| 【発明の名称】 |
撮影装置および方法並びにプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】寒河江 幸治
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| 【要約】 |
【課題】撮影者が所望とする人物にピントがあった画像を得ることができるようにする。
【構成】顔検出部80がスルー画像に含まれる顔を検出する。スルー画像に複数の顔が含まれる場合、1つの顔を選択状態とし、入力手段13からの入力により選択状態とする顔を変更し、選択状態とされた顔に合焦するようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 撮影により被写体のスルー画像および本画像を取得する撮影手段と、撮影時に前記被写体上の所定の位置に合焦する合焦手段と、各種入力を行う入力手段と、前記スルー画像および前記本画像を含む各種表示を行う表示手段とを備えた撮影装置において、 前記スルー画像から顔領域を検出する顔検出手段と、 前記スルー画像から複数の顔領域が検出された場合において、1つの顔領域を選択状態とし、前記入力手段からの入力により前記選択状態とする顔領域を変更し、該選択状態とされた顔領域に合焦するよう前記各手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。 【請求項2】 前記顔検出手段は、前記選択状態とされた顔領域を前記スルー画像から抽出する手段であり、 前記制御手段は、前記顔領域を所定サイズに拡大し、該拡大した顔領域を前記スルー画像に重畳して前記表示手段に表示する手段であることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 【請求項3】 前記制御手段は、前記入力手段からの入力に応じて前記表示手段に表示された前記顔領域を前記所定サイズの範囲内においてさらに拡大する手段であることを特徴とする請求項2記載の撮影装置。 【請求項4】 前記制御手段は、前記スルー画像が所定サイズ以上の場合にのみ前記拡大した顔領域を前記表示手段に表示する手段であることを特徴とする請求項2または3記載の撮影装置。 【請求項5】 前記制御手段は、前記拡大した顔領域の表示を所定時間経過後に停止する手段であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の撮影装置。 【請求項6】 前記制御手段は、前記拡大した顔領域の表示を撮影操作により停止する手段であることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項記載の撮影装置。 【請求項7】 前記制御手段は、前記拡大した顔領域を前記スルー画像に含まれる顔領域以外の部分に表示する手段であることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項記載の撮影装置。 【請求項8】 前記制御手段は、前記拡大した顔領域を表示する際に、該表示する顔領域の前記スルー画像上における位置を表すナビゲーション画像を前記スルー画像に重畳して表示する手段であることを特徴とする請求項2から7のいずれか1項記載の撮影装置。 【請求項9】 前記顔抽出手段は、撮影後において、前記選択状態とされた顔領域を前記本画像から抽出する手段であり、 前記制御手段は、前記顔領域を所定サイズに拡大し、該拡大した顔領域を前記本画像に重畳して前記表示手段に表示する手段であることを特徴とする請求項2から8のいずれか1項記載の撮影装置。 【請求項10】 前記制御手段は、前記拡大した顔領域を前記本画像に含まれる顔領域以外の部分に表示する手段であることを特徴とする請求項9記載の撮影装置。 【請求項11】 前記制御手段は、前記拡大した顔領域を表示する際に、該表示する顔領域の前記本画像上における位置を表すナビゲーション画像を前記本画像に重畳して表示する手段であることを特徴とする請求項9または10記載の撮影装置。 【請求項12】 前記拡大した顔領域の画像の明るさを補正する明るさ補正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2から11のいずれか1項記載の撮影装置。 【請求項13】 撮影により被写体のスルー画像および本画像を取得する撮影手段と、撮影時に前記被写体上の所定の位置に合焦する合焦手段と、各種入力を行う入力手段と、前記スルー画像および前記本画像を含む各種表示を行う表示手段とを備えた撮影装置における撮影方法において、 前記スルー画像から顔領域を検出し、 前記スルー画像から複数の顔領域が検出された場合において、1つの顔領域を選択状態とし、 前記入力手段からの入力により前記選択状態とする顔領域を変更し、 該選択状態とされた顔領域に合焦することを特徴とする撮影方法。 【請求項14】 撮影により被写体のスルー画像および本画像を取得する撮影手段と、撮影時に前記被写体上の所定の位置に合焦する合焦手段と、各種入力を行う入力手段と、前記スルー画像および前記本画像を含む各種表示を行う表示手段とを備えた撮影装置における撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、 前記スルー画像から顔領域を検出する手順と、 前記スルー画像から複数の顔領域が検出された場合において、1つの顔領域を選択状態とする手順と、 前記入力手段からの入力により前記選択状態とする顔領域を変更する手順と、 該選択状態とされた顔領域に合焦する手順とを有することを特徴とするプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、撮影により被写体の画像を取得する撮影装置および方法並びに撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。 【背景技術】 【0002】 デジタルカメラにより取得した画像から顔を抽出するための各種手法が提案されている。例えば、画像に複数の顔が含まれる場合に、複数の顔をそれぞれ抽出し、抽出した顔のうち最も大きいサイズの顔に合焦するように撮影を行う手法が提案されている(特許文献1参照)。このように、特許文献1に記載された手法によれば、画像において最も目立つ最も大きいサイズの顔にピントがあった画像を得ることができる。 【特許文献1】特開2004−320287号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上記特許文献1に記載された手法においては、最も大きいサイズの顔に合焦するように撮影を行うため、撮影者が所望する人物にピントがあった画像が得られない場合がある。 【0004】 本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、撮影者が所望とする人物にピントがあった画像を得ることができるようにすることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明による撮影装置は、撮影により被写体のスルー画像および本画像を取得する撮影手段と、撮影時に前記被写体上の所定の位置に合焦する合焦手段と、各種入力を行う入力手段と、前記スルー画像および前記本画像を含む各種表示を行う表示手段とを備えた撮影装置において、 前記スルー画像から顔領域を検出する顔検出手段と、 前記スルー画像から複数の顔領域が検出された場合において、1つの顔領域を選択状態とし、前記入力手段からの入力により前記選択状態とする顔領域を変更し、該選択状態とされた顔領域に合焦するよう前記各手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。 【0006】 「スルー画像」とは、撮影装置が撮影準備状態にあるときに、操作に関係なく撮影手段が被写体を逐次撮像することにより取得される画像である。「本画像」とは、レリーズボタンの押下等の撮影操作により撮影手段が被写体を撮影して取得される画像である。 【0007】 「選択状態」とは、1つの顔が選択されていることが分かればどのような状態であってもよいものであり、例えば所定サイズの枠を選択した顔領域にのみ付与する、すべての顔領域に枠を付与して選択した顔領域のみ枠の色や枠内部の色を変更する等の各種手法により、顔領域を選択状態とすることができる。 【0008】 なお、本発明による撮影装置においては、前記顔検出手段を、前記選択状態とされた顔領域を前記スルー画像から抽出する手段とし、 前記制御手段を、前記顔領域を所定サイズに拡大し、該拡大した顔領域を前記スルー画像に重畳して前記表示手段に表示する手段としてもよい。 【0009】 また、本発明による撮影装置においては、前記制御手段を、前記入力手段からの入力に応じて前記表示手段に表示された前記顔領域を前記所定サイズの範囲内においてさらに拡大する手段としてもよい。 【0010】 また、本発明による撮影装置においては、前記制御手段を、前記スルー画像が所定サイズ以上の場合にのみ前記拡大した顔領域を前記表示手段に表示する手段としてもよい。 【0011】 また、本発明による撮影装置においては、前記制御手段を、前記拡大した顔領域の表示を所定時間経過後に停止する手段としてもよい。 【0012】 また、本発明による撮影装置においては、前記制御手段を、前記拡大した顔領域の表示を撮影操作により停止する手段としてもよい。 【0013】 また、本発明による撮影装置においては、前記制御手段を、前記拡大した顔領域を前記スルー画像に含まれる顔領域以外の部分に表示する手段としてもよい。 【0014】 また、本発明による撮影装置においては、前記制御手段を、前記拡大した顔領域を表示する際に、該表示する顔領域の前記スルー画像上における位置を表すナビゲーション画像を前記スルー画像に重畳して表示する手段としてもよい。 【0015】 また、本発明による撮影装置においては、前記顔抽出手段を、撮影後において、前記選択状態とされた顔領域を前記本画像から抽出する手段とし、 前記制御手段を、前記顔領域を所定サイズに拡大し、該拡大した顔領域を前記本画像に重畳して前記表示手段に表示する手段としてもよい。 【0016】 また、この場合、前記制御手段を、前記拡大した顔領域を前記本画像に含まれる顔領域以外の部分に表示する手段としてもよい。 【0017】 また、この場合、前記制御手段を、前記拡大した顔領域を表示する際に、該表示する顔領域の前記本画像上における位置を表すナビゲーション画像を前記本画像に重畳して表示する手段としてもよい。 【0018】 また、本発明による撮影装置においては、前記拡大した顔領域の画像の明るさを補正する明るさ補正手段をさらに備えるようにしてもよい。 【0019】 本発明による撮影方法は、撮影により被写体のスルー画像および本画像を取得する撮影手段と、撮影時に前記被写体上の所定の位置に合焦する合焦手段と、各種入力を行う入力手段と、前記スルー画像および前記本画像を含む各種表示を行う表示手段とを備えた撮影装置における撮影方法において、 前記スルー画像から顔領域を検出し、 前記スルー画像から複数の顔領域が検出された場合において、1つの顔領域を選択状態とし、 前記入力手段からの入力により前記選択状態とする顔領域を変更し、 該選択状態とされた顔領域に合焦することを特徴とするものである。 【0020】 なお、本発明による撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。 【発明の効果】 【0021】 本発明によれば、スルー画像から顔領域が検出され、スルー画像に複数の顔領域が含まれる場合に、1つの顔領域が選択状態とされ、入力手段からの入力により選択状態とする顔領域が変更され、選択状態とされた顔領域に合焦される。このため、撮影者は所望とする顔領域を選択して撮影操作を行うことにより、所望とする人物にピントがあった本画像を得ることができる。 【0022】 また、選択状態とされた顔領域をスルー画像から抽出し、抽出した顔領域を所定サイズに拡大してスルー画像に重畳して表示することにより、選択した顔領域にピントが合っているか否かを容易に確認することができる。 【0023】 また、選択状態とされた顔領域を所定サイズの範囲内においてさらに拡大することにより、選択した顔領域にピントが合っているか否かをより詳細に確認することができる。 【0024】 また、スルー画像が所定サイズ以上の場合にのみ拡大した顔領域を表示することにより、スルー画像が拡大してもピントが合っているか否かを確認できないような小さなサイズである場合に、ピントが合っているか否かを確認できないような顔領域が拡大されて表示されることを防止することができる。 【0025】 また、拡大した顔領域の表示を所定時間経過後に停止することにより、拡大した顔領域がスルー画像の全体の確認の妨げとなってしまうことを防止できる。 【0026】 また、拡大した顔領域の表示を撮影操作によって停止することにより、拡大した顔領域が撮影により取得した画像の確認の妨げとなってしまうことを防止できる。 【0027】 また、拡大した顔領域をスルー画像における顔領域以外の部分に表示することにより、スルー画像に含まれる顔の確認が拡大した顔領域により妨げられてしまうことを防止できる。 【0028】 また、拡大した顔領域とともに、表示する顔領域のスルー画像上における位置を表すナビゲーション画像をスルー画像に重畳して表示することにより、ピントが合っているか否かを確認する顔の位置を正確に確認することができる。 【0029】 また、撮影後において選択状態とされた顔を含む所定範囲の顔領域を本画像から抽出し、抽出した顔領域を所定サイズに拡大してスルー画像に重畳して表示することにより、選択した顔が本画像においてピントが合っているか否かを容易に確認することができる。 【0030】 また、拡大した顔領域を本画像における顔領域以外の部分に表示することにより、本画像に含まれる顔の確認が拡大した顔領域により妨げられてしまうことを防止できる。 【0031】 また、拡大した顔領域とともに、表示する顔領域の本画像上における位置を表すナビゲーション画像を本画像に重畳して表示することにより、ピントが合っているか否かを確認する顔の位置を正確に確認することができる。 【0032】 また、拡大した顔領域の明るさを補正することにより、輝度が不足している場合や逆光により顔が暗くなってしまう場合であっても、ピントが合っているか否かの確認を容易に行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0033】 以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラ1の背面を中心とする斜視図である。図1に示すように、本実施形態のデジタルカメラ1の背面には、撮影者による操作のためのインターフェースとして、動作モードスイッチ11、メニュー/OKボタン12、十字キー13、Back(戻る)ボタン15、表示切替ボタン16を有している他、ファインダ17、液晶モニタ18を有している。また、上面には、レリーズボタン19を有している。図2は本実施形態によるデジタルカメラ1の前面を中心とする斜視図である。図2に示すように、前面には、レンズ20、レンズカバー21、電源スイッチ22、ファインダ窓23、フラッシュ24、セルフタイマーランプ25を有している。 【0034】 動作モードスイッチ11は、静止画撮影モード、動画撮影モード、および再生モードの各動作モードを切り替えるためのスライドスイッチである。 【0035】 メニュー/OKボタン12は、押下することによって、撮影モード、フラッシュ発光モード、オートプレイ、記録画素数や感度等の設定を行うための各種メニューを液晶モニタ18に表示させたり、液晶モニタ18に表示されたメニューに基づく選択・設定を確定させたりするためのボタンである。また、メニュー/OKボタン12により、後述するオートフォーカスのモードを切り替えることも可能である。 【0036】 十字キー13は、撮影時においては、上下方向にレバーを倒すことによって望遠/広角の調整を行い、各種設定時は液晶モニタ18に表示されるメニュー画面中のカーソルを上下左右に移動させるためのレバーである。 【0037】 Back(戻る)ボタン15は、押下することによって各種設定操作を中止し、1つ前の画面に戻るためのボタンである。 【0038】 表示切替ボタン16は、押下することによって、液晶モニタ18の表示のON/OFF、各種ガイド表示、文字表示のON/OFF等を切り替えるためのボタンである。 【0039】 各ボタン、レバーの操作によって設定された内容は、液晶モニタ18中の表示や、ファインダ内のランプ、スライドレバーの位置等によって確認できるようになっている。 【0040】 液晶モニタ18は、撮影の際に被写体確認用のスルー画像を表示することにより、電子ビューファインダとして機能する他、撮影後の静止画や動画の再生表示、各種設定メニューの表示を行う。 【0041】 図3は上記デジタルカメラの構成を示す概略ブロック図である。図3に示すデジタルカメラ1は、撮影により取得した画像データを、Exif形式の画像ファイルに変換して、本体に着脱可能な記録メディア70へ記録するものである。 【0042】 このデジタルカメラの操作系としては、前述の動作モードスイッチ11、メニュー/OKボタン12、十字キー13、Back(戻る)ボタン15、表示切替ボタン16、レリーズボタン19、電源スイッチ22と、これらのスイッチ類の操作内容をCPU75に伝えるためのインターフェース部分である操作系制御部74とを有している。 【0043】 光学系としては、フォーカスレンズ20aおよびズームレンズ20bを有している。各々のレンズは、モータとモータドライバとからなるフォーカスレンズ駆動部51およびズームレンズ駆動部52によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動部51はAF処理部62から出力されるフォーカス駆動量データに基づいて、ズームレンズ駆動部52は十字キー13の操作量データに基づいて、各々のレンズの移動を制御する。 【0044】 また、絞り54は、モータとモータドライバとからなる絞り駆動部55によって駆動される。この絞り駆動部55は、AE/AWB処理部63から出力される絞り値データに基づいて絞り径の調整を行う。 【0045】 シャッタ56は、メカニカルシャッタであり、モータとモータドライバとからなるシャッタ駆動部57によって駆動される。シャッタ駆動部57は、レリーズボタン19の押下により発生する信号と、AE/AWB処理部63から出力されるシャッタスピードデータとに応じて、シャッタ56の開閉の制御を行う。 【0046】 光学系の後方には、撮像素子であるCCD58を有している。CCD58は、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、光学系を通過した被写体光がこの光電面に結像し、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光するためのマイクロレンズアレイと、R,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタアレイとが配置されている。CCD58は、CCD制御部59から供給される垂直転送クロックおよび水平転送クロックに同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルなアナログ撮影信号として出力する。各画素において電荷を蓄積する時間、すなわち、露出時間は、CCD制御部59から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。また、CCD58はCCD制御部59により、あらかじめ定められた大きさのアナログ撮像信号が得られるように、ゲインが調整されている。 【0047】 CCD58から取り込まれたアナログ撮影信号は、アナログ信号処理部60に入力される。アナログ信号処理部60は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。このデジタル信号に変換された画像データは、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つCCD−RAWデータである。 【0048】 タイミングジェネレータ72は、タイミング信号を発生させるものであり、このタイミング信号をシャッタ駆動部57、CCD制御部59、アナログ信号処理部60に供給することにより、レリーズボタン19の操作、シャッタ56の開閉、CCD58の電荷の取込み、およびアナログ信号処理部60の処理の同期を取っている。 【0049】 フラッシュ制御部73は、撮影時にフラッシュ24を発光させる。具体的には、フラッシュ発光モードがフラッシュオンとされている場合、およびフラッシュ発光モードがオートモードである場合において後述するプレ画像が所定の明るさにない場合にフラッシュ24をオンとして、撮影時にフラッシュ24を発光させる。一方、フラッシュ発光モードがフラッシュオフとされている場合、撮影時にフラッシュ24の発光を禁止する。 【0050】 画像入力コントローラ61は、アナログ信号処理部60から入力されたCCD−RAWデータをフレームメモリ66に書き込む。 【0051】 フレームメモリ66は、画像データに対して後述の各種デジタル画像処理(信号処理)を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。 【0052】 表示制御部71は、フレームメモリ66に格納された画像データをスルー画像として液晶モニタ18に表示させたり、再生モード時に記録メディア70に保存されている画像データを液晶モニタ18に表示させたりするためのものである。なお、スルー画像は、撮影モードが選択されている間、所定間隔でCCD58により撮影される。 【0053】 AF処理部62およびAE/AWB処理部63は、プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。このプレ画像とは、レリーズボタン19が半押しされることによって発生する半押し信号を検出したCPU75がCCD58にプレ撮影を実行させた結果、フレームメモリ66に格納された画像データにより表される画像である。 【0054】 AF処理部62は、プレ画像に基づいて焦点位置を検出し、フォーカス駆動量データを出力する(AF処理)。焦点位置の検出方式としては、例えば、ピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が考えられる。なお、本実施形態においては、AF処理のモードとして、撮影範囲の中央付近を重点的にピント合わせをする中央重点AFモードおよび後述するように顔検出部80が検出した顔領域が複数ある場合において、撮影者が選択した顔領域に対してピント合わせをする選択枠重点AFモードが選択できるようになっているものとする。 【0055】 AE/AWB処理部63は、プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、測定した被写体輝度に基づいて絞り値、シャッタスピード等を決定し、絞り値データおよびシャッタスピードデータを露出設定値として決定するとともに(AE処理)、撮影時のホワイトバランスを自動調整する(AWB)。なお、露出およびホワイトバランスについては、撮影モードがマニュアルモードに設定されている場合には、デジタルカメラ1のユーザがマニュアル操作により設定可能である。また、露出およびホワイトバランスが自動で設定された場合にも、ユーザがメニュー/OKボタン12等の操作系から指示を行うことにより、露出およびホワイトバランスをマニュアル調整することが可能である。 【0056】 画像処理部64は、本画像の画像データに対して、明るさ補正、ガンマ補正、シャープネス補正、コントラスト補正等の画質補正処理、CCD−RAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、レリーズボタン19が全押しされることによって実行される本撮影においてCCD58から取り込まれ、アナログ信号処理部60、画像入力コントローラ61経由でフレームメモリ66に格納された画像データによる画像である。本画像の画素数の上限は、CCD58の画素数によって決定されるが、例えば、ファイン、ノーマル等の設定により、記録画素数を変更することができる。一方、スルー画像およびプレ画像の画像数は、本画像よりも少なく、例えば、本画像の1/16程度の画素数で取り込まれる。 【0057】 圧縮/伸長処理部65は、画像処理部64によって補正・変換処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加される。また、圧縮/伸長処理部65は、再生モードの場合には、記録メディア70から圧縮された画像ファイルを読み出し、伸張処理を行う。伸長後の画像データは液晶モニタ18に出力される。 【0058】 メディア制御部67は、記録メディア70にアクセスして画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。 【0059】 内部メモリ68は、デジタルカメラ1において設定される各種定数、およびCPU75が実行するプログラム等を格納する。 【0060】 顔検出部80は、スルー画像または本画像から人物の顔を含む顔領域をすべて検出する。具体的には、まず画像に含まれる顔の特徴を有する領域(例えば肌色を有する、目を有する顔の形状を有する等)を検出する。なお、この顔の特徴を有する領域(以下、顔領域とする)の検出は、これらに限定されるものではない。 【0061】 なお、顔検出部80は、1つの画像に複数の顔が含まれる場合には複数の顔領域を検出し、そのそれぞれについて顔領域に含まれる顔のサイズを算出し、算出した顔のサイズが大きい順に顔領域に優先度を付与する。 【0062】 CPU75は、動作モードスイッチ11等の操作系やAF処理部62等の各種処理部からの信号に応じてデジタルカメラ1の本体各部を制御する。 【0063】 データバス76は、画像入力コントローラ61、各種処理部62〜65、フレームメモリ66、メディア制御部67、内部メモリ68、表示制御部71、顔検出部80およびCPU75に接続されており、デジタル画像データ等のやり取りを行う。 【0064】 次いで、以上の構成のデジタルカメラ1において撮影時に行われる処理について説明する。図4は第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。 【0065】 まず、CPU75がデジタルカメラ1の動作モードを判定し(ステップST1)、再生モードである場合には、外部記録メディア70に記録されている画像データを液晶モニタ18に表示する再生処理を行い(ステップST2)、処理を終了する。 【0066】 動作モードが撮影モードである場合には、液晶モニタ18にスルー画像を表示し(ステップST3)、さらに、AF処理のモードとして選択枠重点AFモードが選択されているか否かを判定する(ステップST4)。ステップST4が否定されると、後述するステップST10へ進む。ステップST4が肯定されると、顔検出部80がスルー画像に含まれるすべての顔の顔領域を検出し(ステップST5)、検出した顔領域に優先度を付与する。(ステップST6)。次いで、CPU75は、優先度が最も高い顔領域を選択状態とする(ステップST7)。 【0067】 図5は顔領域が選択状態とされたスルー画像を示す図である。図5に示すようにスルー画像90に3つの顔が含まれる場合、3つの顔領域90A〜90Cが検出される。ここで、含まれる顔のサイズは、顔領域90C,90C,90Aの順であるため、顔検出部80は、顔領域90Cから順に高い優先度を付与する。なお、優先度の順序は顔のサイズ順に限定されるものではない。そして、最も優先度が高い顔領域90Cを選択状態とする。なお、図5(a)においては選択状態とされている顔領域90Cの枠を実線とし、選択状態とされていない顔領域90A,90Bの枠を破線としているが、選択状態とされている顔領域の枠の色を他の枠の色を異なるようにしたり、選択状態とされた顔領域の枠の内部の色を他の顔領域の枠の内部の色と異なるものとなるようにしてもよい。なお、選択状態とする態様はこれらに限定されるものではなく、選択されていることが視認可能であればどのような態様を採用することも可能である。 【0068】 なお、スルー画像に顔が1つのみしか含まれない場合には、その顔を含む顔領域が検出され、検出された1つの顔領域が選択状態とされる。 【0069】 次いで、CPU75は、撮影者が十字キー13を操作することにより選択状態とする顔領域の変更の指示を行ったか否かを判定し(ステップST8)、ステップST8が肯定されると選択状態とする顔領域を変更する(ステップST9)。例えば、図5(a)に示す状態において十字キー13を左側に操作することにより、図5(b)に示すように顔領域90Bが選択状態となる。さらに、十字キー13を左側に移動することにより、図5(c)に示すように顔領域90Aが選択状態となる。なお、ステップST8が否定されるとステップST10に進む。 【0070】 さらに、CPU75はレリーズボタン19が半押しされたか否かを判定し(ステップST10)、ステップST10が否定されるとステップST8に戻り、ステップST8以降の処理を繰り返す。ステップST10が肯定されると、プレ撮影を行ってプレ画像を取得する(ステップST11)。そして、AF処理部62がプレ画像に基づいてAF処理を行うとともに、AE/AWB処理部63がプレ画像に基づいて露出値およびホワイトバランスを調整することにより撮影条件を決定する(ステップST12)。ここで、選択枠重点AFモードが選択されている場合には、AF処理部62は、選択状態とされている顔領域に対してピント合わせをする。一方、選択枠重点AFモードが選択されていない場合には撮影範囲の中央付近を重点的にピント合わせをする。 【0071】 さらに、CPU75はレリーズボタン19の半押しが解除されたか否かを判定し(ステップST13)、ステップST13が肯定されるとステップST3に戻り、ステップST3以降の処理を繰り返す。ステップST13が否定されると、さらにレリーズボタン19が全押しされたか否かを判定し(ステップST14)、ステップST14が否定されるとステップST13に戻る。 【0072】 ステップST14が肯定されると、本画像の撮影(本撮影)を行い、本撮影により取得された本画像に対して画像処理を施し、画像処理が施された処理済み画像を記録メディア70に記録し(ステップST15)、処理を終了する。 【0073】 このように、第1の実施形態においては、スルー画像に顔領域が含まれる場合に、選択状態とされた顔領域に対してピントを合わせるようにしたため、撮影者は所望とする顔領域を選択して撮影操作を行うことにより、所望とする人物にピントがあった本画像を得ることができる。 【0074】 次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態によるデジタルカメラの構成は、上記図1から図3に示すデジタルカメラ1の構成と同一であり、行われる処理のみが異なるため、ここでは詳細な説明は省略する。 【0075】 図6は第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態においては、上記第1の実施形態とはステップST6までの処理は同一であるため、ステップST7以降の処理についてのみ説明する。 【0076】 ステップST6において優先度が付与されると、優先度が最も高い顔領域を選択状態とする(ステップST21)。さらに、優先度が最も高い顔領域の拡大画像をスルー画像に重畳して表示する(ステップST22)。 【0077】 図7は拡大画像が重畳されたスルー画像を示す図である。図7(a)に示すようにスルー画像90においては、優先度が最も高い顔領域90Cが選択状態とされるとともに、顔領域90Cの拡大画像91Cがスルー画像の左下隅の枠92内に表示される。 【0078】 次いで、CPU75は、撮影者が十字キー13を操作することにより選択状態とする顔領域の変更の指示を行ったか否かを判定し(ステップST23)、ステップST23が肯定されると選択状態とする顔領域を変更するとともに、選択状態とされた顔領域の拡大画像を枠92内に表示する(ステップST24)。例えば、図7(a)に示す状態において十字キー13を左側に操作することにより、図7(b)に示すように顔領域90Bが選択状態となり、顔領域90Bの拡大画像91Bが枠92内に表示される。さらに、十字キー13を左側に移動することにより、図7(c)に示すように顔領域90Aが選択状態となり、顔領域90Aの拡大画像91Aが枠92内に表示される。なお、ステップST23が否定されるとステップST25に進む。 【0079】 ここで、第2の実施形態においては、拡大画像をさらに拡大する指示を行うことにより、枠92内において拡大画像をさらに拡大して表示するようにしてもよい。例えば、図7(a)に示すスルー画像90において拡大画像91Cの拡大指示を行うことにより、図8に示すように、顔領域90Cの目の辺りをさらに拡大して枠92内に表示してもよい。また、このように拡大画像をさらに拡大する場合に、拡大している画像の目または鼻の部分のみが枠92内に表示されるようにしてもよい。 【0080】 次いで、CPU75は、拡大画像が表示されてから所定時間が経過したか否かを判定し(ステップST25)、所定時間が経過した場合にはスルー画像における拡大画像の表示を停止し(ステップST26)、ステップST27に進む。なお、ステップST25が否定されるとステップST27に進む。 【0081】 さらにCPU75は、レリーズボタン19が半押しされたか否かを判定し(ステップST27)、ステップST27が肯定されると、第1の実施形態におけるステップST11以降の処理を行う。ステップST27が否定されるとステップST23に戻り、ステップST23以降の処理を繰り返す。 【0082】 このように、第2の実施形態においては、選択状態とされた顔領域の拡大画像をスルー画像に重畳して表示するようにしたため、選択した顔領域にピントが合っているか否かを容易に確認することができる。 【0083】 また、選択状態とされた顔領域の拡大画像を枠92内においてさらに拡大することにより、選択した顔領域にピントが合っているか否かをより詳細に確認することができる。 【0084】 また、拡大画像の表示を所定時間経過後に停止することにより、拡大画像がスルー画像の全体の確認の妨げとなってしまうことを防止できる。 【0085】 次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態によるデジタルカメラの構成は、上記図1から図3に示すデジタルカメラ1の構成と同一であり、行われる処理のみが異なるため、ここでは詳細な説明は省略する。 【0086】 図9は第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、第3の実施形態においては、上記第1の実施形態とはステップST6までの処理は同一であるため、ステップST7以降の処理についてのみ説明する。 【0087】 ステップST6において優先度が算出されると、優先度が最も高い顔領域を選択状態とする(ステップST31)。さらに、優先度が最も高い顔領域の拡大画像をスルー画像に重畳して表示する(ステップST32)。 【0088】 次いで、CPU75は、撮影者が十字キー13を操作することにより選択状態とする顔領域の変更の指示を行ったか否かを判定し(ステップST33)、ステップST33が肯定されると選択状態とする顔領域を変更する(ステップST34)。なお、ステップST33が否定されるとステップST35に進む。 【0089】 さらにCPU75は、レリーズボタン19が半押しされたか否かを判定し(ステップST35)、ステップST35が肯定されると、スルー画像における拡大画像の表示を停止し(ステップST36)、第1の実施形態におけるステップST11以降の処理を行う。ステップST35が否定されるとステップST33に戻り、ステップST33以降の処理を繰り返す。 【0090】 このように第3の実施形態においては、レリーズボタン19の押下により拡大画像の表示を停止するようにしたため、拡大画像がスルー画像の全体の確認の妨げとなってしまうことを防止できる。 【0091】 なお、上記第3の実施形態においては、レリーズボタン19の押下により拡大画像の表示を停止しているが、第2の実施形態における所定時間の経過により拡大画像の表示を停止する処理と、第3の実施形態におけるレリーズボタン19の押下により拡大画像の表示を停止する処理とを並列して行うことができることはもちろんである。 【0092】 また、上記第2および第3の実施形態において、スルー画像のサイズが例えばVGAサイズのように小さい場合、画像を拡大することにより画像がぼけてしまうことから、ピントが合っているか否かを確認することは困難である。このため、スルー画像のサイズが例えばVGAサイズのように所定サイズ以上の場合にのみ、拡大画像を表示するようにすることが好ましい。 【0093】 次いで、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、第4の実施形態によるデジタルカメラの構成は、上記図1から図3に示すデジタルカメラ1の構成と同一であり、行われる処理のみが異なるため、ここでは詳細な説明は省略する。 【0094】 図10は第4の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、第4の実施形態においては、上記第1の実施形態とはステップST6までの処理は同一であるため、ステップST7以降の処理についてのみ説明する。 【0095】 ステップST6において優先度が算出されると、優先度が最も高い顔領域を選択状態とする(ステップST41)。そして、優先度が最も高い顔領域の拡大画像を初期位置(例えば図7に示すようなスルー画像の左下隅の位置)に表示したときに、拡大画像がスルー画像に含まれる顔領域と重なるか否かを判定する(ステップST42)。ステップST42が肯定されると拡大画像の位置を顔領域と重ならない位置に変更して(ステップST43)、拡大画像をスルー画像に重畳して表示する(ステップST44)。ステップST42が否定されるとステップST44に進む。 【0096】 図11は拡大画像の表示位置の変更を説明するための図である。スルー画像93が図11(a)に示すように3つの顔領域93A,93B,93Cを含む場合、スルー画像93の左下隅に枠94を設定して拡大画像を表示すると、拡大画像が顔領域93Aと重なってしまう。このため、図11(b)に示すように、スルー画像93の左上隅に枠94を設定して拡大画像の表示位置を変更することにより、拡大画像がスルー画像93に含まれる顔領域と重なることがなくなる。 【0097】 次いで、CPU75は、撮影者が十字キー13を操作することにより選択状態とする顔領域の変更の指示を行ったか否かを判定し(ステップST45)、ステップST45が肯定されると選択状態とする顔領域を変更する(ステップST46)。なお、ステップST45が否定されるとステップST47に進む。 【0098】 次いで、CPU75は、拡大画像が表示されてから所定時間が経過したか否かを判定し(ステップST47)、所定時間が経過した場合にはスルー画像における拡大画像の表示を停止し(ステップST48)、ステップST49に進む。なお、ステップST47が否定されるとステップST49に進む。 【0099】 さらにCPU75は、レリーズボタン19が半押しされたか否かを判定し(ステップST49)、ステップST49が肯定されると、第1の実施形態におけるステップST11以降の処理を行う。ステップST49が否定されるとステップST45に戻り、ステップST45以降の処理を繰り返す。 【0100】 このように、第4の実施形態においては、拡大画像をスルー画像における顔領域以外の部分に配置するようにしたため、スルー画像に含まれる顔の確認が拡大画像により妨げられてしまうことを防止できる。 【0101】 なお、上記第4の実施形態においては、拡大画像の表示後所定時間を経過したときに拡大画像の表示を停止しているが、第3の実施形態と同様にレリーズボタン19の押下により拡大画像の表示を停止するようにしてもよい。また、所定時間の経過により拡大画像の表示を停止する処理と、レリーズボタン19の押下により拡大画像の表示を停止する処理とを並列して行うことができることはもちろんである。 【0102】 次いで、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、第5の実施形態によるデジタルカメラの構成は、上記図1から図3に示すデジタルカメラ1の構成と同一であり、行われる処理のみが異なるため、ここでは詳細な説明は省略する。 【0103】 図12は第5の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、第5の実施形態においては、上記第1の実施形態とはステップST6までの処理は同一であるため、ステップST7以降の処理についてのみ説明する。 【0104】 ステップST6において優先度が算出されると、優先度が最も高い顔領域を選択状態とする(ステップST51)。さらに、優先度が最も高い顔領域の拡大画像が所定の明るさとなるように、画像処理部64が拡大画像に対して明るさ補正処理を施し(ステップST52)、処理済みの拡大画像をスルー画像に重畳して表示する(ステップST53)。 【0105】 ここで、画像処理部64は、顔領域における画素値の平均値を所定のしきい値と比較し、画素値の平均値が所定のしきい値未満のときに平均値が所定のしきい値となるように顔領域の明るさを補正する。 【0106】 次いで、CPU75は、撮影者が十字キー13を操作することにより選択状態とする顔領域の変更の指示を行ったか否かを判定し(ステップST54)、ステップST54が肯定されると選択状態とする顔領域を変更する(ステップST55)。なお、ステップST54が否定されるとステップST56に進む。 【0107】 次いで、CPU75は、拡大画像が表示されてから所定時間が経過したか否かを判定し(ステップST56)、所定時間が経過した場合にはスルー画像における拡大画像の表示を停止し(ステップST57)、ステップST58に進む。なお、ステップST56が否定されるとステップST58に進む。 【0108】 さらにCPU75は、レリーズボタン19が半押しされたか否かを判定し(ステップST58)、ステップST58が肯定されると、第1の実施形態におけるステップST11以降の処理を行う。ステップST58が否定されるとステップST54に戻り、ステップST54以降の処理を繰り返す。 【0109】 このように、第5の実施形態においては、拡大画像の明るさを補正するようにしたため、撮影時に輝度が不足している場合や逆光により顔が暗くなってしまう場合であっても、ピントが合っているか否かの確認を容易に行うことができる。 【0110】 なお、上記第5の実施形態においては、拡大画像の表示後所定時間を経過したときに拡大画像の表示を停止しているが、第3の実施形態と同様にレリーズボタン19の押下により拡大画像の表示を停止するようにしてもよい。また、所定時間の経過により拡大画像の表示を停止する処理と、レリーズボタン19の押下により拡大画像の表示を停止する処理とを並列して行うことができることはもちろんである。 【0111】 なお、上記第2から第5の実施形態において、拡大画像を表示するとともに、拡大画像のスルー画像上における位置を特定するためのナビゲーション画像をスルー画像に重ねて表示してもよい。図13は拡大画像およびナビゲーション画像をスルー画像に重ねて表示した状態を示す図である。図13に示すように拡大画像91Cとともにナビゲーション画像95を表示することにより、拡大画像のスルー画像上における位置を容易に確認することができる。 【0112】 ここで、ナビゲーション画像95は、再生中のスルー画像に対応する形状を有する単色または透明の画像であり、その内部に表示される枠95Aが画像における現在再生中の顔領域の位置を表すものとなっている。なお、枠95Aの内部をナビゲーション画像全体の色と異なるようにしてもよい。 【0113】 なお、上記第1から第5の実施形態においては、十字キー13の操作方向に応じて選択状態とする顔領域を変更しているが、十字キー13の操作方向にかかわらず、付与した優先度の順に選択状態とする顔領域を変更してもよい。例えば、図5に示すスルー画像90の場合、十字キー13の操作方向にかかわらず、十字キー13が押下される毎に顔領域90C、90B、90A、90C…の順序で選択状態とする顔領域を変更してもよい。 【0114】 また、上記第2から第5の実施形態においては、撮影時に選択状態とされている顔領域を本画像から抽出し、抽出した顔領域の拡大画像を本画像のプレビュー時に表示するようにしてもよい。例えば、図7(a)に示すように顔領域90Cを選択状態として本画像を取得した場合には、撮影直後に本画像をプレビューする際に、顔領域90Cの拡大画像91Cをプレビュー中の本画像に重畳して表示してもよい。これにより、選択した顔領域が本画像においてピントが合っているか否かを容易に確認することができる。また、拡大画像とともにナビゲーション画像を表示するようにしてもよい。 【0115】 以上、本発明の実施形態に係るデジタルカメラについて説明したが、コンピュータに図4,6,9,10,12に示すような処理を行わせるプログラムも、本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態の1つである。 【図面の簡単な説明】 【0116】 【図1】本発明の第1の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラの背面を中心とする斜視図 【図2】本発明の第1の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラの前面を中心とする斜視図 【図3】本発明の第1の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図 【図4】第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 【図5】顔領域が選択状態とされたスルー画像を示す図 【図6】第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 【図7】拡大画像が表示されたスルー画像を示す図 【図8】拡大画像の枠内の画像がさらに拡大された状態を示す図 【図9】第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 【図10】第4の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 【図11】拡大画像を表示する位置の変更を説明するための図 【図12】第5の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 【図13】拡大画像およびナビゲーション画像をスルー画像に重ねて表示した状態を示す図 【符号の説明】 【0117】 1 デジタルカメラ 13 十字キー 18 液晶モニタ 58 CCD 59 CCD制御部 70 記録メディア 71 表示制御部 73 フラッシュ制御部 75 CPU 80 顔検出部
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| 【出願人】 |
【識別番号】306037311 【氏名又は名称】富士フイルム株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月6日(2006.7.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073184 【弁理士】 【氏名又は名称】柳田 征史
【識別番号】100090468 【弁理士】 【氏名又は名称】佐久間 剛
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| 【公開番号】 |
特開2008−17166(P2008−17166A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−186362(P2006−186362) |
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