| 【発明の名称】 |
デジタルカメラ |
| 【発明者】 |
【氏名】▲高▼柳 渉
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| 【要約】 |
【課題】撮影シーンに応じた最適な撮影モードを自動的に設定することが出来るデジタルカメラを提供する。
【構成】本発明に係るデジタルカメラは、撮像装置から得られるRBGデータをHSVデータに変換するデータ変換手段と、データ変換手段によって得られる1画面分のHSVデータの内、少なくとも色相データH_DATAと彩度データS_DATAに基づいて、これらのデータの色相−彩度座標上における分布を判別して、該分布に対応する撮影シーンを選択する撮影シーン選択手段と、前記撮影シーン選択手段によって選択された撮影シーンに応じた撮影モードを設定する撮影モード設定手段とを具えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 撮像装置と、前記撮像装置によって撮影された画像を取り込むデータ処理回路と、撮影シーンに応じた撮影モードを設定する撮影モード設定回路とを具えたデジタルカメラにおいて、前記撮影モード設定回路は、 前記撮像装置から得られるRBGデータをHSVデータに変換するデータ変換手段と、 前記データ変換手段によって得られる1画面分のHSVデータの内、少なくとも色相データH_DATAと彩度データS_DATAに基づいて、これらのデータの色相−彩度座標上における分布を判別して、該分布に対応する撮影シーンを選択する撮影シーン選択手段と、 前記撮影シーン選択手段によって選択された撮影シーンに応じた撮影モードを設定する撮影モード設定手段 とを具えていることを特徴とするデジタルカメラ。 【請求項2】 前記データ変換手段は、1画面を複数の画像ブロックに分割して、画像ブロック毎に前記撮像装置から得られるRBGデータをHSVデータに変換する請求項1に記載のデジタルカメラ。 【請求項3】 前記撮影シーン選択手段は、1画面分の色相データH_DATAと彩度データS_DATAに対し、複数の撮影シーンのそれぞれについて用意された複数の判別ルーチンを順次実行することによって、撮影シーンを選択する請求項1又は請求項2に記載のデジタルカメラ。 【請求項4】 前記撮影シーン選択手段は、各判別ルーチンにおいて色相データH_DATA及び彩度データS_DATAがそれぞれ所定の範囲内に含まれているか否かを判断して、特定の撮影シーンに該当するか否かを判定する請求項3に記載のデジタルカメラ。 【請求項5】 前記撮影シーン選択手段は、各判別ルーチンにおいて前記画像ブロックを1単位として1或いは複数の画像ブロックからなる複数のエリアを設定して、これらのエリアの内、色相データH_DATA及び彩度データS_DATAがそれぞれ所定の範囲内に含まれているエリアの数をカウントし、該カウント値が所定値を超えているとき、その撮影シーンに該当すると判断する請求項4に記載のデジタルカメラ。 【請求項6】 前記複数の撮影シーンには、ろうそくの灯によって照明される物体を主体とする画像若しくは同等の画像を対象とする撮影シーンと、花を主体とする画像若しくは同等の画像を対象とする撮影シーンと、夕景を主体とする画像若しくは同等の画像を対象とする撮影シーンと、テキストを主体とする画像若しくは同等の画像を対象とする撮影シーンとが含まれている請求項1乃至請求項5の何れかに記載のデジタルカメラ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、CCD等からなる撮像装置によって画像を撮影するデジタルカメラに関し、特に撮影シーンに応じた撮影モードを設定することが可能なデジタルカメラに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、デジタルカメラにおいては、撮影シーン(夕景撮影、夜景撮影、花撮影など)に応じた最適な撮影条件を自動的に設定するべく、予め複数の撮影モードが用意されており、ユーザが撮影シーンに応じた1つの撮影モードを選択設定することが可能となっている。 【0003】 そして、ユーザが複数の撮影モードの中から1つの撮影モードを選択操作する際に、画面に複数の撮影モードをメニュー表示することが行なわれている(特許文献1参照)。 又、複数の撮影モードのメニュー表示において、複数の撮影モードの表示順序を時刻、季節、温度、天気、撮影画像の輝度などに応じて入れ替え、最も多用される撮影モードを最初に表示する技術が提案されている(特許文献2参照)。 【特許文献1】特開2004−247869号公報 【特許文献2】特開2004−336326号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、従来のデジタルカメラにおいては、あくまでも撮影モードの最終的な決定はユーザに委ねられており、撮影シーンに応じた最適な撮影モードを自動的且つ精度良く設定することが出来るデジタルカメラは未だ知られていない。 そこで本発明の目的は、撮影シーンに応じた最適な撮影モードをより精度良く設定することが出来るデジタルカメラを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明者らは上記目的を達成するべく鋭意研究を重ねた結果、撮像装置から得られるRBGデータをHSVデータに変換し、これによって得られる1画面分のHSVデータの内、色相データH_DATAと彩度データS_DATAを色相−彩度座標上にプロットすると、撮影シーンによって分布は異なるものの、同じ撮影シーンであれば、両データH_DATA及びS_DATAは色相−彩度座標上の特定の領域に集中することを発見し、本発明の完成に至った。 【0006】 即ち、本発明に係るデジタルカメラは、撮像装置と、前記撮像装置によって撮影された画像を取り込むデータ処理回路と、撮影シーンに応じた撮影モードを設定する撮影モード設定回路とを具え、該撮影モード設定回路は、 前記撮像装置から得られるRBGデータをHSVデータに変換するデータ変換手段と、 前記データ変換手段によって得られる1画面分のHSVデータの内、少なくとも色相データH_DATAと彩度データS_DATAに基づいて、これらのデータの色相−彩度座標上における分布を判別して、該分布に対応する撮影シーンを選択する撮影シーン選択手段と、 前記撮影シーン選択手段によって選択された撮影シーンに応じた撮影モードを設定する撮影モード設定手段 とを具えている。 【0007】 尚、前記複数の撮影シーンには、ろうそくの灯によって照明される物体を主体とする画像若しくは同等の画像を対象とする撮影シーンと、花を主体とする画像若しくは同等の画像を対象とする撮影シーンと、夕景を主体とする画像若しくは同等の画像を対象とする撮影シーンと、テキストを主体とする画像若しくは同等の画像を対象とする撮影シーンとが含まれている。 【0008】 上記本発明のデジタルカメラによれば、予め、複数の撮影シーンのそれぞれについて色相データH_DATAと彩度データS_DATAの色相−彩度座標上における分布を調べておき、実際の画像撮影/記録時には、撮影画像についての色相データH_DATAと彩度データS_DATAの分布を前記複数の撮影シーンについての分布と比較することにより、当該撮影画像が何れの撮影シーンに該当するかを判別することが出来る。 ここで、撮影シーン選択手段は、各撮影シーンについての判別において色相データH_DATA及び彩度データS_DATAがそれぞれ所定の範囲内に含まれているか否かを判断して、特定の撮影シーンに該当するか否かを判定する。 【0009】 具体的構成において、前記データ変換手段は、1画面を複数の画像ブロックに分割して、画像ブロック毎に前記撮像装置から得られるRBGデータをHSVデータに変換する。 該具体的構成によれば、1回当たりのデータ変換処理の対象となるRBGデータの量が減少することによって、画面全体についてのRBGデータに対する変換処理時間が短縮されることになる。尚、この様に画像ブロック毎にデータ変換を行なう方式によっても、撮影シーン判別の精度が低下することはない。 【0010】 又、具体的構成において、前記撮影シーン選択手段は、1画面分の色相データH_DATAと彩度データS_DATAに対し、複数の撮影シーンのそれぞれについて用意された複数の判別ルーチンを順次実行することによって、撮影シーンを選択する。 該具体的構成によれば、複数の判別ルーチンを順次実行する過程で、何れかの判別ルーチンによる判別により、判別対象となっている画像が1つの撮影シーンに該当しているとの結果が得られることになる。 【0011】 他の具体的構成において、前記撮影シーン選択手段は、各判別ルーチンにおいて前記画像ブロックを1単位として1或いは複数の画像ブロックからなる複数のエリアを設定して、これらのエリアの内、色相データH_DATA及び彩度データS_DATAがそれぞれ所定の範囲内に含まれているエリアの数をカウントし、該カウント値が所定値を超えているとき、その判別ルーチンが判別の対象とする撮影シーンであると判断する。 これによって、撮影シーン毎にその撮影シーンに適切な画像エリアサイズでシーン判別を行なうことが出来る。 【発明の効果】 【0012】 本発明に係るデジタルカメラによれば、撮影シーンに応じた最適な撮影モードをより精度良く設定することが出来る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。 本発明に係るデジタルカメラは、図1に示す如く、レンズ等から構成される光学系(1)と、レンズを駆動する駆動モータ(2)と、シャッタ操作に応動するシャッタ(3)と、光学系(1)から得られる画像をアナログ撮像信号に変換するCCD(4)と、CCD(4)から得られるアナログ撮像信号をデジタルデータに変換するAFE(5)と、撮影画像などを表示するディスプレイ(6)と、シャッターキー等の操作キー(7)と、後述する撮影シーン判別手続等のコンピュータプログラムが格納されているROM(13)と、操作キー(7)からの操作信号やROM(13)に格納されているコンピュータプログラムに基づいて所定の制御動作を実行するCPU(10)と、CPU(10)による演算処理に利用されるRAM(12)と、所定の画像処理を実行するASIC(11)と、被写体までの距離を測定する距離センサー(8)と、手ぶれ補正等に用いるジャイロセンサー(9)とを具えている。 【0014】 本発明に係るデジタルカメラにおける撮影シーンの判別においては、図5(a)に示す様にろうそくの灯によって照明される物体を主体とする画像と、図7(a)、図9(a)、図11(a)及び図13(a)に示す様に花を主体とする画像と、図15(a)に示す様に夕景を主体とする画像と、図17(a)に示す様にテキストを主体とする画像の4種類の画像についてそれぞれ、ろうそく画像撮影シーン(CANDLE)、花画像撮影シーン(FLOWER)、夕景画像撮影シーン(SUNSET)及びテキスト画像撮影シーン(TEXT)の4つの撮影シーンが用意され、撮影画像がこの中の何れの撮影シーンに該当するかを判別する。 【0015】 尚、図7(a)、図9(a)、図11(a)及び図13(a)は、互いに異なる色相及び色彩を有する4種類の花の画像1〜4であって、これに応じて4つの花画像撮影シーン1〜4が用意される。 【0016】 本発明に係るデジタルカメラにおいては、AFE(5)から得られる1画面分のRBGデータをHSVデータに変換し、これによって得られる1画面分のHSVデータの内、色相データH_DATAと彩度データS_DATAに基づいて、これらのデータの色相−彩度座標上における分布を判別して、該分布に対応する1つの撮影シーンを選択し、その撮影シーンに応じた撮影モードを設定する。 【0017】 RBGデータからHSVデータへの変換は、次に示す周知の演算処理によって行なうことが出来る。 MAX=max(R,G,B) :R,G,Bの最大値をMAXに代入 MIN=min(R,G,B) :R,G,Bの最小値をMINに代入 V=MAX :VにMAXを代入 もし、V=0の場合 S=0 H=0 もし、V=0以外の場合 S=(MAX−MIN)/MAX Cr=(MAX−R)/(MAX−MIN) :Crは変数 Cg=(MAX−G)/(MAX−MIN) :Cgは変数 Cb=(MAX−B)/(MAX−MIN) :Cbは変数 【0018】 R=MAXのとき H=Cb−Cg G=MAXのとき H=2+Cr−Cb B=MAXのとき H=4+Cg−Cr ここで、もしH<0ならば H=H+360 【0019】 1画面分のRBGデータをHSVデータに変換する場合、画面を図2(a)の如く16×16の画像ブロックに分割し、画像ブロック毎にデータ変換を行なう。そして、基本的な撮影シーン判別としては、データ変換によって得られた画像ブロック毎の色相データH_DATA及び彩度データS_DATAを、撮影シーン毎に設定されている最小値と最大値とそれぞれ比較して、これらデータが所定の範囲内に収まっているかどうかを判断し、範囲内に収まっている画像ブロックの数をカウントする。そして、そのカウント値が所定値を超えているか否かを判断し、超えているときは、当該1画面の画像がその撮影シーンに該当している判断するのである。 【0020】 尚、後述する様に、具体的な撮影シーン判別においては、図2(a)に示す画像分割に加え、図2(a)に示す1つの画像ブロックを1×1のエリアとして、図2(b)の如く2×2のエリアを1つの画像ブロックとする画像分割と、図2(c)の如く4×4のエリアを1つの画像ブロックとする画像分割とを行なって、これらの画像分割のもとにおいても、図2(a)に示す画像分割の場合と同様のシーン判別を行なう。但し、撮影シーン毎に適切な画像分割によるシーン判別を選択するものとする。 【0021】 図5(a)に示すろうそく画像を16×16の画像ブロックに分割して、画像ブロック毎にRGBデータを積算し、更にホワイトバランス処理のための演算(ゲイン乗算)を施すと、図5(b)に示す画像が得られる。そして、この16×16の画像ブロックからなる画像のRGBデータをHSVデータに変換する。これによって得られたHSVデータに含まれる色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは、図6に示す色相−彩度座標上に図示の如くプロットされる。 尚、図6の色相−彩度座標は、角度を色相、半径を彩度として、色相データH_DATA及び彩度データS_DATAを2次元で表わすものである。 図6から明らかな様に、色相−彩度座標上においてろうそく画像の色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは1つの局所的な領域に集中することになる。 【0022】 又、図7(a)に示す花画像1を16×16の画像ブロックに分割して、画像ブロック毎にRGBデータを積算し、更にホワイトバランス処理のための演算を施すと、図7(b)に示す画像が得られる。そして、この16×16の画像ブロックからなる画像のRGBデータをHSVデータに変換する。これによって得られたHSVデータに含まれる色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは、図8に示す色相−彩度座標上に図示の如くプロットされる。 図8から明らかな様に、色相−彩度座標上において花画像1の色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは1つの局所的な領域に集中することになる。 【0023】 又、図9(a)に示す花画像2を16×16の画像ブロックに分割して、画像ブロック毎にRGBデータを積算し、更にホワイトバランス処理のための演算を施すと、図9(b)に示す画像が得られる。そして、この16×16の画像ブロックからなる画像のRGBデータをHSVデータに変換する。これによって得られたHSVデータに含まれる色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは、図10に示す色相−彩度座標上に図示の如くプロットされる。 図10から明らかな様に、色相−彩度座標上において花画像2の色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは1つの局所的な領域に集中することになる。 【0024】 又、図11(a)に示す花画像3を16×16の画像ブロックに分割して、画像ブロック毎にRGBデータを積算し、更にホワイトバランス処理のための演算を施すと、図11(b)に示す画像が得られる。そして、この16×16の画像ブロックからなる画像のRGBデータをHSVデータに変換する。これによって得られたHSVデータに含まれる色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは、図12に示す色相−彩度座標上に図示の如くプロットされる。 図12から明らかな様に、色相−彩度座標上において花画像3の色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは1つの局所的な領域に集中することになる。 【0025】 更に、図13(a)に示す花画像4を16×16の画像ブロックに分割して、画像ブロック毎にRGBデータを積算し、更にホワイトバランス処理のための演算を施すと、図13(b)に示す画像が得られる。そして、この16×16の画像ブロックからなる画像のRGBデータをHSVデータに変換する。これによって得られたHSVデータに含まれる色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは、図14に示す色相−彩度座標上に図示の如くプロットされる。 図14から明らかな様に、色相−彩度座標上において花画像4の色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは1つの局所的な領域に集中することになる。 【0026】 又、図15(a)に示す夕景画像を16×16の画像ブロックに分割して、画像ブロック毎にRGBデータを積算し、更にホワイトバランス処理のための演算を施すと、図15(b)に示す画像が得られる。そして、この16×16の画像ブロックからなる画像のRGBデータをHSVデータに変換する。これによって得られたHSVデータに含まれる色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは、図16に示す色相−彩度座標上に図示の如くプロットされる。 図16から明らかな様に、色相−彩度座標上において夕景画像の色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは2つの局所的な領域に集中することになる。 【0027】 更に又、図17(a)に示すテキスト画像を16×16の画像ブロックに分割して、画像ブロック毎にRGBデータを積算し、更にホワイトバランス処理のための演算を施すと、図17(b)に示す画像が得られる。そして、この16×16の画像ブロックからなる画像のRGBデータをHSVデータに変換する。これによって得られたHSVデータに含まれる色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは、図18に示す色相−彩度座標上に図示の如くプロットされる。 図18から明らかな様に、色相−彩度座標上においてテキスト画像の色相データH_DATA及び彩度データS_DATAは1つの局所的な領域に集中することになる。 【0028】 色相−彩度座標上で色相データH_DATA及び彩度データS_DATAが集中する領域は撮影シーン毎に異なっているので、実際の撮影画像についての撮影シーン判別は、撮影画像の色相データH_DATA及び彩度データS_DATAを色相−彩度座標上にプロットした場合に何れの領域に集中するかを判断することによって行なうことが出来る。 【0029】 図3及び図4は、本発明のデジタルカメラにおける撮影シーン判別の具体的な処理手続を表わしている。 先ず図3のステップS1において、撮影画像を16×16の画像ブロックに分割し、画像ブロック毎にRGBデータを積算して、16×16のRGBデータを取得する。次のステップS2〜S9は、16×16の画像ブロックのそれぞれを1エリアとしてエリア毎にループする処理であって、ステップS3では、当該画像ブロックにAWB(自動ホワイトバランス)のゲインを乗算する。 【0030】 続いてステップS4では、当該画像ブロックのRGBデータをHSVデータに変換する。そして、これによって得られたHSVデータに含まれる色相データH_DATA及び彩度データS_DATAに基づいて、ステップS5では、ろうそく画像撮影シーンを判別するためのCANDLE判別ルーチンを実行し、ステップS6では、テキスト画像撮影シーンを判別するためのTEXT判別ルーチンを実行し、ステップS7では、花画像撮影シーン1〜4を判別するためのFLOWER1〜4判別ルーチンを実行し、ステップS8では、夕景画像撮影シーンを判別するためのSUNSET判別ルーチンを実行する。 【0031】 各判別ルーチンでは、先ず図4のステップS21にて、各シーンの判別パラメータ、即ち、色相データH_DATAについての最小値H_MIN及び最大値H_MAXと、彩度データS_DATAについての最小値S_MIN及び最大値S_MAXを設定する。 次にステップS22では、色相データH_DATAが最小値H_MIN〜最大値H_MAXの範囲内に含まれているか否かを判断し、イエスと判断されたときは、更にステップS23にて、彩度データS_DATAが最小値S_MIN〜最大値S_MAXの範囲内に含まれているか否かを判断する。 【0032】 ステップS23にてイエスと判断されたときは、ステップS24に移行して、図2(a)に示す1×1のエリアについてのカウンタをカウントアップする。ここで、カウンタとしては、ろうそく画像についてはCANDLE1_COUNT_DATAが用意され、テキスト画像についてはTEXT1_COUNT_DATAが用意され、花画像についてはFLOWER1_COUNT_DATAが用意され、夕景画像についてはSUNSETS1_COUNT_DATA及びSUNSETB1_COUNT_DATAが用意されており、シーンに応じたカウンタがカウントアップされる。 尚、夕景画像については、図16の如く色相データH_DATA及び彩度データS_DATAの集中領域が2つ存在するので、2つのカウンタを用意し、色相データH_DATA及び彩度データS_DATAに応じて何れか一方のカウンタをカウントアップする。 【0033】 次に図4のステップS25では、図2(b)に示す2×2のエリアの内、ステップS22及びステップS23の判断結果がイエスとなったエリアの数が一定値以上であるかどうかを判断し、ここでイエスと判断されたときは、ステップS26に移行して、図2(b)に示す2×2のエリアについてのカウンタをカウントアップする。ここで、カウンタとしては、ろうそく画像についてはCANDLE2_COUNT_DATAが用意され、テキスト画像についてはTEXT2_COUNT_DATAが用意され、花画像についてはFLOWER2_COUNT_DATAが用意され、夕景画像についてはSUNSETS2_COUNT_DATA及びSUNSETB2_COUNT_DATAが用意されており、シーンに応じたカウンタがカウントアップされる。 尚、夕景画像については、2つのカウンタを用意し、色相データH_DATA及び彩度データS_DATAに応じて何れか一方のカウンタをカウントアップする。 【0034】 次に、図4のステップS27では、図2(c)に示す4×4のエリアの内、ステップS22及びステップS23の判断結果がイエスとなったエリアの数が一定値以上であるかどうかを判断し、ここでイエスと判断されたときは、ステップS28に移行して、4×4のエリアについてのカウンタをカウントアップする。ここで、カウンタとしては、ろうそく画像についてはCANDLE4_COUNT_DATAが用意され、テキスト画像についてはTEXT4_COUNT_DATAが用意され、花画像についてはFLOWER4_COUNT_DATAが用意され、夕景画像についてはSUNSETS4_COUNT_DATA及びSUNSETB4_COUNT_DATAが用意されており、シーンに応じたカウンタがカウントアップされる。 尚、夕景画像については、2つのカウンタを用意し、色相データH_DATA及び彩度データS_DATAに応じて何れか一方のカウンタをカウントアップする。 【0035】 以上の様にして、16×16の全ての画像ブロックについて各カウンタのカウントアップが終了すると、図3のステップS10に移行し、先ず、ろうそく画像についてのシーン判別を行なう。即ち、4×4のエリアについてのカウンタ値CANDLE4_COUNT_DATAが最小値CANDLE4_COUNT_MIN〜最大値CANDLE4_COUNT_MAXの範囲内であるか否かを判断し、イエスと判断されたときは、ステップS11にてろうそく画像撮影シーン(CANDLE)であると判断し、シーン判別を終了する。 【0036】 ステップS10にてノーと判断されたときは、ステップS12に移行し、テキスト画像についてのシーン判別を行なう。即ち、2×2のエリアについてのカウンタ値TEXT2_COUNT_DATAが最小値TEXT2_COUNT_MINを超えているか否かを判断し、イエスと判断されたときは、ステップS13にてテキスト画像撮影シーン(TEXT)であると判断し、シーン判別を終了する。 【0037】 ステップS12にてノーと判断されたときは、ステップS14に移行し、花画像についてのシーン判別を行なう。即ち、4×4のエリアについてのカウンタ値FLOWER4_COUNT_DATAが最小値FLOWER4_COUNT_MIN〜最大値FLOWER4_COUNT_MAXの範囲内であるか否かを判断し、イエスと判断されたときは、ステップS15にて花画像撮影シーン(FLOWER)であると判断し、シーン判別を終了する。 尚、花画像についてのシーン判別は、花画像1〜4について個別に実行する。 【0038】 更に、ステップS14にてノーと判断されたときは、ステップS16に移行し、夕景画像についてのシーン判別を行なう。即ち、1×1のエリアについてのカウンタ値SUNSETS1_COUNT_DATAが最小値SUNSETS1_COUNT_MIN〜最大値SUNSETS1_COUNT_MAXの範囲内であり、且つ2×2のエリアについてのカウンタ値SUNSETB2_COUNT_DATAが最小値SUNSETB2_COUNT_MIN〜最大値SUNSETB2_COUNT_MAXの範囲内であるか否かを判断し、イエスと判断されたときは、ステップS17にて夕景画像撮影シーン(SUNSET)であると判断し、シーン判別を終了する。 尚、ステップS16にてノーと判断されたときは、従来と同様にユーザの選択操作に応じた撮影シーン設定モードに移行する。 【0039】 上述のデジタルカメラによれば、撮影シーンに応じた最適な撮影モードが自動的に設定されるので、ユーザは撮影モードの選択設定に煩わされることなく、撮影シーンに応じた適切な撮影条件の下で画像の撮影/記録を行なうことが出来る。 本発明に係るデジタルカメラによる撮影シーン自動判別の正解率を算出したところ、ろうそく画像については98.4%の正解率、花画像については83.7%の正解率、夕景画像については67.1%の正解率、テキスト画像については89.3%の正解率が得られ、本発明による撮影シーン自動判別の精度が実証された。 【0040】 尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば撮影シーンの判別においては、HSVデータの内、色相データH_DATA及び彩度データS_DATAのみならず、強度データV_DATAをも加味して、色相−彩度−強度の3次元色空間上で撮影シーンを判別することも可能である。 【図面の簡単な説明】 【0041】 【図1】本発明に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 【図2】本発明の撮影シーン判別に用いる画像分割を説明する図である。 【図3】本発明の撮影シーン判別の具体的手続きを表わすフローチャートである。 【図4】図3の具体的手続きの要部を示すフローチャートである。 【図5】ろうそく画像とその16×16分割画像を示す図である。 【図6】ろうそく画像についての色相−彩度座標上のデータ分布を示すグラフである。 【図7】花画像1とその16×16分割画像を示す図である。 【図8】花画像1についての色相−彩度座標上のデータ分布を示すグラフである。 【図9】花画像2とその16×16分割画像を示す図である。 【図10】花画像2についての色相−彩度座標上のデータ分布を示すグラフである。 【図11】花画像3とその16×16分割画像を示す図である。 【図12】花画像3についての色相−彩度座標上のデータ分布を示すグラフである。 【図13】花画像4とその16×16分割画像を示す図である。 【図14】花画像4についての色相−彩度座標上のデータ分布を示すグラフである。 【図15】夕景画像とその16×16分割画像を示す図である。 【図16】夕景画像についての色相−彩度座標上のデータ分布を示すグラフである。 【図17】テキスト画像とその16×16分割画像を示す図である。 【図18】テキスト画像についての色相−彩度座標上のデータ分布を示すグラフである。 【符号の説明】 【0042】 (1) 光学系 (4) CCD (6) ディスプレイ (10) CPU (11) ASIC (13) ROM
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月30日(2006.6.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100114 【弁理士】 【氏名又は名称】西岡 伸泰
【識別番号】100128831 【弁理士】 【氏名又は名称】杉岡 佳子
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| 【公開番号】 |
特開2008−11289(P2008−11289A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−180677(P2006−180677) |
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