体に時間が掛かるだけでなく、送信相手先が通信又は通話中の場合には一定時間を待って再送処理が行われるため、送信の完了までに長時間を要することがある。このため、送信者は送信結果をその場で速やかに確認できず、しばらく時間をおいてから再びファクシミリ装置の設置場所に行き、送信状態や結果といった送信状況の確認を行っていた。
【0003】
そこで、ファクシミリ装置の設置場所に行かずとも、ファクシミリ送信の送信状況を確認できるようにするために、以下のような発明が提案されている。
【0004】
ファクシミリ装置が、送信者の識別情報が入力されているときに、ファクシミリ送信終了後に、送信結果を通知する送信結果レポート情報を形成して送信者識別情報宛の電子メールとして送信する発明が提案されている(特許文献1参照。)。
【0005】
送信依頼元ネットワーク端末から送信依頼データを送信宛先情報及び送信結果の通知先アドレス情報と共に転送された通信端末装置が、送信依頼データを送信宛先情報により指定された宛先に送信し、その送信の終了後、当該送信の結果を内容として含む電子メールを通知先アドレス情報により特定される宛先に送信する発明が提案されている(特許文献2参照。)。
【特許文献1】特開平2−172348号公報
【特許文献2】特開平11−41406号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ファクシミリ送信の送信状況の電子メールを用いた確認は、送信先のメールアドレス等の個人情報をファクシミリ装置に保持させる必要がある。しかしながら、コンビニエンスストア等に設置されて不特定の者により使用されるファクシミリ装置にメールアドレスを保持させることは、個人情報の保護の観点からすると好ましくない。
【0007】
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたものであり、ファクシミリ装置にメールアドレス等の個人情報を保持させることなく、ファクシミリ送信の送信状況を遠隔地から確認できるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ファクシミリ送信状況管理システム、送信状況管理装置、ファクシミリ装置、送信状況管理装置及びファクシミリ装置に係るプログラムとして実現される。
【0009】
請求項1に記載のファクシミリ送信状況管理システムは、ファクシミリ装置と、利用者端末と、を備え、前記ファクシミリ装置は、利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する鍵情報提示手段と、ファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段と、前記利用者端末からの鍵情報の受信と当該利用者端末への送信状況情報の送信とを行うファクシミリ側通信手段と、前記利用者端末から受信した鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に前記管理側通信手段により送信する送信状況提供手段と、を備え、前記利用者端末は、鍵情報の入力を受け付ける鍵情報受付手段と、前記受け付けた鍵情報の前記ファクシミリ装置への送信と当該ファクシミリ装置からの送信状況情報の受信とを行う端末側通信手段と、前記ファクシミリ装置から受信した送信状況情報を出力する送信状況出力手段と、を備えたことを特徴とする
【0010】
請求項2に記載のファクシミリ送信状況管理システムは、ファクシミリ装置と、送信状況管理装置と、利用者端末と、を備え、前記ファクシミリ装置は、利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する鍵情報提示手段と、ファクシミリ送信毎の送信状況情報及び当該送信状況情報の鍵情報の前記送信状況管理装置への送信を行うファクシミリ側通信手段と、を備え、前記送信状況管理装置は、前記ファクシミリ装置からの送信状況情報及び鍵情報の受信と前記利用者端末からの鍵情報の受信と当該利用者端末への送信状況情報の送信とを行う管理側通信手段と、前記ファクシミリ装置から受信した送信状況情報と鍵情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段と、前記利用者端末から受信した鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に前記管理側通信手段により送信する送信状況提供手段と、を備え、前記利用者端末は、鍵情報の入力を受け付ける鍵情報受付手段と、前記受け付けた鍵情報の前記送信状況管理装置への送信と当該送信状況管理装置からの送信状況情報の受信とを行う端末側通信手段と、前記送信状況管理装置から受信した送信状況情報を出力する送信状況出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載のファクシミリ送信状況管理システムは、請求項1又は請求項2に記載のファクシミリ送信状況管理システムにおいて、前記鍵情報受付手段は、前記提示された鍵情報を読み取ることにより鍵情報の入力を受け付け、前記利用者端末は、前記受け付けた鍵情報を保持する鍵情報保持手段を更に備え、前記端末側通信手段は、前記鍵情報保持手段に保持された鍵情報を送信して対応する送信状況情報を受信することを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載のファクシミリ送信状況管理システムは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のファクシミリ送信状況管理システムにおいて、前記送信状況出力手段は、音声変換手段により音声化された送信状況情報を音声出力することを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載のファクシミリ送信状況管理システムは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のファクシミリ送信状況管理システムにおいて、前記送信状況出力手段は、送信状況情報を画面に表示出力することを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の送信状況管理装置は、利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示するファクシミリ装置と、鍵情報の入力を受け付ける利用者端末と、の通信を行う管理側通信手段と、前記ファクシミリ装置から送信されるファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段と、前記利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に前記管理側通信手段により送信し、当該利用者端末により出力させる送信状況提供手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項7に記載のファクシミリ装置は、ファクシミリ送信を行うファクシミリ送信手段と、利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する鍵情報提示手段と、鍵情報の入力を受け付ける利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を当該利用者端末に送信して出力させる送信状況管理装置との通信を行うファクシミリ側通信手段と、前記ファクシミリ送信手段によるファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを、前記送信状況管理装置に前記ファクシミリ側通信手段により送信して、当該送信状況管理装置に対応付け保持させる送信状況通知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項8に記載のファクシミリ装置は、ファクシミリ送信を行うファクシミリ送信手段と、利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する鍵情報提示手段と、前記ファクシミリ送信手段によるファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段と、鍵情報の入力を受け付ける利用者端末との通信を行うファクシミリ側通信手段と、前記利用者端末から受信する鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に前記ファクシミリ側通信手段により送信し、当該利用者端末により出力させる送信状況提供手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項9に記載のプログラムは、利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示するファクシミリ装置から送信されるファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて送信状況保持手段に格納する処理を行う送信状況格納機能と、鍵情報の入力の受け付けた利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に送信する処理を行い、当該利用者端末により出力させる送信状況提供機能と、をコンピュータに実行させることにより構成することを特徴とする。
【0018】
請求項10に記載のプログラムは、利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する処理を行う鍵情報提示機能と、鍵情報の入力の受け付ける利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を当該利用者端末に送信して出力させる送信状況管理装置に、ファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを送信する処理を行い、当該送信状況管理装置に対応付け保持させる送信状況通知機能と、をコンピュータに実行させることにより構成することを特徴とする。
【0019】
請求項11に記載のプログラムは、利用者によるファクシミリ送信の開始指示に応じて当該ファクシミリ送信の送信状況を示す送信状況情報の特定に用いる鍵情報を提示する処理を行う鍵情報提示機能と、ファクシミリ送信毎の送信状況情報と当該送信状況情報の鍵情報とを対応付けて送信状況保持手段に格納する処理を行う送信状況格納機能と、鍵情報の入力を受け付ける利用者端末から送信される鍵情報に対応する送信状況情報を、前記送信状況保持手段から読み出して当該利用者端末に送信する処理を行い、当該利用者端末により出力させる送信状況提供機能と、をコンピュータに実行させることにより構成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によると、利用者は、ファクシミリ送信の送信状況を保持するファクシミリ装置又は送信状況管理装置に対し、ファクシミリ送信の開始指示に応じて提示された鍵情報を用いて利用者端末により問い合わせることで送信状況を確認できる。すなわち、ファクシミリ装置等にメールアドレス等の個人情報を保持させることなく、利用者が送信状況の確認を望むときに、ファクシミリ装置の設置場所に行かずとも利用者端末を用いて遠隔地から確認できる。
【0021】
また、利用者は、提示された鍵情報を見て記憶したりメモしたりしておくことで、利用者端末に鍵情報を入力して送信状況を確認できる。或いは、提示された鍵情報を撮影等により利用者端末に読み取らせ、保持させておくことで送信状況を確認できる。すなわち、提示された鍵情報を記憶や撮影等した後は、利用者は速やかにファクシミリ装置から離れることができ、送信状況の確認を望むときに利用者端末を用いて確認できる。
【0022】
また、送信状況を音声出力できるため、電話等を利用者端末として用いて送信状況を速やかに確認できる。或いは、送信状況を表示出力できるため、表示画面を有する携帯電話等を利用者端末として用いて送信状況を速やかに確認できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係るファクシミリ送信状況管理システムの概要を示している。本例のシステムは、ファクシミリ送信を行う複数のファクシミリ装置10と、ファクシミリ送信の送信状況情報を管理する送信状況管理装置20と、有線通信を行う固定電話や無線通信を行う携帯電話等の複数の電話機(利用者端末)30とが、ネットワークNを介して接続されている。
【0024】
本例のシステムでは、各ファクシミリ装置10によるファクシミリ送信の送信状況情報を送信状況管理装置20が管理しており、ファクシミリ送信の開始指示に応じてファクシミリ装置10にて提示された問合せ番号を見た利用者が、送信状況管理装置20に対して電話機30を用いて電話し、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)で問合せ番号を入力することで該当する送信状況情報を音声で聞くことができる。
【0025】
図2には、本例のファクシミリ送信状況管理システムの構成を示してある。
ファクシミリ装置10は、ネットワークNを介して他の装置との通信を行うファクシミリ側通信手段11、利用者からファクシミリ送信の開始指示を受け付ける送信指示受付手段12、ファクシミリ送信の開始指示に応じて、当該ファクシミリ送信に係る送信状況情報の特定に用いる問合せ番号(鍵情報)を表示出力する番号表示手段13、ファクシミリ送信を行うファクシミリ送信手段12、提示した問合せ番号とファクシミリ送信の送信状況情報とを送信状況管理装置20に送信して保持させる送信状況通知手段14、を備えている。
【0026】
送信状況管理装置20は、ネットワークNを介して他の装置との通信を行う管理装置側通信手段21、図3に示すように問合せ番号と送信状況情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段22、ファクシミリ装置10から受信する問合せ番号と送信状況情報とを送信状況保持手段22に対応付け保持させる送信状況格納手段23、電話機30からの問合せ番号の受信に応じて該当する送信状況情報を送信状況保持手段22から読み出して当該電話機30に送信する送信状況提供手段24、を備えている。
【0027】
なお、送信状況提供手段24は、送信状況情報を電話機30により音声として出力するために、送信状況情報を音声に変換する音声変換手段25を備えている。本例では、従来の電話機30をそのまま利用できるように、送信状況管理装置20に音声変換手段25を備えて音声変換しているが、電話機30に音声変換機能を持たせるようにしてもよい。
【0028】
電話機(利用者端末)30は、ネットワークNを介して他の装置との通信を行う端末側通信手段31、利用者から問合せ番号の入力を受け付ける番号入力受付手段32、受け付けた問合せ番号の送信状況管理装置20への送信に対応して受信する音声変換された送信状況情報を音声出力する音声出力手段33、を備えている
【0029】
本例のファクシミリ装置10は、外部記憶媒体に対するデータアクセスを行う外部媒体アクセス部、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェア資源を有しており、本発明に係るプログラムを記憶保持した外部記憶媒体やHDDから当該プログラムを読み出し、RAM上に展開してCPUに演算処理させることにより番号表示手段13、送信状況通知手段14を構成しているが、専用の電子回路により構成するようにしてもよい。
【0030】
本例の送信状況管理装置20は、外部媒体アクセス部、HDD、RAM、CPU等のハードウェア資源を有しており、本発明に係るプログラムを記憶保持した外部記憶媒体やHDDから当該プログラムを読み出し、RAM上に展開してCPUに演算処理させることにより送信状況格納手段23、送信状況提供手段24を構成しているが、専用の電子回路により構成するようにしてもよい。
【0031】
本例のファクシミリ送信状況管理システムでは、ファクシミリ装置10と送信状況管理装置20とを別体に構成してネットワークNを介して通信するようにしているが、後述する第2実施例に示すように、ファクシミリ装置10に送信状況管理装置20の各機能を設けて一体に構成するようにしてもよい。
【0032】
本例のファクシミリ送信状況管理システムによる処理手順を具体的に説明する。
例えば、利用者が、出先近くにあるコンビニエンスストアに設置されたファクシミリ装置10にて、当該ファクシミリ装置10に設けられたボタン等の入力部を操作してファクシミリ送信の開始指示を入力したとする。
【0033】
送信指示受付手段12がファクシミリ送信の開始指示を受け付けると、番号表示手段13が、当該ファクシミリ送信の送信状況情報の特定に用いる問合せ番号を、当該ファクシミリ装置10に設けられた液晶画面等に表示する。利用者は、問合せ番号を記憶またはメモした後は、当該問合せ番号を用いて送信状況情報を確認できるため、ファクシミリ装置10から離れて他の行動をとることができる。
【0034】
そして、ファクシミリ送信手段14によるファクシミリ送信の送信状況の変化に応じて、送信状況通知手段15が、送信状況を示す送信状況情報と提示した問合せ番号とをファクシミリ側通信手段11を介して送信状況管理装置20に送信する。送信状況管理装置20は、送信状況情報と問合せ番号とをファクシミリ装置10から受信すると、送信状況格納手段23が、これらを対応付けて送信状況保持手段22に保持させる。
【0035】
本例では、送信状況通知手段15は、先行のファクシミリ送信の終了を待機していることを示す「送信待ち」、送信先装置が行っている他の装置との通信の終了を待機していることを示す「再送待ち」、ファクシミリ送信中であることを示す「送信中」、ファクシミリ送信が終了したことを示す「送信終了」等の、送信状況に応じた送信状況情報を送信している。したがって、送信状況保持手段22に保持された送信状況情報により、現在の送信状況を把握することができる。
【0036】
利用者は、ファクシミリ送信がどうなったかを知りたい場合には、まず、電話機(利用者端末)30を用いて送信状況管理装置20に対して電話をかける。その後、送信状況管理装置20からの音声案内に従って、電話機30に設けられたボタン等の番号入力受付手段32を操作して、記憶またはメモしておいた問合せ番号を入力すると、当該入力された問合せ番号がDTMFにより端末側通信手段31を介して送信状況管理装置20に送信される。
【0037】
送信状況管理装置20は、電話機30から問合せ番号を受信すると、送信状況提供手段24が、当該問合せ番号に対応する送信状況情報を送信情況保持手段22から読み出し、音声変換手段25により音声変換して管理装置側通信手段21を介して電話機30に送信する。電話機30は、音声変換された送信状況情報を受信して音声出力手段33により音声出力する。利用者は、その音声を聞くことにより、ファクシミリ送信の送信状況を知ることができる。
【0038】
なお、本例では、ファクシミリ装置10が、問合せ番号を番号表示手段13により表示出力しているが、問合せ番号を印刷出力するように構成してもよく、利用者は、問合せ番号を記憶またはメモすることなく、問合せ番号が印刷された紙を見ながら電話機30に入力することができる。
【0039】
次に、本発明の第2実施例に係るファクシミリ送信状況管理システムを、図4に示すシステム構成を用いて説明する。
本例では、ファクシミリ送信を行うと共にその送信状況情報を管理するファクシミリ装置50と、画像撮影機能を有する携帯電話(利用者端末)60とが、ネットワークNを介して接続されている。
【0040】
本例のシステムでは、ファクシミリ送信の開始指示に応じてファクシミリ装置50にて提示された2次元バーコードが示すURL(Uniform Resource Locator)を、携帯電話60の画像撮影機能で読み取っておき、当該URLに示された格納先から該当する送信状況情報を読み出して、その表示を見ることができる。
【0041】
ファクシミリ装置50は、ネットワークNを介して他の装置との通信を行うファクシミリ側通信手段51、利用者からファクシミリ送信の開始指示を受け付ける送信指示受付手段52、ファクシミリ送信の開始指示に応じて、当該ファクシミリ送信に係る送信状況情報の格納先を示すURL(鍵情報)を2次元バーコードとして表示出力するバーコード表示手段53、ファクシミリ送信を行うファクシミリ送信手段54、図5に示すようにURLと送信状況情報とを対応付けて保持する送信状況保持手段55、提示したURLとファクシミリ送信の送信状況情報とを送信状況保持手段55に対応付け保持させる送信状況格納手段56、携帯電話60からのURLの受信に応じて該当する送信状況情報を送信状況保持手段55から読み出して当該携帯電話60に送信する送信状況提供手段57、を備えている。
【0042】
携帯電話(利用者端末)60は、ネットワークNを介して他の装置との通信を行う端末側通信手段61、2次元バーコードを画像撮影機能により撮影読み取りし、当該2次元バーコードに示されたURLの入力を受け付けるバーコード入力受付手段62、受け付けたURLを格納保持するメモリ63、メモリ63に保持されたURLのファクシミリ装置10への送信に対応して受信する送信状況情報を表示出力する表示出力手段64、を備えている。
【0043】
本例のファクシミリ装置50は、外部媒体アクセス部、HDD、RAM、CPU等のハードウェア資源を有しており、本発明に係るプログラムを記憶保持した外部記憶媒体やHDDから当該プログラムを読み出し、RAM上に展開してCPUに演算処理させることによりバーコード表示手段53、送信状況格納手段56、送信状況提供手段57を構成しているが、専用の電子回路により構成するようにしてもよい。
【0044】
本例のファクシミリ送信状況管理システムでは、ファクシミリ送信の送信状況の管理に係る各機能をファクシミリ装置50に備えているが、前述の第1実施例に示すように、ファクシミリ送信の送信状況を管理する送信状況管理装置を別途備えて、ネットワークNを介して通信するように構成してもよい。
【0045】
本例のファクシミリ送信状況管理システムによる処理手順を具体的に説明する。
例えば、利用者が、出先近くにあるコンビニエンスストアに設置されたファクシミリ装置10にて、当該ファクシミリ装置50に設けられたボタン等の入力部を操作してファクシミリ送信の開始指示を入力したとする。
【0046】
送信指示受付手段52がファクシミリ送信の開始指示を受け付けると、バーコード表示手段53が、当該ファクシミリ送信の送信状況情報の格納先を示すURLを2次元バーコードとして当該ファクシミリ装置10に設けられた液晶画面等に表示する。利用者が、2次元バーコードを携帯電話60の画像撮影機能により撮影読み取りすると、バーコード入力受付手段が、当該2次元バーコードに示されたURLをメモリ63に格納保持させる。これにより、当該URLを用いて送信状況情報を確認できるため、利用者は、ファクシミリ装置50から離れて他の行動をとることができる。
【0047】
そして、ファクシミリ送信手段54によるファクシミリ送信の送信状況の変化に応じて、送信状況格納手段56が、送信状況を示す送信状況情報と提示したURLとを対応付けて送信状況保持手段55に保持させる。したがって、送信状況保持手段55に保持された送信状況情報により、現在の送信状況を把握することができる。
【0048】
利用者は、ファクシミリ送信がどうなったかを知りたい場合には、携帯電話(利用者端末)60を操作して、メモリ63に保持されたURLを端末側通信手段61を介してファクシミリ装置50に送信する。
【0049】
ファクシミリ装置50は、携帯電話60からURLを受信すると、送信状況提供手段57が、当該URLに対応する送信状況情報を送信情況保持手段55から読み出してファクシミリ側通信手段51を介して携帯電話60に送信する。携帯電話60は、受信した送信状況情報を表示出力手段64により液晶画面等に表示出力する。利用者は、その表示を見て、ファクシミリ送信の送信状況を知ることができる。
【0050】
なお、本例では、ファクシミリ装置50が、2次元バーコードをバーコード表示手段53により表示出力しているが、2次元バーコードを印刷出力するように構成してもよく、利用者は、紙に印刷された2次元バーコードを携帯電話60で撮影読み取りさせることができる。
【0051】
また、例えば、ファクシミリ装置50の液晶画面等にURLを表示出力し、利用者が、キーボード等の入力機器の操作により当該URLを利用者端末に入力するようにしてもよく、ノートPC等のような画像撮影機能を有さない利用者端末を、本例のシステムに用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の第1実施例に係るファクシミリ送信状況管理システムの概要を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るファクシミリ送信状況管理システムの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るファクシミリ送信状況管理システムの送信状況保持手段の保持データを説明する図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るファクシミリ送信状況管理システムの構成を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るファクシミリ送信状況管理システムの送信状況保持手段の保持データを説明する図である。
【符号の説明】
【0053】
10、50:ファクシミリ装置、 20:送信状況管理装置、
30、60:利用者端末、 12:送信指示受付手段、
13:番号表示手段、 14:ファクシミリ送信手段、
15:送信状況通知手段、 22:送信状況保持手段、
23:送信状況格納手段、 24:送信状況提供手段、
32:番号入力受付手段、 33:音声出力手段、
52:送信指示受付手段、 53:バーコード表示手段、
54:ファクシミリ送信手段、 55:送信状況保持手段、
56:送信状況格納手段、 57:送信状況提供手段、
62:バーコード入力受付手段、 64:表示出力手段
【出願人】 【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
【出願日】 平成18年7月6日(2006.7.6)
【代理人】 【識別番号】100114937
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 裕幸


【公開番号】 特開2008−17202(P2008−17202A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−186904(P2006−186904)