| 【発明の名称】 |
ネットワーク通信装置および方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮岡 弘
【氏名】河西 秀樹
【氏名】深見 健太郎
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| 【要約】 |
【課題】ネットワークリソースを有効に活用することが可能なネットワーク通信装置および方法を提供する。
【構成】マルチファンクション装置は、ネットワークを利用する機能を処理する際に、複数のNICを有する場合は設定記憶部に記憶されている各機能毎におけるNICの選択情報に従って、選択されたNICを介してLANに接続し、各機能の処理を行う。具体的には、ネットワークプリント機能を処理する場合、設定記憶部に記憶されているネットワークプリント選択情報に従い、また、ネットワークスキャナ機能を処理する場合、設定記憶部に記憶されているネットワークススキャナ選択情報に従い、また、IP−FAX機能を処理する場合、設定記憶部に記憶されているIP−FAX選択情報に従い、選択情報に従って選択したNICを介してLANに接続し、各機能の処理を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各々が異なるネットワークに接続する複数のネットワーク接続インターフェースを有し、該ネットワークを利用して処理を行う機能を少なくとも1つ有するネットワーク通信装置において、 前記機能の制御処理を行う制御手段と、 前記機能を処理する際に複数のネットワークから利用するネットワークの選択を機能毎に設定する設定手段と、 前記設定手段で機能毎に設定した利用するネットワークの選択を選択情報として記憶する設定記憶手段と を具備し、 前記制御手段は、 前記機能の制御処理を行う際に、前記設定記憶手段に記憶されている該機能の選択情報に従って、利用するネットワークを選択する ことを特徴とするネットワーク通信装置。 【請求項2】 前記ネットワーク接続インターフェースを前記制御手段が接続するデータ伝送路に増設可能なインターフェース構造を有する ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク通信装置。 【請求項3】 前記機能は、 ネットワークプリント機能、ネットワークスキャナ機能、IP−FAX機能の少なくとも1つである ことを特徴とする請求項1または2記載のネットワーク通信装置。 【請求項4】 前記複数のネットワーク接続インターフェースを介して複数のネットワークの状態を検出する状態検出手段と、 前記状態検出手段で検出したネットワークの状態と前記機能を処理する際に利用するネットワークの選択条件とを比較する比較手段と を更に具備し、 前記制御手段は、 前記機能の制御処理を行う際に、前記比較手段により前記選択条件と一致した状態のネットワークを選択する ことを特徴とする請求項1または2記載のネットワーク通信装置。 【請求項5】 前記状態検出手段は、 予め設定されたサーバアドレスにより接続されるネットワークでのサーバの接続状態を検出する ことを特徴とする請求項4記載のネットワーク通信装置。 【請求項6】 前記サーバは、 SIPサーバである ことを特徴とする請求項5記載のネットワーク通信装置。 【請求項7】 前記複数のネットワーク接続インターフェースの接続履歴を記憶する接続履歴記憶手段と、 前記接続履歴記憶手段で記憶した接続履歴を通知する通知手段と を更に具備することを特徴とする請求項1記載のネットワーク通信装置。 【請求項8】 前記通知手段は、 前記接続履歴をユーザインターフェースに表示し、またはレポートとして印刷する ことを特徴とする請求項7記載のネットワーク通信装置。 【請求項9】 各々が異なるネットワークに接続する複数のネットワーク接続インターフェースを有し、ネットワークを利用して処理を行う機能を少なくとも1つ有するネットワーク通信装置のネットワーク通信方法において、 設定手段が前記機能を処理する際に利用するネットワークの選択を機能毎に設定し、 前記機能毎に設定した利用するネットワークの選択を選択情報として設定記憶手段に記憶し、 前記機能の制御処理を行う際に、前記制御手段が前記記憶されている該機能の選択情報に従って、利用するネットワークを選択する ことを特徴とするネットワーク通信方法。 【請求項10】 前記ネットワーク接続インターフェースを前記制御手段が接続するデータ伝送路に増設可能なインターフェース構造を有する ことを特徴とする請求項9記載のネットワーク通信方法。 【請求項11】 前記機能は、 ネットワークプリント機能、ネットワークスキャナ機能、IP−FAX機能の少なくとも1つである ことを特徴とする請求項9または10記載のネットワーク通信方法。 【請求項12】 前記機能の制御処理を行う際に、 状態検出手段が前記複数のネットワーク接続インターフェースが接続されるネットワークの状態を検出し、 比較手段が前記検出したネットワークの状態と前記機能を処理する際に利用するネットワークの選択条件とを比較し、 前記制御手段が前記選択条件と一致した状態のネットワークを選択する ことを特徴とする請求項9または10記載のネットワーク通信方法。 【請求項13】 前記状態検出手段は、 予め設定されたサーバアドレスにより接続されるネットワークでのサーバの接続状態を検出する ことを特徴とする請求項12記載のネットワーク通信方法。 【請求項14】 前記サーバは、 SIPサーバである ことを特徴とする請求項13記載のネットワーク通信方法。 【請求項15】 前記複数のネットワーク接続インターフェースの接続履歴を接続履歴記憶手段に記憶し、 通知手段が前記記憶した接続履歴を通知する ことを特徴とする請求項9記載のネットワーク通信方法。 【請求項16】 前記通知手段は、 前記接続履歴をユーザインターフェースに表示し、またはレポートとして印刷する ことを特徴とする請求項15記載のネットワーク通信方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ネットワーク通信装置および方法に関し、特に、IP電話網を利用したIP−FAX機能を行うネットワーク通信装置および方法に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、IP電話網を利用したファクシミリ通信は企業内イントラネットを利用して増加している。この場合は、これまでのアナログ電話回線(PSTN)用の回線インターフェースを使わずに、PCと同じLANインターフェースでIP電話網に接続される。 【0003】 例えば、IP網と公衆回線網と接続し、IP網との接続が失敗した場合は公衆回線網と接続するように制御するインターネットファクシミリ通信端末がある(例えば、特許文献1参照。)。 【特許文献1】特開2003−209657号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 更に、企業ではIP電話網をPC用のネットワークと完全に分離している場合と、同じネットワーク上にPCデータとIP電話データを共存させる場合とが存在する。また、端末側もLANインターフェースを1つのみ用意してPCデータ系(Printer、Scan)とIP−FAXデータ系とを共存させる場合と、端末側にLANインターフェースを2つ用意してPCデータ系とIP−FAXデータ系とを分離させる場合とがある。 【0005】 後者の2つのLANインターフェースを用意してPCデータ系とIP−FAXデータ系とを分離させる場合、これまで専用のNIC[Network Interface Card]が割り当てられており、ユーザはそれぞれのNICをシステム管理者が割り当てたネットワークに接続することから、以下に挙げるような問題があった。 【0006】 1.PCデータ系とIP−FAXデータ系とでそれぞれ別個にNICを接続するI/F構造が必要であった 2.複数のNICを有しても接続可能なLANが1つに限定されてしまっていた 3.複数のNICと複数のLANとの間で接続を間違えやすかった そこで、本発明は、上記問題点を鑑みて、ネットワークリソースを有効に活用することが可能なネットワーク通信装置および方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記目的を達成するため、請求項1の発明は、各々が異なるネットワークに接続する複数のネットワーク接続インターフェースを有し、該ネットワークを利用して処理を行う機能を少なくとも1つ有するネットワーク通信装置において、前記機能の制御処理を行う制御手段と、前記機能を処理する際に複数のネットワークから利用するネットワークの選択を機能毎に設定する設定手段と、前記設定手段で機能毎に設定した利用するネットワークの選択を選択情報として記憶する設定記憶手段とを具備し、前記制御手段は、前記機能の制御処理を行う際に、前記設定記憶手段に記憶されている該機能の選択情報に従って、利用するネットワークを選択することを特徴とする。 【0008】 また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ネットワーク接続インターフェースを前記制御手段が接続するデータ伝送路に増設可能なインターフェース構造を有することを特徴とする。 【0009】 また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記機能は、ネットワークプリント機能、ネットワークスキャナ機能、IP−FAX機能の少なくとも1つであることを特徴とする。 【0010】 また、請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記複数のネットワーク接続インターフェースを介して複数のネットワークの状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段で検出したネットワークの状態と前記機能を処理する際に利用するネットワークの選択条件とを比較する比較手段とを更に具備し、前記制御手段は、前記機能の制御処理を行う際に、前記比較手段により前記選択条件と一致した状態のネットワークを選択することを特徴とする。 【0011】 また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記状態検出手段は、予め設定されたサーバアドレスにより接続されるネットワークでのサーバの接続状態を検出することを特徴とする。 【0012】 また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記サーバは、SIPサーバであることを特徴とする。 【0013】 また、請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記複数のネットワーク接続インターフェースの接続履歴を記憶する接続履歴記憶手段と、前記接続履歴記憶手段で記憶した接続履歴を通知する通知手段とを更に具備することを特徴とする。 【0014】 また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記通知手段は、前記接続履歴をユーザインターフェースに表示し、またはレポートとして印刷することを特徴とする。 【0015】 また、請求項9の発明は、各々が異なるネットワークに接続する複数のネットワーク接続インターフェースを有し、ネットワークを利用して処理を行う機能を少なくとも1つ有するネットワーク通信装置のネットワーク通信方法において、設定手段が前記機能を処理する際に利用するネットワークの選択を機能毎に設定し、前記機能毎に設定した利用するネットワークの選択を選択情報として設定記憶手段に記憶し、前記機能の制御処理を行う際に、前記制御手段が前記記憶されている該機能の選択情報に従って、利用するネットワークを選択することを特徴とする。 【0016】 また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記ネットワーク接続インターフェースを前記制御手段が接続するデータ伝送路に増設可能なインターフェース構造を有することを特徴とする。 【0017】 また、請求項11の発明は、請求項9または請求項10の発明において、前記機能は、ネットワークプリント機能、ネットワークスキャナ機能、IP−FAX機能の少なくとも1つであることを特徴とする。 【0018】 また、請求項12の発明は、請求項9または請求項10の発明において、前記機能の制御処理を行う際に、状態検出手段が前記複数のネットワーク接続インターフェースが接続されるネットワークの状態を検出し、比較手段が前記検出したネットワークの状態と前記機能を処理する際に利用するネットワークの選択条件とを比較し、前記制御手段が前記選択条件と一致した状態のネットワークを選択することを特徴とする。 【0019】 また、請求項13の発明は、請求項12の発明において、前記状態検出手段は、予め設定されたサーバアドレスにより接続されるネットワークでのサーバの接続状態を検出することを特徴とする。 【0020】 また、請求項14の発明は、請求項13の発明において、前記サーバは、SIPサーバであることを特徴とする。 【0021】 また、請求項15の発明は、請求項9の発明において、前記複数のネットワーク接続インターフェースの接続履歴を接続履歴記憶手段に記憶し、通知手段が前記記憶した接続履歴を通知することを特徴とする。 【0022】 また、請求項16の発明は、請求項15の発明において、前記通知手段は、前記接続履歴をユーザインターフェースに表示し、またはレポートとして印刷することを特徴とする。 【発明の効果】 【0023】 本発明によれば、マルチファンクション装置が有する複数のネットワーク機能が複数のネットワーク接続インターフェースを共有可能とすることで、ネットワークリソースを有効に活用できるという効果を奏する。 【0024】 更に、本発明によれば、マルチファンクション装置のネットワーク接続インターフェースの増設構造を共通インターフェースで一本化することで、システム全体を安価に構成することができるという効果を奏する。 【0025】 更に、本発明によれば、ネットワークへの接続を自動化することで、ネットワークへの物理的な接続ミスをなくすことができるという効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0026】 以下、本発明に係るネットワーク通信装置および方法の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。 【実施例1】 【0027】 図1は、本発明を適用した複合機装置(以後、マルチファンクション装置と称する)1の実施例1の概略構成を示す図である。 【0028】 図1に示す様に、マルチファンクション装置1は、マルチファンクションコントロール部2とプリンタモジュール部3とスキャナモジュール部4とファクシミリモジュール部5とUI部6とを具備して構成され、プリンタモジュール部3、スキャナモジュール部4、ファクシミリモジュール部5およびUI部6は、インターフェース(以後、I/Fと称する)7によってマルチファンクションコントロール部2と接続されている。なお、UI部6は後述する第1の設定記憶部141および第2の設定記憶部142に記憶するNICの選択情報を設定する設定部8を有している。 【0029】 マルチファンクションコントロール部2は、各モジュール部を効率良く制御するとともに、ネットワークプリント機能およびネットワークスキャナ機能を制御する。具体的には、制御用のCPU91と、CPU91の動作プログラムを記憶するROM101・RAM111と、LANに接続するためのLANインターフェースである第1のNIC121と、入出力用データを格納するデータ蓄積用メモリ13と、設定部8によって設定されたネットワークプリント機能を処理する際に使用するNICの選択情報(以後、ネットワークプリント選択情報と称する)、および設定部8によって設定されたネットワークスキャナ機能を処理する際に使用するNICの選択情報(以後、ネットワークスキャナ選択情報と称する)を記憶する第1の設定記憶部141とを具備して構成され、これらはシステムバス15によって相互に接続している。 【0030】 プリンタモジュール部3は、マルチファンクションコントロール部2のデータ蓄積用メモリ13に蓄積されたデータを用紙に印刷する。 【0031】 スキャナモジュール部4は、原稿を光学的に読み取り、読み取ったデータはマルチファンクションコントロール部2のデータ蓄積用メモリ13に蓄積する。 【0032】 ファクシミリモジュール部5は、マルチファンクションコントロール部2と連携をとってPSTN経由のファクシミリ通信機能およびLAN経由のファクシミリ通信機能(以後、IP−FAX機能と称する)を制御する。具体的には、ファクシミリモジュール部5を制御するCPU92と、CPU92の動作プログラムを記憶するROM102・RAM112と、PSTN経由のデータの送受信を行う網制御部16、PSTN経由で受信したデータの復号化、スキャナモジュール部4で読み取ったデータの符号化、およびデータの解像度変換を行うCodec/解像度変換部17と、Codec/解像度変換部17で符号化したデータをPSTNを介してファクシミリ送信するFAX Modem18と、LANに接続するためのLANインターフェースである第2のNIC122と、設定部8によって設定されたIP−FAX機能を処理する際に使用するNICの選択情報(以後、IP−FAX選択情報と称する)を記憶する第2の設定記憶部142とを具備して構成され、これらはシステムバス15によって相互に接続している。 【0033】 なお、LANへの接続履歴を記憶する接続履歴記録部を用意し、その接続履歴をUI部6で表示する或いは管理レポート等にてプリントアウトする構成を適用しても良い。 【0034】 マルチファンクション装置1は、ネットワークを利用する機能(即ち、ネットワークプリント機能、ネットワークスキャナ機能およびIP−FAX機能)を処理する際に、第1の設定記憶部141または第2の設定記憶部142に記憶されている各機能毎におけるNICの選択情報に従って、選択されたNICを介してLANに接続し、各機能の処理を行う。具体的には、ネットワークプリント機能を処理する場合、第1の設定記憶部141に記憶されているネットワークプリント選択情報に従い、また、ネットワークスキャナ機能を処理する場合、第1の設定記憶部141に記憶されているネットワークススキャナ選択情報に従い、また、IP−FAX機能を処理する場合、第2の設定記憶部142に記憶されているIP−FAX選択情報に従い、選択情報に従って選択したNICを介してLANに接続し、各機能の処理を行う。 【0035】 次に、マルチファンクション装置が行うNICの選択処理の手順について図2に示すフローチャートを参照して説明する。 【0036】 なお、ネットワークプリント選択情報として「第1のNICまたは第2のNICを選択」、ネットワークスキャナ選択情報として「第1のNICを選択」、IP−FAX選択情報として「第2のNICを選択」が設定されている場合を一例として説明する。 【0037】 マルチファンクション装置が処理を開始すると(ステップS201)、当該処理がネットワークを利用する機能であるか否か確認し(ステップS202)、ネットワークを利用する機能である場合(ステップS202でYES)、ステップS203に進み、また、ネットワークを利用しない機能である場合(ステップS202でNO)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0038】 ステップS202において、ネットワークを利用する機能である場合(ステップS202でYES)、当該処理がネットワークプリント機能であるか否か確認し(ステップS203)、ネットワークプリント機能である場合(ステップS203でYES)、ステップS204に進み、また、ネットワークプリント機能ではない場合(ステップS203でNO)、ステップS206に進む。 【0039】 ステップS203において、ネットワークプリント機能である場合(ステップS203でYES)、第1の設定記憶部に記憶されているネットワークプリント選択情報を確認し(ステップS204)、ネットワークプリント選択情報が「第1のNICまたは第2のNICを選択」なので、第1のNICまたは第2のNICを使用してネットワークプリント機能を処理し(ステップS205)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0040】 また、ステップS203において、ネットワークプリント機能ではない場合(ステップS203でNO)、当該処理がネットワークスキャナ機能であるか否か確認し(ステップS206)、ネットワークスキャナ機能である場合(ステップS206でYES)、ステップS207に進み、また、ネットワークスキャナ機能ではない(即ち、IP−FAX機能である)場合(ステップS206でNO)、ステップS209に進む。 【0041】 ステップS206において、ネットワークスキャナ機能である場合(ステップS206でYES)、第1の設定記憶部に記憶されているネットワークスキャナ選択情報を確認し(ステップS207)、ネットワークスキャナ選択情報が「第1のNICを選択」なので、第1のNICを使用してネットワークスキャナ機能を処理し(ステップS208)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0042】 また、ステップS206において、ネットワークスキャナ機能ではない(即ち、IP−FAX機能である)場合(ステップS206でNO)、第2の設定記憶部に記憶されているIP−FAX選択情報を確認し(ステップS209)、IP−FAX選択情報が「第2のNICを選択」なので、第2のNICを使用してIP−FAX機能を処理し(ステップS210)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0043】 従って、これまで機能毎に追加された複数のNICを複数のネットワーク機能で有効活用することができるようになる。例えば、ネットワークプリンタ機能を第1のNIC、第2のNICの両方に設定することで、広範囲のネットワークプリンタ機能を共有することができ、更にネットワークのトラフィックも軽減することができる。 【実施例2】 【0044】 図3は、本発明を適用した複合機装置(以後、マルチファンクション装置と称する)1の実施例2の概略構成を示す図である。 【0045】 図3に示す様に、マルチファンクション装置1は、マルチファンクションコントロール部2とプリンタモジュール部3とスキャナモジュール部4とファクシミリモジュール部5とUI部6とを具備して構成され、プリンタモジュール部3、スキャナモジュール部4、ファクシミリモジュール部5およびUI部6は、インターフェース(以後、I/Fと称する)7によってマルチファンクションコントロール部2と接続されている。なお、UI部6は後述する設定記憶部14に記憶するNICの選択情報を設定する設定部を有している。 【0046】 マルチファンクションコントロール部2は、各モジュール部を効率良く制御するとともに、ネットワークプリント機能およびネットワークスキャナ機能を制御する。具体的には、制御用のCPU91と、CPU91の動作プログラムを記憶するROM101・RAM111と、LANに接続するためのLANインターフェースである第1のNIC121と、入出力用データを格納するデータ蓄積用メモリ13と、設定部8によって設定されたネットワークプリント機能を処理する際に使用するNICの選択情報(以後、ネットワークプリント選択情報と称する)、ネットワークスキャナ機能を処理する際に使用するNICの選択情報(以後、ネットワークスキャナ選択情報と称する)、およびIP−FAX機能(LAN経由のファクシミリ通信機能)を処理する際に使用するNICの選択情報(以後、IP−FAX選択情報と称する)を記憶する設定記憶部14とを具備して構成され、これらはシステムバス15によって相互に接続している。 【0047】 また、マルチファンクションコントロール部2は複数のNICを接続することが可能なLAN接続インターフェース構造を有し、図3に示すように、第2のNIC122が増設されている。 【0048】 プリンタモジュール部3は、マルチファンクションコントロール部2のデータ蓄積用メモリ13に蓄積されたデータを用紙に印刷する。 【0049】 スキャナモジュール部4は、原稿を光学的に読み取り、読み取ったデータはマルチファンクションコントロール部2のデータ蓄積用メモリ13に蓄積する。 【0050】 ファクシミリモジュール部5は、マルチファンクションコントロール部2と連携をとってPSTN経由のファクシミリ通信機能およびIP−FAX機能を制御する。具体的には、ファクシミリモジュール部5を制御するCPU92と、CPU92の動作プログラムを記憶するROM102・RAM112と、PSTN経由のデータの送受信を行う網制御部16、PSTN経由で受信したデータの復号化、スキャナモジュール部4で読み取ったデータの符号化、およびデータの解像度変換を行うCodec/解像度変換部17と、Codec/解像度変換部17で符号化したデータをPSTNを介してファクシミリ送信するFAX Modem18とを具備して構成され、これらはシステムバス15によって相互に接続している。 【0051】 なお、LANへの接続履歴を記憶する接続履歴記録部を用意し、その接続履歴をUI部6で表示する或いは管理レポート等にてプリントアウトする構成を適用しても良い。 【0052】 マルチファンクション装置1は、ネットワークを利用する機能(即ち、ネットワークプリント機能、ネットワークスキャナ機能およびIP−FAX機能)を処理する際に、NICを1つしか有していない場合は当該NICを介してLANに接続し、各機能の処理を行い、また、複数のNICを有する場合は設定記憶部14に記憶されている各機能毎におけるNICの選択情報に従って、選択されたNICを介してLANに接続し、各機能の処理を行う。具体的には、ネットワークプリント機能を処理する場合、設定記憶部14に記憶されているネットワークプリント選択情報に従い、また、ネットワークスキャナ機能を処理する場合、設定記憶部14に記憶されているネットワークススキャナ選択情報に従い、また、IP−FAX機能を処理する場合、設定記憶部14に記憶されているIP−FAX選択情報に従い、選択情報に従って選択したNICを介してLANに接続し、各機能の処理を行う。 【0053】 次に、マルチファンクション装置が行うNICの選択処理の手順について図4に示すフローチャートを参照して説明する。 【0054】 なお、ネットワークプリント選択情報として「第1のNICまたは第2のNICを選択」、ネットワークスキャナ選択情報として「第1のNICを選択」、IP−FAX選択情報として「第2のNICを選択」が設定されている場合を一例として説明する。 【0055】 マルチファンクション装置が処理を開始すると(ステップS401)、当該処理がネットワークを利用する機能であるか否か確認し(ステップS402)、ネットワークを利用する機能である場合(ステップS402でYES)、ステップS403に進み、また、ネットワークを利用しない機能である場合(ステップS402でNO)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0056】 ステップS402において、ネットワークを利用する機能である場合(ステップS402でYES)、当該処理がネットワークプリント機能であるか否か確認し(ステップS403)、ネットワークプリント機能である場合(ステップS403でYES)、ステップS404に進み、また、ネットワークプリント機能ではない場合(ステップS403でNO)、ステップS406に進む。 【0057】 ステップS403において、ネットワークプリント機能である場合(ステップS403でYES)、設定記憶部に記憶されているネットワークプリント選択情報を確認し(ステップS404)、ネットワークプリント選択情報が「第1のNICまたは第2のNICを選択」なので、第1のNICまたは第2のNICを使用してネットワークプリント機能を処理し(ステップS405)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0058】 また、ステップS403において、ネットワークプリント機能ではない場合(ステップS403でNO)、当該処理がネットワークスキャナ機能であるか否か確認し(ステップS406)、ネットワークスキャナ機能である場合(ステップS406でYES)、ステップS407に進み、また、ネットワークスキャナ機能ではない(即ち、IP−FAX機能である)場合(ステップS406でNO)、ステップS409に進む。 【0059】 ステップS406において、ネットワークスキャナ機能である場合(ステップS406でYES)、設定記憶部に記憶されているネットワークスキャナ選択情報を確認し(ステップS407)、ネットワークスキャナ選択情報が「第1のNICを選択」なので、第1のNICを使用してネットワークスキャナ機能を処理し(ステップS408)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0060】 また、ステップS406において、ネットワークスキャナ機能ではない(即ち、IP−FAX機能である)場合(ステップS406でNO)、設定記憶部に記憶されているIP−FAX選択情報を確認し(ステップS409)、IP−FAX選択情報が「第2のNICを選択」なので、第2のNICを使用してIP−FAX機能を処理し(ステップS410)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0061】 従って、ファクシミリモジュール部にNICを搭載する必要がなくなることで、安価にモジュールを提供することができ、更にマルチファンクションコントロール部に複数のNICを接続することが可能な構造とすることで、NIC増設部の回路が共通インターフェースで安価に提供することができる。 【実施例3】 【0062】 図5は、本発明を適用した複合機装置(以後、マルチファンクション装置と称する)1の実施例3の概略構成を示す図である。 【0063】 図5に示す様に、マルチファンクション装置1は、マルチファンクションコントロール部2とプリンタモジュール部3とスキャナモジュール部4とファクシミリモジュール部5とUI部6とを具備して構成され、プリンタモジュール部3、スキャナモジュール部4、ファクシミリモジュール部5およびUI部6は、インターフェース(以後、I/Fと称する)7によってマルチファンクションコントロール部2と接続されている。なお、UI部6は後述する設定記憶部14に記憶する選択条件テーブルを設定する設定部8を有している。 【0064】 マルチファンクションコントロール部2は、各モジュール部を効率良く制御するとともに、ネットワークプリント機能およびネットワークスキャナ機能を制御する。具体的には、制御用のCPU91と、CPU91の動作プログラムを記憶するROM101・RAM111と、LANに接続するためのLANインターフェースである第1のNIC121と、入出力用データを格納するデータ蓄積用メモリ13と、設定部8によって設定されたネットワークプリント機能を処理する際に選択するネットワークの条件(以後、ネットワークプリント選択条件と称する)、設定部8によって設定されたネットワークスキャナ機能を処理する際に選択するネットワークの条件(以後、ネットワークスキャナ選択条件と称する)、および設定部8によって設定されたIP−FAX機能を処理する際に選択する際に選択するネットワークの条件(以後、IP−FAX選択条件と称する)をテーブル化した選択条件テーブルを格納する設定記憶部14と、複数のNICが接続されている場合、NICを経由してLAN等のネットワークの状態を検出し、状態検出データを取得する状態検出部19と、状態検出部19で検出した状態検出データと設定記憶部14に格納されている選択条件テーブルにテーブル化された各機能の選択条件とを比較する比較部20とを具備して構成され、これらはシステムバス15によって相互に接続している。 【0065】 また、マルチファンクションコントロール部2は複数のNICを接続することが可能なLAN接続インターフェース構造を有し、図5に示すように、第2のNIC122が増設されている。 【0066】 プリンタモジュール部3は、マルチファンクションコントロール部2のデータ蓄積用メモリ13に蓄積されたデータを用紙に印刷する。 【0067】 スキャナモジュール部4は、原稿を光学的に読み取り、読み取ったデータはマルチファンクションコントロール部2のデータ蓄積用メモリ13に蓄積する。 【0068】 ファクシミリモジュール部5は、マルチファンクションコントロール部2と連携をとってPSTN経由のファクシミリ通信機能およびIP−FAX機能を制御する。具体的には、ファクシミリモジュール部5を制御するCPU92と、CPU92の動作プログラムを記憶するROM102・RAM112と、PSTN経由のデータの送受信を行う網制御部16、PSTN経由で受信したデータの復号化、スキャナモジュール部4で読み取ったデータの符号化、およびデータの解像度変換を行うCodec/解像度変換部17と、Codec/解像度変換部17で符号化したデータをPSTNを介してファクシミリ送信するFAX Modem18とを具備して構成され、これらはシステムバスによって相互に接続している。 【0069】 なお、LANへの接続履歴を記憶する接続履歴記録部を用意し、その接続履歴をUI部6で表示する或いは管理レポート等にてプリントアウトする構成を適用しても良い。 【0070】 マルチファンクション装置1は、ネットワークを利用する機能(即ち、ネットワークプリント機能、ネットワークスキャナ機能およびIP−FAX機能)を処理する際に、NICを1つしか有していない場合は当該NICを介してLANに接続し、各機能の処理を行い、また、複数のNICを有する場合はNICを経由してLANの状態を検出し、各LANの状態検出データを取得し、取得した各LANの状態検出データと選択条件テーブルにテーブル化された各機能の選択条件とを比較し、選択条件と一致するLANを選択し、選択したLANに接続するNICを介して各機能の処理を行う。 【0071】 なお、複数のNICが接続するネットワークに対し、予め設定されるサーバアドレスにより接続されるネットワークでのサーバ(例えば、ファクシミリ等が行う通信の接続制御や中継処理を行うSIP[Session・Initiation・Protocol]サーバ等)の接続状態をネットワークの状態検出データとして検出しても良く、その際には、選択条件テーブルにテーブル化される選択条件としてサーバアドレスを設定する。 【0072】 なお、実施例3では、実施例2に示す構成に状態検出部および比較部を配置する構成であるが、実施例1に示す構成に状態検出部および比較部を配置する構成でも良い。 【0073】 次に、マルチファンクション装置が行うNICの選択処理の手順について図6に示すフローチャートを参照して説明する。 【0074】 マルチファンクション装置が処理を開始すると(ステップS601)、当該処理がネットワークを利用する機能であるか否か確認し(ステップS602)、ネットワークを利用する機能である場合(ステップS602でYES)、ステップS603に進み、また、ネットワークを利用しない機能である場合(ステップS602でNO)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0075】 ステップS602において、ネットワークを利用する機能である場合(ステップS602でYES)、全てのNICを経由して各ネットワークの状態を検出し(ステップS603)、NICの番号を示すNを「0」に設定し(ステップS604)、Nを「N+1」に設定し(ステップS605)、第NのNICに接続するネットワークの状態と当該機能の選択条件とを比較し(ステップS606)、第NのNICに接続するネットワークの状態と当該機能の選択条件とが一致する場合(ステップS607でYES)、ステップS608に進み、また、第NのNICに接続するネットワークの状態と当該機能の選択条件とが一致しない場合(ステップS607でNO)、ステップS605に戻る。 【0076】 ステップS607において、第NのNICに接続するネットワークの状態と当該機能の選択条件とが一致する場合(ステップS607でYES)、第NのNICを使用して当該機能を処理し(ステップS608)、NICの選択処理の手順を終了する。 【0077】 従って、選択条件が一致するネットワークに接続することで、ユーザが接続LANインターフェースを意識することなく、更に設定作業を大幅に削減することができる。 【0078】 本発明は、上記し、且つ図面に示し実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。 【図面の簡単な説明】 【0079】 【図1】本発明を適用した複合機装置(以後、マルチファンクション装置と称する)の実施例1の概略構成を示す図である。 【図2】マルチファンクション装置が行うNICの選択処理の手順を示すフローチャートである。 【図3】本発明を適用した複合機装置(以後、マルチファンクション装置と称する)の実施例2の概略構成を示す図である。 【図4】マルチファンクション装置が行うNICの選択処理の手順を示すフローチャートである。 【図5】本発明を適用した複合機装置(以後、マルチファンクション装置と称する)の実施例3の概略構成を示す図である。 【図6】マルチファンクション装置が行うNICの選択処理の手順を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0080】 1 マルチファンクション装置 2 マルチファンクションコントロール部 3 プリンタモジュール部 4 スキャナモジュール部 5 ファクシミリモジュール部 6 UI部 7 I/F 8 設定部 91、92 CPU 101、102 ROM 111、112 RAM 121 第1のNIC 122 第2のNIC 13 データ蓄積用メモリ 14 設定記憶部 141 第1の設定記憶部 142 第2の設定記憶部 15 システムバス 16 網制御部 17 Codec/解像度変換部 18 FAX Modem 19 状態検出部 20 比較部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月4日(2006.7.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071054 【弁理士】 【氏名又は名称】木村 高久
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| 【公開番号】 |
特開2008−17020(P2008−17020A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−184516(P2006−184516) |
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