| 【発明の名称】 |
画像処理装置、画像形成システムおよび画像処理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】野田 雅士
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| 【要約】 |
【課題】1コマ画像に含まれる複数の撮影コマ画像の全てを補正対象にし、かつ操作性の面で優れ作業効率を向上させることができる画像処理装置及び画像処理方法の提供を目的とする。
【構成】画像データを撮影コマ単位に画像処理可能な画像処理機能と、画像処理における補正条件を設定する補正データ設定機能を有する画像処理装置10であって、1コマ画像を所定の領域に分割定義する分割パターンデータを格納する格納部と、分割パターンに応じた処理モードを選択するモード選択部14cと、選択された処理モードに応じて分割パターンを格納部から抽出する抽出部14dと、抽出された分割パターンに従ってコマ画像の領域を分割する領域分割部14eと、分割された領域単位に補正データの設定を行うことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像データを撮影コマ単位に画像処理可能な画像処理機能と、前記画像処理における補正条件を設定する補正データ設定機能を有する画像処理装置であって、 1コマ画像を所定の領域に分割定義する分割パターンデータを格納する格納部と、 前記分割パターンに応じた処理モードを選択するモード選択部と、 前記モード選択部で選択された処理モードに応じて分割パターンを前記格納部から抽出する抽出部と、 前記抽出部で抽出された分割パターンに従ってコマ画像の領域を分割する領域分割部と、 前記領域分割部によって分割された領域単位に補正データの設定を行うことを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 分割パターンを登録する登録部をさらに備え、 前記登録部は、受け付けた分割パターンデータを前記格納部に格納することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 【請求項3】 請求項1又は2に記載の画像処理装置と、 前記画像処理装置によって画像処理されたデータに基づいて画像を形成する機能を有する画像形成装置と、 を備える画像形成システム。 【請求項4】 1コマ画像を所定の領域に分割定義する分割パターンデータに応じた処理モードを選択するモード選択ステップと、 前記モード選択ステップで選択された処理モードに応じて分割パターンを格納手段から抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップで抽出された分割パターンに従ってコマ画像の領域を分割する領域分割ステップと、 前記領域分割ステップによって分割された領域単位に補正データの設定を行うステップを有する画像処理方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像データを撮影コマ単位に画像処理可能な画像処理機能と、前記画像処理における補正条件を設定する補正データ設定機能を有する画像処理装置に関し、詳細には、所定の領域に分割されたコマ画像に対して順次補正データの設定を可能とする画像処理装置、その画像処理方法、及びその画像処理装置を有する画像形成システムに関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、対象画像内の任意の領域に対して適切な露出補正を可能とする画像処理装置が公知である(特許文献1参照)。この公知の画像処理装置は、画像内のマスク領域を設定し、画像全体における第1の輝度分布及びマスク領域における第2の輝度分布を求め、第1及び第2の輝度分布に基づいて補正情報を作成し、この補正情報に基づいて画像を補正することが可能である。 【0003】 また、主画像をテンプレート画像にはめ込み合成してなる合成画像に対して、色・濃度補正などの対象とすべき領域を容易に特定することができる画像処理装置が公知である(特許文献2参照)。この画像処理装置は、主画像をテンプレート画像に合成した後、このテンプレート画像の領域を除外した正味主画像領域を特定し、その正味主画像領域のみを対象として所定の画像処理を行い、テンプレート画像全体に対する画像処理をしなくてもよい構成である。 【0004】 ところで、近年、1回のシャッターで、1/2又は1/4コマ毎に撮影することが可能なマルチ・シーケンスカメラ(例えば、BABYLON.4、トイカメラ、HOLGA社製)が話題を呼んでいる。このカメラで撮影した場合、図7(a)(b)に示すように、1コマ画像内に例えば4つの撮影コマ画像又は2つの撮影コマ画像を形成することが可能である。 【0005】 このように1コマの画像内に、複数の異なる撮影コマ画像が形成される場合であっても、フィルムスキャナーで読み取った1コマの画像は1つのコマ画像として認識されるため、写真処理装置で写真プリント処理する場合に行われる補正処理(例えば、ガンマ補正、赤目補正、色補正、濃度補正等)は、1コマ画像全体に及ぶ。 【0006】 そして上記特許文献1,2の画像処理装置の方法を採用して、1コマ画像中の複数の異なる撮影コマ画像に対して補正処理を行うとしても、特許文献1の方法をそのまま採用すると特定領域確保の処理(例えば、4つの画像を特定領域に指定し、マスク領域を設定する処理)が必要となり、オペレータの操作(例えば、4つの特定領域を指示する操作)も複雑であるため実用的でなく改善が望まれる。 【0007】 一方、特許文献2の方法は、予め定められたテンプレート画像の予め定められた特定領域のみを補正対象とするものであり、1コマ画像に含まれる異なる撮影コマ画像領域すべてを補正対象とすることができないため、新たな方法が必要である。 【0008】 【特許文献1】特開2001−184503号公報 【特許文献2】特開2006−115155号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、1コマ画像に含まれる複数の撮影コマ画像の全てを補正対象にし、かつ操作性の面で優れ作業効率を向上させることができる画像処理装置及び画像処理方法の提供を目的とする。また、この画像処理装置を有する画像形成システムを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記課題を解決するため本発明に係る画像処理装置は、 画像データを撮影コマ単位に画像処理可能な画像処理機能と、前記画像処理における補正条件を設定する補正データ設定機能を有する画像処理装置であって、 1コマ画像を所定の領域に分割定義する分割パターンデータを格納する格納部と、 前記分割パターンに応じた処理モードを選択するモード選択部と、 前記モード選択部で選択された処理モードに応じて分割パターンを前記格納部から抽出する抽出部と、 前記抽出部で抽出された分割パターンに従ってコマ画像の領域を分割する領域分割部と、 前記領域分割部によって分割された領域単位に補正データの設定を行うことを特徴とする。 【0011】 この構成の作用効果は以下の通りである。すなわち、画像処理装置は、画像データをコマ単位に画像処理可能な画像処理機能と、画像処理における補正条件を設定する補正データ設定機能を有する。そして、格納部に1コマ画像を所定の領域に分割定義する分割パターンのデータが格納されており、モード選択部で分割パターンに応じた処理モードが選択された場合、抽出部によって、選択された処理モードに応じた分割パターンが格納部から抽出される。次いで、領域分割部によって、抽出された分割パターンに従ってコマ画像の領域が分割される。そして、分割された領域単位(以下において、サブコマ画像と称することがある)に補正データの設定が行なわれ、この補正データに基づく補正処理が可能となる。 【0012】 これによって、分割パターンに応じた処理モードに従ってコマ画像をサブコマ画像に領域分割し、このサブコマ画像に対し、順次、補正データの設定を行えるように構成できる。よって、1コマ画像に含まれる複数の撮影コマ画像の全てを補正対象にし、かつ操作性の面で優れ作業効率を向上させることができる画像処理装置を提供することができる。 【0013】 なお、本発明において「画像処理」は、画像データに対する各種画像処理であり、例えば、画像サイズの拡張・縮小処理、サムネイル処理、ガンマ補正、赤目補正、色補正、濃度補正、その他の画像処理等である。また、「補正」は、例えば、色・濃度の補正、赤目補正や逆光補正などの特殊補正、トリミング等が例示される。 【0014】 また、本発明の画像処理装置は、分割パターンを登録する登録部をさらに備え、登録部は受け付けた分割パターンデータを格納部に格納することを特徴とする。 【0015】 この構成によれば、予め格納されている分割パターン以外の分割パターンでコマ画像全体を補正対象にしたい場合に、所望の分割パターンを追加登録できる。よって、1コマ画像における複数のサブコマ画像の領域パターンに応じて、分割パターンを追加登録できるので、将来のカメラ、写真プリント、ユーザ等のニーズに対応できるものとなり好ましい。 【0016】 また、本発明の画像形成システムは、上記記載の画像処理装置と、 前記画像処理装置によって画像処理されたデータに基づいて画像を形成する機能を有する画像形成装置とを備えることを特徴とする。 【0017】 この構成によれば、上記画像処理装置で1コマ画像内の複数の撮影コマ画像に対して画像処理を行い、この画像処理されたデータに基づいて画像を形成することが可能となる。 【0018】 また、本発明の画像処理方法は、 1コマ画像を所定の領域に分割定義する分割パターンデータに応じた処理モードを選択するモード選択ステップと、 前記モード選択ステップで選択された処理モードに応じて分割パターンを格納手段から抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップで抽出された分割パターンに従ってコマ画像の領域を分割する領域分割ステップと、 前記領域分割ステップによって分割された領域単位に補正データの設定を行うステップを有することを特徴とする。この構成の作用効果は上記で説明した通りである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 本発明に係る画像処理装置および画像形成システムの好適な実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、画像形成システムの機能構成の一例を示す概念図である。 【0020】 <画像形成システムの構成> 本実施形態の画像形成システムは、画像データに対する画像処理機能を有する画像処理装置10と、画像データに基づいて印画紙に画像を形成して写真プリントを作成する画像形成装置20とを有して構成される。また、画像形成システムは、所定の記録メディア(例えば、CD−R/CD−RW)に画像を形成する(記憶する)記録媒体書込装置とを有して構成される。 【0021】 また、この画像形成システムは、データ通信装置(不図示)を備え、外部の情報処理装置(例えば、受付端末機、サーバ装置等)から画像データ等のデータを受信し画像処理、写真プリント作成処理等が可能なように構成される。 【0022】 <画像処理装置の機能説明> 以下に画像処理装置10の主な機能について説明するが、従来公知の機能要素については説明を省略又は簡略する場合があり、本発明の特徴である機能要素を中心的に説明する。 【0023】 画像取得部11は、フィルムスキャナー11aと記録媒体読取部11bを有する構成である。フィルムスキャナー11aは、所定のネガフィルム等から画像をデジタルの画像データとして読み取り、メモリ12に送信する。記録媒体読取部11bは、所定の記録媒体40からデジタルの画像データを読み取り、メモリ12に送信する。 【0024】 分割パターン格納部13(格納部に相当する)は、1コマ画像を所定の領域に分割定義する分割パターンのデータを格納している。図2に分割パターンのデータ例を示す。分割パターンは、予め分割パターン格納部13に格納され、後述する登録部14gによって、追加登録できる構成である。また、不必要になった分割パターンのデータを削除する分割パターン削除部(不図示)をさらに備え、不必要な分割パターンを削除する機能をさらに有するように構成できる。不必要か否かの判断は、例えば、不使用期間が所定値(例えば、5年等)になったか否かで判断することができる。分割パターン格納部13は、不揮発性の記録媒体で構成することが好ましい。また、分割パターンのデータは、画像処理装置10に内蔵された分割パターン格納部13に格納されている場合に限定されず、外部の情報処理装置に内蔵の格納手段に格納されていてもよく、画像処理装置10が、必要に応じて、当該外部の格納手段にアクセスして分割パターンを取得するように構成できる。 【0025】 画像処理手段14は、画像データに対する画像処理機能を制御する機能要素であり、画像処理手段14の各機能要素は、ソフトウェアプログラムと、CPU、メモリ等のハードウエア資源との協働的作用によってその機能が実現される。 【0026】 GUI14aは、グラフィカル・ユーザー・インターフェイスであり、モニター17の画面を通じて画像処理、補正データに関するデータ入力操作等を行うことができるように構成される。取得された画像データは、モニター17の画面に表示され、操作者は、その画面を見ながら適切な画質の画像が形成されるかどうかの判定(プレジャッジ作業)を行うことができる。 【0027】 図3Aは、プレジャッジ作業を行うときの画面構成例である。図3Aの例では、入力された画像のうち6枚分がモニター画面に表示されている。なお、モニター画面に表示させる画像の枚数は、4枚や8枚など適宜設定することができる。オペレータは、この画面を見ながら、適切な色・濃度により画像が形成されるか否かを判断することができる。色・濃度の補正を行なうべきであると判断した画像については、入力操作部18を介して補正データを入力することができる。入力操作部18は、例えば、キーボードやテンキー、マウス等により構成される。補正データを入力した場合、入力した補正データに基づいて修正された画像が、モニター17の画面にリアルタイムで表示されるため、オペレータは修正後の画像を目視で確認しながら適切に画像処理を行うことができる。以上の動作は、プレジャッジ制御部14bによって制御され実現される。 【0028】 本発明においては、上記のプレジャッジ作業時に、1コマ画像に含まれる複数の撮影コマ画像に対して、処理モードを選択し、それに基づく分割パターンでコマ画像をサブコマ画像に領域分割して、そのサブコマ画像の各々に対してプレジャッジが可能になる。 【0029】 すなわち、モード選択部14cによって、処理モードが選択された場合、抽出部14dによって、当該選択された処理モードに応じた分割パターンが分割パターン格納部13から抽出される。 【0030】 モード選択部14cは、プレジャッジ作業の前に、1コマ画像中の複数のサブコマ画像の分割パターンに応じて、操作者が入力操作部18を介して指示するように構成することができる。また、他の構成として、モード選択部14cは、コマ画像毎にサブコマ画像の分割パターンを認識する分割パターン認識手段を備え、分割パターン認識手段でコマ画像中のサブコマ画像を自動的に認識してサブコマ画像の各々に対してプレジャッジが可能なように構成できる。分割パターン認識手段は、その機能として、サブコマ画像間の境界を認識し(公知の境界認識アルゴリズムを制限なく適用できる)、認識された境界線に従って、予め格納された分割パターンを抽出する構成が例示される。 【0031】 領域分割部14eは、抽出された分割パターンに従ってコマ画像の領域を分割する。分割された領域は、例えば、太線枠表示等の強調表示がなされ、領域の境界が判別できるように構成される。 【0032】 そして、分割された領域単位に(サブコマ画像単位に)プレジャッジが可能となる。すなわち、第1のサブコマ画像のプレジャッジが終了すると、次の第2のサブコマ画像のプレジャッジが実行される。プレジャッジされて補正データが設定されると、画像処理部14fによって、当該補正データに基づいてサブコマ画像が画像処理されリアルタイムにモニター17に表示される。補正データの入力は、ある程度試行錯誤的に行われるものであり、最終的に確定された補正データは、画像データに関連づけられて、オーダーデータ蓄積部15に送信されここで蓄積される。 【0033】 以上の構成にすることで、操作者は、サブコマ画像を、あたかも一つのコマ画像としてプレジャッジ作業ができるので、操作性に優れ、作業効率も低下せずに、1コマ画像に含まれる複数の撮影コマ画像に対して補正データの設定を、従来と同様に行なえる。 【0034】 プレジャッジ作業では、上述した色・濃度の補正以外にも、赤目補正や逆光補正などの特殊補正、トリミングなども行うことができる。また、プリント枚数の設定も行うことができ、同じ画像の写真プリントを複数枚作成することができる。色に関する補正としては、色相、明度、彩度を補正するものが例示される。また、所定の画像処理としては、色補正以外に、濃度補正、コントラスト補正、輝度補正、シャープネス補正、回転補正、反転補正などが挙げられる。例えば、図3Aにおいて、54は、色補正のマゼンタ、イエロー、シアン(Y,M,C)の補正値であって、標準値からの加減を+、−で指示する。55は、濃度の補正値であり、標準値からの加減を+、−で指示する。53は、プリント枚数を示す。 【0035】 オーダーデータ蓄積部15に蓄積された画像データ及び補正データは、基本的にオーダーされた順々で、オーダー単位に、画像処理基板16に送信され、送信された画像データ及び補正データに基づいてプリント用画像データが生成される。なお、オーダーの概念については適宜設定することができるものであるが、例えば、写真フィルム1本、記録媒体1個を1オーダーとして扱うことができる。 【0036】 画像処理基板16は、受信メモリ、画像処理手段、送信メモリおよびファームウェアが設けられている。画像処理基板16は、プレジャッジ処理で設定された補正データに基づいて、実際に画像形成に使用されるプリント用画像データを生成する機能を有する。画像処理基板16は従来公知の構成であるので詳細な説明は省略する。 【0037】 <画像形成装置の機能説明> 以下に画像形成装置20の主な機能について説明するが、従来公知の機能要素であるため簡単に説明する。 【0038】 ペーパーマガジン21には、画像形成媒体であるペーパー(印画紙)がロールの形態で収容されている。ペーパーマガジン21は、複数台を着脱自在に取り付けることができ、幅寸法の異なるペーパーをセットしておくことができる。ペーパーは、いずれか一方のペーパーマガジン21から引き出される。アドバンスローラ(不図示)は、ペーパーマガジン21から引き出された長尺状のペーパーを搬送経路に沿って下流側へ送り出す。ペーパーカッター22は、長尺状のペーパーを所定のプリントサイズにカットする。搬送経路には、ペーパーを搬送させるための多数のローラ等から構成される搬送装置が設けられている。 【0039】 画像露光装置23は、ペーパーの乳剤面に画像を焼付露光するための装置である。画像露光装置23は、画像処理装置10(画像処理基板16)より受信したプリント用画像データに基づいて走査露光を行い、画像を露光形成する。露光形成機能の露光エンジンは、画像データを光変調する装置であり、副走査方向に搬送されるペーパーに対して、露光光を主走査方向に走査することで潜像を形成させる。露光エンジンとしては、レーザーエンジン、PLZTエンジン、CRTエンジン等が用いられる。次いで、露光形成されたペーパーは、現像処理部24へと送り込まれる。ここで現像処理されたペーパーは、乾燥処理部25で乾燥された後、ペーパー排出口から仕上がり写真プリントとして排出され、例えば1オーダー単位で集積される。なお、写真プリントの裏面に識別番号等を印字するインクジェットプリンター(不図示)も備える。 【0040】 <画像形成システムの動作説明> 以下に、本実施形態の画像形成システムの動作について図4を用いて説明する。上記のフィルムスキャナー11aによって、現像済ネガフィルムから画像データを読み取る。この場合、低解像度の画像データとして読み取り、一旦、メモリ12に格納される。読み取られた画像データに対してプレジャッジ処理を行う場合、例えば、メモリ12から低解像度の画像データを読み取り、プレジャッジ画面の所定のコマ画像フィールドに表示する。 【0041】 本実施形態では、低解像度の画像データをプレジャッジ画面に表示させ、操作者が目視で、コマ画像中に複数の撮影コマ画像が含まれるか否かを判断する(S1)。例えば、図3Aに示すように、太線枠50で選択されたコマ画像には、4つのサブコマ画像が含まれている。かかる場合に、処理モードを選択する(S2)。例えば、図3Aに示すように、「処理モード選択」ボタン56を指示し、処理モードの選択画面を表示させる。図5は処理モードの選択画面例を説明する図である。図5に示すように、分割パターン図が表示され、操作者は、分割パターン図から、処理モードを選択することができる。分割パターン図の数字(1〜4)は、サブコマ画像として識別される順番を示す(なお、これの順序に限定されない)。図5の例では、ラジオボタンで選択するように構成される。そして、選択された処理モード(分割パターン図)に応じた分割パターンが抽出される(S3)。 【0042】 次いで、サブコマ画像を有するコマ画像データ(以下で、親コマ画像データと称することがある)を取得し(S4)、抽出された分割パターンに応じて、コマ画像を分割する(S5)。そして、分割された領域ごとにサブコマ画像が形成され、識別される(S6)。コマ画像を親コマ画像として識別し、サブコマ画像をその子画像として識別する。例えば、親コマ画像の識別子を「A01」とした場合、そのサブコマ画像の識別子は「A01−1」「A01−2」「A01−3」「A01−4」としてデータ管理する(4つの分割パターンの場合)。 【0043】 次いで、サブコマ画像として識別された画像は、例えば、図3Bに示すように、太線枠50aで強調表示され、プレジャッジ対象画像として識別される。そして、この太線枠50aの画像に対して、操作者による所定のプレジャッジ処理(色補正データ等の指定)がなされる(S7)。プレジャッジ処理後、その補正データが反映された画像がリアルタイムで表示される。次いで、図3Cに示すように、次のサブコマ画像が太線枠50bで強調表示されプレジャッジ対象画像として識別される。以上のような動作で、他のサブコマ画像に対しても順次プレジャッジ処理が可能となる。 【0044】 なお、他の例として、図3Dに示すように、プレジャッジ画面と異なる別の表示画面(別ウインドウ)にサブコマ画像を別々に表示し、この画面上でサブコマ画像単位に所定のプレジャッジ処理(色補正データ等の指定)を行なうように構成してもよい。かかる場合、図3Dの全サブコマ画像に対するプレジャッジが終了したら、このウインドウを閉じて、プレジャッジ画面に操作を移行する。そして、プレジャッジ画面に表示されている親コマ画像には、サブコマ画像に対するプレジャッジ結果(補正データ)が反映された画像が表示される。 【0045】 次のコマ画像においても、サブコマ画像を有していると判断したら(S1)、上記の動作を繰り返す。 【0046】 そして、プレジャッジ処理後、プリント処理指示がなされた場合、フィルムスキャナー11aによって所定の解像度(例えば写真プリント用の解像度)で現像済ネガフィルムから画像データを読み取り、オーダーデータ蓄積部15に、プレジャッジ処理で設定された補正データと対応させて格納する。なお、コマ画像ごとにその補正データが対応づけられており、かつ、サブコマ画像ごとにその補正データが対応付けられている。 【0047】 そして、プリント処理の順番がきたら、オーダーデータ蓄積部15から画像データ及び補正データが読み出され画像処理基板16に送られる。画像処理基板16によって、画像データが補正データに従って画像処理され、プリント用画像データが生成され、プリント部20に送信され、プリント部20によって写真プリントが作成される。 【0048】 本発明の処理対象となる画像データは、上記動作説明の現像済ネガフィルムから読み取った画像データに制限されず、記録媒体読取部11bから読み取った画像データや、データ通信装置(不図示)を介して受信した画像データにも適用できることはいうまでもない。 【0049】 また、画像処理後の画像データをプリント処理する処理形態に限定されず、画像データを記録媒体書込装置30に送って、所定の記録媒体に書き込むように構成でき、さらに、データ通信装置(不図示)を介して、画像処理後の画像データを外部の装置に送信するように構成できる。 【0050】 また、フィルムスキャナー11aは、プレジャッジの前に低解像度で画像データを読み取り、プレジャッジ処理後に所定の解像度で画像データを読み取る動作について説明したが、これに制限されず、一度の読み取り処理において所定の解像度で画像データを読み取るように構成してもよく、かかる場合、プレジャッジ画面に表示させるために、サムネイル処理した画像を表示するように構成してもよく、所定の解像度の画像データのまま表示するように構成してもよい。 【0051】 また、操作者が、プレジャッジ画面上で、サブコマ画像の有無を判断する構成に制限されず、例えば、コマ画像単位に複数のサブコマ画像を有しているか否かを判断する判断部を備えて、この判断部によって、サブコマ画像を有しないコマ画像に対しては、通常のプレジャッジ処理を実行させるように、コマ画像をプレジャッジ画面への表示を行なうように構成し、サブコマ画像を有しているコマ画像に対して、処理モードの選択を促す通知を行い、この通知に応じて、操作者が処理モードを選択し、上記のような動作を続けるように構成できる。 【0052】 さらに、他の構成として、モード選択部14cは、コマ画像毎にサブコマ画像の分割パターンを認識する分割パターン認識手段を備え、分割パターン認識手段でコマ画像中のサブコマ画像を自動的に認識してサブコマ画像の各々に対してプレジャッジが可能なように構成できる。分割パターン認識手段は、その機能として、サブコマ画像間の境界を認識し(公知の境界認識アルゴリズムを制限なく適用できる)、認識された境界線に従って、予め格納された分割パターンを抽出する。そして、抽出された分割パターンに応じて親コマ画像を分割し、プレジャッジ画面に表示させ、プレジャッジ操作可能に構成できる。 【0053】 <分割パターンの登録説明> 以下で、分割パターンの登録動作について説明する。分割パターン格納部13に格納された分割パターンは、予め用意され、プレジャッジ作業において選択的に用いられることが望ましいが、様々な分割パターンを登録できるように構成することは、新たなニーズに対応でき好ましい。本発明では、このような要求から、分割パターンを登録できるように構成している。 【0054】 すなわち、分割パターンデータをファイル形式で保存し、追加の分割パターンデータファイルを登録することができる。例えば、図6に示すような追加の分割パターンデータは、データ通信装置(不図示)を介して、外部から受信し、登録部14gによって、既存の分割パターンデータ群に追加するように分割パターン格納部13に保存できる。また、記録媒体に書き込まれた分割パターンデータファイルを記録媒体読取部11bから読み取り、登録部14gによって、既存の分割パターンデータ群に追加するように分割パターン格納部13に保存できる。 【0055】 <別実施形態> 以上の実施形態では、画像形成システムが、1台の画像処理装置10と1台の画像形成装置20と1台の記録媒体書込装置30とにより構成される例を示したが、本発明はこれに限られず、画像処理装置または画像形成装置が複数台接続されたものでも構わない。 【0056】 また、上記の実施形態では、画像処理装置10が、プリント用画像データ生成手段である画像処理基板16を備える例を示したが、本発明の画像処理装置10はプリント用画像データ生成手段を備えるものに限らない。かかる場合、画像データ及び補正データを、プリント用画像データ生成手段を備える別の装置に送信し、その装置でプリント用画像データを生成するように構成できる。 【0057】 また、上記の実施形態では、フィルムスキャナー11aと記録媒体読取部11bとにより画像データを取得する構成を示したが、画像処理装置はデータ通信装置を備え、インターネット等のネットワークを経由して送信されてきた画像データを取得するように構成できる。 【0058】 また、上記の実施形態では、写真感光材料であるペーパー(印画紙)を現像処理して写真プリントを作成する例を示したが、本発明の画像形成システムはこれに限られるものではなく、例えば、インクジェットタイプのような現像処理液を使用しないでプリントを作成するドライ方式を採用してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0059】 【図1】実施の形態における画像形成システムの構成を示すブロック図 【図2】分割パターンデータの例を説明する図 【図3A】プレジャッジ画面の構成例を示す図 【図3B】プレジャッジ画面の構成例を示す図 【図3C】プレジャッジ画面の構成例を示す図 【図3D】サブコマ画像のプレジャッジ画面の構成例を説明する図 【図4】画像形成システムの動作例を説明するフローチャート 【図5】処理手順モードを選択する画面の一例を説明する図 【図6】追加の分割パターンの一例を示す図 【図7】コマ画像中に複数の撮影コマ画像が含まれていることを説明する図 【符号の説明】 【0060】 10 写真処理装置 11a フィルムスキャナー 11b 記録媒体読取部 13 分割パターン格納部 14 画像処理手段 14b プレジャッジ制御部 14c モード選択部 14d 抽出部 14e 領域分割部 14f 画像処理部 14g 登録部 15 オーダーデータ蓄積部 16 画像処理基板 20 プリント部 30 記録媒体書込装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000135313 【氏名又は名称】ノーリツ鋼機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月29日(2006.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104422 【弁理士】 【氏名又は名称】梶崎 弘一
【識別番号】100105717 【弁理士】 【氏名又は名称】尾崎 雄三
【識別番号】100104101 【弁理士】 【氏名又は名称】谷口 俊彦
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| 【公開番号】 |
特開2008−11225(P2008−11225A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−180017(P2006−180017) |
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