| 【発明の名称】 |
画像処理装置および画像処理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】菊池 徳
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| 【要約】 |
【課題】セット可能な原稿枚数を超える原稿を連続して読み取る場合やセットされた原稿を全て読み取った後に引き続き原稿自動給送装置にセットされた原稿の読み取りを開始する継続モードを備えた画像処理装置において、継続モードの操作性を向上させる。
【構成】ステップST3においてセットされた原稿画像を読み取る画像読取モードが実行されている間に、継続アイコンが押下された場合は(ST5・YES)、継続モードが設定される(ST7)。原稿給紙台に原稿がセットされていない場合は(ST2・NO)、1回目にスタートボタンが押下された際に(ST9・NO)、原稿をセットするように促す(ST10)。そして、継続モード設定から2回目にスタートボタンが押下された際には(ST9・YES)、継続モードを中止し、それ以前の画像読取モードによって読み取られた原稿画像に対応した画像データを消去しない様に記憶手段に保持させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 セットされた原稿を原稿台の所定位置に搬送する搬送手段と; 前記搬送手段により前記原稿台の所定位置に搬送された前記原稿の画像を読み取って画像データを作成する読取手段と; 前記読取手段によって作成された前記画像データを記憶する記憶手段と; 前記搬送手段に先にセットされた原稿の画像を前記読取手段によって読み取らせた後に、前記搬送手段に次にセットされた原稿の画像を継続して前記読取手段によって読み取らせて、前記搬送手段に複数回に分けてセットされた前記原稿を一連の原稿として取り扱う継続モードを設定する設定手段と; 前記設定手段によって設定された継続モードを中止する中止手段と; 前記設定手段によって設定された前記継続モードが前記中止手段により取り消された場合に、既に前記読取手段で読み取られて前記記憶手段に記憶された前記一連の原稿の前記画像データを該記憶手段に保持させる制御手段と; を備える画像処理装置。 【請求項2】 前記継続モードを実行するか否かは、前記原稿が前記読取手段によって読み取られている間に前記設定手段によって設定される請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記設定手段は、前記継続モードが設定された場合において、さらに操作される際に前記中止手段を兼ねる請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。 【請求項4】 原稿の画像の読取および画像形成の開始を指示する入力キーを備え、 前記入力キーは、前記継続モードが設定された場合において、2回目の操作がされる場合に前記中止手段を兼ねる請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。 【請求項5】 前記読取手段によって、原稿の画像読取を行う場合に、前記搬送手段に原稿がセットされているか否かを検知する検知手段と; 前記読取手段によって、原稿の画像読取が開始される前に、前記検知手段により前記搬送手段に原稿がセットされていないと検知された場合に、前記搬送手段に原稿をセットする旨を報知する報知手段とを備える請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 【請求項6】 前記設定手段は、前記継続モードが設定された場合に第1の表示モードで表示されるとともに、前記継続モードが中止された場合に前記第1の表示モードとは異なる第2の表示モードで表示されるアイコンを有する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 【請求項7】 搬送手段に先にセットされた原稿の画像を読取手段によって読み取らせて、前記読取手段で読み取った前記先の原稿の画像データを記憶手段に記憶した後に、前記搬送手段に次にセットされた原稿の画像を継続して前記読取手段によって読み取らせて、前記搬送手段に複数回に分けてセットされた前記原稿を一連の原稿として取り扱う継続モードを設定し; 設定された前記継続モードを中止して、既に前記読取手段で読み取られて前記記憶手段に記憶された前記一連の原稿の画像データを該記憶手段に保持させる画像処理方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、継続モードを備えた画像処理装置および画像処理方法に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、原稿画像を光学的に読み取って原稿画像に対応した画像データを作成し、この画像データを一時的に記憶して、所定のタイミングで記憶していた画像データに基づいて用紙上に画像を形成するディジタル複写装置が実用化されている。 【0003】 このディジタル複写装置は、複数枚の原稿をセット可能に形成されているとともにセットされた原稿を所定のタイミングで原稿台の所定位置に給送する原稿自動給送装置、原稿台の所定位置に載置された原稿の画像を読み取って画像情報を画像データに変換するスキャナ部、スキャナ部によって読み取られた原稿画像の画像データを一時的に記憶する画像メモリ、および、画像メモリに記憶された画像データに基づいて記録媒体としての用紙上に画像を形成するプリンタ部等を有している。 【0004】 このディジタル複写装置の原稿自動給送装置は、セット可能な原稿の枚数が予め決められており、例えば50枚に設定されている。このような構成のディジタル複写装置において、50枚を超える枚数の原稿を連続して読み取って画像メモリにすべての原稿の画像データを記憶しようとする場合や、セットされた原稿画像の読み取りが開始されてから引き続いて原稿の読み取りを行いたい場合に対処するために、原稿自動給送装置にセットされたすべての原稿の読み取りが終了した後に引き続いて原稿自動給送装置にセットされた原稿の読み取りを開始する継続モードを備えているものがある。このような継続モードは、ディジタル複写装置のコントロールパネル上に配置された継続アイコンを押下することにより設定される。 【特許文献1】特開平09−163042号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、従来、上述したような継続モードを備えているディジタル複写装置においては、ユーザが誤って継続アイコンを押下してしまった場合、設定された継続モードをキャンセルするための構成を備えていない。 【0006】 すなわち、原稿自動給送装置にセットされた原稿の読み取り動作中に、ユーザが誤って継続アイコンを押下して継続モードを設定してしまった場合には、セットされたすべての原稿の読み取りが終了した後、コントロールパネル上の表示画面に次の原稿を原稿自動給送装置にセットするように促す画面が表示される。このとき、設定された継続モードをキャンセルすることができないため、セットする原稿がないにもかかわらず、強制的に継続モードを実行するか、コントロールパネル上のオールクリアキーを押下して、今まで実行したすべての動作をリセットせざるをえない。オールクリアキーが押下された場合には、今まで読み取った原稿の画像データがすべてクリアされるため、もう一度、原稿を原稿自動給送装置にセットして最初から原稿の読み取りを行う必要があった。 【0007】 上述したように、従来のディジタル複写装置においては、原稿自動給送装置にセットできる原稿の枚数に制限があるため、原稿自動給送装置にセットされたすべての原稿の読み取りが終了した後に引き続いて原稿自動給送装置にセットされた原稿の読み取りを開始する継続モードを備えているにもかかわらず、この継続モードをユーザが誤って設定してしまった場合には、これをキャンセルすることができないといった問題を有している。このため、継続モードの設定またはキャンセルの操作性が極めて悪くなる問題が発生する。 【0008】 従って、本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、セット可能な原稿の枚数を超える枚数の原稿を連続して読み取って画像メモリに原稿の画像データを記憶しようとする場合や、原稿自動給送装置にセットされた原稿の読み取りが終了した後に引き続いて原稿自動給送装置にセットされた原稿の読み取りを開始し、複数回に分けてセットされる原稿を一連の原稿として扱う継続モードを備えている画像処理装置において、継続モードの操作性を向上することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は、セットされた原稿を原稿台の所定位置に搬送する搬送手段と;前記搬送手段により前記原稿台の所定位置に搬送された前記原稿の画像を読み取って画像データを作成する読取手段と;前記読取手段によって作成された前記画像データを記憶する記憶手段と;前記搬送手段に先にセットされた原稿の画像を前記読取手段によって読み取らせた後に、前記搬送手段に次にセットされた原稿の画像を継続して前記読取手段によって読み取らせて、前記搬送手段に複数回に分けてセットされた前記原稿を一連の原稿として取り扱う継続モードを設定する設定手段と;前記設定手段によって設定された継続モードを中止する中止手段と;前記設定手段によって設定された前記継続モードが前記中止手段により取り消された場合に、既に前記読取手段で読み取られて前記記憶手段に記憶された前記一連の原稿の前記画像データを該記憶手段に保持させる制御手段と;を備えたことを特徴とする。 【0010】 また、上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は、前記継続モードを実行するか否かは、前記原稿が前記読取手段によって読み取られている間に前記設定手段によって設定されることを特徴とする。 【0011】 また、上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は、前記設定手段は、前記継続モードが設定された場合において、さらに操作される際に前記中止手段を兼ねることを特徴とする。 【0012】 また、上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は、原稿の画像の読取および画像形成の開始を指示する入力キーを備え、前記入力キーは、前記継続モードが設定された場合において、2回目の操作がされる場合に前記中止手段を兼ねることを特徴とする。 【0013】 また、上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は、前記読取手段によって、原稿の画像読取を行う場合に、前記搬送手段に原稿がセットされているか否かを検知する検知手段と;前記読取手段によって、原稿の画像読取が開始される前に、前記検知手段により前記搬送手段に原稿がセットされていないと検知された場合に、前記搬送手段に原稿をセットする旨を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。 【0014】 また、上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は、前記設定手段は、前記継続モードが設定された場合に第1の表示モードで表示されるとともに、前記継続モードが中止された場合に前記第1の表示モードとは異なる第2の表示モードで表示されるアイコンを有することを特徴とする。 【0015】 また、上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は、搬送手段に先にセットされた原稿の画像を読取手段によって読み取らせて、前記読取手段で読み取った前記先の原稿の画像データを記憶手段に記憶した後に、前記搬送手段に次にセットされた原稿の画像を継続して前記読取手段によって読み取らせて、前記搬送手段に複数回に分けてセットされた前記原稿を一連の原稿として取り扱う継続モードを設定し;設定された前記継続モードを中止して、既に前記読取手段で読み取られて前記記憶手段に記憶された前記一連の原稿の画像データを該記憶手段に保持させることを特徴とする。 【発明の効果】 【0016】 本発明によれば、セット可能な原稿の枚数を超える枚数の原稿を連続して読み取って画像メモリに原稿の画像データを記憶しようとする場合や、原稿自動給送装置にセットされたすべての原稿の読み取りが終了した後に引き続いて原稿自動給送装置にセットされた原稿の読み取りを開始する継続モードを備えている画像形成装置において、継続モードの操作性を向上することが可能な画像処理装置を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 以下、本発明の実施の一形態について図面を参照して説明する。 〔第1の実施の形態〕 本発明に係る第1の実施の形態の画像形成装置は、例えば原稿画像を複写する複写機能、通信回線を介して画像データを送受信するファクシミリ機能、及び、外部I/Fを介して外部装置から供給される画像データに基づいてプリントするプリンタ機能を備えた画像形成装置、すなわち複合型ディジタル複写装置(以下、複写装置と略称する)として構成される。 【0018】 図1は、この複写装置の内部構造を概略的に示す断面図である。図1に示したように、この発明の画像形成装置、例えば電子写真式ディジタル複写装置2は、原稿画像を読み取って画像データを生成する読取手段として機能する画像読取部4、及び画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段として機能する画像形成部6を有している。また、複写装置2は、この画像読取部4の上部に、画像読取部4の後述する原稿台すなわち原稿テーブルに対して開閉可能に形成されて読取対象物としての原稿Dを原稿台に向けて1枚ずつ給送するとともに、原稿台に載置された原稿Dを原稿台に密着させる原稿押さえとして機能する搬送手段としての原稿自動給送装置8を備えている。 【0019】 画像読取部4は、その上部に、閉じた状態にある原稿自動給送装置8に対向されるとともに原稿Dがセットされる透明なガラスからなる原稿テーブル11と、原稿テーブル11の一端に配置されるとともに原稿テーブル11に原稿Dをセットすべき位置を示す原稿スケール12と、を有している。 【0020】 原稿テーブル11の下方には、原稿テーブル11に載置された原稿Dを照明する露光ランプ13、露光ランプ13からの光ビームを原稿Dに集光させるための補助反射板14、及び、原稿Dからの反射ビームを図中左方向に折曲げる第1ミラー15などが配置されている。露光ランプ13、補助反射板14および第1ミラー15は、第一キャリッジ16に固定されており、第一キャリッジ16の移動にともなって原稿テーブル11と平行に移動可能に配置されている。なお、第一キャリッジ16は、図示しない歯付きベルト等を介して図示しないパルスモータの駆動力が伝達されて、原稿テーブル11に沿って平行に移動される。 【0021】 原稿テーブル11の図中左方、すなわち第1ミラー15により反射された反射ビームが案内される方向には、第二キャリッジ20が配設されている。第二キャリッジ20には、第1ミラー15により案内される原稿Dからの反射ビームを下方に折曲げる第2ミラー21、および図中右方に折り曲げる第3ミラー22が互いに直角に配置されている。第二キャリッジ20は、第一キャリッジ16を駆動する図示しない歯付きベルトなどにより第一キャリッジ16に従動されるとともに、第一キャリッジ16に対して1/2の速度で原稿テーブル11に沿って平行に移動される。 【0022】 第一キャリッジ16の下方であって、第二キャリッジ20を介して折返されたビームの光軸を含む面内には、第二キャリッジ20からの反射ビームを所定の倍率で結像させる結像レンズ23、及び、結像レンズ23により集束性が与えられた反射ビームを電気信号すなわち画像データに変換するCCDイメージセンサ24が配置されている。 【0023】 画像形成部6は、複写装置2のほぼ中央に回転自在に位置された感光体ドラム30を有している。感光体ドラム30は、図示しないモータにより所定の回転速度で回転される。 【0024】 感光体ドラム30の周囲の所定の位置には、ドラム表面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ31と、感光体ドラム30の表面に静電潜像を形成するレーザ露光装置32、静電潜像をトナーを含む現像剤で現像してトナー像を形成する現像装置33、後述する用紙カセットから供給された記録媒体としてのコピー用紙Pに感光体ドラム30に形成されたトナー像を転写するとともにトナー像が転写された用紙Pを感光体ドラム30から分離させるための転写・剥離チャージャ34、感光体ドラム30の表面からコピー用紙Pを剥離する剥離爪35、感光体ドラム30の表面に残留したトナーを清掃するクリーニング装置36、及び、感光体ドラム30の表面に残った電位を除電する除電装置37が、順に、配置されている。 【0025】 レーザ露光装置32は、画像データに基づいて変調されたレーザビームを発生する半導体レーザ素子、レーザビームを偏向する光偏向装置32a、偏向されたレーザビームを感光体ドラム30上に結像させる結像光学系32b、32c、32dなどを有している。そして、このレーザ露光装置32は、半導体レーザ素子から発生されたレーザビームを感光体ドラム30の軸線方向に沿って感光体ドラム30の表面に照射することにより感光体ドラム30の表面に静電潜像を形成する。 【0026】 現像装置33は、トナーと、トナーを所定の極性に摩擦帯電させるとともに磁気ブラシを形成するキャリアと、からなる現像剤を有している。また、現像装置33は、感光体ドラム30の表面上に現像剤を供給して静電潜像にトナーを付着させることにより所望の画像濃度で現像する現像ローラ33aを有している。 【0027】 感光体ドラム30の下方に位置される複写装置2の底部には、複写装置2の正面側より着脱自在に上下複数段に装着された多段給紙装置40が配置されている。 【0028】 多段給紙装置40は、さまざまな大きさのコピー用紙Pを複数種類収納するための上段カセット41、中段カセット42および下段カセット43を含んでいる。それぞれのカセット41,42および43は、たとえば、長手方向に沿って搬送されるよう置かれたA4サイズのコピー用紙、B4サイズのコピー用紙およびA3サイズのコピー用紙を、それぞれ、500枚程度収納可能に形成されている。 【0029】 上段カセット41、中段カセット42および下段カセット43の所定の位置には、それぞれのカセット41,42および43から用紙Pを1枚ずつ取り出すピックアップローラ44a,44bおよび44cが配置されている。 【0030】 それぞれのピックアップローラ44a,44bおよび44cにより各カセット41,42および43から取り出された用紙Pの先端部が通過される位置には、用紙Pを1枚ずつ分離するための搬送ローラ45a,45bおよび45cと、それぞれの搬送ローラと一体的に配置された分離ローラ46a,46bおよび46cが配置されている。分離ローラ46a,46bおよび46cは、それぞれ、相互に組み合わせられた搬送ローラに対して軸線が平行に、かつ、所定の圧力で接触するよう配置されるとともに、搬送ローラの回転方向と逆方向に回転されることで、各カセットから取り出された用紙Pの最も上の1枚のみを後述する搬送路へ送出する。 【0031】 多段給紙装置40の図中右方には、使用頻度の高いサイズの用紙、たとえば、A4サイズの用紙Pを3000枚程度収納可能に形成された大容量フィーダ47が設けられている。大容量フィーダ47の所定の位置には、大容量フィーダ47に収容された用紙Pを1枚ずつ取り出すピックアップローラ48が配置されている。ピックアップローラ48と感光体ドラム30との間には、上下一対に組み合わせられた搬送ローラ49aおよび分離ローラ49bを含む分離機構49が配置されている。分離機構49は、分離ローラ49bを搬送ローラ49aが回転される方向に対して逆方向に回転させることで、ピックアップローラ48により大容量フィーダ47から取り出された用紙Pの最も上の1枚のみを後述する搬送路へ送出する。 【0032】 大容量フィーダ47の上部には、各カセット41,42,43および大容量フィーダ47とは独立に、コピー用紙Pを給送可能な手差しフィーダ50が形成されている。 【0033】 手差しフィーダ50と感光体ドラム30との間には、手差しフィーダ50に挿入された用紙Pを取り込む手差し用ピックアップローラ51、ピックアップローラ51により取り込まれた用紙Pをガイドする手差しガイド52、及び、手差しガイド52を介して感光体ドラム30に向かって案内される用紙Pを搬送する搬送ローラ53が設けられている。 【0034】 それぞれのカセット41,42および43ならびに大容量フィーダ47と感光体ドラム30との間には、各カセット41,42および43ならびに大容量フィーダ47から感光体ドラム30に向かって用紙Pを案内する搬送路54が形成されている。この搬送路54は、さらに、感光体ドラム30と転写・剥離チャージャ33との間に規定される転写領域を経て、複写装置2の外部まで延出されている。また、搬送路54には、いずれかのカセットまたは大容量フィーダもしくは手差しガイドから給送された用紙Pを、感光体ドラム30に向かって搬送するための複数の搬送ローラ55が設けられている。 【0035】 搬送路54の感光体ドラム30の近傍、かつ、上流側には、搬送路54を案内されたコピー用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ドラム30上のトナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム30の外周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを、転写領域へ給紙するアライニングローラ56が配設されている。また、アライニングローラ56の手前すなわち搬送ローラ55側には、アライニングローラ56へのコピー用紙Pの到達を検出するアライニングセンサ56aが設けられている。 【0036】 転写領域を通過された用紙Pが進行する方向には、用紙Pを搬送する搬送ベルト57が組み込まれている。搬送ベルト57により用紙Pが搬送される方向であって、感光体ドラム30に対して熱を与えにくい位置には、ローラ表面が互いに圧接されたヒートローラ対を含み、トナー像が転写された用紙Pを加熱することでトナー像を溶融させつつトナー像と用紙Pとを加圧して用紙Pにトナー像を定着させる定着装置58が設けられている。 【0037】 定着装置58に対向した複写装置2の側壁には、定着装置58によりトナー像が定着された用紙Pが排出されるフィニッシャ59が配置されている。フィニッシャ59は、排紙ローラ62から排出されるコピー用紙Pをフェイスダウンするローラ対59a、ローラ対59aにより用紙Pが排紙される排紙トレイ59b、及びステープルソートモードの際に1部毎にステープルするステープラ74cを有している。 【0038】 定着装置58とフィニッシャ59との間には、定着装置58によりトナー像が定着されたコピー用紙Pを、後述する用紙反転部あるいはフィニッシャ59のいずれかに案内する排出切換ユニット60が配置されている。 【0039】 排出切換ユニット60は、定着装置58を通過された用紙Pを推進する第1および第2の排出ローラ61および62、及び、第1および第2の排出ローラ61および62の間に配置され、定着装置58を通過されたコピー用紙Pをフィニッシャ59あるいは後述する用紙反転部のいずれかに選択的に振り分ける振り分けゲート63を有している。 【0040】 反転機構64は、既に転写領域および定着装置58を通過されたコピー用紙Pを一時的に集積する一時集積部65、定着装置58を通過したコピー用紙Pの表裏を反転して一時集積部65に導く反転路66、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚ずつ取り出すピックアップローラ67、一時集積部65に収容された用紙Pを再びアライニングローラ56に案内する搬送路68、及び、搬送路68に案内された用紙Pをアライニングローラ56に向かって給紙する給紙ローラ69を有している。 【0041】 原稿自動給送装置8は、自身の後端縁部が複写装置2の上面後端縁部に図示しないヒンジ装置を介して取付けられたカバー71を有し、必要に応じて原稿自動給送装置8全体を回動変位させることで、既に説明したように、画像読取部4の原稿テーブル11に対して開閉可能に形成されている。 【0042】 カバー71の上面のやや左方向部位には、所定枚数、例えば50枚の原稿Dを保持することが可能な原稿給紙台72が設けられている。原稿給紙台72の図中左方すなわち原稿自動給送装置8の一端側には、原稿給紙台72にセットされた原稿Dを順次一枚ずつ取り出すとともに、図中左端側から画像読取部4の原稿テーブル11の一端側に供給するためのピックアップローラ73が配置されている。 【0043】 原稿給紙台72の所定の位置には、原稿給紙台72への原稿Dがセットされたか否かを検知する検知手段として機能する原稿検知センサとしてのエンプティセンサ72aが配設されている。なお、原稿給紙台72には、原稿テーブル11に原稿Dがセットされた位置を検知する原稿位置検知センサ17と同様に機能する図示しない原稿幅検知センサが配置されてもよい。 【0044】 ピックアップローラ73の原稿取出し方向には、ピックアップローラ73により取り出された原稿Dを原稿テーブル11に向けて送出する給紙ローラ74、及び、給紙ローラ74により給送された原稿Dの先端を整位するアライニングローラ75が配置されている。 【0045】 アライニングローラ75と給紙ローラ74との間には、原稿Dのアライニングローラ75への到達を検出するアライニングセンサ75aが配置されている。カバー71の内側であって、原稿自動給送装置8が閉じられた状態で画像読取部4の原稿テーブル11と対向される位置には、原稿テーブル11のほぼ全体を覆う大きさが与えられ、ピックアップローラ73、給紙ローラ74およびアライニングローラ75を介して原稿給紙台72から搬送された原稿Dを原稿テーブル11の所定の位置に搬送する搬送ベルト76が配置されている。搬送ベルト76は、図中左右一対に配置されたベルトローラ77に掛渡され、図示しないベルト駆動機構によって、図中右側および図中左側の両方向に向けて回転される。 【0046】 原稿自動給送装置8の右側部位には、搬送ベルト76により図中左側から図中右側に移動される原稿Dをカバー71の外側に向けて送出する反転ローラ78、反転ローラ78に原稿Dを押し付けるピンチローラ79、反転ローラ78とピンチローラ79により搬送される原稿Dを、再び搬送ベルト76へ戻すか所定の排出位置すなわちカバー71上に排出させるかを切り換えるフラッパ80、フラッパ80が排出側に切り換えられている場合に、反転ローラ78により搬送された原稿Dを排出させる排紙ローラ81、及び、反転ローラ78の近傍での原稿のジャムを検知するジャムセンサ82などが配置されている。 【0047】 また、装置本体2の前面上部には、図2に示すように、様々な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号などを入力するコントロールパネル200が設けられている。 【0048】 図2に示すように、コントロールパネル200には、複写機能を実行するための複写モードを設定する複写ボタン202、ファクシミリ機能を実行するためのFAXモードを設定するFAXボタン204、及びプリンタ機能を実行するためのプリンタモードを設定するプリンタボタン206が設けられている。 【0049】 また、コントロールパネル200には、複写モードにおいて複写枚数などの数値を入力するためのテンキー208、複写の開始を指示するスタートボタン210、複写枚数を訂正するときや複写動作を停止させるときなどに使用されるクリア/ストップボタン212、選択したモードや各種設定した条件等をすべてクリアするオールクリアボタン214、及び、複写倍率を設定するための倍率設定ボタン216が設けられている。 【0050】 スタートボタン210は、原稿給紙台72にセットされた原稿の読み取り開始を指示するとともに、画像データに基づいた画像の形成を指示する入力手段として機能する。また、後述するように、原稿給紙台72にセットされた原稿の一連の読み取りが終了した後に継続して原稿給紙台72にセットされた原稿を読み取り、複数回に分けてセットされる原稿を一連の原稿として取り扱う継続モードをキャンセルするための中止手段としても機能する。 【0051】 さらに、コントロールパネル200には、画像を形成したい用紙のサイズを選択設定するための用紙サイズボタン218、原稿台に載置された原稿のサイズを検知して自動的に用紙サイズを設定する自動用紙選択ボタン220、原稿サイズを設定するための原稿サイズボタン222、及び、用紙サイズボタン218によって設定された用紙サイズと検知した原稿サイズとに基づいて自動的に複写倍率を設定する自動倍率選択ボタン224が設けられている。 【0052】 これらの各種設定ボタンの他に、さらに、設定されたモードの内容や操作手順などの案内情報を表示させる操作ガイドボタン226、予熱状態を設定する予熱ボタン228、プリンタ部の動作中に割り込みを指示する割り込みボタン230などが設けられている。 【0053】 そして、このコントロールパネル200の略中央には、装置の状態、操作手順、及び、ユーザに対して各種のメッセージを文字や図形で表示する報知手段として機能するタッチパネル式の液晶表示装置(LCD)によって構成された表示パネル240が設けられている。この表示パネル240は、各機能毎にその操作を画面に表示するものである。 【0054】 表示パネル240は、例えば図3に示すように、ユーザに情報を提供するための上段242a、中段242b、下段242cの3つのエリアからなるメッセージエリア242と、タイトル切り替えボタンが配置されたタイトルエリア244と、アイコンを表示するためのフィールドエリア246を有している。 【0055】 メッセージエリア242の上段エリア242aには、複写倍率、複写部数、用紙サイズ、読み取った画像データを一時的に記憶する後述する画像メモリMのメモリ残量など が表示される。 【0056】 フィールドエリア246には、原稿給紙台72にセットされた原稿の一連の読み取り動作が終了した後に継続して原稿給紙台72にセットされた原稿を読み取る継続モードを設定する設定手段としての継続アイコン248が配置されている。この継続アイコン248は、押下された場合、すなわち継続モードが設定された場合に、第1表示モードで表示され、継続モードが設定されていない通常モードの場合には、第1表示モードとは異なる第2表示モードで表示される。例えば、継続アイコン248は、継続モードが設定された場合、通常モードでの第2表示モードを反転した第1表示モードで表示される。 【0057】 図4は、図1に示した画像形成装置としてのディジタル複写装置2を制御する制御回路の構成を概略的に示した図である。図4に示すように、複写装置2は、装置全体を統括制御する制御手段としてのメインCPU100を有している。このメインCPU100には、上述した読取手段としてのスキャナ部4、画像形成手段としてのプリンタ部6、搬送手段としての原稿給送装置8、および、記憶手段としての画像メモリMやハードディスクドライブ144が接続され、これらの駆動を制御するとともに、スキャナ部4で読み取られた原稿の画像データの処理や、スキャナ部4、プリンタケーブル402、電話回線404を介して供給された画像データを、用紙上に形成する画像に対応した画像データとしてプリンタ部6に出力するよう制御する。 【0058】 メインCPU100には、ROM102、RAM104、画像メモリM、内部インターフェース122、外部インターフェース123、ファクシミリインターフェース126、プリンタインターフェース128、補助記憶装置インターフェース130、2値画像データを拡大したり縮小する画像変換回路や画像データを圧縮したり伸長したりする圧縮/伸長回路などを含む画像処理部132などが接続されている。 【0059】 内部インターフェース122には、図2を用いて既に説明したコントロールパネル200が接続されている。外部インターフェース123には、外部装置124が接続されている。ファクシミリインターフェース126には、電話回線404を介して外部のファクシミリなどの外部通信機器137が接続されている。プリンタインターフェース128には、プリンタケーブル402を介してパーソナルコンピュータなどの外部装置138が接続されている。補助記憶装置インターフェース130には、ICカード用リーダ・ライタ142やハードディスクドライブ144等が接続されている。 【0060】 記憶手段である画像メモリMやハードディスクドライブ144には、スキャナ部4で読み取られた原稿画像に対応した画像データとしての複写データ、電話回線404及びファクシミリインターフェース126を介して外部通信機器137から供給された画像データとしてのファクシミリデータ、及びプリンタケーブル402及びプリンタインターフェース128を介して外部装置138から供給された画像データとしての印刷データが記憶される。 【0061】 メインCPU100は、プリンタケーブル402及びプリンタインターフェース128を介して外部装置138から供給された印刷データを、画像メモリMに一時的に記憶し、次いで画像処理部132で圧縮処理し、圧縮されたデータをハードディスクドライブ144に記憶させ、且つ、画像形成する際には、ハードディスクドライブ144に記憶されたデータを伸長処理して復元し、この復元された画像データを画像メモリMに一時的に記憶して、プリンタ部6でプリント可能な画像データに変換し、プリンタ部6に出力するプリンタ機能を有する。 【0062】 また、メインCPU100は、電話回線404を介して供給されたファクシミリデータである受信画像データを、画像メモリMに一時的に記憶し、次いで画像処理部132で圧縮処理し、圧縮されたデータをハードディスクドライブ144に記憶させ、且つ、画像形成する際には、ハードディスクドライブ144に記憶されたデータを伸長処理して復元し、この復元された画像データを画像メモリMに一時的に記憶して、プリント部6でプリント可能な画像データに変換し、また、スキャナ部4で読み取られた原稿の画像データを送信画像データに処理して、ファクシミリインターフェース126に出力するファクシミリ機能を有する。また、このファクシミリ機能は、スキャナ部4で読み取られた原稿の画像データをプリンタ部6に出力する機能も有する。 【0063】 さらに、メインCPU100は、画像処理部132及び画像メモリMを制御して、スキャナ部4によって読み取られた原稿の画像データを画像メモリMに一時的に記憶し、次いで画像処理部132で圧縮処理し、圧縮されたデータをハードディスクドライブ144に記憶させ、且つ、画像形成する際には、ハードディスクドライブ144に記憶されたデータを伸長処理して復元し、この復元された画像データを画像メモリMに一時的に記憶して、プリンタ部6で印刷可能な画像データに変換し、プリンタ部6に出力する複写機能を有する。 【0064】 すなわち、メインCPU100は、ファクシミリ機能を用いて文書などの画像データを送信する際には、スキャナ部4から取り込んだ、例えば文書の画像データをハードディスクドライブ144から読み出して画像メモリMに記憶させる。この記憶された画像データは、送信先の用紙サイズに応じて必要に応じて画像処理部132の画像変換回路により拡大または縮小し、このサイズ変換した画像データを画像処理部132の圧縮/伸長回路により符号化した後、ファクシミリインターフェース126および電話回線404を介して送信先の外部通信機器137へ送信する。 【0065】 また、ファクシミリ機能を用いて画像データを外部から受信する際には、送信元の外部通信機器137から電話回線404およびファクシミリインターフェース126を介して供給される画像データが画像メモリMに記憶されて画像処理部132により圧縮され、ハードディスクドライブ144に記憶される。この際、この画像データは、ハードディスクドライブ144から読み出して画像処理部132の圧縮/伸長回路により復号化した後、画像メモリMに一時的に記憶されてプリント部6でプリント可能な画像データに変換され、所定のタイミングでプリンタ部6へ出力される。 【0066】 複写機能を用いて原稿画像を複写する際には、メインCPU100は、スキャナ部4から取り込んだ例えば文書などの画像データを画像メモリMに記憶させ、次いで画像処理部132によって圧縮されたデータをハードディスクドライブ144に記憶させる。また、画像形成する際には、この記憶された画像データをハードディスクドライブ144から読み出して復元し、画像処理部132で所定の画像処理を施して印刷可能な画像データに変換した後、所定のタイミングでプリンタ部6に出力する。 【0067】 プリンタ機能を用いて外部から供給された画像データを出力する際には、外部装置138からプリンタケーブル402およびプリンタインターフェース128を介して供給される画像データが画像メモリMに記憶されて画像処理部132により圧縮されてハードディスクドライブ144に記憶される。この際、この記憶された画像データは、ハードディスクドライブ144から読み出して画像処理部132の圧縮/伸長回路により復号化した後、画像メモリMに一時的に記憶されてプリント部6でプリント可能な画像データに変換され、所定のタイミングでプリンタ部6へ出力される。 【0068】 画像データの記憶/呼び出しは、メインCPU100によって行われる。例えば画像データを記憶する場合、スキャナ部4によって読みこまれた画像データ、電話回線404を介して供給されたFAXデータとしての画像データ、及びプリンタケーブル402を介して供給された印刷データとしての画像データは、メインCPU100の指示により画像メモリMに記憶され、次いでハードディスクドライブ144に記憶される。メインCPU100の指示は、コントロールパネル200からのモード指定キー入力によって決定されたモードに従って行われる。 【0069】 RAM104には、パラメータテーブルが設定されるようになっている。このパラメータテーブルには、コントロールパネル200におけるキー操作により設定された種々の条件が記憶され、設定されない条件は、たとえばROM102に記憶された規定値が対応する。この条件として設定されるパラメータは、複写時の画像処理パラメータ類、各種設定条件、変倍設定機能のオン/オフ、送信先として登録されている電話番号等である。 【0070】 ところで、上述したような機能を有する画像形成装置において、複写機能は、原稿画像を読み取って原稿画像に対応した画像データを生成する画像読取モードと、画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成モードとを有する。 【0071】 画像読取モードでは、メインCPU100がエンプティセンサ72aからの出力信号に基づいて、原稿自動給送装置8の原稿給紙台72に原稿がセットされたことを検知した場合には、スタートボタン210が押下されたタイミングで、セットされた原稿を原稿テーブル11の所定位置に1枚ずつ給送し、スキャナ部4を駆動して記憶手段に原稿画像に対応した画像データを記憶する。そして、原稿給紙台72にセットされたすべての原稿の画像に対応した画像データが記憶手段に記憶される。 【0072】 画像形成モードでは、スタートボタン210が押下されたタイミングで、記憶手段に記憶された画像データを出力させ、出力された画像データに基づいて、用紙上に画像を形成する。そして、記憶手段に記憶されたすべての画像データに対応した画像を用紙上に出力する。 【0073】 また、複写機能は、原稿自動給送装置の原稿給紙台72にセットできる原稿の枚数に制限があるため、原稿給紙台72にセットされたすべての原稿の読み取りが終了した後に引き続いて原稿給紙台72にセットされた原稿の読み取りを開始する継続モードを備えている。この継続モードでは、原稿給紙台72に最初にセットされた第1原稿をすべて読み取って第1原稿に対応した第1画像データに変換し、記憶手段に記憶した後、原稿給紙台72に続けてセットされた第2原稿を読み取って第2原稿に対応した第2画像データに変換し、記憶手段に記憶された第1画像データに引き続いて、第2画像データを記憶させる。すなわち、原稿給紙台72に複数回に分けてセットされた第1原稿および第2原稿を一連の原稿として取り扱うものである。 【0074】 この継続モードは、原稿給紙台72にセットされた第1原稿を読み取る読み取り動作中に、図3に示したような継続アイコン248を押下することによって設定される。継続アイコン248が押下されたことにより、継続モードが設定されたことは、継続アイコン248の表示モードを変更することによってユーザに報知している。 【0075】 また、この継続モードは、継続モードが設定された後、すなわち継続アイコン248が押下された後に、原稿給紙台72に原稿がセットされていない状態でスタートボタン210が2回押下された場合には、キャンセルされる。そして、それ以前の画像読取モードで読み取られた原稿の画像データに基づいて、画像を形成する画像形成モードを実行する。 【0076】 例えば、第1原稿の画像を読み取る第1画像読取モードを実行している間に、継続アイコン248が押下されると、継続モードが設定される。そして、第1画像読取モードが終了した後に、スタートボタン210を1回目に押下すると、原稿給紙台72に原稿が無い場合には第2原稿を原稿給紙台72にセットするように促す。そして、原稿給紙台72に原稿が無い状態でスタートボタン210を2回目に押下すると、継続モードがキャンセルされる。この際、第1画像読取モードで読み取られ、記憶手段に記憶された画像データは消去されることなく記憶手段に保持される。また、第1画像読取モードで読み取った第1原稿に対応した画像データを記憶手段から読み出し、この画像データに基づいて画像を形成する第1画像形成モードを実行する。 【0077】 上述したような継続モードの処理の流れを図5を参照して説明する。図5は、図1に示した画像形成装置に適用される継続モードを説明するためのフローチャートである。 【0078】 図5に示すように、まず、メインCPU100は、コントロールパネル200上のスタートボタン210が押下されたか否かを判断する(ST1)。メインCPU100がスタートボタン210が押下されたと判断した場合には(ST1・YES)、続いて、メインCPU100は、原稿自動給送装置8のエンプティセンサ72aからの出力信号に基づいて、原稿給紙台72に原稿がセットされたか否かを判断する(ST2)。すなわち、エンプティセンサ72aがオン信号を出力した場合、メインCPU100は、原稿給紙台72に原稿がセットされていると判断し、エンプティセンサ72aがオフ信号を出力した場合、原稿給紙台72に原稿がセットされていないと判断する。 【0079】 エンプティセンサ72aがオン信号を出力している場合、すなわち原稿給紙台72に原稿がセットされている場合には(ST2・YES)、画像読取モードを実行する(ST3)。すなわち、画像読取モードでは、まず、原稿自動給送装置8を駆動して、原稿給紙台72にセットされている原稿を1枚ずつ原稿テーブル11の所定位置に給送する。そして、スキャナ部4を駆動して、原稿テーブル11の所定位置に配置された原稿の画像を読み取り、原稿画像に対応した画像データに変換する。そして、この画像データは、記憶手段に記憶される。 【0080】 この画像読取モードは、原稿給紙台72にセットされた原稿が全てなくなるまで連続して実行される。すなわち、メインCPU100は、エンプティセンサ72aがオフ信号を出力したか否かを判断する(ST4)。そして、エンプティセンサ72aがオン信号を出力している間、すなわち原稿給紙台72にセットされた原稿が検知されている間には(ST4・NO)、画像読取モードを連続して実行する。 【0081】 そして、エンプティセンサ72aがオフ信号を出力した場合、すなわち原稿給紙台72にセットされた原稿が検知されなくなった場合(ST4・YES)、メインCPU100は、続いて、継続アイコン248が押下されているか否かを判断する(ST5)。すなわち、メインCPU100は、画像読取モードを実行している間に、継続アイコン248が押下されたか否かを判断する。 【0082】 そして、メインCPU100は、継続アイコン248が押下されていないと判断した場合には(ST5・NO)、画像形成モードを実行する(ST6)。すなわち、メインCPU100は、プリンタ部6を駆動して、ステップST3の画像読取モードにおいて記憶手段に記憶された原稿画像に対応した画像データに基づいて用紙上に画像を形成させる。 【0083】 一方、メインCPU100は、継続アイコン248が押下されたと判断した場合には(ST5・YES)、継続アイコン248を反転表示させ、継続モードを設定する(ST7)。そして、ステップST2に戻り、メインCPU100は、エンプティセンサ72aからの出力信号に基づいて、再び原稿自動給送装置8の原稿給紙台72に原稿がセットされたか否かを検知する。 【0084】 一方、ステップST2において、エンプティセンサ72aがオフ信号を出力している場合、すなわちメインCPU100がエンプティセンサ72aからの出力信号に基づいて、原稿給紙台72に原稿がセットされていないと判断した場合(ST2・NO)、メインCPU100は、継続アイコン248を押下することにより継続モードが設定されているか否かを判断する(ST8)。 【0085】 ステップST8において、メインCPU100は、継続モードが設定されていないと判断した場合(ST8・NO)、原稿自動給送装置8を使用しない1枚原稿の複写モードと判断する。すなわち、ステップST1において、スタートボタン210が押下されると(ST1・YES)、エンプティセンサ72aから出力されるオフ信号にしたがい(ST2・YES)、スキャナ部4を駆動して原稿テーブル11の所定位置に配置された原稿の画像を読み取り(ST3)、エンプティセンサ72aから出力されるオフ信号にしたがい(ST4・YES)、継続アイコン248が押下されていなければ(ST5・NO)、プリンタ部6を駆動して原稿画像に対応した画像を用紙上に形成する(ST6)。 【0086】 また、ステップST8において、メインCPU100は、継続モードが設定されていると判断した場合には(ST8・YES)、継続モードが設定された状態でスタートボタン210が2回押下されたか否かを判断する(ST9)。 【0087】 すなわち、メインCPU100は、継続モードが設定されている状態で、スタートボタン210が押下されたと判断した場合には、それが何回目のスタートボタン210の押下であるかを判断する。そして、継続モードが設定されてから、1回目にスタートボタン210が押下された場合には(ST9・NO)、原稿給紙台72に継続して読み取る原稿をセットするよう促すメッセージを、表示パネル240のいずれかのメッセージエリア242に表示させる(ST10)。そして、ステップST2に戻る。 【0088】 そして、メインCPU100は、継続モードが設定されている状態で、さらにスタートボタン210が押下されたと判断した場合、すなわち2回目にスタートボタン210が押下されたと判断した場合には(ST9・YES)、設定されていた継続モードをキャンセルする。この際、メインCPU100は、それ以前の画像読取モードによって読み取られた原稿画像に対応した画像データを消去することなく記憶手段に保持させ、ステップST6に移行して、この画像データを記憶手段から読み出し、プリンタ部6を駆動して画像データに対応した画像を用紙上に形成させる(ST6)。 【0089】 上述したように、この画像形成装置によれば、原稿自動給送装置にセットされたすべての原稿の読み取りが終了した後に引き続いて原稿自動給送装置にセットされた原稿の読み取りを開始する継続モードを備え、不所望なタイミングで継続モードを設定してしまった場合であっても、スタートボタンを2回押下することにより、継続モードをキャンセルすることが可能となり、最初から原稿の読み取りをやり直す必要がなく、課題を解決することができる。また、自動的にプリンタ部を駆動して、それ以前の画像読取モードで読み取られた原稿画像に対応した画像データに基づいて用紙上に画像を形成することが可能となる。したがって、継続モードの操作性を向上することが可能となる。 【0090】 なお、上述した実施の形態では、スタートボタンを2回押下することにより、継続モードをキャンセルするための中止手段を構成したが、この例に限定されるものではなく、他の形態であってもよい。 【0091】 〔第2の実施の形態〕 以下に、継続モードをキャンセルするための第2の実施の形態について説明する。 図6は、設定された継続モードをキャンセルするための他の構成の一例を示す図である。すなわち、図6に示すように、表示パネル240のフィールドエリア246には、継続モードを設定するための継続アイコン248のほかに、設定された継続モードをキャンセルする、すなわち取り消すための取消アイコン250が配置されている。この取消アイコン250は、例えば、画像読取モードが実行されている間に継続アイコン248が押下されたことによって設定された継続モードをキャンセルする際に押下される。 【0092】 取消アイコン250が押下されることにより、設定された継続モードがキャンセルされる。この際、メインCPU100は、それ以前の画像読取モードによって読み取られた原稿画像に対応した画像データを記憶手段に保持させ、この画像データを記憶手段から読み出し、この画像データに基づいて画像を形成する画像形成モードが実行される。 【0093】 すなわち、図5に示したフローチャートにおいて、ステップST4でメインCPU100がエンプティセンサ72aからオフ信号を検知した場合には(ST4・YES)、原稿給紙台72にセットされた原稿がすべてなくなったと判断し、続いて、今まで実行していた画像読取モードの間に、継続アイコン248が押下されたか否かを判断する(ST5)。 【0094】 ステップST3において、画像読取モードが実行されている間に、継続アイコン248が押下された場合(ST5・YES)には、継続モードが設定される(ST7)。 【0095】 この後、ステップST2に戻るが、この時に、メインCPU100は、取消アイコン250が押下されたか否かを判断する。そして、メインCPU100は、取消アイコン250が押下されたと判断した場合には、設定された継続モードをキャンセルし、それ以前の画像読取モードによって読み取られた原稿画像に対応した画像データを消去しない様に記憶手段に保持させる。次いで、ステップST6に移行して、この画像データを記憶手段から読み出し、画像形成モードを実行する。すなわち、メインCPU100は、プリンタ部6を駆動して、画像読取モードで読み取った原稿の画像データに基づいて、用紙上に画像を形成させる。 【0096】 上述したように、この画像形成装置によれば、設定された継続モードをキャンセルするよう指示するための取消アイコンを備えているため、不所望なタイミングで継続モードを設定してしまった場合であっても、取消アイコンを押下することにより、継続モードをキャンセルすることが可能となり、最初から原稿の読み取りをやり直す必要がなく、課題を解決することができる。また、自動的にプリンタ部を駆動して、それ以前の画像読取モードで読み取られた原稿画像に対応した画像データに基づいて用紙上に画像を形成することが可能となる。したがって、継続モードの操作性を向上することが可能となる。 【0097】 〔第3の実施の形態〕 図7の(a)及び(b)は、第3の実施の形態に係る設定された継続モードをキャンセルするための構成の一例を示す図である。すなわち、図7の(a)及び(b)に示すように、表示パネル240のフィールドエリア246には、継続モードを設定するための継続アイコン248が配置されている。この継続アイコン248は、図7の(a)に示すように、第1表示モード248Aで表示されるとともに、継続アイコン248が1回目に押下された際には、図7の(b)に示すように、第1表示モードを反転した第2表示モード248Bで表示される。 【0098】 すなわち、この継続アイコン248は、継続モードが設定されていない通常モードでは、図7の(a)に示すように、第1表示モード248Aで表示される。そして、継続アイコン248が1回押下されることにより、継続モードを設定するようにメインCPU100に指示するとともに、継続アイコン248は、図7の(b)に示すように、第2表示モードで表示される。そして、継続アイコン248が2回目に押下されることにより、設定された継続モードをキャンセルするようにメインCPU100に指示するとともに、継続アイコン248は、図7の(a)に示すように、第1表示モードで表示される。 【0099】 このように、この実施の形態の画像形成装置では、継続アイコン248を1回目に押下した場合には、継続モードを設定し、継続アイコン248を2回目に押下した場合には、設定した継続モードをキャンセルするように構成されている。そして、継続アイコン248の表示モードを、押下された回数に応じて変更することにより、ユーザに対して、継続モードが設定されているか否かを確実に報知することが可能となる。 【0100】 そして、継続アイコン248が2回目に押下されることにより、設定された継続モードがキャンセルされるとともに、それ以前に実行された画像読取モードで読み取られた原稿の画像データに基づいて画像を形成する画像形成モードが実行される。 【0101】 すなわち、図5に示したフローチャートにおいて、ステップST4でメインCPU100がエンプティセンサ72aからオフ信号を検知した場合には(ST4・YES)、原稿給紙台72にセットされた原稿がすべてなくなったと判断し、続いて、例えば、今まで実行していた画像読取モードの間に、継続アイコン248が押下されたか否かを判断する(ST5)。 【0102】 ステップST3において、画像読取モードが実行されている間に、継続アイコン248が1回目に押下された場合には(ST5・YES)、継続モードが設定される(ST7)。 【0103】 この後、ステップST2に戻り、メインCPU100は、エンプティセンサ72aからの出力信号に基づいて、再び原稿自動給送装置8の原稿給紙台72に原稿がセットされたか否かを検知する。ステップST2において、エンプティセンサ72aがオフ信号を出力している場合には、メインCPU100は、継続アイコン248が一回目に押下されて継続モードが設定されているか否かを判断する(ST8)。ステップST8において、メインCPU100は、継続モードが設定されていると判断した場合には(ST8・YES)、継続モードが設定された状態でさらに継続アイコン248が押下、すなわち継続アイコン248が2回目に押下されたか否かを判断する(ST9)。そして、メインCPU100は、継続アイコン248が2回目に押下されたと判断した場合には、設定された継続モードをキャンセルし、ステップST6における画像形成モードを実行する。すなわち、メインCPU100は、それ以前の画像読取モードによって読み取られた原稿画像に対応した画像データを消去しない様に記憶手段に保持させ、この画像データを記憶手段から読み出し、プリンタ部6を駆動して、画像データに基づいて用紙上に画像を形成させる。 【0104】 上述したように、この画像形成装置によれば、継続アイコンが1回目に押下されることにより継続モードを設定し、継続アイコンが2回目に押下された場合には、設定された継続モードをキャンセルするよう指示する。このため、不所望なタイミングで継続モードを設定してしまった場合であっても、2回目に継続アイコンを押下することにより、継続モードをキャンセルすることが可能となり、最初から原稿の読み取りをやり直す必要がなく、課題を解決することができる。また、自動的にプリンタ部を駆動して、それ以前の画像読取モードで読み取られた原稿画像に対応した画像データに基づいて用紙上に画像を形成することが可能となる。したがって、継続モードの操作性を向上することが可能となる。 【0105】 なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施の形態の複写機能としては、用紙上に画像形成を行なわなくとも良く、その要旨を逸脱しない範囲で、種々、変形して実施することが可能である。 【図面の簡単な説明】 【0106】 【図1】図1は、この発明の実施の一形態に係る画像形成装置、すなわちディジタル複写装置の構成を概略的に示す断面図である。 【図2】図2は、図1に示した画像形成装置に備えるコントロールパネルを概略的に示す平面図である。 【図3】図3は、図2に示したコントロールパネルにおける表示パネルの構成を示す平面図である。 【図4】図4は、図1に示した画像形成装置の制御回路の構成を概略的に示した図である。 【図5】図5は、図1に示した画像形成装置に適用される継続モードの処理工程を示すフローチャートである。 【図6】図6は、設定された継続モードをキャンセルするための他の構成の一例を示す図である。 【図7】図7の(a)及び(b)は、設定された継続モードをキャンセルするための他の構成の一例を示す図である。 【符号の説明】 【0107】 2…画像形成装置 4…スキャナ部 6…プリンタ部 8…原稿自動給送装置 11…原稿テーブル 72…原稿給紙台 72a…エンプティセンサ 100…メインCPU 102…ROM 104…RAM 132…画像処理部 200…コントロールパネル 210…スタートボタン 240…表示パネル 246…フィールドエリア 248…継続アイコン 250…取消アイコン M…画像メモリ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝 【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成19年8月13日(2007.8.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107928 【弁理士】 【氏名又は名称】井上 正則
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| 【公開番号】 |
特開2008−11556(P2008−11556A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2007−210674(P2007−210674) |
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