トップ :: H 電気 :: H04 電気通信技術




【発明の名称】 カメラヘッド装置
【発明者】 【氏名】野口 尚宏

【要約】 【課題】カメラの姿勢が自重方向に対して安定するようにしたカメラヘッド装置を提供することを目的とする。

【構成】カメラ30の把持部材21は、軸受け部16で回転自在に保持される。カメラ30及び又は把持部材21に、錘40が取り付けられている。外からの外部ケーブル14とカメラ接続線31とは、スリップリング151で接続される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラと、
このカメラの外周を把持した把持部材と、
前記カメラの撮像方向と同じ方向の回転軸を中心にして、前記把持部材を回転自在に保持した軸受け部と、
前記カメラ及び又は前記把持部に取り付けられた錘と、
前記軸受け部、把持部材、カメラを一体にして収容し、前記カメラ前方には窓部を有したケースと、
前記カメラの接続線と、
前記ケースの後部に取り付けられて、外からの外部ケーブルと前記カメラ接続線とを電気接続するスリップリングと
を具備したことを特徴とするカメラヘッド装置。
【請求項2】
前記カメラ及び又は前記把持部と、前記ケースとの間には、前記カメラの姿勢安定化のために電磁石機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載のカメラヘッド装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、水道管、下水管、ガス管などを検査する管内検査装置に利用されて有効なカメラヘッド装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、管内検査装置に用いられるカメラヘッド装置は、ケース内にカメラが内蔵されている。このカメラは通常は、ケース内で固定されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
カメラヘッド装置は、管内に挿入されて使用されるが、その姿勢は、一定ではなく、撮影した画像からは、現場の上下関係を把握することができない。
【0004】
そこでこの発明は、カメラの姿勢が自重方向に対して安定するようにしたカメラヘッド装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、カメラと、このカメラの外周を把持した把持部材と、前記カメラの撮像方向と同じ方向の回転軸を中心にして、前記把持部材を回転自在に保持した軸受け部と、前記カメラ及び又は前記把持部に取り付けられた錘と、前記軸受け部、把持部、カメラを一体にして収容し、前記カメラ前方には窓部を有したケースと、前記前記カメラの接続線と、前記ケースの後部に取り付けられて、外からの外部ケーブルと前記カメラ接続線とを電気接続するスリップリングとを備える。
【発明の効果】
【0006】
上記の手段により、カメラは自重方向に対する姿勢が安定化するために、撮像した画像から上下方向を判断することが容易である。このために撮影現場に対する検査・点検時の対応を適切に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1(A)、(B)はこの発明の一実施の形態である。図1(A)は軸に直交して断面した断面図、図1(B)は軸と平行に断面した断面図である。
【0008】
ケース11は、例えば筒状であり、前方に開口を有し、この開口は、ガラス12で閉じられている。ケース11の後方の開口は、蓋部材13により閉じられている。蓋部材13は、その中心軸に、外からの外部ケーブル14の端部を取り付けるためのケーブル取り付け部15を有する。また、蓋部材13は、ケース11の内面側に突出した軸受け部16を有する。
【0009】
上記の軸受け部16は、把持部材21に形成された軸穴211に先端が挿入されている。これにより把持部材21は、軸受け部16の回転軸を中心として回転自在である。把持部材21は、また軸中心側にカメラ取り付け部212を有し、ここに同軸的にカメラ30が取り付けられている。カメラ30の前方は、前記ガラス12に対面している。カメラ30の後方からは電源用、制御信号用、及び撮像信号取出し用のカメラ接続線を有したカメラケーブル31が引き出されている。カメラケーブル13のカメラ接続線は、ケーブル取り付け部15に内蔵されているスリップリング機構151の端子に接続されている。このスリップリング機構151の固定側端子は、外部ケーブル14の対応する芯線に接続されている。
【0010】
ここで、カメラ30及び把持部材21は、一体となって軸受け部16で軸支されているので、軸Yを中心に回転自在である。しかし、この回転は、錘40により常に一定な自重方向へ制御される。
【0011】
図2にはこの発明のカメラヘッド装置500により管900内が検査されている様子を示している。カメラヘッド装置500で撮像した撮像信号はケーブル14を介して制御ユニット700に導かれ、画像処理される。画像処理された映像信号は、モニタ800にて表示される。ケーブル14は、ドラム600に巻回されており、カメラヘッド装置500が管内に侵入するときは、ケーブルが解かれ、カメラヘッド装置500が管から引き出されるときは、ケーブルが巻き取られる。モニタ800に映し出される管内を示す画像は、、実際の管内の上下関係と一致する。
【0012】
図3にはこの発明の他の実施の形態を示している。先の実施の形態では、カメラ30及び又は把持部材21に錘40が取り付けられている。しかし、図3の実施の形態は、錘40に代わって、電磁石401が取り付けられている。また、ケース内には、この電磁石401が通過する位置に対向して、1箇所に永久磁石402が固定されている。
【0013】
電磁石401に電気を通電すると、この電磁石401は、永久磁石402の位置でロックされる。これにより、回転フリーであるカメラ30が所定の回転位置に固定される。これは、カメラ30を管内に挿入している途中、或は引き出している途中にカメラ30が不要に回転するのを防止するためである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図。
【図2】本発明の装置に使用例示す説明図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す図。
【符号の説明】
【0015】
11…ケース、12…ガラス、13…蓋部材、14…外部ケーブル、16…ケーブル取り付け部、16…軸受け部、21…把持部、30…カメラ、40…錘。
【出願人】 【識別番号】000220620
【氏名又は名称】東芝テリー株式会社
【出願日】 平成18年6月29日(2006.6.29)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎


【公開番号】 特開2008−11221(P2008−11221A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−179989(P2006−179989)