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【発明の名称】 コンテンツ配信方法と情報記録再生装置
【発明者】 【氏名】平良 和彦

【氏名】三村 英紀

【要約】 【課題】ディレクトリがDVD用であるのかの判断をする必要が無く、管理が容易であり、DVDディスクイメージを選択するメニュー画面を容易に構築できるようにする。

【構成】ネットワークを介して、コンテンツに関するメタデータファイル及びコンテンツ画像ファイルによるコンテンツ情報と、前記コンテンツとしての複数ファイルを取り込む第1の手段と、前記コンテンツ情報を用いて、情報記憶媒体の特定ディレクトリ(フォルダ)下にコンテンツ毎にサブディレクトリを作成する第2の手段と、作成した前記サブディレクトリに、前記複数ファイルを格納する第3の手段と、を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して、コンテンツに関するメタデータファイル及びコンテンツ画像ファイルによるコンテンツ情報と、前記コンテンツとしての複数ファイルを取り込む第1の手段と、
前記コンテンツ情報を用いて、情報記憶媒体の特定ディレクトリ(フォルダ)下にコンテンツ毎にサブディレクトリを作成する第2の手段と、
作成した前記サブディレクトリに、前記複数ファイルを格納する第3の手段と、
を有したことを特徴とする情報記録再生装置。
【請求項2】
さらに、配信サーバーが管理しているコンテンツリストを要求し、前記コンテンツリストが配信されたとき、当該コンテンツリストを表示する手段を有することを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項3】
前記コンテンツは、それぞれDVDディスクイメージのコンテンツであり、このコンテンツを構成するデータ構造のサイズ情報を格納したコンテンツ・ヘッダを有することを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項4】
前記第3の手段は、
前記コンテンツ・ヘッダの情報を利用して、ダウンロードしたDVDディスクイメージのコンテンツを、DVDビデオ管理情報であるビデオマネージャを基点として、1つ以上のビデオタイトルセットとの配置関係を保持して情報記憶媒体に記録する手段を含む
ことを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
【請求項5】
インターネットを介して情報を送信する配信方法において、
コンテンツとしての複数のファイルをコンテンツリストで管理し、さらに前記複数のファイルに付随してメタデータファイル及びコンテンツ画像ファイルによるコンテンツ情報を管理する管理手段を有し、前記管理手段は、
受信側から前記コンテンツリストの要求信号があると前記コンテンツリストを送出し、
前記受信側から前記コンテンツリストの中から選択されたコンテンツのコンテンツ情報の要求信号があると、該当するコンテンツ情報を送出し、
前記受信側から前記コンテンツ情報に基づいて、コンテンツの要求信号があると、該当するコンテンツのファイルを送出する
ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
【請求項6】
前記送出されるコンテンツのファイルは、DVDディスクイメージのコンテンツであり、このコンテンツを構成するデータ構造のサイズ情報を格納したコンテンツ・ヘッダを有することを特徴とする請求項5記載のコンテンツ配信方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、コンテンツ配信方法と情報記録再生装置に関し、例えばデジタルバーサタイルディスク(DVD)規格のコンテンツを配信する、また配信されたコンテンツを記録再生する技術に係わるものである。
【背景技術】
【0002】
DVD規格に基づいた情報記録再生装置が普及し、また、記録再生されるコンテンツをサーバーから提供する方法も検討されている。サーバーを利用してコンテンツを提供する技術としては、例えば特許文献1に記載された技術がある。
【0003】
一方、配信を受けた情報記録再生装置の記録媒体においてデータ管理を行なうためには、通常はルートディレクトリを利用する方法が採用される(例えば特許文献2)。この文献2では、従来のDVDディスクイメージをルートディレクトリ直下に複数格納することが開示されている。しかし、どのディレクトリがDVD用のディスクなのかを判断するには、別ディレクトリに格納されたコンテンツテーブル(CTAB)を取得し、ディレクトリ毎に判定しなければならない。
【0004】
このように、データ管理を行なうための仕組みは、複雑になるとそれだけ処理機能に負担がかかり、さらなる改良が望まれる。
【特許文献1】特開2004−312414号
【特許文献2】特開2001−258009号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明に係る実施の形態は、特定のディレクトリ(VIDEO_DC)内のサブディレクトリにて複数の受信コンテンツを管理することで、いちいちディレクトリがDVD用であるのかの判断をする必要が無く、管理が容易なコンテンツ配信方法と記録再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、複数の受信コンテンツ(DVDディスクイメージ)を一枚のディスクに格納するようにし、コンテンツ毎のコンテンツ情報を格納したメタデータファイル及びコンテンツ代表画像を格納した画像ファイルを一緒に配信側から提供してもらうことで、複数のDVDディスクイメージを選択するメニュー画面を容易に構築できるようにしたコンテンツ配信方法と記録再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、上記の課題を解決するために、ネットワークを介して、コンテンツに関するメタデータファイル及びコンテンツ画像ファイルによるコンテンツ情報と、前記コンテンツとしての複数ファイルを取り込む第1の手段と、前記コンテンツ情報を用いて、情報記憶媒体の特定ディレクトリ(フォルダ)下にコンテンツ毎にサブディレクトリを作成する第2の手段と、作成した前記サブディレクトリに、前記複数ファイルを格納する第3の手段と、を有したことを特徴とする。また配信方法としては、コンテンツとしての複数のファイルをコンテンツリストで管理し、さらに前記複数のファイルに付随してメタデータファイル及びコンテンツ画像ファイルによるコンテンツ情報を管理する管理手段を有し、前記管理手段は、受信側から前記コンテンツリストの要求信号があると前記コンテンツリストを送出し、前記受信側から前記コンテンツリストの中から選択されたコンテンツのコンテンツ情報の要求信号があると、該当するコンテンツ情報を送出し、前記受信側から前記コンテンツ情報に基づいて、コンテンツの要求信号があると、該当するコンテンツのファイルを送出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記の手段により、いちいちディレクトリがDVD用であるのかの判断をする必要が無く、管理が容易である。また、コンテンツ毎のコンテンツ情報を格納したメタデータファイル及びコンテンツ代表画像を格納した画像ファイルを一緒に配信側から提供してもらうことで、複数のDVDディスクイメージを選択するメニュー画面を容易に構築できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明が適用された実施例の記録再生装置を示すブロック図である。記録再生装置は、基本的に、記録ブロック10、制御ブロック20及び再生ブロック30から構成される。
【0010】
ダウンロードするDVDコンテンツは、配信側サーバー100からインターネット101を経由し、ブロードバンドネットワーク上で、ルーター102を通り、記録ブロック10に送られる。
【0011】
記録ブロック10内には、ネットワーク制御部103が、配信側サーバー100とのデータ授受において、ネットワークプロトコルの制御及びセキュリティの確保を行う。ネットワーク制御部103の制御により、ダウンロードしたDVDコンテンツは、ディスクイメージとして、一旦データキャッシュ104に格納される。この時、データ容量が大きい場合には、ハードディスクドライブ(HDD)など記録媒体に一時的に記録する(図示せず)。データキャッシュ104に格納されたDVDコンテンツは、データフォーマッタ部105により、DVDフォーマットのディスクイメージ(コンテンツ)の状態で、ディスクドライブ部201の光ピックアップ(図示せず)を介し、記録型ディスク200に記録される。
【0012】
再生時は、次のようになる。記録型ディスク200に記録されたDVDコンテンツは、ディスクドライブ部201の光ピックアップで読み出され、再生ブロック30内のデータプロセッサ部300で、エラー訂正処理が施される。次に、エラー訂正処理されたコンテンツは、分離部(DMUX)301において、MPEGプログラムストリームとして処理され、ビデオパック、副映像パック、オーディオパックに分離される。ビデオパックはビデオデコーダ部302へ、副映像パックは副映像デコーダ部303へ、オーディオパックはオーディオデコーダ部304へ送信される。
【0013】
ビデオデコーダ部302は、ビデオパック内のエレメンタリデータをデコードし、ビデオプロセッサ部305へ送信する。また副映像デコーダ部303は、副映像パック内のエレメンタリデータをデコードし、ビデオプロセッサ部305へ送信する。ビデオプロセッサ部305は、デコードされたビデオと副映像のデータを重畳して出力する。このデータは、デジタルアナログ(D/A)変換部306でアナログ変換されビデオ出力端子に出力される。出力されたビデオ信号は、表示器40で表示される。
【0014】
オーディオデコーダ部304は、オーディオパック内のエレメンタリデータをデコードする。デコードデータは、D/A変換部307でアナログ変換されオーディオ出力端子に出力される。出力されたオーディオ信号はスピーカシステム50から出力される。
【0015】
制御ブロック20のマルチプロセッシングユニット(MPU)部202は、ROM部203に格納されるプログラムにより、記録ブロック10及び再生ブロック30を含むシステム全体を制御する。また、キー入力部205から入力されるユーザの入力指示により、再生、記録などの処理を実行する。メモリ部204は、ステータス情報などを一時的に格納し、またシステム情報を不揮発メモリに格納する。
【0016】
図2は、この実施形態に係るディレクトリ(フォルダ)構成の一例を示す図である。図2に示す様に、ROOTディレクトリD1の直下に従来のDVD−Video規格に準拠した専用ディレクトリのVIDEO_TSディレクトリD11が存在し、その下にDVD−Video規格に準拠したファイル群が格納される。
【0017】
また、VIDEO_TSディレクトリD11と同一階層には、ダウンロードコンテンツ用ディレクトリとしてVIDEO_DCディレクトリD12が存在し、またその他のディレクトリ群又はその他のファイル群D13が存在する。
【0018】
VIDEO_DCディレクトリD12の階下には、配信されるコンテンツ毎にディレクトリ(D121〜D123)が作成され、その中にDVD−Video規格に準拠したファイル群が格納される。これらは、1つ以上の配信されたDVDディスクイメージをそのままサブディレクトリとして格納できる構成となっている。
【0019】
このように、サブディレクトリ毎にDVDディスクイメージを格納することができるため、異なるコンテンツ(異なるメーカー間のコンテンツ)を1つのディスクに複数格納することができる。例えばA社配信のコンテンツ#1用ディレクトリ、A社配信のコンテンツ#2用ディレクトリ、B社配信のコンテンツ用ディレクトリ、と言う風に複数のサブディレクトリを構築することができる。
【0020】
図3は、DVD−Video規格のVIDEO_TSディレクトリD11に格納されるファイルの構成例を示す図である。この中には、ビデオマネージャ(VMG)用ファイル群411、1つ以上、最大99までのビデオタイトルセット(VTS)用ファイル群412が格納される。
【0021】
図4(図面で、図6になっています。図6が2つあります。)は、上記したVIDEO_DCディレクトリD12に格納されるディレクトリ及びファイルの構成例を示す図である。図4に示す様に、例えば、A社配信のコンテンツ用VIDEO_A1ディレクトリD121内に従来のDVD−Video規格のファイル群と区別するために拡張子を変更した(例えば、「VIDEO_TS.IFO」→「VIDEO_TS.IDC」)ファイル群が格納される。そして、ここでは、図3の例と同様に、ビデオマネージャ(VMG)用ファイル群421、1つ以上、最大99までのビデオタイトルセット(VTS)用ファイル群422が格納される。他の配信されるコンテンツ毎のディレクトリも同様なファイル構成である。
【0022】
図5は、図4で示したVIDEO_DCディレクトリD12に格納されるDVDディスクイメージを構成するコンテンツのファイル群に加えて、コンテンツ供給者が新たに配信用に用意した、配信コンテンツの情報を記録したメタデータファイル(内容は図9に示す)、コンテンツの代表画像ファイル及びタイトルジャケットの画像ファイル(例えば、JPEGファイル)等のコンテンツ情報ファイル群423を格納する例を示す図である。
【0023】
これら、コンテンツ供給者が新たに用意した配信コンテンツの情報(コンテンツ名、タイトル数及び各タイトル名)を記録したメタデータファイルと、コンテンツを代表する画像及びタイトルジャケットの画像ファイルを利用して、ディスクに格納されるコンテンツ(タイトル)を選択するメニューを再生装置側で作成することができる。
【0024】
図6(A),(B)は、本発明を採用したディスク(ボリューム空間)上のデータ配置例を示す。図6(A)は、A社のダウンロードコンテンツを記録する場合、図6(B)は、図6(A)の情報に引き続き、B社のダウンロードコンテンツを記録する場合の記録例を示している。図6(A)、(B)において、先ずUDF(ユニバーサルディスクフォーマット)とISO9660のファイルシステムでブリッジ構成されたUDFブリッジのボリューム及びファイルシステム400が配置され、続いてVIDEO_TSディレクトリD11の領域を示すDVDビデオゾーン410が配置され、この中には、ビデオマネージャ(VMG)411及び1つ以上のビデオタイトルセット(VTS)412が格納される。最後にDVDビデオゾーン以外420が配置される。
【0025】
図6(A)の場合、A社のダウンロードコンテンツは、VIDEO_DCディレクトリD12領域にサブディレクトリVIDEO_A1ディレクトリD121が作成され、この中に、A社コンテンツのA1ビデオマネージャ(VMG)421、1つ以上のA1ビデオタイトルセット(VTS)422及びコンテンツ情報(A1)423が格納される。
【0026】
また図6(B)の場合、B社のダウンロードコンテンツは、VIDEO_DCディレクトリD12領域にサブディレクトリVIDEO_B1ディレクトリD123が作成され、この中に、B社コンテンツのB1ビデオマネージャ(VMG)424、1つ以上のB1ビデオタイトルセット(VTS)425及びコンテンツ情報(B1)426が格納される。
【0027】
図7は、図6(A)で示したビデオマネージャ(VMG)411及びA社コンテンツのA1ビデオマネージャ(VMG)421のデータ構造を示したものである。同図に示す様に、ビデオマネージャ(VMG)411は、ビデオマネージャインフォメーション(VMGI)411a、ビデオマネージャメニュービデオオブジェクトセット(VMGM_VOBS)411b(存在は任意)及びビデオマネージャインフォメーションバックアップ(VMGI_BUP)411cで構成される。
【0028】
また、A1ビデオマネージャ(VMG)421は、VMGI421a、VMGM_VOBS421b(存在は任意)及びVMGI_BUP421cから構成される。これらは、データ構成は同じであるが、区別するために、ファイルの拡張子名が異なる(例えば、VIDEO_TS.IFO(411a)→VIDEO_TS.IDC(421a)とされる)。
【0029】
図8は、図6(B)で示したビデオタイトルセット(VTS)412及びA1ビデオタイトルセット(VTS)422のデータ構造を示したものである。同図に示す様に、ビデオタイトルセット(VTS)412は、ビデオタイトルセットインフォメーション(VTSI)412a、VTSM_VOBS412b(存在は任意)、VTSTT_VOBS412c及びVTSI_BUP412dから構成される。また、A1ビデオタイトルセット(VTS)422は、VTSI422a、VTSM_VOBS422b(存在は任意)、VTSTT_VOBS422c及びVTSI_BUP422dから構成される。
【0030】
図9は、A社のコンテンツ情報ファイル群423(又はB社のコンテンツ情報426)の中のメタデータファイルの一例を示している。この中には、番号と対応するコンテンツ情報を記述したテキスト情報が列挙される。
【0031】
例えば、00:本ファイルで使用するキャラクタセットコード、01:本ファイルの名称、02:コンテンツ供給会社の名称、03:コンテンツ配信会社の名称、04:コンテンツ名、05:コンテンツ代表画像ファイル名、06:タイトル数、07:タイトル名、08:タイトルのジャケット画像ファイル名(07と08はタイトル数分が記述される)及び99:(終了コード)等が格納されている。
【0032】
図10は、本発明の方法におけるダウンロードプロセスの例を説明する図である。同図において、受信側(機器側)は、図1の記録ブロック10のネットワーク制御部103に対応する。また配信側(供給側)は、図1の配信側サーバー100に対応する。
【0033】
以下に、各ステップに符号を付してダウンロードプロセスを記述する:
(S01)受信側より、配信側のコンテンツ配信サーバーへ接続。配信側へコンテンツリストを要求(R01)、コンテンツリストとは、配信側であるサーバー100に格納される管理情報の一種である。コンテンツリストは、例えば、コンテンツを提供する会社名で分類され、さらに、各会社欄のコンテンツがジャンル、タイトル名などで分類されている。また、コンテンツリストは、テレビジョン番組表の如く形成されていてもよい。
【0034】
(S02)配信側より、コンテンツリストを配信。受信側へコンテンツリストを送信(A01)、
(S03)受信側で、受信したコンテンツリストを表示し、ユーザへ選択させる、
(S04)受信側で、コンテンツリストからコンテンツが選択される。配信側へ選択コンテンツ情報(メタデータ及び画像ファイル)の配信要求(R02)、コンテンツ情報は、選択されたコンテンツに付属する管理情報であり、コンテンツに関するファイル名、タイトル数、タイトル名、タイトルの各代表画像の画像ファイルなどが含まれる。
【0035】
(S05)配信側で、コンテンツ情報(メタデータ及び画像ファイル)を配信。受信側へコンテンツ情報を送信(A02)、
(S06)受信側で、ディスクのVIDEO_DCディレクトリ下にサブディレクトリを作成し、受信したコンテンツ情報を格納、
(S07)受信側で、コンテンツ情報受信完了。配信側へ選択コンテンツ(DVDビデオ形式)の配信要求(R03)。
【0036】
(S08)配信側で、コンテンツ(DVDビデオ形式)を配信。受信側へコンテンツを送信(A03)、
(S09)受信側で、ディスクのVIDEO_DCディレクトリ下の作成したサブディレクトリに、受信したコンテンツ(DVDビデオ形式)を格納、
(S10)受信側で、コンテンツ受信完了。別のコンテンツをダウンロードする場合には、(S04)〜(S09)を繰り返す。
【0037】
図11は、図9で説明したコンテンツ情報を格納したメタデータファイルを利用して、テキストメニューを表示するための再生プロセスの例を示したものである。以下に、再生プロセスを記述する。
【0038】
開始:
(S11)ディスクのVIDEO_DCディレクトリ下のサブディレクトリに格納される各メタデータファイルからテキスト表記のコンテンツ情報を取得する、
(S12)取得した各コンテンツ供給会社名(対応番号02)、コンテンツ名(対応番号04)のテキストを利用して、コンテンツ選択メニューを作成、表示する、
(S13)同様に、コンテンツ名(04)、タイトル数(対応番号06)及びタイトル名(対応番号07)のテキストを利用して、タイトル選択メニューを作成、表示する、
(S14)表示されたコンテンツ名(04)及びタイトル名(07)をユーザがメニューより選択する、
(S15)ユーザにより選択されたコンテンツ名(04)から、再生すべきサブディレクトリを決定する、
(S16)決定されたサブディレクトリ内のタイトル数(06)が、1つか判定する。
【0039】
(S17)(S16)において、タイトル数(06)が1つの場合は、通常のDVD再生を実行する。(FP_PGCI(ディスク挿入後に最初に処理されるコマンド情報の集合)があればこれを実行)、
(S18)(S16)において、タイトル数(06)が複数の場合は、ユーザにより選択されたタイトル名(07)から、再生すべきタイトルを決定する、
(S19)(S18)にて決定したタイトル再生を実行する。(タイトル指定再生ファンクションを実行)、
終了:。
【0040】
図12は、図9、図11で説明したテキストを使用したメニューが画面で表示された例を示す図である。同図に示す様に、コンテンツ選択メニューTM1は、A社のメタデータファイルに格納されるテキスト情報と、B社のメタデータファイルに格納されるテキスト情報から、両方のコンテンツ名(対応番号04)を使用して、選択メニューを作成、表示することを示している。また、A社のコンテンツを選択した場合、A社のメタデータファイルに格納されたテキスト情報から、タイトル数(対応番号06)及びタイトル名(対応番号07)を使用して、“CONTENT_A1”のタイトル選択メニューTM11を作成、表示する。
【0041】
同様に、B社のコンテンツを選択した場合、B社のメタデータファイルに格納されたテキスト情報から、タイトル数(対応番号06)及びタイトル名(対応番号07)を使用して、“スポーツ”のタイトル選択メニューTM12を作成、表示する。
【0042】
図13は、図9で説明したコンテンツ情報を格納したメタデータファイル及び図5で説明したコンテンツ情報ファイル群423の画像ファイルを利用して、画像メニューを表示するための再生プロセスの例を示したものである。
【0043】
以下に、再生プロセスを記述する、
開始:
(S21)ディスクのVIDEO_DCディレクトリ下のサブディレクトリに格納される各メタデータファイルからテキスト表記のコンテンツ情報を取得する、
(S22)取得した各コンテンツ代表画像ファイル名(対応番号05)の画像を利用して、コンテンツ選択メニューを作成、表示する、
(S23)同様に、タイトル数(対応番号06)及び各タイトルのジャケット画像ファイル名(対応番号08)の画像を利用して、タイトル選択メニューを作成、表示する、
(S24)表示されたコンテンツ代表画像及びタイトルジャケット画像をユーザがメニューより選択する、
(S25)ユーザにより選択されたコンテンツ代表画像から、再生すべきサブディレクトリを決定する、
(S26)決定されたサブディレクトリ内のタイトル数(06)が、1つかどうかを判定する、
(S27)(S26)において、タイトル数(06)が1つの場合は、通常のDVD再生を実行する。(FP_PGCI(ディスク挿入後に最初に処理されるコマンド情報の集合)があればこれを実行)、
(S28)(S26)において、タイトル数(06)が複数の場合は、ユーザにより選択されたタイトルジャケット画像から、再生すべきタイトルを決定する、
(S29)(S28)にて決定したタイトル再生を実行する。(タイトル指定再生ファンクションを実行)、
終了:。
【0044】
図14は、図13で説明した画像を使用したメニューが画面で表示された例を示している。図14に示す様に、コンテンツ選択メニューPM1は、A社のメタデータファイルに格納されるテキスト情報及びコンテンツ代表画像ファイル名(対応番号05)と、B社のメタデータファイルに格納されるテキスト情報及びコンテンツ代表画像ファイル名(05)を使用して、選択メニューを作成、表示することを示している。
【0045】
また、A社のコンテンツを選択した場合、A社のメタデータファイルに格納されたテキスト情報のタイトル数(対応番号06)及びタイトルジャケット画像ファイル名(対応番号08)を使用して、“CONTENT_A1”のタイトル選択メニューPM11を作成、表示する。同様に、B社のコンテンツを選択した場合、B社のメタデータファイルに格納されたテキスト情報のタイトル数(対応番号06)及びタイトルジャケット画像ファイル名(対応番号08)を使用して、“スポーツ”のタイトル選択メニューPM12を作成、表示する。
【0046】
図15は、本発明の再生装置を制御するリモートコンテロール装置(リモコン)の例を示す。同図に示す様に、リモコンのボタンには、電源の入/切を行う電源ボタンB1、タイトル指定等に使用される番号ボタン群B2、再生/停止等の動作を制御する動作ボタン群B3、DVDメニューの呼び出しを行うDVDメニュー呼出ボタン群B4、その他の機能が設定できる機能ボタン群B5、及びディスクに格納される複数のコンテンツの切替をメニュー選択で行うプレーヤメニューボタンB6から構成される。
【0047】
上記した装置は以下のような利点を有する。図2に示した様に、特定のディレクトリ(VIDEO_DC)内のサブディレクトリ(例えば、VIDEO_A1)毎にDVDのディスクイメージを格納することができる構成とした。このため、コンテンツ自体を作り変える事無く、異なるコンテンツ(或いは異なるメーカー間のコンテンツ)を1つのディスクに複数格納することができる。
【0048】
また、再生装置は、特定のディレクトリ(VIDEO_DC)内のサブディレクトリ毎に、従来のDVDビデオフォーマットのディスクイメージのまま再生することができ、従来のDVDビデオ再生装置の再生制御モジュールを利用することができる。
【0049】
さらに、図5に示した様に、DVDディスクイメージを格納するサブディレクトリ毎に、コンテンツ供給者が新たに用意した配信コンテンツの情報(コンテンツ名、タイトル数及び各タイトル名)を記録したメタデータファイルと、コンテンツを代表する画像及びタイトルジャケットの画像ファイルを利用して、ディスクに格納されるコンテンツ(タイトル)を選択するメニュー(図12又は図14参照)を再生装置側で作成することができる。
【0050】
この発明は上記の実施形態に限定されるものではない。さらに発明の他の実施例を以下に説明する。
【0051】
図16は、ダウンロード用ビデオコンテンツの構造例を示す。ダウンロード用ビデオコンテンツC1は、コンテンツ・ヘッダC11、暗号化保護されていないコンテンツ(非保護コンテンツ)C12及び暗号化保護されているコンテンツ(保護コンテンツ)C13を含む。
【0052】
暗号化保護されていないコンテンツ(非保護コンテンツ)C12及び暗号化保護されているコンテンツ(保護コンテンツ)C13は、DVDビデオ規格に準拠しており、図6(A)に示した様に、ビデオマネージャ(VMG)と1つ以上のビデオタイトルセット(VTS)を有する。また図7に示した様に、ビデオマネージャ(VMG)は、ビデオマネージャ情報(VMGI)、ビデオマネージャメニュー用のビデオオブジェクト(VMGM_VOBS)及びビデオマネージャ情報のバックアップ(VMGI_BUP)を有する。さらに図8に示した様に、1つのビデオタイトルセット(VTS)は、ビデオタイトルセット情報(VTSI)、ビデオタイトルセットメニュー用のビデオオブジェクト(VTSM_VOBS)、ビデオタイトルセットタイトル用ビデオオブジェクト(VTSTT_VOBS)及びビデオタイトルセット情報のバックアップ(VTSI_BUP)を有する。
【0053】
これらのデータ構造は、VMGを基点として、VMG内の各データ及び各VTSと適切な配置関係でディスク上に記録される必要がある。
【0054】
コンテンツ・ヘッダC11は、上述した配置関係に係る情報を含んでおり、非保護コンテンツC12及び保護コンテンツC13に関して、それぞれのコンテンツを構成するデータ構造のサイズ情報が格納されており、この情報を利用して、各データの適切な配置関係を保ったまま、記録型ディスク200に記録することが可能である。非保護コンテンツC12は、従来のDVD−Video規格に対応する部分で、図2で説明したVIDEO_TSディレクトリD11に格納されるコンテンツである。また、保護コンテンツC13は、図2で説明したVIDEO_DCディレクトリD12直下(サブディレクトリではなく)に格納されるコンテンツである。
【0055】
図17は、記録型ディスク200に、図16で説明したダウンロード用ビデオコンテンツを記録した時のボリューム空間の例である。DVD記録媒体のボリューム空間Z1には、図6で説明したように、少なくともボリューム&ファイル構造Z11、DVDビデオゾーンZ12及びDVD−DCゾーンZ13が含まれる。
【0056】
こうすることにより、従来のDVD再生装置においては、従来通り、DVDビデオゾーン(VIDEO_TSディレクトリ)から再生開始することができる。
【0057】
図18は、図16で説明したコンテンツ・ヘッダC11の内容を示している。同図に示す様に、DVDビデオゾーンZ12のサイズ、DVDビデオゾーン内のVMGの構造の内容(図19に示す)、DVDビデオゾーン内の1つ以上のVTSの構造の内容(図20に示す)を含んでいる。同様に、DVD−DCゾーンZ13のサイズ、DVD−DCゾーン内のVMGの構造の内容(図19に示す)、DVD−DCゾーン内の1つ以上のVTSの構造の内容(図20に示す)を含んでいる。
【0058】
DVDビデオゾーンZ12のサイズは、DVDビデオゾーンZ12に含まれるコンテンツを格納するのに必要なサイズを、論理ブロックLB(LB=2048バイト)数で示す。同様に、DVD−DCゾーンZ13のサイズは、DVD−DCゾーンZ13に含まれるコンテンツを格納するのに必要なサイズを、論理ブロックLB(LB=2048バイト)数で示す。
【0059】
図19は、DVDビデオゾーンZ12又はDVD−DCゾーンZ13内のVMG411及びVMG421の構造の内容を示す。同図に示す様に、VMGI411a及びVMGI421aのサイズ、VMGM_VOBS411b及びVMGM_VOBS421bのサイズ及びVMGI用バックアップVMGI_BUP411c及びVMGI_BUP421cのサイズが含まれる。各サイズは、論理ブロックLB(LB=2048バイト)数で示す。
【0060】
図20は、DVDビデオゾーンZ12又はDVD−DCゾーンZ13内のVTS412及びVTS422の構造の内容を示す。同図に示す様に、VTSI412a及びVTSI422aのサイズ、VTSM_VOBS412b及びVTSM_VOBS422bのサイズ、VTSTT_VOBS412c及びVTSTT_VOBS422c及びVTSI用バックアップVTSI_BUP412d及びVTSI_BUP422dのサイズが含まれる。各サイズは、論理ブロックLB(LB=2048バイト)数で示す。
【0061】
上記したように図16及び図18に示した様に、ダウンロード用DVDビデオコンテンツの構造において、コンテンツ・ヘッダC11を持つことにより、それぞれのコンテンツを構成するデータ構造のサイズ情報が格納されているので、この情報を利用して、ダウンロードされたDVDビデオコンテンツを、VMGを基点として、各データの適切な配置関係を保ったまま、記録型ディスク200に記録することが可能である。
【0062】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明が適用された実施例の記録再生装置を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態に係るディレクトリ(フォルダ)構成の一例を示す図である。
【図3】DVD−Video規格のVIDEO_TSディレクトリD11に格納されるファイルの構成例を示す図である。
【図4】この発明に係るVIDEO_DCディレクトリD12に格納されるディレクトリ及びファイルの構成例を示す図である。
【図5】図4で示したVIDEO_DCディレクトリD12に格納されるDVDディスクイメージを構成するコンテンツのファイル群に加えて、コンテンツ供給者が新たに配信用に用意した、配信コンテンツの情報を記録したメタデータファイル、コンテンツの代表画像ファイル及びタイトルジャケットの画像ファイル等のコンテンツ情報ファイル群423を格納する例を示す図である。
【図6】本発明を採用したディスク(ボリューム空間)上のデータ配置例を示す図であり、図6(A)は、A社のダウンロードコンテンツを記録する場合、図6(B)は、図6(A)の情報に引き続き、B社のダウンロードコンテンツを記録する場合の記録例を示している。
【図7】図6(A)で示したビデオマネージャ(VMG)411及びA社コンテンツのA1ビデオマネージャ(VMG)421のデータ構造の例を示す図である。
【図8】図6(B)で示したビデオタイトルセット(VTS)412及びA1ビデオタイトルセット(VTS)422のデータ構造を示す図である。
【図9】A社のコンテンツ情報ファイル群423(又はB社のコンテンツ情報426)の中のメタデータファイルの一例を示す図である。
【図10】本発明の方法におけるダウンロードプロセスの例を説明する図である。
【図11】図9で説明したコンテンツ情報を格納したメタデータファイルを利用して、テキストメニューを表示するための再生プロセスの例を示す図である。
【図12】図9、図11で説明したテキストを使用したメニューが画面で表示された例を示す図である。
【図13】図9で説明したコンテンツ情報を格納したメタデータファイル及び図5で説明したコンテンツ情報ファイル群423の画像ファイルを利用して、画像メニューを表示するための再生プロセスの例を示す図である。
【図14】図13で説明した画像を使用したメニューが画面で表示された例を示している。
【図15】本発明に係る再生装置を制御するリモートコンテロール装置(リモコン)の例を示す図である。
【図16】ダウンロード用ビデオコンテンツの構造例を示す図である。
【図17】記録型ディスク200に、図16で説明したダウンロード用ビデオコンテンツを記録した時のボリューム空間の例を示す図である。
【図18】図16で説明したコンテンツ・ヘッダC11の内容の例を示す図である。
【図19】DVDビデオゾーンZ12又はDVD−DCゾーンZ13内のVMG411及びVMG421の構造の内容を示す図である。
【図20】DVDビデオゾーンZ12又はDVD−DCゾーンZ13内のVTS412及びVTS422の構造の内容を示す図である。
【符号の説明】
【0064】
10…記録ブロック、20…制御ブロック、30…再生ブロック、100…サーバー、101…インターネット、102…ルーター、103…ネットワーク制御部、104…データキャッシュ、105…データフォーマッタ部、200…記録型ディスク、201…ディスクドライブ部、202…MPU部、203…ROM部、204…メモリ部、205…キー入力部、300…データプロセッサ部、301…分離部、302…ビデオデコーダ部、303…副映像デコーダ部、304…オーディオデコーダ部、305…ビデオプロセッサ部、306…D/A変換部。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎


【公開番号】 特開2008−11400(P2008−11400A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−182054(P2006−182054)