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【発明の名称】 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体
【発明者】 【氏名】餅田 くる美

【要約】 【課題】各記録装置に記録されている映像コンテンツを快適に再生、鑑賞することができる画像処理装置を提供する。

【構成】この画像処理装置は、複数の記録装置に記録された映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成し、作成したタイムマップに基づいて複数の映像コンテンツを時間軸順に再生して表示部15に画像を表示する。また、複数の映像コンテンツに時間軸が重複する映像コンテンツが存在する場合は、該重複する映像コンテンツののいずれかの画像を他の映像コンテンツの画像の表示画面の一部に表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の映像コンテンツと前記複数の映像コンテンツの生成時間を示す時間情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した時間情報に基づき、前記取得手段により取得した複数の映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成するタイムマップ作成手段と、
該タイムマップ作成手段によって作成された前記タイムマップに基づいて前記映像コンテンツを時間軸順に再生して表示装置に画像を表示する表示制御手段と、
前記取得した複数の映像コンテンツの中で、互いに生成時間が重複する映像コンテンツを判別する判別手段と、
該判別手段によって生成時間が重複すると判別された複数の映像コンテンツのうちの一つの映像コンテンツの画像を、重複する他の映像コンテンツの画像の表示画面の一部に表示する表示画面変更手段と、を備える
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記表示画面変更手段は、前記重複する画像が動画と静止画である場合に、静止画を前記表示画面の一部に表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記タイムマップ作成手段によって作成された前記タイムマップの映像コンテンツの中から再生したい画像をユーザーが選択可能なユーザーインターフェース手段を備え、
前記表示制御手段は、前記ユーザーインターフェース手段を介してユーザーによって選択された画像を時間軸順に再生して前記表示画面に表示し、
前記判別手段は、前記ユーザーインターフェース手段を介してユーザーによって選択された画像を判別対象とする、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記ユーザーインターフェース手段は、ユーザーが前記再生したい画像の時間軸の範囲を設定することにより、該画像の選択を可能にする、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記取得手段は、前記映像コンテンツを記録する記録装置と接続する接続手段を含み、前記接続手段により接続された記録装置より前記映像コンテンツと前記時間情報とを取得し、
前記判別手段が、同じ記録装置に記録されている複数の映像コンテンツの中で、互いに生成時間軸が重複する映像コンテンツを判別した場合に、該重複する映像コンテンツに対して再生優先度を設定する優先度設定手段を備える、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記優先度設定手段は、前記重複する映像コンテンツが静止画と動画を含む場合に、動画を優先させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記優先度設定手段は、前記重複する映像コンテンツのうちの、前記記録装置での記録時間が長い方を優先させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記優先度設定手段は、前記重複する映像コンテンツのうちの、前記記録装置での記録開始時間が早い方を優先させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記優先度設定手段は、前記重複する映像コンテンツのうちの、前記記録装置での記録完了時刻が早い方を優先させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項10】
複数の映像コンテンツと前記複数の映像コンテンツの生成時間を示す時間情報とを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得した時間情報に基づき、前記取得ステップにより取得した複数の映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成するタイムマップ作成ステップと、
該タイムマップ作成ステップによって作成された前記タイムマップに基づいて前記映像コンテンツを時間軸順に再生して表示画面に画像を表示する表示制御ステップと、
前記取得した複数の映像コンテンツの中で、互いに生成時間軸が重複する映像コンテンツを判別する判別ステップと、
該判別ステップによって生成時間軸が重複すると判別された複数の映像コンテンツのうちの一つ映像コンテンツの画像を、重複する他の映像コンテンツの画像の表示画面の一部に表示する表示画面変更ステップと、を備える
ことを特徴とする画像処理方法。
【請求項11】
前記表示画面変更ステップは、前記重複する映像コンテンツが動画と静止画である場合に、静止画を前記表示画面の一部に表示する、
ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
【請求項12】
前記タイムマップ作成ステップによって作成された前記タイムマップの映像コンテンツの中から再生したい画像をユーザーが選択可能とされ、
前記表示制御ステップは、ユーザーによって選択された画像を時間軸順に再生して前記表示画面に表示し、
前記判別ステップは、ユーザーによって選択された画像を判別対象とする、
ことを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理方法。
【請求項13】
ユーザーが前記再生したい画像の時間軸の範囲を設定することにより、該画像の選択を可能にする、
ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
【請求項14】
前記判別ステップが、同じ記録装置から取得した複数の映像コンテンツの中で、生成時間軸が重複する映像コンテンツを判別した場合に、該重複する映像コンテンツに対して再生優先度を設定する優先度設定ステップを備える、
ことを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載の画像処理方法。
【請求項15】
前記優先度設定ステップは、前記重複する映像コンテンツが静止画と動画を含む場合に、動画を優先させる、
ことを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
【請求項16】
前記優先度設定ステップは、前記重複する映像コンテンツのうちの、前記記録装置での記録時間が長い方を優先させる、
ことを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
【請求項17】
前記優先度設定ステップは、前記重複する映像コンテンツのうちの、前記記録装置での記録開始時間が早い方を優先させる、
ことを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
【請求項18】
前記優先度設定ステップは、前記重複する映像コンテンツのうちの、前記記録装置での記録完了時刻が早い方を優先させる、
ことを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
【請求項19】
複数の映像コンテンツと前記複数の映像コンテンツの生成時間を示す時間情報とを取得する取得モジュールと、 前記取得モジュールにより取得した時間情報に基づき、前記取得モジュールにより取得した複数の映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成するタイムマップ作成モジュールと、
該タイムマップ作成モジュールによって作成された前記タイムマップに基づいて前記映像コンテンツを時間軸順に再生して表示画面に画像を表示する表示制御モジュールと、
前記取得した複数の映像コンテンツの中で、互いに生成時間軸が重複する映像コンテンツを判別する判別モジュールと、
該判別モジュールによって生成時間軸が重複すると判別された複数の映像コンテンツのうちの一つの映像コンテンツの画像を、重複する他の映像コンテンツの画像の表示画面の一部に表示する表示画面変更モジュールと、をコンピュータに実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項20】
請求項19に記載のプログラムを格納した、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の映像記録装置から取得した映像コンテンツの再生画像を処理する画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話等、映像を撮影/記録する記録装置の普及率は急速に高まってきている。そのため、何人かで同時に同じイベントを撮影し、撮影後に記録された映像コンテンツを共に楽しむ機会が増えてくるものと考えられる。
【0003】
従来、このように共通のイベントを撮影した複数の記録装置より送られた映像信号を撮影時間の順にマッピングし、マッピングした順序で再生する編集再生システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−56738号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1においては、複数の映像コンテンツで記録時間が重なった場合、一つの映像コンテンツを優先的に表示しており、他の映像コンテンツは表示されないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、各記録装置に記録されている映像コンテンツを快適に再生、鑑賞することができる画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像処理装置は、複数の映像コンテンツと前記複数の映像コンテンツの生成時間を示す時間情報とを取得する取得手段と、前記取得手段により取得した時間情報に基づき、前記取得手段により取得した複数の映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成するタイムマップ作成手段と、該タイムマップ作成手段によって作成された前記タイムマップに基づいて前記映像コンテンツを時間軸順に再生して表示装置に画像を表示する表示制御手段と、前記取得した複数の映像コンテンツの中で、互いに生成時間軸が重複する映像コンテンツを判別する判別手段と、該判別手段によって生成時間軸が重複すると判別された複数の映像コンテンツのうちの一つの映像コンテンツの画像を、重複する他の映像コンテンツの画像表示画面の一部に表示する表示画面変更手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項10に記載の画像処理方法は、複数の映像コンテンツと前記複数の映像コンテンツの生成時間を示す時間情報とを取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得した時間情報に基づき、前記取得ステップにより取得した複数の映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成するタイムマップ作成ステップと、該タイムマップ作成ステップによって作成された前記タイムマップに基づいて前記映像コンテンツを時間軸順に再生して表示画面に画像を表示する表示制御ステップと、前記取得した複数の映像コンテンツの中で、互いに生成時間軸が重複する映像コンテンツを判別する判別ステップと、該判別ステップによって生成時間軸が重複すると判別された複数の映像コンテンツのうちの一つの映像コンテンツの画像を、重複する他の映像コンテンツの画像表示画面の一部に表示する表示画面変更ステップと、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項19に記載のプログラムは、複数の映像コンテンツと前記複数の映像コンテンツの生成時間を示す時間情報とを取得する取得モジュールと、前記取得モジュールにより取得した時間情報に基づき、前記取得モジュールにより取得した複数の映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成するタイムマップ作成モジュールと、該タイムマップ作成モジュールによって作成された前記タイムマップに基づいて前記映像コンテンツを時間軸順に再生して表示画面に画像を表示する表示制御モジュールと、前記取得した複数の映像コンテンツの中で、互いに生成時間軸が重複する映像コンテンツを判別する判別モジュールと、該判別モジュールによって生成時間軸が重複すると判別された複数の映像コンテンツのうちの一つの映像コンテンツの画像を、重複する他の映像コンテンツの画像の表示画面の一部に表示する表示画面変更モジュールと、をコンピュータに実行させる、ことを特徴とする。
【0009】
請求項20に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、請求項19に記載のプログラムを格納した、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の記録装置に記録された複数の映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成し、作成したタイムマップに基づいて映像コンテンツを時間軸順に再生して表示装置に画像を表示することができる。また、複数の映像コンテンツに時間軸が重複する映像コンテンツが存在する場合は、該重複する映像コンテンツのいずれかの画像を他の映像コンテンツの画像の表示画面の一部に表示することができる。これにより、各記録装置に記録されている映像コンテンツを快適に再生、鑑賞することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例である画像処理装置を説明するための説明図、図2は本発明の実施の形態の一例である画像処理装置を説明するための制御ブロック図である。なお、この実施の形態では、画像処理装置として、TV(televison)を例に採る。
【0012】
図1および図2に示すように、本発明の実施の形態の一例である画像処理装置10は、外部IF処理部(接続手段)11、CPU12、映像データ処理部13、SDRAM14および表示部15を備えている。外部IF処理部11には、USB等の通信手段5を介して映像コンテンツのソースとしての記録装置1〜4が接続されて、各記録装置1〜4との間で通信が行われる。それぞれの記録装置1〜4は接続IDによって識別されており、各IDはID1〜ID4までの番号が与えられている。
【0013】
CPU12は、本発明のタイムマップ作成手段、判別手段および優先度設定手段を備えている。そして、CPU12は、外部IF処理部11を介して取得した映像コンテンツのメタデータを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成したり(タイムマップ作成手段)、各記録装置1〜4へデータの要求命令を出したりする。また、CPU12は、映像コンテンツの記録時間が重複しているか否かを判別したり(判別手段)、同じ映像ストレージで時間軸が重複している場合に、該重複する画像に対して再生優先度を設定したりする(優先度設定手段)。SDRAM14は、各記録装置1〜4より送信されてくる映像コンテンツの再生データを格納する。
【0014】
映像データ処理部13は、本発明の表示制御手段および表示画面変更手段を備えている。そして、映像データ処理部13は、CPU12によって作成されたタイムマップを表示部15に表示したり、該タイムマップに基づいて、SDRAM14に格納された再生データをデコードして時間軸順に再生画像を表示部15に表示したりする(表示制御手段)。また、映像データ処理部13は、CPU12から要求されるユーザーインターフェース画面や、CPU12から送られる画面構成情報に応じた画面を表示部15に表示する。更に、映像データ処理部13は、CPU12によって複数の映像コンテンツに生成時間軸が重複する映像コンテンツが存在すると判別された場合に、該重複する映像コンテンツのいずれかの画像を表示部15の表示画面の一部に表示する(表示画面変更手段)。
【0015】
なお、図示は省略するが、画像処理装置10の操作キーブロックには、TV本体の電源スイッチ、映像を再生するためのレコーダーキー群が設けられている。また、画像処理装置10の操作キーブロックには、ユーザーインターフェース手段として、ユーザーがGUI操作を行うための十字キーと確定キー、GUI操作の取り消しを行うための取り消しキー、メニュー設定画面を呼び出すためのメニューキーなどがある。
【0016】
そして、CPU12で作成されたタイムマップの映像コンテンツの中から再生したい画像をユーザーがユーザーインターフェース手段を利用して表示部15上で選択したり、その他の各種設定をしたりすることができる。
【0017】
ここで、ユーザーが再生したい画像をユーザーインターフェース手段を利用して表示部15上で選択した場合は、映像データ処理部13は、CPU12からの画像情報に応じて、時間軸順に再生画像を表示部15に表示する。また、CPU12の判別手段は、ユーザーによって選択された画像を判別対象とする。
【0018】
以下、具体例を挙げて詳述する。
【0019】
図3は、各記録装置1〜4から外部IF処理部11に送信されてくる映像コンテンツのメタデータの内容例である。このメタデータの内容は、各記録装置1〜4の接続先IDと各記録装置1〜4で生成される映像コンテンツのID番号、静止画であるか動画であるのかのフラグ、記録開始時間、動画であれば記録時間、そしてサムネイル画像である。フラグについては、この実施の形態では、動画の場合1、静止画の場合0が選択される。
【0020】
そして、CPU12のタイムマップ作成手段は、このメタデータを基にして映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップ(接続コンテンツリスト)を作成する。
【0021】
図4に、CPU12のタイムマップ作成手段によって作成されたタイムマップデータを映像データ処理部13で処理して表示部15に表示したタイムマップ(接続コンテンツリスト)の画像例を示す。
【0022】
図4の画像例では、左側に接続IDが示され、下部に画像選択バーが表示されている。また、横軸が時間となり、各記録装置1〜4に記録されている映像コンテンツが時間と接続IDに応じて映像ストレージとしてサムネイル表示されている。各サムネイル画像には動画であるか静止画であるかのアイコンが付加され、ユーザーの認識を可能にしている。
【0023】
ユーザーは、ユーザーインターフェース手段を介して画像選択バーを操作することで、時間軸でどこからどこまでを再生するのかを選択することが可能で、この画面では、2005.11.12 11:15〜2005.11.12 11:34までを再生するように選択されている。
【0024】
図5は、図4のタイムマップ(接続コンテンツリスト)でユーザーによって選択された映像コンテンツの画像を再生する場合の再生画面の構成を決定するためのメニュー画面である。この再生画面構成メニュー上で、ユーザーはユーザーインターフェース手段を介して各種設定を行う。
【0025】
まず、基本画面数5−1では、表示部15の表示画面上に常時確保される映像コンテンツ表示用エリアがいくつなのかを決定する。サブ画面5−2では、映像コンテンツの記録時間が重複しており、且つ基本画面数5−1で確保された表示用エリアだけでは同時再生できない場合に、記録時間重複期間中だけ確保される表示エリアを確保するかどうかを設定する。静止画表示時間5−3では、静止画コンテンツの表示時間を決定する。有効ストレージ5−4では、再生したい映像ストレージを選択する。ストレージ優先順位5−5では、再生する映像コンテンツの優先順位を設定する。ストレージ優先順位5−5での設定により、表示部15の基本画面中のメインとなる表示エリアは、優先順位1番に指定された映像ストレージに記録されている映像コンテンツ専用のエリアに設定される。
【0026】
また、下位ストレージの切捨て5−6の設定がONになっている場合は、優先順位1番の映像ストレージに記録された映像コンテンツの再生時間中に再生できなかった映像コンテンツはそのまま再生されずに再生動作が終了する。
【0027】
一方、下位ストレージの切捨て5−6の設定がOFFとなっている場合には、優先順位1番のストレージの映像コンテンツ再生終了後にも、その時間内で再生できなかった映像を順次ストレージの優先順位に応じて再生する。プレビュー画面6−7は、実際の再生画面がどのような構成になるかを表示する。
【0028】
図6は、図5で示した再生画面構成メニュー上の設定値を変更したものである。図6では、有効ストレージ6−4をID3とID4のみにしている。そのため、ストレージ優先順位6−5もID4とID3のみとなっている。図7は、図6の再生画面構成メニュー上で設定を変更した結果の接続コンテンツリストである。図7では、図6の有効ストレージ6−4からはずされたID1,ID2に例えばグレー等の識別用の色が付されて選択不可状態となり、また、各映像ストレージに記録されている映像コンテンツにも識別用の色が付されて、ユーザーに選択不可であることを強調している。
【0029】
図8は、図6で示した再生画面構成メニュー上での設定内容に応じた実際の表示部15の再生画面の構成である。
【0030】
再生開始時7−1では、基本画面数が1に設定されているので、ストレージ優先順位の1番に設定されているID4の映像ストレージ4に記録された映像の再生画面が表示部15に表示されている。そして、ID3の映像ストレージ3に記録された静止画の記録時間になると(7−2)、表示画面の右下にサブ画面エリア7−3が生成され、ID3の映像ストレージ3に記録された静止画がメニューの静止画表示時間で設定された再生時間5秒間表示される。その後、サブ画面エリア7−3は消失し、ID4の映像ストレージ4に記録された映像のみの再生画面へ戻る(7−4)。
【0031】
図9は、再生画面構成メニューの設定値を更に変更したものである。図9では、基本画面数8−1が3に設定されているため、プレビュー画面8−7の構成が変化している。また、サブ画面8−2の設定がOFFにされているため、プレビュー画面8−7にサブ画面の表示エリアが表示されていない。
【0032】
図10は、図9の再生画面構成メニューで設定された条件に応じて再生を行った場合の表示部15での再生画面を示している。
【0033】
図10では、再生開始時には、ストレージ優先順位の1番に設定されているID4の映像ストレージ4に記録された映像の再生画面が表示部15のメイン画面に表示されている(9−1)。その後、再生時間が進み、ID3の映像ストレージ3に記録されている静止画画像の記録時間になると、優先順位がメイン画面の次に高い表示画面(メイン画面の右上方)に静止画が表示され、静止画再生時間5秒間その静止画が保持される(9−2)。静止画再生時間が経過した後、静止画の表示が消え(9−3)、その後も再生時間が進むと、その時間軸に応じて他の映像コンテンツも順次表示される。
【0034】
図11は、再生画面構成メニューでの設定値に応じた画面構成を生成するためのフローチャートである。
【0035】
まず、処理がスタートすると、ステップS1で基本画面数を取得し、ステップS2で基本画面数に応じた基本画面レイアウトを決定する。次に、ステップS3では、サブ画面が設定されているか否かを判断する。そして、ステップS3で、サブ画面が設定されていない場合は、処理を終了し、サブ画面が設定されている場合は、ステップS4に移行して、ステップS2で設定した基本画面レイアウトに応じた位置にサブ画面を配置して、処理を終了する。
【0036】
図12は、再生を行う際に再生順や表示の優先順位を決定するための映像コンテンツ再生マッピング処理のフローチャート図である。
【0037】
処理がスタートすると、ステップS11で有効ストレージを取得し、ステップS12では、有効ストレージに記録された映像コンテンツを取得して、タイムマップ(接続コンテンツリスト)上にリストアップするべき対象を決定する。その後、ステップS13では、ステップS12でリストアップされた各映像コンテンツの記録時間を取得し、ステップS14で、時間軸が重複する映像コンテンツが存在するか否かを判断する。
【0038】
ステップS14で、時間軸が重複する映像コンテンツが存在すると判断された場合は、ステップS15に移行して、再生優先度処理を実行し、ステップS16で、再生優先度リストへの映像コンテンツの追加、あるいは修正を行い、ステップS17に移行する。
【0039】
一方、ステップS14で、時間軸が重複する映像コンテンツが存在しないと判断された場合は、ステップS17に移行する。
【0040】
次に、ステップS17では、さらに時間軸の比較が必要な映像コンテンツがあるか否かを判断し、ある場合は、ステップS14に戻って上述した処理を繰り返し、すべての映像コンテンツの比較が終了したら処理を終了する。
【0041】
図13は、図12のステップS15で示した優先度決定処理の一例であるフローチャートである。
【0042】
まず、ステップS21では、比較する映像コンテンツの情報を取得し、比較を開始する。最初に比較を行うのは、比較対象の映像コンテンツが記録されている映像ストレージの優先度(再生画面構成メニューで決定されている)の比較である(ステップS22)。映像ストレージが各映像コンテンツで異なれば、再生画面構成メニューで設定された優先度が高い映像ストレージの映像コンテンツが優先される。次に、比較されるのが記録開始時間である(ステップS23)。ここでは、記録開始時間が早い方の映像ストレージの映像コンテンツが優先される。ステップS23でも優先度が決定できない場合には、各映像コンテンツが動画か静止画かを判別し(ステップS24およびステップS25)、動画を優先する。ステップS24およびステップS25でも優先度が決定されない場合には、映像コンテンツ情報を先に取得した方(ここではコンテンツA)の優先度を高くして処理を終了する。なお、各映像ストレージでの記録時間の長さや、記録完了時刻について比較して優先度を決定するようにしてもよい。
【0043】
以上説明したように、この実施の形態では、複数の記録装置1〜4に記録された映像コンテンツを時間軸に沿ってリスト化してタイムマップを作成し、作成したタイムマップに基づいて複数の映像コンテンツを時間軸順に再生して表示部15に画像を表示することができる。また、複数の映像コンテンツに時間軸が重複する画像が存在する場合は、該重複する映像コンテンツののいずれかの画像を他の映像コンテンツの画像の表示画面の一部に表示することができる。これにより、各記録装置1〜4に記録されている映像コンテンツを快適に再生、鑑賞することができる。
【0044】
なお、本実施形態では、複数の記録装置1〜4により記録された映像コンテンツを取得して表示していたが、例えば、ビデオカメラにより撮影された映像コンテンツをその撮影時間情報と共に受け取り、表示する構成でもよい。
【0045】
この場合、撮影時間情報がその映像コンテンツの生成時間情報となる。また、表示装置10の内部に大容量のストレージを設け、このストレージに対して、一旦外部のソースから受け取った映像コンテンツを記憶した後、タイムマップを作成して再生、表示する構成でもよい。
【0046】
次に、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給する場合を考える。ここで、本発明の目的は、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0047】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0048】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク等を用いることができる。あるいは、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0049】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0050】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拠張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた場合を考える。この場合に、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施の形態の一例である画像処理装置を説明するための説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例である画像処理装置を説明するための制御ブロック図である。
【図3】映像コンテンツのメタデータの内容例を示す図である。
【図4】接続コンテンツリスト(タイムマップ)の表示例を示す図である。
【図5】再生画面構成メニューの一例を示す図である。
【図6】再生画面構成メニューの他の例を示す図である。
【図7】図6に示す再生画面構成メニューに応じた接続コンテンツリスト(タイムマップ)の表示例を示す図である。
【図8】再生画面の表示例を示す図である。
【図9】再生画面構成メニューの他の例を示す図である。
【図10】図9に示す再生画面構成メニューに応じた再生画面の表示例を示す図である。
【図11】再生画面構成処理を説明するためのフローチャート図である。
【図12】再生タイムマップ生成処理を説明するためのフローチャート図である。
【図13】映像コンテンツの再生優先度決定処理を説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
【0052】
1〜4 記録装置
10 画像処理装置
11 外部IF処理部(接続手段)
12 CPU(タイムマップ作成手段,判別手段,優先度設定手段)
13 映像データ処理部(表示制御手段,表示画面変更手段)
15 表示部
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成18年6月29日(2006.6.29)
【代理人】 【識別番号】100125254
【弁理士】
【氏名又は名称】別役 重尚


【公開番号】 特開2008−11245(P2008−11245A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−180232(P2006−180232)