| 【発明の名称】 |
画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 智樹
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| 【要約】 |
【課題】各機能の交換容易性および再利用性を向上させることのできる画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラムを提供する。
【構成】画像形成処理にかかる複数の機能を有する画像形成装置10であって、ユーザからの入出力を管理するプレゼンテーション層12と、プレゼンテーション層12においてユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定するロジック層14と、複数の機能を有し、複数の機能のうちロジック層14において特定された機能を制御するデバイス層16とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像形成処理にかかる複数の機能を有する画像形成装置であって、 ユーザからの入出力を管理するプレゼンテーション層と、 前記プレゼンテーション層において前記ユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定するロジック層と、 前記複数の機能を有し、前記複数の機能のうち前記ロジック層において特定された前記機能を制御するデバイス層と を備えたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 前記ロジック層は、 前記プレゼンテーション層において入力された前記情報を前記ロジック層の前記機能に対応する単位に編集する第1編集手段と、 前記第1編集手段による編集後の情報を対応する前記機能に設定する設定手段と を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記第1編集手段は、前記プレゼンテーション層において入力された前記情報が前記ロジック層の前記機能に対応する単位よりも大きい場合に、前記情報を前記機能に対応する単位に分解することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記第1編集手段は、前記プレゼンテーション層において入力された情報が前記ロジック層の前記機能に対応する単位よりも小さい場合に、前記情報を前記機能に対応する単位に統合することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。 【請求項5】 前記プレゼンテーション層は、 前記ユーザから入力された前記情報を前記ロジック層が受け付ける単位に編集し、編集後の情報を前記ロジック層に送出する第2編集手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 【請求項6】 前記第2編集手段は、前記ユーザから入力された情報が、前記ロジック層が受け付ける単位よりも大きい場合に、前記情報を前記ロジック層が受け付ける単位に分解することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 【請求項7】 前記第2編集手段は、前記ユーザから入力された情報が、前記ロジック層が受け付ける単位よりも小さい場合に、前記情報を前記ロジック層が受け付ける単位に統合することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。 【請求項8】 画像形成処理にかかる複数の機能を有する画像形成装置における画像形成方法であって、 プレゼンテーション層において、ユーザからの入出力を管理し、 ロジック層において、前記プレゼンテーション層において前記ユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定し、 デバイス層において、前記複数の機能を有し、前記複数の機能のうち前記ロジック層において特定された前記機能を制御する ことを特徴とする画像形成方法。 【請求項9】 画像形成処理にかかる複数の機能を有する画像形成装置において実行される画像形成プログラムであって、 ユーザからの入出力を管理するプレゼンテーション層と、 前記プレゼンテーション層において前記ユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定するロジック層と、 前記複数の機能を有し、前記複数の機能のうち前記ロジック層において特定された前記機能を制御するデバイス層と を有することを特徴とする画像形成プログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像形成処理にかかる複数の機能を有する画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラムに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、「複合機」という。)が知られている。 【0003】 このような複合機の高機能化に伴い、利用者によっては複合機に搭載された機能のうち使用しない機能を削除して欲しいという要望や、当該利用者のみ使用する特殊な機能を搭載して欲しいという要望が多くなった。つまり、複合機毎に搭載される機能を異ならせる技術が必要となった。 【0004】 そこで、近年では複合機のソフトウェア構成として、汎用的なOS上に、複数の機能を備えたアプリケーションを搭載する技術が用いられている(例えば特許文献1)。このような構成としたことで、複合機毎に搭載するアプリケーションを変更することが容易になった。つまり、複合機毎に搭載される機能を異ならせることが可能となった。 【0005】 【特許文献1】特許第3679349号明細書 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、例えば画面レイアウトを変更した場合には、この変更に伴い、画面にかかるユーザインターフェースが変更される。そして、このユーザインターフェースが受け取った設定の解釈等を行うロジックの変更も同時に必要となる。このように、変更箇所が局所化していないため、所定の機能を変更した場合に、他の機能まで変更する必要が生じてしまうという問題があった。 【0007】 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることのできる画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラムを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像形成処理にかかる複数の機能を有する画像形成装置であって、ユーザからの入出力を管理するプレゼンテーション層と、前記プレゼンテーション層において前記ユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定するロジック層と、前記複数の機能を有し、前記複数の機能のうち前記ロジック層において特定された前記機能を制御するデバイス層とを備えたことを特徴とする。 【0009】 また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記ロジック層は、前記プレゼンテーション層において入力された前記情報を前記ロジック層の前記機能に対応する単位に編集する第1編集手段と、前記第1編集手段による編集後の情報を対応する前記機能に設定する設定手段とを有することを特徴とする。 【0010】 また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記第1編集手段は、前記プレゼンテーション層において入力された前記情報が前記ロジック層の前記機能に対応する単位よりも大きい場合に、前記情報を前記機能に対応する単位に分解することを特徴とする。 【0011】 また、請求項4にかかる発明は、請求項2または3に記載の画像形成装置であって、前記第1編集手段は、前記プレゼンテーション層において入力された情報が前記ロジック層の前記機能に対応する単位よりも小さい場合に、前記情報を前記機能に対応する単位に統合することを特徴とする。 【0012】 また、請求項5にかかる発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記プレゼンテーション層は、前記ユーザから入力された前記情報を前記ロジック層が受け付ける単位に編集し、編集後の情報を前記ロジック層に送出する第2編集手段を有することを特徴とする。 【0013】 また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の画像形成装置であって、前記第2編集手段は、前記ユーザから入力された情報が、前記ロジック層が受け付ける単位よりも大きい場合に、前記情報を前記ロジック層が受け付ける単位に分解することを特徴とする。 【0014】 また、請求項7にかかる発明は、請求項5または6に記載の画像形成装置であって、前記第2編集手段は、前記ユーザから入力された情報が、前記ロジック層が受け付ける単位よりも小さい場合に、前記情報を前記ロジック層が受け付ける単位に統合することを特徴とする。 【0015】 また、請求項8にかかる発明は、画像形成処理にかかる複数の機能を有する画像形成装置における画像形成方法であって、プレゼンテーション層において、ユーザからの入出力を管理し、ロジック層において、前記プレゼンテーション層において前記ユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定し、デバイス層において、前記複数の機能を有し、前記複数の機能のうち前記ロジック層において特定された前記機能を制御することを特徴とする。 【0016】 また、請求項9にかかる発明は、画像形成処理にかかる複数の機能を有する画像形成装置において実行される画像形成プログラムであって、ユーザからの入出力を管理するプレゼンテーション層と、前記プレゼンテーション層において前記ユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定するロジック層と、前記複数の機能を有し、前記複数の機能のうち前記ロジック層において特定された前記機能を制御するデバイス層とを有することを特徴とする。 【発明の効果】 【0017】 請求項1にかかる発明によれば、プレゼンテーション層が、ユーザからの入出力を管理し、ロジック層が、プレゼンテーション層においてユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定し、デバイス層が、複数の機能を有し、複数の機能のうちロジック層において特定された機能を制御するので、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができるという効果を奏する。 【0018】 また、請求項2にかかる発明によれば、ロジック層が、プレゼンテーション層において入力された情報をロジック層の機能に対応する単位に編集する第1編集手段と、第1編集手段による編集後の情報を対応する機能に設定する設定手段とを有するので、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができるという効果を奏する。 【0019】 また、請求項3にかかる発明によれば、第1編集手段が、プレゼンテーション層において入力された情報がロジック層の機能に対応する単位よりも大きい場合に、情報を機能に対応する単位に分解するので、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができるという効果を奏する。 【0020】 また、請求項4にかかる発明によれば、第1編集手段が、プレゼンテーション層において入力された情報がロジック層の機能に対応する単位よりも小さい場合に、情報を機能に対応する単位に統合するので、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができるという効果を奏する。 【0021】 また、請求項5にかかる発明によれば、プレゼンテーション層が、ユーザから入力された情報をロジック層が受け付ける単位に編集し、編集後の情報をロジック層に送出する第2編集手段を有するので、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができるという効果を奏する。 【0022】 また、請求項6にかかる発明によれば、第2編集手段が、ユーザから入力された情報が、ロジック層が受け付ける単位よりも大きい場合に、情報をロジック層が受け付ける単位に分解するので、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができるという効果を奏する。 【0023】 また、請求項7にかかる発明によれば、第2編集手段が、ユーザから入力された情報が、ロジック層が受け付ける単位よりも小さい場合に、情報をロジック層が受け付ける単位に統合するので、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができるという効果を奏する。 【0024】 また、請求項8にかかる発明によれば、プレゼンテーション層において、ユーザからの入出力を管理し、ロジック層において、プレゼンテーション層においてユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定し、デバイス層において、複数の機能を有し、複数の機能のうちロジック層において特定された機能を制御するので、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができるという効果を奏する。 【0025】 また、請求項9にかかる発明によれば、プレゼンテーション層が、ユーザからの入出力を管理し、ロジック層が、プレゼンテーション層においてユーザから入力された情報に基づいて、所定の機能を特定し、デバイス層が、複数の機能を有し、複数の機能のうちロジック層において特定された機能を制御するので、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができるという効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0026】 以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。 【0027】 図1は、実施の形態にかかる複合機10の構成を示すブロック図である。複合機10のソフトウェアアーキテクチャーは、プレゼンテーション層12、ロジック層14およびデバイス層16の3層のレイヤに分けられており、各層は、複数のコンポーネントを有している。さらに、各層から共通して利用される共通機能18が設けられている。プレゼンテーション層12、ロジック層14およびデバイス層16は、それぞれの層内の処理に変更が生じた場合であっても、他の層の構成等に影響を与えることがないよう構成されている。 【0028】 複合機10は、機能構成としては、ユーザインターフェース100と、設定要求編集部110と、設定受付部130と、コントロール140と、アプリケーションロジック150と、デバイスサービス160と、デバイス170と、アスペクト180とを有している。 【0029】 ユーザインターフェース100および設定要求編集部110は、プレゼンテーション層12のコンポーネントである。設定受付部130、コントロール140およびアプリケーションロジック150は、ロジック層14のコンポーネントである。デバイスサービス160およびデバイス170は、デバイス層16のコンポーネントである。アスペクト180は、共通機能18に属している。 【0030】 ユーザインターフェース100は、ユーザまたはWebサービスなどのサービス利用者からの要求を受け付ける。そして、ロジック層14に要求の実行を委譲する。 【0031】 設定要求編集部110は、ユーザインターフェース100が受け付けた要求をコントロール140が取得する粒度に編集する。設定要求編集部110は、第2編集手段として機能する。 【0032】 コントロール140は、ユーザインターフェース100からの要求実現に必要な、提供機能を組み合わせる。ここで、提供機能とは、例えば読取や印刷など単一のデバイスにより実行される単一の機能である。アプリケーションロジック150は、当該複合機10が提供する機能群であり、上述の読取、印刷の他、受信、送信などの機能も備えている。 【0033】 デバイスサービス160は、アプリケーションロジック150から共通に利用されるコンポーネントである。デバイス170は、デバイス制御などOSやハードウェアを操作するためのコンポーネントである。OSやハードウェアが変更された場合であっても、上位のレイヤに影響を及ぼさないようラッピングを行う。 【0034】 アスペクト180は、上述の各サブコンポーネントに影響するロジックを扱う。具体的には、アクセス制御、履歴および課金などである。各サブコンポーネントがプラグインされたり、カスタマイズされたりすることで、ロジックに仕様変更が集中するのを回避することができる。 【0035】 図2は、各コンポーネントの具体的な処理を説明するための図である。ここでは、コピー時の処理について説明する。ユーザインターフェース100は、ローカルユーザインターフェース(UI)102と、リモートユーザインターフェース(UI)104とを有している。このうち、ローカルUI102が、ユーザから印刷要求を受け付けたとする。この場合、ローカルUI102は、コントロール140のセッション管理142およびリクエスト管理144に対し、印刷要求を送出する。 【0036】 リクエスト管理144は、アクティビティを組み合わせることによりユーザの要求を実現させる。ここでは、リクエスト管理142は、コピーアクティビティ146を生成する。なお、アクティビティとは、複数の提供機能の組み合わせである。セッション管理142は、ユーザのログインからログアウトまでの間(セッション)ユーザとアクティビティとの関連付けを行う責務を有している。 【0037】 コントロール140は、コピーアクティビティ146に応じた複数の機能をアプリケーションロジック150から特定する。具体的には、読取152、印刷154および文書加工156が特定される。ここで、読取152は、スキャナで読み取ったアドレス情報やハンドルIDなどの画像識別情報を、デバイスサービス160の画像パイプ162に送出する。印刷154は、デバイスサービス160から世出した画像識別情報を転写紙に記録させる。また、複数の印刷処理の実行順番を決定し、優先順位に基づいて印刷処理を実行させる。 【0038】 文書加工156は、デバイスサービス160のサブコンポーネントである画像パイプ162のから画像識別情報を読み取り、集約、変倍などの加工処理をデバイス170に属するIPU178に設定する。そして、加工後の画像識別情報を画像パイプ162に送出する。 【0039】 画像パイプ162は読取152、印刷154および文書加工156の各サブコンポーネントから書き込まれた画像識別情報を一時蓄積する。また、要求を受けると画像識別情報を送出する。 【0040】 そして、読取からの指示によりデバイス170に属するスキャナ172が動作し、印刷からの指示によりプロッタ174が動作する。さらに、画像パイプ162からの指示により、メモリ176が動作し、文書加工からの指示により、IPU−ASICを制御するデバイスドライバであるIPU178が動作する。以上のように、プレゼンテーション層12からの要求に応じてロジック層14が動作する。そして、ロジック層14からの要求に応じて、デバイス層16が動作する。 【0041】 次にロジック層14の設定受付部130の処理について詳述する。設定受付部130は、ロジック層14から取得した要求をアプリケーションロジック150に設定する粒度に分解または統合する。これにより、ロジック層14の変更等が他の層に影響するのを避けることができる。以下、設定受付部130の処理について詳述する。 【0042】 図3は、ローカルUI102において、文書操作条件として、読取条件、加工条件および印刷条件がそれぞれ別個にユーザから入力され、これらを別個に取得した場合の設定受付部130の処理を説明するための図である。読取条件、加工条件および印刷条件は、それぞれアプリケーションロジック150のコンポーネントである読取152、文書加工156および印刷154と等しい粒度の条件である。したがって、これらの条件は、そのまま各コンポーネントに設定される。なお、実施の形態にかかる設定受付部130は、第1編集手段として機能する。また、実施の形態にかかるコントロール140は、設定受付部130により分解または統合された文書操作条件を各コンポーネントに設定する。すなわち、コントロール140は、設定手段として機能する。 【0043】 図4は、図3の例における設定受付部130の処理を示すフローチャートである。プレゼンテーション層12のユーザインターフェース100がユーザから操作開始指示を受け付けると、操作開始指示がロジック層14に送出される(ステップS100)。さらに、ユーザから読取条件が設定されると読取条件設定指示がロジック層14に送出される(ステップS102)。送出された読取条件設定指示は、設定受付部130を介して読取152に設定される(ステップS104,106)。 【0044】 さらに、ユーザから加工条件が設定されると加工条件設定指示がロジック層14に送出される(ステップS110)。送出された加工条件設定指示は、設定受付部130を介して文書加工154に設定される(ステップS112,114)。 【0045】 さらに、ユーザから印刷条件が設定されると印刷条件設定指示がロジック層14に送出される(ステップS120)。送出された印刷条件設定指示は、設定受付部130を介して印刷156に設定される(ステップS122,124)。最後に実行開始指示が送出される(ステップS130)。 【0046】 このように、ローカルUI102により入力された条件が、アプリケーションロジック150のコンポーネント単位の条件の場合には、各条件が対応するコンポーネントに設定される。 【0047】 図5は、リモートUI104がユーザから文書操作条件の設定を受け付ける際の処理を示すフローチャートである。この場合には、読取条件、加工条件および印刷条件を含む文書操作条件がロジック層14に送出される。設定受付部130は、文書操作条件をアプリケーションロジック150のコンポーネントの単位に分解する。具体的には、読取条件、加工条件および印刷条件に分解する。そして、各条件を対応するコンポーネントに設定する。 【0048】 図6は、図5の例における設定受付部130の処理を示すフローチャートである。プレゼンテーション層12のユーザインターフェース100がユーザから操作開始指示を受け付けると、操作開始指示がロジック層14に送出される(ステップS100)。さらに、ユーザから文書操作条件が設定されると文書操作条件設定指示がロジック層14に送出される(ステップS140)。送出された文書操作条件設定指示は、設定受付部130において読取条件、加工条件および印刷条件に分解される(ステップS142,ステップS144)。次に、得られた読取条件が読取152に設定される(ステップS146)。同様に、加工条件が文書加工156に設定され(ステップS148)、印刷条件が印刷154に設定される(ステップS150)。最後に実行開始指示が送出される(ステップS152)。 【0049】 このように、複数のコンポーネントに対する条件を含む文書操作条件が入力された場合には、設定受付部130が各コンポーネントに対する条件に分解する。すなわち、設定受付部130は、取得した条件がアプリケーションロジック150のコンポーネントの粒度よりも大きい場合には、この条件をコンポーネント単位に分解する。これにより、粒度の違いを吸収することができる。 【0050】 したがって、プレゼンテーション層12の設定が変更された場合であっても、ロジック層14の構成を変更する必要がなく、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができる。 【0051】 また、他の例としては、設定受付部130は、ユーザにより入力された条件に含まれる複数の条件をまとめることにより各コンポーネントに対応する条件となる場合には、設定受付部130は、複数の条件をまとめる処理を行ってもよい。 【0052】 次に、プレゼンテーション層12の設定要求編集部110について説明する。設定要求編集部110は、プレゼンテーション層12から送出される条件を、ロジック層14が取得する粒度に分解または統合する。これにより、プレゼンテーション層12における変更等が他の層に影響するのを避けることができる。以下、設定要求編集部110の処理について詳述する。 【0053】 例えば、複合機10が4行LCDを有するとする。4行LCDでは、表示量が限られている。したがって、ユーザは、表示内容を確認しながら順に複数の設定を行う。例えば、両面印刷を指示する両面ボタンを選択し、片面印刷物から両面印刷物を得るよう指示する片面→両面ボタンを選択し、さらに左閉じ用印刷物を得るよう指示する左閉じボタンを選択する。 【0054】 図7は、この場合の設定要求編集部110の処理を示すフローチャートである。前述のように画面において両面、片面→両面、左閉じが選択され、さらに確定が選択されると、対応して両面設定が設定要求編集部110に送出され(ステップS200)、片面→両面設定が設定要求編集部110に送出され(ステップS202)、左閉じ設定が設定要求編集部110に送出され(ステップS204)、さらに両面設定確定が設定要求編集部110に送出される(ステップS206)。設定要求編集部110は、これをまとめて1つの両面設定としてロジック層14に送出する(ステップS208)。 【0055】 次に、複合機10がWVGA(Wide VGA)画面を有する場合について説明する。図8は、WVGA画面の表示例を示す図である。このように、WVGA画面には、各種設定に対応するボタンが一覧表示されている。ユーザは、前述の設定と同様の設定をする場合には、ボタン300を選択すればよい。このボタン300は、片面印刷物から両面印刷物を出力し、左閉じとすることを指示するボタンである。 【0056】 図9は、この場合の設定要求編集部110の処理を示すフローチャートである。前述のように画面においてボタン300が選択され、さらに確定が選択されると、対応して両面、片面→両面および左閉じを指示する両面設定が設定要求編集部110に送出され(ステップS210)、さらに両面確定設定が設定要求編集部110に送出される(ステップS212)。設定要求編集部110は、これをロジック層14に送出する(ステップS214)。 【0057】 以上のように、設定要求編集部110は、4行LCDにおいて設定された設定項目を統合し、WVGA画面において設定されロジック層14に送出される設定情報と同様の形式に編集するので、画面の違いを吸収することができる。これにより、画面構成や画面フローが変更になった場合であっても、設定要求編集部110の処理により、ロジック層14の構成に影響を及ぼすことがない。したがって、各機能の交換容易性および再利用性を向上させることができる。 【0058】 また、他の例としては、設定要求編集部110は、ユーザにより入力された条件がロジック層14に送出すべき設定条件の単位よりも大きい場合には、ロジック層14に送出すべき設定条件の単位に分解してもよい。具体的には、例えば、設定要求部110は、片面→両面の画面設定を上述のWVGA画面のボタンから指示された場合に、片面読み取りの設定と両面読み取りの設定とに分解する。そして、片面読み取りの設定を読取ロジックに提供し、両面印刷の設定を印刷ロジックに提供することができる。 【0059】 図10は、複合機10のハードウェア構成を示す図である。複合機10は、スキャナ172と、プロッタ174と、スキャナ172およびプロッタ174を制御するデバイス制御部204と、ネットワークに接続して通信を行うネットワーク制御部208と、各種プログラムなどが格納されているROM210と、ROM210内のプログラムに従って複合機10の各部を制御するCPU212と、複合機10の制御に必要な種々のデータを記憶するRAM214およびSRAM216と、スキャナ172により読み取られた画像データを保持する画像データメモリ218と、操作パネル220と、操作パネル220を制御する操作部制御部222とを備えている。 【0060】 なお、図1等を参照しつつ説明した複合機10の層構造は、ROM210に格納されているプログラムがCPUにより実行されることにより展開され、各種機能が実現する。 【0061】 以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。 【図面の簡単な説明】 【0062】 【図1】実施の形態にかかる複合機10の構成を示すブロック図である。 【図2】各コンポーネントの具体的な処理を説明するための図である。 【図3】ローカルUI102から読取条件、加工条件および印刷条件を別個に取得した場合の設定受付部130の処理を説明するための図である。 【図4】図3の例における設定受付部130の処理を示すフローチャートである。 【図5】リモートUI104がユーザから文書操作条件の設定を受け付ける際の処理を示すフローチャートである。 【図6】図5の例における設定受付部130の処理を示すフローチャートである。 【図7】4行LCDに対応する設定要求編集部110の処理を示すフローチャートである。 【図8】WVGA画面の表示例を示す図である。 【図9】WVGA画面に対応する設定要求編集部110の処理を示すフローチャートである。 【図10】複合機10のハードウェア構成を示す図である。 【符号の説明】 【0063】 10 複合機 12 プレゼンテーション層 14 ロジック層 16 デバイス層 18 共通機能 100 ユーザインターフェース 102 ローカルUI 104 リモートUI 110 設定要求編集部 130 設定受付部 140 コントロール 142 セッション管理 144 リクエスト管理 146 コピーアクティビティ 150 アプリケーションロジック 152 読取 154 印刷 156 文書加工 160 デバイスサービス 162 画像パイプ 170 デバイス 172 スキャナ 174 プロッタ 176 メモリ 178 IPU 180 アスペクト 204 デバイス制御部 208 ネットワーク制御部 218 画像データメモリ 220 操作パネル 222 操作部制御部 300 ボタン
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年7月4日(2006.7.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089118 【弁理士】 【氏名又は名称】酒井 宏明
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| 【公開番号】 |
特開2008−17022(P2008−17022A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−184533(P2006−184533) |
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