| 【発明の名称】 |
ファクシミリ装置およびファクシミリ受信方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】三角 晃
【氏名】鈴木 達久
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| 【要約】 |
【課題】
【構成】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 特定の時間帯を設定する時間帯設定手段と、 特定の相手先を登録する相手先登録手段と、 画像データを記憶する画像記憶手段と、 画像データを用紙に印字出力する印字手段と、 前記時間帯設定手段で設定された特定の時間帯に前記特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを前記画像記憶手段に記憶し、該特定の時間帯以外に、前記特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを前記印字手段で用紙に印字出力する制御手段と を具備するファクシミリ装置。 【請求項2】 前記画像記憶手段に記憶された画像データの中から所望の画像データを選択する選択手段 を更に具備し、 前記選択手段によって選択された画像データを前記印字手段により印字出力する 請求項1に記載のファクシミリ装置。 【請求項3】 前記制御手段は、 前記特定の時間帯が経過した後に、前記画像記憶手段に記憶した画像データを前記印字手段により印字出力する 請求項1に記載のファクシミリ装置。 【請求項4】 前記時間帯設定手段は、 周辺の環境の明暗を判断する判断手段 を更に具備し、 前記判断手段で暗と判断された時間帯を前記特定の時間帯として設定する 請求項1乃至3のいずれかに記載のファクシミリ装置。 【請求項5】 特定の時間帯を時間帯設定手段により設定し、 特定の相手先を相手先登録手段により登録し、 前記時間帯設定手段で設定された特定の時間帯に前記特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを画像記憶手段に記憶し、該特定の時間帯以外に、前記特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを印字手段で用紙に印字出力する ファクシミリ受信方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ファクシミリ装置およびファクシミリ受信方法に関し、特に、夜間などの特定の時間帯に予め登録された相手先から送信された画像データを受信すると、印字して排紙トレイに出力することなく受信画像データを装置内に記憶するファクシミリ装置およびファクシミリ受信方法に関する。 【背景技術】 【0002】 従来より、書類の情報を遠方に送信する通信手段としてファクシミリ通信が存在した。 【0003】 このファクシミリ通信は、送信する書類をスキャナで読み取って画像データに変換し、その画像データを公衆回線網を利用して送信し、画像データを受信した相手側の装置で画像データを用紙に印字して排紙トレイに出力することで書類内容を相手に送信することができる通信手段である。 【0004】 このファクシミリ通信は、現在では情報通信における1つの手段としてオフィス等で盛んに使用されている。 【0005】 通常、オフィスに設置されたファクシミリ装置は夜間にも画像データを受信することができるように人がいない夜間でも電源がONの状態のままで使用されている。 【0006】 それで、夜間のオフィスに一人しかいない状況でファクシミリ装置が画像データを受信した場合にも、ファクシミリ装置は受信した画像データを印字して排紙トレイに出力するので、一人だけオフィスにいる人が自分宛の書類でないにもかかわらず持ち去ってしまうというセキュリティ上の問題がある。 【0007】 また、オフィスに誰もいない深夜にファクシミリ装置が画像データを受信すると、ファクシミリ装置は受信した画像データを印字して排紙トレイに出力するので、翌朝オフィスに最初に来た人が排紙トレイに出力された書類を自分宛の書類でないにもかかわらず持ち去ってしまうというセキュリティ上の問題もある。 【0008】 このような問題を解決する為の制限時間を設けて装置を制御する技術として、特許文献1には、交信を制限する時間帯と優先的に受信を行なう受信相手とを登録して、登録された時間帯になると、登録された受信相手以外の相手との交信を中断・拒否し、登録された受信相手からの受信を優先的に処理するファクシミリ装置が提案されている。 【0009】 また、特許文献2には、現在時刻を取得する手段をもち、制限の開始時刻と終了時刻の情報を元にして制限時間内に自装置が備える各機能を使用禁止とし、制限時間内には登録済みの暗証番号の入力がなければ各機能の使用を禁止することができる画像形成装置が提案されている。 【特許文献1】特願平4−68863号公報 【特許文献2】特願2001−5356号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0010】 このように制限時間を設けてファクシミリ装置を制御する技術が特許文献1、2のように存在するものの、特許文献1の技術においては、登録された時間帯では登録された相手以外からの受信要求は拒否するので、登録された相手以外から画像データを受信することができない。 【0011】 また、特許文献2の技術においては、制限時間内にFAXの受信機能を使用禁止とすると、受信する画像データを記憶する記憶手段をもっていないので、FAXの受信機能を使用禁止とした場合には受信データは破棄されるか受信自体が不可能となり使用禁止が解除された後に再送してもらう必要がある。 【0012】 そこで、この発明は、夜間などの特定の時間帯に、予め登録された相手先以外から送信された画像データは印字して排紙トレイに出力し、予め登録された相手先から送信された画像データについては印字して排紙トレイに出力することなく装置内に記憶するファクシミリ装置およびファクシミリ受信方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0013】 上記目的を達成する為に、請求項1の発明は、ファクシミリ装置は、特定の時間帯を設定する時間帯設定手段と、特定の相手先を登録する相手先登録手段と、画像データを記憶する画像記憶手段と、画像データを用紙に印字出力する印字手段と、前記時間帯設定手段で設定された特定の時間帯に前記特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを前記画像記憶手段に記憶し、該特定の時間帯以外に、前記特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを前記印字手段で用紙に印字出力する制御手段とを具備することを特徴とする。 【0014】 また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記画像記憶手段に記憶された画像データの中から所望の画像データを選択する選択手段を更に具備し、前記選択手段によって選択された画像データを前記印字手段により印字出力することを特徴とする。 【0015】 また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記特定の時間帯が経過した後に、前記画像記憶手段に記憶した画像データを前記印字手段により印字出力することを特徴とする。 【0016】 また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記時間帯設定手段は、周辺の環境の明暗を判断する判断手段を更に具備し、前記判断手段で暗と判断された時間帯を前記特定の時間帯として設定することを特徴とする。 【0017】 また、請求項5の発明は、ファクシミリ受信方法は、特定の時間帯を時間帯設定手段により設定し、特定の相手先を相手先登録手段により登録し、前記時間帯設定手段で設定された特定の時間帯に前記特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを画像記憶手段に記憶し、該特定の時間帯以外に、前記特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを印字手段で用紙に印字出力することを特徴とする。 【発明の効果】 【0018】 この発明によれば、ファクシミリ装置は、特定の時間帯を設定する時間帯設定手段と、特定の相手先を登録する相手先登録手段と、画像データを記憶する画像記憶手段と、画像データを用紙に印字出力する印字手段と、時間帯設定手段で設定された特定の時間帯に特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを画像記憶手段に記憶し、該特定の時間帯以外に、特定の相手先から画像データを受信した場合は、該画像データを印字手段で用紙に印字出力する制御手段とを具備するように構成したので、夜間などの特定の時間帯に特定の相手先から受信した画像データは装置内に記憶することができるので、受信した重要書類の画像データが排紙トレイに出力されて盗難にあうことを防止することができるという効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下、本発明に係わるファクシミリ装置およびファクシミリ受信方法の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。 【0020】 まず、本発明に係わるファクシミリ装置によって構成されるシステムについて図1を参照して説明を行なう。 【0021】 図1は、本発明に係わるファクシミリ装置によって構成されるシステムを示した模式図である。 【0022】 図1に示すように、本発明に係わるファクシミリ装置200はオフィス103に設置されていて公衆回線104に接続されている。 【0023】 また、ファクシミリ装置200は、オフィス103とは別のオフィス101に設置されたファクシミリ装置102から送信された画像データを受信して、印字を制限する制限条件が有効な場合には、登録された相手先から受信した画像データを印字排出することなくファクシミリ装置200内の記憶部204に記憶することができる。 【0024】 つまり、ファクシミリ装置200は、ファクシミリ装置102のファックス番号(電話番号)が登録されていて制限条件が有効である場合では、特定の相手先であるファクシミリ装置102から送信された画像データを受信時に印字出力することなく記憶部204に記憶することができる。 【0025】 オフィス103内に人がいない深夜などの時間帯を制限条件として時間制限モードの時間帯に設定すると、その時間帯では登録した相手先から受信した画像データが印字出力されて排紙トレイに放置されることはないので、登録した相手先から送信される重要書類が排紙トレイに放置されて盗難されることを防止することができる。 【0026】 次に、本発明に係わるファクシミリ装置200の機能的な構成について図2を参照して説明を行なう。 【0027】 図2は、本発明に係わるファクシミリ装置200の機能的な構成について示したブロック図である。 【0028】 図2に示すように、ファクシミリ装置200は、データ送受信部201、スキャナ部202、印字出力部203、記憶部204、時間計測部205、制御部206、ROM(Read Only Memory)207、RAM(Random Access Memory)208、照度検知部209、操作/表示部210がバス211に接続されて構成される。 【0029】 データ送受信部201は、公衆回線104に接続されて、外部のファクシミリ装置から送信された画像データを受信し、また、スキャナ部202で読み取られた画像データを公衆回線104を通して外部のファクシミリ装置に送信する。 【0030】 スキャナ部202は、送信する書類に光を当てながら走査を行い、反射光をCCD(Charge Coupled Devices)で読み取って画像データに変換する処理を行なう。 【0031】 印字出力部203は、画像データを用紙に印字して排紙トレイに出力する機能を備え、データ送受信部201が受信した画像データを用紙に印字して排紙トレイに出力する処理を行う。 【0032】 記憶部204は、ストレージで構成され、受信した画像データが印字して出力されない場合にその受信画像データを記憶し、また、制限条件が有効な時に印字出力しない相手先が記された相手先登録情報を記憶する。 【0033】 時間計測部205は、現在時刻の計測を行う。 【0034】 制御部206は、ファクシミリ装置200の統括的な制御を行い、受信した画像データを印字出力させるか或いは記憶部204に記憶するかの判別も行なう。 【0035】 ROM207は、不揮発性メモリで構成され、ファクシミリ装置200を制御するためのファームウェアが記憶されている。 【0036】 RAM208は、揮発性メモリで構成され、また、ROM207に記憶されるプログラムや記憶部204に記憶される相手先登録情報等を一時的に格納する。 【0037】 照度検知部209は、フォトトランジスタ等で構成され、ファクシミリ装置200の周辺の照度を検知して、ファクシミリ装置200が設置された部屋の照明が消されてファクシミリ装置200の周辺が暗い環境か或いはファクシミリ装置200が設置された部屋の照明が点灯されてファクシミリ装置200の周辺が明るい環境かを判別することが出来る。 【0038】 操作/表示部210は、液晶のタッチパネルで構成され、ファクシミリ装置200を操作するためのユーザが入力する情報を受け付けて、ユーザに情報を表示するユーザインタフェースとしての役割を果たす。 【0039】 バス211は、ファクシミリ装置200内でデータのやり取りが行なわれる伝送路である。 【0040】 このようなファクシミリ装置200では、記憶部204に記憶された相手先からデータ送受信部201が画像データを受信すると、時間制限モード或いは照度対応モードの制限条件が有効な間は、受信した画像を記憶部204に記憶し、記憶された画像データはユーザ操作により選択された画像データが印字されて排紙トレイに出力或いは制限条件が解除されると自動的に印字されて排紙トレイに出力される。 【0041】 また、ユーザはファクシミリ装置200の操作/表示部210を使用して、ファクシミリ装置200が画像データを受信する前に行なわれる動作前設定として、制限条件設定、相手先登録、印字出力設定を行う。 【0042】 次に、ファクシミリ装置200でユーザによって操作/表示部210が使用されて制限条件設定、相手先登録、印字出力設定についての動作前設定が行われる処理について、図3を参照して制限条件設定に関する説明を行い、図4を参照して相手先登録に関する説明を行い、図5を参照して印字出力設定に関する説明を行なう。 【0043】 まず、ファクシミリ装置200で操作/表示部210が使用されて動作前設定として印字を制限する制限条件の設定が行なわれる処理について図3を参照して説明を行なう。 【0044】 図3は、動作前設定として印字を制限する制限条件の設定が行われる際に操作/表示部210に表示される設定画面300を示した画面構成図である。 【0045】 制限条件とは、受信画像データを印字出力しないで記憶部204に記憶するといった、印字出力を制限するのはどのような時かについての設定であり、時刻によって制限する時間制限モードと周辺の明るさによって制限する照度対応モードとがある。 【0046】 時間制限モードとは、登録された相手先から受信した画像データの印字を制限する時間帯を○○時から△△時までというように時刻によって決めるものであり、照度対応モードとは、照度検知部209によってファクシミリ装置200周辺の環境が暗いと検知される間だけ登録された相手先から受信した画像データの印字を制限するようにするものである。 【0047】 図3に示すように、操作/表示部210に表示される設定画面には、制限条件設定タブ301、相手先登録タブ302、印字出力設定タブ303が表示され、制限条件タブ301が選択されて表示される画面が設定画面300である。 【0048】 設定画面300では、制限条件を時間制限モードか照度対応モードのどちらかを選択できるようになっている。 【0049】 図3に示す設定画面300では、時間制限モードが選択され、登録された相手先から画像データを受信すると受信画像データを記憶部204に記憶する処理を行なう時間制限モードの有効時間が00:00〜05:30と設定されている。 【0050】 このように設定画面300で設定された内容は制限条件設定情報として記憶部204に記憶される。 【0051】 次に、動作前設定として、受信画像データを印字出力しないで記憶部204に記憶する相手先を登録する相手先登録について図4を参照して説明を行なう。 【0052】 図4は、動作前設定として相手先を登録する際に操作/表示部210に表示される設定画面400を示した画面構成図である。 【0053】 設定画面400は操作/表示部210に表示される設定画面において相手先登録タブ302が選択されると表示される。 【0054】 設定画面400には相手先を入力する入力欄401と入力された登録済みデータを表示する登録済みデータ表示欄402とが表示される。 【0055】 ユーザは、ファクシミリ装置200を動作させる前に、入力欄401から相手先のファックス番号(電話番号)と相手先名称と制限条件が時間制限モードの場合の有効時間を入力する。 【0056】 ファクシミリ装置200は、入力欄401より入力されて登録された相手先から画像データを受信した際に制限条件が有効な間は受信画像データを印字出力せずに記憶部204に記憶する。 【0057】 入力欄401で入力されるファックス番号(電話番号)は、登録する相手先のファックス番号(電話番号)であり、相手先名称は登録する相手先の名称である。 【0058】 また、入力欄401で入力される制限条件の中で有効時間(時間制限モードの場合)とは、例えば制限条件設定で時間制限モードが選択されて時間制限モードの有効時間が00:00〜05:30と設定された場合でも、この入力欄401の有効時間が02:00〜04:00と登録されれば、入力欄401で入力された相手先から受信する画像データに関しては、02:00〜04:00の間にだけ印字出力しないで記憶部204に記憶し02:00〜04:00以外の時間帯では印字して排紙トレイに出力するようにする処理がファクシミリ装置200で行われる。 【0059】 このように入力欄401で有効時間が入力されることにより、時間制限モードの場合に相手先毎に受信画像データを記憶部204に記憶する時間帯を設定することができる。 【0060】 そして、登録済みデータ表示欄402には、入力欄401で入力されて登録された相手先のデータが表示され、登録済みデータ表示欄402に表示される相手先のデータは相手先登録情報として記憶部204に記憶される。 【0061】 次に、動作前設定として、記憶部204に一端記憶された画像データが印字出力部203によって印字されて排紙トレイに出力される処理の設定について図5を参照して説明を行なう。 【0062】 図5は、記憶部204に一端記憶された画像データが印字出力部203によって印字出力される処理の設定の際に操作/表示部210に表示される設定画面500を示した画面構成図である。 【0063】 図5に示すように、操作/表示部210に表示される設定画面において印字出力設定タブ303が選択されると、設定画面500が表示され、設定画面500では、記憶部204に記憶された画像データの印字出力はユーザ操作で印字出力されるようにするか或いは制限条件解除時に自動で印字出力されるようにするかの印字出力の設定についての選択が行なわれる。 【0064】 ユーザ操作で印字出力されることが選択されると、ファクシミリ装置200の記憶部204に記憶された画像データの印字出力は、操作/表示部210よりユーザが印字出力を所望する画像データを選択して、選択された画像データが印字出力されるようになる。 【0065】 また、制限条件解除時に自動で印字出力されることが選択されると、ファクシミリ装置200の記憶部204に記憶された画像データの印字出力は、図3を参照して説明した印字出力を制限する制限条件が解除された時に自動的に印字出力部203より印字出力されるようになる。 【0066】 制限条件が解除された時というのは、時間制限モードが制限条件だった場合には、設定された有効時間が終了した時であり、また、照度対応モードが制限条件だった場合には、照度検知部209によって判断されるファクシミリ装置200の周辺の環境が暗いから明るいに判断内容が切り替わった時である。 【0067】 そして、設定画面500で設定された内容は記憶部204に印字出力設定情報として記憶される。 【0068】 次に、制限条件として時間制限モードが選択された場合に、ファクシミリ装置200が画像データを受信して行われる処理の処理フローについて図6を参照して説明する。 【0069】 図6は、時間制限モードが選択された場合に、ファクシミリ装置200が画像データを受信して行われる処理の処理フローについて示したフローチャートである。 【0070】 制限条件として時間制限モードが選択され有効時間が設定された状態で、データ送受信部201が公衆回線104を通して画像データを受信すると、受信画像データを送信した相手先は記憶部204に記憶されている相手先登録情報に登録された相手先か否かが制御部206によって判断される(ステップ601)。 【0071】 受信画像データを送信した相手先が相手先登録情報に登録されていない相手先だった場合には(ステップ601でNO)、受信画像データは記憶部204に記憶されることなく印字出力部205により印字されて排紙トレイに出力される(ステップ605)。 【0072】 また、受信画像を送信した相手先が相手先登録情報に登録されている相手先だった場合には(ステップ601でYES)、制御部206は、時間計測部205より現在時刻の情報と(ステップ602)記憶部204より時間制限モードの有効時間の情報とを得て、現在時刻が時間制限モードの有効時間に入っているか否かの判断を行なう(ステップ603)。 【0073】 なお、ステップ603では、ステップ601で受信画像データを送信した相手先が相手先登録情報に登録されて相手先登録情報にその相手先の時間制限モードにおける有効時間が記されている場合には、制御部206は、時間計測部205より現在時刻の情報と(ステップ602)記憶部204に記憶される相手先登録情報より相手先の時間制限モードでの有効時間の情報とを得て、現在時刻が受信画像を送信した相手先についての時間制限モードの有効時間に入っているか否かの判断を行なう(ステップ603)。 【0074】 このように制御部206によって判断された結果、現在時刻が有効時間に入っている場合には(ステップ603でYES)、受信した画像データは制御部206によって記憶部204に記憶される(ステップ604)。 【0075】 また、現在時刻が有効時間に入っていない場合には(ステップ603でNO)、受信した画像データは印字出力部203により印字されて排紙トレイに出力される(ステップ605)。 【0076】 このように、ファクシミリ装置200は、受信した画像データを送信した相手先が相手先登録情報に登録されている相手先であった場合には、時間制限モードの有効時間中には受信画像データを記憶部204に記憶する。 【0077】 よって、特定の相手先が決められた時間帯に重要書類を送信することが予定されている場合には、操作・表示部210に表示される設定画面から制限条件、相手先を設定することで、特定の相手先から決められた時間帯に受信した画像データを印字出力することなく記憶部204に記憶することができ、重要書類が排紙トレイに放置された状態から盗難にあうことを防止することができる。 【0078】 次に、制限条件として照度対応モードが選択された場合に、ファクシミリ装置200が画像データを受信して行われる処理の処理フローについて図7を参照して説明する。 【0079】 図7は、照度対応モードが選択された場合に、ファクシミリ装置200が画像データを受信して行なわれる処理の処理フローについて示したフローチャートである。 【0080】 制限条件として照度対応モードが選択された状態でデータ送受信部201が公衆回線104を通して画像データを受信すると、受信画像データを送信した相手先は記憶部204に記憶されている相手先登録情報に登録された相手先か否かが制御部206によって判断される(ステップ701)。 【0081】 受信画像データを送信した相手先が相手先登録情報に登録されていない相手先だった場合には(ステップ701でNO)、受信画像データは記憶部204に記憶されることなく印字出力部205により印字されて排紙トレイに出力される(ステップ705)。 【0082】 また、受信画像を送信した相手先が相手先登録情報に登録されている相手先だった場合には(ステップ701でYES)、制御部206は、照度検知部209よりファクシミリ装置200の周辺が暗い環境であるか或いは明るい環境であるかの情報を得て(ステップ702)、暗い環境であれば照明が消灯されて人がいない環境であるとして受信画像データは記憶部204に記憶するようにし、また、明るい環境であれば照明がまだ点灯して人がいる環境であるとして受信画像データは印字出力部203によって印字させて排紙トレイに出力するようにする。 【0083】 照度検知部209から得た情報がファクシミリ装置200の周辺は暗い環境であるという情報の場合には(ステップ703でYES)、受信した画像データは記憶部204に記憶される(ステップ704)。 【0084】 また、制御部206が照度検知部209から得た情報がファクシミリ装置200の周辺は明るい環境であるという情報の場合には(ステップ703でNO)、受信した画像データは印字出力部203により印字されて排紙トレイに出力される(ステップ705)。 【0085】 このように、ファクシミリ装置200は、画像データを受信した際に画像データを送信した相手先が相手先登録情報に登録されている相手先であった場合には、ファクシミリ装置200の周辺が暗い環境である場合には受信画像データを記憶部204に記憶する。 【0086】 よって、ファクシミリ装置200が設置されているオフィスに人がいなくなりオフィスの照明が消灯された暗い環境では、特定の相手先から送信された画像データが印字されて排紙トレイに出力されることがないので、人がいない環境で重要書類が排紙トレイに放置されて、企業スパイによる排紙トレイに放置された重要書類の盗難を防止することができ、また、夜中に重要書類が排紙トレイに放置されて翌朝最初に来た人が自分宛の書類でないのにその書類を持ち去ってしまうということを防止することができる。 【0087】 次に、記憶部204に記憶された画像データが印字出力部203によって印字されて排紙トレイに出力される処理について説明を行なう。 【0088】 まず、設定画面500で印字出力設定が「ユーザ操作で印字出力」が選択された場合でのユーザ操作による印字出力操作について図8を参照して説明を行い、次に、設定画面500で印字出力設定が「制限条件解除時に自動印字出力」が選択された場合での印字出力処理について説明を行う。 【0089】 まず、設定画面500で印字出力設定が「ユーザ操作で印字出力」が選択された場合でのユーザ操作による印字出力操作について図8を参照して説明する。 【0090】 図8は、「ユーザ操作で印字出力」が選択されて、ユーザ操作によって記憶部204に記憶された画像データが印字出力される際に操作/表示部210に表示される操作画面800を示した画面構成図である。 【0091】 操作画面800には、記憶部204に記憶された画像データの情報である記憶画像情報801と矢印ボタン802と印字出力ボタン803が表示される。 【0092】 記憶画像情報801には、それぞれの画像データ毎に番号、日付、時刻、相手先名称、通信時間、ページ、モードの項目が設定されその項目にそれぞれの内容が記載される。 【0093】 相手先名称の項目には、画像データを送信してきた相手先の名称が記される。 【0094】 通信時間の項目には画像データを受信するのに要した時間が記され、ページの項目には受信した画像データのページ数が記され、モードの項目には画像データを記憶した際の制限条件は時間制限モードだったか(この場合には「時」と表示される)それとも照度対応モードだったか(この場合には「照」と表示される)が記載される。 【0095】 ユーザは、このように表示される操作画面800上で矢印ボタン802を操作して印字出力を所望する画像データを記憶画像情報801から選択して印字出力ボタン803をタッチパネル上で指で触れることで、記憶部204に記憶された所望の画像データを印字出力部203によって印字させて排紙トレイに出力させることができる。 【0096】 ユーザが操作画面800を操作して記憶部204に記憶された画像データを印字出力させる処理は、ファクシミリ装置200が時間制限モードや照度対応モードの制限条件が有効になっている時であっても可能である。 【0097】 つまり、時間制限モードの有効時間内であっても、照度対応モードによって周辺が暗い環境と検知された状態であっても、ユーザは操作/表示部210に表示される操作画面800によって記憶部204に記憶された画像データを印字出力させることができる。 【0098】 時間制限モードの有効時間外や照度対応モードによって周辺が明るい環境と検知された状態でももちろん、ユーザは操作画面800より操作して記憶部204に記憶された画像データを印字出力させることができる。 【0099】 次に、設定画面500で印字出力設定が「制限条件が解除時に自動印字出力」が選択された場合での、記憶部204に記憶された画像データが印字出力される処理について説明を行なう。 【0100】 印字出力設定が「制限条件が解除時に自動印字出力」が選択された場合には、制限条件が有効から解除に切り替わった時に、制限条件が有効だった間に記憶部204に記憶した画像データを印字出力部203が印字して排紙トレイに出力することを開始する。 【0101】 つまり、制限条件が時間制限モードだった場合には有効時間が終了した時点を制御部206が検知してその後印字出力部203が記憶部204に記憶された画像データを印字して排紙トレイに出力することを開始する。 【0102】 なお、制限条件が時間制限モードだった場合で、記憶部204に記憶される相手先登録情報に相手先に応じた時間制限モードの有効時間が設定されている場合には、印字出力設定が「制限条件が解除時に自動印字出力」であるときに、印字出力は、相手先登録情報に設定される相手先に応じた有効時間が終了した時点を制御部206が検知して、その後、印字出力部203が、有効時間が終了したその相手先から受信した受信画像データを印字して排紙トレイに出力する。 【0103】 制御条件が照度対応モードだった場合には、照度検知部209が設定された時間毎の定期的に(例えば5分おきに)ファクシミリ装置200周辺の環境を確認し、確認される内容が暗い環境から明るい環境へ切り替わった時に、印字出力部203が照度対応モードの間に記憶部204に記憶された画像データを印字して排紙トレイに出力することを開始する。 【0104】 なお、本実施例で説明したファクシミリ装置200の機能は、複合機としての画像形成装置に備えることもできる。 【0105】 なお、ファクシミリ装置200を専用ゲートウェイに接続してリアルタイムのコネクション型通信によるインターネットファックスを行なうようにしてもよい。 【0106】 なお、図6を参照して説明した時間制限モードが選択された場合のファクシミリ装置200が画像データを受信した際の処理フローについて、ステップ602では制御部206が時間計測部205より現在時刻の情報を得てそしてステップ603では現在時刻が時間制限モードの有効時間に入っているか否かの判断を行なうように説明したが、ステップ602でデータ送受信部201が画像データを受信した時刻の情報を制御部206が得てそしてステップ603で画像データ受信時刻が時間制限モードの有効時間に入っているか否かの判断を行なうようにしてもよい。 【0107】 なお、図6を参照して説明したファクシミリ装置200で行なわれる処理について、最初に相手先が登録された相手先か否かを制御部206が判断して(ステップ601)、次に制御部206が時間計測部205より現在時刻の情報を得て制限時間内か否かを判断する(ステップ602、603)ように説明したが、このステップ601とステップ602、603との順番を逆にして処理が行なわれるようにしてもよい。 【0108】 つまり、ファクシミリ装置200が画像データを受信すると、最初に現在時刻或いは受信時刻が制限時間内か否かの判断を制御部206が行なって、次に画像データを送信した相手先が登録された相手先か否かをの判断を制御部206が行なうようにしてもよい。 【0109】 なお、図7を参照して説明したファクシミリ装置200で行なわれる処理について、最初に相手先が登録された相手先か否かの判断を制御部206が行なって(ステップ701)、次に制御部206が照度検知部209から情報を得てファクシミリ装置200の周辺が暗いか或いは明るいかを判断する(ステップ702、703)ように説明したが、このステップ701とステップ702、703との順番を逆にして処理が行なわれるようにしてもよい。 【0110】 つまり、ファクシミリ装置200が画像データを受信すると、最初にファクシミリ装置200の周辺が暗いか或いは明るいかを制御部206が照度検知部209から情報を得て判断し、次に画像データを送信した相手先が登録された相手先か否かの判断を制御部206が行なうようにしてもよい。 【産業上の利用可能性】 【0111】 この発明は、リアルタイムに受信画像データを印字して排紙トレイに出力するファクシミリ装置において利用可能である。 【0112】 この発明によれば、夜間などの特定の時間帯に予め登録された相手先から送信されて受信した画像データを、排紙トレイに出力することなく装置内の記憶部に記憶することができる。 【図面の簡単な説明】 【0113】 【図1】ファクシミリ装置200によって構成されるシステムを示した模式図。 【図2】ファクシミリ装置200の機能的な構成について示したブロック図。 【図3】制限条件設定が行われる設定画面300を示した画面構成図。 【図4】相手先登録が行なわれる設定画面400を示した画面構成図。 【図5】印字出力設定が行われる設定画面500を示した画面構成図。 【図6】時間制限モードが選択された場合のファクシミリ装置200の処理フローを示したフローチャート。 【図7】照度対応モードが選択された場合のファクシミリ装置200の処理フローを示したフローチャート。 【図8】ユーザ操作で記憶部204に記憶された画像データを印字出力させる操作画面800を示した画面構成図。 【符号の説明】 【0114】 101 オフィス 102 ファクシミリ装置 103 オフィス 104 公衆回線 200 ファクシミリ装置 201 データ送受信部 202 スキャナ部 203 印字出力部 204 記憶部 205 時間計測部 206 制御部 207 ROM 208 RAM 209 照度検知部 210 操作/表示部 300 設定画面 301 制限条件設定タブ 302 相手先登録タブ 303 印字出力設定タブ 400 設定画面 500 設定画面 800 操作画面 801 記憶画像情報
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月29日(2006.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071054 【弁理士】 【氏名又は名称】木村 高久
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| 【公開番号】 |
特開2008−11216(P2008−11216A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−179946(P2006−179946) |
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