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【発明の名称】 録画再生装置及び方法
【発明者】 【氏名】角田 智彦

【要約】 【課題】各種録画番組をフォルダを用いて容易に管理することが可能な録画再生装置及び方法を提供する。

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
番組を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された番組を録画する場合、該録画する番組と録画済みの番組の番組名が、互いに同一の文字列を含むとき、前記録画する番組と前記録画済の番組を同一のフォルダ内に保存する保存手段とを具備することを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
前記フォルダに番組を保存するための条件として、前記同一の文字列の文字数を設定する設定手段を更に具備し、前記保存手段は、前記録画する番組と、前記設定された文字数だけ一致する文字列を含む番組名を有する録画済の番組とを、同一のフォルダ内に保存することを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項3】
前記フォルダに番組を保存するための条件として、前記同一の文字列が番組名の全部であることを設定する設定手段を更に具備し、前記保存手段は、前記録画する番組と同一の番組名を有する録画済の番組を同一のフォルダ内に保存することを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項4】
更に、前記録画する番組と前記録画済の番組を保存するためのフォルダが存在しない場合にフォルダを作成する手段を具備することを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項5】
前記設定手段は、番組のジャンル、放送曜日、放送開始時刻のうち少なくとも1つが、前記録画する番組と前記録画済の番組で同一のとき、前記録画する番組と前記録画済の番組を同一のフォルダ内に保存することを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項6】
前記番組名に互いに同一の文字列を含む番組を同一のフォルダ内に保存する処理を行うか否かを設定する手段を更に具備することを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項7】
前記保存手段は、複数の録画済み番組について、番組名に互いに同一の文字列を含む番組を同一のフォルダ内に保存することを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項8】
前記受信手段は、ネットワークを介して接続されたサーバから映像コンテンツを受信するネットワークインターフェースであることを特徴とする請求項1記載の録画生成装置。
【請求項9】
映像コンテンツを含む番組を受信し、
前記受信された番組を録画する場合、該録画する番組と録画済みの番組の番組名が、互いに同一の文字列を含むとき、前記録画する番組と前記録画済の番組を同一のフォルダ内に保存することを特徴とする録画再生方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、放送番組を受信し、例えば互いに関連する番組を同一フォルダに保存するフォルダ機能を有する録画再生装置び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ハードディスクドライブ(HDD)等の情報記録媒体の記憶容量が大幅に拡大し、多数のテレビ番組を録画することが可能となっている。番組の録画を予約するには、ユーザが所望の番組の放送日、放送チャンネル、放送開始時刻、および放送終了時刻を指定する方式及び番組表に記載されたGコードを入力する方式が主に用いられていた。しかし最近では、デジタル放送の普及に伴って、EPG(Electronic Program Guide)という電子番組表を用いて録画予約可能な装置が普及し始めている。
【0003】
録画した番組の番組数が多い場合、特に毎日行なわれている連続ドラマの場合などは、視聴してない番組が数日分視聴されずに保存されると、見たい回の番組を探すのに時間と手間がかかる。また、他機器へのダビング(移動)する際も該当する録画済み番組を探すのが煩雑となる。連続ドラマ以外にも、毎週視聴してそのまま保存しておく音楽番組などの場合も同様である。
【0004】
このような録画再生装置の欠点を補うために、互いに関連する番組を同一フォルダに保存し、録画した番組の管理を容易にした装置がある。このような装置は、例えば同一ジャンルの番組をグループ化して記録媒体に保存する。下記特許文献1には、番組の属性ごとに1以上の番組をグループ番組としてグループ化し、グループ番組表を表示する装置が開示されている。
【特許文献1】特開1805−266388号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
録画番組を保存するためのフォルダはユーザが作成しなければならず、手間と時間がかかる。また、複数の番組を録画した後にそれらを一つのフォルダに移動する場合は、該当する番組を探してフォルダに移動させなければならず、手間と時間がかかる。
【0006】
本発明は、各種録画番組をフォルダを用いて容易に管理することが可能な録画再生装置及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明による録画再生装置は、番組を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された番組を録画する場合、該録画する番組と録画済みの番組の番組名が、互いに同一の文字列を含むとき、前記録画する番組と前記録画済の番組を同一のフォルダ内に保存する保存手段とを具備する。
【発明の効果】
【0008】
同じ名前の録画番組を自動的に一つのフォルダに分類して保存できるので、録画済み番組の検索及び管理が容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0010】
図1は本発明が適用される録画再生装置10の構成を示すブロック図である。録画再生装置10は、HDD内蔵TV受信機、DVDレコーダあるいはPC等、様々な録画再生機器に適用できる。
【0011】
チューナ13には、アンテナで受信された放送信号がアンテナ入力端子24を介して受信される。チューナ13は、受信した放送信号から、特定チャンネルの番組データを抽出する。チューナ13はBSデジタル及び地上波デジタル等のデジタル放送を受信可能なデジタルチューナである。
【0012】
ネットワークインターフェース16は、ネットワーク端子26を介して接続されたネットワーク上の機器とのインターフェースを行う。このようなネットワーク上の機器としては、LAN HDD機器が含まれる。LAN HDD(Local Area Network HDD)は、家庭内LANを用いてHDD内蔵のAV機器、PCを相互に接続し、連携して利用するための技術仕様である。
【0013】
デコーダ12は、チューナ13、ネットワークインターフェース16又はHDD17から提供される圧縮されたデータをデコード(伸長)する。HDD17は、チューナ13、ネットワークインターフェース16あるいはエンコーダ14から提供されるエンコードされた映像及び音声データを記録する。
【0014】
信号処理部15は、デコーダ12によってデコードされた映像及び音声データを例えばD/A変換及び増幅し、映像信号及び音声信号を再生する。モニタ部22は、端子27を介して信号処理部15から提供される映像信号を基に映像を表示し、音声信号を基に音声を出力する。モニタ部23は録画再生装置に含まれるように構成してもよいし、あるいは録画再生装置にケーブルを介して外部接続されてもよい。
【0015】
切り替え部21は、外部入力端子25a、…、25nを介して接続された外部入力機器の1つをCPU19の制御の下に選択し、選択された外部入力機器からのアナログ信号を信号処理部15に供給する。信号処理部15は、入力される外部入力機器からのアナログ信号に対して増幅及びフィルタリング等の信号処理を施し、処理された信号をモニタ部23に提供する。外部入力機器からのアナログ信号を記録する場合、該アナログ信号は例えば信号処理部15にてA/D変換され、エンコーダ14によりエンコードされた後、HDD17に記録される。
【0016】
操作部20はユーザインターフェースであり、ユーザから各種入力操作を受けつけるための様々なボタン、及びリモコン28から送信され信号を受信する受信部20aを有している。ユーザは操作部20又はリモコン28を用いて、録画再生装置10を操作できる。
【0017】
メモリ18は各種制御プログラムを格納するROM及びCPU19の作業エリアとして使用されるRAMを含む。CPU15は、操作部20を介してユーザから入力された指示に従って、メモリ18に記録されている制御プログラムを実行する。
【0018】
次に、本発明に係る番組の自動振分け録画の一実施形態について説明する。
【0019】
本実施形態では、チューナ13により受信した番組をHDD17に録画する場合、録画する番組と録画済みの番組の番組名が、互いに同一の文字列を含むとき、録画する番組と録画済の番組は同一番組名の番組として、HDD17内の同一のフォルダ内に保存される。この番組名はEPGを参照することで容易に判断できる。
【0020】
図2は、番組をフォルダに保存するための条件、つまり録画する番組と録画済の番組が同一番組であると判断するための条件を設定するフローチャートである。この条件設定は、装置の初期設定として行ってもよいし、番組録画を予約するときに行ってもよいし、後述するように複数の録画済番組をフォルダを用いて自動振分けするときに行ってもよい。
【0021】
先ずCPU19は、図3に示すような自動振分けの条件設定メニューをモニタ部22に表示する(S101)。例えばリモコン28の上下ボタンでカーソル31を上下させ、左右ボタンで各項目の内容を設定する。
【0022】
リモコン28等から入力されるユーザ指示に応じて、CPU19は自動振分け処理、すなわち番組名に互いに同一の文字列を含む番組を同一のフォルダ内に保存する処理の有効/無効、及び自動振分け処理の処理対象番組を設定する(S102、S103)。自動振分け処理の処理対象番組の設定としては、”全て”または”個別”を設定できる。個別が設定された場合、後述するように例えば録画予約時に、当該番組を自動振分けするか否か個別に設定できる。
【0023】
ステップS104では番組名に含まれる共通文字列の文字数を設定する。この文字数の設定には、番組名の全文字の設定も含まれる。ステップS105では番組のジャンルを設定する。このジャンルには、映画、音楽、ドラマ等が含まれる。ステップS104では番組の放送曜日が設定される。
【0024】
次に、自動振分け処理の個別設定について説明する。図4は本発明に係る予約リストの一実施形態を示す図である。
【0025】
ユーザが番組録画の予約を行う場合、CPU19はユーザ指示に応じて、図4のような予約リストをモニタ部22に表示する。この予約リストでは、録画予約された各番組について、番組名、放送チャンネル、自動振分けのON/OFF、ジャンル、放送日時が示されている。「BS」はBSデジタル放送、「地」は地上デジタル放送を示す。ユーザはリモコン等の操作により各項目内容を設定できる。尚、番組名は、放送チャンネル及び放送日時を元に、CPU19によりEPGを参照して自動的に設定される。
自動振分けのON/OFFは、番組の自動振分け録画、すなわち番組名に互いに同一の文字列を含む番組を同一のフォルダ内に保存する処理を行うか否かを示す。この項目がONに設定されると、CPU19は予約番組の録画時に、番組の自動振分け録画を実行する。このように本実施形態では、番組の自動振分け録画を行うか否かを、録画する各番組について設定することができる。
【0026】
次に、録画動作の一実施例を説明する。図5は予約された番組の録画時の動作を示すフローチャートである。
【0027】
予約された番組を録画する際にCPU19は、録画する番組の番組名と、例えば図2のステップS104のようにして設定された文字数だけ一致する文字列を含む番組名を有する録画済番組があるか判断する(S201)。該当する録画済番組がある場合(S201のYES)、CPU19は当該録画済番組を保存しているフォルダがあるか判断する(S202)。
【0028】
当該録画済番組を保存しているフォルダがある場合(S202のYES)、CPU19は録画する番組を該当フォルダに保存する(S203)。一方、当該録画済番組を保存しているフォルダがない場合(S202のNO)、CPU19はフォルダを作成し、録画する番組と、上記設定された文字数だけ一致する文字列を含む番組名を有する録画済番組とを、作成したフォルダに保存する(S203)。このようにCPU19は、録画する番組と前記録画済の番組を保存するためのフォルダが存在しない場合は、フォルダを新たに作成する。
【0029】
図6は予約された番組の録画時の動作の第2実施形態を示すフローチャートである。
【0030】
この第2実施形態では、番組をフォルダに保存する条件として、上記図5の実施形態に加え、番組のジャンル、放送曜日(あるいは放送開始時刻)が、録画する番組と前記録画済の番組で同一のとき、録画する番組と当該録画済の番組を同一のフォルダ内に保存する。
【0031】
先ずCPU19は、録画する番組と同じジャンルで同じ放送曜日(あるいは放送開始時刻)の録画済番組があるか判断する(S301)。該当する録画済番組がある場合(S301のYES)、CPU19は当該録画済番組の中に、設定された文字数だけ一致する文字列を含む番組名の録画済番組があるか判断する(S302)。該当する録画済番組がある場合(S302のYES)、CPU19は当該録画済番組を保存しているフォルダがあるか判断する(S303)。
【0032】
当該録画済番組を保存しているフォルダがある場合(S303のYES)、CPU19は録画する番組を該当フォルダに保存する(S304)。一方、当該録画済番組を保存しているフォルダがない場合(S303のNO)、CPU19はフォルダを新たに作成し、録画する番組と、上記設定された文字数だけ一致する文字列を含む番組名の録画済番組とを、作成したフォルダに保存する(S304)。
【0033】
次に、録画済番組の自動振り分けについて説明する。図7は録画済番組の自動振り分け動作の一実施形態を示すフローチャートである。本実施例では、複数の録画済み番組について、番組名に互いに同一の文字列を含む番組が同一のフォルダ内に保存される。尚、本実施形態では、番組予約時に各番組について、図4の実施形態で示したような自動振分けの設定は行われていない。
【0034】
録画済番組の自動振り分けが、ユーザによりリモコン等により指示されると、CPU19は図8に示すような録画リスト(録画済番組のリスト)をモニタ部22に表示する(S401)。ここで、ユーザがリモコンの例えば黄ボタンを押して録画済番組の自動振分けを指示すると(S402のYES)、CPU19は図9に示すような自動振分け処理の実行確認画面をモニタ部22に表示する。
【0035】
ここでユーザから「YES」が入力されると、CPU19は録画済番組の自動振分けを実行する(S405)。この結果、図8の録画リストは、図10のような自動振分け後の録画リストに変わる。この自動振分けでは、図8に示した番組名「陽だまりの中で」という3つの録画済番組が1つのフォルダに保存され、番組名「今夜もポップス」という録画済番組が他のフォルダに保存されている。
【0036】
以上説明したように本発明の実施形態によれば、同じ名前の録画番組を自動的に一つのフォルダに分類して保存できる。その結果、目的の録画済み番組を探し易くなる。特に、連続ドラマの場合など、視聴したい回(曜日)の番組をすぐに探すことができる。また、連続ドラマや毎週録画している番組などは、全てフォルダごとに保存されるので、録画済番組リストが雑然とせず見易いものとなる。更に、フォルダ外に保存されている録画済番組も見つけ易くなる。
【0037】
尚、録画する番組はチューナ13で受信したデジタル放送番組に限らず、例えばネットワークI/F16を介して受信されたLAN HDD等の機器からの映像コンテンツでも本発明が適用できることは明らかである。
【0038】
以上の説明はこの発明の実施の形態であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明が適用される録画再生装置10の構成を示すブロック図である。
【図2】番組をフォルダに保存するための条件を設定するフローチャートである。
【図3】本発明に係る自動振分けの条件設定メニューの一例を示す図である。
【図4】本発明に係る予約リストの一実施形態を示す図である。
【図5】予約された番組の録画時動作を示すフローチャートである。
【図6】予約された番組の録画時動作の第2実施形態を示すフローチャートである。
【図7】録画済番組の自動振り分け動作の一実施形態を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る録画済番組のリストの一例を示す図である。
【図9】本発明に係る自動振分け処理の実行確認画面の一例を示す図である。
【図10】本発明に係る自動振分け済みの録画リストの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0040】
12…デコーダ、13…チューナ、14…エンコーダ、15…信号処理部、16…ネットワークインターフェース、17…ハードディスクドライブ、18…メモリ、19…CPU、20…操作部、28…リモコン。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎


【公開番号】 特開2008−11432(P2008−11432A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−182333(P2006−182333)