トップ :: H 電気 :: H04 電気通信技術




【発明の名称】 映像記録再生装置
【発明者】 【氏名】加藤剛

【要約】 【課題】

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のビデオカメラから入力された映像情報を記録媒体へ記録する記録手段と、前記ビデオカメラから入力された映像情報及びまたは前記記録手段から読み出した複数の映像情報を所定の分割数に多分割した一画面として合成して出力する分割画面合成手段とを備えた映像記録再生装置において、
操作者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報毎に読み出す映像情報を指定した個人認識情報を記憶する個人認識情報用記憶手段と、新たに前記生体情報検出手段にて検出された生体情報と前記個人認識情報用記憶手段に記憶してある個人認識情報とを比較して操作者を認識し認識された操作者の個人認識情報を元に指定されている映像情報を抽出する映像情報抽出手段とを備え、
新たに前記生体情報検出手段にて生体情報を検出した場合、認識された操作者に対応した映像情報を映像情報読み出し手段により読み出し、読み出した映像情報を前記分割画面合成手段で合成して出力することを特徴とする映像記録再生装置。
【請求項2】
請求項1記載の映像記録再生装置において、前記個人認識用情報には本装置の操作許可項目情報を含み、新たに検出した生体情報を検出した場合、検出した生体情報毎に指定された操作が許可されることを特徴とする映像記録再生装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、映像記録再生装置に係る。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、例えば、特開平10−211191号公報(特許文献1)がある。該公報においては、課題として、「記録再生装置および記録媒体に対して絶対的な所有権を確立し、著作権やプライバシー等を保護可能な、生体情報を使用する記録再生装置及び記録再生方法を提供すること。」と記載され、解決手段として、「指認証装置101は、その検出部により検出された生体情報と個人認識情報用メモリ102に記憶されている生体情報との照合を行い、被認証者の個人認識動作を行う。個人認識をパスすると、CPU103は、記録再生装置の動作を許可し、カセットテープをローディングさせるモータ109やカセットをイジェクトさせるモータ107,テープ駆動を行うモータ111,113を動作可能な状態とする。一方、個人認証をパスしなかった場合、CPU103は、記録再生装置の動作を許可せず、一切のモータ駆動を停止する。」と記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開平10−211191号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、公共施設及び商業施設にて映像監視用のビデオカメラと、その映像情報の記録再生装置の導入が進んできており、1台の映像記録再生装置に2台以上のビデオカメラを接続して、各ビデオカメラの映像情報を同時に記録し、さらにそれらの映像情報を1つのTVモニタ画面上に4分割画面またはそれ以上の多分割画面にて同時に表示するようになってきている。
【0005】
また、映像記録再生装置を経由する映像情報のセキュリティーを確保する目的で、あらかじめパスワードを決めて限られた利用操作者のみに装置の操作権限与え、装置の操作を制限する手法が考えられてきた。さらに、上記特開平10−211191号公報(特許文献1)に示される技術のように、パスワードを使用せずに人の生体情報を利用して装置の操作を制限する手法が発達してきている。
【0006】
ところで、2台以上のビデオカメラを接続し、複数の撮影箇所の映像情報を同時に記録及び再生を行う映像監視用途の映像記録再生装置において、管理者以外の生体情報の登録者には一部の撮影場所は閲覧可能または閲覧不可としたい場合がある。すなわち、生体情報の登録者でも、セキュリティー上管理者、社員、アルバイト等の操作者のランクにより閲覧を許可する撮影箇所の映像と、意図して閲覧させたくない撮像個所の映像を指定したい場合がある。
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術では、生体情報を登録してある管理者は装置を動作可能とすることにより、記録または再生の動作を実行し、結果としてTVモニタ画面に記録媒体に記録してある映像情報を表示させ閲覧することができるが、操作者のランクにより閲覧できる撮影箇所の映像を指定できないという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、複数のビデオカメラからの映像情報を記録または再生できる映像記録再生装置において、操作者のランク毎に閲覧可能な撮影箇所の映像情報を指定することにより、映像情報のセキュリティーが向上できる映像記録再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明のある一面の概要は、複数のビデオカメラからの映像情報を記録または再生できる映像記録再生装置において、操作者のランク毎に閲覧可能な撮影箇所の映像情報を指定することを特徴とする。
【0010】
本発明は、特許請求の範囲に記載のとおりである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、映像情報のセキュリティーが向上できる。
【0012】
上記以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施形態は、複数のビデオカメラからの映像情報を記録または再生できる映像監視用途の映像記録再生装置において、本装置の設置後は常時通電して複数のビデオカメラからの映像情報を連続記録して稼動し、記録手段としてHDD(ハードディスクドライブ)を具備し、生体情報を検出するための生体情報検出手段として指認識検出器を具備したものとして以下に実施例を、図面を用いて説明する。尚、本実施例は接続するビデオカメラが9台の場合で説明する。
【実施例1】
【0014】
本発明による映像監視用途の映像記録再生装置の構成及び動作を、図1を用いて説明する。図1は、本発明による映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【0015】
図1において、バスライン116に接続されたCPU(Central Processing Unit)105がバスライン116を介し、バスライン16に接続されるA/D変換器(1041〜1049)と、RAM(Random Access Memory))107と、記録手段であるHDD記録装置109と、画像圧縮伸張回路110と、分割画面合成手段である分割画面合成回路111とD/A変換器112を制御することにより、映像の記録および再生が行われるものである。
【0016】
CPU105の制御プログラムはバスライン116に接続されたROM(Read Only Memory)106に格納されており、CPU105はROM106に格納されている制御プログラムに従い動作する。
【0017】
バスライン116には操作者の生体情報を検出する生体情報検出手段である指認識検出器101と、生体情報毎に読み出す映像情報を指定した個人認識情報を記憶する個人認識用情報記憶手段である個人認識情報用メモリ102が接続されており、また、ROM106にはCPU105が指認識検出器101と個人認識情報メモリ102を制御して、新たに指認識検出器106にて検出された生体情報と前記個人認識情報用メモリ102に記憶してある個人認識情報とを比較して操作者を認識し、認識された操作者の個人認識情報を元に指定されている映像情報を抽出する映像情報抽出手段として動作するための制御プログラムを格納している。
【0018】
ほかにバスライン116には操作スイッチ108と本装置の動作状態を表示や音で確認するためにLED114およびブザー115が接続されている。操作スイッチ108は、生体情報の読み取りを開始するキーと操作者のユーザーランク毎に対応した映像情報を抽出して閲覧可能としたビデオカメラCHの映像情報や操作制限等の個人認識情報の登録と削除を開始するキーと、映像記録開始キーと再生開始キーと記録・再生停止キーと個人認識情報の登録と削除を行うキーと、英数字文字を選択するキーと、選択した英数字文字を決定する決定キーとTV画面上に表示された項目を移動し選択項目を変更する矢印キーと本装置の操作を終了させるための終了キー等で構成された操作キー集合体の総称である。また、操作スイッチは利便性良く操作するために本装置の正面側に配置されている。
【0019】
A/D変換器1041〜1049は、ビデオカメラ1031〜1039の1台目から9台目までに対し独立して1系統ずつ設けてあり、各々バスライン116に接続されている。
【0020】
ビデオカメラ1031〜1039とTVモニタ113は本装置の外部に接続された機器であり、本装置の構成を示すものではないが、本装置への映像信号の入力および本装置から出力した映像の表示を行うものである。ビデオカメラ1031〜1039は固体撮像素子を使用した映像撮像装置であり、撮像した映像情報をアナログ信号として本装置のA/D変換器1041〜1049に入力する。また、TVモニタ113は映像情報を表示する機器であり、本装置のD/A変換機112から出力された映像信号を入力し表示画面に映像を表示する。尚、本実施例では、ビデオカメラ1031〜1039が本装置に1台目から9台目まで接続して使用する例にて説明するが、接続できるのビデオカメラの数はこれに限るものではない。
【0021】
指認識検出器101は、たとえば指を指認識検出器101の検出部に近づけて、あるいは接触させることにより静脈形状または指紋形状を読み取りデジタルの信号で生体情報を出力する。また、指認識検出器101部分は、利便性を向上するために本体から分離して外部に配置しても良い。さらに、指認識検出器101部分は指の生体情報を検出する手段であるが、他の生体部分の認証手段に置き換えても良い。
【0022】
ここで、管理者の操作による個人認識情報の登録動作について説明する。
【0023】
本実施例の映像記録再生装置は、設置後の電源投入時又は操作終了後は必ずユーザーランクが一番低い場合の分割表示数となるようにしており、まず、CPU105の制御によりビデオカメラ(1CH〜4CH)1031〜1934の4つのビデオカメラCHの映像情報を抽出して分割画面合成回路111で4分割画面を生成し、TVモニタ113に表示している。その後、個人認識情報を登録する場合は、操作スイッチ108にて個人認識情報の登録と削除の動作を開始し、先ず管理者の生体情報を指認識検出器101により読み取り、本装置に管理者であることを認識した後にCPU105の制御により分割画面合成回路111でユーザー登録画面を生成しTVモニタ113上にユーザー登録画面を表示させる。ここで、登録する操作者の生体情報を指認識検出器101により読み取り、ユーザー番号を自動的に付与し、操作スイッチ108にてユーザー名と操作を許可したユーザークラスとビデオカメラ(1CH〜9CH)1031〜1039またはHDD記録装置109の映像情報を抽出し閲覧を許可する許可カメラCHとTVモニタ113に分割表示する画面分割表示数とを入力する。ユーザー登録画面の表示内容を入力後は操作スイッチ108の個人認識情報の登録キーを入力することにより新規に作成されたとして生体情報と対応させて個人認識情報として個人認識情報用メモリ102の所定の領域に記憶する。同様に、個人認識情報を削除する場合は、操作スイッチ108にて個人認識情報の登録と削除の動作を開始し、管理者が指認識検出器101により管理者の生体情報を読み取り管理者であることを認識させた後に該当する個人認識情報を個人認識情報用メモリ102から削除することにより完了する
尚、最初に本装置を設置した場合は先ず管理者の個人認証情報を登録する。また、管理者の個人認証情報の登録の場合は、ユーザークラスと許可カメラCHと画面分割表示数は全て許可する内容であるユーザークラスは「A」とし、許可カメラCHは1CHから9CHまで全ての閲覧を許可し、画面分割表示数は最大の9分割画面として自動的にあらかじめ表示する。
【0024】
次に、ビデオカメラ(1CH〜9CH)1031〜1039から出力されるアナログの信号がA/D変換されてHDD記録装置109に記録するまでの流れを説明する。
【0025】
ビデオカメラ(1CH)1031から出力されたアナログ映像情報はA/D変換器(1CH)1041によりデジタル映像情報に変換された後にバスライン116を経由してRAM107の所定の領域へ一時保存される。次に再度バスライン116を経由して画像圧縮伸張回路110によりデジタル映像情報をJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式にて圧縮した後に、圧縮したデジタルデータの先頭に記録時の時刻情報とビデオカメラCH情報を付加した後にバスライン116を経由してHDD記録装置109の所定の領域へ記録する。
【0026】
また、圧縮方式部分についてはMPEG(Moving Picture Experts Group)方式でもかまわない。
【0027】
本装置に接続されている他の2台目以降のビデオカメラ(2CH〜9CH)1032〜1039の映像情報も順に、アナログ映像情報をA/D変換器1042〜1049によりデジタル映像情報に変換された後にバスライン116を経由してRAM107の各々所定の領域へ一時保存された後に、順に画像圧縮伸張回路110にて情報サイズを圧縮した後、各々の圧縮したデジタルデータの先頭に記録時の時刻情報とビデオカメラCH情報を付加しHDD記録装置109へ記録が行われる。ここで、MPEG方式圧縮の場合は可能な限り短い映像単位に区切った映像情報にて記録するものとする。尚、本実施例では画像圧縮伸張回路110は1つであるためデジタル映像情報の圧縮は、ビデオカメラCH毎の映像情報を順に圧縮して処理している。ここで、画像圧縮伸張回路110を複数配置して、各ビデオカメラCH毎のデジタル映像情報を分散して圧縮処理しても良い。
【0028】
さらに、管理者の操作によるビデオカメラからの映像情報の記録動作について説明する。操作スイッチ108にて個人認識情報の登録と削除の動作を開始し、TVモニタ113上にユーザー登録画面を表示させ、操作者の生体情報を指認識検出器101により読み取り、検出した生体情報と個人認識情報用メモリ102に記録されている複数の個人認識情報に含まれる生体情報とを比較して、互いが一致することにより本装置に登録されているユーザーである事を認識した後、該当する個人認識情報に含まれるユーザークラスによりあらかじめ決められた操作項目の操作を受け付ける。本実施例では管理者のユーザークラスは「A」とし、本装置の記録開始及び停止の操作を可能としている。操作スイッチ108にて記録開始を操作入力することによりビデオカメラから出力されるアナログの信号がA/D変換されてHDD記録装置109に記録されるまでの記録動作を開始する。また、同様に操作スイッチ108にて記録停止を操作入力することにより記録動作が停止する。 本実施例では映像監視用途であり映像記録に抜けの無い様にするため、接続されているビデオカメラの映像情報は個人認識情報の内容に係らず記録時は全CHのビデオカメラ映像情報をHDD記録装置109に記録している。ここで、操作者が管理者以外のユーザーの場合は、該当する個人認識情報に含まれるユーザークラスが「A」である場合のみ本装置の記録開始又は停止操作を行うことが可能であり、ユーザークラスが「A」または「B」以外の操作者では記録開始又は停止操作を受け付けないようになっている。
【0029】
次に、記録動作しながらスルー画を表示させる動作について説明する。RAM107から全CHのビデオカメラのデジタル映像情報をバスライン116を経由して画像圧縮伸張回路110を経由してHDD記録装置109に記録するのと同時に、平行してCPU105の制御によりRAM107からバスライン116を経由して操作者の個人認識情報を元に閲覧を許可されたビデオカメラCHのデジタル映像情報を抽出し、分割画面合成回路111により、予め設定されている所定の分割数に多分割した一画面として合成し、D/A変換器112でアナログ映像情報として出力し、TVモニタ113に表示することによりリアルタイムなスルー画を表示する。これによりHDD記録装置109へ記録しながらスルー画を表示することが可能となる。
【0030】
また、後に説明する図6のステップ610にて説明する4分割画面の初期画面とはユーザーラングが一番低い表示状態であり、ビデオカメラ1CHと2CHと3CHと4CHの4つのビデオカメラCHの映像情報を抽出して画像圧縮伸張回路110にて伸長して4分割画面で表示したものである。
【0031】
ここで、操作者が管理者の場合は、カメラ許可CHは1CHから9CHまで全て、画面分割表示数を9分割画面となっているため、分割画面合成回路111にて1CHから9CHまでのビデオカメラの映像情報が9分割画面でTVモニタ113に表示される。また、操作者が管理者以外の場合は、該当する個人認識情報に含まれるカメラ許可CHが、例えば1CHと2CHと3CHと4CHでかつ分割表示画面数が4分割表示である場合、1CHと2CHと3CHと4CHのデジタル映像情報のみをRAM107からバスライン116を経由して抽出し分割画面合成回路111にて4分割画面を一画面として合成し、D/A変換器112でアナログ映像情報として出力することにより1CHと2CHと3CHと4CHの映像情報のみを閲覧することが可能となっており、映像情報のセキュリティーが確保できる。
【0032】
再生時の動作について説明する。操作スイッチ108にて生体情報の読み取りを開始して操作者の生体情報を指認識検出器101により読み取り、検出した生体情報と個人認識情報用メモリ102に記録されている複数の個人認識情報に含まれる生体情報とを比較して、互いが一致することにより本装置に登録されているユーザーである事を認識した後、該当する個人認識情報に含まれるユーザークラスにより機器の操作項目の操作を受け付ける。本実施例ではユーザークラス「A」及び「B」及び「C」に本装置の再生開始及び停止の操作を許可している。操作者の認識後、再生の操作は操作スイッチ108を操作すると、HDD記録装置109に記録された映像情報に付加されている時刻情報とビデオカメラCH情報を手がかりにして個人認証情報のカメラ許可CHにより許可されたカメラCHのデジタル映像情報のみをHDD記録装置109から圧縮された映像情報を読み出し(抽出)、画像圧縮伸張回路110により圧縮前と同等のデジタル映像情報に伸張した後に、RAM107の所定の領域へ一時保存する。RAM107の所定の領域へ一時保存されたデジタル映像情報は、バスライン116を経由して分割画面合成回路111により、予め設定されている所定の分割数に多分割した一画面として合成し、D/A変換器112でアナログ映像情報として出力し、TVモニタ113に再生画を表示する。ここでは、ユーザー毎に個人認識情報の登録時に設定されたカメラ許可CHの映像情報のみしか閲覧できないようになっており、映像情報のセキュリティーが確保できる。
【0033】
ここで、管理者のカメラ許可CHは1CHから9CHまで全てとし、画面分割表示数を9分割画面とするため、分割画面合成回路111にて1CHから9CHまでのビデオカメラ映像が9分割画面でTVモニタ113に表示される。操作者が管理者以外の場合は、該当する個人認識情報に含まれるカメラ許可CHが例えば1CHとCHと3CHと4CHでかつ分割表示画面数が4分割表示である場合、1CHと2CHと3CHと4CHの映像情報をHDD記録装置109から読み出し(抽出)、画像圧縮伸張回路110により伸長した後、分割画面合成回2路111にて4分割画面して一画面として合成し、D/A変換器112でアナログ映像情報として出力することにより1CHと2CHと3CHと4CHの映像情報の閲覧することが可能となる。
【0034】
図10は記録映像を再生する場合の再生時刻検索の画面構成を示した図である。表示カメラCH1001は個人認識情報のカメラ許可CH内容を自動的に表示し操作者に閲覧できるカメラCHをあらかじめ知らせる。操作者は操作スイッチ108を操作して記録した映像情報の中から再生を開始したい再生開始時刻1002を入力し再生を行う。
【0035】
次に、個人認識情報について、図2及び図3を用いて詳細に説明する。図2は、本発明による個人認識情報用メモリ102へ記憶する個人認識情報の項目内容を示した図である。
【0036】
ユーザー番号201は、記憶する生体情報を一貫して識別するためのものであり、数値番号が登録時に順次自動的に付加される。ユーザー名202は、記憶する生体情報を名称にて識別するためのものであり、操作スイッチ108から任意の文字列にて入力する。ユーザークラス203は、記憶する生体情報にランク分した定義を付けるものであり、操作スイッチ108により予め設定されているA、B、Cのランクから選択する。許可カメラCH204は、生体情報毎に閲覧を許可するビデオカメラのCHを定義付けるものであり、操作スイッチ108により閲覧を許可する許可カメラCHを選択する。画面分割表示数205は、閲覧許可されたビデオカメラの映像を一画面で表示する分割表示数であり、ここでは、許可カメラCH204で選択したCH数に合わせて4分割画面または9分割画面のいずれかに自動で選択される。また本実施例ではカメラCH204で選択したCH数が4つであれば4画面分割表示とし、4つ以上である場合は9画面分割表示が選択される。生体情報206は生体情報を指認識検出器101により読み取り検出した生体情報である。
【0037】
ここで例えば、ユーザー番号「001」にはユーザー名「USER1」、ユーザークラス「A」、許可カメラCH「1〜9CH」、画面分割表示数「9」が生体情報「S1」とともに登録されている。
【0038】
ユーザークラスについて、図3を用いてさらに説明する。図3は、本発明によるユーザークラスの重み付けに関する本装置の操作項目を割りあてた例を示した図である。あらかじめ、ユーザークラスをA、B、Cとしてランク付けを予め設定してあり、各々のランクに対して本装置の操作許可項目301を対応させた情報を個人認識情報用メモリ102の所定の場所に記憶している。ユーザークラス「A」は管理者に該当し「指認証用の個人認識情報の登録と削除操作」、「映像記録の開始及び停止操作」、「許可カメラCHの映像再生操作」の全てを許可し、ユーザークラス「B」は社員に該当し「映像記録の開始及び停止操作」、「許可カメラCHの映像再生操作」を許可し、ユーザークラス「C」はアルバイト員に該当し「許可カメラCHの映像再生操作」を許可するものとしている。
【0039】
管理者が行う個人認識情報の登録及び削除時及び定常の運用状態の処理の流れについて、図4と図6を用いて説明する。図4は、本発明による個人認識するための個人認識情報の登録及び削除を管理するための処理を示すフローチャート図、図6は本発明による映像記録再生装置の定常の運用状態の処理の流れのフローチャート図である。
【0040】
本装置を設置時最初に電源を投入した場合は、管理者であるクラス「A」の登録有無を確認するためにステップ400aにて個人認識情報を個人認識情報用メモリ102から読み出し、ステップ400bにて管理者であるクラス「A」の登録有無を判別する。
【0041】
ステップ400bにてクラス「A」の登録情報が無い場合はステップ408に進み、ステップ408にてユーザー登録画面を表示後登録する指の生体情報を指認識検出器101で検出し、ステップ409にて検出した生体情報に自動的にユーザー番号が新たに一貫番号で付与される。次に、操作スイッチ108の操作により検出した生体情報にステップ410にてユーザー名の入力、ステップ411にてユーザークラスの選択、ここではクラスAにあらかじめ選択され固定される。ステップ412にて許可カメラCHの選択、ここでは全てのカメラCHが選択され固定される。ステップ413にて分割画面表示数の選択、ここでは9画面分割が選択され固定される。その後に、個人認識情報用メモリ102に上記の新たに作成された個人認識情報を記憶する前に、ステップ414にて再度操作スイッチ108の操作による登録者の判断を入力し、登録了解の場合はステップ415にて個人認識情報用メモリ102に新たに作成された個人認識情報を記憶し登録処理の終了となり、図6のステップ610に進み4分割画面の初期画面となった後は、ステップ600にて本装置操作開始のための操作スイッチ108からの入力待機(定常の運用状態)となる。
【0042】
ステップ400bにて個人認識情報にクラス「A」の登録情報がある場合にはステップ610に進み4分割画面の初期画面となり、ステップ600にて操作者が本装置操作開始するため操作スイッチ108からの入力待機(定常の運用状態)となる。
【0043】
管理者又は操作者が本装置を操作する場合、先ずステップ600の定常の運用状態にて操作スイッチ108の入力により指認識検出を開始し、本装置に個人認識情報が登録されているかどうかを判別するためにステップ601にて指認識検出を行い生体情報を検出する。ステップ602にて個人認識情報にある生体情報と比較して個人認識を行い登録されているユーザーであることが認識された場合ステップ603に移行する。ステップ602にて個人認識情報に登録が無いと認識された場合はステップ610に移行し、4分割画面の4分割画面の初期画面となり、再び操作者の操作開始を待つ状態とする。
【0044】
ステップ603にて個人認識情報用メモリ102から該当の個人認証識情報を読み出し、ステップ604にて個人認証識情報の中からユーザークラスと閲覧を許可カメラCHと画面分割表示数を抽出する。ステップ605にて個人認証識情報から抽出した画面分割表示数に切り替えるとともに許可されたカメラCHの映像情報を抽出して一画面に合成しスルー画面として表示する。次にステップ611にてユーザークラスにより許可された操作項目の実施を操作スイッチ108の入力により受け付ける状態となり、許可されていない操作項目は操作受け付けない。ここでユーザークラス「A」の管理者により個人認識情報の登録と削除を行う場合はステップ606にて個人認識情報の登録と削除を行う。ユーザークラス「A」または「B」により映像記録の開始及び停止を行う場合はステップ607にて映像記録の開始及び停止を行う。ユーザークラス「A」または「B」または「C」により許可カメラCHの記録映像再生を行う場合はステップ608にて許可カメラCHの記録映像再生を行う。ステップ609はステップ606から608の操作に対して常に割り込みの処理をしており、操作者が本装置から離れる場合に操作終了キーを押す事により操作中の動作を強制的に終了させることができる。操作終了キーを押した場合はステップ610に進み4分割画面の初期画面となる。
【0045】
ステップ606にて個人認識情報の登録と削除操作のモードに移行すると、図4のステップ401となる。し、ステップ401にて先ずセキュリティー上、登録操作を許可されている操作者がどうかを判別するため、再度指認識検出を行い生体情報を検出する。ステップ402にて個人認識情報にある生体情報と比較して個人認識を行い、本装置に登録されているユーザーのうちユーザークラス「A」の者であることを認識した場合は、ステップ403にて以降の操作スイッチ108からの入力による登録または削除キー操作入力を待つ。このとき個人認識結果がユーザークラス「A」以外の場合は登録処理終了となり、図6のステップ610に進み4分割画面の初期画面となる。ステップ402にてユーザークラス「A」であることを認識した場合は、ステップ403にて操作スイッチ108により個人認識情報の登録又は削除を選択入力する。ステップ403にて操作スイッチ108の操作により個人認識情報の登録を選択した場合、ステップ404にて登録を選択したことを判断し、ステップ408に移行し登録情報の入力処理に入る。ステップ408にてユーザー登録画面を表示後登録する指の生体情報を指認識検出器101で検出し、ステップ409にて検出した生体情報に自動的にユーザー番号が新たに一貫番号で付与される。次に、操作スイッチ108の操作により検出した生体情報にステップ410にてユーザー名の入力、ステップ411にてユーザークラスの選択、ここではクラスCにあらかじめ選択されるが操作スイッチ108にてクラスB又はクラスAに変更できる。ステップ412にて許可カメラCHの選択、ステップ413にて分割画面表示数の選択する。その後に、個人認識情報用メモリ102に上記の新たに作成された個人認識情報を記憶する前に、ステップ414にて再度操作スイッチ108の操作による登録者の判断を入力し、登録了解の場合はステップ415にて個人認識情報用メモリ102に新たに作成された個人認識情報を記憶し登録処理の終了となり、図6のステップ610にて4分割画面の初期画面となった後は、ステップ600にて本装置操作開始のための操作スイッチ108からの入力待機(定常の運用状態)となる。ステップ414にて登録しない場合は新たに作成された個人認識情報を破棄して登録処理の終了となり、ステップ610にて4分割画面の初期画面となった後は、ステップ600にて本装置操作開始のための操作スイッチ108からの入力待機(定常の運用状態)となる。
【0046】
ステップ403にて削除を選択した場合は、ステップ404にて削除を選択したことを判断し情報削除の処理に入り、ステップ405でユーザー登録削除画面を表示する。さらにステップ405にて操作スイッチ108の操作により削除したいユーザー番号を選択し、ステップ406にて再度操作スイッチ108の操作により削除了解の操作がされたと判断した場合は、ステップ407にて該当の選択したユーザーの個人認識情報を個人認識情報用メモリ102から削除して削除処理を終了し、図6のステップ610にて4分割画面の初期画面となった後は、ステップ600にて本装置操作開始のための操作スイッチ108からの入力待機(定常の運用状態)となる。ステップ406にて削除しないための操作がされたと判断した場合は個人認識情報を削除せずに削除処理を終了し、図6のステップ610にて4分割画面の初期画面となった後は、ステップ600にて本装置操作開始のための操作スイッチ108からの入力待機(定常の運用状態)となる。
【0047】
ステップ408にて表示するユーザー登録画面例について図5を用いて説明する。図5は、本発明による個人認識情報の登録を行うユーザー登録画面の例を示した図である。ユーザー番号501の表示は一貫番号で自動的に付与され表示される。ユーザー名表示502は操作スイッチ108の操作により任意の文字列を入力する。ユーザークラス表示503は操作スイッチ108の操作により画面上の該当ランクを示す枠内にマーキングを付けることにより選択する。許可カメラCH表示504及び画面分割表示数表示505についても前記同様に画面上の該当する枠内にマーキングを付けることにより選択する。その後、操作スイッチ108の所定の操作により登録操作すると上記により入力または選択した情報が、検出した生体情報と対応付けられて個人認識情報用メモリ102に記憶される。
【0048】
ステップ405にて表示するユーザー登録削除画面の表示例について図9を用いて説明する。 図9は本発明による個人認識情報の削除時のユーザー登録削除画面を示した図である。ユーザー登録削除画面には登録されている個人認識情報の内ユーザー番号とユーザー名が一覧で表示される。ここで、個人認識情報を削除する場合は画面上の該当するユーザー番号の削除の枠内ユーザ登録削除選択表示901にマーキングを付けることにより選択をする。その後、操作スイッチ108の所定の操作により削除操作をすると、個人認識情報を個人認識情報用メモリ102から削除して削除処理を終了する。
【0049】
ステップ607の映像記録の開始及び停止の操作は、操作スイッチ108の所定の操作により記録開始及び停止を行う。映像記録の開始は接続されているカメラ映像全てのCHを記録開始する。映像記録の停止は接続されているカメラ映像全てのCHを記録停止する。
【0050】
許可カメラCHの記録映像の再生について図10と図11を用いて説明する。図10は本発明による再生操作時の再生時刻検索の画面、図11は本発明による再生操作時のフローチャートを示した図である。
【0051】
ステップ1101にて図10に示す再生時刻検索の画面を表示し、許可されたカメラCHを表示カメラCH1101に表示する。再生を開始したい時刻1002を入力する。 その後、再生開始キーが入力されるとステップ1102にてステップ1101で入力した時刻情報と図6のステップ604で抽出した許可カメラCHに従いHDD記録装置109に記録している圧縮された映像情報に付加されている時刻情報とカメラCHが一致した映像情報のみを読み出す。尚、映像情報の読み出しはステップ1101にて入力した時刻から以後の映像情報をカメラCH毎に順に読み出す。ここで、5秒前からなどさかのぼってた時刻から読み出しても良い。また、ステップ607の映像記録の開始及び停止の操作による映像記録動作中に関係なくHDD記録装置109から映像情報の読み出しを行う。
【0052】
ステップ1103にて読み出した映像情報を伸長し圧縮前の情報サイズに戻し、ステップ1104にて図6のステップ604で抽出した画面分割表示数に従い1つの画面に分割表示するように映像情報を合成して配置する。ステップ1105にてステップ1104で合成された映像情報を映像信号に変換して映像信号を出力する。
【0053】
本発明による分割画面表示の表示例を図7、図8を用いて説明する。図7は本発明による4分割画面表示の例、図8は本発明による9分割画面表示の例である。
【0054】
操作者がユーザークラスCの場合は、分割画面合成回路111により図7に示すような2×2配置による4分割の分割画面表示701を生成し、外部のTVモニタ113に表示する。また、ユーザークラスA及びBの場合は、図8に示すような3×3配置による映像を9分割の分割画面表示801を生成し、外部のTVモニタ113に表示する。
【0055】
ここで、スルー画時の画面構成についてさらに説明する。4つの映像情報をTVモニタ113に図7に示す2×2配置の画面構成に表示する場合は、ビデオカメラ1031(1CH)〜1034(4CH)までの映像情報を各々にA/D変換器1041(1CH)〜1044(4CH)によりデジタル情報に変換した後に、RAM107を経由して分割画面合成回路111に入力し、分割画面合成回路111により図1に示す様にビデオカメラ1031(1CH)の映像情報は画面上部左側に、ビデオカメラ1032(2CH)の映像情報は画面上部右側へ、ビデオカメラ1033(3CH)の映像情報は画面下部左側に、ビデオカメラ1034(4CH)の映像情報は画面下部右側へと順に映像情報を配置することにより、ビデオカメラ4台の映像情報を1つの画面に4分割で構成することができる。 同様に9つの映像情報をTVモニタ113に図8に示す3×3配置の画面構成に表示する場合は、画面上部左側から順次ビデオカメラのCH番号の若い順に配置していく構成とする。
ここで個人認証情報のカメラ許可CHにより許可されたカメラCHのデジタル映像情報のみをRAM107からバスライン116を経由して分割画面合成回路111にて多分割して一画面として合成し、D/A変換器112でアナログ映像情報として出力することにより映像の閲覧を制限することが可能となる。
【0056】
以上、本実施例によれば、操作者が操作を行う場合は、先ず指認識検出器にて個人認証を行うため、個人認証された後に装置の操作が可能となり、装置に登録された関係者以外の操作を受け付けることはなく、操作終了後は4分割画面の初期画面の状態に戻るため管理者が意図しない映像情報は表示されない。
【0057】
ここで、管理者が本装置に接続されているビデオカメラの1CHから9CHのうち、許可されたユーザー以外に閲覧させたくない映像を5CHから9CHまでに接続することにより、装置の利用者が個人認証の後に映像を閲覧しようとした場合、許可カメラCH204に許可された該当のカメラCHがない利用者には、TVモニタ画面上の分割画面表示数が4分割画面から9分割画面に切り換わることはないため、管理者が上記の意図しない映像は許可されたユーザー以外に表示されることは無いため映像情報のセキュリティーが確保される。
【0058】
尚、本実施例では分割画面表示数は、操作スイッチ108を使用させて選択させるようにしたが、選択した許可カメラCHの数から自動的に分割表示数を算出するようにしても構わない。また、画面分割表示数より許可カメラCH数が少ない場合、許可カメラの映像情報がない部分には分割画面合成回路111にて合成するデータは無いことより黒画面又はブルーバック画面として表示するようにしてもよい。
【0059】
本実施例では、接続するビデオカメラを9台として説明したが、接続する台数はこれに限ったものではない。例えば、16台でも構わない。また、閲覧させたくないビデオカメラの映像情報を5CHから9CHまでとしたが、他のCHでも構わない。
【0060】
本実施例では、ユーザークラスは3つの場合で説明したが、クラスはいくつであっても構わない。さらに、ユーザークラスと操作許可項目は予め設定済として説明したが、管理者は操作スイッチ108使用して設定しても構わない。
【0061】
さらに、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明による映像記録再生装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明による個人認識情報用メモリへ記録する個人認識用情報の項目内容を示した図
【図3】本発明によるユーザークラスの重み付けに関する機器の操作項目を割りあてた例を示した図
【図4】本発明による個人認識するための個人認識用情報の登録及び削除削除時の処理の流れを示すフローチャート図
【図5】本発明による個人認識用情報の登録を行うユーザー登録画面の例を示した図
【図6】本発明による映像記録再生装置の定常の運用状態の処理の流れのフローチャート図
【図7】本発明による4分割画面表示の図
【図8】本発明による9分割画面表示の図
【図9】本発明による個人認識情報の削除時のユーザー登録削除画面の例
【図10】本発明による再生操作時の再生刻検索の画面
【図11】本発明による再生操作時のフローチャート
【符号の説明】
【0063】
101…指認識検出器、102…個人認識情報用メモリ、
1031〜1039…ビデオカメラ(1CH〜9CH)、
1041〜1049…A/D変換器(1CH〜9CH)、105…CPU、
106…ROM、107…RAM、108…操作スイッチ、
109…HDD(ハードディスクドライブ)記録装置、110…画像圧縮伸張回路、
111…分割画面合成回路、112…D/A変換器、113…TVモニタ、
114…LED、115…ブザー、116…バスライン、201…ユーザー番号、
202…ユーザー名、203…ユーザークラス、204…許可カメラCH、
205…画面分割表示数、206…生体情報、301…操作許可項目、
501…ユーザー番号表示、502…ユーザー名表示、503…ユーザークラス表示、
504…許可カメラCH表示、505…画面分割表示数表示、
701…4分割の分割画面表示、801…9分割の分割画面表示
901…ユーザ登録削除選択表示、1001…表示カメラCH選択表示、
1002…再生開始時刻表示
【出願人】 【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
【出願日】 平成18年7月5日(2006.7.5)
【代理人】 【識別番号】100100310
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 学


【公開番号】 特開2008−17080(P2008−17080A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−185103(P2006−185103)