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【発明の名称】 カメラ
【発明者】 【氏名】丸山 淳

【氏名】野中 修

【要約】 【課題】単純な構造で、カメラ目線且つ自然な表情の被写体人物を容易に撮影することができるカメラを提供すること。

【構成】被写体である人物の顔の部分を検出する顔検出部4bと、上記顔検出部4bによって検出された上記顔の部分から、鼻部の検出、眼部の検出、該眼部による視線の向きの判定、及び上記顔部の向きの判定を行う顔パーツ判別部4dと、上記顔パーツ判別部4dによって検出された上記視線の向き及び上記顔部の向きに基づいて、上記被写体である人物の視線が当該カメラに対して向けられているか否かを判定するMPU1と、をカメラに具備させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体からの光束を受けて像信号を出力する像信号形成部と、上記像信号形成部の出力する像信号をデジタル信号である画像データに変換する信号変換部とを具備するカメラにおいて、
上記画像データから、上記被写体である人物の顔の部分を検出する顔検出部と、
上記顔検出部によって検出された上記顔の部分から、鼻部の検出、眼部の検出、該眼部による視線の向きの判定、及び上記顔部の向きの判定を行う顔パーツ判別部と、
上記顔パーツ判別部によって検出された上記視線の向き及び上記顔部の向きに基づいて、上記被写体である人物の視線が当該カメラに対して向けられているか否かを判定する判定手段と、
を具備することを特徴とするカメラ。
【請求項2】
上記顔パーツ判別部は、上記鼻部と上記眼部との位置関係に基づいて、上記顔部の向きの判定を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項3】
上記顔パーツ判別部は、黒目と白目との位置関係に基づいて、上記眼部による視線の向きの判定を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項4】
上記顔パーツ判別部は、上記顔部の向きと上記眼部による視線の向きとが互いに逆向きである時には、上記被写体である人物の視線が当該カメラに対して向けられていると判定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項5】
画像データを表示する表示部と、
上記判定手段によって、上記被写体である人物の視線が当該カメラに対して向けられていると判定された画像データのみを選択して上記表示部に表示する表示制御部と、
を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項6】
一回の押操作で一回の撮影を行う為の第1のレリーズスイッチと、
一回の押操作で複数回の撮影を行う為の第2のレリーズスイッチと、
上記第1のレリーズスイッチが押操作されることで撮影した画像データを記録する為の第1のメモリと、
上記第2のレリーズスイッチが押操作されることで撮影した画像データを記録する為の第2のメモリと、
上記第2のメモリに記録されている画像データを上記第1のメモリに転送する転送制御スイッチと、
を具備することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項7】
上記判定手段によって上記被写体である人物の視線が当該カメラに対して向けられていると判定されたことを表示する判定表示手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明はカメラに関し、より詳しくは、撮影時に最適な撮影タイミングを逃さない為の機能を有するカメラに関する。
【背景技術】
【0002】
近年のカメラは、画像処理回路の高機能化や撮像素子の読み出し機能の高速化によって、大量の画像データを短時間で取得することが可能となった。しかしながら、画像データを記録するメモリの容量制限、及び取得した大量の画像データの中から所望の画像データを検索するという煩雑さ等に起因して、大量の画像データを短時間で取得することができるというメリットが有効に利用されていない。
【0003】
ところで、例えば人物を被写体として撮影する場合に、所謂カメラ目線(被写体である人物の視線が当該カメラに向かっている状態;以下同様)の被写体を撮影する為に、例えば以下のような技術が提案されている。
【0004】
まず、特許文献1に開示されている撮像装置は、撮影時に被写体の注意を喚起する為に所定の音声パターンを発するスピーカ、及び被写体の目線を撮影レンズ近傍に向けさせる為の発光装置を具備している。
【0005】
また、特許文献2に開示された映像記録再生装置は、被写体である子供のカメラ目線を長時間得る為に、撮影時に子供の注意を引くような画像データを表示する為の液晶モニタを具備する。そして、撮影時には上記液晶モニタを、被写体である子供の方向へ向ける。
【特許文献1】特開2003−78792号公報
【特許文献2】特開2003−101842号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術のように、撮影時に被写体の注意を喚起する為に所定の音声パターンをスピーカで発することは、単に撮影者が撮影時に自分で声を発して被写体の注意を喚起することと同等レベルの域を出ていない。
【0007】
さらに、被写体の目線を撮影レンズ近傍に向けさせる為の発光装置に関しても、新たに上記発光装置を設けなくてはならないことに起因するコスト等に見合った効果を発揮するとは考えられない。
【0008】
また、上記特許文献2に開示された技術によれば、被写体である子供のカメラ目線を得ることはできても、子供の目線はあくまでも上記液晶モニタに表示される例えばアニメキャラクタ等にある。したがって、被写体である子供が不自然な表情及び目線となることは否めない。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、大量の画像データを短時間で取得することができるという近年のカメラの長所を有効に利用することで、単純な構造で、カメラ目線且つ自然な表情の被写体人物を容易に撮影することができるカメラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様によるカメラは、被写体からの光束を受けて像信号を出力する像信号形成部と、上記像信号形成部の出力する像信号をデジタル信号である画像データに変換する信号変換部とを具備するカメラにおいて、上記画像データから、上記被写体である人物の顔の部分を検出する顔検出部と、上記顔検出部によって検出された上記顔の部分から、鼻部の検出、眼部の検出、該眼部による視線の向きの判定、及び上記顔部の向きの判定を行う顔パーツ判別部と、上記顔パーツ判別部によって検出された上記視線の向き及び上記顔部の向きに基づいて、上記被写体である人物の視線が当該カメラに対して向けられているか否かを判定する判定手段と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、単純な構造で、カメラ目線且つ自然な表情の被写体人物を容易に撮影することができるカメラを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るカメラを説明する。
【0013】
[第1実施形態]
図1は、本第1実施形態に係るカメラのシステム構成の概念を示すブロック図である。同図に示すように、本第1実施形態に係るカメラは、MPU(Micro Processing Unit)1と、レリーズスイッチ1aと、各種操作スイッチ1cと、撮影レンズ2と、ピント合わせ部2aと、ズーム制御部2bと、AFE(Analogue Front End)回路3と、撮像素子3aと、マイク3bと、補助光照射部4aと、顔検出部4bと、輪郭検出部4cと、顔パーツ判別部4dと、信号処理回路5と、処理補助ブロック5aと、RAM(Random Access Memory)6と、メモリ7と、表示部8と、スピーカ8aと、プリント信号出力部8bと、無線通信部8cと、フラッシュROM(Flash Read Only Memory)9とを具備する。なお、参照符号1bが付されているのは、連写撮影スイッチであり、後述する第2実施形態に係るカメラが具備する。したがって、連写撮影スイッチ1bについては、第2実施形態において詳述する。以下、上記の各構成部材を詳細に説明する。
【0014】
まず、上記MPU1は、マイクロコントローラ等から成る制御部である。そして、上記MPU1には、上記レリーズスイッチ1a及び上記各種操作スイッチ1cが接続されている。そして、上記MPU1は、上記レリーズスイッチ1a及び上記各種操作スイッチ1cの状態を検出し、該検出の結果に基づき、後述するフローチャートの動作制御プログラム(上記フラッシュROM9に格納)に従って、各構成部材をシーケンシャルに制御する。
【0015】
ここで、上記レリーズスイッチ1aは、レリーズ操作の為のスイッチである。上記各種操作スイッチ1cは、レリーズ操作やモード切り換え操作以外の各種操作を行う為のスイッチである。
【0016】
まず、上記撮影レンズ2を介して当該カメラに入射した被写体11の像は、例えばCCDやCMOSセンサ等からなる上記撮像素子3aにより電気信号に変換される。ここで、上記撮影レンズ2としては、AFの為のズームレンズ等を想定している。また、上記撮影レンズ2のピント合わせ制御は、上記ピント合わせ部2aによって行われる。さらに、上記撮影レンズ2の画角の切り換え判定は、上記ズーム制御部2bによって行われる。
【0017】
ところで、上記撮像素子3aの取得した電気信号は、上記AFE回路3によって読み出されてA/D変換等が施され、デジタル画像信号である画像データとなる。この画像データはその後、上記信号処理回路5に入力される。なお、露出レベルの切り換えの制御も、上記AFE回路3によって行われる。
【0018】
上記信号処理回路5に入力された画像データは、上記信号処理回路5において色補正及び信号圧縮処理等の所定の処理を施された後、上記メモリ7に記録される。なお、上記信号処理回路5には、露出レベルを変更した後の増感処理、画像処理時における補正のかけ方の変更、及び画像データの圧縮率を変更する為の上記処理補助ブロック5aが設けられている。
【0019】
さらに、本第1実施形態に係るカメラでは、音声入力の為の上記マイク3bが設けられている。このマイク3bによって取得した音声信号である音声データも、上記画像データと同様に上記信号処理回路5にて信号圧縮処理等が施され、上記メモリ7に記録される。ここで、上記画像データ及び上記音声データは、その処理時及び記録時等においては、適宜上記RAM6に格納される。
【0020】
ところで、本第1実施形態に係るカメラでは、撮影して取得した画像データは、上記プリント信号出力部8bや上記無線通信部8cによって、当該カメラの外部へ送信することができる。この無線通信部8cは、例えば本第1実施形態に係るカメラと同様又は類似のシステム構成(上記無線通信部8cを具備するシステム構成)を有するカメラ等との無線通信を可能にする部材である。したがって、上記無線通信部8cによって、他のカメラとの画像データ等の送受信が可能となる。
【0021】
また、上記表示部8はLCD(Liquid Crystal Display)等からなり、画像データ等を逐次再生表示させることが出来る部材である。例えば、上記メモリ7に圧縮して記録された上記画像データは、上記信号処理回路5によって読み出され且つ伸張処理等が施された後、上記表示部8に再生表示される。また、上記表示部8は、所謂ライブビュー表示にも用いることができ、ユーザーは、上記表示部8を参照しながら、上記被写体11の変化状態を確認しつつ撮影を行うことが出来る。
【0022】
さらに、上記スピーカ8aは、上記音声データを再生する為の部材である。ここで、上記音声データの再生の際には、上記メモリ7に記録された上記音声データが、上記信号処理回路5によって読み出された後、スピーカ8aによって出力される。
【0023】
ところで、上記補助光照射部4aは、被写体11に向って補助光を照射する為の部材である。この補助光照射部4によって、露出の不足を補ったり、被写体11の影を消したりすることができる。
【0024】
また、上記顔検出部4bは、上記信号処理回路5から出力される画像データを解析し、当該画像データにおける被写体中に人物がいるか否かの判定、及び当該画像データの被写体中に人物がいる場合には、その人物における顔部の位置や大きさ等の判定を行う。なお、被写体である人物(以降、被写体人物と称する)における顔部の範囲は、顔部の主要な色等から判定することができる。ここで、画像データの解析には、例えば人間の顔の特徴等を用いる。
【0025】
上記輪郭検出部4cは、画像データにシャープネス強調処理を施して、当該画像データ中の被写体の輪郭の形状を判定する為の部材である。そして、上記顔パーツ判別部4dは、上記顔検出部4bによって検出された被写体人物の顔部における眼部、眉部及び鼻部等の各種顔パーツの位置の判定、上記被写体人物の顔部の向きの判定、上記眼部による視線の向きの判定、及び上記被写体人物の視線が当該カメラに対して向けられているか否かの判定等を行う部材である。
【0026】
以下、上記顔パーツ判別部4dによる被写体人物の各種顔パーツの位置の判定方法の1つである、色に基づいた判定方法について説明する。まず、被写体人物における顔部の中央付近を上下方向に走るコントラストの強い部分を、鼻部であると判定する。さらに、この鼻部の左右両脇部分における上部付近に存在する白色の部分は、白目部であると判定することができる。そして、上記白目部であると判定した白色の部分に囲まれた黒色の部分を、黒目部であると判定することができる(以降、白目部と黒目部とから構成される部分を眼部と称する)。なお、上記顔パーツ判別部4dによる各種判定結果は、上記顔検出部4bに出力される。このように、本第1実施形態に係るカメラによれば、撮影画面内における被写体人物の顔部の位置、鼻部の位置、白目部の位置、黒目部の位置等を判定することができる。
【0027】
以下、本第1実施形態に係るカメラにおける上記顔パーツ判別部4dによる、被写体人物の顔部における眼部、眉部及び鼻部等の各種顔パーツの位置の判定、上記被写体人物の顔部の向きの判定、及び上記眼部による視線の向きの判定について、図2乃至図6を参照して詳細に説明する。
【0028】
図2(a),(b)は、人物が被写体である画像データを示している。まず、被写体人物の顔部を判定する為には、図3(a),(b)に示すように、眉部や眼部による横長の影と鼻部による縦長の影とによって構成されるT字型の影を、図2(a),(b)に示す画像データから抽出する。ここで、顔部の画像データは、図2(a),(b)に示す画像データから、例えば輝度情報のみを抽出して処理することで得られる。このようにして被写体人物の顔部を検出し、更に色情報より肌色に近い色を有する部分のみを抽出することで、被写体人物の顔部の詳細な範囲(図3(a),(b)に示す斜線部参照)を検出することができる。
【0029】
そして、図3(a),(b)に示すように、顔部(上下方向の長さF)を上下方向に2分割した場合の分割線上における明るさをx軸方向(左右方向)に分析すると、図4(a),(b)に示すグラフのようになる。図4(a),(b)に示すグラフから分かるように、顔部を上下方向に2分割した場合の分割線上における明るさをx軸方向に分析することで、顔部における鼻筋の影の部分の座標x3を検出することができる。
【0030】
さらに、図3(a),(b)及び図4(a),(b)から分かるように、顔部がx1乃至x2の範囲であることに鑑みて、
x3<1/2(x1+x2)
であれば、当該顔部は向かって左向き(図3(a)参照)、
x3>1/2(x1+x2)
であれば、当該顔部は向かって右向き(図3(b)参照)であると判定する。
【0031】
以上のようにして、被写体人物の顔の向きを判定することができる。
【0032】
以下、図5(a)乃至(c)及び図6(a)乃至(c)を参照して、被写体人物の視線の方向を、眼部における明るさ分布を利用して検出する方法について詳細に説明する。
【0033】
ここで、図5(a)は黒目部の左右どちら側にも白目部が存在している場合(被写体が当該カメラに対してカメラ目線である場合)、(b)は黒目部の右側(向かって右側)に白目部が存在している場合(被写体が向かって左側を見ている場合)、(c)は黒目部の左側(向かって左側)に白目部が存在している場合(被写体が向かって右側を見ている場合)の眼部を示す図である。
【0034】
そして、図6(a)乃至(c)は、それぞれ図5(a)乃至(c)に示す眼部における破線y3上における明るさ分布を示すグラフである。なお、図6(a)乃至(c)に示すグラフにおける座標x1及びx3は、それぞれ図4(a)及び(b)に示すグラフにおけるx1,x3と対応した座標である。すなわち、座標x1は、顔部と、向かって左側の背景との境界のx座標である。また、座標x3は、顔部における上記鼻部の影の部分のx座標である。ここで、図5に示すように、眼部における左右両端のx座標を、それぞれ座標x4、座標x5とする。
【0035】
図6に示すような明るさ分布のグラフによって、所定の幅を有し且つ周囲よりも明るいピークとして被写体人物の白目部を検出することができ、また黒目部の偏り具合によって被写体人物の視線の向きも検出することができる。以下、黒目部の偏り具合による被写体人物の視線の向きの検出について詳細に説明する。
【0036】
まず、黒目部が左右どちらにも偏らずに存在している場合、すなわち被写体人物が当該カメラの方向を向いている場合、図6(a)に示すように、白目部による明るさのピークが2つ存在し、この2つのピークに挟まれるように黒目部による暗い部分が存在する。
【0037】
また、黒目部が向かって左側に偏って存在している場合、すなわち被写体人物が向かって左側を見ている場合、図6(b)に示すように、白目部による明るさのピークは1つしか存在せず且つ該ピークは座標x4と座標x5との中点よりも座標x5側に存在する。
【0038】
さらに、黒目部が向かって右側に偏って存在している場合、すなわち被写体人物が向かって右側を見ている場合、図6(c)に示すように、白目部による明るさのピークは1つしか存在せず且つ該ピークは座標x4と座標x5との中点よりも座標x4側に存在する。
【0039】
以上説明したように、被写体人物の顔部の向き及び視線の向きを、顔部及び眼部における明るさの分布パターンによって検出できるので、被写体人物が当該カメラの方を見ているか否かを判定(図7に示すフローチャートを参照して詳述する)することができる。
【0040】
なお、上述したような白目部及び黒目部の検出を行う為には、顔部の範囲すなわち図3(a),(b)に示す例ではx1乃至x3若しくはx3乃至x2且つy1乃至y2の範囲における明るさの分布を調べればよい。
【0041】
以下、本第1実施形態に係るカメラのMPU1による撮影シーケンスの一例を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。なお、本第1実施形態に係るカメラにおける各構成部材の動作については、図1を参照して上述した通りであるので、ここでは撮影シーケンスの流れを中心に説明する。
【0042】
まず、不図示の電源スイッチがONされると、初期設定を行う(ステップS101)。なお、このステップS101における初期設定としては、例えば当該カメラの各部の初期化や、上記撮影レンズ2のレンズ位置の初期化等を挙げることができる。このステップS101における処理を終えた後、操作チェックを行う(ステップS102)。このステップS102においては、当該カメラのデフォルト状態に対してユーザーによって加えられた変更をチェックする。
【0043】
そして、上記撮像素子3aの取得した電気信号を、上記AFE回路3によって読み出し且つA/D変換等を施してデジタル画像信号である画像データを生成し、上記表示部8に表示させる(ステップS1)。
【0044】
すなわち、上記ステップS1は、所謂ライブビュー表示を開始するステップである。したがって、上記ステップS1以降では、ユーザーは、上記表示部8におけるライブビュー表示を参照しながら、フレーミングやレリーズタイミングの決定を行うことができる。
【0045】
つづいて、ユーザーによって上記レリーズスイッチ1aの押操作が為されたか(撮影操作が為されたか)否かを判定する(ステップS2)。このステップS2をNOに分岐する場合は、後述するステップS9へ移行する。
【0046】
上記ステップS2をYESに分岐する場合は、所定の撮影動作によって撮影を行い、且つ該撮影によって取得した画像データを、上記メモリ7におけるメモリ1領域へ記録する(ステップS3)。その後、上記レリーズスイッチ1aがユーザーによる押操作から解放されたか否かを判定する(ステップS4)。このステップS4をNOに分岐する場合は、上記ステップS3へ戻る。すなわち、上記レリーズスイッチ1aがユーザーによる押操作から解放されるまで、上記ステップS3における処理を繰り返し行う。
【0047】
一方、上記ステップS4をYESに分岐する場合は、上記ステップS3において取得した画像データを、上記表示部8に表示させる(ステップS5)。その後、不図示のタイマーによって時間を計測し、所定時間経過前にユーザーによって何らかの操作が為されたか否かを判断する(ステップS103)。このステップS103において、ユーザーによる操作が何ら行われないまま所定時間経過したと判断した場合は、スリープモードとして省電力動作に移行する。一方、上記ステップS103において、所定時間経過前にユーザーによって何らかの操作が行われたと判断した場合は、上記ステップS102へ戻る。
【0048】
ところで、上記ステップS2をNOに分岐する場合には、上記顔検出部4bによって、上記信号処理回路5から出力される画像データを解析し、当該画像データの被写体中に人物がいるか否かの判定、及び当該画像データの被写体中に人物がいる場合には、その顔部を検出する(ステップS9)。
【0049】
つづいて、このステップS9において、顔部の検出に成功したか否かを判定する(ステップS10)。このステップS10をNOに分岐する場合は、上記ステップS1へ戻る。一方、上記ステップS10をYESに分岐する場合は、図3及び図4を参照して説明したようにして、上記顔パーツ判別部4dによって顔部の向きの検出を行う(ステップS11)。
【0050】
上記ステップS11にて行った顔部の向きの判定の結果、顔部が当該カメラの方向を向いているか否かを判定する(ステップS12)。このステップS12をYESに分岐する場合は、図5(a)乃至(c)及び図6(a)乃至(c)を参照して説明したようにして、上記顔パーツ判別部4dによって、黒目部の左右両隣に白目部が存在しているか否かを判定する(ステップS13)。このステップS13をYESに分岐する場合は、被写体がカメラ目線であるので、当該画像データを上記メモリ7におけるメモリ2領域へ記録する(ステップS14)。そして、被写体がカメラ目線となっていることを、上記表示部8に表示する(ステップS14−1)。
【0051】
上記ステップS13をNOに分岐する場合、及び上記ステップS14における処理を行った後、上記メモリ7における上記メモリ2領域に所定の空き容量が残っているかどうかを判定する(ステップS18)。このステップS18をNOに分岐する場合は、上記メモリ7における上記メモリ2領域に記録された画像データを、記録日時の古い順に所定枚数消去する(ステップS19)。
【0052】
上記ステップS18をYESに分岐する場合または上記ステップS19の処理を終えた後は、上記ステップS1へ戻る。
【0053】
ところで、上記ステップS12をNOに分岐する場合、上記ステップS11において行った顔部の向きの判定の結果、被写体の顔部が向かって右側を向いて(図2(b)参照)いるか否かを判定する(ステップS15)。このステップS15をYESに分岐する場合、図5(a)乃至(c)及び図6(a)乃至(c)を参照して説明したように上記顔パーツ判別部4dによって、黒目部の向かって右側に白目部が存在(図5(b)参照)しているか否かを判定する(ステップS16)。このステップS16をYESに分岐する場合は、図2(b)に示すように顔部が向かって右側を向いた状態で、図5(b)に示すように視線は向かって左側を向いているような状態となっている。この状態は、被写体人物が当該カメラに対してカメラ目線であると考えられるので、上記ステップS14へ移行する。一方、上記ステップS16をNOに分岐する場合は、上記ステップS18へ移行する。
【0054】
また、上記ステップS15をNOに分岐する場合は、被写体人物の顔部が向かって左側を向いて(図2(a)参照)いる場合である。したがって、図5(a)乃至(c)及び図6(a)乃至(c)を参照して説明したように、上記顔パーツ判別部4dによって、黒目部の向かって左側に白目部が存在(図5(c)参照)しているか否かを判定する(ステップS17)。
【0055】
このステップS17をYESに分岐する場合は、図2(a)に示すように顔部が向かって左側を向いた状態で、図5(c)に示すように視線は向かって右側を向いているような状態となっている。この状態は、被写体人物が当該カメラに対してカメラ目線であると考えられるので、上記ステップS14へ移行する。一方、上記ステップS17をNOに分岐する場合は、上記ステップS18へ移行する。
【0056】
以上、図7に示すフローチャートを参照して説明した撮影シーケンスを実行することによって、被写体人物がカメラ目線となった時のシャッターチャンスを逃さずに撮影することができる。なお、図7に示すフローチャートにおいては、被写体がカメラ目線となった場合には、当該画像データを上記メモリ2領域へ記録(ステップS14)した後に、被写体がカメラ目線である旨を上記表示部8に表示(ステップS14−1)したが、これに限らず、被写体がカメラ目線であることを検出した場合には、上記のタイミング以外のタイミングでその旨を上記表示部8に表示しても勿論よい。
【0057】
以下、図8に示すフローチャートを参照して、本第1実施形態に係るカメラにおけるMPU1による画像データの取捨選択処理について説明する。なお、この画像データの取捨選択処理は、本第1実施形態においては、図7に示すフローチャートにおける上記ステップS5にて行うとする。
【0058】
図7に示すフローチャートにおける上記ステップS3で取得した画像データ(ユーザーのレリーズ操作によって撮影され、上記メモリ7における上記メモリ1領域に記録された画像データ)に対して、上記顔検出部4bによって被写体人物の顔部の検出を行い、且つ上記顔パーツ判別部4dによって上記被写体人物の顔部の向きの判定、上記眼部による視線の向きの判定、及び上記被写体人物の視線が当該カメラに対して向けられているか否かの判定を行う(ステップS20)。
【0059】
そして、上記ステップS20における判定結果に基づいて、被写体人物の顔部を検出することができたか否かを判断する(ステップS21)。このステップS21をYESに分岐する場合は、上記ステップS20における判定結果に基づいて、眼部を検出することができたか否かを判断する(ステップS22)。このステップS22をYESに分岐する場合は、上記ステップS20における判定結果に基づいて、被写体人物が当該カメラに対してカメラ目線であるか否かを判断する(ステップS23)。なお、被写体人物が当該カメラに対してカメラ目線であるか否かの判断方法は、上述した通りである。
【0060】
上記ステップS23をYESに分岐する場合は、当該画像データを、上記表示部8に所定の大きさで(後述するステップS25における画像データの表示よりも大きく)表示させる(ステップS24)。
【0061】
ところで、上記ステップS21をNOに分岐する場合、上記ステップS22をNOに分岐する場合、及び上記ステップS23をNOに分岐する場合は、当該画像データを上記表示部8に所定の大きさで(上記ステップS24における画像データの表示よりも小さく)表示させる(ステップS25)。
【0062】
上記ステップS24または上記ステップS25における処理を行った後は、上記メモリ7における上記メモリ1領域に記録された全ての画像データについて、上記ステップS20乃至上記ステップS23における処理を行ったか否かを判断する(ステップS26)。このステップS26をNOに分岐する場合、上記メモリ7における上記メモリ1領域に記録された画像データの中から、次に上記ステップS20乃至上記ステップS23における処理を行う候補の画像データを決定する(ステップS27)。そして、上記ステップS20へ移行する。
【0063】
つまり、図7に示すフローチャートにおける上記ステップS3で上記メモリ1領域に記録された全ての画像データに対し、上記ステップS20乃至上記ステップS23における処理を行う。
【0064】
ところで、上記ステップS26をYESに分岐する場合、上記ステップS24における処理を行った(当該カメラに対して被写体人物がカメラ目線の画像データが存在した)か否かを判断する(ステップS31)。このステップS31をNOに分岐する場合は、上記メモリ7における上記メモリ2領域に記録された画像データを、上記表示部8に表示させる(ステップS32)。
【0065】
なお、上記メモリ7における上記メモリ2領域に記録された画像データは、図7に示すフローチャートにおける上記ステップS14で、カメラ目線時の被写体人物を、上記MPU1の判断によって撮影して取得した画像データである。
【0066】
上記ステップS31をYESに分岐する場合、または上記ステップS32における処理を実行した後には、ユーザーが所望の画像データを選択するステップであるステップS33に移行する。
【0067】
上記ステップS33に、上記ステップS31をYESに分岐することで移行した場合には、上記ステップS24にて上記表示部8に表示させた画像データの中から所望の画像データを、ユーザーが上記各種スイッチ1cを操作して選択する(ステップS33)。
【0068】
上記ステップS33に、上記ステップS32における処理を行った後に移行した場合には、上記ステップS32にて上記表示部8に表示させた画像データの中から所望の画像データを、ユーザーが上記各種スイッチ1cを操作して選択する(ステップS33)。
【0069】
上記ステップS33における処理を実行した後、上記メモリ7における上記メモリ1領域及び上記メモリ2領域に記録された画像データのうち、上記ステップS33においてユーザーによって選択された画像データ以外の画像データを消去する操作がユーザーによって行われたか否かを判断する(ステップS34)。
【0070】
上記ステップS34をYESに分岐する場合は、上記ステップS33においてユーザーによって選択された画像データを、上記メモリ7におけるメモリ3領域に記録する(ステップS35)。一方、上記ステップS34をNOに分岐する場合は、上記メモリ7における上記メモリ1領域に記録された画像データを、全て上記メモリ3領域に記録する(ステップS36)。
【0071】
上記ステップS35または上記ステップS36における処理を行った後、上記メモリ1領域または上記メモリ2領域に記録された画像データのうち、上記ステップS33においてユーザーによって選択された画像データ以外の画像データを消去する(ステップS37)。そして、図7に示すフローチャートに戻る。
【0072】
以上説明したように、本第1実施形態によれば、単純な構造で、カメラ目線且つ自然な表情の被写体人物を容易に撮影することができるカメラを提供することができる。
【0073】
具体的には、本第1実施形態に係るカメラでは、ユーザーによる撮影操作が為されなくても、被写体人物が当該カメラに対してカメラ目線となった時には撮影動作を実行して画像データを取得し、上記メモリ7における上記メモリ1領域に記録する。したがって、被写体人物が当該カメラに対してカメラ目線となった時のシャッターチャンスを逃すことが無い。
【0074】
すなわち、本第1実施形態に係るカメラによれば、撮影の初心者であっても、シャッターチャンスを逃さずに、カメラ目線である被写体人物を容易に撮影することができ、見ごたえのある印象的な一瞬を捉えた写真を得ることができる。
【0075】
また、被写体がカメラ目線になるとその旨が上記表示部8に表示されるので、被写体がカメラ目線であることが画像だけでは視覚的に判別しにくい場合であっても、被写体がカメラ目線であることを容易に認識して撮影を行うことができる。
【0076】
また、本第1実施形態に係るカメラでは、図7に示すフローチャートにおける上記ステップS19及び図8に示すフローチャートにおける上記ステップS37のように、上記メモリ7に記録された画像データのうち不要な画像データを消去するステップを設けている。したがって、ユーザーは、上記メモリ7が容量オーバーとなることを気にすること無く、撮影を行うことができる。
【0077】
なお、上記第1実施形態においては、被写体人物が1人の場合を想定していたが、例えば図9(a)に示すように被写体人物が複数の場合にも、上記第1実施形態を適用することができるのは勿論である。この場合、例えば被写体人物全員が、当該カメラに対してカメラ目線となった時に、上記MPU1の判断による撮影動作を実行するとしてもよい。
【0078】
また、図9(b)に示すように、被写体である人物が動いているようなシーンにおいては、被写体人物が当該カメラに対してカメラ目線となるのは一瞬である為、上記第1実施形態に係るカメラの有する効果は、特に有効となる。
【0079】
なお、図8に示すフローチャートにおいては、被写体人物の顔部及び眼部に関する各種判定を、上記ステップS21乃至上記ステップS23において3段階で行っているが、上記撮像素子3aの性能や上記MPU1の処理スピードによっては、より細かな判定を行っても勿論よい。
【0080】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るカメラについて説明する。なお、本第2実施形態に係るカメラは、レリーズスイッチとして、上記第1実施形態に係るカメラが具備するレリーズスイッチ1aの他に、更に連写撮影スイッチ1bを具備する(図10参照)。ここで、上記連写撮影スイッチ1bは、図1に示すように上記MPU1に接続されて設けられている。そして、本第2実施形態に係るカメラでは、上記連写撮影スイッチ1bがユーザーによって一回押し込まれると、所定枚数だけ連写撮影が為される。
【0081】
なお、本第2実施形態に係るカメラは、図7及び図8に示すフローチャートを参照して説明した上記第1実施形態に係るカメラの動作制御と同様の動作制御に加えて、図11に示すフローチャートを参照して後述する本第2実施形態に係るカメラに特有の連写撮影シーケンスを実行することができる。
【0082】
ここで、本第2実施形態においては、上記メモリ7は、仮記録メモリ領域と本記録メモリ領域とを有する。なお、上記仮記録メモリ領域は、上記第1実施形態における上記メモリ1領域及び上記メモリ2領域に対応し、上記本記録メモリ領域は、上記第1実施形態における上記メモリ3領域に対応する。
【0083】
したがって、本第2実施形態に係るカメラにて、図7及び図8に示すフローチャートを参照して説明した上記第1実施形態に係るカメラの動作制御を行う場合には、上記メモリ1領域及び上記メモリ2領域を仮記録メモリ領域に、上記メモリ3領域を本記録メモリ領域に読み替える。
【0084】
以下、本第2実施形態に係るカメラのMPU1による連写撮影シーケンスを、図11に示すフローチャートを参照して説明する。
【0085】
まず、不図示の電源スイッチがONされると、初期設定を行う(ステップS101)。なお、このステップS101における初期設定としては、例えば当該カメラの各部の初期化や、上記撮影レンズ2のレンズ位置の初期化等を挙げることができる。このステップS101における処理を終えた後、操作チェックを行う(ステップS102)。このステップS102においては、当該カメラのデフォルト状態に対してユーザーによって加えられた変更をチェックする。
【0086】
つづいて、上記撮像素子3aの取得した電気信号を、上記AFE回路3によって読み出し且つA/D変換等を施してデジタル画像信号である画像データを生成し、上記表示部8に表示させる(ステップS41)。すなわち、上記ステップS41は、図7に示すフローチャートにおける上記ステップS1と同様、所謂ライブビュー表示を開始するステップである。
【0087】
そして、ユーザーによって上記レリーズスイッチ1aの押操作が為されたか(撮影操作が為されたか)否かを判定する(ステップS42)。このステップS42をNOに分岐する場合は、後述するステップS51へ移行する。
【0088】
上記ステップS42をYESに分岐する場合は、所定の撮影動作によって撮影を行う(ステップS43)。そして、上記ステップS43で撮影によって取得した画像データを、上記メモリ7における上記本記録メモリ領域へ記録する(ステップS44)。その後、不図示のタイマーによって時間を計測し、所定時間経過前にユーザーによって何らかの操作が為されたか否かを判断する(ステップS103)。
【0089】
このステップS103において、ユーザーによる操作が何ら行われないまま所定時間経過したと判断した場合には、スリープモードとして省電力動作に移行する。一方、上記ステップS103において、所定時間経過前にユーザーによって何らかの操作が行われたと判断した場合は、上記ステップS102へ戻る。
【0090】
ところで、上記ステップS42をNOに分岐する場合は、ユーザーによって上記連写撮影スイッチ1bの押操作が為されたか(連写撮影操作が為されたか)否かを判定する(ステップS51)。このステップS51をNOに分岐する場合は、後述するステップS61へ移行する。
【0091】
上記ステップS51をYESに分岐する場合、上記仮記録メモリ領域の容量が所定容量以上残っていない状態であるか否か、すなわち上記仮記録メモリ領域に記録されている画像データ等を消去する必要があるか否かを判断する(ステップS52)。このステップS52をYESに分岐する場合は、上記仮記録メモリ領域に記録された画像データ等を消去する(ステップS53)。
【0092】
上記ステップS52をNOに分岐する場合、または上記ステップS53における処理を実行した後は、所定の撮影動作によって連写撮影を行う(ステップS54)。さらに、このステップS54における連写撮影によって取得した画像データを、上記メモリ7における上記仮記録メモリ領域に記録する(ステップS55)。そして、上記ステップS103へ移行する。
【0093】
ところで、上記ステップS51をNOに分岐する場合、ユーザーによって上記各種操作スイッチ1cの操作が為されて、表示モードへのモード切り換えが行われたか否かを判断する(ステップS61)。ここで、表示モードとは、上記仮記録メモリ領域に記録された画像データを上記表示部8に表示させ、上記仮記録メモリ領域に記録された画像データの中から所望の画像データを、ユーザーが選択して上記本記録メモリ領域に記録させることができるモードである。このステップS61をNOに分岐する場合は、上記ステップS41へ移行する。
【0094】
上記ステップS61をYESに分岐する場合、上記ステップS55において上記仮記録メモリに記録された画像データを、上記表示部8に表示させる(ステップS62)。ここで、ユーザーは、上記表示部8に表示された画像データを参照して、所望の画像データを上記スイッチ1cの操作によって選択する。
【0095】
その後、ユーザーによって例えば上記レリーズスイッチ1aが押操作されることで、ユーザーによって選択された上記所望の画像データを、上記メモリ7における上記本記録メモリ領域に記録する(ステップS63)。なお、このようにユーザーによって選択された上記所望の画像データを、上記メモリ7における上記本記録メモリ領域に記録する操作を行う為の専用スイッチを別途設けても勿論よい。
【0096】
以上説明したように、本第2実施形態によれば、上記第1実施形態に係るカメラと同様の効果を奏する上に、連写撮影可能であり且つメモリを有効に利用可能なカメラを提供することができる。
【0097】
以上、第1実施形態及び第2実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
【0098】
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態に係るカメラのシステム構成の概念を示すブロック図。
【図2】図2(a)及び(b)は、人物が被写体である画像データを示す図。
【図3】図3(a)及び(b)は、眉部や眼部による横長の影と鼻部による縦長の影とによって構成されるT字型の影を抽出した画像データを示す図。
【図4】図4は、被写体人物の顔部を上下方向に2分割した場合の分割線上における明るさをx軸方向(左右方向)に分析したグラフ。
【図5】図5(a)は、黒目部の左右どちら側にも白目部が存在している場合(被写体が当該カメラに対してカメラ目線である場合)の眼部を示す図。図5(b)は黒目部の向かって右側に白目部が存在している場合(被写体が向かって左側を見ている場合)の眼部を示す図。図5(c)は黒目部の向かって左側に白目部が存在している場合(被写体が向かって右側を見ている場合)の眼部を示す図。
【図6】図6(a)乃至(c)は、それぞれ図5(a)乃至(c)に示す眼部における破線y3上における明るさ分布を示すグラフ。
【図7】図7は、本発明の第1実施形態に係るカメラのMPUによる撮影シーケンスのフローチャートを示す図。
【図8】図8は、本発明の第1実施形態に係るカメラにおけるMPUによる画像データの取捨選択処理(詳細は後述)のフローチャートを示す図。
【図9】図9(a)は、被写体人物が複数の場合の画像データの一例を示す図。図9(b)は、被写体人物が動いている場合の画像データの一例を示す図。
【図10】本発明の第2実施形態に係るカメラの具備するレリーズスイッチ及び連写撮影スイッチを示す図。
【図11】本発明の第2実施形態に係るカメラのMPUによる連写撮影シーケンスのフローチャートを示す図。
【符号の説明】
【0100】
1…MPU、 1a…レリーズスイッチ、 1b…連写撮影スイッチ、 1c…各種操作スイッチ、 2…撮影レンズ、 2a…ピント合わせ部、 2b…ズーム制御部、 3…AFE回路、 3a…撮像素子、 3b…マイク、 4a…補助光照射部、 4b…顔検出部、 4c…輪郭検出部、 4d…顔パーツ判別部、 4…補助光照射部、 5…信号処理回路、 5a…処理補助ブロック、 6…RAM、 7…メモリ、 8…表示部、 8a…スピーカ、 8b…プリント信号出力部、 8c…無線通信部、 9…フラッシュROM。
【出願人】 【識別番号】504371974
【氏名又は名称】オリンパスイメージング株式会社
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎


【公開番号】 特開2008−11457(P2008−11457A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−182520(P2006−182520)