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【発明の名称】 画像処理装置
【発明者】 【氏名】岡崎 栄

【要約】 【課題】簡単な処理でPCIバスを介して接続されているスキャナ、プリントエンジンを停止して省電力化を図ることができる画像形成装置。

【構成】システムコントローラ20には、ASIC34にPCIバスであるバス42が接続され、これにより、I/O基板38を介して、スキャナ26、プリントエンジン28が接続され、電源制御部52からI/O基板へ所定電圧の電力が供給されることにより、スキャナ及びプリントエンジンが作動可能となる。ASICは、システムコントローラが省電力モードへ移行するときに、電源制御部を停止させて、スキャナ及びプリントエンジンを停止する。このときに、ASICのバッファ部56にI/O基板から供給される動作電圧が遮断されることにより、ASICとI/O基板の接続が切り離される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入出力装置が接続されることにより、接続された入出力装置への画像データの出力又は入出力装置からの画像データの入力を可能とする入出力回路及び、前記入出力回路を介した前記画像データの入出力制御と共に、入力又は出力される画像データに対して所定の処理を行うコントローラを含む画像処理装置であって、
前記コントローラに設けられてコントローラと前記入出力回路をPCIバスによって接続可能とするASICと、
前記入出力回路へ作動電力を供給すると共に、電力の供給停止信号が入力されることにより、入出力回路への電源供給を停止し、入出力回路に接続された前記入出力装置を停止可能とする電源供給部と、
前記ASICに形成されて所定の動作電圧の供給が停止されることによりASICと前記PCIバスの接続を解除するバッファ部と、
を含み、前記バッファ部に前記入出力回路から前記所定の動作電圧を供給する、
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記ASICが、省電力モードへ移行するときに、前記電源供給部へ前記電力の供給停止信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記入出力回路に接続される前記入出力装置として、画像データが入力されることにより、入力された画像データに基づいた画像を記録媒体に形成するプリントエンジンを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記入出力回路に接続される前記入出力装置として、原稿に記録された画像に応じた画像データを出力するスキャナを含むことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿に記録された画像を読み込んで画像データを生成するスキャナ、画像データに応じた画像を記録紙等の画像記録媒体に形成するプリンタなどの画像形成装置および、スキャナ機能、画像形成機能を併せ持つ複写機などの画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真プロセスを適用して、記録紙などの画像記録媒体に画像を形成するプリンタが一般化しており、さらに、画像処理を行うプリントエンジン機能にスキャナ機能を合わせて原稿画像を記録紙に形成する複写機(デジタル複写機)や、複写機能に加えてファクシミリ機能などを備えた複合機などの各種の画像処理装置として多用されている。
【0003】
一方、電子写真プロセスを適用して画像形成を行うプリントエンジンでは、例えば、感光ドラムに対して、除電、帯電、露光、トナー現像、クリーニング処理が行われ、また、感光体ドラム上のトナー像を記録紙に形成するために、転写及び加熱定着処理が行われ、このようなプリントエンジンを常に動作状態とすると、不要な電力消費が生じる。
【0004】
ここから、電源が投入されることにより常に電力を供給する第1の電源装置と、プリントエンジンによる印刷動作を行わないときに電力の供給を停止する第2の電源装置とを設け、第1の電源装置からホストインターフェイス、システムコントロール回路、システムリセット回路へ電力を供給することにより、装置全体の電源をオフすることなく、省電力化を図るようにした提案がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
ところで、省電力化を図るために、装置電源がオンされている状態で、プリントエンジンなどの一部の機器への電力供給を遮断すると、半導体回路相互間で電源の回りこみが生じ、半導体の寿命低下などを引き起こす恐れがある。
【0006】
ここから、一部の機器への電源を切断するときに、電源の切断順序を規定して、規定した順序で電源を切断することにより、電源の回り込みによる半導体部品の寿命低下を抑えるようにした提案がなされている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
すなわち、図4に示されるように、複写機や複合機などでは、メインコントローラ100に設けているASIC102と、I/O基板104に設けているASIC102をPCIバスであるバス106を用いて接続し、I/O基板104のASIC108にスキャナ110及びプリントエンジン112が接続されるのが一般的となっている。
【0008】
このとき、ASIC102によって電源制御部114を制御して、I/O基板104への電力供給を停止することにより、スキャナ110及びプリントエンジン112が停止状態となるようにしている。
【0009】
また、バス106にI/Oバッファ116を設けて、ASIC102が、I/Oバッファ116の作動を停止した後、電源制御部114からのI/O基板104への電力供給を遮断するようにしている。
【特許文献1】特開2002−103739号公報
【特許文献2】特開2004−266661号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記した停止方法では、I/Oバッファを設ける必要があると共に、段階的に電力供給を停止する必要があり、停止処理が煩雑となる。また、I/Oバッファを設けることによる部品数の増加をまねいている。
【0011】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、省電力化を図るときのスキャナないしプリントエンジン等への電力供給を停止する動作の簡略化を図ることができると共に、I/Oバッファ等の部品を不要とする画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために本発明は、入出力装置が接続されることにより、接続された入出力装置への画像データの出力又は入出力装置からの画像データの入力を可能とする入出力回路及び、前記入出力回路を介した前記画像データの入出力制御と共に、入力又は出力される画像データに対して所定の処理を行うコントローラを含む画像処理装置であって、前記コントローラに設けられてコントローラと前記入出力回路をPCIバスによって接続可能とするASICと、前記入出力回路へ作動電源を供給すると共に、電源の供給停止が指示されることにより、入出力回路への電源供給を停止し、入出力回路に接続された前記入出力装置を停止可能とする電源供給部と、前記ASICに形成されて所定の動作電圧の供給が停止されることによりASICと前記PCIバスの接続を解除するバッファ部と、を含み、前記バッファ部に前記入出力回路から前記所定の動作電圧を供給する、ことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、電力供給部を介して入出力回路へ所定の電力を供給することにより、入出力回路と共に入出力回路に接続された入出力装置が動作可能となる。また、コントローラと入出力回路をPCIバスによって接続するASICには、通常、バッファ部が設けられており、このバッファ部に、入出力回路から所定の動作電圧の電力が供給されるようにしている。
【0014】
ここで、電力供給部へ供給停止信号を入力することにより、入出力回路の作動を停止する共に、入出力装置の作動を停止できるようにしている。これと共に、入出力回路からASICのバッファ部への動作電圧の供給が停止するので、コントローラと入出力回路が切り離される。
【0015】
すなわち、電力供給部から入出力回路への電力供給を停止するのみで、入出力回路とコントローラを接続しているASIC等への電圧の回り込みを防止しながら、入出力装置を停止することができる。
【0016】
また、本発明は、前記ASICが、省電力モードへ移行するときに、前記電源供給部へ前記電力の供給停止信号を出力することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、コントローラが省電力モードへ移行するときに、ASICが供給停止信号を入出力回路へ出力する。これにより、入出力装置を停止することができる。
【0018】
このような本発明では、前記入出力回路に接続される前記入出力装置として、画像データが入力されることにより、入力された画像データに基づいた画像を記録媒体に形成するプリンタを含むことができ、また、前記入出力回路に接続される前記入出力装置として、原稿に記録された画像に応じた画像データを出力するスキャナを含むことができる。
【0019】
すなわち、本発明の画像処理装置としては、コントローラにスキャナが接続された画像読取装置、コントローラにプリンタ、プリンタとスキャナが接続された画像形成装置に適用することができる。
【発明の効果】
【0020】
以上説明したように本発明によれば、I/Oバッファを設けることなく、入出力回路へ供給する電力を遮断するのみで、入出力回路と共に、入出力回路に接続された入出力装置を停止することができるという優れた効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に画像処理装置として適用する複写機10の制御部の概略構成を示している。
【0022】
この複写機10は、CPU12、ROM14及びRAM16等がバス18によって接続されたシステムコントローラ20が設けられている。また、また、複写機10には、HDDなどの記憶装置22、操作パネル及びディスプレイを含み各種の入力操作や複写機10の動作状態の表示等が行われるUI装置24と共に、入出力装置として、画像読み込みを行うスキャナ26、画像形成処理を行うプリントエンジン28などが設けられており、これらが、入出力インターフェイス等の各種のインターフェイス(図示省略)を介して、システムコントローラ20のバス18に接続されている。また、システムコントローラ20には、図示しないネットワークインターフェイスを介して、パーソナルコンピュータ等とネットワーク接続可能となっている。
【0023】
プリントエンジン28は、電子写真プロセスを適用して、画像データに応じた画像を記録紙等の画像記録媒体に形成可能となっている。また、スキャナ26は、図示しないプラテンガラス上に原稿が載置されることにより、この原稿画像を読み取って、原稿画像に応じた画像データを生成する。
【0024】
これにより、複写機10では、ネットワーク等を介して画像データが入力される画像データや、スキャナ26によって読み込んだ原稿の画像データ等を、HDDなどの記憶装置22に記憶可能となっている。また、複写機10では、記憶装置22に記憶されている画像データを、ネットワークを介して出力可能となっていると共に、プリントエンジン28を用いた画像データに基づく画像形成が可能となっている。
【0025】
すなわち、複写機10は、パーソナルコンピュータ等から入力された画像データの印刷処理を行うプリンタ機能、原稿に記録された画像の複写処理を行う複写機能と共に、原稿に記録された画像に応じた画像データを、ネットワークを介して出力するスキャナ機能を備えている。
【0026】
なお、このような複写機10の基本的構成及び複写機10に設けられる記憶装置22.UI装置24、スキャナ26及びプリントエンジン28等は、公知の構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。また、複写機10としては、ファクシミリ機能を備えた複合機であっても良い。
【0027】
一方、図2に示されるように、複写機10は、メイン基板30を備え、このメイン基板30上にシステムコントローラ20が形成されている。なお、図2では、システムコントローラ20の要部としてCPU12と、RAM16を形成するDRAM16Aを示している。
【0028】
メイン基板30には、電源コネクタ32が設けられている。この電源コネクタ32には、図示しない電源装置が接続されるようになっており、複写機10では、図示しない電源スイッチがオンされることにより、電源装置から、所定電圧の直流電力が、システムコントローラ20の作動用の電力として供給される。
【0029】
これにより、システムコントローラ20が起動され、複写機10が作動可能となるように立ち上げられる。また、図示しない電源スイッチがオフされてシステムコントローラ20への電力供給が停止されることにより、複写機10の作動が停止される。
【0030】
システムコントローラ20は、バス18としてPCIバス(Peripheral Component Interconnect bus)が用いられており、バス18には、チップセットとしてASIC(Application Specific Integrated Circuit:専用集積回路)34、36等が設けられている。
【0031】
ASIC34は、CPU12、DRAM16A、ASIC36を相互に接続している。なお、ASIC34とDRAM16Aは、ローカルバスとして接続されてDMAC(図示省略)等が設けられた一般的構成となっている。
【0032】
ASIC36は、入出力(I/O)用として設けられており、図示しない入出力用のチップや、入出力コネクタなどを、ASCI34を介してCPU12、DRAM16A等と接続するようになっている。
【0033】
一方、メイン基板30には、入力装置として設けられているスキャナ26及び、出力装置として設けられているプリントエンジン28が接続される入出力インターフェイス基板(I/O基板)38が形成されている。
【0034】
I/O基板38には、ASIC40が設けられており、このASIC40とASIC34が、32ビットのPCIバスであるバス42によって接続されている。また、I/O基板38には、入出力(I/O)コネクタ44、46が設けられており、I/Oコネクタ44、46が、ASIC40に接続されている。
【0035】
I/Oコネクタ44、46は、一方がスキャナ26に設けられているスキャナコントローラ48に接続され、他方がプリントエンジン28に設けられているプリントコントローラ50が接続され、システムコントローラ20によってスキャナ26及びプリントエンジン28の作動制御が可能となっている。
【0036】
システムコントローラ20には、電源制御部52が設けられており、この電源制御部52を介して、I/O基板38へ作動用の電力を供給するようにすると共に、I/O基板38を介して、スキャナコントローラ48及びプリントコントローラ50へ作動用の電力を供給するようにしている。
【0037】
なお、スキャナ26及びプリントエンジン28に設けられている駆動用の機器には、スキャナコントローラ48及びプリントコントローラ50が作動することにより、図示しない電源装置で生成された所定電圧の電力が供給されるようになっている。また、図2では、電源の配線の図示を省略している。
【0038】
これにより、複写機10では、システムコントローラ20が作動することにより、スキャナコントローラ48及びプリントコントローラ50が作動可能となる。また、複写機10では、スキャナ26によって原稿を読み込んで生成された画像データが、スキャナ26からシステムコントローラ20に入力されると共に、システムコントローラ20で所定の画像処理を施した画像データを、プリントエンジン28へ出力して印刷処理を行うことができるようになっている。
【0039】
一方、ASIC34、36、40のそれぞれには、バッファ部54が設けられており、ASIC34、36、40は、バッファ部54を介してバス18、42等が接続される一般的構成となっている。
【0040】
図3には、一例として、ASIC34に設けられて、バス42が接続されるバッファ部54の概略を示している。なお、各バッファ部54の基本的構成は同じであり、以下、他のバッファ部54と区別するためにバッファ部56とする。
【0041】
バッファ部56は、所定電圧の電力が供給されることにより、信号の入出力が可能となるように動作する多数の半導体素子58が形成されており、それぞれの半導体素子58にバス42の各配線42Aが接続している。
【0042】
PCIバスでは、5vの電圧Vcと、3.3vの電圧Vcが用いられ、バッファ部56は、電圧Vcで作動される半導体素子58Aと、電圧Vcで作動される半導体素子58Bを含んでおり、バッファ部56では、半導体素子58Aに電圧Vcの電力が供給され、半導体素子58Bに電圧Vcの電力が供給されることにより、ASIC34をバス42に接続し、電圧Vc、Vcの供給が停止(切断)されることにより、ASIC34からバス42を切り離す。
【0043】
ところで、システムコントローラ20では、省電力化を図るために、スキャナ26及びプリントエンジン28の作動停止状態が所定時間以上経過した時などの予め設定したタイミングで、スキャナ26及びプリントエンジン28への電源供給を停止するようにしている。
【0044】
図2に示されるように、システムコントローラ20に設けられているASIC34は、電源制御部52に対する制御信号を生成して、電源制御部52へ出力する。
【0045】
ここで、ASIC34では、例えば、システムコントローラ20(CPU12)が省電力モードに移行すると、電源制御部52をオフする制御信号(オフ信号)を生成し、電源制御部52へ出力する。
【0046】
電源制御部52は、ASIC34からオフ信号が入力されることにより、I/O基板38への電力供給を停止し、これにより、複写機10のシステムコントローラ20では、スキャナコントローラ48及びプリントコントローラ50への電力供給が停止することにより、スキャン26及びプリントエンジン28が停止するようにしている。
【0047】
また、図3に示されるように、ASIC34のバッファ部56には、I/O基板38から、半導体素子58A、58Bの動作用とする電圧Vc、Vcの電力が供給されるようになっている。
【0048】
これにより、システムコントローラ20では、電源制御部52が、I/O基板38への電力供給を停止すると、ASIC34とI/O基板38が電気的に切り離されるようになっている。
【0049】
このように構成されている複写機10では、図示しない電源スイッチがオンされることにより、システムコントローラ20に動作用の電力が供給されてシステムコントローラ20が起動される。また、複写機10では、システムコントローラ20が起動されると、ASIC34が、電源制御部52へオン信号を出力する。
【0050】
これにより、I/O基板38へ電力が供給され、スキャナコントローラ48及びプリントコントローラ50が起動されて、スキャナ26及びプリントエンジン28が立ち上がると共に、ASIC34がバス42に接続する。
【0051】
複写機10では、スキャナ26及びプリントエンジン28が所定の立ち上げ処理を終了することにより稼動可能となり、稼動可能状態で、例えばネットワークを介して画像データが入力されて印刷処理が指示されると、入力された画像データに基づいた印刷処理を行う。
【0052】
また、複写機10では、スキャナ26に原稿を装着して、UI装置24上で画像読み取りが指示されることにより、スキャナ26による画像読み取りが行われ、原稿画像に応じた画像データの記録装置22への格納や、ネットワークを介した出力が行われる。
【0053】
さらに、複写機10では、スキャナ26に原稿を装着して、UI装置24上で画像複写が指示されることにより、スキャナ26による画像読み込みを行うと共に、これにより、スキャナ26から出力された画像データに基づいて、プリントエンジン28で印刷処理(画像形成処理)が行われる。
【0054】
ところで、複写機10では、省電力モードが設定されており、システムコントローラ20は、スキャナ26及びプリントエンジン28の処理停止状態が予め設定した時間を経過すると、省電力モードへ移行する。
【0055】
システムコントローラ20では、省電力モードへ移行することにより、ASIC34が、電源制御部52へオフ信号を出力する。電源制御部52は、ASIC34からオフ信号が入力されることにより、I/O基板38への電力供給を停止する。
【0056】
これにより、I/O基板38の作動が停止すると共に、スキャナコントローラ48及びプリントコントローラ50の作動が停止し、スキャナ26およびプリントエンジン28が作動を停止する。
【0057】
また、システムコントローラ20に設けられてCPU12とI/O基板38とを接続しているASIC34は、バッファ部56の半導体素子58を駆動する電圧Vc、Vcが、I/O基板38から供給されるようになっている。
【0058】
これにより、電源制御部52が、I/O基板38への電力供給を停止すると、バッファ部56も作動を停止し、ASIC34とI/O基板38(バス42)が切り離される。
【0059】
このように、複写機10では、I/O基板38が接続されるASIC34のバッファ部56の作動用の電力を、I/O基板38から供給するようにしているので、I/O基板38への電力供給を停止することにより、スキャナ26及びプリントエンジン28の作動を停止する共に、ASIC34のバッファ部56の作動を停止して、システムコントローラ20とI/O基板38を電気的に切り離すことができる。
【0060】
すなわち、システムコントローラ20上に設けているASIC34のバッファ部56の作動用電力を、システムコントローラ20から供給するようにした場合、スキャナ26及びプリントエンジン28を停止させるときには、先ず、バッファ部56を停止させた後に、I/O基板38への電力供給を停止させる必要がある。
【0061】
これに対して、本実施の形態では、I/O基板38からASIC34のバッファ部56へ作動用の電力を供給していることにより、I/O基板38への電力供給を停止する1ステップの処理のみで、スキャナ26及びプリントエンジン28の作動を停止することができる。
【0062】
また、複写機10では、ASIC34とI/O基板38との間にI/Oバッファを設けずに、ASIC34に形成されているバッファ部56を用いていることにより、部品数の削減を図ることができると共に、従来は電力が供給されているバッファ部56への電力供給を停止して、より一層の省電力化を図ることができる。
【0063】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、スキャナ26及びプリントエンジン28を備えた画像形成装置を適用したが、これに限らず、スキャナ26が設けられていないプリンタなどの画像形成装置に適用しても良く、また、プリントエンジン28が設けられていない画像読取装置などの任意の構成の画像処理装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本実施の形態に画像処理装置として適用した複写機の要部の概略構成図である。
【図2】システムコントローラとI/O基板の接続を示す要部の概略構成図である。
【図3】ASICに形成されているバッファ部とI/O基板の接続を示す要部の概略構成図である。
【図4】従来のコントローラとI/O基板の接続の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
【0065】
10 複写機(画像処理装置)
12 CPU
20 システムコントローラ(コントローラ)
26 スキャナ(入出力装置)
28 プリントエンジン(入出力装置)
30 メイン基板
32 電源コネクタ
34 ASIC
38 I/O基板(入出力回路)
42 バス(PCIバス)
48 スキャナコントローラ
50 プリントコントローラ
52 電源制御部(電力供給部)
56 バッファ部
【出願人】 【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
【出願日】 平成18年7月5日(2006.7.5)
【代理人】 【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳

【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳

【識別番号】100085279
【弁理士】
【氏名又は名称】西元 勝一

【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志


【公開番号】 特開2008−17114(P2008−17114A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−185575(P2006−185575)