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【発明の名称】 受信装置および方法、並びにプログラム
【発明者】 【氏名】宇野 弘晃

【要約】 【課題】特定の人の他の受信装置で行っているチャンネル選局と同期してチャンネル選局を行うことができるようにする。

【構成】テレビジョン受像機1は、サーバ4の管理の下、テレビジョン受像機2の選局と同期する選局を行うことができる。すなわちユーザAは、ユーザBを同期相手として同期選局モードを設定することにより、テレビジョン受像機1において、ユーザBが管理するテレビジョン受像機2で選局されているチャンネルと同じチャンネルを選局させて、ユーザBが視聴しているチャンネルを視聴することができる。本発明はテレビジョン受像機に適用可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のチャンネルの中から所定のチャンネルを選局して、選局したチャンネルのコンテンツを受信する受信装置において、
他の前記受信装置がいま受信しているコンテンツのチャンネルを示すチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得手段と、
前記チャンネル情報取得手段により取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルを選局して、選局した前記チャンネルからのコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と
を備える受信装置。
【請求項2】
前記コンテンツは、テレビジョン放送番組である
請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
所定のサーバ、および前記他の受信装置とネットワークを介して接続され、
前記他の受信装置の前記チャンネル情報は、前記ネットワークを介して前記サーバに送信され、
前記チャンネル情報取得手段は、前記サーバから、前記ネットワークを介して送信されてくる前記チャンネル情報を受信する
請求項1に記載の受信装置。
【請求項4】
前記サーバから、同期相手として指定し得るユーザの同期相手選択情報を取得する同期相手選択情報取得手段と、
前記同期相手選択情報に基づいて、同期相手としてのユーザを指定する同期相手指定手段と
を備え、
前記チャンネル情報取得手段は、前記同期相手指定手段により指定されたユーザの受信装置の前記チャンネル情報を取得する
請求項3に記載の受信装置。
【請求項5】
前記コンテンツ受信手段により受信された前記コンテンツを表示部に表示する表示制御手段と、
選局するチャンネルを指定するチャンネル指定手段と
をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記コンテンツ受信手段により、前記チャンネル指定手段により指定された前記チャンネルの第1のコンテンツと、前記チャンネル情報取得手段により取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルの第2のコンテンツの両方が受信されている場合、前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツの両方を前記表示部に表示する
請求項1に記載の受信装置。
【請求項6】
前記同期相手選択情報取得手段により取得された前記同期相手選択情報に基づくメニュー画面を表示するメニュー画面表示手段
をさらに備え、
前記同期相手指定手段は、前記メニュー画面のメニューを選択して、同期相手としてのユーザを指定する
請求項4に記載の受信装置。
【請求項7】
前記メニュー画面表示手段は、前記メニュー画面を、電子番組表と合わせて表示する
請求項6に記載の受信装置。
【請求項8】
複数のチャンネルの中から所定のチャンネルを選局して、選局したチャンネルのコンテンツを受信する受信装置の受信方法において、
他の前記受信装置がいま受信しているコンテンツのチャンネルを示すチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得ステップと、
前記チャンネル情報取得ステップの処理で取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルを選局して、選局した前記チャンネルからのコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと
を含む受信方法。
【請求項9】
複数のチャンネルの中から所定のチャンネルを選局して、選局したチャンネルのコンテンツを受信する受信処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
他の前記受信装置がいま受信しているコンテンツのチャンネルを示すチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得ステップと、
前記チャンネル情報取得ステップの処理で取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルを選局して、選局した前記チャンネルからのコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと
を含む受信処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、受信装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、特定の人が行っているチャンネル選局と同期してチャンネル選局が行われるようにした受信装置および方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザが視聴したいテレビジョン番組を検索するための方法として、チャンネルを変えて見たいテレビ番組を探すザッピング、電子番組表を提供する方法、キーワード検索など様々な手法が提案されている。また最近ではインターネットを利用して視聴率や人気番組の通知を受けて、それを利用して視聴する番組を選ぶことができるようにすることも提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、あらかじめメンバー登録したコミュニティにおいて、どの番組の視聴率が高いのか、ある番組を誰が見ているかなどの情報をリアルタイムに表示するシステムが提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2006-41587号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、以上において提示される情報は全て「ある番組の内容がどういったものか」や「どの番組が人気があるのか」という番組及びチャンネルを主体にしたものであり、例えば別の場所にいる親しい友人と全く同じような時間の流れで同じ番組を視聴したいという要望には応えられない。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特定の人が行っているチャンネル選局と同期してチャンネル選局が行われるように、その人が見ている番組と同じ番組を視聴することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面の受信装置は、複数のチャンネルの中から所定のチャンネルを選局して、選局したチャンネルのコンテンツを受信する受信装置において、他の前記受信装置がいま受信しているコンテンツのチャンネルを示すチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得手段と、前記チャンネル情報取得手段により取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルを選局して、選局した前記チャンネルからのコンテンツを受信するコンテンツ受信手段とを備える。
【0008】
前記コンテンツは、テレビジョン放送番組であるようにすることができる。
【0009】
所定のサーバ、および前記他の受信装置とネットワークを介して接続され、前記他の受信装置の前記チャンネル情報は、前記ネットワークを介して前記サーバに送信され、前記チャンネル情報取得手段は、前記サーバから、前記ネットワークを介して送信されてくる前記チャンネル情報を受信することができる。
【0010】
前記サーバから、同期相手として指定し得るユーザの同期相手選択情報を取得する同期相手選択情報取得手段と、前記同期相手選択情報に基づいて、同期相手としてのユーザを指定する同期相手指定手段とを備え、前記チャンネル情報取得手段は、前記同期相手指定手段により指定されたユーザの受信装置の前記チャンネル情報を取得することができる。
【0011】
前記コンテンツ受信手段により受信された前記コンテンツを表示部に表示する表示制御手段と、選局するチャンネルを指定するチャンネル指定手段とをさらに備え、前記表示制御手段は、前記コンテンツ受信手段により、前記チャンネル指定手段により指定された前記チャンネルの第1のコンテンツと、前記チャンネル情報取得手段により取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルの第2のコンテンツの両方が受信されている場合、前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツの両方を前記表示部に表示することができる。
【0012】
前記同期相手選択情報取得手段により取得された前記同期相手選択情報に基づくメニュー画面を表示するメニュー画面表示手段をさらに備え、前記同期相手指定手段は、前記メニュー画面のメニューを選択して、同期相手としてのユーザを指定することができる。
【0013】
前記メニュー画面表示手段は、前記メニュー画面を、電子番組表と合わせて表示することができる。
【0014】
本発明の一側面の受信方法またはプログラムは、複数のチャンネルの中から所定のチャンネルを選局して、選局したチャンネルのコンテンツを受信する受信装置の受信方法において、または複数のチャンネルの中から所定のチャンネルを選局して、選局したチャンネルのコンテンツを受信する受信処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、他の前記受信装置がいま受信しているコンテンツのチャンネルを示すチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得ステップと、前記チャンネル情報取得ステップの処理で取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルを選局して、選局した前記チャンネルからのコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップとを含む。
【0015】
本発明の一側面の受信装置、受信方法またはプログラムにおいては、他の前記受信装置がいま受信しているコンテンツのチャンネルを示すチャンネル情報が取得され、前記チャンネル情報取得ステップの処理で取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルを選局されて、選局した前記チャンネルからのコンテンツが受信される。
【発明の効果】
【0016】
以上のごとく、本発明の一側面によれば、例えば、特定の人の他の受信装置で行っているチャンネル選局と同期してチャンネル選局を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0018】
本発明の一側面の受信装置は、
複数のチャンネルの中から所定のチャンネルを選局して、選局したチャンネルのコンテンツを受信する受信装置において、
他の前記受信装置がいま受信しているコンテンツのチャンネルを示すチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得手段(例えば、図2の通信部12)と、
前記チャンネル情報取得手段により取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルを選局して、選局した前記チャンネルからのコンテンツを受信するコンテンツ受信手段(例えば、図2の選局制御部13およびチューナ14)と
を備える受信装置。
【0019】
所定のサーバ(例えば、図1のサーバ4)、および前記他の受信装置(例えば、図1のテレビジョン受像機2)とネットワークを介して接続され、
前記他の受信装置の前記チャンネル情報は、前記ネットワークを介して前記サーバに送信され、
前記チャンネル情報取得手段は、前記サーバから、前記ネットワークを介して送信されてくる前記チャンネル情報を受信することができる。
【0020】
前記サーバから、同期相手として指定し得るユーザの同期相手選択情報を取得する同期相手選択情報取得手段(例えば、図2の通信部12)と、
前記同期相手選択情報に基づいて、同期相手としてのユーザを指定する同期相手指定手段(例えば、リモートコントローラ)と
を備え、
前記チャンネル情報取得手段は、前記同期相手指定手段により指定されたユーザの受信装置の前記チャンネル情報を取得することができる。
【0021】
前記コンテンツ受信手段により受信された前記コンテンツを表示部に表示する表示制御手段(例えば、図2の合成部17)と、
選局するチャンネルを指定するチャンネル指定手段(例えば、リモートコントローラ)と
をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記コンテンツ受信手段により、前記チャンネル指定手段により指定された前記チャンネルの第1のコンテンツと、前記チャンネル情報取得手段により取得された前記チャンネル情報が示すチャンネルの第2のコンテンツの両方が受信されている場合、前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツの両方を前記表示部に表示することができる(例えば、図8の表示例)。
【0022】
前記同期相手選択情報取得手段により取得された前記同期相手選択情報に基づくメニュー画面を表示するメニュー画面表示手段(例えば、図2のメニュー画面生成部16、合成部17、および表示部18)
をさらに備え、
前記同期相手指定手段は、前記メニュー画面のメニューを選択して、同期相手としてのユーザを指定することができる。
【0023】
図1は、本発明を適用したネットワークシステムの構成例を示している。
【0024】
テレビジョン受像機(TV)1およびテレビジョン受像機(TV)2は、通常のテレビジョン受像機と同様に、ユーザAおよびユーザBの例えば図示せぬリモートコントローラに対する操作に応じて所定のチャンネルを選局し(以下、この機能を、通常選局モードによる選局と称する)、選局したチャンネルの放送信号を受信して表示する。
【0025】
テレビジョン受像機1はまた、サーバ4の管理の下、テレビジョン受像機2で行われる選局と同期する選局(以下、この機能を、同期選局モードによる選局と称する)を行うことができる。すなわちテレビジョン受像機1では、テレビジョン受像機2で選局されているチャンネルと同じチャンネルが選局され、テレビジョン受像機2でチャンネルが変更されれば、その変更された新たなチャンネルが選局される。
【0026】
従って同期相手としてユーザBを指定して同期選局モードを設定すれば、ユーザAはテレビジョン受像機1において、ユーザBがテレビジョン受像機2で視聴しているチャンネルの番組と同じチャンネルの番組を視聴することができる。
【0027】
サーバ4は、ネットワーク3を介してテレビジョン受像機1およびテレビジョン受像機2と接続され、例えば、テレビジョン受像機1から、ユーザBを同期相手とする同期選局モードによる選局が要求された場合、ユーザBが管理するテレビジョン受像機2がいま選局しているチャンネルを示す情報(以下、チャンネル情報と称する)を、ネットワーク3を介してテレビジョン受像機2から取得するとともに、ネットワーク3を介してテレビジョン受像機1に供給する。テレビジョン受像機1では、サーバ4から供給されたテレビジョン受像機2のチャンネル情報に基づいてチャンネルが選局される。
【0028】
図2は、テレビジョン受像機1の構成例を示している。
【0029】
赤外線リモコン信号受信部(以下、リモコン信号受信部と称する)11は、図示せぬリモートコントローラからの赤外線リモコン信号を受信し、その信号に応じた制御信号を選局制御部13に供給する。
【0030】
通信部12は、ネットワーク3に接続され、例えばサーバ4から送信されてくる情報を受信して、メニュー画面生成部16に供給したり、選局制御部13から供給された情報を、サーバ4に送信する。
【0031】
選局制御部13は、リモコン信号受信部11からの制御信号に応じて、各部を制御する。
【0032】
チューナ14は、選局制御部13の制御の下、所定のチャンネルの放送信号を受信し、信号処理部15に供給する。
【0033】
信号処理部15は、チューナ14により受信された放送信号に対して復号等の処理を施して映像信号を抽出し、合成部17に供給する。
【0034】
メニュー画面生成部16は、選局制御部13の下、同期選局モードにおける選局において同期相手として指定し得る相手(図1の例では、ユーザB)に関する情報(以下、同期相手選択情報と称する)に基づいて、同期相手を指定するためのメニュー画面を生成し、合成部17に供給する。
【0035】
合成部17は、信号処理部15からの映像信号に対応する映像を表示部18に表示させるとともに、メニュー画面生成部16からメニュー画面が供給された場合、信号処理部15からの映像信号に対応する映像に、そのメニュー画面を合成して(重畳して)、表示部18に表示させる。
【0036】
図3は、テレビジョン受像機2の構成例を示している。
【0037】
テレビジョン受像機2は、テレビジョン受像機1と基本的に同様に構成されているので、その説明は省略する。
【0038】
図4は、サーバ4の構成例を示している。
【0039】
通信部51は、ネットワーク3に接続され、例えばテレビジョン受像機2から送信されてきたチャンネル情報を受信し、制御部53に供給する。通信部51はまた、制御部53から供給されたテレビジョン受像機2のチャンネル情報をテレビジョン受像機1に送信する。
【0040】
登録部52は、同期選局モードによる選局のサービスを受けることができるユーザ(図1の例の場合、ユーザAおよびユーザB)に関する登録情報を記憶し、必要に応じて制御部53に供給する。
【0041】
図5は、登録部52に記憶されている登録情報の一例を示している。
【0042】
この例の場合、ユーザAおよびユーザBについて、各ユーザに割り当てられたユーザIDと、名前等のユーザ情報、および各ユーザが管理する端末としてのテレビジョン受像機1およびテレビジョン受像機2のIPアドレスが記憶されている。なおメールアドレスを、ユーザIDとして利用することもできる。
【0043】
図4に戻り制御部53は、各部を制御する。
【0044】
次に、同期選局モードによる選局の具体例を説明する。ここでは図1の例において、ユーザAが、同期相手としてユーザBを指定して同期選択モードを設定し、テレビジョン受像機1において、テレビジョン受像機2の選局と同期した選局が行われるものとする。
【0045】
はじめてに、その例におけるテレビジョン受像機1の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0046】
ステップS1において、テレビジョン受像機1のリモートコントローラに対して同期選局モードを設定する操作がなされ、その旨を表す赤外線リモコン信号がリモコン信号受信部11により受信され、その赤外線リモコン信号に対応する制御信号が選局制御部13に入力されると、ステップS2において、選局制御部13は、通信部12を介して、同期選局モードによる選局において同期相手として指定し得るユーザの情報(すなわち、同期相手選択情報)の提供をサーバ4に要求する。
【0047】
ステップS3において、テレビジョン受像機1の通信部12は、サーバ4から送信されてきた同期相手選択情報を受信し、メニュー画面生成部16に供給する。メニュー画面生成部16は、通信部12から供給された同期相手選択情報に基づいて、同期相手を指定するためのメニュー画面を作成し、合成部17に供給する。合成部17は、いま表示部18に表示している映像に、メニュー生成部16から供給されたメニュー画面を合成して表示させる。
【0048】
なおこの同期相手選択情報には、サーバ4の登録部52に記憶されている登録情報の中の、例えばユーザIDおよびユーザ名等のユーザ情報が含まれており、例えば、図7に示すように、ユーザ名等が表示されたメニューを含むメニュー画面Mが生成されて、表示される。
【0049】
図6に戻りステップS4において、このように表示部18に表示されたメニュー画面から、同期相手として指定したいユーザに対応するメニューが選択され、この例の場合、同期相手としてユーザBが指定されると、ステップS5において、選局制御部13は、通信部12を介して、同期相手としてユーザBが指定された旨を示す情報(以下、同期相手指定情報と称する)を、サーバ4に送信する。
【0050】
ステップS6において、選局制御部13は、サーバ4から送信される、同期相手として指定されたユーザBのテレビジョン受像機2においていま現在選局されているチャンネルを示すチャンネル情報を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合、ステップS7に進む。
【0051】
ステップS7において、選局制御部13は、チューナ14を制御して、受信されたチャンネル情報が示すチャンネルを選局させる。チューナ14は、選局したチャンネルの放送信号を受信し、信号処理部15に供給する。信号処理部15は、チューナ14から供給された放送信号から映像信号を抽出して合成部17に供給する。合成部17は、信号処理部15から供給された映像信号に対応する映像を表示部18に表示させる。
【0052】
これによりユーザAは、ユーザBがテレビジョン受像機2でいま視聴しているチャンネルの番組と同じチャンネルの番組を視聴することができる。
【0053】
ステップS6で、チャンネル情報が受信されていないと判定された場合、またはステップS7で、同期相手のユーザBのテレビジョン受像機2で選局されているチャンネルと同じチャンネルが選局されたとき、ステップS8に進み、選局制御部13は、選局モードが、通常モードに変更されたか否かを判定し、変更されていないと判定した場合、ステップS6に戻り、ステップS6乃至ステップS8の処理を繰り返し行う。
【0054】
すなわち選局モードが通常選局モードに変更されるまでは、同期相手のユーザBのテレビジョン受像機2で選局されているチャンネルと同じチャンネルが選局されることになる。
【0055】
ステップS8で、選局モードが通常選局モードに変更されたと判定された場合、ステップS9に進み、選局制御部13は、通信部12を介して、同期選局終了をサーバ4に通知する。
【0056】
その後、ステップS10において、選局制御部13は、通常選局モードとしての選局処理を実行する。具体的には、選局制御部13は、リモコン信号受信部11から、リモートコントローラからの選局チャンネルを指定する赤外線リモコン信号に対応する制御信号が入力されたとき、その制御信号に指定されたチャンネルが選局されるように、各部を制御する。
【0057】
このようにしてテレビジョン受像機1において、テレビジョン受像機2の選局と同期する選局が行われる。
【0058】
なおテレビジョン受像機1において、通常選局モードまたは同期選局モードのいずれか一方の選局だけを可能とすることもできるし、両選局モードにおける選局を同時に可能とすることもできる。両選局モードにおける選局が同時に行われている場合、それぞれの選局モードで選局されたチャンネルの放送信号がチューナ14に受信されて信号処理部15に供給されるので、合成部17は、信号処理部15から供給された両チャンネルの映像信号に対応する映像を、図8に示すように表示部18の多画面に同時に表示することができる。この際、同期選局モードにより選局されたチャンネルの番組映像を、サブ画面に表示したり、所定のインデックスを付して表示して、通常選局モードにより選局されたチャンネルの番組映像と区別することができるようにすることができる。
【0059】
次に、上述したテレビジョン受像機1の動作に対応するサーバ4の動作を、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0060】
ステップS21において、サーバ4の制御部53は、通信部51により、テレビジョン受像機1から送信された同期相手選択情報の提供の要求(図6のステップS2)が受信されると、ステップS22に進み、ユーザAが同期相手として指定し得るユーザ(この例の場合、テレビジョン受像機2のユーザB)に関する情報を、登録部52に記憶されている登録情報から読み出して同期相手選択情報(ユーザBのユーザIDとユーザ情報等を含む情報)を生成する。そして制御部53は、通信部51を介して、生成した同期相手情報を、テレビジョン受像機1に送信する。
【0061】
なおこの例の場合、ユーザAのIDがサーバ4に送信されて、同期相手選択情報の提供が要求されるので(ステップS21)、登録部52に記憶されている情報の中のユーザAのID以外のIDのユーザ(ユーザB)に対応する情報から同期相手選択情報が生成される。
【0062】
ステップS23において、サーバ4の制御部53は、通信部51により、テレビジョン受像機1から送信された同期相手としてユーザBが指定された旨を示す同期相手指定情報(図6のステップS5)を受信し、ステップS24において、その情報が示す同期相手としてのユーザBのテレビジョン受像機2にアクセスして、そのテレビジョン受像機2で現在選局されているチャンネルを示すチャンネル情報の提供を要求する。
【0063】
なおこの例の場合、同期相手指定情報には、ユーザBのIDが含まれているので、登録部52に記憶されている登録情報の中から、ユーザBのIDに対応して記憶されているテレビジョン受像機2のIPアドレスが抽出され、そのIPアドレスに基づいてテレビジョン受像機2にアクセスされる。
【0064】
ステップS25において、サーバ4の制御部53は、通信部51により、テレビジョン受像機2から送信されてきたチャンネル情報が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS26に進み、通信部51を介して、受信されたチャンネル情報をテレビジョン受像機1(すなわち、同期要求元であるユーザの端末)に送信する。
【0065】
ステップS25で、チャンネル情報が受信されていないと判定されたとき、またはステップS26で、受信されたチャンネル情報がテレビジョン受像機1に送信されたとき、ステップS27において、サーバ4の制御部53は、通信部51により、テレビジョン受像機1から、同期選局終了の通知(図6のステップS9)が受信されたか否かを判定する。
【0066】
ステップS27で、同期選局終了の通知が受信されていないと判定された場合、ステップS25に戻り、それ以降の処理が同様に行われる。
【0067】
すなわち同期選局が終了するまで、テレビジョン受像機2から送信されてきたチャンネル情報が適宜テレビジョン受像機1に送信される。
【0068】
ステップS27で、同期選局終了の通知が受信されたと判定した場合、ステップS28に進み、制御部53は、通信部51を介して、同期相手としてのユーザBのテレビジョン受像機2に、同期選局終了を通知する。
【0069】
その後、ステップS21に戻り、それ以降の処理が同様に行われる。
【0070】
次に、上述したサーバ4の動作に対応するテレビジョン受像機2の動作を、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0071】
ステップS41において、テレビジョン受像機2の通信部32は、サーバ4から送信されるチャンネル情報の提供の要求(図9のステップS24)を受信すると、ステップS42において、選局制御部33は、現在選局されているチャンネルを示すチャンネル情報を、通信部32を介して、サーバ4に送信する。
【0072】
ステップS43において、選局制御部33は、テレビジョン受像機2における、例えば同期選局モードまたは通常選局モードによる選局により選局チャンネルが変更されたか否かを判定し、変更されたと判定した場合、ステップS42に戻り、その変更されたチャンネルを示すチャンネル情報を、通信部32を介して、サーバ4に送信する。
【0073】
ステップS43で、チャンネルが変更されていないと判定された場合、ステップS44に進み、選局制御部33は、通信部32により、サーバ4からの同期選局終了の通知(図9のステップS28)が受信されたか否かを判定し、受信されていないと判定した場合、ステップS43に戻り、それ以降の処理を実行する。
【0074】
すなわち同期選局が終了するまでは、チャンネルが変更される度に、変更されたチャンネルを示すチャンネル情報がサーバ4に送信される。
【0075】
ステップS44で、同期選局終了の通知が受信されたと判定された場合、処理は終了する。
【0076】
以上のように、テレビジョン受像機1、テレビジョン受像機2、およびサーバ4が動作することにより、テレビジョン受像機1において、テレビジョン受像機2の選局と同期する選局が行われ、ユーザAは、ユーザBと全く同じ時間の流れで同じ番組を視聴することができる。
【0077】
また図7の例のように、同期相手として「人」を選択するようにしたので、放送局(すなわちチャンネル)ではなく「人」という仮想的なチャンネルを選局することができるようになり、チャンネル選局の新たな概念をユーザに提供することができる。
【0078】
なお以上においては、無条件に、同期相手としてユーザBを指定することができたが、例えばユーザBは、同期相手として指定されることを拒否して、いま自分が見ている番組を非公開にすることができる。
【0079】
具体的には、例えばテレビジョン受像機2のリモートコントローラに対して他の端末での同期選局モードにおける選局の同期相手として指定されることを拒否する操作がなされ、選局制御部33にその旨が通知されると、選局制御部33は、同期相手として指定されることを拒否する要求を、サーバ4に対して行う。
【0080】
サーバ4は、登録部52に、図11に示すように、図5に示した登録情報に加え、同期相手として指定されることの可否を示す情報を管理し、テレビジョン受像機2から、同期相手として指定されることを拒否する旨の要求があった場合、テレビジョン受像機2のユーザBの登録情報に、その旨を示す情報を設定する。
【0081】
これにより、例えばテレビジョン受像機1から、ユーザBのIDを含む同期相手指定情報が送信されてきて、それを受信しても(図9のステップS23)、ユーザBの登録情報には、同期相手として指定されることを拒否する情報が設定されているので、サーバ4は、例えばその旨をテレビジョン受像機1に通知して、テレビジョン受像機2のチャンネル情報の送信を停止する。その結果テレビジョン受像機1において、テレビジョン受像機2の選局と同期する選局は行われない。
【0082】
なおテレビジョン受像機1において、すでに、テレビジョン受像機2の選局と同期する選局が行われている最中に、ユーザBが同期相手として指定されることを拒否(以下、単に、同期選局を拒否と称する)した場合、テレビジョン受像機1の選局モードが同期選局モードから通常選局モードに自動的に切り替わり、通常選局モードにおける選局が行われるようにすることもできる。またその際、テレビジョン受像機1において、同期相手から同期選局が拒否された旨が表示されるようにすることもできる。
【0083】
なお同期選局が拒否された場合だけでなく、例えば同期相手のユーザの端末において電源が切られて同期選局ができなくなった場合においても同様にすることができる。
【0084】
また同期選局拒否されて通常選局モードによる選局が行われている場合において、同期選局拒否が解除されたとき、今度は、選局モードが通常選局モードから同期選局モードに切り替わるようにすることもできる。またその際、同期選局拒否が解除されて、同期選局モードによる選局が開始される旨が表示されるようにすることもできる。
【0085】
図1の例では、同期選局モードによる選局のサービスを受ける端末が、テレビジョン受像機1とテレビジョン受像機2だけであったが、図12に示すように、さらにユーザCのテレビジョン受像機5、またはそれ以上のユーザの端末が相互に同期選局モードによる選局のサービスを受けるようにすることもできる。
【0086】
この場合、サーバ4は、図13に示すように、図5の登録情報に加え、同期相手を示す情報を管理しておくことができる。図13の例では、ユーザAのテレビジョン受像機1とユーザCのテレビジョン受像機5において、ユーザBを同期相手としてテレビジョン受像機2の選局と同期する選局が行われているので、ユーザAとユーザCの登録情報に、同期相手としてユーザBのIDが設定されている。
【0087】
このように同期相手を管理しておけば、例えば同期相手であるユーザBのテレビジョン受像機2から新たにチャンネル情報が受信されたとき(図9のステップS25)、サーバ4は、ユーザBを同期相手として同期選局を行っている端末がテレビジョン受像機1およびテレビジョン受像機5であると認識できるので、それらにテレビジョン受像機2からのチャンネル情報を送信することができる(ステップS26)。
【0088】
また以上のようにユーザAがテレビジョン受像機1において、ユーザBを同期相手としてテレビジョン受像機2の選局と同期した選局を行うときに、テレビジョン受像機2においても、他の端末を同期相手とする同期選局モードによる選局ができるようにすることもできるし(すなわち、この場合、テレビジョン受像機1では、その他の端末における選局と同じ選局が行われる)、テレビジョン受像機2での同期選局モードによる選局を禁止するようにすることもできる。
【0089】
また図10の例では、サーバ4からチャンネル情報の提供の要求があった後に、同期相手とされたテレビジョン受像機2がチャンネル情報の提供を開始するようにしたが(ステップS42)、例えば同期選局モードによる選局のサービスを受けることができるユーザとしてユーザAおよびユーザBが登録されたときから、同期相手として指定されなくてもテレビジョン受像機1およびテレビジョン受像機2はチャンネル情報を出力するようにすることもできる。
【0090】
また以上においては同期選局モードによる選局を行うために必要な情報はサーバ4を介して授受されるようにしたが、同期選局を要求するユーザAのテレビジョン受像機1と、その同期相手として指定されたユーザBのテレビジョン受像機2が直接情報を授受するようにすることもできる。
【0091】
また以上においては、テレビジョン番組放送を例として説明したが、複数のチャンネルを介して提供されるコンテンツであれば、他の場合においても、本発明を適用することができる。
【0092】
ところで、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
【0093】
図14は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。
【0094】
図14において、CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102、または記憶部108に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)103には、CPU101が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104により相互に接続されている。
【0095】
CPU101にはまた、バス104を介して入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107が接続されている。CPU101は、入力部106から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU101は、処理の結果を出力部107に出力する。
【0096】
入出力インタフェース105に接続されている記憶部108は、例えばハードディスクからなり、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部109は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
【0097】
また、通信部109を介してプログラムを取得し、記憶部108に記憶してもよい。
【0098】
入出力インタフェース105に接続されているドライブ110は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部108に転送され、記憶される。
【0099】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図44に示されるように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア111、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM102や、記憶部108を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースである通信部109を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0100】
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0101】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置または回路により構成される装置または回路全体を表すものである。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明を適用したテレビジョン受像機1を含んで構成されるシステムの構成例を示す図である。
【図2】図1のテレビジョン受像機1の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のテレビジョン受像機2の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1のサーバ4の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4の登録部52に記憶されている登録情報の例を示す図である。
【図6】図1のテレビジョン受像機1の動作を説明するフローチャートである。
【図7】テレビジョン受像機1に表示されるメニュー画面の例を示す図である。
【図8】テレビジョン受像機1に表示される番組映像の表示例を示す図である。
【図9】図1のサーバ4の動作を説明するフローチャートである。
【図10】図1のテレビジョン受像機2の動作を説明するフローチャートである。
【図11】図4の登録部52に記憶されている登録情報の他の例を示す図である。
【図12】本発明を適用したテレビジョン受像機1を含んで構成されるシステムの他の構成例を示す図である。
【図13】図4の登録部52に記憶されている登録情報の他の例を示す図である。
【図14】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0103】
1 テレビジョン受像機, 2 テレビジョン受像機, 3 ネットワーク, 4 サーバ, 13 選局制御部, 14 チューナ, 15 信号処理部, 16 メニュー画面生成部, 17 合成部, 18 表示部
【出願人】 【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
【出願日】 平成18年7月5日(2006.7.5)
【代理人】 【識別番号】100082131
【弁理士】
【氏名又は名称】稲本 義雄


【公開番号】 特開2008−17136(P2008−17136A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−185770(P2006−185770)