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【発明の名称】 画像処理パラメータ生成方法、画像処理装置の制御方法、画像処理装置及び情報処理装置
【発明者】 【氏名】吉田 明光

【要約】 【課題】画像処理に関するパラメータに対して、作成者情報を付加し、画像処理パラメータを保護することを可能にする。

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置による画像処理パラメータの生成方法であって、
撮像装置より得られた撮影データに対して行なう画像処理に用いる画像処理パラメータを生成する第1生成工程と、
前記第1生成工程で生成された画像処理パラメータに関して、前記画像処理パラメータの作成者に関する情報を生成する第2生成工程と、
前記画像処理パラメータに前記作成者に関する情報を付加して記録する記録工程とを備えることを特徴とする画像処理パラメータ生成方法。
【請求項2】
前記作成者に関する情報を利用者に入力させるためのユーザインターフェースを提供する提供工程を更に備え、
前記第2生成工程は、前記ユーザインターフェースを介して入力された内容に基づいて前記作成者に関する情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理パラメータ生成方法。
【請求項3】
前記作成者に関する情報は、対応する画像処理パラメータの著作者名と、第3者による当該画像処理パラメータの利用の制限を示す情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理パラメータ生成方法。
【請求項4】
前記利用の制限とは、画像処理パラメータの利用の禁止、画像処理パラメータを編集して新たな画像処理パラメータを生成することの禁止、画像処理パラメータの調整に関する制約の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項3に記載の画像処理パラメータ生成方法。
【請求項5】
外部装置から取得した画像処理パラメータファイルを格納手段に格納する格納工程と、
前記格納手段に格納されている画像処理パラメータファイルの一つをユーザに選択させる選択工程と、
選択された画像処理パラメータファイルから利用制限を示す情報を取得する取得工程と、
前記利用制限を示す情報により撮影データの処理への利用が許可されている場合に、前記選択された画像処理パラメータファイルの画像処理パラメータを用いて撮影データを処理する画像処理工程とを備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項6】
前記取得工程で取得された情報を、表示器に表示させる表示工程を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置の制御方法。
【請求項7】
前記選択された画像処理パラメータファイルの画像処理パラメータを調整する調整工程を更に備え、
前記利用制限が画像処理パラメータの調整に関する制限を含む場合に、前記調整工程は、当該制限の範囲でユーザによる調整を可能にすることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置の制御方法。
【請求項8】
撮像装置より得られた撮影データに対して行なう画像処理に用いる画像処理パラメータを生成する第1生成手段と、
前記第1生成手段で生成された画像処理パラメータに関して、前記画像処理パラメータの作成者に関する情報を生成する第2生成手段と、
前記画像処理パラメータに前記作成者に関する情報を付加して記録する記録手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
外部装置から取得した画像処理パラメータファイルを格納する格納手段と、
前記格納手段に格納されている画像処理パラメータファイルの一つをユーザに選択させる選択手段と、
選択された画像処理パラメータファイルから利用制限を示す情報を取得する取得手段と、
前記利用制限を示す情報により撮影データの処理への利用が許可されている場合に、前記選択された画像処理パラメータファイルの画像処理パラメータを用いて撮影データを処理する画像処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項10】
請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理パラメータ生成方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
【請求項11】
請求項10に記載された制御プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理に利用される画像処理パラメータの生成に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、急速に普及しつつあるデジタルカメラは、画像をデジタルデータとして記録することから、画像の管理や加工が容易であることが大きな特徴である。しかし、その一方で、デジタルデータは痕跡を残さない合成等の改ざんを行なうことも容易であるため、撮影されたデジタル画像の証拠としての信頼性が問題となる場合がある。更に、デジタルデータは、複製・配布が極めて容易であるため、画像の作成者(著作権者)の権利が十分に保護されないという問題もある。そこで、近年、デジタルカメラで記録されたデジタルデータに、デジタルデータが改変されていないことを検証するための検証データを付加する機能を有するデジタルカメラが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
一方、一般に、デジタルカメラは、デジタルデータの加工性を利用して画像処理により撮影と同時に画像を加工する機能を持つ。画像処理は設定されている画像処理パラメータに応じてその処理内容を変更することができるので、デジタルカメラでは様々な画像処理を実行することができる。この種のデジタルカメラにおいては、予め用意されている動作モードに応じた画像処理パラメータのみならず、利用者の好みにより自由に作成した画像処理パラメータを設定可能なものが提案されている(特許文献2参照)。このようなデジタルカメラによれば、利用者の所望とする色再現を実現することが可能な画像処理システムが提供される。特にRAWデータは、撮像素子から得られた電気信号をデジタル化したものであり、ホワイトバランス等の画像処理が施されていないので、画像処理パラメータを選択的に用いることで利用者の好みの色再現を実現させることが容易である。
【特許文献1】特開平9−200730号公報
【特許文献2】特開2005−101828号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
RAWデータを処理するための画像処理パラメータは、利用者が独自に作成して、RAWデータに適用することができる。そして、そのような画像処理用のパラメータを他人に用いられないようにしたり、他人の利用に関して制限を設けたりしたいという要望がある。しかしながら、一般に、デジタルカメラで取得されたRAWデータに対して画像処理を施すための画像処理パラメータに、パラメータ作成者に関する情報を付加することは考慮されていない。このため、作成者固有の画像処理パラメータの内容が適切に保護されないという課題があった。
【0005】
本発明は、利用者が作成した画像処理パラメータに対して作成者に関する情報を付加することによって作成者固有の画像処理パラメータの内容を保護することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本発明による、情報処理装置による画像処理パラメータの生成方法は、
撮像装置より得られた撮影データに対して行なう画像処理に用いる画像処理パラメータを生成する第1生成工程と、
前記第1生成工程で生成された画像処理パラメータに関して、前記画像処理パラメータの作成者に関する情報を生成する第2生成工程と、
前記画像処理パラメータに前記作成者に関する情報を付加して記録する記録工程とを備える。
【0007】
又、本発明の他の態様による画像処理装置の制御方法は、
外部装置から取得した画像処理パラメータファイルを格納手段に格納する格納工程と、
前記格納手段に格納されている画像処理パラメータファイルの一つをユーザに選択させる選択工程と、
選択された画像処理パラメータファイルから利用制限を示す情報を取得する取得工程と、
前記利用制限を示す情報により撮影データの処理への利用が許可されている場合に、前記選択された画像処理パラメータファイルの画像処理パラメータを用いて撮影データを処理する画像処理工程とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明のような構成とすれば、画像処理パラメータの不正使用の防止が可能になるため画像処理パラメータの作成者固有の画像処理パラメータの内容を保護することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態では、画像処理装置としてデジタルカメラを用いる。
【0010】
デジタルカメラ10は、撮影光学系101とカラーチップフィルタ102、撮像素子103を備える。本実施形態では、撮像素子103として例えばCCDを用い、その撮像面上に例えばRGB3原色のカラーチップフィルタ102が設けられた構成が用いられる。即ち、本実施形態のデジタルカメラ10は、単板方式でカラー撮影を行う。撮影光学系101により撮像素子103の撮像面に結像された光学的被写体像は撮像素子103により光電変換される。光電変換により得られた信号は、撮像素子103から読み出されてアナログ信号処理を受け、A/D変換器104に供給される。A/D変換器104は、撮像素子103から供給された信号をデジタル信号に変換し、これをRAWデータとしてメモリ105に保存する。
【0011】
画像処理部106は、メモリ105に保存されたRAWデータに対し、ホワイトバランス補正処理、色補間処理、マトリクス変換、ガンマ処理等を施し、処理結果を画像データとして出力する。画像処理部106がこれらの処理の実効に際して使用する画像処理パラメータは、画像処理パラメータ保持部107に保持されている。画像処理パラメータ保持部107は複数種類の画像処理パラメータを保持している。尚、画像処理パラメータは図6により後述するデータ構成の画像処理パラメータファイルとして画像処理パラメータ保持部107に保持されている。画像処理パラメータ選択部113は、画像処理部106で使用すべき画像処理パラメータを画像処理パラメータ保持部107から選択する。更に、デジタルカメラ10では、選択された画像処理パラメータは画像処理パラメータ調整部108により必要に応じて調整され得る。
【0012】
画像処理パラメータ保持部107には、デジタルカメラ10の出荷時に予め設定された画像処理パラメータや、データ入出力部109を通して外部装置より入力された画像処理パラメータが保持される。尚、以下では、デジタルカメラ10の出荷時にメーカが予め設定、登録された画像処理パラメータをプリセットパラメータという。又、外部装置より入力された画像処理パラメータをユーザセットパラメータという。ユーザセットパラメータは、外部装置(画像処理パラメータ生成部20(PCアプリケーションソフト))により生成された画像処理パラメータである。又、ユーザセットパラメータには、カメラメーカやプロカメラマン等がインターネットを通してWeb上で配布、提供しておいたものも含まれる。
【0013】
圧縮処理部110は、記録モード選択部114により選択された記録モードに応じた圧縮処理を画像データに対して施す。例えば、記録モード選択部114によりRAWモードが選択されているときは、RAWデータに対してハフマン符号化などの可逆圧縮処理を行なう。一方、記録モード選択部114によりJPEG(Joint Picture Experts Group)モードが選択されているときは、画像処理部106より出力される画像データに対してJPEG圧縮処理を行なう。圧縮処理部110により圧縮処理されたデータは記録媒体111に記録される。ユーザは記録モード選択部114を操作して所望の記録モードを設定することができる。尚、本明細書では、RAWデータに画像処理(現像処理)を施したデータを画像データと称する。又、本明細書では、デジタルカメラ10によって得られるRAWデータや画像データ等を総称して撮影データということにする。
【0014】
次に、画像処理パラメータ生成部20の構成について図2を用いて説明する。画像処理パラメータ生成部20は、例えば汎用のパーソナルコンピュータに、以下に説明する機能を実現させるための制御プログラムを導入することにより実現され得る。本実施形態の画像処理パラメータ生成部20は、複数の色パッチを含む色票の撮影データと、当該色票の各色パッチに対して指定された目標色(ターゲットデータ)とを用いて画像処理パラメータを決定する。画像処理パラメータ生成部20はデータ入出力部201を介して、デジタルカメラ10から撮影データを入力することができる。例えば、デジタルカメラ10が色票30を撮像して得られたRAWデータ(可逆圧縮されている)は、データ入出力部201を介して画像処理パラメータ生成部20に入力される。本実施形態の色票30には、図3に示されるように、色の再現性の判断や分析などを目的とした24色の色パッチP01〜P24が配列されている。例えば、色票30は、グレタグマクベス社のColorChecker等のように、全ての色相を網羅し、グレーの階調も有する色パッチにより構成されている。尚、本実施形態の色票30は24色の色パッチP01〜P24により構成されているが、この限りではなく、種々の色相や階調の組み合わせに応じた数の色パッチが配列された構成でもよい。
【0015】
データ入出力部201は、デジタルカメラ10と通信することにより撮影データや画像処理パラメータを送受信することができる。より具体的には、データ入出力部201は、デジタルカメラ10のデータ入出力部109を介して、デジタルカメラ10と通信を行なう。データ入出力部109と201の間の通信としてはUSB等が挙げられる。又、データ入出力部201は、PCアプリケーションを介して外部装置等からのターゲットデータの入力や、インターネット等を介した画像処理パラメータの受信等を実現する。ここで、ターゲットデータとは、デジタルカメラ10において所望の画像処理特性を実現するための画像処理パラメータを、画像処理パラメータ生成部20が生成するために用いる色目標値である。ターゲットデータの入力については、図7のステップS206の説明において後に詳述する。また、データ入出力部201は、利用者からの入力を受け付けるための、キーボードやマウス等の入力装置としての機能を更に備えるものとする。
【0016】
画像処理部202は、後述する画像処理パラメータ保持部206に格納された画像処理パラメータのうちの、現在選択中のデジタルカメラ10に関連付けられた画像処理パラメータを参照する。そして、画像処理部202は、平均値算出部203が出力する各色パッチ毎のRAWデータのRGB平均値に対して、現在選択中のデジタルカメラ10の内部処理と同等の画像処理を行ない、画像データを生成する。即ち、画像処理部202は複数のデジタルカメラの各々の画像処理部106と同等の画像処理を実行可能であり、選択されたデジタルカメラの画像処理部106と同等の画像処理を選択的に実行する。尚、デジタルカメラの選択は、表示部208に表示したデジタルカメラの一覧から所望のデジタルカメラをユーザが指定することにより行ってもよいし、データ入出力部201を介して接続中のデジタルカメラから機種情報を取得することにより行ってもよい。
【0017】
画像処理部202の具体的な処理の一例について図4を用いて説明する。図4は、画像処理部202における画像処理例を示すフローチャートである。ステップS101〜ステップS103において、それぞれガンマ変換1、3×20マトリクス演算、ガンマ変換2の処理をRAWデータに対して行なう。尚、ガンマ変換1は、例えば線形的なガンマ変換処理である。マトリクス演算は、X×Yマトリクス、即ちX行Y列のフィルタを用いたマトリクス演算処理である。ステップS102では3×20のフィルタを用いたマトリクス演算が実行される。ガンマ変換2は、例えばガンマカーブに応じたガンマ変換処理である。選択された画像処理パラメータにより、上記各ステップにおける処理内容(ガンマ変換1,2の変換テーブルやマトリクス演算に用いられるマトリクス)が決定される。
【0018】
平均値算出部203は、データ入出力部201から入力される図3に示すような色票30のRAWデータから、パッチP01〜P24の各々のRGB平均値を算出する。尚、色票30のフォーマット情報(各パッチの配置位置等)は予め入力データ/ターゲットデータ保持部207に保持されており、平均値算出部203はこのフォーマット情報を用いて各パッチの画素データを自動的に抽出し、RGB平均値を算出する。尚、本実施形態においては、平均値算出部203が出力する各パッチのRGB平均値に対して、画像処理部202は図4のフローチャートにより上述した画像処理を行ない、更にCIELABで規定されるデータに変換する。以下、この変換後のデータを入力パッチデータという。
【0019】
変更部204は、画像処理部202から入力される入力パッチデータと、ターゲットデータをCIELABで規定される色空間a平面上にプロットした、図5に示すようなターゲットデータ変更画面を表示部208に表示する。このターゲットデータ変更画面はGUIを構成しており、利用者が必要に応じて画面上で好みの色になるようにターゲットデータの値を調整することができる。また、変更部204は、利用者がターゲットデータ変更画面においてターゲットデータを変更した場合は、これをターゲットデータに反映する。
【0020】
図5は、変更部204が表示部208に表示するターゲットデータ変更画面の表示例を示す図である。図5に示すように、a平面上の○印(丸マーク)は各色パッチP01〜P24の入力パッチデータを示し、△印(三角マーク)はターゲットデータを示すものである。これにより、各パッチにおける入力パッチデータとターゲットデータのずれを確認することができる。例えば、ある色パッチの入力パッチデータ402に対してターゲットデータ401が図5に示すように異なる位置に表示されている場合に、利用者は、ポインタ403により、ターゲットデータ401の位置を変更することができる。例えば、ポインタ403をターゲットデータ401の表示位置へ移動し、ドラッグアンドドロップ操作により、平面状の所望の位置にターゲットデータ401を移動することができる。このように、ターゲットデータの位置をポインタ403で変更することができるようなGUIを変更部204が提供することで、利用者はターゲットデータ変更画面上で視覚的にターゲットデータのLAB値を変更することができる。尚、ポインタ403は、例えばデータ入出力部201が備えるマウスの動きに応じて移動する矢印である。
【0021】
尚、本実施形態においては、CIELABで規定された色空間のa平面に入力データとターゲットデータをマッピングしているが、この限りではない。例えば、CIELABで規定された空間の、L平面、L平面のいずれかにマッピングしたものを表示してもよいし、他の種類の色空間にマッピングしてもよい。
【0022】
画像処理パラメータ最適化部205は、画像処理部202で用いた画像処理パラメータを最適化する。例えば、画像処理パラメータ最適部205は、DLS法(減衰最小二乗法)等を用いて各色パッチP01〜P24における上述した入力パッチデータと変更後のターゲットデータとの色差が最小となるように画像処理パラメータを最適化する。
【0023】
入力データ/ターゲットデータ保持部207は、平均値算出部203が各色パッチP01〜P24に対して算出した、上記入力パッチデータの元となるRGB平均値を入力RGBデータとして保持するとともに、利用者が設定したターゲットデータを保持する。表示部208は、データ入出力部201から読み込んだ撮影データに対して画像処理部202が色処理した後の画像データ等を表示する。尚、表示部208は、例えば、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置を有する。又、そのような表示装置としては、カラーマネジメントシステムに対応するなどにより、適正に色を再現できるものが好ましい。
【0024】
作成者情報作成部209は、利用者が作成した画像処理パラメータ(例えば、画像処理パラメータ最適化部205により最適化された画像処理パラメータ)を作成した作成者の著作権的な情報(以下、作成者情報とする)を作成し、画像処理パラメータに付加する。図6は、画像処理パラメータ生成部20において作成される画像処理パラメータファイル50のデータ構成例を示す図である。パラメータ名称格納領域51は、利用者が作成した画像処理パラメータの特徴、撮影シーン、被写体のテーマ等を表すための文字列(例えば『人肌きれい』等)を格納する領域である。作成者情報格納領域52には、画像処理パラメータの作成者に関する情報等が格納される。作成者情報格納領域52は、作成者名格納領域53、変更履歴情報格納領域54、使用条件格納領域55を含む。作成者名格納領域53には、画像処理パラメータの作成者名が格納される。変更履歴格納領域54には、画像処理パラメータがどのように作成されたかを示す変更履歴が格納される。使用条件格納領域55には画像処理パラメータの使用条件に関する情報が格納される。画像処理パラメータ格納領域56には当該画像処理パラメータが格納される。
【0025】
尚、使用条件格納領域55には、例えば、利用可否情報55a、編集可否情報55b、調整可否情報55cが保持される。利用可否情報55aは、当該画像処理パラメータを作成者以外の第3者が利用することを許可するか否かを示す。編集可否情報55bは、当該画像処理パラメータの第3者による編集の制限を規定する。更に、調整可否情報55cは、当該画像処理パラメータの調整に関する制限(調整範囲)を規定する。このように、作成者情報は当該画像処理パラメータの利用を制限するための情報として用いられ得る。
【0026】
次に、画像処理パラメータ生成部20による画像処理パラメータの生成処理について図7を用いて具体的に説明する。
【0027】
まず、ステップS201において、データ入出力部201は、デジタルカメラ10よりデータ入出力部109を介して撮影データを読み込む。尚、本実施形態においては、色票30のRAWデータが読み込まれるものとする。次に、ステップS202において、平均値算出部203は、画像入出力部201が読み込んだRAWデータの色パッチP01〜P24の各々のRGB平均値を求める。次にステップS203において、画像処理部202は、画像処理部202によって参照されるべくユーザ選択された画像処理パラメータが、プリセットパラメータであるかユーザセットパラメータであるかを判断する。
【0028】
ユーザセットパラメータであると判断された場合にはステップS203からステップS204へ処理を進める。ステップS204において画像処理部202は、その画像処理パラメータが編集可能であるか否かを編集可否情報55bをもとに判断する。当該画像処理パラメータが編集できないと判断された場合は、画像処理パラメータの生成処理を中止する。ステップS204において編集可能であると判定された場合は、ステップS205へ進む。ステップS205において、画像処理部202は、画像処理部202によって参照されるべくユーザ選択された画像処理パラメータを用いて、平均値算出部203が算出したRGB平均値に対して画像処理を行なう。更に、画像処理部202は、色処理後のRGBデータ(以下、色処理後データという)をIEC61966−2−1で規定されるsRGBと仮定し、白色点をD65と仮定してCIELAB形式の変更部204に対する入力パッチデータを算出する。尚、IECとはInternational Electrotechnical Commissionのことである。尚、上記画像処理部202によって参照されるべくユーザ選択された画像処理パラメータの代わりに、RAWデータに付加されていた画像処理パラメータを利用することも可能である。
【0029】
次に、ステップS206において、画像処理パラメータ生成部20にデジタルカメラ10で撮影した色票30の各色パッチP01〜P24に対するターゲットデータを入力する。或は、例えば色票30の各色パッチ自体を小型分光光度計などで測色して得たCIELAB形式の色データをターゲットデータとしてもよい。尚、本実施形態のターゲットデータのデータ形式は、上述した入力パッチデータと同様のデータ形式(本例ではCIELAB形式)の色データである。ターゲットデータの入力は、PCアプリケーションを介して図5に示したターゲットデータ変更画面から入力しても良いし、データファイルとして入力しても良い。また、ターゲットデータは、先に算出した入力パッチデータと同じであっても良く、入力パッチデータをターゲットデータ変更画面で変更することによって入力しても良い。
【0030】
次に、ステップS207において、変更部204は、ステップS205で画像処理部202が算出した入力パッチデータと、ステップS206でデータ入出力部201より入力されたターゲットデータを表示部208に表示する。この際、変更部204は、図5で示したようなターゲットデータ変更画面を表示部208に表示する。変更部204は、利用者によるターゲットデータの編集操作(図5の△マークの移動操作)を受け付ける。そして、編集後(移動後)の△マークの位置で定まるLAB値を編集後のターゲットデータとする。このとき、利用者は、好みによってたとえば肌色を示すターゲットデータの赤味を強めたり、空の青色を示すターゲットデータの青味を強めたりすることができる。
【0031】
次に、ステップS208において、画像処理パラメータ最適化部205は、入力パッチデータと編集後のターゲットデータの色差に応じた色処理パラメータの最適化処理を行なう。より具体的には、各色パッチデータに対して最適化後の画像処理パラメータを用いて画像処理部202と同様の処理を行ない色処理後データ(Ri、Gi、Bi)(i=1〜24)を算出する。ここで、iは各色パッチP01〜P24の識別番号(ID)である。次に、この色処理後データをCIELAB空間に変換したデータ(L*i、a*i、b*i)と、ターゲットデータ(L*Ti、a*Ti、b*Ti)との色差Eiを評価関数とする。そして、全ての色パッチにおける評価関数Eiの値を加算して全体の評価関数Eの値を以下の式により算出する。
【0032】
【数1】


【0033】
次に、画像処理パラメータ最適化部205は、各色パッチの画像処理後データ(L*i、a*i、b*i)と対応するターゲットデータ(L*Ti、a*Ti、b*Ti)との色差Eiが全体として最小になるように画像処理パラメータを最適化する。この最適化には、例えば、DLS法(減衰最小二乗法)等を用いることができる。即ち、画像処理パラメータ最適化部205は、式1の評価関数Eの値が最小になる画像処理パラメータを求めることで、画像処理パラメータを最適化する。また、画像処理パラメータ最適化部205が利用する評価関数は、上述した式1で求める評価関数Eに限らず、各色パッチP01〜P24に重みを個別に設定して求める評価関数Eであっても良い。そのときの重み値をwiとすると、パラメータ最適化部205は、評価関数Eの値を以下の式により算出する。
【0034】
【数2】


【0035】
次に、ステップS209において、画像処理パラメータ最適化部205は、各色パッチの毎の評価関数Ei及びその合計値である評価関数Eの値を図8に示すような一覧で表示部208に表示する。更に、画像処理パラメータ最適化部205が最適化した画像処理パラメータを用いて画像処理部202は、撮影データに対して画像処理を行なう。これにより、画像処理パラメータ生成部20は、画像処理後の画像(色票30の画像)を表示部208に表示する。
【0036】
以上により利用者は、各色パッチにおいて最適化後の画像処理パラメータを利用して画像処理した場合の入力データとターゲットデータの色差を図8に示す一覧表示801により確認することができる。又、更に、画像の表示により各色パッチが所望の色で再現されているかを確認することができる。本例の、一覧表示801では、各色パッチのターゲットデータ、最適化後の画像処理パラメータで各色パッチのRAWデータを処理して得た入力データ(以下、最適化後入力データ)、重み値wi、評価関数Ei、色相角(色差)がID順に一覧表示される。又、評価関数Eの値も表示(803)されている。又、図8の表示例では、一覧に24個全ての色パッチのデータを表示しきれない場合に、表をスクロールするためのスクロールバー802が設けられている。図8のように、表示部208に表示することで、利用者はターゲットデータに応じた色処理パラメータとなるよう十分な最適化がなされたか否かを判断することが容易となる。
【0037】
次に、利用者は、ステップS209で表示部208に表示された一覧画面60および色票30の画像を確認することで、最適化を終了するか否かを判断して画像処理パラメータ生成部20へ最適化の継続または終了を指示する。最適化終了/継続の指示は最適化終了ボタン804又は継続ボタン805をポインタ806により選択することでなされる。ステップS210において、画像処理パラメータ生成部20は、この指示に応じて最適化の継続または終了を判断する。ここで、利用者の指示が最適化の継続である場合(ステップS210のNO)には、画像処理パラメータ生成部20は、ステップS207へ戻り、再び利用者にターゲットデータの編集を促す画面に遷移する。また、利用者の指示が最適化の終了である場合(ステップS210のYES)には、画像処理パラメータ生成部20は、図10のステップS301に進む。尚、利用者からの指示(ポインタ操作)は例えばデータ入出力部201から入力される。
【0038】
次に、ステップS210までで作成した画像処理パラメータに対して、作成者情報を付加する際の処理を図9、図10を用いて説明する。
【0039】
作成者情報作成部209は、まず、図9に示すようなユーザインターフェースを表示部208に表示し、ユーザに画像処理パラメータの作成者情報を設定させる。ユーザは、フィールド1101に当該画像処理パラメータの名称を、フィールド1102に当該画像処理パラメータの作成者氏名を入力することができる。これらの情報は、それぞれ画像処理パラメータファイルのパラメータ名称格納領域51、作成者名格納領域53に格納されることになる。又、図9によれば、利用可否、編集可否、調整可否を設定するためのインターフェース(1103,1104,1105)が提供されている。編集可否(1104)の設定に関しては、更に、2次配布の可否を設定するインターフェース1108が提供さている。又、調整可否の設定においては、調整可能な項目を選択可能とする「一部可」が選択可能である。調整可否において「一部可」が選択された場合、本実施形態では、「シャープネス」、「コントラスト」、「色の濃さ」、「色合い」から所望の項目(複数設定可)を調整可能項目として選択できる(1106)。以上のような、図9に示すユーザインターフェースから作成者や利用制限に係る各項目が設定され、設定ボタン1107が押される(クリックされる)と、図10のフローチャートにより示される処理が開始される。
【0040】
図10は、作成された画像処理パラメータに対して、図9のユーザインターフェースを用いて設定された作成者情報を設定する処理を説明するフローチャートである。まず、ステップS301において、作成した画像処理パラメータに対して、フィールド1101に設定された名称をパラメータ名称格納領域51に格納する。パラメータ名称としては、例えば、『人肌きれい』、『空鮮やか』等といったその画像処理パラメータの特長を表すような名称を設定するのがよい。次に、ステップS302において画像処理パラメータの作成者の名前(フィールド1102に設定された内容)を作成者名格納領域53に格納する。
【0041】
ステップS303において、利用可否(1103)の設定状態に従って利用可否情報55aを付加する。利用可否情報55aは、作成した画像処理パラメータが第3者によって使用されることを許可するかどうかについての情報である。次に、ステップS304において、編集可否(1104)の設定状態に従って編集可否情報55bを付加する。編集可否情報55bは、作成した画像処理パラメータを基にして新しい画像処理パラメータを作成することを許可するかどうかについての情報である。又、編集可であった場合には、2次配布(1108)を許可するか禁止するかの設定も編集可否情報55bとして登録される。2次配布とは、第3者が作成した画像処理パラメータをダウンロード等によって入手し、それをそのまま、あるいは、編集、加工して再配布することである。次に、ステップS305において、調整可否(1105)の設定状態に従って調整可否情報55cを付加する。調整可否情報55cは、画像処理パラメータがデジタルカメラ10に登録されて使用されるときに、画像処理パラメータの微調整を許可するかどうかについての情報である。ここで、微調整する項目とは、例えば、シャープネス、コントラスト、色の濃さ、色あい等である。尚、上述の「一部可」が設定された場合は、調整可能な項目を示す情報も調整可否情報55cとして登録されることになる。
【0042】
次に、ステップS306において画像処理パラメータの変更履歴を付加する。画像処理部202において入力パッチデータの作成に使用された画像処理パラメータが、プリセットパラメータであるか、第3者による編集を許可していて、且つ作成者が著作権を放棄しているユーザセットパラメータであるときには、履歴1の領域にユーザのパラメータ作成(変更)日時や変更内容(パラメータのうちの変更した項目)等に関する情報を追加記録あるいは上書きする。尚、著作権が放棄されているか否かは履歴の領域に放棄を表す旨の情報が記述されているものとする。入力パッチデータの作成に使用された画像処理パラメータが、編集可否情報において2次配布を禁止している場合には、履歴1に格納されているもともとのユーザのパラメータ作成(変更)日時や変更内容(パラメータのうちの変更した項目)等に関する情報は保持し、履歴2以降の領域に作成日時や変更内容等に関する情報を記録する。以上のような処理により、画像処理パラメータに対して作成者情報が付加される。
【0043】
次に、図1に示したデジタルカメラ10の動作について説明する。尚、デジタルカメラ10は、上記の如く画像処理パラメータ生成部20によって生成された画像処理パラメータファイルを画像処理パラメータ生成部20よりデータ入出力部109を介して受信することができる。そして、受信された画像処理パラメータファイルは画像処理パラメータ保持部107に格納されている。
【0044】
デジタルカメラ10を利用して撮影する際に、利用者は不図示の電源スイッチをオンする。これにより、起動したデジタルカメラ10の撮像素子103による撮像が行われ、RAWデータがメモリ105に保持される。画像処理部106は、画像処理パラメータ保持部107から、現在選択されている画像処理パラメータを読み出す。そして、画像処理部106は、読み出した画像処理パラメータを使用して、メモリ105に保持されたRAWデータに画像処理を施すことで表示用画像を生成し、表示部112に表示する。尚、表示部112への撮影データの表示は例えば1/30秒毎に更新される。従って、この場合、画像処理部106がRAWデータから表示用画像を生成する処理も1/30秒単位で行われることになる。
【0045】
次に、利用者は表示部112に表示される画像を見て、被写体の構図を決め、不図示のシャッターボタンを押すことで、撮影を行なう。シャッターボタンが押されると、画像処理部106は、RAWデータに対して上記読み出した画像処理パラメータを使用して、画像データを出力する。圧縮処理部110は、シャッターボタンが押されたタイミングで出力される撮影データ(RAWデータまたは上記画像データ)を、記録モード選択部114によって選択されている記録モードに応じて圧縮処理し、圧縮処理したデータを外部の記録媒体111へ記録する。
【0046】
尚、デジタルカメラ10で現在選択されている画像処理パラメータがユーザセットパラメータであった場合は、その作成者情報に応じて利用に制限が加わることになる。例えば、利用可否情報55aが第3者による利用を禁止している場合は、第3者はそのパラメータを画像処理部106の処理に利用することができない。或は、作成者情報により、画像処理パラメータの調整項目が制限を受ける。上述したように、画像処理パラメータの調整項目とは、例えばシャープネス、コントラスト、色の濃さ、色あい等である。
【0047】
画像処理パラメータの調整項目に関する制限について図11を用いて説明する。利用者が画像処理パラメータ選択部により所定の操作を行なうと、表示部112に図11の(a)に示すような画像処理パラメータの選択画面が表示される。画像処理パラメータに作成者情報が設定されているときには、画像処理パラメータの名称の右側に図11(a)に示すような作成者情報が設定されていることを示す「Info.」釦901が表示される。利用者が画像処理パラメータ選択部113を用いて「Info.」釦901を押すと、選択された画像処理パラメータの作成者に関する情報、例えば図6に示す作成者氏名(53)、使用条件に関する情報(55)等が表示部112に表示される。この様子を図11の(e)に示す。尚、利用可否情報55aにより第3者による利用が禁止されている場合は、図11の(a)に示すリストに掲載しないようにする、或は、「Info.」釦901を押した際に利用できない旨を通知するようにする。
【0048】
次に、利用者が画像処理パラメータ選択部113を用いて、利用したい画像処理パラメータを選択する。画像処理パラメータ調整部108により調整可能となる項目は、選択された画像処理パラメータの調整可否情報55cにより異なる。画像処理パラメータの調整可否情報55cには、画像処理パラメータの全項目が調整可能であるか、一部の項目が調整可能であるか或は全項目が調整不可であるかのいずれかの情報が入っている。全項目が調整可能であるときは、図11(b)のように表示部112に表示され、利用者が各項目の微調整を5段階で行なうことができる。一部の項目が調整可能であるときは、図11(c)のように調整できない項目がグレーアウトされる。全項目が調整不可であるときには、図11(d)のように全ての項目がグレーアウトされ、利用者による一切の調整が行なえなくなる。尚、調整項目の数が制限されることについて述べたが、調整項目の範囲が制限されるような情報を調整可否情報55cに設定できるようにしてもよい。このように一部あるいは全部の調整項目に対して制限を加えることで、画像処理パラメータの作成者が意図しない画像処理が行われることを防止することができる。
【0049】
又、本実施形態のデジタルカメラ10は、選択されている記録モードがRAW画像記録モードであるかJPEG画像記録モードであるかによって記録媒体111に撮影データを記録するときに付加する画像処理パラメータ情報を変化させる。尚、記録モードの選択は記録モード選択部114によりなされる。RAW画像記録モードが選択されている場合は、図6に示される画像処理パラメータのデータ構造を撮影データに対してそのまま付加させる。このようにすることで、画像処理パラメータの作成者の作成者情報が画像ファイルに対してそのまま引き継がれ、パソコンによってRAW画像の画像処理を行なう際にも画像処理パラメータの保護を行なうことができる。一方、JPEG画像記録モードが選択されている場合には、図6に示されるデータ構造から使用条件格納領域55に格納されている情報と画像処理パラメータ格納領域56に格納されている情報を除いたものを撮影データに付加させて記録する。このようにすることで、JPEG画像に対しては不要な情報を省くことができ、最小限のデータで使用された作成者固有の画像処理パラメータの保護を行なうことが可能になる。
【0050】
以上、実施形態を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0051】
尚、本発明は、ソフトウェアのプログラムをシステム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによって前述した実施形態の機能が達成される場合を含む。この場合、供給されるプログラムは実施形態で図に示したフローチャートに対応したプログラムである。
【0052】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0053】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
【0054】
プログラムを供給するための記録媒体としては以下が挙げられる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
【0055】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることが挙げられる。この場合、ダウンロードされるプログラムは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数の利用者に対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0056】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納して利用者に配布するという形態をとることもできる。この場合、所定の条件をクリアした利用者に、インターネットを介してホームページから暗号を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用して暗号化されたプログラムを実行し、プログラムをコンピュータにインストールさせるようにもできる。
【0057】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどとの協働で実施形態の機能が実現されてもよい。この場合、OSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
【0058】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれて前述の実施形態の機能の一部或いは全てが実現されてもよい。この場合、機能拡張ボードや機能拡張ユニットにプログラムが書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行なう。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】画像処理パラメータ生成部の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した色票の例を示す図である。
【図4】本実施形態の画像処理部によって実行される画像処理の例を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態の変更部が表示部に表示するターゲットデータ変更画面の表示例を示す図である。
【図6】本実施形態の画像処理パラメータ設定ファイルのデータ構成例を示す図である。
【図7】本実施形態の画像処理パラメータ生成部による画像処理パラメータの生成処理を示すフローチャートである。
【図8】各色パッチP01〜P24に関して最適化後の画像処理パラメータを利用して画像処理を行った場合の入力パッチデータとターゲットデータと、それらの色差の一覧表示例を示す図である。
【図9】画像処理パラメータの作成者情報を設定するためのユーザインターフェース例を示す図である。
【図10】画像処理パラメータに作成者情報を付加する処理を説明するフローチャートである。
【図11】画像処理パラメータの調整項目に関する、撮像装置における制限を説明する図である。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳

【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎

【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘

【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二


【公開番号】 特開2008−11413(P2008−11413A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−182183(P2006−182183)