| 【発明の名称】 |
画像処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】浅川 哲男
【氏名】河内 美紀
【氏名】栫 彰洋
【氏名】中村 理恵
【氏名】古市 喜則
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| 【要約】 |
【課題】画像記憶手段に記憶可能な原稿の画像データのページ数を短時間で予測(算出)して、そのページ数を画像データの出力開始前に利用者に通知可能にする。
【構成】CPU20は、スキャナエンジン11によって原稿画像の一部分の範囲のみを読み取り、その範囲の画像データのサイズに基づいて原稿1面の画像データサイズを算出し、その画像データサイズと予め設定された出力条件とに基づいてRAM22(画像記憶手段)に蓄積可能な原稿の画像データのページ数を予測(算出)し、そのページ数を操作部25上に表示する |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原稿の画像の読み取る画像読取手段と、該画像読取手段によって読み取った画像データを記憶する画像記憶手段とを有する画像処理装置において、 前記画像読取手段は、前記原稿の画像の一部分の範囲を読み取る手段を有し、 前記画像読取手段によって読み取った前記範囲の画像データのサイズに基づいて前記原稿1面の画像データサイズを算出する第1の算出手段と、 該第1の算出手段による算出結果に基づいて前記画像記憶手段に記憶可能な原稿の画像データのページ数を算出する第2の算出手段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記画像読取手段は、前記範囲を前記原稿の読み取り方向の先端からの範囲として読み取ることを特徴とする画像処理装置。 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置において、 前記範囲を設定可能な範囲設定手段を設けたことを特徴とする画像処理装置。 【請求項4】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記画像読取手段は、前記範囲を前記原稿の読み取り方向の先端からの読み取り開始位置と読み取り終了位置で規定される範囲として読み取ることを特徴とする画像処理装置。 【請求項5】 請求項4記載の画像処理装置において、 前記範囲を設定可能な範囲設定手段を設けたことを特徴とする画像処理装置。 【請求項6】 請求項5記載の画像処理装置において、 前記範囲設定手段は、前記範囲を複数設定可能な手段であり、 前記画像読取手段は、前記範囲設定手段によって前記範囲が複数設定された場合に、その複数の範囲を読み取る手段であり、 前記第1の算出手段は、前記画像読取手段によって前記複数の範囲の画像データを読み取った場合に、その複数の範囲の画像データのサイズに基づいて前記原稿1面の画像データサイズを算出することを特徴とする画像処理装置。 【請求項7】 請求項6記載の画像処理装置において、 前記画像読取手段は、前記範囲設定手段によって前記範囲が複数設定された場合に、その1つの範囲を読み取り、その範囲の画像データのサイズが所定のデータサイズに収まらなかった場合に、更に別の範囲を読み取ることを特徴とする画像処理装置。 【請求項8】 請求項7記載の画像処理装置において、 前記所定のデータサイズを設定可能なデータサイズ設定手段を設けたことを特徴とする画像処理装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、デジタル複写機,プリンタ装置,ファクシミリ装置等の画像形成装置や、それに搭載又は接続可能なスキャナ装置などの画像処理装置に関する。 【背景技術】 【0002】 例えば、デジタル複写機において、複数枚の原稿の画像データを処理する機能(ソート機能等)を実現するためには、複数枚分の画像データを記憶(蓄積)する記憶容量のあるHDD(ハードディスク装置)等の画像記憶手段を備える必要がある。 ところが、記憶容量の小さい画像記憶手段しか備えていないデジタル複写機においては、原稿の画像データの記憶枚数が限られてしまうため、原稿画像の読み取りの途中で容量オーバになってしまう。つまり、読み取っておきながら、結局ユーザの要求を満たせない場合(全ての原稿の画像データをソート対応できないなど)が発生するという問題があった。 【0003】 そこで、例えば特許文献1に見られるように、原稿の一部または特定ページから実際に読み取った画像データの量や、過去からの原稿1枚の予測データ量と原稿枚数とによって、原稿全体の予想データサイズを算出し、記憶手段(画像記憶手段)に十分な空きが無い場合、警告を発するようにした画像記憶装置が開示されている。この特許文献1にはまた、記憶手段の空き容量が小さいと予測した場合、画像データの圧縮率を高くしたり、多値を2値に変換して記憶することも記載されている。 【特許文献1】特開平05−37747号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、特許文献1に記載のものは、原稿の画像データ全体が記憶可能かどうかのみを判断しているのであって、一部ならば記憶可能なのか、一部とは具体的にどのような値であるのかを利用者に示していない。これは、特許文献1に記載のものは画像記憶装置であり、原稿の画像データ全体が記憶できるかどうかのみが重要な要求であるという性質に起因している。 デジタル複写機等のコピー機能を有する画像形成装置では、入力(記憶)と共に、出力を行なうため、原稿の画像データ全体ではなく、いくつかに区切った一部でも記憶可能なのかを利用者は知りたい。 【0005】 ところが、その要求は、特許文献1に記載のものでは満たせない。更に、原稿1ページの画像データを読み取るには、原稿1面の全ての画像データを読み込まなくてはならず、時間がかかり、ユーザにとってはそれをより早く知りたいという要望には応えられないという問題があった。 この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置やそれに搭載又は接続可能なスキャナ装置などの画像処理装置において、画像記憶手段に記憶可能な原稿の画像データのページ数を短時間で予測(算出)して、そのページ数を画像データの出力(印刷出力など)開始前に利用者に通知可能にすることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 この発明は、原稿の画像の読み取る画像読取手段と、該画像読取手段によって読み取った画像データを記憶する画像記憶手段とを有する画像処理装置において、上記の目的を達成するため、以下のようにしたことを特徴とする。 請求項1の発明による画像処理装置は、上記画像読取手段に、上記原稿の画像の一部分の範囲を読み取る手段を備え、上記画像読取手段によって読み取った上記範囲の画像データのサイズに基づいて上記原稿1面の画像データサイズを算出する第1の算出手段と、該第1の算出手段による算出結果に基づいて上記画像記憶手段に記憶可能な原稿の画像データのページ数を算出する第2の算出手段とを設けたものである。 【0007】 請求項2の発明による画像処理装置は、請求項1の画像処理装置において、上記画像読取手段が、上記範囲を上記原稿の読み取り方向の先端からの範囲として読み取るものである。 請求項3の発明による画像処理装置は、請求項2の画像処理装置において、上記範囲を設定可能な範囲設定手段を設けたものである。 請求項4の発明による画像処理装置は、請求項1の画像処理装置において、上記画像読取手段が、上記範囲を上記原稿の読み取り方向の先端からの読み取り開始位置と読み取り終了位置で規定される範囲として読み取るものである。 【0008】 請求項5の発明による画像処理装置は、請求項4の画像処理装置において、上記範囲を設定可能な範囲設定手段を設けたものである。 請求項6の発明による画像処理装置は、請求項5の画像処理装置において、上記範囲設定手段を、上記範囲を複数設定可能な手段とし、上記画像読取手段を、上記範囲設定手段によって上記範囲が複数設定された場合に、その複数の範囲を読み取る手段とし、上記第1の算出手段が、上記画像読取手段によって上記複数の範囲の画像データを読み取った場合に、その複数の範囲の画像データのサイズに基づいて上記原稿1面の画像データサイズを算出するものである。 【0009】 請求項7の発明による画像処理装置は、請求項6の画像処理装置において、上記画像読取手段が、上記範囲設定手段によって上記範囲が複数設定された場合に、その1つの範囲を読み取り、その範囲の画像データのサイズが所定のデータサイズに収まらなかった場合に、更に別の範囲を読み取るものである。 請求項8の発明による画像処理装置は、請求項7の画像処理装置において、上記所定のデータサイズを設定可能なデータサイズ設定手段を設けたものである。 【発明の効果】 【0010】 この発明によれば、画像処理装置が、原稿画像の一部分の範囲のみを読み取り、画像記憶手段に記憶可能な原稿画像データのページ数を予測(算出)できるため、そのページ数を画像データの出力開始前に利用者に通知することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。 まず、この発明による画像形成装置であるデジタル複合機(以下「MFP」ともいう)の制御系について、図1を参照して説明する。 図1は、この発明によるMFPの制御系の構成例を示すブロック図である。 このMFPは、基本機能であるコピー機能、プリント機能、およびスキャナ機能を有している。 【0012】 そして、コピー機能およびスキャナ機能を実現するための画像入力手段としては、原稿の画像を読み取る画像読取手段としてのスキャナエンジン11を備え、その制御を司るスキャナ制御部12と、スキャナエンジン11からの画像データを取り込む画像読取部13とを備えている。 画像処理部14は、画像読取部13に取り込まれた画像データに対して、最適なデジタル信号処理化を行なう。 【0013】 また、プリント機能を実現するための画像入力手段としては、外部ホスト機器100からの印刷データ(画像データを作成するための文字コード等のコードデータ又は画像データ)を受信するホストインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」という)制御部15がある。そのI/Fの種類としては、IEEE1284、USB等のローカル接続や、有線、無線によるイーサネット(登録商標)等のネットワーク接続がある。 【0014】 コピー機能,スキャナ機能,およびプリント機能を実現するための画像出力手段(印刷出力手段)としては、レーザ方式、LED方式、又はインクジェット方式等の作像方式を用いて用紙(他の印刷媒体でもよい)上に印刷(画像形成)を行うプリンタエンジン16があり、その制御を司るプリンタ制御部17と、画像データを入力する画像書込部18とを備えている。 その他、CPUバス19を介して各ブロックへの指示や制御等を行うCPU20があり、そのCPU20が実行するプログラムがROM21に格納されている。なお、CPU20を複数個搭載することにより、処理性能を向上させるようにしたMFPもある。 【0015】 ここで、CPU20がROM21内のプログラムを実行することにより、この発明に関わる機能である第1の算出手段,第2の算出手段,範囲設定手段,データサイズ設定手段としての機能を果たすことができる。 RAM22は、RAM制御部23を介して、CPU20をはじめ、各ブロックの処理のデータの一時保存に活用される。ここでは、このRAM22が、画像記憶手段に相当するものとなる。なお、RAM22以外のメモリを別に備えることも可能である。 【0016】 NVRAM24は、不揮発性メモリであり、機器固有の情報(例えばコピー枚数のカウンタ値等)を保持させる用途に使われる。 操作部25は、機器操作のためのボタンや機器状態表示のためのインジケータ(LEDやLCD等の表示器、スピーカー等)など、機器操作者とのマンマシンI/F部である。操作部25との情報入出力は、操作部I/F制御部26によって行われる。 【0017】 次に、図1の操作部25について、図2を参照してもう少し詳細に説明する。 図2は、図1の操作部25の構成例を示すレイアウト図である。 この操作部25は、表示部31と、テンキー32、リセットキー33、スタートキー34、アプリケーション切替キー35、クリアストップキー36の各操作キー(ボタン)とを備えている。 表示部31は、文字列やビットマップを表示する。 テンキー32は、コピーの印刷部数、各種設定値の入力等の操作に用いられる。 リセットキー33は、コピーモードのリセット時に使用する。 【0018】 スタートキー34は、コピーや原稿読み取りの開始を指示する操作に用いられる。 アプリケーション切替キー35は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能の各機能を切り替える操作に用いられる。 クリアストップキー36は、コピー作業の中断やコピー枚数のリセット時に使用する。 この操作部25では、操作キーをハードキーで構成しているが、その操作キーの代わりに、表示部31に液晶タッチパネルを備え、そのパネル上に表示される操作キーを使用することもできる。 【0019】 次に、スキャナエンジン11による原稿(原稿画像)の読み取りについて、図3,図4を参照して説明する。 図3は、原稿先端からの読み取り幅指定の場合の原稿とその読み取りの範囲と方向とを示す説明図である。 この図3を見て分かるように、原稿の先端を基準として、読み取り方向に向かって読み取り幅の分が原稿の読み取り範囲になる。 【0020】 図4は、原稿の範囲指定の場合の、原稿とその読み取りの範囲と方向とを示す説明図である。 この図4を見て分かるように、原稿先端を基準として、読み取り開始位置と読み取り終了位置とで規定された範囲が原稿の読み取り範囲になる。 読み取った範囲の画像データのサイズから原稿1面の画像データサイズ(画像データ量)を算出する方法の例としては、次式を用いる方法がある。 原稿1面の画像データサイズの算出方法 =原稿面積÷読み取り面積(の総和)×読み取ったデータサイズ(の総和) 【0021】 以下、原稿のページ数(枚数)が制約として大きく関わる、ソートコピー(ソート機能を使用したコピー)を例に、図1のCPU20によるこの発明に関わる各制御の異なる例(実施例)について、図5〜図13を参照して具体的に説明する。なお、ソート機能以外の出力機能(出力条件)を使用することもできる。また、スキャナエンジン11上に図示しないADF(自動原稿給送装置)が搭載されているものとするが、それは必ずしも必要ない。 【0022】 〔第1実施例〕 まず、第1実施例について、図3〜図8を参照して説明する。 図5は、図1のCPU20によるこの発明に関わる制御の第1例を示すフローチャートである。 CPU20は、ADFの原稿台上に複数枚の原稿がセットされると、まずステップS1でその原稿のサイズを検出する。 【0023】 すなわち、原稿台上の複数枚の原稿のうち、1枚目の原稿をADFによってスキャナエンジン11のコンタクトガラス上に自動給送させ、その給送時に原稿のサイズを図示しないセンサによって検出する。なお、コンタクトガラス上の原稿のサイズを図示しないセンサによって検出することも可能である。これについては、後述する第2実施例および第3実施例でも同様とする。 次に、ステップS2で出力条件としてソート機能が選択されたかどうかを判断する。 そして、ソート機能が選択された場合には、ステップS3でスタートキー34が押下されたかどうかを判断し、スタートキー34が押下されるとステップS4へ進み、その時点でのメモリ(RAM22)の空き容量を取得し、そのメモリ空き容量を「N」とする。 【0024】 ここで、ソート機能(ソートコピー)とは、複数ページ(複数枚)の原稿の画像を順次読み取り、その全原稿の画像データをメモリに順次蓄積(記憶)し、その蓄積した各画像データをページ順に読み出して可視画像として各用紙上に順次印刷する処理を設定部数分だけ繰り返すことにより、印刷用紙をページ順に揃える機能である。また、メモリとは、この実施形態ではRAM22に相当するものであるが、HDD(ハードディスク装置)等の他のメモリを使用してもよい。メモリ空き容量(メモリ空き領域)とは、図6に示すように、存在するメモリ容量から既に使用されているメモリ量(メモリ使用中領域)を差し引いた容量のことである。 【0025】 その後、ステップS5へ進み、スキャナエンジン11によって原稿の一部分の範囲である原稿先端からの読み取り幅(図3参照)又は読み取り範囲(図4参照)をスキャンして、その一部分の範囲の画像を読み取り、その読み取った画像データ容量(データサイズ)を測定(算出)し、それを「n」とする。 次に、ステップS6へ進み、蓄積可能ページ数を「L」とする。この「L」は、N/(n×原稿面積/読み取り面積)の小数点を切り捨てた値である。 そして、以降のステップS7で、所定の処理を行う。 【0026】 コピー条件としてソート機能が選択されなかった場合には、そのまま処理を終了するため、蓄積可能ページ数Lの算出は行わない。 また、スタートキー34が押下されなかった場合には、ステップS8へ進んでリセットキー33が押下されたかどうかを判断し、リセットキー33が押下されなければステップS3に戻るが、リセットキー33が押下されるとそのまま処理を終了する。つまり、スタートキー34が押下される前にリセットキー33が押下された場合には、そのまま処理を終了するため、蓄積可能ページ数Lの算出は行わない。 【0027】 ここで、原稿先端からの読み取り幅(図3参照)、又は読み取り範囲の読み取り開始位置と読み取り終了位置(図4参照)は、予め図2の操作部25上のテンキー32を含む各操作キーの操作によって入力でき、CPU20が設定して図1のNVRAM24に蓄積し、必要に応じて参照することができる。 ステップS7の所定の処理とは、蓄積可能ページ数Lの操作部25(実際にはその表示部31)上への表示(図7)、その後のソートコピーを実行するための手順の表示(図8)である。 【0028】 例えば、図8に示す表示の手順に従う場合、つまり読み取りが行われた1枚目の原稿を原稿台上に戻して読み取りを継続する場合には、その原稿をユーザが原稿台上に戻した後、「はい」キーを押下する。 それによって、CPU20は、原稿台上の複数枚の原稿を1枚目から1枚ずつ順次ADFによってスキャナエンジン11のコンタクトガラス上に自動給送させ、その度にコンタクトガラス上の原稿の画像をスキャナエンジン11によって読み取り、その読み取った原稿の画像データをメモリに蓄積する処理を行なう。 【0029】 そして、全ページ(但し蓄積可能ページ数L以内)の原稿の画像データをメモリに記憶し終わった後、その各原稿の画像データを順次設定部数分だけ繰り返し画像書込部18に転送してプリンタエンジン16により可視画像として各用紙上に順次印刷させ、その各印刷用紙を図示しない排紙トレイに排紙させる。 また、コンタクトガラス上の原稿は、その画像読み取りが終了すると、図示しない原稿排出トレイ上に排出させる。 【0030】 〔第2実施例〕 次に、第2実施例について、図4,図7〜図9を参照して説明する。 図9は、図1のCPU20によるこの発明に関わる制御の第2例を示すフローチャートである。 【0031】 CPU20は、ADFの原稿台上に複数枚の原稿がセットされると、まずステップS11で第1実施例と同様にその原稿のサイズを検出し、次のステップS12で出力条件としてソート機能が選択されたかどうかを判断する。 そして、ソート機能が選択された場合に、ステップS13でスタートキー34が押下されたかどうかを判断し、スタートキー34が押下されるとステップS14へ進み、その時点でのメモリの空き容量を取得し、そのメモリ空き容量を「N」とする。 【0032】 その後、ステップS15へ進み、スキャナエンジン11によって原稿の一部分の範囲である読み取り範囲A(図4参照)をスキャンして、その範囲Aの画像を読み取り、その読み取った画像データの容量を測定し、「m」とする。 次に、ステップS16へ進み、更に原稿の一部である別の領域の読み取り範囲B(図4参照)をスキャンして、その範囲Bの画像を読み取り、その読み取った画像データの容量を測定し、「n」とする。 次に、ステップS17へ進み、蓄積可能ページ数を「L」とする。この「L」は、N/{(n+m)×原稿面積/読み取り面積(総和)}の小数点を切り捨てた値である。 そして、以降のステップS18で、所定の処理を行う。 【0033】 出力条件としてソート機能が選択されなかった場合には、そのまま処理を終了するため、蓄積可能ページ数Lの算出は行わない。 また、スタートキー34が押下されなかった場合には、ステップS19へ進んでリセットキー33が押下されたかどうかを判断し、リセットキー33が押下されなければステップS13に戻るが、リセットキー33が押下されるとそのまま処理を終了する。つまり、スタートキー34が押下される前にリセットキー33が押下された場合には、そのまま処理を終了するため、蓄積可能ページ数Lの算出は行わない。 【0034】 ここで、原稿の読み取り範囲(A,B)の読み取り開始位置、読み取り終了位置(図4参照)は、予め図2の操作部25のテンキー32を含む各操作キーの操作によって入力でき、CPU20が設定して図1のNVRAM24に蓄積し、必要に応じて参照することができる。 ステップS18の所定の処理とは、蓄積可能ページ数Lの操作部25上への表示(図7)、その後のソートコピーのための手順表示(図8)である。 その後のユーザによる操作およびCPU20による処理は、前述した第1実施例と同様である。 【0035】 〔第3実施例〕 次に、第3実施例について、図4,図7〜図8,図10を参照して説明する。 図10は、図1のCPU20によるこの発明に関わる制御の第3例を示すフローチャートである。 【0036】 CPU20は、ADFの原稿台上に複数枚の原稿がセットされると、まずステップS21で第1実施例と同様にその原稿のサイズを検出し、次のステップS22で出力条件としてソート機能が選択されたかどうかを判断する。 そして、ソート機能が選択された場合に、ステップS23でスタートキー34が押下されたかどうかを判断し、スタートキー34が押下されるとステップS24へ進み、その時点でのメモリの空き容量を取得し、そのメモリ空き容量を「N」とする。 【0037】 その後、ステップS25へ進み、スキャナエンジン11によって原稿の一部分の範囲である読み取り範囲A(図4参照)をスキャンして、その範囲Aの画像を読み取り、その読み取った画像データの容量を測定し、「m」とする。また、「m」の単位面積あたりの値を「k」とする。 次に、ステップS26でその「k」が基準値「x(単位面積あたりの画像データ数の下限値)」から「y(単位面積あたりの画像データ数の上限値)」の範囲内であるか否かを判断し、基準値「x」から「y」の範囲内であれば、直ちにステップS28へ進む。 【0038】 「k」が基準値「x」から「y」の範囲内でなかった場合には、ステップS27へ進み、更に原稿の一部である別の領域の読み取り範囲B(図4参照)をスキャンして、その範囲Bの画像を読み取り、その読み取った画像データの容量を測定し、「m」とする。その後、ステップS28へ進む。 ステップS28では、蓄積可能ページ数を「L」とする。この「L」は、N/{m×原稿面積/読み取り面積(総和)}の小数点を切り捨てた値である。 そして、以降のステップS29で、所定の処理を行う。 【0039】 出力条件としてソート機能が選択されなかった場合には、そのまま処理を終了するため、蓄積可能ページ数Lの算出は行わない。 また、スタートキー34が押下されなかった場合には、ステップS30へ進んでリセットキー33が押下されたかどうかを判断し、リセットキー33が押下されなければステップS23に戻るが、リセットキー33が押下されるとそのまま処理を終了する。つまり、スタートキー34が押下される前にリセットキー33が押下された場合には、そのまま処理を終了するため、蓄積可能ページ数Lの算出は行わない。 【0040】 ここで、原稿の読み取り範囲(A,B)の読み取り開始位置、読み取り終了位置(図4参照)、基準値(所定のデータサイズ)x、yは、予め図2の操作部25のテンキー32を含む操作キーの操作によって入力でき、CPU20が設定して図1のNVRAM24に蓄積し、必要に応じて参照することができる。 ステップS29の所定の処理とは、蓄積可能ページ数Lの操作部25上への表示(図7)、その後のソートコピーのための手順表示(図8)である。 その後のユーザによる操作およびCPU20による処理は、前述した第1実施例と同様である。 【0041】 図11〜図13は、図5,図9,図10における各種設定値を設定するための操作部25上の表示画面の一例を示す図である。 図11は、原稿先端からの読み取り幅を設定するための表示画面の一例を示す図である。その原稿先端からの読み取り幅は、テンキー32を含む操作キーの操作によって入力でき、CPU20が設定してNVRAM24に蓄積できる。 図12は、各読み取り範囲(A,B)の読み取り開始位置と読み取り終了位置を設定するための表示画面の一例を示す図である。その各読み取り範囲の読み取り開始位置と読み取り終了位置も、テンキー32を含む操作キーの操作によって入力でき、CPU20が設定してNVRAM24に蓄積できる。 【0042】 図13は、基準値x(単位面積あたりの画像データ数の下限値)とy(単位面積あたりの画像データ数の上限値)を設定するための表示画面の一例を示す図である。その各基準値x,yも、テンキー32を含む操作キーの操作によって入力でき、CPU20が設定してNVRAM24に蓄積できる。 なお、CPU20が第1実施例〜第3実施例の制御を選択的に実行することも可能である。その場合、そのいずれかの制御を操作部25上の操作キーによって選択すればよい。 【0043】 このように、第1実施例〜第3実施例によれば、原稿画像の一部分の範囲のみを読み取り、その範囲の画像データのサイズに基づいて原稿1面の画像データサイズを算出し、その画像データサイズと予め設定された出力条件とに基づいてメモリ(RAM22)に蓄積可能な原稿の画像データのページ数を予測(算出)し、そのページ数を操作部25上に表示してユーザ(利用者)に通知する。 【0044】 ここで、画像データサイズを算出するための読み取り範囲を原稿の読み取り方向のサイズより小さくすることで、スキャナエンジン11内の露光ランプや反射ミラーを搭載している走行体の移動時間が短くなり、メモリに蓄積可能な原稿の画像データのページ数の予測時間が短くなる。 したがって、予測したメモリに蓄積可能な原稿の画像データのページ数を操作部25上に表示してユーザに通知することにより、そのユーザはそのページ数を所望の出力条件でのコピーを開始する前に知ることができる。 【0045】 すなわち、所望の出力条件でのコピーが可能かどうかをコピーを開始する前に判定することができるため、そのコピーの開始後のメモリへの画像データの容量オーバを防止することが可能になる。 また、上記ページ数の通知を受けたユーザは、原稿の各ページの一部でも所望の条件でのコピーが可能であることが判るため、その一部のコピーを所望の条件で開始させることもできる。 【0046】 以上、この発明による画像処理装置の例としてMFP(デジタル複合機)について説明したが、この発明はそれに限られるものではなく、デジタル複合機,プリンタ,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置には勿論、それらの画像形成装置に搭載又は接続可能なスキャナ装置などの画像処理装置に適用可能である。 【産業上の利用可能性】 【0047】 以上の説明から明らかなように、この発明によれば、画像処理装置が、原稿画像の一部分の範囲のみを読み取り、画像記憶手段に記憶可能な原稿画像データのページ数を予測できるため、そのページ数を画像データの出力開始前に利用者に通知することができる。したがって、この発明を利用すれば、非常に使い勝手のよい画像処理装置を提供することができる。 【図面の簡単な説明】 【0048】 【図1】この発明によるMFPの制御系の構成例を示すブロック図である。 【図2】図1の操作部25の構成例を示すレイアウト図である。 【図3】原稿先端からの読み取り幅指定の場合の原稿とその読み取りの範囲と方向とを示す説明図である。 【図4】原稿の範囲指定の場合の原稿とその読み取りの範囲と方向とを示す説明図である。 【図5】図1のCPU20によるこの発明に関わる制御の第1例を示すフロー図である。 【0049】 【図6】メモリ空き容量を説明するための図である。 【図7】図1の操作部25上に表示される原稿画像データの蓄積可能ページ数を示す画面の一例を示す図である。 【図8】同じく原稿画像データの蓄積可能ページ数とその後のソートコピーを実行するための手順を示す画面の一例を示す図である。 【図9】図1のCPU20によるこの発明に関わる制御の第2例を示すフロー図である。 【図10】同じくこの発明に関わる制御の第3例を示すフロー図である。 【0050】 【図11】図1の操作部25上に表示される原稿先端からの読み取り幅を設定するための画面の一例を示す図である。 【図12】同じく各読み取り範囲の読み取り開始位置と読み取り終了位置を設定するための画面の一例を示す図である。 【図13】同じく基準値x,yを設定するための表示画面の一例を示す図である。 【符号の説明】 【0051】 11:スキャナエンジン 12:スキャナ制御部 13:画像読取部 14:画像処理部 15:ホストI/F制御部 16:プリンタエンジン 17:プリンタ制御部 18:画像書込部 19:CPUバス 20:CPU 21:ROM 22:RAM 23:RAM制御部 24:NVRAM 25:操作部 26:操作部I/F制御部 31:表示部 32:テンキー 34:スタートキー
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年7月4日(2006.7.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080931 【弁理士】 【氏名又は名称】大澤 敬
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| 【公開番号】 |
特開2008−17017(P2008−17017A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−184498(P2006−184498) |
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