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【発明の名称】 画像処理装置
【発明者】 【氏名】藏本 秀俊

【要約】 【課題】テキストデータがイメージデータよりも重要な情報を多く含むことに着目し、画像データを内部の大容量記憶手段と外部記録媒体とに分散して記憶する際に、テキスト部とイメージ部とに分けることで、外部記録媒体には小容量の分散ですみ、アクセススピードを減退させることなく、実用性の高い機密保持を実現する。

【構成】画像読取装置4で読み取った画像データ、外部I/F110等から入力された画像データに対して、テキスト部170とイメージ部168とに分離し、基本的にはデータ量が少なく、かつ重要な情報を含む可能性が高いテキスト部170のデータを記録メディア182に記憶すると共に、データ量が多く、比較的重要性の低いイメージ部168のデータをハードディスク176に記憶する。ハードディスク176が取り外され、持ち出し先で記憶されたデータを復元しようとしても、重要なデータが存在しないため、機密を保持することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿画像を読み取って画像データを生成するスキャナ機能、並びに前記スキャナ機能により生成された画像データ或いは外部インタフェースを介して入力される画像データに基づいて画像を形成するプリンタ機能の少なくとも一方を備えた画像処理装置であって、
前記生成された画像データ又は入力された画像データを記憶する不揮発性の大容量記憶手段と、
携帯可能な外部記録媒体が着脱可能な装填部が設けられ、当該装填部に装填された外部記録媒体との電気的接続による画像データの読み書きを可能とする外部記録媒体インタフェース手段と、
前記生成された画像データ又は入力された画像データを分析して、テキスト部とイメージ部とに分類する画像データ分類手段と、
前記画像データ分類手段で分類された前記イメージ部の画像データを前記大容量記憶手段に記憶すると共に、前記テキスト部の画像データを前記外部記録媒体インタフェースを介して外部記録媒体に記憶する分散記憶制御手段と、
を有する画像処理装置。
【請求項2】
前記テキスト部の画像データを圧縮処理する圧縮処理手段と、予め定められた座標のビットを抽出するビット抽出手段と、をさらに備え、前記入力される画像データの記述言語に基づいて、前記圧縮処理又はビット抽出の少なくとも一方を適用することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記スキャナ機能によって生成される画像データにおいて、前記圧縮処理手段により圧縮処理を施すと共に、前記テキスト部の画像データ量が、前記外部記録媒体の記憶容量を超えている場合は、前記ビット抽出手段により、前記外部記録媒体の記憶容量よりも少ない容量分、前記テキスト部の画像データの一部をビット単位で抽出して、前記外部記録媒体に記憶し、非抽出のテキスト部の画像データを前記大容量記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記プリンタ機能により画像を形成する場合の画像データにおいて、前記テキスト部の画像データ量が、前記外部記録媒体の記憶容量を超えている場合は、前記圧縮処理手段により前記外部記録媒体の記憶容量よりも少なくなるように、圧縮処理を施すことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿画像を読み取って画像データを生成するスキャナ機能、並びに前記スキャナ機能により生成された画像データ或いは外部インタフェースを介して入力される画像データに基づいて画像を形成するプリンタ機能の少なくとも一方を備えた画像処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
オフィスにおいては、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ等の多様な機能を備えた複合機(画像処理装置)がエリアネットワーク(LAN、WAN等)に接続され、複数人で使用することが多い。
【0003】
このような画像処理装置は、当該装置内に画像データを一時的に記憶する不揮発性の大容量記憶手段として、ハードディスクを搭載している。
【0004】
ところで、複数人で使用する画像処理装置の環境下では、不正にハーディスクが取り外される可能性があり、このハードディスクに記憶されている画像データが再現されると、情報の流出につながる。
【0005】
このため、画像データの機密保持を目的として、特許文献1には、画像蓄積制御部において、画像処理部により画像処理が施された1ページ分の画像データがページメモリに蓄積される度に、その画像データを読み出し、ハードディスクと記録メディアに分けて転送して書き込むことが提案されている。
【0006】
例えば、転送単位が16ビットの場合に、16ビット中の1ビットを記録メディアに、残りをハードディスクに分けて記憶させる。
【0007】
このとき、1ワード(転送単位)の画像データを最上位ビットから最下位ビットまでをD15〜D0とすると、最上位ビットD15を記録メディアに転送すべき画像データとして処理する。また、残りのデータ(D14〜D0)を16ビットデータとして再構成し、それをハードディスクに転送すべきデータとして処理している。
【0008】
これにより、ハードディスク等の不揮発性記憶手段が不正に取り外されても、持ち出し先で有効な情報を再現することができなくなる。
【特許文献1】特開2004−187223公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1の技術では、画像データの種類(イメージなのかテキストなのか)に関係なく、転送ビットの一部を記録メディアに振り分けているため、ハーディスクが持ち出されても、記憶されているデータから情報を再現できなくするためには、記録メディアに振り分ける画像データ量を多くしなければならない。このため、記録メディアとして大容量のものを利用せざるを得ず、また、記憶容量が増えれば記憶に要する時間(アクセススピード)が長くなったり、読み戻す時間が長くなって、実用性に乏しいものとなっている。
【0010】
本発明は上記事実を考慮し、テキストデータがイメージデータよりも重要な情報を多く含むことに着目し、画像データを内部の大容量記憶手段と外部記録媒体とに分散して記憶する際に、テキスト部とイメージ部とに分けることで、外部記録媒体には小容量の分散ですみ、アクセススピードを減退させることなく、実用性の高い機密保持を実現することができる画像処理装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、原稿画像を読み取って画像データを生成するスキャナ機能、並びに前記スキャナ機能により生成された画像データ或いは外部インタフェースを介して入力される画像データに基づいて画像を形成するプリンタ機能の少なくとも一方を備えた画像処理装置であって、前記生成された画像データ又は入力された画像データを記憶する不揮発性の大容量記憶手段と、携帯可能な外部記録媒体が着脱可能な装填部が設けられ、当該装填部に装填された外部記録媒体との電気的接続による画像データの読み書きを可能とする外部記録媒体インタフェース手段と、前記生成された画像データ又は入力された画像データを分析して、テキスト部とイメージ部とに分類する画像データ分類手段と、前記画像データ分類手段で分類された前記イメージ部の画像データを前記大容量記憶手段に記憶すると共に、前記テキスト部の画像データを前記外部記録媒体インタフェースを介して外部記録媒体に記憶する分散記憶制御手段と、を有している。
【0012】
本発明によれば、生成又は入力された画像データを画像データ分類手段により、テキスト部とイメージ部とに分類し、分散記憶制御手段によりテキスト部を外部記録媒体に記憶し、イメージ部を大容量記憶手段に記憶する。なお、大容量記憶手段としては、ハードディスクが代表的である。
【0013】
これにより、大容量記憶手段が画像処理装置から取り外され、持ち出し先でデータを再現しようとしても、重要なデータ(すなわち、テキストデータ)が存在しないため、機密を保持することができる。
【0014】
また、テキストデータはイメージデータに比べて小容量であるため、外部記録媒体とのアクセススピードが減退することがない。
【0015】
本発明において、前記テキスト部の画像データを圧縮処理する圧縮処理手段と、予め定められた座標のビットを抽出するビット抽出手段と、をさらに備え、前記入力される画像データの記述言語に基づいて、前記圧縮処理又はビット抽出の少なくとも一方を適用することを特徴としている。
【0016】
外部記録媒体への記憶の際、画像データの記述言語に基づいて、画像データを圧縮するか(圧縮処理手段)、或いは予めビットを抽出するか(ビット抽出手段)の少なくとも一方を適用することで、さらに外部記録媒体への記憶容量を減らすことができる。
【0017】
また、本発明において、前記スキャナ機能によって生成される画像データにおいて、前記圧縮処理手段により圧縮処理を施すと共に、前記テキスト部の画像データ量が、前記外部記録媒体の記憶容量を超えている場合は、前記ビット抽出手段により、前記外部記録媒体の記憶容量よりも少ない容量分、前記テキスト部の画像データの一部をビット単位で抽出して、前記外部記録媒体に記憶し、非抽出のテキスト部の画像データを前記大容量記憶手段に記憶することを特徴としている。
【0018】
スキャナ機能による読取動作で生成される画像データは、ビットマップデータであり、まず、圧縮処理を施した後、外部記録媒体の記憶容量を超えている場合には、テキスト部の画像データの一部をビット単位で抽出する。言い換えれば、テキストデータを間引いて外部記録媒体に記憶する。なお、その他は大容量記憶手段に記憶する。
【0019】
さらに、本発明において、前記プリンタ機能により画像を形成する場合の画像データにおいて、前記テキスト部の画像データ量が、前記外部記録媒体の記憶容量を超えている場合は、前記圧縮処理手段により前記外部記録媒体の記憶容量よりも少なくなるように、圧縮処理を施すことを特徴としている。
【0020】
プリンタ機能により画像を形成する場合の画像データは、PDL(Page Description Language)であり、ビット抽出はできない。そこで、外部記録媒体の記憶容量を超えている場合は、外部記録媒体の記憶容量よりも少なくなるように、圧縮処理を施す。
【発明の効果】
【0021】
以上説明した如く本発明では、テキストデータがイメージデータよりも重要な情報を多く含むことに着目し、画像データを内部の大容量記憶手段と外部記録媒体とに分散して記憶する際に、テキスト部とイメージ部とに分けることで、外部記録媒体には小容量の分散ですみ、アクセススピードを減退させることなく、実用性の高い機密保持を実現することができるという優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
(デジタルカラー複合機の構成)
図1には、本実施の形態に係る画像処理装置としてのタンデム型のデジタルカラー複合機104が示されている。
【0023】
図1において、タンデム型のデジタルカラー複合機104には、本体1内に画像形成処理を実行する画像形成装置106が格納されている。また、本体1の上部には、原稿2をプラテンガラス5上に自動的に搬送する自動原稿搬送装置3を備え、プラテンガラス5上に載置された原稿2の画像を読み取る画像読取装置4が配設されている。
【0024】
この画像読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るように構成されている。
【0025】
上記画像読取装置4によって読み取られた原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとしてメインコントローラ12に送られ、このメインコントローラ12では、原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
【0026】
(画像形成装置)
以下、画像形成装置106の構成について説明する。この画像形成装置106は、画像形成制御装置107によって、各部の駆動が制御されるようになっている。
【0027】
図1に示される如く、メインコントローラ12で所定の画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)(各8bit)の4色の原稿色材階調データ(ラスタデータ)に変換され、次に述べるように、画像形成装置106の一部を構成する、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cの露光装置14K、14Y、14M、14Cに送られ、これらの露光装置14K、14Y、14M、14Cでは、所定の色の原稿色材階調データに応じてレーザー光による画像露光が感光体ドラム15に対して行われる。
【0028】
ところで、上記タンデム型のデジタルカラー複合機本体1の内部には、上述したように、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4つの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cが、水平方向に一定の間隔をおいて搬送方向に略直線的に配置されている。
【0029】
上記4つの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cは、すべて同様に構成されているため、画像形成ユニット13Kの構成について説明し、他の画像形成ユニット13Y、13M、13Cの構成については、符号の末尾を「Y」又は「M」又は「C」に置き換えることで説明を省略する。
【0030】
この画像形成ユニット13Kは、大別して、所定の回転速度で回転する感光体ドラム15Kと、この感光体ドラム15Kの表面を一様に帯電する一次帯電用のスコロトロン16Kと、当該感光体ドラム15Kの表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像露光装置としての露光装置14Kと、感光体ドラム15K上に形成された静電潜像を現像する現像器17Kと、クリーニング装置18Kとから構成されている。
【0031】
上記露光装置14Kは、半導体レーザー19Kを原稿色材階調データに応じて変調して、この半導体レーザー19Kからレーザー光LBを階調データに応じて出射する。この半導体レーザー19Kから出射されたレーザー光LBは、反射ミラーを介して回転多面鏡22Kによって偏向走査され、最終的に反射ミラー23Kを介して像担持体としての感光体ドラム15K上に走査露光される。
【0032】
図1に示すように、上記メインコントローラ12からは、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cの露光装置14K、14Y、14M、14Cに各色の画像データ(ラスタデータ)が順次出力され、これらの露光装置14K、14Y、14M、14Cから画像データに応じて出射されるレーザービームLBが、それぞれの感光体ドラム15K、15Y、15M、15Cの表面に走査露光されて静電潜像が形成される。上記各感光体ドラム15K、15Y、15M、15Cに形成された静電潜像は、現像器17K、17Y、17M、17Cによって、それぞれブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像として、現像される。
【0033】
上記各画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cの感光体ドラム15K、15Y、15M、15C上に、順次形成されたブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像は、画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cの下方に配置された中間転写体としての中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26K、26Y、26M、26Cによって多重に転写される。この中間転写ベルト25は、ドライブロール27と、スリッピングロール28と、ステアリングロール29と、アイドルロール30と、バックアップロール31と、アイドルロール32との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものが用いられる。
【0034】
上記中間転写ベルト25上のトナー像が転写される記録用紙34は、図1に示すように、トレイユニット39から所定のサイズの記録用紙34(並列搬送の場合は、その並列数に相当する複数枚の記憶用紙を含む)が、給紙ローラ42及び用紙分離搬送用のローラ対43によって、レジストロール47まで一旦搬送される。
【0035】
その後、記録用紙34は、所定のタイミングで回転駆動されるレジストロール47によって2次転写位置へ送出される。
【0036】
一方、上記中間転写ベルト25上に多重に転写されたブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像は、バックアップロール31に圧接する2次転写ロール33によって、圧接力及び静電気力で、2次転写位置に搬送された記録用紙34上に転写される。この各色のトナー像が転写された記録用紙34は、搬送ベルト35によって定着器37へと搬送される。そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙34は、定着器37によって熱及び圧力で定着処理を受け、複合機本体1の外部に設けられた排出トレイ38上に排出される。
【0037】
ここで、本実施の形態では、画像読取装置4は、本体1に設けられたUI(ユーザインターフェース)108の操作によって、「コピーモード」又は「スキャンモード」を選択した場合に起動する。なお、「コピーモード」では、画像読取装置4と共に画像形成装置106が起動することになる。
【0038】
一方、待機状態のメインコントローラ12には、前記画像読取装置4によって読み取った画像データの他、外部I/F(インターフェース)110を介して、PCから画像データを含むジョブデータが入力されるようになっている。さらに、本実施の形態では、図2に示される如く、外部記録媒体である記録メディア182が着脱可能なスロット180が設けられており、このスロット180に装填された記録メディア182に記憶された画像データが、外部記録媒体I/F(インタフェース)178を介してメインコントローラ12に入力されるようになっている。なお、メインコントローラ12では、記録メディア182から画像データを読み出す機能の他、当該記録メディアに対して画像データを出力して記憶させる機能を備えている(読み書き可能)。
【0039】
このPCからの画像形成指示があると「プリンタモード」となり画像形成装置106のみが起動する。
【0040】
本実施の形態のデジタルカラー複合機104(画像処理装置)では、「コピーモード」、「スキャンモード」、「プリンタモード」の3つのモードから処理モードが選択可能であり、それぞれのモードに応じて、画像読取装置4及び画像形成装置106が選択的に起動する。
【0041】
図2には、上記デジタルカラー複合機104のメインコントローラ12を構成する制御系の概略構成(制御ブロック)図が示されている。
【0042】
メインコントローラ12は、2連のコントロールユニット12A、12Bで構成されている。
【0043】
コントロールユニット12Aは、主として画像データ入力系制御を司る。
【0044】
コントロールユニット12Aは、バス150に対してメモリコントローラバスブリッジ152Aを介して、第1のCPU156と第1のメモリ154とが接続されている。
【0045】
また、バス150には、イメージ抽出部158と、テキスト抽出部160とが接続されている。イメージ抽出部158には、イメージ用ローカルメモリ162が接続され、テキスト部160には、テキスト用ローカルメモリ164が接続されている。
【0046】
イメージ抽出部158では、画像読取装置4、外部I/F110等から入力される画像166(図3参照)の画像データに対して、イメージ部168(図3参照)のデータを抽出して、一旦イメージ用ローカルメモリ162に記憶し、後述する第2のCPU172(コントロールユニット12B)からの指令で、イメージ用ローカルメモリ162からイメージデータを読み出して、バス150を介してコントロールユニット12Bへ送出する。
【0047】
テキスト抽出部160では、画像読取装置4、外部I/F110等から入力される画像166(図3参照)の画像データに対して、テキスト部170(図3参照)のデータを抽出して、一旦テキスト用ローカルメモリ164に記憶し、後述する第2のCPU172(コントロールユニット12B)からの指令で、テキスト用ローカルメモリ164からテキストデータを読み出して、バス150を介してコントロールユニット12Bへ送出する。
【0048】
コントロールユニット12Bは、主として画像データ出力系制御を司る。
【0049】
コントロールユニット12Bは、バス150に対してメモリコントローラバスブリッジ152Bを介して、第2のCPU172と第2のメモリ174とが接続されている。
【0050】
また、バス150には、不揮発性の大容量記憶手段としてのハードディスク176と、外部記録媒体I/F178とが接続されている。なお、外部記録媒体I/F178には、前述した記憶メディア装填用のスロット180が接続されている。
【0051】
さらに、バス150には、出力補正手段181が接続され、画像データを画像形成装置106へ出力の際に様々な補正処理が実行されるようになっている。
【0052】
第2のCPU172では、画像形成処理の際に、コントロールユニット12Aのイメージ抽出部158及びデキスト抽出部160に対して、画像データを要求する。
【0053】
この要求によって、入力する画像データ(既に、イメージデータとテキストデータとに分離されている)は、一旦、第2のメモリ174に記憶された後、イメージデータはハードディスク176に記憶され、テキストデータは、スロット180に装填された記録メディア182に記憶される。
【0054】
なお、イメージデータのハードディスク176への記憶、テキストデータの記録メディア182への記憶後は、第2のメモリ174の記憶内容が消去されるようになっている。
【0055】
以下に本実施の形態の作用を図4及び図5のフローチャートに従い説明する。
【0056】
図4は、画像読取装置における画像読取時の画像データ分離制御の流れを示している。
【0057】
ステップ200では、読み取りが完了したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ202へ移行してイメージ部168とテキスト部170(図3参照)とに分離処理を行いステップ204へ移行する。
【0058】
ステップ204では、テキスト部170、すなわちテキストデータは記憶メディア182の記憶容量を超えたか否かが判断され、超えている場合はステップ206へ移行してフラグFをセット(1)し、超えていない場合はステップ208へ移行してフラグFをリセットし、それぞれステップ210へ移行する。
【0059】
ステップ210では、読取データを記憶するためのパケット転送を開始し、ステップ212へ移行する。
【0060】
ステップ212では、転送されるデータ(分離画像)が、テキスト部170のものか、イメージ部168のものかを判断し、テキスト部170のものである場合は、ステップ214へ移行して圧縮処理を施した後、ステップ216へ移行する。
【0061】
ステップ216では、フラグFがセット(1)されているか否かが判断され、肯定判定されると、テキスト部170のデータ量が記録メディア182の記憶容量を超えていると判断され、ステップ218へ移行して、予め設定した位置の所定のビットを抽出して記録メディア182へ記憶すると共に、抽出されなかった(非抽出)のビットをハードディスク176に記憶して、ステップ224へ移行する。
【0062】
また、ステップ216で否定判定(すなわちフラグFがリセット(0))された場合は、テキスト部170のデータ量が記録メディア182の記憶容量を超えていないと判断され、ステップ220へ移行して、全てのテキスト部170のデータを記録メディア182へ記憶して、ステップ224へ移行する。
【0063】
一方、前記ステップ212において、イメージ部168のものと判断された場合は、ステップ212からステップ222へ移行して、全てのイメージ部168のデータをハードディクス176に記憶して、ステップ224へ移行する。
【0064】
ステップ224では、全てのデータの格納(記憶)が終了したか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ212へ戻り、上記工程を繰り返す。
【0065】
また、ステップ224で肯定判定された場合には、このルーチンは終了する。
【0066】
次に、図5は、主として外部I/F110から入力され、画像形成装置106において画像形成されるPDL画像データの分離制御の流れを示している。
【0067】
ステップ250では、PDL受信が完了したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ252へ移行してイメージ部168とテキスト部170(図3参照)とに分離処理を行いステップ254へ移行する。
【0068】
ステップ254では、テキスト部170、すなわちテキストデータは記憶メディア182の記憶容量を超えたか否かが判断され、超えている場合はステップ256へ移行してフラグFをセット(1)し、超えていない場合はステップ258へ移行してフラグFをリセットし、それぞれステップ262へ移行する。
【0069】
ステップ262では、転送されるデータ(分離画像)が、テキスト部170のものか、イメージ部168のものかを判断し、テキスト部170のものである場合は、ステップ264へ移行して、フラグFがセット(1)されているか否かが判断される。
【0070】
ステップ264で肯定判定されると、テキスト部170のデータ量が記録メディア182の記憶容量を超えていると判断され、ステップ266へ移行して、圧縮処理を施し、ステップ268へ移行する。
【0071】
また、ステップ264で否定判定(すなわちフラグFがリセット(0))された場合は、テキスト部170のデータ量が記録メディア182の記憶容量を超えていないと判断され、ステップ268へ移行する。
【0072】
ステップ268では記憶メディア182へ全てのテキストデータを記憶し、ステップ272へ移行する。
【0073】
一方、前記ステップ262において、イメージ部168のものと判断された場合は、ステップ262からステップ270へ移行して、全てのイメージ部168のデータをハードディクス176に記憶して、ステップ272へ移行する。
【0074】
ステップ272では、全てのデータの格納(記憶)が終了したか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ262へ戻り、上記工程を繰り返す。
【0075】
また、ステップ272で肯定判定された場合には、このルーチンは終了する。
【0076】
以上説明したように、画像読取装置4で読み取った画像データ、外部I/F110等から入力された画像データに対して、テキスト部170とイメージ部168とに分離し、基本的には、データ量が少なく、かつ重要な情報を含む可能性が高いテキスト部170のデータを記録メディア182に記憶すると共に、データ量が多く、比較的重要性の低いイメージ部168のデータをハードディスク176に記憶する。
【0077】
この結果、画像処理装置104からハードディスク176が取り外され、持ち出し先で記憶されたデータを復元しようとしても、重要なデータが存在しないため、機密を保持することができる。
【0078】
なお、このとき、テキスト部170のデータが記録メディア182の記憶容量よりも多い場合には、テキスト部170のデータの一部をビット単位で抽出したり、圧縮処理を施すことで対応可能である。この場合、テキストデータであるため、イメージデータのような解像度が変化するといった不具合はない。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本実施の形態に係る画像処理装置の概略図である。
【図2】画像処理装置の制御ブロック図である。
【図3】画像データをイメージ部とテキスト部とに分離する場合の概念図である。
【図4】画像読取装置によりよみとったビットマップデータに対するデータ分離制御の流れを示すフローチャートである。図である。
【図5】外部I/F等から入力されるPDLデータに対するデータ分離制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0080】
4 画像読取装置
12 メインコントローラ
12A、12B コントロールユニット
110 外部I/F
104 デジタルカラー複合機
106 画像形成装置
152A メモリコントローラバスブリッジ
152B メモリコントローラバスブリッジ
154 第1のメモリ
156 第1のCPU(分散記憶制御手段)
158 イメージ抽出部(画像データ分類手段)
160 テキスト抽出部(画像データ分類手段)
162 イメージ用ローカルメモリ
164 テキスト用ローカルメモリ
166 画像
168 イメージ部
170 テキスト部
172 第2のCPU(分散記憶制御手段)
174 第2のメモリ
176 ハードディスク
178 外部記録媒体I/F(外部記録媒体インタフェース手段)
180 スロット(外部記録媒体インタフェース手段)
181 出力補正手段
182 記録メディア(外部記録媒体)
【出願人】 【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
【出願日】 平成18年7月6日(2006.7.6)
【代理人】 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳

【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳

【識別番号】100085279
【弁理士】
【氏名又は名称】西元 勝一

【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志


【公開番号】 特開2008−17196(P2008−17196A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−186808(P2006−186808)