| 【発明の名称】 |
ビデオカメラ |
| 【発明者】 |
【氏名】富田務
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| 【要約】 |
【課題】
【構成】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 白黒の撮像信号を得る白黒撮像手段と、前記白黒撮像手段を駆動する白黒撮像手段駆動手段と、前記白黒撮像手段の撮像信号から輝度信号を分離し出力する白黒信号処理手段と、カラーの撮像信号を得るカラー撮像手段と、前記カラー撮像手段を駆動するカラー撮像手段駆動手段と、前記カラー撮像手段の撮像信号から色信号を分離し出力するカラー信号処理手段とを備えたビデオカメラにおいて、 前記白黒撮像手段及びまたはカラー撮像手段からの撮像信号を元に明るさを判定する明るさ判定手段を設け、 前記明るさ判定手段の判定結果に応じて前記白黒撮像手段駆動手段及びまたはカラー撮像手段駆動手段により、前記白黒撮像手段及びまたは前記カラー撮像手段の信号蓄積時間を可変することを特徴とするビデオカメラ。 【請求項2】 請求項1記載のビデオカメラにおいて、前記明るさ判定手段により明るさが暗いと判定された場合、前記カラー撮像手段の信号蓄積時間を所定の時間より長くすることを特徴とするビデオカメラ。 【請求項3】 請求項1乃至2記載のビデオカメラにおいて、前記明るさ判定手段により明るさが明るいと判定された場合、前記白黒撮像手段の信号蓄積時間を所定の時間より短くすることを特徴とするビデオカメラ。 【請求項4】 被写体からレンズを通して得られる光学像を二つに分離する光学像分離手段と、 前記光学像分離手段によって分離された、一方の光学像から赤外成分を低減させる赤外光遮断フィルタと、高周波ノイズを低減させる光学ローパスフィルタと、 前記光学分離手段によって分離された、もう一方の光学像の光路長を前記赤外光遮断フィルタと前記光学ローパスフィルタの光路長と同じに合せるためのガラス板と、 前記赤外光遮断フィルタと前記光学ローパスフィルタを通した光学像を映像信号に変換するカラー撮像素子と、 前記カラー撮像素子を駆動させ、映像信号の蓄積時間を可変させるカラー撮像素子駆動手段と、カラー撮像素子から得られたカラー信号に対し、アンプゲイン、ガンマ特性の調整等の信号処理を行うカラー信号処理手段と、 前記ガラス板を通した光学像を映像信号に変換する白黒撮像素子と、 前記白黒撮像素子を駆動させ、映像信号の蓄積時間を可変させる白黒撮像素子駆動手段と、白黒撮像素子から得られた輝度信号に対し、アンプゲイン、ガンマ特性、セットアップレベルの調整等の信号処理を行う白黒信号処理手段と、 被写体の明るさレベルを判定する明るさ判定手段と、本ビデオカメラ全体の各手段を制御する制御マイコンと、 前記カラー信号処理手段から得られたカラー信号と、前記白黒信号処理手段から得られた輝度信号を合成するYC合成手段を備え、 前記明るさ判定手段によって得られた被写体の明るさレベルによって、前記白黒撮像素子、あるいは、前記カラー撮像素子の映像信号の蓄積時間を可変させ、 被写体が暗いと判定された場合には、輝度信号に比べ、カラー信号の蓄積時間を長くさせ、明るいと判定された場合には、カラー信号に比べ、白黒信号の信号蓄積時間を短くさせることを特徴としたビデオカメラ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ビデオカメラに係る。 【背景技術】 【0002】 本技術分野の背景技術として、例えば特開平5−227534号公報(特許文献1)がある。この公報には課題として、「輝度の差異が大きな映像を撮影する時や逆光時の撮影時に、暗い部分の映像の画質を改善する。」と記載され、構成として、「カラー撮像・信号処理部と、白黒撮像・信号処理部とを具備し、明るさ判断部において、カラー撮像・信号処理部の輝度信号が基準電圧発生回路で設定されたある閾値より小さいときには、映像信号復調回路への入力をカラー撮像・信号処理部の輝度信号から白黒撮像・信号処理部の輝度信号に切り換えることにより、暗い部分の画質改善を行う。」と記載されている。 【0003】 【特許文献1】特開平5−227534号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 近年、監視カメラの需要は増加してきており、色々な箇所に監視カメラが取り付けられるようになった。これにより、犯罪の抑制に重要な役割を担うようになっている。犯罪や犯人を特定するためには、できるかぎり高画質な画像を得る必要がある。特に、暗い場所においても、ノイズの少ない(S/Nの良い)高画質画像を得ることが必要とされる。 【0005】 従来、一つの撮像素子から輝度信号とカラー信号を生成し、一つの信号処理手段を使用したビデオカメラでは、撮像素子の信号蓄積時間によって被写体の信号量が変わり、低照度時には信号量が少なくなり、相対的にノイズの多いS/Nの悪い画像となる。そのため、低照度時の画質改善をする場合、撮像素子の信号蓄積時間を長くすることにより信号量アップは図れるが、主に輝度信号が動きのある被写体に対して残像を生じ、犯人等の識別が困難になる。また、撮像素子の信号蓄積時間を変えずに、利得を上げることによる信号量アップは、ノイズ成分も同時にアップするため輝度信号、カラー信号ともに、S/Nが劣化するため、高画質化は図れない。 【0006】 また、低照度の条件下においては、人の網膜に分布している「かん体」と呼ばれる暗い所で働く細胞が、色覚に対しては非常に弱く、色を判別し難いという特性を持つため、従来は特にカラー信号に関しては、利得を上げてS/Nを劣化させることをしてこなかった。従って、低照度時において、映像信号の利得を上げるために、白黒撮像素子を使用し輝度信号のみを出力したり、全体の映像信号利得を上げ、カラー信号の利得を小さくし、カラー信号に対する高画質化を諦めていた。 【0007】 最近、監視カメラの映像が犯罪防止にますます重要になってきており、服装や車の色などの色情報は重要であり、低照度においても高画質なカラー画像が必要となってきている。しかしながら、上記特許文献1記載の従来技術では、低照度時にカラー画像を得ることが出来ないという問題があった。 【0008】 本発明の目的は、低照度において、S/Nの良い、高画質なカラー画像を得ることができるビデオカメラを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記課題を解決するため、本発明のある一面の概要は、白黒撮像素子とカラー撮像素子とを備え、白黒撮像素子から輝度信号を得、カラー撮像素子から色信号を得るようにし、信号蓄積時間について白黒撮像素子よりカラー撮像素子の方を相対的に長くすることを特徴とする。 【0010】 本発明は、特許請求の範囲に記載のとおりである。 【発明の効果】 【0011】 本発明によれば、低照度において、S/Nの良い、高画質なカラー画像を得ることができる。 【0012】 上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、本発明によるビデオカメラの実施形態について、図1〜図8を用いて説明する。 【実施例1】 【0014】 まず、本発明によるビデオカメラの構成及び動作について、図1を用いて説明する。図1は、本発明によるビデオカメラのブロック図である。 【0015】 図1を参照すると、本発明に係る第1の実施の形態のビデオカメラは、被写体から、レンズ1を通して得られる光学像を、光学像分離手段2により、カラー撮像素子側光学像3bと、白黒撮像素子側光学像3aの二系統に分離をする。尚、光学像分離手段2には、プリズムやハーフミラーを使用する。 【0016】 光学像分離手段2から分離された、一方のカラー撮像素子側光学像3bは、カラー撮像素子側光学像3bの信号成分から赤外光成分を低減する赤外光遮断フィルタ6と、カラー撮像素子側光学像3bの信号成分から高周波成分を低減させる光学ローパスフィルタ(LPF)7を通り、これらの2つのフィルタを通して得られた光学像をカラー撮像素子8によって撮像信号へ変換する。カラー撮像素子8は、カラー撮像素子駆動手段11によって駆動させ、撮像信号の蓄積時間を可変させる。カラー撮像素子8から得られる撮像信号からは、カラー信号処理手段12によりカラー信号と輝度信号を生成し、カラー信号にはカラー信号用アンプ回路12dによる信号レベルのアップ及びカラー信号用ガンマ回路によるガンマ補正が行われ、輝度信号にはカラー撮像素子の輝度信号用アンプ回路12aによる信号レベルのアップとカラー撮像素子の輝度信号用ガンマ回路12bによるガンマ補正とカラー撮像素子の輝度信号用セットアップ回路12cによる信号のセットアップの各信号処理が加えられる。 【0017】 ここで、カラー撮像素子8側に赤外光遮断フィルタ6を挿入している理由は、赤外光成分を低減することにより、赤外光成分を多く含む白熱灯等の光源下での色再現性が劣化することを防止するためである。また、光学ローパスフィルタ7を挿入している理由は、高周波成分を低減することによって、カラー撮像素子8から発生する色偽信号の発生を防止するためである。 【0018】 光学像分離手段2から分離された、もう一方の白黒撮像素子側光学像3aは、その光路長を、カラー撮像素子側光学像3bが赤外光遮断フィルタ6と、光学ローパスフィルタ7を通る光路長に合せ、焦点距離を一致させるため、光路長補正用のガラス板4を通す。ガラス板4を通した白黒撮像素子側光学像3aは、白黒撮像素子5によって撮像信号へ変換する。白黒撮像素子8は、白黒撮像素子駆動手段9によって駆動させ、撮像信号の蓄積時間を可変させる。白黒撮像素子5から得られる撮像信号からは、白黒信号処理手段10により輝度信号を生成し、白黒信号用アンプ回路10aによる信号レベルのアップと白黒信号用ガンマ回路10bによるガンマ補正と白黒信号用セットアップ回路10cによる信号のセットアップの各信号処理が加えられる。 【0019】 最終的に、カラー信号処理手段12得られるカラー信号(C)と、白黒信号処理手段10から得られる輝度信号(Y)とをYC合成回路15で合成し、Composite信号として映像信号を出力する。また、輝度信号(Y)とカラー信号(C)を分けた形で出力できるようにもなっている。 【0020】 制御マイコン14では、本ビデオカメラ全体の各手段を制御する。 【0021】 ここで、本発明に係る照度判定による動作について説明する。撮像信号の蓄積時間を可変させる時の、明るさレベルの閾値は、明るさ判定手段13において判定される。明るさレベルは、白黒撮像素子5から白黒信号処理手段10を介して得られる輝度信号と、カラー撮像素子8からカラー信号処理手段12を介して得られる輝度信号から求められる。ここでは、両方の輝度信号を用いて、被写体の明るさを「暗い」「通常」「明るい」の3段階で判定している。明るさ判定手段13によって、被写体が暗いすなわち低照度と判定された場合には、カラー撮像素子8の信号蓄積時間を通常時よりも長くすることにより被写体の信号量をアップさせ相対的にノイズの量を減らし、カラー信号のS/Nをアップさせる。一方、被写体が明るいすなわち高照度と判定された場合には、白黒撮像素子5の信号蓄積時間を通常時よりも短くさせて、被写体の信号量を減らすことにより、カラー信号に比べ、輝度信号が明るすぎて、信号がとび気味になり、カラー信号が輝度浮きして薄くなることを防止し、バランスの良い映像信号を得ることができる。 【0022】 上述したように、被写体が暗い低照度時には、カラー信号側の撮像素子の蓄積時間を長くして、信号量をアップさせることにより、S/Nの良い、高画質なカラー画像を得ることができる。 【0023】 尚、本実施例では、カラー撮像素子8と白黒撮像素子5は、画素数、チップサイズが同じものを用いている。これは、1つのレンズを使用しているためである。二つの撮像素子のチップサイズに適したレンズを使用し、焦点距離を統一することで二つの撮像素子から得られる撮像信号の画像サイズ、画角、読出し位置等を一致させている。 【0024】 本発明によるビデオカメラの被写体照度に対する明るさ判定手段13において行われる明るさレベルの判定方法を、図2を用いて説明する。図2は、本発明による被写体照度に対する明るさレベルの判定方法を説明する図である。尚、明るさレベルは得られた輝度信号の画面領域における積分値から、それぞれの撮像素子における現在の被写体の明るさレベルを求めている。 【0025】 明るさレベルの判定は、白黒撮像素子5から白黒信号処理手段10を介しての輝度信号、および、カラー撮像素子8からカラー信号処理手段12を介しての輝度信号から求める。図2に示すように、白黒撮像素子5とカラー撮像素子8から得られる撮像信号では、その感度差から、同じ被写体照度における信号量(明るさレベル)に差が生じている。ここで、暗いという判定は、白黒撮像素子5の輝度信号を使用し、白黒撮像素子5の明るさレベルが閾値Aより低くなると暗いと判定し、カラー撮像素子8の信号蓄積時間を通常時より長くするような可変制御を行う。また、明るいという判定は、カラー撮像素子8の輝度信号を使用し、カラー撮像素子8の明るさレベルが閾値Bより高くなると明るいと判定し、白黒撮像素子5の信号蓄積時間を通常時より短くするような可変制御を行う。それ以外の明るさレベルの部分は、通常の明るさと判定して、各撮像素子の信号蓄積時間は、NTSC方式においては、1/60秒としている。このように、信号蓄積時間を可変して信号量を操作される側の撮像素子の信号量を使用しないようにして、判定基準に変化が生じないようにしている。 【0026】 本発明によるビデオカメラの明るさ判定に対する信号蓄積時間可変制御時の処理の流れを図3を用いて説明する。図3は本発明による明るさ判定に対する信号蓄積時間可変制御時のフローチャートである。尚、ここでは、映像信号はNTSC方式の場合で説明する。 【0027】 ステップS1において白黒撮像素子5、および、カラー撮像素子8から得られた輝度信号の画面領域における積分値から、それぞれの撮像素子における現在の被写体の明るさレベルを求め、この明るさレベルを基に明るさ判定手段13において、明るさ判定を行う。ステップS1では、明るさレベルの2つの閾値を用い、「明るい」、「暗い」、「通常」の3段階に判定する。ステップS1において明るさレベルが「通常」と判定された場合、NTSC方式においては、ステップS4においてカラー撮像素子8および白黒撮像素子5の駆動は信号蓄積時間が1/60秒となるように制御処理を行う。ステップS1において、明るさレベルが「暗い」と判定された場合、ステップS2においてカラー撮像素子8の信号蓄積時間を長くさせる制御処理を行う。ここでの信号蓄積時間としては、白黒撮像素子5の明るさレベルに従い、通常の1/60秒に対し、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒、1/2秒と2倍ずつ長くにしていく。また、このとき、白黒撮像素子5の駆動は信号蓄積時間が1/60秒となるように制御処理を行う。このカラー撮像素子8の信号蓄積時間を長くする制御処理により、カラー撮像素子8から得られるカラー信号の信号量を2倍ずつアップさせることができ、相対的にノイズが減りS/Nは向上する。 【0028】 一方、ステップS1において、明るさレベルが「明るい」と判定された場合、ステップS3において、白黒撮像素子5の信号蓄積時間を短くさせる制御処理を行う。ここでの白黒撮像素子5の信号蓄積時間としては、カラー撮像素子8の明るさレベルに従い、通常の1/60秒に対し、1/120秒、1/180秒・・・と、短くしていく。また、このとき、カラー撮像素子8の信号蓄積時間は1/60秒となるように制御処理を行う。この白黒撮像素子5の信号蓄積時間を短くする制御処理により、白黒撮像素子5の映像信号が、カラー撮像素子8のカラー信号に比較して、明るすぎて信号がとび気味になりカラー信号が輝度浮きして薄くなることを防止し、バランスの良い映像信号を得ることができる。 【0029】 次に、本発明によるビデオカメラの明るさレベルに対する信号蓄積時間の可変方法を、図4を用いて説明する。図4は、本発明による明るさレベルに対する信号蓄積時間の可変方法を説明する図である。 【0030】 明るさ判定手段13において、暗いと判定された場合、カラー撮像素子8に対して、信号蓄積時間を長くさせる。暗いと判定される閾値Aから、白黒撮像素子5の明るさレベルが更に暗くなっていくに従い、図示しない所定の閾値と比較してカラー撮像素子8の信号蓄積時間を1/30秒、1/15秒、・・・と長くするようにカラー信号処理手段12を制御マイコン14により制御する。 【0031】 明るさ判定手段13において、明るいと判定された場合、白黒撮像素子5に対して、信号蓄積を短くさせる。明るいと判定される閾値Bから、カラー撮像素子8の明るさレベルが更に明るくなっていくに従い、図示しない所定の閾値と比較して白黒撮像素子5の信号蓄積時間を1/120秒、1/180秒、・・・と短くするように白黒信号処理手段10を制御マイコン14により制御する。 【0032】 本発明によるビデオカメラの撮像信号の蓄積時間を短くする時の動作原理を、図5を用いて説明する。図5は、本発明による撮像信号の蓄積時間を短くする時の動作説明図である。 【0033】 FVは垂直同期信号71、SUBは撮像素子の受光部から電荷を掃き出すための掃き出しパルス信号72、XSGは撮像素子の受光部に電荷を蓄積、読出しするための蓄積読出しパルス信号73、CCD_chargeは撮像素子に蓄積された信号74、Memoryは蓄積された信号を書き込むためのメモリ75、Camera_outは撮像出力信号76を示す。 【0034】 通常動画の蓄積時間は、1フィールド1/60秒である。蓄積された信号74の(a−1)は、次のフィールド区間で処理され、メモリ75に書き込むと同時に撮像信号として出力される。通常は、フィールド毎にこの繰り返しを行う。次に、掃き出しパルス信号72の数を増やし、信号を掃き出す数を増やしていく。これにより、1フィールド内の信号蓄積時間を1/120秒、1/180秒と短くしていく(a−2)。これは、一般的に言う高速シャッタ動作であり、信号量は落ちるが、動きに対しては、残像の無い映像信号を得ることができる。 【0035】 次に、本発明によるビデオカメラの撮像信号の蓄積時間を長くする時の動作原理を、図6を用いて説明する。図6は、本発明による撮像信号の蓄積時間を長くする時の動作説明図である。 【0036】 FVは垂直同期信号81、SUBは撮像素子の受光部から電荷を掃き出すための掃き出しパルス信号82、XSGは撮像素子の受光部に電荷を蓄積、読出しするための蓄積読出しパルス信号83、CCD_chargeは撮像素子に蓄積された信号84、Memoryは蓄積された信号を書き込むためのメモリ85、Camera_outは撮像出力信号86を示す。 【0037】 通常、動画の蓄積時間は、1フィールド1/60秒である。蓄積された信号84の(b−1)は、次のフィールド区間で処理され、メモリ85に書き込むと同時に撮像信号として出力される。通常は、フィールド毎にこの繰り返しを行う。次に、蓄積読出しパルス信号83を2フィールドおきに出し、掃き出しパルス信号82の数を序序に減らし、信号を掃き出す数を減らしていく。これにより、蓄積時間を1/60秒から1/30秒へと序序に長くしていくと(b−2)〜(b−3)、1フィールド内で、メモリ85への書き込み、読出しは、次の次のフィールドで処理される。信号蓄積中のフィールドは、メモリ85に書き込まれている前フィールドの信号を続けて読み出すため、これが残像として現れる。実際のカメラでは、蓄積読出しパルス信号83を2フィールド、4フィールド、8フィールド、・・・おきに出すことにより、信号蓄積時間は、1/30秒、1/15秒、1/8秒、・・・と増加させていき、S/Nのアップを図っている。 【実施例2】 【0038】 本発明による第2の実施例を、図7、図8を用いて説明する。ここでは、実施例1と異なる点を主に説明する。 【0039】 本発明による第2の実施例のビデオカメラの構成及び動作について、図7を用いて説明する。図7は、本発明による第2の実施例のビデオカメラのブロック図である。 【0040】 本発明に係る第2の実施例は、図7に示すように、白黒信号処理手段10に被写体に動きがあるかどうかを判定する動き判定手段10dを有するところが実施例1と異なっている。 【0041】 動き判定手段10dによる動きの判定は、白黒撮像素子5の撮像信号からの輝度信号を、画面上で8×8程度のブロックに分け、それぞれのブロックにおける輝度信号のヒストグラムを求め、それぞれのヒストグラムが変化した時に、そのブロック内の被写体に動きがあるものが入ったと判定する。 【0042】 本発明による第2の実施例のビデオカメラの動き判定を加えた時の、明るさ判定に対して信号蓄積時間を可変させる制御時の処理の流れを図8を用いて説明する。図8は本発明による第2の実施例の明るさ及び動き判定時のフローチャートである。 【0043】 実施例1と同様に、ステップS11において現在の被写体の明るさレベルを求め、明るさ判定手段13にて明るさ判定を行う。暗いと判定されれば、ステップS12において明るさレベルに応じて、カラー撮像素子8における信号蓄積時間の長さを通常の1/60秒に対し、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒、1/2秒と可変させる。ステップS11において明るいと判定されれば、ステップS13において明るさレベルに応じて、白黒撮像素子5における信号蓄積時間の長さを通常の1/60秒に対し、1/120秒、1/180秒、・・・と可変させる。また、ステップS11において通常の明るさと判定されれば、ステップS15においてカラー撮像素子8及び白黒撮像素子5における信号蓄積時間を1/60秒に設定する。 【0044】 ステップS12において、明るさレベルが暗いと判定され、カラー撮像素子8の信号蓄積時間が長く設定されている場合、ステップS14において被写体に動きがあると判定されると、ステップS15に戻され、1/60秒の信号蓄積時間に設定する。これらの処理により、被写体の動きが大きく、カラー信号の蓄積による残像が、大きくなるような場合、カラー信号の蓄積による残像を軽減させることができ、また、これにより、輝度信号が見え難くなることを防止する。 【0045】 尚、ステップS14において被写体に動きがあると判定された場合、信号蓄積時間を通常時の1/60秒に戻すようにしたが、1/60秒まで戻さなくてもよい。例えば、1/8秒の蓄積から、動きがあった場合、1/15秒、1/30秒で止めるようにしても良い。 【0046】 本発明では、一つのレンズから、光学像を2つに分離するシステムとしているが、二つの映像信号の画角、画像位置等を合せることを行えば、レンズを二つ使用しても良い。 【0047】 また、本発明では、動き検出は、白黒撮像素子の輝度信号を利用して行っているが、カラー撮像素子の輝度信号を利用して行っても良い。 【0048】 本実施例では、「暗い」または「明るい」場合には明るさレベルに応じて信号蓄積時間を可変するようにしたが、所定の時間にしても構わない。例えば、「暗い」時のカラー撮像素子8の信号蓄積時間は1/30秒、「明るい」時の白黒撮像素子5の信号蓄積時間は1/120秒としても良い。 【0049】 なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。 【0050】 以上の説明から明らかなとおり、本発明は、以下の構成を含む。 【0051】 白黒の撮像信号を得る白黒撮像手段と、前記白黒撮像手段を駆動する白黒撮像手段駆動手段と、前記白黒撮像手段の撮像信号から輝度信号を分離し出力する白黒信号処理手段と、カラーの撮像信号を得るカラー撮像手段と、前記カラー撮像手段を駆動するカラー撮像手段駆動手段と、前記カラー撮像手段の撮像信号から色信号を分離し出力するカラー信号処理手段とを備えたビデオカメラにおいて、前記白黒撮像手段及びまたはカラー撮像手段からの撮像信号を元に明るさを判定する明るさ判定手段を設け、前記明るさ判定手段の判定結果に応じて前記白黒撮像手段駆動手段及びまたはカラー撮像手段駆動手段を制御して、前記白黒撮像手段及びまたは前記カラー撮像手段の信号蓄積時間を可変することを特徴とする。これにより、明るさに応じて撮像素子の信号蓄積時間を可変できるので、ノイズの少ないカラー画像を得ることができる。 【0052】 さらに、前記明るさ判定手段により明るさが暗いと判定された場合、前記カラー撮像手段の信号蓄積時間を所定の時間より長くすることを特徴とする。これにより、低照度におけるS/Nの良い、高画質なカラー画像を得ることができる。 【0053】 さらに、前記明るさ判定手段により明るさが明るいと判定された場合、前記白黒撮像手段の信号蓄積時間を所定の時間より短くすることを特徴とする。これにより、カラー信号が輝度浮きして薄くなることを防止し、バランスの良い映像信号を得ることができる。 【0054】 また、本発明に係わるビデオカメラは、被写体からレンズを通して得られる光学像を二つに分離する光学像分離手段と、前記光学像分離手段によって分離された、一方の光学像から赤外成分を低減させる赤外光遮断フィルタと、高周波ノイズを低減させる光学ローパスフィルタと、前記光学分離手段によって分離された、もう一方の光学像の光路長を前記赤外光遮断フィルタと前記光学ローパスフィルタの光路長と同じに合せるためのガラス板と、前記赤外光遮断フィルタと前記光学ローパスフィルタを通した光学像を映像信号に変換するカラー撮像素子と、前記ガラス板を通した光学像を映像信号に変換する白黒撮像素子と、前記白黒撮像素子を駆動させ、映像信号の蓄積時間を可変させる白黒撮像素子駆動手段と、白黒撮像素子から得られた輝度信号に対し、アンプゲイン、ガンマ特性、セットアップレベルの調整等の信号処理を行う白黒信号処理手段と、被写体の明るさレベルを判定する明るさ判定手段と、本ビデオカメラ全体の各手段を制御する制御マイコンと、前記カラー信号処理手段から得られたカラー信号と、前記白黒信号処理手段から得られた輝度信号を合成するYC合成手段を備え、前記明るさ判定手段によって得られた被写体の明るさレベルによって、前記白黒撮像素子、あるいは、前記カラー撮像素子の映像信号の蓄積時間を可変させ、被写体が暗いと判定された場合には、輝度信号に比べ、カラー信号の蓄積時間を長くさせ、明るいと判定された場合には、カラー信号に比べ、白黒信号の信号蓄積時間を短くさせることを特徴とした。これにより、1つのレンズを使用して2つの撮像素子に同じ光学像を入射するようになっているので、二つの撮像素子から得られる撮像信号の画像サイズ、画角、読出し位置等を一致させることができる。 【図面の簡単な説明】 【0055】 【図1】本発明による第1の実施例のビデオカメラのブロック図 【図2】本発明による第1の実施例の被写体照度に対する明るさレベルの判規定方法を説明する図 【図3】本発明による第1の実施例の明るさ判定に対する信号蓄積時間可変制御時のフローチャート 【図4】本発明による第1の実施例の明るさレベルに対する信号蓄積時間の可変方法を説明する図 【図5】本発明による第1の実施例の撮像信号の蓄積時間を短くする時の動作説明図 【図6】本発明による第1の実施例の撮像信号の蓄積時間を長くする時の動作説明図 【図7】本発明による第2の実施例のビデオカメラのブロック図 【図8】本発明による第2の実施例の明るさ及び動き判定時のフローチャート 【符号の説明】 【0056】 1.レンズ、2.光学像分離手段、3a.白黒撮像素子側光学像、 3b.カラー撮像素子側光学像、4.ガラス板、5.白黒撮像素子、 6.赤外光遮断フィルタ、7.光学ローパスフィルタ、8.カラー撮像素子、 9.白黒撮像素子駆動手段、10.白黒信号処理手段、10a.白黒信号用アンプ回路、 10b.白黒信号用ガンマ回路、10c.白黒信号用セットアップ回路、 10d.動き判定手段、11.カラー撮像素子駆動手段、12.カラー信号処理手段、 12a.カラー撮像素子の輝度信号用アンプ回路、 12b.カラー撮像素子の輝度信号用ガンマ回路、 12c.カラー撮像素子の輝度信号用セットアップ回路、 12d.カラー信号用アンプ回路、12e.カラー信号用ガンマ回路、 13.明るさ判定手段、14.制御マイコン、15.YC合成回路 71、81.垂直同期信号、72、82.掃き出しパルス信号、 73、83.蓄積読出しパルス信号、74、84.蓄積された信号、 75、85.メモリ、76、86.撮像出力信号
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所
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| 【出願日】 |
平成18年7月5日(2006.7.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100310 【弁理士】 【氏名又は名称】井上 学
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| 【公開番号】 |
特開2008−17079(P2008−17079A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−185102(P2006−185102) |
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