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【発明の名称】 映像再生装置、映像再生方法および映像表示システム
【発明者】 【氏名】野村 勝幸

【要約】 【課題】映像コンテンツの種類によらず、ユーザにとって取り扱いやすい映像再生装置を提供する。

【構成】映像コンテンツデータを処理して、映像コンテンツデータから映像信号を再生する映像再生装置10であって、ユーザの特定操作に対応した第1表示イメージデータが記憶された記憶手段16と、映像コンテンツデータに、ユーザの特定操作に対応した第2表示イメージデータが含まれるか否かを識別する識別手段18と、識別手段により映像コンテンツデータに第2表示イメージデータが含まれることが識別された場合に、記憶手段から読み出された第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する第1再生処理を行うことが可能な再生処理手段20と、を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像コンテンツデータを処理して、映像コンテンツデータから映像信号を再生する映像再生装置であって、
ユーザの特定操作に対応した第1表示イメージデータが記憶された記憶手段と、
映像コンテンツデータに、ユーザの特定操作に対応した第2表示イメージデータが含まれるか否かを識別する識別手段と、
前記識別手段により映像コンテンツデータに第2表示イメージデータが含まれることが識別された場合に、前記記憶手段から読み出された第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する第1再生処理を行うことが可能な再生処理手段と、
を備えることを特徴とする映像再生装置。
【請求項2】
前記第1表示イメージデータまたは前記第2表示イメージデータのいずれか一方をユーザが選択可能とする選択手段を、さらに備え、
前記再生処理手段は、ユーザにより前記第1表示イメージデータが選択された場合に、ユーザの特定操作に応じて前記第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する第1再生処理を行い、ユーザにより前記第2表示イメージデータが選択された場合に、ユーザの特定操作に応じて前記第2表示イメージデータが合成された映像信号を再生する第2再生処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の映像再生装置。
【請求項3】
前記選択手段は、ユーザに前記第1表示イメージデータまたは前記第2表示イメージデータのいずれか一方の選択を促す画面表示であることを特徴とする請求項2に記載の映像再生装置。
【請求項4】
前記選択手段は、ユーザの特定操作の操作内容ごとに前記第1表示イメージデータまたは前記第2表示イメージデータのいずれか一方の選択を促す画面表示であることを特徴とする請求項3に記載の映像再生装置。
【請求項5】
前記再生処理手段は、前記第2表示イメージデータが選択されているもののユーザの特定操作に対応する前記第2表示イメージデータが存在しない場合に、ユーザの特定操作に応じて前記第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する第1再生処理を行う請求項2に記載の映像再生装置。
【請求項6】
前記再生処理手段は、ユーザの特定操作に対応する前記第2表示イメージデータが存在するものの前記第2表示イメージデータが選択されていない場合に、ユーザの特定操作に応じて前記第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する第1再生処理を行う請求項2に記載の映像再生装置。
【請求項7】
前記ユーザの特定操作は、前のインデックスへのスキップ操作、早戻し操作、停止操作、早送り操作、または次のインデックスへのスキップ操作であることを特徴とする請求項1に記載の映像再生装置。
【請求項8】
映像コンテンツデータを送信する送信装置と、前記送信装置により送信された前記映像コンテンツデータを受信して、前記映像コンテンツデータから映像信号を再生する映像再生装置と、前記映像信号を取り込んで映像を表示する映像表示装置とを含む映像表示システムであって、
前記映像再生装置は、
ユーザの特定操作に対応した第1表示イメージデータが記憶された記憶手段と、
映像コンテンツデータに、ユーザの特定操作に対応した第2表示イメージデータが含まれるか否かを識別する識別手段と、
前記識別手段により映像コンテンツデータに第2表示イメージデータが含まれることが識別された場合に、前記記憶手段から読み出された第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する第1再生処理を行うことが可能な再生処理手段と、
を備えることを特徴とする映像表示システム。
【請求項9】
映像コンテンツデータを処理して、映像コンテンツデータから映像信号を再生する映像再生方法であって、
ユーザの特定操作に対応した第1表示イメージデータが記憶された記憶手段が設けられており、
映像コンテンツデータに、ユーザの特定操作に対応した第2表示イメージデータが含まれるか否かを識別する識別ステップと、
前記映像コンテンツデータに第2表示イメージデータが含まれることが識別された場合に、前記記憶手段から読み出された第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する再生処理ステップと、
を含む映像再生方法。


【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、映像コンテンツデータから映像信号を再生する映像再生装置、映像再生方法、および映像再生装置を用いた映像表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来技術に係る映像再生装置が示されている。この文献の映像再生装置では、予め作成されたOSD(On Screen Display)表示イメージ用のOSD画像データがOSD画像用メモリに記憶されている。そして、映像再生装置は、DVDディスクを再生することにより得られる操作内容情報(ボタン番号、ボタン領域、ボタンコマンド等)に対応するOSD画像データをOSD画像用メモリから取得し、操作内容情報で指定される操作ボタンの表示と共に、OSD画像データに基づいてOSD表示イメージを表示している。
【特許文献1】特開2002−152641号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ハイビジョン対応のHD‐DVD(High Definition Digital Versatile Disc)規格は、映像コンテンツが再生制御に関するユーザインタフェースを個別に規定できる規格である。すなわち、映像再生装置は、映像コンテンツデータにOSD表示イメージを規定するデータが含まれている場合には、ユーザによる特定操作に応じてこのOSD表示イメージを表示するように設定されている。一方、映像再生装置には、映像再生装置に固有のOSD表示イメージが予め記憶されており、映像コンテンツデータにOSD表示イメージが規定するデータが含まれていない場合には、従来と同様に映像再生装置に固有のOSD表示イメージが表示される。
【0004】
上述したOSD表示イメージの表示方法では、映像コンテンツデータにOSD表示イメージを規定するデータが含まれるか否かによって、ディスプレイに表示されるOSD表示イメージが異なる。また、ユーザによる特定操作の操作内容によっては、映像コンテンツで規定されるOSD表示イメージに、その操作内容に対応するOSD表示イメージが含まれないものもあり、このような操作内容についてはOSD表示イメージが表示されない事態が生じる。上述したように映像コンテンツの種類によってOSD表示イメージが異なったり、OSD表示イメージが表示されないと、ユーザにとって映像再生装置が扱い難いものとなってしまう。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、映像コンテンツの種類によらず、ユーザにとって取り扱いやすい映像再生装置、映像再生方法および映像表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明に係る映像再生装置は、映像コンテンツデータを処理して、映像コンテンツデータから映像信号を再生する映像再生装置であって、ユーザの特定操作に対応した第1表示イメージデータが記憶された記憶手段と、映像コンテンツデータに、ユーザの特定操作に対応した第2表示イメージデータが含まれるか否かを識別する識別手段と、識別手段により映像コンテンツデータに第2表示イメージデータが含まれることが識別された場合に、記憶手段から読み出された第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する第1再生処理を行うことが可能な再生処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る映像表示システムは、映像コンテンツデータを送信する送信装置と、送信装置により送信された映像コンテンツデータを受信して、映像コンテンツデータから映像信号を再生する映像再生装置と、映像信号を取り込んで映像を表示する映像表示装置とを含む映像表示システムであって、映像再生装置は、ユーザの特定操作に対応した第1表示イメージデータが記憶された記憶手段と、映像コンテンツデータに、ユーザの特定操作に対応した第2表示イメージデータが含まれるか否かを識別する識別手段と、識別手段により映像コンテンツデータに第2表示イメージデータが含まれることが識別された場合に、記憶手段から読み出された第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する第1再生処理を行うことが可能な再生処理手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る映像表示方法は、映像コンテンツデータを処理して、映像コンテンツデータから映像信号を再生する映像再生方法であって、ユーザの特定操作に対応した第1表示イメージデータが記憶された記憶手段が設けられており、映像コンテンツデータに、ユーザの特定操作に対応した第2表示イメージデータが含まれるか否かを識別する識別ステップと、映像コンテンツデータに第2表示イメージデータが含まれることが識別された場合に、記憶手段から読み出された第1表示イメージデータが合成された映像信号を再生する再生処理ステップと、を含む。
【0009】
上述した映像再生装置、映像表示システムおよび映像再生方法によれば、映像コンテンツデータに第2表示イメージデータが含まれることが識別された場合であっても、ユーザの特定操作に応じて第1表示イメージが合成された映像信号を再生することが可能である。よって、映像コンテンツデータの種類に依存せず、ユーザの特定操作に応じて共通する画面表示をユーザに提供して、ユーザにとって取り扱いやすくすることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、映像コンテンツデータの種類に依存せず、ユーザの特定操作に応じて共通する画面表示を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明に係る映像表示システム1の好適な実施形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
【0012】
図1には、本実施形態に係る映像表示システム1を示すブロック図である。図1に示される映像表示システム1において、映像再生装置10は、ネットワークストレージから映像コンテンツデータ(例えば、映画やドラマなどの番組データ)を取り込んで、この映像コンテンツデータから再生される映像を、映像表示装置であるディスプレイ50に表示することができる。また、映像再生装置10は、光ディスク等の記録媒体から映像コンテンツデータを読み出して、この映像コンテンツデータから再生される映像をディスプレイ50に表示することができる。
【0013】
映像再生装置10は、ハードディスクドライブ11、光ディスクドライブ12およびネットワークコントローラ13を備えている。ハードディスクドライブ11は、高速回転する磁気ディスクに映像コンテンツデータ等のデジタルデータの読み書きを行う。光ディスクドライブ12は、光ディスクから映像コンテンツデータ等のデジタルデータを読み取って出力する。ネットワークコントローラ13は、インターネット202などの公衆回線網を介して、送信装置であるネットワークストレージ204から映像コンテンツデータ等のデジタルデータを取り込むための処理を行う。ハードディスクドライブ11、光ディスクドライブ12およびネットワークコントローラ13はバス17に接続されており、バス17を介して映像コンテンツデータをデータプロセッサ部18に送る。
【0014】
また、映像再生装置10は、MPU14(Micro Processing Unit)、RAM15(Random Access Memory)およびROM16(Read Only Memory)を備えている。MPU14は、データプロセッサ部18に対して、光ディスク203、ネットワークストレージ204およびハードディスクドライブ11のいずれかから読み出される映像コンテンツデータを用いて映像および音声を再生するように指示する。RAM15には、MPU14が作動する際に用いられるデータやプログラムが一時的に記憶される。ROM16には、起動プログラム、プレイヤプログラム、OSD処理プログラムといったMPU14が実行するプログラム、および映像再生装置10に固有の標準的なOSD表示イメージデータが記憶されている。MPU14、RAM15およびROM16は、バス17に接続されている。
【0015】
ここで、OSD表示イメージとは、ユーザがリモートコントローラ51や装置本体の操作ボタン27を用いて特定操作を行った場合にディスプレイ50に表示されるイメージである。OSD表示イメージには、ROM16に記憶された標準的な第1OSD表示イメージと、映像コンテンツデータにより規定される第2OSD表示イメージとがある。標準的な第1OSD表示イメージは、映像がディスプレイ50に表示される際に、ROM16からRAM15に移されて利用される。また、映像コンテンツデータにより規定される第2OSD表示イメージは、映像コンテンツデータから抽出されてからRAM15に格納されて利用される。
【0016】
第1OSD表示イメージおよび第2OSD表示イメージは、OSD管理テーブルとしてRAM15に記憶される。すなわち、OSD管理テーブルは、複数の操作内容の各々に対応して、異なるイメージのOSD表示イメージを用意している。例えば、図2に示されるように、前のインデックスへのスキップボタン、早戻しボタン、停止ボタン、早送りボタン、次のインデックスへのスキップボタンの各々の操作に対応して、符号P1、符号P2、符号P3、符号P4、符号P5のイメージを用意している。なお、OSD表示イメージの種類はこれらに限らず、ユーザの様々な特定操作に対応して様々なイメージを用意することができる。
【0017】
また、映像再生装置10は、データプロセッサ部18を備えている。データプロセッサ部18は、バス17を介して映像コンテンツデータを取り込むと、この映像コンテンツデータのヘッダに含まれるコンテンツ識別情報を読み出して、映像コンテンツの種別を認識すると共に、コンテンツ識別情報をRAM15に記憶する。また、データプロセッサ部18は、映像コンテンツデータから符号化された映像データを分離すると、符号化された映像データを映像デコーダ21に供給する。また、データプロセッサ部18は、映像コンテンツデータから符号化された音声データを分離すると、符号化された音声データを音声デコーダ(不図示)に供給する。
【0018】
また、映像再生装置10は、映像デコーダ21、映像合成部22および映像出力部23を備えている。映像デコーダ21は、データプロセッサ部18から供給された符号化された映像データをデコードして映像データとし、その映像データを映像合成部22に供給する。映像合成部22は映像デコーダ21から供給された映像データの合成処理を行って合成映像データを生成し、生成した合成映像データを映像出力部23に供給する。映像出力部23は、供給された合成映像データに対応した映像出力信号(ビデオ出力信号)を出力する。映像デコーダ21、映像合成部22および映像出力部23は、本発明における再生処理手段20を相当する。なお、映像再生装置10は、符号化された音声データをデコードする音声デコーダ(不図示)と、音声データに対応した音声出力信号を出力する音声出力部(不図示)も備えている。
【0019】
また、映像再生装置10は、OSD処理部24と、OSD表示用バッファ25とを備えている。理解を容易にするために図1にOSD処理部24を図示しているが、OSD処理部24は、MPU14がOSD処理プログラムを実行することにより実現される構成である。
【0020】
映像コンテンツデータが第2OSD表示イメージデータを含むものである場合には、映像デコーダ21は、第2OSD表示イメージの符号化されたデータをデータプロセッサ部18から取り込むと、第2OSD表示イメージの符号化されたデータをデコードしてから、第2OSD表示イメージデータをOSD表示用バッファ25に一時的に記憶する。OSD表示用バッファ25に記憶された第2OSD表示イメージデータは、バス17を介してRAM15に送られて記憶される。このようにRAM15に記憶された第2OSD表示イメージデータが、その後、ユーザにより特定操作が行なわれた場合に利用される。
【0021】
また、OSD処理部24は、ユーザによるリモートコントローラ51の操作がOSD管理テーブルの特定操作のいずれかに一致する場合には、第1OSD表示イメージまたは第2OSD表示イメージをディスプレイ50に表示するための指令を出力する。OSD処理部24の指令を受けて、その一致する特定操作に対応するOSD表示イメージデータがRAM15からOSD表示用バッファ25に供給され、さらにOSD表示イメージがOSD表示用バッファ25から映像合成部22に供給される。映像合成部22は、映像コンテンツデータから再生された映像にOSD表示イメージを合成する処理を行って、生成した合成映像データを映像出力部23に供給する。ここで、映像コンテンツデータから再生された映像に第1OSD表示イメージを合成して再生する処理が第1再生処理であり、第2OSD表示イメージを合成して再生する処理が第2再生処理である。
【0022】
また、OSD処理部24は、映像再生装置10に固有の第1OSD表示イメージ、または映像コンテンツデータにより規定される第2OSD表示イメージの一方を選択する機能を、ユーザに提供する。すなわち、OSD処理部24が、ユーザによるリモートコントローラ51の操作に応じて、OSD表示イメージの選択画面データをOSD表示用バッファ25に供給すると、選択画面データはOSD表示用バッファ25から映像合成部22に供給される。映像合成部22は、選択画面の映像データを映像出力部23に供給する。図3には、OSD表示イメージの選択画面の一例が示されている。ユーザによるリモートコントローラ51の操作により、選択画面の「標準のOSDを選択」または「コンテンツのOSDを選択」のいずれか一方が選択されると、OSD処理部24はOSD選択信号を取り込んで保持する。
【0023】
次に、映像再生装置10によるOSD再生処理について説明する。図4には、映像再生装置10によるOSD再生処理のフローチャートが示されている。
【0024】
映像再生装置10が映像コンテンツの再生処理を開始すると、データプロセッサ部18は映像コンテンツデータのヘッダからコンテンツ識別情報を抽出し、抽出されたコンテンツ識別情報はRAM15に記憶される(S401)。次に、再生処理手段20は、映像コンテンツデータから映像を再生し、再生された映像はディスプレイ50に表示される(S402)。
【0025】
ユーザによってリモートコントローラ51が操作されると、OSD処理部24は、リモートコントローラ受信部26を介して操作信号を取り込み、ユーザによるリモートコントローラ51の操作がOSD表示イメージを表示すべき特定操作に該当するか否かを判定する(S403)。ここで、ユーザによる操作が特定操作に該当しないと判定された場合には、映像の表示を終了すべき状況となるまで、通常どおりに再生された映像がディスプレイ50に表示され続ける(S404)。一方、ユーザによる操作が特定操作に該当すると判定された場合には、ステップ405の処理に進む。
【0026】
ステップ405において、OSD処理部24は、コンテンツ識別情報を参照して、映像コンテンツにより第2OSD表示イメージが規定されているか否かを判定する(S405)。ここで、映像コンテンツにより第2OSD表示イメージが規定されていないことが判定された場合には、OSD処理部24は、ROM16に記憶されていた第1OSD表示イメージを選択して、第1OSD表示イメージデータをOSD表示用バッファ25に供給する(S406)。一方、映像コンテンツにより第2OSD表示イメージが規定されていることが判定された場合には、ステップ407に進む。
【0027】
ステップ407において、OSD処理部24は、ユーザにより第1OSD表示イメージが選択されているか否かを判定する(S407)。ここで、ユーザにより第1OSD表示イメージが選択されていることが判定された場合には、OSD処理部24は、第1OSD表示イメージを選択して、第1OSD表示イメージデータをOSD表示用バッファ25に供給する(S406)。一方、ユーザにより第1OSD表示イメージが選択されていないことが判定された場合には、ステップ408に進む。なお、ユーザによる第1OSD表示イメージまたは第2OSD表示イメージの一方の選択は、図3に示される選択画面を利用して行なわれる。このように本実施形態では、第1OSD表示イメージまたは第2OSD表示イメージのいずれか一方を一括で選択できるため、ユーザの好みに応じた表示画面を提供することができる。
【0028】
ステップ408において、OSD処理部24は、ユーザの特定操作に対応する第2OSD表示イメージがあるか否かを判定する(S408)。ここで、ユーザの特定操作に対応する第2OSD表示イメージがないことが判定された場合には、OSD処理部24は、第1OSD表示イメージを選択して、第1OSD表示イメージデータをOSD表示用バッファ25に供給する(S406)。このように本実施形態では、ユーザの特定操作の一操作内容に対応した第2OSD表示イメージデータが存在しない場合でも、その特定操作の一操作内容に対応した第1OSD表示イメージデータを映像に合成して表示するため、ユーザの特定操作に応じてOSD表示イメージが表示されない状況を回避することができる。
【0029】
ステップ408において、ユーザの特定操作に対応する第2OSD表示イメージがあることが判定された場合には、ステップ409の処理に進む。ステップ409において、OSD処理部24は、第2OSD表示イメージを選択して、第2OSD表示イメージデータをOSD表示用バッファ25に供給する(S409)。ステップ406またはステップ409でOSD表示用バッファ25にOSD表示イメージデータが供給された場合には、映像合成部22により画像にOSD表示イメージが合成されて、合成画像がディスプレイ50に表示される(S410)。
【0030】
OSD表示用バッファ25は、予め設定されたOSD表示イメージの表示期間が経過するまで、OSD表示イメージデータを映像合成部22に供給し続ける(S411)。よって、予め設定された表示期間が経過するまでは、画像にOSD表示イメージが合成された合成画像がディスプレイ50に表示される。一方、予め設定された表示期間が経過すると、映像コンテンツから再生された通常の画像がディスプレイ50に表示される(S402)。
【0031】
以上に説明した本実施形態によれば、第1OSD表示イメージまたは第2OSD表示イメージのいずれがユーザにより選択されているかが判定される(S407)。そして、ユーザにより第2OSD表示イメージが選択されている場合に、ユーザにより行なわれた特定操作の一操作内容に対応する第2OSD表示イメージがあるか否かが判定される(S408)。よって、第1OSD表示イメージまたは第2OSD表示イメージのいずれか一方を一括で選択可能とすることにより、ユーザの好みに応じた表示画面を提供することができる。特に、第1OSD表示イメージが選択された場合には、第1OSD表示イメージが優先的に表示されるため、映像コンテンツデータの種類に依存しない表示画面を提供することができる。
【0032】
次に、映像再生装置10によるOSD再生処理の変形例について説明する。図5には、映像再生装置10によるOSD再生処理の変形例のフローチャートが示されている。図5のフローチャートは、図4のフローチャートのステップ407およびステップ408に代えて、ステップ507およびステップ508が行なわれる点で、図4のフローチャートと異なっている。以下、ステップ507およびステップ508について重点的に説明する。
【0033】
ステップ507において、OSD処理部24は、ユーザの特定操作に対応する第2OSD表示イメージがあるか否かを判定する(S507)。ここで、ユーザの特定操作に対応する第2OSD表示イメージがないことが判定された場合には、OSD処理部24は、第1OSD表示イメージを選択して、第1OSD表示イメージデータをOSD表示用バッファ25に供給する(S506)。このように本実施形態では、ユーザの特定操作の一操作内容に対応した第2表示イメージデータが存在しない場合でも、その特定操作の一操作内容に対応した第1表示イメージデータを映像に合成して表示するため、ユーザの特定操作に応じて表示イメージが表示されない状況を回避することができる。
【0034】
一方、ステップ507において、ユーザの特定操作に対応する第2OSD表示イメージがあることが判定された場合には、ステップ508の処理に進む。ステップ508において、OSD処理部24は、ユーザにより行われた特定操作の一操作内容について、第1OSD表示イメージが選択されているか否かを判定する(S508)。ここで、ユーザにより第1OSD表示イメージが選択されていることが判定された場合には、OSD処理部24は、第1OSD表示イメージを選択して、第1OSD表示イメージデータをOSD表示用バッファ25に供給する(S506)。一方、ユーザにより第1OSD表示イメージが選択されていないことが判定された場合には、第2OSD表示イメージを選択して、第2OSD表示イメージデータをOSD表示用バッファ25に供給する(S509)。なお、ユーザによる第1OSD表示イメージまたは第2OSD表示イメージの一方の選択は、図6に示される選択画面を利用して行なわれる。図6の選択画面では、ユーザの特定操作の各操作内容について、第1OSD表示イメージまたは第2OSD表示イメージのいずれか一方を選択できるようになっている。
【0035】
以上に説明した変形例に係るOSD再生処理によれば、ユーザの特定操作の一操作内容に対応する第2OSD表示イメージがあるか否かが判定される(S507)。そして、ユーザの特定操作の一操作内容に対応する第2OSD表示イメージがある場合に、その特定操作の一操作内容について第1OSD表示イメージまたは第2OSD表示イメージのいずれが選択されているかが判定される(S508)。よって、ユーザの特定操作の各操作内容ごとに第1OSD表示イメージまたは第2OSD表示イメージのいずれか一方を選択可能とすることにより、よりユーザの好みに応じた表示画面を提供することができる。特に、第1OSD表示イメージが選択された場合には、第1OSD表示イメージが優先的に表示されるため、映像コンテンツデータの種類に依存しない表示画面を提供することができる。
【0036】
以上に説明した映像表示システムは、HD−DVD規格に準拠するものを主な対象としているが、本発明はこれに限定されない。例えば、通常のDVD規格に準拠する映像表示システムの応用として本発明が適用されてもよいし、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)規格などの他の種類の映像表示システムに本発明が適用されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施形態に係る映像表示システムを示すブロック図である。
【図2】ディスプレイに表示されたOSD表示イメージの一例を示す図である。
【図3】OSD表示イメージを選択するための選択画面の一例を示す図である。
【図4】映像再生装置のOSD再生処理を示すフローチャートである。
【図5】映像再生装置のOSD再生処理の変形例を示すフローチャートである。
【図6】OSD表示イメージを選択するための選択画面の変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1…映像表示システム、10…映像再生装置、11…ハードディスクドライブ、12…光ディスクドライブ、13…ネットワークコントローラ、14…MPU、15…RAM、16…ROM、17…バス、18…データプロセッサ部(識別手段)、20…再生処理手段、21…映像デコーダ、22…映像合成部、23…映像出力部、24…OSD処理部(選択手段)、25…表示用バッファ、26…リモートコントローラ受信部、27…操作ボタン、50…ディスプレイ(映像表示装置)、51…リモートコントローラ、202…インターネット、203…光ディスク、204…ネットワークストレージ。


【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹

【識別番号】100117558
【弁理士】
【氏名又は名称】白井 和之


【公開番号】 特開2008−11447(P2008−11447A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−182455(P2006−182455)