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【発明の名称】 データ再生装置及びデータ再生方法
【発明者】 【氏名】尾崎 絵里子

【要約】 【課題】従来の方法では、予め画像データに順番が付けられている必要があった。また、画像データと音楽データの関連付けの際、画像データに関するユーザの思い出に合うような音楽データを自動的に関連づけることはできなかった。さらには、画像データと音楽データとの再生時間が合わない場合に、適当に適合させられるものではなかった。

【構成】選択される画像データに関する日時属性に対応する音楽データを、音楽データに関する再生履歴を記憶する再生履歴記憶部105から取得し、再生リストを作成する音楽データ再生リスト作成部106とを備える。さらに、選択される画像データを再生リスト対応させるデータ編成部107によって編成された音楽データと画像データを同時に再生する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録されているデータを再生する再生装置であって、
音楽データの再生リストと、画像データの再生リストを対応させるための編成パラメータを決定する編成パラメータ決定手段と、
前記編成パラメータ決定手段によって決定される編成パラメータによって、データを編成するデータ編成手段と、
前記データ編成手段によって編成された音楽データと画像データを同時に再生する再生手段と、
を有することを特徴とするデータ再生装置。
【請求項2】
前記データ編成手段は、前記編成パラメータに合わせて、前記画像データの分類を行うデータグルーピング手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項3】
前記データグルーピング手段は、前記画像データの再生時間が前記音楽データの再生時間に適合するように分類する粒度を決定する分類粒度決定手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載のデータ再生装置。
【請求項4】
前記データ編成手段は、前記編成パラメータに合わせて、前記画像データの並び替えを行うデータソート手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
【請求項5】
前記データソート手段は、前記画像データが前記音楽データの再生リストに適合するように並び替えの対象を決定するソート対象決定手段を更に有することを特徴とする請求項4に記載のデータ再生装置。
【請求項6】
ユーザによって選択される画像データの属性に適合する音楽データの再生リストを作成する音楽データ再生リスト作成手段と、
再生した音楽データ情報を記憶する再生履歴記憶手段と、
を更に有し、
前記音楽データ再生リスト作成手段は、再生リスト作成に際して前記再生履歴記憶手段に記憶される再生履歴を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ再生装置。
【請求項7】
前記音楽データ再生リスト作成手段は、前記画像データの再生時間が前記音楽データの再生時間に適合するように、前記再生履歴記憶手段に記憶される音楽データの取得範囲を決定する再生履歴使用範囲決定手段を更に有することを特徴とする請求項6に記載のデータ再生装置。
【請求項8】
データを記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録されているデータを再生する再生方法であって、
音楽データの再生リストと、画像データの再生リストを対応させるための編成パラメータを決定する編成パラメータ決定工程と、
前記編成パラメータ決定工程によって決定される編成パラメータによって、データを編成するデータ編成工程と、
前記データ編成工程によって編成された音楽データと画像データを同時に再生する再生工程と、
を有することを特徴とするデータ再生方法。
【請求項9】
前記データ編成工程は、前記編成パラメータに合わせて、前記画像データの分類を行うデータグルーピング工程を更に有することを特徴とする請求項8に記載のデータ再生方法。
【請求項10】
前記データグルーピング工程は、前記画像データの再生時間が前記音楽データの再生時間に適合するように分類する粒度を決定する分類粒度決定工程を更に有することを特徴とする請求項9に記載のデータ再生方法。
【請求項11】
前記データ編成工程は、前記編成パラメータに合わせて、前記画像データの並び替えを行うデータソート工程を更に有することを特徴とする請求項8に記載のデータ再生方法。
【請求項12】
前記データソート工程は、前記画像データが前記音楽データの再生リストに適合するように並び替えの対象を決定するソート対象決定工程を更に有することを特徴とする請求項11に記載のデータ再生方法。
【請求項13】
ユーザによって選択される画像データの属性に適合する音楽データの再生リストを作成する、音楽データ再生リスト作成工程と、
再生した音楽データ情報を記憶する再生履歴記憶工程と、
を更に有し、
前記音楽データ再生リスト作成工程は、再生リスト作成に際して前記再生履歴記憶工程に記憶される再生履歴を用いることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載のデータ再生方法。
【請求項14】
前記音楽データ再生リスト作成工程は、前記画像データの再生時間が前記音楽データの再生時間に適合するように、前記再生履歴記憶工程に記憶される音楽データの取得範囲を決定する再生履歴使用範囲決定工程を更に有することを特徴とする請求項13に記載のデータ再生方法。
【請求項15】
請求項8乃至14のいずれか1項に記載のデータ再生方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、画像データと音楽データを合わせて再生するデータ再生装置及びデータ再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パーソナルコンピュータ(PC)等で、予めユーザによって指定される複数の画像データを一定時間ごとに切り替えて表示するスライドショーが利用されている。様々な周辺機器がネットワークで接続されるようになった近年では、スライドショーに利用できる画像データ、音楽データが必ずしもまとめられておらずに散在していることも多い。このため、何かしらのスライドショーを作成する際の負荷が増大しているため、スライドショーを作成するための技術が広く利用されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、順番をつけた画像データと、関連付けた音声データをテレビジョン上で確実に再生する技術が提案されている。
【0004】
また、選択された画像データと共に再生する音楽データを自動的に分析する、あるいは、選択された音楽データと共に再生する画像データを自動的に分析して、ユーザの好みに適合するスライドショーを提供することが開示されている(特許文献2)。
【0005】
ところで、画像データと音楽データの再生時間は、どちらか一方のデータ量が多かったり、少なかったりする場合も多い。これに基づいて、特許文献3には、画像データ再生中に、選択された音楽データを繰り返して再生する技術が記載されている。
【0006】
【特許文献1】特開2005−057436号公報
【特許文献2】特開2004−206711号公報
【特許文献3】特開2004−334964号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した従来の方法では、画像データと音楽データの関連付けの際、画像データに関するユーザの思い出に合うような音楽データを自動的に関連づけることはできなかった。さらには、画像データと音楽データとの再生時間が合わない場合に、適当に適合させられるものではなかった。
【0008】
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解決することにあり、画像データと適合する音楽データを自動的に編成出来るようにすること、画像データと音楽データの再生時間が合わなくても適合させるようにすることである。
【0009】
また、本願発明の他の目的は、画像データが作成された時期を思い出させるのに効果的な音楽データを関連付ける方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、データを記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録されているデータを再生する再生装置であって、音楽データの再生リストと、画像データの再生リストを対応させるための編成パラメータを決定する編成パラメータ決定手段を有する。加えて、前記編成パラメータ決定手段によって決定される編成パラメータによって、データを編成するデータ編成手段を有する。さらには前記データ編成手段によって編成された音楽データと画像データを同時に再生する再生手段を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の一態様に係る情報処理装置におけるデータ再生方法は以下のような工程を備える。即ち、データを記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録されているデータを再生する再生方法であって、音楽データの再生リストと、画像データの再生リストを対応させるための編成パラメータを決定する編成パラメータ決定工程を有する。加えて、前記編成パラメータ決定工程によって決定される編成パラメータによって、データを編成するデータ編成工程を有する。さらには前記データ編成工程によって編成された音楽データと画像データを同時に再生する再生工程とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、画像データと適合する音楽データを自動的に編成できるようにすること、画像データと音楽データの再生時間が合わなくても適合させるようにすることができる。また、画像データの再生時に流すBGMとして、画像データが作成された時期を思い出させるのに効果的な音楽データを関連付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係るデータ再生装置の機能構成を示すブロック図である。図1において、再生装置101は、再生制御部109によって画像データや音声データを再生し、出力部110へ画像や音声を出力している。再生の制御は入力部111によって入力されるユーザ操作による指示をもとに行われる。なお、出力部は画像表示のためのCRTや液晶、プラズマ、SED等の表示ユニットを有し、音声出力のためのスピーカ等の出力ユニットを有する。なお、出力の制御は、出力制御部112によって行われ、入力の制御は、入力制御部113によって行われる。
【0015】
また、108はデータ再生装置101の情報処理部を示している。情報処理部108は、再生履歴記憶部105、音楽データ再生リスト作成部106、データ編成部107、再生制御部109、入力制御部113及び出力制御部112を実現する処理プログラムを記憶する。データ編成部107は、更に、音楽データに画像データを合わせるための、編成パラメータ決定部を有する。
【0016】
また、そのプログラムに従ってその機能を実現する。それとともに、入力部111や出力部110の制御も行う。具体的には、この情報処理部108は、少なくともCPU102と、このCPUにより実行される処理プログラムを記憶するプログラムメモリ103を有する。
【0017】
さらにCPUによる処理時にワークエリアを提供して各種データを一時的に格納するメモリ104を有し、上述した各部105〜107、112、113の機能は、この処理プログラムとCPUとの協働により実現される。
【0018】
また、処理プログラムがインストールされているハードディスク(HD)(不図示)を更に有し、処理プログラムの実行時に、その処理プログラムがHDからRAM(不図示)にロードされて実行される形式でもよい。
【0019】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態についてより具体的に説明する。
【0020】
図2は、第1の実施形態に係る再生装置において、画像データと同時に再生させる音声データを設定する際の動作例を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムは情報処理部108のプログラムメモリ103に記憶されCPU102の制御の下に実行される。
【0021】
尚、この設定は複数の画像を選択した際や、複数の画像の再生リストを作成した際等に起動される。
【0022】
先ず、ステップ201において、ユーザが選択した画像に関する属性を取得する。次に、ステップ202において、音楽データ再生リスト作成部によって、ステップ201で取得される任意の属性に対応する音楽データを取得する。なお、音楽データは必ずしも再生装置101に保存されている必要はなく、記憶媒体114は取り外し可能な記憶媒体も含む。また、ネットワークで接続される機器に保存される音楽データや、ネットワークからダウンロードされる音楽データでも、再生制御部109が再生できるデータであれば、その保存場所及び保存形式は問わない。
【0023】
これによれば、日時属性から、その頃の世間で最も売れた曲等のヒット曲や、その頃に発売された曲等を取得することも可能である。
【0024】
次に、ステップ203では、音楽が取得できたかどうかを調べる。音楽があれば「Yes」となってステップ204へ進む。ステップ204では、取得された音楽データと選択されている画像データの量を比較して、同時再生を行うのに適当な量かどうかを調べる。適当な量であればステップ208でプレビューを表示して終了する。
【0025】
ステップ204で「No」と判定されると、ステップ205で音楽に対しての画像の量が多いか少ないかを判定する。音楽が多い場合にはステップ206で、複数の音楽が少しずつ再生されるように設定し、プレビューを表示して終了する。
【0026】
音楽が少ない場合にはステップ207で取得する音楽の属性を変更して音楽を取得する。例えば、はじめに画像データの作成日時属性に適合するように音楽データの取得を試みていた場合には、適合させる属性を保存日時属性や作成者属性、撮影機種属性等に変更する。
【0027】
変更した属性での音楽データの取得が終われば、ステップ203に戻って、同様の処理を行う。
【0028】
一方、ステップ203で「No」となり音楽が取得できなかった場合には、ステップ209で音楽をダウンロードするかどうかをユーザに確認する。そして、希望があれば、ステップ210でネットワーク等からダウンロードすることで、画像の日時属性にあった音楽を入手する。
【0029】
ダウンロードを望まない場合でも、ステップ211でユーザが好きな音楽を再生するように設定するかどうかを確認し、ユーザの希望があればステップ212でユーザの所望する音楽を設定する。
【0030】
これにより、音楽データ再生リスト作成部106によって、画像データに合う音声データの再生リストが作成される。入力部111より、再生が指示されると、再生部109は画像データの再生及び音楽データの再生を開始する。
【0031】
図12は、編成パラメータを決定する際の動作例を示すフローチャートである。
【0032】
先ず、ステップ1201で設定されている編成パラメータがあるか調べ、設定があればステップ1202で適用して終了する。設定がなければステップ1203で画像が多いか調べる。
【0033】
画像が多ければステップ1204へ進み、画像をグルーピングするようにパラメータを設定する。ステップ1203でNoとなればステップ1205へ進み音楽が多いか調べる。
【0034】
「Yes」となればステップ1206で、例えば音楽のサビ部分だけを使用するように設定することで、音楽の再生時間を短くし、画像の再生時間に合わせるように設定する。
【0035】
上述の例では、音楽データと画像データの量を比較して同時再生を行うのに適する編成パラメータを調べたが、編成パラメータはユーザが選んでもよい。
【0036】
この場合は、ステップ1201でユーザ設定がないかどうかも調べ、さらには自動とユーザ設定のどちらを優先するかを決めておく。
【0037】
図4は、本実施形態に係るデータ再生装置において、データ編成部107で設定される編成パラメータに基づき、出力部110に出力される画像データに対して、関連する音声データを配置する方法の一例を示す概念図である。
【0038】
例えば、選択された画像がN枚存在した場合には、取得された音楽データの再生時間に対して均等になるように画像を再生する。
【0039】
データ編成部107が、予め音楽データの再生時間と、画像の再生時間を比較し、編成パラメータ決定部で、どのように適合させるかを決定する。
【0040】
しかしながら、画像データと音楽データの量が適当になる場合だけではないので、編成パラメータの設定によって、取得された音楽データのうち、使用するものを半分にしてもよい。
【0041】
使用する基準としては、ファイル名や、再生頻度の上位にくるものを画像データに合うように利用すればよい。また、取得される音楽データを全て再生するのではなく、時間や、サビ部分で切り出して利用してもよい。
【0042】
音楽データをどのように適合させるかを決める編成パラメータは、編成パラメータ決定手段によって自動的に決定されるとしたが、入力部111からのユーザ指定によって選択できるようにしてもよい。
【0043】
以上説明したように、第1の実施形態によれば、ユーザに選択された画像データの日時属性に合う音楽データが設定することができる。また、ユーザにとって、面倒な手間をかけずにスライドショーを楽しめる再生装置を提供することができる。
【0044】
(第2の実施形態)
以下、図面を用いて本発明の第2の実施形態について詳細に説明する。尚、この第2の実施形態に係るデータ再生装置101の構成は前述の第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。図5は、本実施形態に係るデータ再生装置において出力部110の有する表示画面に出力される画面例を示す図である。
【0045】
図5では、画像の配置例として1回の描画につき6つの画像データが表示されている。501〜506のそれぞれは、記憶媒体114等に記憶されている画像データの再生表示画像を示している。
【0046】
画像データはそれぞれ保存されているサイズで表示してもよいが、データ編成部107によって、音楽データに対して画像データが極端に多いと判断される場合等には、図5のようにまとめて表示する。これにより、音楽データが不足すること及び、画像データが過剰になることを防ぐ。
【0047】
場合に応じて、図6のように2つの画像配置でもよく、並べ方もいろいろと変えられるようにするのが好ましい。
【0048】
図5や図6に示す表示形式を用いる場合には、データ編成部107によって編成されるデータは、図7のようになる。
【0049】
図示したように、例えば音楽データAに関して、画像データのグループを1から順に、予め決められた間隔で切り替えていく。
【0050】
このとき、画像の表示順序はユーザが指定したものではなく、取得された音声データに合うようにグルーピングされた結果の並びとなる。グルーピングは、音楽データ再生リスト作成部106によって作成される音楽データの再生時間の合計と、ユーザ任意で設定される画像表示の切り替え時間を比較して行われる。つまり、音楽データの量と画像データの量、画像データの属性等から、データ編成部107によって決定される編成パラメータをもとに、画像データがグルーピングされる。
【0051】
図8は、本実施形態に係るデータ再生装置において、データ編成部107で設定される編成パラメータに基づき、画像データをグルーピングする際の動作例を説明するフローチャートである。
【0052】
先ず、ステップ801において、音楽再生時間より画像再生時間が長いかどうか確認する。「No」となった場合には処理を終了する。「Yes」となれば、ステップ802で適当なグルーピング基準を設定する。
【0053】
例えば、画像データの属性の1つである作成日時の時間が1分以内なものを一つにまとめるようにグルーピングを設定する。もしくは、ユーザによって同じカテゴリ属性が付与されているデータをグルーピングしてもよい。この設定は、ユーザが任意に選べるようにする。
【0054】
ステップ803では前ステップで設定したグルーピングに基づいて画像データを分類する。
【0055】
続けて、ステップ804では、グルーピングによって、画像再生時間が音楽再生時間内に収まるようになったか調べる。ステップ804で「No」となった場合には、ステップ802に戻ってグルーピングの基準を修正する。グルーピングをもっと大きな単位で行うように変更することで、音楽再生時間に収まるようにする。
【0056】
ステップ804で「Yes」となれば、続けてステップ805でグループをまとめすぎたことによって画像再生時間が短くなっていないか確認する。
【0057】
短くなりすぎている場合は、ステップ806でグルーピングのいくつかを解除する。
【0058】
ステップ807で適当な画像再生時間になったかどうか確認し、適当な再生時間になるまで、ステップ806とステップ807を繰り返す。
【0059】
ステップ807で適当な再生時間だと判断された場合、及びステップ801で「No」となる場合やステップ805で「No」となれば処理を終了する。
【0060】
以上説明したように、第2の実施形態によれば、ユーザが選択する画像データと、画像データに合わせて取得される音楽データの比率が合わなくても、適当に再生データが編成される。よって面倒な手間をかけずに、画像が適当にグルーピングされたスライドショーを楽しめる再生装置を提供することができる。
【0061】
(第3の実施形態)
以下、図面を用いて本発明の第3の実施形態について詳細に説明する。尚、この実施の形態3に係るデータ再生装置101の構成は前述の第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。図10は、本実施形態に係るデータ再生装置において、データ編成部107で設定される編成パラメータに基づき、画像データを並べ替える際の動作例を説明するフローチャートである。
【0062】
先ずステップ1001において、ユーザによって選択されている画像データから属性を取得する。次にステップ1002において、ソートが可能か調べる。
【0063】
ステップ1001で取得された属性に関して、属性値を持つ画像データがあるかを調べる。同時に、その属性値によって並べることが可能かどうかを調べる。調べた結果、ソート可能でなければ「No」となり処理を終了する。ソート可能であれば「Yes」となりステップ1003へ進む。
【0064】
ステップ1003では、ステップ1002で調べたソート対象を提示してユーザに選択してもらう等して、ソート対象を決定する。
【0065】
続いてステップ1004で決定されたソート対象で並べ替えて処理を終了する。例えば、選択されている画像データの、属性のうち、データ作成日時と作成ユーザの属性によって音楽が選択されていれば、作成日時とユーザの属性でソートが可能になる。
【0066】
作成日時属性によって取得された音楽を再生する時は、作成日時によって並べられた画像データを、ユーザ属性によって取得された音楽を再生する時は、ユーザ属性によって並べられた画像データを同時に再生する。
【0067】
図11は、第3の実施形態に係るデータ再生装置において、データ編成部107で設定される編成パラメータに基づき、音楽データに合わせて画像データを並べ替えて配置するデータ編成方法の一例を示す概念図である。
【0068】
ここでは、ユーザに選択された画像の中に、「日時属性A」、「日時属性B」、「ユーザ入力属性C」という属性がある場合に、それぞれの属性で音楽データが取得された場合について説明する。
【0069】
このとき、音楽データ再生リスト作成部106は、「日時属性Aで取得された音楽データA」、「日時属性Bで取得された音楽データB」、「ユーザ入力属性Cで取得された音楽データC」というリストを作成する。よって、ユーザによって、画像ソートが指定された場合、あるいは予めソートが設定されている場合に、ユーザが適当な順序で選択を指定した画像の並べ替えが行われる。
【0070】
音楽データAの再生中には、「日時属性A」を有する「画像データA」から順に「A’」、「A’’」、「A’’’」、「A’’’’」と並べられる。具体的には、ユーザによって選択された画像の中から、「日時属性A」を属性に持つデータ、例えば、「2005年」という属性を持つ画像が選択され、「2005年」の中で、日付順に並べられる。日付が同じならば、時間順で並べられ、他にファイル名順で並べても構わない。
【0071】
また、「日時属性B」を属性に持つデータ、例えば「2004年12月」という属性を持つ画像が選択され、「2004年12月」の中で、日時順に並べられる。更には、「ユーザ入力属性C」を持つ画像が選択され、例えば「クリスマス」という属性を持つ画像が選択され、年代、日時、日付順に並べられる。夫々の属性を重複して有する画像データがある場合には、優先度の高い属性でグルーピングされる。
【0072】
例えば、「2004年12月」に撮影された「クリスマス」の写真があれば、予め設定される優先度に基づいて、一方に分類される。これにより、「2005年」に撮影された画像、保存された画像の再生時には、BGMとして、「2005年」に作曲された音楽、作成された音楽、購入した音楽、発売された音楽等が再生される。
【0073】
同様に、「2004年12月」に撮影された画像、保存された画像の再生時には、BGMとして、「2004年12月」に作曲された音楽、作成された音楽、購入した音楽、発売された音楽等が再生される。
【0074】
また、属性によって、画像データの量が多すぎる場合には、画像の再生を図5や図6のようにまとめて行ったり、音楽データを繰り返したりするとよい。一方で、属性によって画像データの量が少なすぎる場合には、音楽データの再生を一部分にしたり、関連する音楽を取得できなかった画像を再生したりするとよい。
【0075】
以上説明したように、第3の実施形態によれば、ユーザが選択する画像データの順序が無秩序であっても、画像データに合わせて取得される音楽データに合わせて、適当な順序に並べられる。よって面倒な手間をかけずに、画像が適当にソートされたスライドショーを楽しめる再生装置を提供することができる。
【0076】
(第4の実施形態)
以下、図面を用いて本発明の第4の実施形態について詳細に説明する。尚、この第4の実施形態に係るデータ再生装置101の構成は前述の第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。図9は、本実施の形態に係る再生装置において、画像データと同時に再生させる音声データを再生履歴記憶部105に記憶される再生履歴から取得して設定する際の動作例を説明するフローチャートである。
【0077】
この処理を実行するプログラムは情報処理部108のプログラムメモリ103に記憶されCPU102の制御の下に実行される。尚、この設定は複数の画像を選択した際や、複数の画像の再生リストを作成した際等に起動される。
【0078】
先ず、ステップ901において、ユーザが選択した画像に関する属性の1つである日時を取得する。
【0079】
次に、ステップ902において、再生履歴記憶部105に記憶される再生履歴から、ステップ901で取得される日時に該当する月間の再生回数が多い音楽データを取得する。図3は、再生履歴記憶部105に保存される再生履歴の一例である。再生履歴には、例えば、月間の再生回数ランキングが記憶されている。
【0080】
ステップ902で取得される日時が「2004年12月3日」ならば、301に示すように、対応する2004年の12月に最も頻繁に再生された10曲が取得される。再生履歴記憶部105には、再生履歴のみが保存されればよく、実際のデータは保持する必要はない。そのため、再生履歴に保存される音楽データが削除される場合には、再生履歴からも削除するかどうかユーザが選択できるとよい。なお、音楽データは必ずしも再生装置101に保存されている必要はなく、記憶媒体114は取り外し可能な記憶媒体も含む。また、ネットワークで接続される機器に保存される音楽データや、ネットワークからダウンロードされる音楽データでも、再生部109が再生できるデータであれば、その保存場所及び保存形式は問わない。
【0081】
次に、ステップ903では、音楽が取得できたかどうかを調べる。音楽があれば「Yes」となってステップ904へ進む。ステップ904では、取得された音楽データと選択されている画像データの量を比較して、同時再生を行うのに適当な量かどうかを調べる。
【0082】
適当な量であればステップ908でプレビューを表示して終了する。ステップ904でNoと判定されると、ステップ905で音楽に対しての画像の量が多いか少ないかを判定する。音楽が多い場合にはステップ907で、複数の音楽が少しずつ再生されるように設定し、プレビューを表示して終了する。音楽が少ない場合にはステップ906で取得する音楽の日時属性を変更して再生履歴記憶部105より音楽を取得する。
【0083】
例えば画像データの日時属性が「2005年2月」だった場合には、図3の302で示すように再生した音楽データが1つだけとなる。そのため、「2005年」という属性から、年間の再生頻度ランキングを取得するように変更する。
【0084】
前後1ヶ月の3ヶ月の再生頻度を用いてもよく、音楽データが取得できるまで、取得の対象とする日時範囲の幅を広げるようにしてもよい。ステップ906で取得した音楽データを調べるために、ステップ903へと戻り、同様の手順を踏む。なお、ここでは再生履歴を用いる例を示したが、必ずしもユーザの再生履歴を用いる必要はなく、世間で最も良く聴かれた曲として、画像の日時属性で示される当時のヒット曲等を利用してもよい。
【0085】
一方、ステップ903で「No」となり音楽が取得できなかった場合には、ステップ909で音楽をダウンロードするかどうかをユーザに確認する。そして、希望があればステップ910でネットワーク等からダウンロードすることで、画像の日時属性にあった音楽を入手する。ダウンロードを望まない場合でも、ステップ911でユーザが好きな音楽を再生するように設定するかどうかを確認し、ユーザの希望があればステップ212でユーザの所望する音楽を設定する。
【0086】
以上説明したように、第4の実施形態によれば、ユーザに選択された画像データの日時属性に合う音楽データを、ユーザの再生頻度が記録された再生履歴を用いて設定することができる。これにより、ユーザにとって、思いで深い音楽データの設定に面倒な手間をかけずにスライドショーを楽しめる再生装置を提供することができる。
【0087】
以上説明してきたように、本発明によれば、予め画像データを順番に並べなくても、適当なスライドショーが作成できる。また、画像データと音楽データの関連付けの際、画像データに関するユーザの思い出に合うような音楽データを自動的に関連づけることができる。他にも、その当時が思い出されるような音楽データを関連付けたり、画像の撮影内容にあう音楽データを関連付けたりすることができる。さらには、画像データと音楽データとの再生時間が合わない場合にも、適当にあわせることができる。
【0088】
これにより、画像データに対して効果的な音楽データを関連付ける方法、及び、適当に選択された画像データを効果的に提示する方法を提供することができる。
【0089】
なお、本発明の実施形態は、例えばコンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ再生装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係る再生装置において、画像データと同時に再生させる音声データを設定する際の動作例を説明するフローチャートである。
【図3】第4の実施形態に係る再生装置の再生履歴記憶部に保存される再生履歴の一例を示す図である。
【図4】第1の実施形態に係るデータ再生装置において、画像データに関連する音声データを配置するデータ編成方法の一例を示す概念図である。
【図5】第2の実施形態に係るデータ再生装置において表示画面に出力される画面例を示す図である。
【図6】第2の実施形態に係るデータ再生装置において表示画面に出力される他の画面例を示す図である。
【図7】第2の実施形態に係るデータ再生装置において、音楽データに合わせて画像データをグルーピングして配置するデータ編成方法の一例を示す概念図である。
【図8】第2の実施形態に係るデータ再生装置において画像データをグルーピングする際の動作例を説明するフローチャートである。
【図9】第4の実施形態に係るデータ再生装置において再生履歴から音楽データを取得する際の動作例を説明するフローチャートである。
【図10】第3の実施形態に係るデータ再生装置において画像データを並べ替える際の動作例を説明するフローチャートである。
【図11】第3の実施形態に係るデータ再生装置において、音楽データに合わせて画像データを並べ替えて配置するデータ編成方法の一例を示す概念図である。
【図12】第1の実施形態に係るデータ再生装置において、編成パラメータを決定する際の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0091】
101:再生装置
102:CPU
103:プログラムメモリ
104:メモリ
105:再生履歴記憶部
106:音楽データ再生リスト作成部
107:データ編成部
108:情報処理部
109:再生制御部
110:出力部
111:入力部
112:出力制御部
113:入力制御部
114:記憶媒体
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦


【公開番号】 特開2008−11395(P2008−11395A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−182012(P2006−182012)