| 【発明の名称】 |
映像監視システム及び映像監視システム制御方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 正樹
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| 【要約】 |
【課題】監視端末でモニタされる映像あるいは中央監視装置に蓄積される映像の符号化条件を、映像からの対象物の検出結果を用いながら迅速に変更でき、監視カメラで撮影されている監視対象空間全体を効率良く符号化することのできる映像監視システム及び映像監視システム制御方法を提供する。
【構成】画像認識により対象物の検出が可能な監視カメラ104に、発生符号量を制御する符号量制御部109を設け、複数の監視カメラ104からなる監視サイト101に、発生符号量を制御するサイト制御部111を設け、中央監視装置102に、全ての監視サイト101の発生符号量を制御する中央制御部116を設けて、対象物の検出結果を利用して、監視カメラ104、監視サイト101、中央監視装置102の間で目標発生符号量の制御を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の監視カメラと1つのサイト制御装置から構成される監視サイトを複数備えるとともに、複数の前記監視サイト夫々の複数の前記監視カメラと前記サイト制御装置がネットワークを介して接続される中央監視装置を備え、 前記監視カメラは、 撮像素子から映像を入力する映像入力手段と、 前記映像入力手段で入力された映像を符号化する符号化手段と、 前記符号化手段で符号化された映像データを前記ネットワークへ送信する送受信手段と、 前記映像入力手段で入力された映像から画像認識により特定の対象物を検出する対象物検出手段と、 前記対象物検出手段の検出情報と前記ネットワークを介して前記送受信手段が受信した符号量制御情報を入力として前記符号化手段に符号化条件を設定する符号量制御手段と、 を備え、 前記サイト制御装置は、 同一サイト内の複数の前記監視カメラ夫々の符号化情報を管理するサイト情報管理手段と、 前記サイト情報管理手段に保持されている符号化情報により同一サイト内の前記監視カメラの符号量を決定するサイト制御手段と、 前記サイト制御手段により得られた符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する送受信手段と、 を備え、 前記中央監視装置は、 符号化された映像データを蓄積する映像蓄積手段と、 複数の前記監視サイト全ての符号化情報を保持する全体情報管理手段と、 前記全体情報管理手段に保持されている符号化情報により前記監視サイトの符号量を決定する中央制御手段と、 前記中央制御手段により得られた符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する送受信手段と、 を備える映像監視システム。 【請求項2】 前記監視カメラは、カメラ設置位置情報を保持する設置位置情報管理手段を備え、前記符号量制御手段は、前記設置位置情報管理手段に保持されているカメラ設置位置情報に基づき、近傍にある前記監視カメラに優先的に符号量を割り当てる請求項1に記載の映像監視システム。 【請求項3】 前記監視カメラは、前記対象物検出手段が検出した対象物の状態情報を保持する対象物状態管理手段を備え、前記符号量制御手段は、前記対象物状態管理手段に保持されている対象物の状態情報に基づいて対象物の存在確率が高い他の前記監視カメラに優先的に符号量を割り当てる請求項1又は請求項2に記載の映像監視システム。 【請求項4】 前記サイト制御装置は、前記監視サイト間で符号量の割り当ての重みを算出するサイト情報重み算出手段を備え、前記サイト情報重み算出手段は、前記監視サイト内の前記各監視カメラの前記対象物検出手段の検出結果数に基づき、検出結果数の多い前記監視サイトへ優先的に符号量を割り当てるための前記監視サイトにおける符号量の割り当て重みを算出する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の映像監視システム。 【請求項5】 前記サイト制御装置は、前記各監視カメラからネットワークへ送信される符号化された映像データを蓄積する映像蓄積手段を備え、前記映像蓄積手段は、対象物を検出した前記監視カメラからの映像データのみ蓄積する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の映像監視システム。 【請求項6】 複数の監視カメラと1つサイト制御装置から構成される監視サイトを複数備えるとともに、前記各監視サイトがネットワークを介して接続される中央監視装置を備え、 前記監視カメラは、 撮像素子からの映像を入力するとともに外部へ出力する第1の映像入力手段を備え、 前記サイト制御装置は、 前記監視カメラから出力された映像を入力する第2の映像入力手段と、 前記第2の映像入力手段で入力された映像を符号化する符号化手段と、 前記符号化手段で符号化された映像データや符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する送受信手段と、 前記第2の映像入力手段で入力された映像から画像認識により特定の対象物を検出する対象物検出手段と、 前記対象物検出手段の検出情報と前記ネットワークを介して前記送受信手段が受信した符号量制御情報を入力として前記符号化手段に符号化条件を設定する符号量制御手段と、 符号化情報を管理するサイト情報管理手段と、 前記サイト情報管理手段に保持されている符号化情報により同一サイト内の前記監視カメラの符号量を制御するサイト制御手段と、 を備え、 前記中央監視装置は、 符号化された映像データを蓄積する映像蓄積手段と、 複数の前記監視サイト全ての符号化情報を保持する全体情報管理手段と、 前記全体情報管理手段に保持されている符号化情報により前記監視サイトの符号量を制御する中央制御手段と、 前記中央制御手段により得られた符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する送受信手段と、 を備える映像監視システム。 【請求項7】 前記サイト制御装置は、前記監視サイト間で符号量の割り当ての重みを算出するサイト情報重み算出手段を備え、前記サイト情報重み算出手段は、前記対象物検出手段の検出結果数に基づき、検出結果数の多い前記監視サイトへ優先的に符号量を割り当てるための前記監視サイトにおける符号量の割り当て重みを算出する請求項6に記載の映像監視システム。 【請求項8】 前記サイト制御装置は、前記各監視カメラから前記ネットワークへ送信される符号化された映像データを蓄積する映像蓄積手段を備え、前記映像蓄積手段は、対象物を検出した前記監視カメラからの映像データのみ蓄積する請求項6又は請求項7に記載の映像監視システム。 【請求項9】 複数の監視カメラと1つサイト制御装置から構成される監視サイトを複数備えるとともに、複数の前記監視サイト夫々の複数の前記監視カメラと前記サイト制御装置がネットワークを介して接続される中央監視装置を備える映像監視システムの映像監視システム制御方法であって、 前記監視カメラが、撮像して得られた映像を符号化して映像データを前記ネットワークへ送信するとともに、撮像して得られた映像から画像認識により特定の対象物を検出し、得られた検出情報と前記ネットワークを介して受信した符号量制御情報を入力として符号化処理における符号化条件を設定し、 前記サイト制御装置が、同一サイト内の複数の前記監視カメラ夫々の符号化情報により同一サイト内の前記監視カメラの符号量を決定し、これにより得られた符号量制御情報を前記ネットワークへ送信し、 前記中央監視装置が、前記監視カメラからの符号化された映像データを蓄積するとともに、複数の前記監視サイト全ての符号化情報を保持し、保持している符号化情報により前記監視サイトの符号量を決定し、これにより得られた符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する映像監視システム制御方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、複数のカメラから入力される映像を符号化した後、ネットワークを介して伝送し、遠隔地で符号化された映像を監視あるいは蓄積する映像監視システム及び映像監視システム制御方法に関する。 【背景技術】 【0002】 図17は、従来の映像監視システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、従来の映像監視システムは、ネットワーク1404で輻輳が発生しない範囲内で伝送容量を有効利用し、必要に応じて映像監視端末1402で高いフレームレートの映像信号を受信できるものであり、複数台の監視カメラ端末1401と、複数台の映像監視端末1402と、1台の中央監視制御装置1403と、ネットワーク1404とから構成されている。監視カメラ端末1401は、映像を撮影する監視カメラ1401aと、映像を符号化してネットワーク1404に伝送する画像入力装置1401bとから構成されている。映像監視端末1402は、ネットワーク1404から映像を受信し復号化する画像出力装置1402aと、復号化された映像を表示するモニタ1402cと、毎秒あたりの伝送フレーム数を規定するフレームレートを設定しその値を中央監視制御装置1403と監視カメラ端末に伝える制御パネル1402bとから構成されている。 【0003】 中央監視制御装置1403は、監視カメラ端末1401から映像信号を受信し復号化する画像出力装置1403aと、復号化された映像を表示するモニタ1403cと、映像監視端末1402からの設定情報を受信し、どの監視カメラ端末1401からの映像をどの映像監視端末1402でモニタしているのかのそれぞれの接続先とフレームレートを保存し、映像信号の通信状況を監視する監視制御装置1403jと、中央監視制御装置1403においてどの監視カメラ端末1401からの映像をどの映像監視端末1402でモニタしているかの接続先とフレームレートを設定する制御パネル1403bとから構成されている。監視制御装置1403jは、映像監視端末1402から新たなモニタ条件(接続先やフレームレート)の設定要求があると、設定の可否を判断し、その設定情報を映像監視端末1402と監視カメラ端末1401に伝えることで、ネットワーク1401の伝送容量を管理している(例えば、特許文献1参照)。 【0004】 図18は、監視カメラ端末1401の概略構成を示すブロック図である。同図において、監視カメラ端末1401は、監視映像を撮影する監視カメラ1501と、映像信号を符号化するエンコーダ1502と、ネットワークに伝送する伝送部1503と、監視領域ごとの監視の重要度を指定する領域分割部1510とから構成されており、監視映像内の領域の重要度に合わせて符号化、伝送を可能としている。領域分割部1510は、伝送する動画像を表示する表示部1507と、マウス等のポインティングデバイスを備え画像内で領域及び重要度を指定する入力部1506と、入力された領域情報と重要度情報を保持する記憶部1505と、領域情報及び重要度を画像の明るさの差として画像上に重畳表示する合成部1504とから構成されており、エンコーダ1502は、記憶部1505に記憶されている領域情報と重要度情報により、各領域ごとに異なる圧縮率で符号化している(例えば、特許文献2参照)。 【0005】 【特許文献1】特開2003−289528号公報 【特許文献2】特開2000−333156号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、従来の映像監視システムにおいては、以下に示す問題がある。すなわち、特許文献1で開示されている映像監視システムは、中央監視制御装置1403で、監視カメラ端末1401と映像監視端末1402のモニタ条件(接続先やフレームレート等)を一括で管理しているため、監視カメラ端末1401あるいは映像監視端末1402の数が非常に大きくなるような大規模な映像監視システムになると、中央監視制御装置1403の負荷が増大あるいは中央監視制御装置1403へと伝送されるモニタ条件により中央監視制御装置1403に接続されているネットワークの負荷が増大し、迅速にモニタ条件の変更を行うことができない。 【0007】 また、特許文献2で開示されている監視カメラ端末は、監視カメラで撮影されている映像中の重要度のみ設定可能であるため、複数の監視カメラにより特定の空間を別々の方向から監視するような監視システムの場合(例えば、監視対象物を複数の監視カメラで異なる角度から撮影されている状況で監視対象物の状態が変化する場合)に、監視カメラごとに監視対象物の重要度が変化し、監視カメラで撮影されている監視対象空間全体を効率良く符号化することができない。 【0008】 本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、監視カメラ端末あるいは映像監視端末の数が非常に大きくなるような大規模なシステムを構築しても中央監視制御装置の負荷が増大することがなく、さらにネットワークを増大させることなくモニタ条件の制御を行うことができ、また複数の監視カメラにより特定の空間を別々の方向から監視する場合でも監視対象空間全体を効率良く符号化することができる映像監視システム及び映像監視システム制御方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記目的は下記構成又は方法により達成される。 本発明の映像監視はシステムは、複数の監視カメラと1つのサイト制御装置から構成される前記監視サイトを複数備えるとともに、複数の前記監視サイト夫々の複数の前記監視カメラと前記サイト制御装置がネットワークを介して接続される中央監視装置を備え、前記監視カメラは、撮像素子から映像を入力する映像入力手段と、前記映像入力手段で入力された映像を符号化する符号化手段と、前記符号化手段で符号化された映像データを前記ネットワークへ送信する送受信手段と、前記映像入力手段で入力された映像から画像認識により特定の対象物を検出する対象物検出手段と、前記対象物検出手段の検出情報と前記ネットワークを介して前記送受信手段が受信した符号量制御情報を入力として前記符号化手段に符号化条件を設定する符号量制御手段とを備え、前記サイト制御装置は、同一サイト内の複数の前記監視カメラ夫々の符号化情報を管理するサイト情報管理手段と、前記サイト情報管理手段に保持されている符号化情報により同一サイト内の前記監視カメラの符号量を制御するサイト制御手段と、前記サイト制御手段により決定された符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する送受信手段とを備え、前記中央監視装置は、符号化された映像データを蓄積する映像蓄積手段と、複数の前記監視サイト全ての符号化情報を保持する全体情報管理手段と、前記全体情報管理手段に保持されている符号化情報により前記監視サイトの符号量を制御する中央制御手段と、前記中央制御手段により決定された符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する送受信手段とを備える。 【0010】 この構成により、中央監視装置に蓄積される映像の符号化条件を映像からの対象物の検出結果を用いながら迅速に変更することができ、また監視カメラで撮影されている監視対象空間全体を効率良く符号化することができる。 【0011】 また、本発明の映像監視システムは、前記監視カメラは、カメラ設置位置情報を保持する設置位置情報管理手段を備え、前記符号量制御手段は、前記設置位置情報管理手段に保持されているカメラ設置位置情報に基づき、近傍にある前記監視カメラに優先的に符号量を割り当てる。 【0012】 この構成により、監視カメラに設置位置情報管理手段を備えて、他の監視カメラとの位置関係を把握できるので、監視カメラはサイト制御装置を介することなく、監視カメラ間の距離に基づいて他の監視カメラに割り当てる符号量を修正することができ、監視カメラで撮影されている監視対象空間全体をさらに効率良く符号化することができる。 【0013】 また、本発明の映像監視システムは、前記監視カメラは、前記対象物検出手段が検出した対象物の状態情報を保持する対象物状態管理手段を備え、前記符号量制御手段は、前記対象物状態管理手段に保持されている対象物の状態情報に基づいて対象物の存在確率が高い他の前記監視カメラに優先的に符号量を割り当てる。 【0014】 この構成により、監視カメラに対象物検出手段が検出した対象物の状態を保持する対象物状態管理手段を備えて、対象物の状態情報に基づいて対象物の存在確率が高い他の監視カメラに優先的に符号量を割り当てるので、監視カメラで撮影されている監視対象空間全体をさらに効率良く符号化することができる。 【0015】 また、本発明の映像監視システムは、前記サイト制御装置は、前記監視サイト間で符号量の割り当ての重みを算出するサイト情報重み算出手段を備え、前記サイト情報重み算出手段は、前記監視サイト内の前記各監視カメラの前記対象物検出手段の検出結果数に基づき、検出結果数の多い前記監視サイトへ優先的に符号量を割り当てるための前記監視サイトにおける符号量の割り当て重みを算出する。 【0016】 この構成により、サイト情報重み算出手段を備えるので、中央監視装置を介することなく、監視サイトごとに割り当てる符号量を修正することができ、迅速に各監視カメラの符号化条件を変更することができる。 【0017】 また、本発明の映像監視システムは、前記サイト制御装置は、前記各監視カメラからネットワークへ送信される符号化された映像データを蓄積する映像蓄積手段を備え、前記映像蓄積手段は、対象物を検出した前記監視カメラからの映像データのみ蓄積する。 【0018】 この構成により、サイト制御装置内に映像蓄積手段を備えるので、蓄積されている映像データを例えば監視用の端末(監視端末)に表示する場合に、中央監視装置に負荷が集中することなく、各サイト制御装置へと負荷を分散することができる。 【0019】 本発明の映像監視システムは、複数の監視カメラと1つサイト制御装置から構成される監視サイトを複数備えるとともに、前記各監視サイトがネットワークを介して接続される中央監視装置を備え、前記監視カメラは、撮像素子からの映像を入力するとともに外部へ出力する第1の映像入力手段を備え、前記サイト制御装置は、前記監視カメラから出力された映像を入力する第2の映像入力手段と、前記第2の映像入力手段で入力された映像を符号化する符号化手段と、前記符号化手段で符号化された映像データや符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する送受信手段と、前記第2の映像入力手段で入力された映像から画像認識により特定の対象物を検出する対象物検出手段と、前記対象物検出手段の検出情報と前記ネットワークを介して前記送受信手段が受信した符号量制御情報を入力として前記符号化手段に符号化条件を設定する符号量制御手段と、符号化情報を管理するサイト情報管理手段と、前記サイト情報管理手段に保持されている符号化情報により同一サイト内の前記監視カメラの符号量を制御するサイト制御手段とを備え、前記中央監視装置は、符号化された映像データを蓄積する映像蓄積手段と、複数の前記監視サイト全ての符号化情報を保持する全体情報管理手段と、前記全体情報管理手段に保持されている符号化情報により前記監視サイトの符号量を制御する中央制御手段と、前記中央制御手段により得られた符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する送受信手段とを備える。 【0020】 この構成により、サイト制御装置内に符号化手段、対象物検出手段を設けて、サイト制御装置内の符号化手段、対象物検出手段などを時分割で監視カメラごとに切り替えて使用することで、監視カメラの符号化手段、対象物検出手段などを不要とし、監視カメラのコストを削減することができる。 【0021】 また、本発明の映像監視システムは、前記サイト制御装置は、前記監視サイト間で符号量の割り当ての重みを算出するサイト情報重み算出手段を備え、前記サイト情報重み算出手段は、前記対象物検出手段の検出結果数に基づき、検出結果数の多い前記監視サイトへ優先的に符号量を割り当てるための前記監視サイトにおける符号量の割り当て重みを算出する。 【0022】 この構成により、サイト情報重み算出手段を備えるので、中央監視装置を介することなく、監視サイトごとに割り当てる符号量を修正することができ、迅速に各監視カメラの符号化条件を変更することができる。 【0023】 また、本発明の映像監視システムは、前記サイト制御装置は、前記各監視カメラから前記ネットワークへ送信される符号化された映像データを蓄積する映像蓄積手段を備え、前記映像蓄積手段は、対象物を検出した前記監視カメラからの映像データのみ蓄積する。 【0024】 この構成により、サイト制御装置内に映像蓄積手段を備えるので、蓄積されている映像データを例えば監視用の端末(監視端末)に表示する場合に、中央監視装置に負荷が集中することなく、各サイト制御装置へと負荷を分散することができる。 【0025】 本発明の映像監視システム制御方法は、複数の監視カメラと1つサイト制御装置から構成される監視サイトを複数備えるとともに、複数の前記監視サイト夫々の複数の前記監視カメラと前記サイト制御装置がネットワークを介して接続される中央監視装置を備える映像監視システムの映像監視システム制御方法であって、前記監視カメラが、撮像して得られた映像を符号化して映像データを前記ネットワークへ送信するとともに、撮像して得られた映像から画像認識により特定の対象物を検出し、得られた検出情報と前記ネットワークを介して受信した符号量制御情報を入力として符号化処理における符号化条件を設定し、前記サイト制御装置が、同一サイト内の複数の前記監視カメラ夫々の符号化情報により同一サイト内の前記監視カメラの符号量を決定し、これにより得られた符号量制御情報を前記ネットワークへ送信し、前記中央監視装置が、前記監視カメラからの符号化された映像データを蓄積するとともに、複数の前記監視サイト全ての符号化情報を保持し、保持している符号化情報により前記監視サイトの符号量を決定し、これにより得られた符号量制御情報を前記ネットワークへ送信する。 【0026】 この方法により、中央監視装置に蓄積される映像の符号化条件を映像からの対象物の検出結果を用いながら迅速に変更することができ、また監視カメラで撮影されている監視対象空間全体を効率良く符号化することができる。 【発明の効果】 【0027】 本発明によれば、中央監視装置に蓄積される映像の符号化条件を映像からの対象物の検出結果を用いながら迅速に変更することができ、また監視カメラで撮影されている監視対象空間全体を効率良く符号化することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0028】 以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。 【0029】 (実施の形態1) 図1は、本発明の実施の形態1に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の映像監視システムは、複数の監視サイト101と、1つの中央監視装置102と、複数の監視端末103と、ネットワーク121とを備えて構成される。 【0030】 監視サイト101は、複数の監視カメラ104と、1つのサイト制御装置105とを備えている。監視カメラ104は、図示せぬCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子から映像を入力し、それを符号化してネットワーク121に送信するものであり、撮像素子から映像を入力する映像入力部106と、映像入力部106で入力された映像をMPEG(Moving Pictur Experts Group)等の符号化方式により符号化する符号化部107と、映像入力部106で入力された映像から画像認識により対象物を検出する対象物検出部110と、対象物検出部110からの対象物検出結果と同一サイトの監視サイト101のサイト制御装置105からの符号化情報に基づき符号量を決定し、それを保持するとともに符号化部107に設定する符号量制御部109と、符号化された映像データ及び符号化情報をネットワーク121へ送信し、また同一サイトの監視サイト101のサイト制御装置105から送信された符号化情報を受信する送受信部108とを備えている。なお、画像認識による対象物の検出の例としては、特開2001−222719号公報などに開示されている。また、対象物に基づき符号化部107を制御する例としては、特開2005−109606号公報などに開示されている。 【0031】 サイト制御装置105は、同一サイトの監視カメラ104から送信された映像データの符号化情報又は中央監視装置102から送信された符号化情報(サイト符号化情報)を管理するものであり、同一サイトの監視カメラ104から送信された符号化情報又は中央監視装置102から送信された符号化情報(サイト符号化情報)を保持するサイト情報管理部112と、サイト情報管理部112で保持されている符号化情報に基づき同一サイトの各監視カメラ104に対する符号化情報を決定するサイト制御部111と、サイト制御部111により決定された符号化情報を同一サイトの監視カメラ104へ送信するとともに中央監視装置102へ送信し、また同一サイトの監視カメラ104から送信された符号化情報を受信するとともに中央監視装置102から送信された符号化情報(サイト符号化情報)を受信する送受信部113とを備えている。 【0032】 中央監視装置102は、各監視サイト101の監視カメラ104から送信された映像データを受信して蓄積し、また各監視サイト101のサイト制御装置105から送信された符号化情報を管理するものであり、各監視サイト101の監視カメラ104から送信された映像データを蓄積する映像蓄積部115と、各監視サイト101のサイト制御装置105から送信された符号化情報を保持する全体情報管理部117と、全体情報管理部117に保持されている符号化情報に基づき各監視サイト101に対する符号化情報を決定する中央制御部116と、中央制御部116により決定された符号化情報(サイト符号化情報)を各監視サイト101のサイト制御装置105へ送信し、また各監視サイト101のサイト制御装置105から送信された符号化情報(サイト符号化情報)を受信する送受信部114とを備えている。 【0033】 監視端末103は、各監視サイト101の監視カメラ104からの映像データ又は中央監視装置102に蓄積された映像データを受信し復号してモニタ(図示略)上に表示するものであり、中央監視装置102から送信された映像データ(すなわち、映像蓄積部115に蓄積された映像データ)を受信するとともに、各監視サイト101の監視カメラ104から送信された映像データを受信する受信部118と、受信部118で受信された映像データを復号する復号部119と、復号部119で復号された映像データをモニタ上に表示する映像表示部120とを備えている。 【0034】 ネットワーク121は、監視サイト101、中央監視装置102及び監視端末103を相互に接続する通信網である。 【0035】 次に、上記構成の映像監視システムについて、図2及び図3を用いてその動作を説明する。図2は、監視カメラ104の符号量制御部109、サイト制御装置105のサイト制御部111及び中央監視装置102の中央制御部116の夫々の動作を示すフローチャートである、図3は、符号化情報を示すテーブルである。 【0036】 図2において、監視カメラ104の符号量制御部109は、対象物検出部110から対象物検出結果が入力された場合(ステップS201でYESの場合)、符号化情報(詳細は後述)に基づき対象物の検出された領域の符号化特性(量子化ステップなど)を符号量制御情報として算出し(ステップS202)、それを符号化部107に設定する(ステップS203)。符号量制御情報を符号化部107に設定した後、符号化部107の符号化結果から符号化情報(図3のテーブル302、テーブル303に相当するデータ)を更新し、一定の周期で(例えば1時間おきに)サイト制御装置105へ送信する(ステップS204)。一方、対象物検出部110から対象物検出結果が入力されない場合(ステップS201でNOの場合)は、符号化情報が入力されたかどうか判定する(ステップS205)。この判定において、符号化情報が入力された場合(ステップS205でYESの場合)は符号化情報を更新する(ステップS206)。この場合、符号量制御部109に入力される符号化情報はサイト制御装置105より送信されたものである。 【0037】 図3は、符号量制御部109に保持されてる符号化情報の一例を示す図である。符号化情報は、3つのテーブル301〜303により管理される。すなわち、サイト制御装置112にて設定される監視カメラ104で割り当て可能な符号量を示すカメラ目標符号量(例えば1秒間あたりの符号量)項目と、そのカメラ目標符号量の有効時間を示す日時項目から構成されるテーブル301、実際に割り当てられた符号量を示すカメラ符号量項目と、カメラ符号量の測定された期間を示す日時項目から構成されているテーブル302、監視カメラ104で検出された対象物を区別するIDを示す対象物ID項目と、対象物の映像中に占める大きさを示す大きさ項目と、対象物の検出された領域に割り当てられた符号量重み項目と、対象物が検出された期間を示す日時項目から構成されるテーブル303により管理される。 【0038】 図2のステップS202では、カメラ目標符号量を超えないように、検出された対象物の大きさを加味して符号量重みを算出する。例えば次のような手順で求める。 【0039】 (1)ブロック当たりの平均符号量=カメラ目標符号量/全ブロック数 (2)対象物検出ブロックにおける平均符号量=ブロックあたりの平均符号量×α (αは経験的に求められる値で、1.2などである) (3)対象物検出ブロック以外の平均符号量=(カメラ目標符号量−対象物検出ブロックにおける平均符号量×対象物検出ブロック数)/(全ブロック数−対象物検出ブロック数) ここで、ブロックとは、MPEG(Moving Picture Experts Group)などで用いられているマクロブロックなどが好適である。 【0040】 図2において、サイト制御装置105のサイト制御部111は、符号化情報が入力された場合(ステップS207でYESの場合)、サイト符号化情報を更新し(ステップS209)、更新した後のサイト符号化情報(図4のテーブル305、テーブル306に相当するデータ)を中央監視装置102へ送信する(ステップS210)。サイト制御部111に入力される符号化情報は、監視カメラ104より送信されたものである。一方、符号化情報が入力されない場合(ステップS207でNOの場合)、サイト符号化情報が入力されたかどうか判定する(ステップS208)。サイト符号化情報が入力された場合(ステップS208でYESの場合)、入力されたサイト符号化情報に基づき、現在のサイト符号化情報を更新し、さらに符号化情報を決定して(ステップS211)、該符号化情報(テーブル301に相当するデータ)を監視カメラ104へ送信する(ステップS212)。サイト制御部111に入力されるサイト符号化情報は中央監視装置102より送信されたものである。 【0041】 ここで、図4は、サイト情報管理部112に保持されているサイト符号化情報の一例を示す図である。サイト符号化情報は3テーブル304〜306により管理される。すなわち、中央監視装置102にて設定される監視サイト101に割り当て可能な符号量を示すサイト目標符号量項目と、そのサイト目標符号量の有効期間を示す日時項目から構成されるテーブル304、実際に割り当てられた符号量を示すサイト符号量項目と、サイト符号量の測定された期間を示す日時項目から構成されているテーブル305、監視カメラ104を区別するカメラID項目と、検出された対象物数項目と、対象物を検出したブロックに割り当てた符号量重み項目と、割り当てた全符号量項目と、期間を示す日時項目とから構成されるテーブル306により管理される。ステップ211におけるサイト符号化情報の更新は例えば次のような手順で求める。 【0042】 (1)テーブル306の日時項目を参照し、時間帯ごとに(例えば1時間単位)、全符号量、対象物数を加算する(サイト内の全監視カメラ104の全符号量及び検出された対象物数の合計を求める)。 (2)カメラ重み係数=監視カメラの対象物数/監視カメラの対象物数の合計 (3)各監視カメラのカメラ目標符号量=(監視カメラの全符号量/全符号量の合計+監視カメラ重み係数)/2×サイト目標符号量 なお、符号量重みを上記の式に加味するようにしても良い。 【0043】 図2に戻り、中央監視装置102の中央制御部116は、映像データが入力された場合(ステップS213でYESの場合)、映像蓄積部115に映像データを送り、ハードディスクドライブなどの記憶装置に蓄積する(ステップS214)。中央制御部116に入力される映像データは、監視カメラ104より送信されたものである。一方、映像データが入力されない場合(ステップS213でNOの場合)は、サイト符号化情報が入力されたかどうか判定する(ステップS215)。サイト符号化情報が入力された場合(ステップS215でYESの場合)は全体符号化情報を更新し(ステップS216)、その後、サイト符号化情報(テーブル304に相当するデータ)をサイト制御装置105へ送信する(ステップS217)。中央制御部116に入力されるサイト符号化情報はサイト制御装置105より送信されたものである。 【0044】 ここで、図5は、全体情報管理部117に保持されている全体符号化情報の一例を示す図である。全体符号化情報は、各監視サイト101に符号量を割り当てる割合を示すサイトID項目と、割り当て割合が有効な期間を示す期間項目から構成されるテーブル307で管理される。ステップS216では、例えば次の手順で全体符号化情報を求める。 【0045】 (1)受け取ったサイト符号化情報から各監視サイト101のサイト符号量を参照し、サイト符号量の和を求める。 (2)各監視サイト101への符号量割り当て割合=各監視サイト101のサイト符号量/サイト符号量の和 【0046】 図2において、ステップS217では、システム利用可能符号量に監視サイト101への割り当て割合を掛け合わせてサイト符号化情報のサイト目標符号量を求める。 【0047】 以上のように本実施の形態の映像監視システムによれば、監視カメラ104で発生する符号化情報を管理する符号量制御部109と、監視サイト101の符号化情報を管理するサイト情報管理部112と、システム全体の符号化情報を管理する全体情報管理部117とを備えるので、監視端末103でモニタされる映像あるいは中央監視装置102における映像蓄積部115に蓄積される映像の符号化条件を、映像からの対象物の検出結果などを用いながら迅速に変更することができる。さらに監視カメラ104で撮影されている監視対象空間全体を効率良く符号化することができる。 【0048】 なお、本実施の形態では、日時項目の例として、1/1−1/10、2005/1/19:00−10:00などを使用しているが、他の例としては、曜日や特定の日(休日やイベントのある日)ごとに管理することも可能である。 【0049】 (実施の形態2) 図6は、本発明の実施の形態2に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、図1と同様な部分については、同一の符号を付して、適宜説明を省略する。図1の実施の形態1との相違点は、監視カメラ104の設定位置情報(詳細は後述)を保持する設定位置情報管理部401を新たに設けたことである。 【0050】 以上のように構成された映像監視システムについて、図7、図8を用いてその動作を説明する。まず、図7を用いて、設定位置情報管理部401を設けたことによる符号量制御部109の動作の違いについて説明する。符号量制御部109は、サイト制御装置105に加えて、直接監視カメラ104にも符号化情報を送信する点が異なり、具体的には、ステップS501で送信する符号化情報を算出し、送信する監視カメラ104を決定している。他のステップに関しては図2の説明と同様である。 【0051】 図8は、設定位置情報管理部401で管理される設定位置情報の一例を示す図である。設定位置情報601は、監視カメラ104を識別するためのカメラID項目(CamID1など)、監視カメラ104の設定位置を3次元ワールド座標系などで示す設置位置項目((X1,Y1,Z1)など)、当該監視カメラ104から他の監視カメラ104までの距離(設置位置から求められるL1など)を示す距離項目からなる。ステップS501では、設置位置情報管理部401から得られる監視カメラ104の設置位置情報を用いて、例えば以下の手順で符号化情報を送信する監視カメラ104及び送信する符号化情報(目標カメラ符号量の補正量)を決定する。 【0052】 (1)符号量制御情報のテーブル303から、対象物として検出されている対象物の数を求める。 (2)全ての監視カメラ104までの距離をテーブル601から求める。 (3)目標カメラ符号量の補正量を以下の条件で求める。 (A)監視カメラ104までの距離≦X0 目標カメラ符号量の補正量=0 (B)X0<監視カメラ104までの距離<X1 目標カメラ符号量の補正量=α×監視カメラ104までの距離+β αは負の数であり、(1)で求めた対象物の数から求める。対象物の数が大きいほど大きな値となる。βは補正項であり、監視カメラ104の設置される環境に合わせて修正を行う値である。 (C)X1≦監視カメラ104までの距離 目標カメラ符号量の補正量=0 【0053】 目標カメラ符号量の補正量は、各監視カメラ104に設定されている目標カメラ符号量を補正する割合(例えば、+10%など)を示し、プラスだけでなくマイナスの値もとり得る。また、X0,X1は閾値であり、監視カメラ104の設定環境に合わせて実験的に決定される。 【0054】 (4)(3)で求めた目標カメラ符号量の補正量が0以外となった監視カメラ104を符号化情報を送信する監視カメラとして決定する。 【0055】 以上のように本実施の形態の映像監視システムによれば、実施の形態1と同様の構成に加えて設置位置情報管理部401を備えるので、サイト制御装置105を介することなく、監視カメラ104間の距離に基づき、他の監視カメラ104に割り当てる符号量を修正することで、迅速に各監視カメラ104の符号化条件を変更することができる。 【0056】 なお、本実施の形態では、3次元のワールド座標系を用いたが、これ以外にも2次元のマップへ射影して、距離を表現することも可能であるし、特定の監視カメラ104を原点座標として、距離を表現することも可能である。 【0057】 また、本実施の形態では、対象物の数を利用して目標カメラ符号量の補正量を計算しているが、対象物の大きさ、対象物の検出された領域に対して割り当てられた符号量をなどを用いることも可能である。 【0058】 (実施の形態3) 図9は、本発明の実施の形態3に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、図1又は図6と同様な部分については、同一の符号を付して、適宜説明を省略する。図1の実施の形態1との相違点は、対象物検出部110により検出された対象物について、対象物の状態情報(詳細は後述)を保持する対象物状態管理部701を新たに設けたことである。 【0059】 以上のように構成された映像監視システムについて、図10、図11を用いてその動作を説明する。図10は、符号量制御部109の動作を説明するためのフローチャートである。まず、対象物状態管理部701を設けることによる符号量制御部109の動作の異なる点について説明する。符号量制御部109は、サイト制御装置105に加えて、直接、他の監視カメラ104にも符号化情報を送信する点が異なり、具体的にはステップS801で、対象物検出部110で検出された対象物の状態情報を基に対象物の位置を予測し、ステップS802で、ステップS801で得られた予測位置から送信する符号化情報を算出し、送信する監視カメラ104を決定している。他のステップに関しては図2の説明と同様である。 【0060】 図11は、対象物状態管理部701で管理される対象物状態管理情報の一例を示す図である。対象物状態管理情報901は、対象物を識別するための対象物ID項目(ID1など)、検出された対象物の3次元位置を2次元マップ上に射影した座標系などで示す検出位置項目((ax1,ay1)など)、対象物の移動方向を方角などで示す移動方向項目(NNE(北北東)など)、対象物の移動速度を示す移動速度項目(1km/hなど)、対象物の向いている向きを、移動方向を基準として、時計回りを正、反時計回りを負の相対角度で示す向き項目(+10度など)からなる。 【0061】 図12において、監視カメラ903(設置位置:(x1,y1)、監視カメラ904(設置位置:(x2,y2)、監視カメラ905(設置位置:(x3,y3)は監視カメラ104を示し、検出位置906は対象物検出部110で検出された対象物を、予測位置907は検出位置906にある対象物の予測される移動位置を示している。 【0062】 図10において、ステップS801では、対象物状態管理情報901から得られる対象物の情報を用いて、例えば以下の手順で対象物の予測位置を算出する。図12の例では、検出位置906にある対象物がどの位置へ移動するか予測位置907を求めることになる。予測位置の算出は、例えば以下の手順で行う。 【0063】 (1)監視カメラ間の通信にかかる時間をTを求める。 (2)移動速度を以下の条件で補正する。 (A)−30度≦向き≦30度 補正移動速度=移動速度×α αは実験的に求めるもので、1.1などである。 (B)−90度≦向き<−30度あるいは30度<向き≦90度 補正移動速度=移動速度×β βは実験的に求めるもので、0.8などである。 (C)(A),(B)以外 補正移動速度=移動速度×γ γは実験的に求めるもので、0.5などである。 (3)予測位置(xp,yp)=検出位置+移動方向×移動速度 【0064】 図10において、ステップS802では、ステップS801で求めた予測位置情報を基準に、例えば以下の手順で符号化情報を送信する監視カメラ104及び送信する符号化情報(目標カメラ符号量の補正量)を決定する。 【0065】 (1)符号量制御情報のテーブル303(図3参照)から、対象物として検出されている対象物の数を求める。 (2)テーブル601(図8参照)から監視カメラ104の設置位置を求め、全ての監視カメラ104について、対象物から監視カメラ104までの距離を求める。 複数の対象物が検出されている場合には、例えば最大の大きさの対象物を選択して、以下の処理を行う。 【0066】 (3)目標カメラ符号量の補正量を、以下の条件で求める。 (A)対象物から監視カメラ104までの距離≦X0 目標カメラ符号量の補正量=0 (B)X0<対象物から監視カメラ104までの距離<X1 目標カメラ符号量の補正量=α×監視カメラ104までの距離+β αは負の数であり、(1)で求めた対象物の数から求める。対象物の数が大きいほど大きな値となる。βは補正項であり、監視カメラ104の設置される環境に合わせて修正を行う値である。 (C)X1≦対象物から監視カメラ104までの距離 目標カメラ符号量の補正量=0 目標カメラ符号量の補正量は、各監視カメラ104に設定されている目標カメラ符号量を補正する割合(例えば、+10%)を示し、プラスだけでなくマイナスにもなる。 【0067】 (4)(3)で求めた目標カメラ符号量の補正量が0以外となった監視カメラ104を符号化情報を送信カメラとして決定する。 【0068】 以上のように本実施の形態の映像監視システムによれば、実施の形態2の映像監視システムと同様の構成の他に対象物状態管理部701を備えるので、サイト制御装置105を介することなく、監視カメラ104と対象物検出部110で検出された対象物の距離に基づき、他の監視カメラ104に割り当てる符号量を修正することで、迅速に各監視カメラ104の符号化条件を変更することができる。 【0069】 なお、本実施の形態では、2次元マップ上で監視カメラ104と対象物の位置を表しているが、3次元のワールド座標系でも同様に可能である。 【0070】 また、以上の説明では、ステップS802において、複数の対象物が検出されている場合に、最大のものを選択して処理を行なったが、全ての対象物について同様の処理を行い、求められた目標カメラ符号量の補正量の和を求め、対象物数で割り平均を求めるようにしても良い。 【0071】 (実施の形態4) 図13は、本発明の実施の形態4に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、図1と同様な部分については、同一の符号を付して、適宜説明を省略する。図1の実施の形態1との相違点は、サイト情報管理部112に保持されているサイト符号化情報を基に、サイト符号化情報の補正情報(サイト目標符号量の補正)を算出するサイト情報重み算出部1001を新たに設けたことである。 【0072】 以上のように構成された映像監視システムについて、図14を用いてその動作を説明する。図14は、サイト情報管理部112の動作を説明するためのフローチャートである。 【0073】 サイト情報重み算出部1001を設けることにより、サイト制御部111の動作が異なる部分について説明する。サイト制御部111は、中央監視装置102に加えて、直接サイト制御装置105にもサイト符号化情報を送信する点が異なる。具体的にはステップS1101でサイト符号化情報の補正情報を算出し、ステップS1102で補正したサイト符号化情報を送信している。他のステップに関しては、図2の説明と同様である。より詳細には、ステップS1101では、例えば以下の手順でサイト目標符号量の補正量を求める。 【0074】 (1)サイト符号化情報のテーブル306を参照し、監視サイト101内にある監視カメラ104で所定の時間内(例えば1時間)に検出された対象物数の和を求める。 (2)サイト目標符号量の補正量を、以下の条件で求める。 (A)対象物数の和≦X0 サイト目標符号量の補正量=α×対象物数の和 αは負の数であり、監視サイトの設置環境に合わせて設定する。 (B)X0<対象物数の和<X1 サイト目標符号量の補正量=0 (C)X1≦対象物数の和 サイト目標符号量の補正量=β×対象物数の和 βは正の数であり、監視サイトの設置環境に合わせて設定する。 【0075】 サイト目標符号量の補正量は、各サイト制御装置に105に設定されているサイト目標符号量を補正する割合(例えば、+10%など)を示し、プラスだけでなくマイナスの値もとり得る。X0,X1は閾値であり、監視サイトの設定環境に合わせて実験的に決定される。 【0076】 ステップS1102では、ステップS1101により算出されたサイト符号化情報(サイト目標符号量の補正量)を他の監視サイト101へ送信する。 【0077】 以上のように本実施の形態の映像監視システムによれば、実施の形態1の映像監視システムの構成に加えてサイト情報重み算出部1001を備えたので、中央監視装置101を介することなく、監視サイト101ごとに割り当てる符号量を修正することで、迅速に各監視カメラ104の符号化条件を変更することができる。 【0078】 (実施の形態5) 図15は、本発明の実施の形態5に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、図1と同様な部分については、同一の符号を付して、適宜説明を省略する。図1の実施の形態1との相違点は、中央監視装置102内に映像蓄積部115を設けず、サイト制御装置105内に映像蓄積部1201を新たに設けたことである。 【0079】 以上のように本実施の形態の映像監視システムによれば、サイト制御装置105内に映像蓄積部1201を設けたことにより、監視端末103により蓄積されている映像データを表示する場合に中央監視装置102に負荷が集中することなく、各サイト制御装置105へと負荷を分散することができる。 【0080】 なお、以上の説明では、映像蓄積部115を設けずに、映像蓄積部1201を設けているが、両方設けることも同様に可能である。映像蓄積部1201の使い分けの例としては、映像蓄積部115には対象物が検出された映像データのみを、映像蓄積部1201には全ての映像データを蓄積することである。 【0081】 (実施の形態6) 図16は、本発明の実施の形態6に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、図1と同様な部分については、同一の符号を付して、適宜説明を省略する。図1の実施の形態1との相違点は、監視カメラ1308を、撮像素子等で映像を取り込み、サイト制御装置1309へ出力する映像入力部1301で構成し、サイト制御装置1309を、監視カメラ1308からの映像を入力する映像入力部1302と、映像入力部1302で入力された映像をMPEG等の符号化方式により符号化する符号化部1304と、映像入力部1302で入力された映像から画像認識により対象物を検出する対象物検出部1303と、対象物検出部1303及び中央監視装置102から得られる符号化情報を保持するサイト情報管理部112と、保持されている符号化情報を基に符号化部1304に設定するサイト制御部1305と、対象物検出部1303からの対象物検出結果と送受信部1307で受信した符号化情報に基づき符号量を決定し、符号化部1304に設定する符号量制御部1310と、符号化された映像データ及び符号化情報をネットワーク121へ送信又は中央監視装置102から符号化情報を受信する送受信部1307とを備えて構成したことである。 【0082】 以上のように本実施の形態の映像監視システムによれば、監視カメラ1308を最小限の構成要素とし、サイト制御装置1309内に符号化部1304、対象物検出部1303を備えるので、サイト制御装置1309内の符号化部1304、対象物検出部1303などを時分割で監視カメラ1308ごとに切り替えて使用することで、監視カメラ104の符号化部107、対象物検出部109などを不要とし、監視カメラ1308のコストを削減することができる。 【0083】 なお、本実施の形態に、実施の形態4のサイト情報重み算出部1001又は実施の形態5の映像蓄積部1201を追加しても良いし、これらを組み合わせても良い。 【産業上の利用可能性】 【0084】 本発明は、監視カメラ端末あるいは映像監視端末の数が非常に大きくなるような大規模なシステムを構築しても中央監視装置の負荷が増大することがなく、さらにネットワークを増大させることなくモニタ条件の制御を行うことができ、また複数の監視カメラにより特定の空間を別々の方向から監視する場合でも監視対象空間全体を効率良く符号化することができるといった効果を有し、映像監視システムへなどの適用が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0085】 【図1】本発明の実施の形態1に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図 【図2】本発明の実施の形態1に係る映像監視システムの動作説明のためのフローチャート 【図3】本発明の実施の形態1に係る映像監視システムの管理データの例を説明するための図 【図4】本発明の実施の形態1に係る映像監視システムの管理データの例を説明するための図 【図5】本発明の実施の形態1に係る映像監視システムの管理データの例を説明するための図 【図6】本発明の実施の形態2に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図 【図7】本発明の実施の形態2に係る映像監視システムの動作説明のためのフローチャート 【図8】本発明の実施の形態2に係る映像監視システムの管理データの例を説明するための図 【図9】本発明の実施の形態3に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図 【図10】本発明の実施の形態3に係る映像監視システムの動作説明のためのフローチャート 【図11】本発明の実施の形態3に係る映像監視システムの管理データの例を説明するための図 【図12】本発明の実施の形態3に係る映像監視システムの動作を説明するための図 【図13】本発明の実施の形態4に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図 【図14】本発明の実施の形態4に係る映像監視システムの動作説明のためのフローチャート 【図15】本発明の実施の形態5に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図 【図16】本発明の実施の形態6に係る映像監視システムの概略構成を示すブロック図 【図17】従来の映像監視システムの概略構成を示すブロック図 【図18】従来の監視カメラの概略構成を示すブロック図 【符号の説明】 【0086】 101 監視サイト 102 中央監視装置 103 監視端末 104 監視カメラ 105 サイト制御装置 106 映像入力部 107 符号化部 108 送受信部 109 符号量制御部 110 対象物検出部 111 サイト制御部 112 サイト情報管理部 113 送受信部 114 送受信部 115 映像蓄積部 116 中央制御部 117 全体情報管理部 118 受信部 119 復号部 120 映像表示部 121 ネットワーク 401 設置位置情報管理部 701 対象物状態管理部 1001 サイト情報重み算出部 1201 映像蓄積部 1301 映像入力部 1302 映像入力部 1303 対象物検出部 1304 符号化部 1305 サイト制御部 1306 サイト情報管理部 1307 送受信部 1308 監視カメラ 1309 サイト制御装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月30日(2006.6.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100115107 【弁理士】 【氏名又は名称】高松 猛
【識別番号】100108589 【弁理士】 【氏名又は名称】市川 利光
【識別番号】100119552 【弁理士】 【氏名又は名称】橋本 公秀
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| 【公開番号】 |
特開2008−11325(P2008−11325A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−181094(P2006−181094) |
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