| 【発明の名称】 |
複合機、そのユーザ情報通知方法およびユーザ情報通知システム |
| 【発明者】 |
【氏名】高木 智史
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| 【要約】 |
【課題】複合機へのログインユーザを把握し、ログインしたユーザの行う処理をSNMPマネージャで管理する。
【構成】複合機にユーザ情報を格納したMIBを設けてSNMPエージェントとして機能させ、SNMPマネージャにログインユーザに関する情報を通知する。ユーザの行う処理が不正な使用であれば、そのユーザをSNMPマネージャからの指示でログアウトさせる |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自機の情報を管理するMIBを備え、SNMPエージェントとして機能する複合機であって、 前記MIBに、ユーザが使用している機能に関する情報を格納し、 ユーザのログインを、TrapコマンドでSNMPマネージャに通知するためのユーザログイン通知手段と、 前記SNMPマネージャからのGet Requestコマンドに応じて、前記MIBに格納するユーザが使用している機能に関する情報を、前記SNMPマネージャに通知するための機能情報通知手段、とを設けたことを特徴とする、複合機。 【請求項2】 前記MIBにユーザを強制ログアウトするための情報を記憶し、 前記SNMPマネージャからのSet Requestコマンドで指定されたログインユーザをログアウトするためのログアウト手段と、 前記ログアウト手段でログアウトすると、その旨をTrapコマンドでSNMPマネージャに通知するためのユーザログアウト通知手段とを設けたことを特徴とする、請求項1の複合機。 【請求項3】 自機の情報を管理するMIBを備え、SNMPエージェントとして機能する複合機のユーザ情報通知方法であって、 前記MIBに、ユーザが使用している機能に関する情報を格納し、 ユーザのログインを、TrapコマンドでSNMPマネージャに通知するためのステップと、 前記SNMPマネージャからのGet Requestコマンドに応じて、前記MIBに格納するユーザが使用している機能に関する情報を、前記SNMPマネージャに通知するためのステップ、とを設けたことを特徴とする、複合機のユーザ情報通知方法。 【請求項4】 SNMPエージェントとして機能する複合機と、SNMPマネージャとがネットワークで接続されたシステムにおいて、 前記複合機には、ユーザが使用している機能に関する情報を格納するMIBを設けて、ユーザのログインをTrapコマンドでSNMPマネージャに通知するための手段と、前記SNMPマネージャからのGet Requestコマンドに応じて、前記MIBに格納するユーザが使用している機能に関する情報を、前記SNMPマネージャに通知するための手段とを設け、 前記SNMPマネージャには、前記Trapコマンドでユーザがログインしたとの情報を取得するための手段と、ユーザが使用している機能に関する情報を前記複合機に対してGet Requestコマンドで要求するための手段、とを設けたことを特徴とする、ユーザ情報通知システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、複合機に関し、特にSNMP(Simple Network Management Protocol)を使用してのユーザ情報の通知に関する。 【背景技術】 【0002】 複合機にネットワーク認証などでログインしたユーザは、その各種機能を使用することができる。しかしネットワーク上の複合機に誰がログインしているかは容易に把握することができず、不正使用などがあってもすぐに対処することは難しい。特に、個人情報などの保護が必要な情報についての送信やコピー等の処理は情報漏洩に直結するため、どのユーザが処理を行っているかを監視する必要がある。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 この発明の課題は、複合機へのユーザのログインを把握し、ログインしたユーザやユーザの行う処理を監視して、ユーザによる不正使用を防止することにある。さらにユーザの不正使用があれば、このユーザをログアウトさせることにある。 【課題を解決するための手段】 【0004】 この発明は、自機の情報を管理するMIBを備え、SNMPエージェントとして機能する複合機であって、前記MIBに、ユーザが使用している機能に関する情報を格納し、ユーザのログインを、TrapコマンドでSNMPマネージャに通知するためのユーザログイン通知手段と、前記SNMPマネージャからのGet Requestコマンドに応じて、前記MIBに格納するユーザが使用している機能に関する情報を、前記SNMPマネージャに通知するための機能情報通知手段、とを設けたことを特徴とする。 【0005】 好ましくは、前記MIBにユーザを強制ログアウトするための情報を記憶し、前記SNMPマネージャからのSet Requestコマンドで指定されたログインユーザをログアウトするためのログアウト手段と、前記ログアウト手段でログアウトすると、その旨をTrapコマンドでSNMPマネージャに通知するためのユーザログアウト通知手段とを設ける。 【0006】 さらにこの発明は、自機の情報を管理するMIBを備え、SNMPエージェントとして機能する複合機のユーザ情報通知方法であって、前記MIBに、ユーザが使用している機能に関する情報を格納し、ユーザのログインを、TrapコマンドでSNMPマネージャに通知するためのステップと、前記SNMPマネージャからのGet Requestコマンドに応じて、前記MIBに格納するユーザが使用している機能に関する情報を、前記SNMPマネージャに通知するためのステップ、とを設けたことを特徴とする。 【0007】 またさらにこの発明は、SNMPエージェントとして機能する複合機と、SNMPマネージャとがネットワークで接続されたシステムにおいて、前記複合機には、ユーザが使用している機能に関する情報を格納するMIBを設けて、ユーザのログインをTrapコマンドでSNMPマネージャに通知するための手段と、前記SNMPマネージャからのGet Requestコマンドに応じて、前記MIBに格納するユーザが使用している機能関する情報を、前記SNMPマネージャに通知するための手段とを設け、前記SNMPマネージャには、前記Trapコマンドでユーザがログインしたとの情報を取得するための手段と、ユーザが使用している機能に関する情報を前記複合機に対してGet Requestコマンドで要求するための手段、とを設けたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0008】 この発明では、SNMPエージェントとしての複合機へのユーザのログインを、SNMPマネージャが監視することができる。ログインしたユーザの情報をTrapコマンドでSNMPマネージャへ通知すると共に、複合機のMIB(Management Infomation Base)にはユーザの使用している機能に関する情報を格納し、SNMPマネージャからの要求に応じて、この情報を通知する。SNMPマネージャ側では、複合機にどのユーザがログインし、どのような処理を行っているかなどの情報を取得することができるので、ログインユーザの処理を監視することができる(請求項1〜4)。そのためSNMPマネージャでは、ユーザが不正な処理を行えば、すぐにこれを把握することができる。 【0009】 請求項2の発明では、MIBにユーザを強制ログアウトするための情報を記憶して、SNMPマネージャからのSet Requestコマンドで、ログインユーザを強制的にログアウトさせることができる。ログインしたユーザの処理が不正であれば速やかにログアウトさせることで、複合機の不正使用を最小限に抑えることができる。またSNMPマネージャには、指定のユーザをログアウトさせたことをTrapコマンドで通知するので、SNMPマネージャはユーザのログアウトについても把握することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。 【実施例】 【0011】 図1〜図6に実施例を示す。図1に、SNMPエージェントとして機能する複合機2の構成を示す。4は主制御としてのCPUで、6は公衆電話網に対して呼を確立するための網制御装置(NCU:Network Control Unit)で、8は公衆電話回線を介してG3ファクシミリデータ等を送受信するためのモデムである。また複合機2は、LANインターフェース10で、LAN12を介しSNMPマネージャであるパーソナルコンピュータ14やユーザのパーソナルコンピュータ16等に接続されている。なお19は、インターネット網である。パーソナルコンピュータ14は、複合機2のログインユーザの情報を取得し、SNMPマネージャとして複数のエージェントの状態をモニタする。 【0012】 20はコピー機能処理部で、原稿を読み取って画データに変換するためのスキャナと画データをハードコピーするためのプリンタとを用いてコピーを行う。22はスキャナ機能処理部で、スキャナで画像を読取り、パーソナルコンピュータ等に画像データを送信する等の処理を行う。24はプリンタ機能処理部で、プリンタにネットワークプリンタ機能を持たせて、LAN12内のパーソナルコンピュータ16等からの依頼に応じてネットワークプリンタとしてのプリント等を行う。26はG3ファクシミリ機能処理部で、公衆回線網を介して従来のG3ファクシミリの送信/受信を行う。28はネットワーク通信部で、インターネットファクシミリや電子メール等の送受信を行う。 【0013】 30はLCD等の表示パネル、32は操作/入力部で、LCD表示パネルのタッチパネルやキーボード等を用い、ユーザはユーザIDやユーザ名などのユーザ識別情報を入力してログイン処理を行ったり、ログイン後の処理の選択などを行う。なお34はユーザ情報通知プログラム52等を記憶するためのROMで、36は各種データ等を記憶するためのRAMである。 【0014】 実施例では、複合機2をSNMPに対応させて、ログインユーザの情報やユーザが使用している機能に関する情報をパーソナルコンピュータ14で把握させる。すなわち、SNMPエージェントである複合機2は、SNMPプロトコル処理部38にMIB40を備えて、ここにログインユーザの使用している機能に関する情報、例えば送信処理では送信先や送信文書の種類や送信枚数など、コピー処理ではコピー枚数などの情報を格納し、パーソナルコンピュータ14からのリクエストに対してMIB40内の情報を通知する。またMIB40には、ログインユーザを強制ログアウトさせるためのパラメータを設定し、パーソナルコンピュータ14からのSet Requestコマンドで強制ログアウト処理を行うようにする。 【0015】 42はユーザ情報通知部で、パーソナルコンピュータ14との間でSNMPコマンドを送受信するためのコマンド送受信部44と、ログインしたユーザ名やユーザIDを通知するためのユーザ名通知部46と、そのほかのユーザ情報やユーザの使用している機能に関する情報などを通知するための詳細情報通知部48と、パーソナルコンピュータ14からのコマンドでログインユーザをログアウトさせるためのログアウト処理部50とを設ける。 【0016】 図2に、ユーザ情報通知プログラム52を示すと、53はコマンド送受信命令で、SNMPプロトコルのコマンドをパーソナルコンピュータとの間で送受信し、54はユーザ名通知命令で、ログインユーザの名前やIDをパーソナルコンピュータに通知し、55は詳細情報通知命令で、パーソナルコンピュータからの要求で、MIB40で定義されているユーザに関する情報やユーザの使用に関する機能情報を通知し、56はログアウト処理命令で、パーソナルコンピュータからのログアウト指示でログインユーザを強制ログアウトさせ、57はログアウト通知命令で、ユーザの強制ログアウトを行うとその旨をパーソナルコンピュータ14に通知する。 【0017】 図3は、実施例の複合機2とパーソナルコンピュータ14間とのSNMPコマンドのやりとりを示す図である。複合機2にユーザがログインすれば、そのユーザ名をTrapコマンドでパーソナルコンピュータ14にイベントとして通知する。パーソナルコンピュータ14側では、複合機2にログイン中のユーザ名を取得し、これを表示画面などで参照可能とする。パーソナルコンピュータ14がログインユーザの使用している機能に関する情報などを取得したい場合は、Get Requestコマンドで複合機2に対し情報を求める。これに対し複合機2は、MIB40で管理するユーザの詳細情報を通知する。またSet Requestコマンドを複合機2に通知して、パーソナルコンピュータ14側から複合機2のログインユーザを強制ログアウトさせることができる。ログアウト処理が完了すれば、複合機2はTrapコマンドでパーソナルコンピュータ14に通知する。 【0018】 図4に、実施例のパーソナルコンピュータ14での表示画面60を示す。表示画面60に、複合機2へのログイン中のユーザが山田太郎であること、ログイン時間や、処理内容は文書D01を送信先AAへインターネットファクシミリ送信すること、などを示す。ユーザ名は複合機2からのTrapコマンドで取得し、ユーザ情報はボタン62を、処理内容はボタン63をそれぞれ押下してGet Requestコマンドで複合機から取得する。さらにユーザ毎のログイン履歴を、ボタン64などで参照できるとしても良い。表示画面60で示される情報から、ログイン中のユーザ「山田太郎」が、文書D01を送信先AAへインターネットファクシミリ送信することを指示したことが分かる。ここで文書D01の送信権限が「山田太郎」にない場合などに、「山田太郎」を強制的にログアウトさせるために、ログアウト指示ボタン66などで複合機2にSet Requestコマンドを通知する。 【0019】 図5に、ユーザに関する情報をパーソナルコンピュータに通知したり、ログアウト処理を行ったりするSNMPエージェントとしての複合機の処理を示す。実施例では、ネットワーク認証などで複合機へのログインを許可したユーザについて、そのユーザ名やユーザIDをTrapコマンドでパーソナルコンピュータへ通知する(S1,S2)。複合機はログインユーザの指示する処理を行う(S3)が、パーソナルコンピュータからのGet Requestコマンドを受信すれば、ユーザ情報やユーザの使用している機能に関する情報などをMIBから取得して(S4,S5)、パーソナルコンピュータへ通知する(S6)。そしてユーザがログアウト処理を指示していない場合でも、パーソナルコンピュータからSet Requestコマンドを受信すれば、そのユーザを強制的にログアウトさせる(S7〜S9)。指定されたユーザのログアウト処理を行うと、その旨をTrapコマンドでパーソナルコンピュータに通知する(S10)。 【0020】 図6に、SNMPマネージャが起動されたパーソナルコンピュータの処理を示す。パーソナルコンピュータがユーザ名を通知するTrapコマンドを受信すれば、ログインしたユーザ名を表示画面などに表示する(S1,S2)。そして表示されたユーザ名から、管理者がさらに詳細な情報を取得したいときは、Get Requestコマンドで複合機に詳細な情報を要求し(S4)、情報を取得すれば(S5)これを表示する(S6)。管理者がそのユーザを複合機から強制ログアウトさせるときは、MIBに対してSet Requestコマンドを通知し(S7,S8)、複合機からログアウト処理を行った旨のTrapコマンドを受信すればログアウトさせたことを表示する(S9、S10)。 【0021】 実施例では、複合機のログインユーザ毎の情報を、SNMPマネージャであるパーソナルコンピュータに通知する。ユーザのログインがあると、ユーザ名等をTrapコマンドでイベントとして通知するので、ネットワーク上の複合機に誰がログインしているかを容易に把握することができる。そしてさらに詳細な処理に関する情報などをGet Requestコマンドでパーソナルコンピュータに取得させ、ログインしたユーザの行う処理を監視させる。例えば保護対象文書の送信や、許可されない送信先への送信などの処理が指示されたり、使用時間帯やコピー枚数などから、不正使用であるとして、そのユーザを強制ログアウトさせて、ユーザによる不正使用を防止する。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】実施例の複合機の構成を示すブロック図 【図2】実施例での、ユーザ情報通知プログラムのブロック図 【図3】実施例での、複合機とパーソナルコンピュータ間のSNMPコマンドを示す図 【図4】実施例での、パーソナルコンピュータの表示画面に示す図 【図5】実施例での、複合機のSNMPエージェントとしての処理のアルゴリズムを示すフローチャート 【図6】実施例での、パーソナルコンピュータのSNMPマネージャとしての処理のアルゴリズムを示すフローチャート 【符号の説明】 【0023】 2 複合機 4 CPU 6 NCU 8 モデム 10 LANインターフェース 12 LAN 14 SNMPマネージャとしてのパーソナルコンピュータ 16 ユーザのパーソナルコンピュータ 20 コピー機能処理部 22 スキャナ機能処理部 24 プリンタ機能処理部 26 G3ファクシミリ機能処理部 28 ネットワーク通信部 30 LCD 32 操作/入力部 34 ROM 36 RAM 38 SNMPプロトコル処理部 40 MIB 42 ユーザ情報通知部 44 コマンド送受信部 46 ユーザ名通知部 48 詳細情報通知部 50 ログアウト処理部 52 ユーザ情報通知プログラム 60 パーソナルコンピュータの表示画面
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006297 【氏名又は名称】村田機械株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月5日(2006.7.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086830 【弁理士】 【氏名又は名称】塩入 明
【識別番号】100096046 【弁理士】 【氏名又は名称】塩入 みか
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| 【公開番号】 |
特開2008−17134(P2008−17134A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−185750(P2006−185750) |
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