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【発明の名称】 映像ファイル表示方法および映像再生装置
【発明者】 【氏名】山本 真人

【氏名】馬場 邦雄

【要約】 【課題】前回停止位置を確認できるとともに、映像ファイルの内容を容易に把握可能な映像ファイル表示方法および映像再生装置を提供する。

【構成】代表サムネイル1500fおよびレジュームサムネイル1500rは、並べて表示され、代表サムネイル1500fにはファイル名151aとファイル情報151bが表示され、レジュームサムネイル1500rには前回停止位置を表示するタイムバー1500tが表示される。代表サムネイル1500fを選択した場合は、映像ファイルの先頭より再生処理が実行され、レジュームサムネイル1500rを選択した場合は、レジューム管理テーブルが呼び出され、映像ファイルのレジュームポイントより再生処理が実行される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像ファイルを検索する検索ステップと、
前記映像ファイルに関連づけられた代表シーンポイントとレジュームポイントを読み込む読込ステップと、
前記映像ファイルより前記代表シーンポイントのフレームと前記レジュームポイントのフレームを抽出する抽出ステップと、
前記代表シーンポイントのフレームを代表サムネイルとして表示するとともに、前記レジュームポイントのフレームをレジュームサムネイルとして表示する表示ステップとを有することを特徴とする映像ファイル表示方法。
【請求項2】
映像ファイルを検索する検索ステップと、
前記映像ファイルに関連づけられた代表シーンポイントとレジュームポイントを読み込む読込ステップと、
前記映像ファイルより代表シーンポイントのフレームと前記レジュームポイントのフレームを抽出する抽出ステップと、
前記代表シーンポイントのフレームを代表サムネイルとして表示するとともに、前記レジュームポイントのフレームをレジュームサムネイルとして表示する表示ステップと、
前記代表サムネイルを選択して再生処理した場合には、前記映像ファイルの先頭より前記映像ファイルを再生し、前記レジュームサムネイルを選択して再生処理した場合には、前記映像ファイルの前記レジュームポイントより前記映像ファイルを再生する再生ステップとを有することを特徴とする映像ファイル表示方法。
【請求項3】
前記表示ステップは、前記代表サムネイルと前記レジュームサムネイルとを並べて1つの映像ファイル表示として表示することを特徴とする請求項1または2に記載の映像ファイル表示方法。
【請求項4】
前記表示ステップは、前記映像ファイルが選択されていない場合は、前記代表サムネイルを表示し、前記映像ファイルが選択された場合は、前記レジュームサムネイルを表示することを特徴とする請求項1に記載の映像ファイル表示方法。
【請求項5】
前記表示ステップは、前記レジュームポイントに基づいた時間軸パラメータを作成して表示することを特徴とする請求項1または2に記載の映像ファイル表示方法。
【請求項6】
前記検索ステップは、内蔵する記憶媒体および外部の記憶媒体を読み込むことで前記映像ファイルを検索することを特徴とする請求項1または2に記載の映像ファイル表示方法。
【請求項7】
映像ファイルと前記映像ファイルの代表シーンポイントとレジュームポイントを記憶可能な記憶部と、
前記映像ファイルより前記代表シーンポイントのフレームと前記レジュームポイントのフレームを抽出するファイルシステム部と、
前記代表シーンポイントのフレームより代表サムネイルを作成し、前記レジュームポイントのフレームよりレジュームサムネイルを作成するとともに、前記代表サムネイルと前記レジュームサムネイルとを同時に表示部に表示するサムネイル表示部とを有することを特徴とする映像再生装置。
【請求項8】
前記ファイルシステム部は、ユーザーが前記代表サムネイルを選択して再生処理した場合には前記映像ファイルの先頭から再生し、前記レジュームサムネイルを選択した場合には前記映像ファイルの前記レジュームポイントより前記映像ファイルを再生することを特徴とする請求項7に記載の映像再生装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、映像ファイルをファイル管理する際にサムネイルにて表示可能な映像ファイル表示方法および映像再生装置に関し、特に前回停止位置を確認できるとともに、映像ファイルの内容を容易に把握可能な映像ファイル表示方法および映像再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、映像ファイルのレジュームポイント(前回再生時の停止位置履歴)を容易に確認可能な映像再生装置がある(例えば、特許文献1)。
【0003】
この映像再生装置によると、映像ファイルに関連づけてレジュームポイントを記憶するレジューム管理テーブルを記憶部に記憶しており、複数の映像ファイルを一覧表示する際にレジューム管理テーブルを呼び出して、各映像ファイルのレジュームポイントにおけるフレームをサムネイルとして表示することで、各映像ファイルの前回停止位置を容易に確認できる。また、映像ファイルを選択して再生することで、レジュームポイントより再生するため、続けて視聴するのに場面を検索する手間を省くことができる。
【特許文献1】特開2005−142610号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の映像再生装置によると、映像ファイルのサムネイルとして表示するのはレジュームポイントにおけるフレームであるため、前回停止位置を把握するのには有効であるが、映像ファイルを代表するシーンではないため映像ファイルの内容を把握しづらい。
【0005】
従って、本発明の目的は、前回停止位置を確認できるとともに、映像ファイルの内容を容易に把握可能な映像ファイル表示方法および映像再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は上記目的を達成するため、映像ファイルを検索する検索ステップと、前記映像ファイルに関連づけられた代表シーンポイントとレジュームポイントを読み込む読込ステップと、前記映像ファイルより前記代表シーンポイントのフレームと前記レジュームポイントのフレームを抽出する抽出ステップと、前記代表シーンポイントのフレームを代表サムネイルとして表示するとともに、前記レジュームポイントのフレームをレジュームサムネイルとして表示する表示ステップとを有することを特徴とする映像ファイル表示方法を提供する。
【0007】
このような方法によれば、代表サムネイルとレジュームサムネイルを同時に表示したため、映像ファイルのレジュームポイントと内容を容易に把握できる。
【0008】
(2)また、本発明は上記目的を達成するため、映像ファイルを検索する検索ステップと、前記映像ファイルに関連づけられた代表シーンポイントとレジュームポイントを読み込む読込ステップと、前記映像ファイルより代表シーンポイントのフレームと前記レジュームポイントのフレームを抽出する抽出ステップと、前記代表シーンポイントのフレームを代表サムネイルとして表示するとともに、前記レジュームポイントのフレームをレジュームサムネイルとして表示する表示ステップと、前記代表サムネイルを選択して再生処理した場合には、前記映像ファイルの先頭より前記映像ファイルを再生し、前記レジュームサムネイルを選択して再生処理した場合には、前記映像ファイルの前記レジュームポイントより前記映像ファイルを再生する再生ステップとを有することを特徴とする映像ファイル表示方法を提供する。
【0009】
このような方法によれば、(1)の効果に加え、代表サムネイルとレジュームサムネイルにそれぞれのシーンに対応した再生位置を設定することで所望の再生位置を容易に選択可能となる。
【0010】
(3)また、本発明は上記目的を達成するため、映像ファイルと前記映像ファイルの代表シーンポイントとレジュームポイントを記憶可能な記憶部と、前記映像ファイルより前記代表シーンポイントのフレームと前記レジュームポイントのフレームを抽出するファイルシステム部と、前記代表シーンポイントのフレームより代表サムネイルを作成し、前記レジュームポイントのフレームよりレジュームサムネイルを作成するとともに、前記代表サムネイルと前記レジュームサムネイルとを同時に表示部に表示するサムネイル表示部とを有することを特徴とする映像再生装置を提供する。
【0011】
このような構成によれば、(1)の効果を有する映像再生装置が可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、レジュームポイントとともに映像ファイルの内容を容易に把握できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明の映像ファイル表示方法および映像再生装置の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
(映像再生装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態に関する映像再生装置の斜視図である。
【0015】
この映像再生装置1は、本体部20と可動部21から構成され、ヒンジ部211により開閉自在に接続されている。本体部20は、CPU(Central Processing Unit)やHDD(Hard Disc Drive)等の電子部品より構成され、文字やコマンドを入力するための文字入力部140と、ポインティングデバイスとしてのタッチパッド141および決定スイッチ142と、情報を記憶可能なメディアを読み取りおよび書き込み可能なメディアスロット110とを有する。可動部21は、文字や画像等を表示する表示部12を有する。
【0016】
(映像再生装置の構成)
図2は、本発明の実施の形態に関する映像再生装置の概略構成図である。
【0017】
この映像再生装置1は、情報処理の際に一時的に情報を記憶するメモリ10と、メディアに記憶された映像ファイル111を読み込み可能なメディア記録再生部11と、文字や画像を表示する表示部12と、表示部12の表示に関する制御を行う表示制御部12Aと、音声情報を出力する音声出力部13と、映像再生装置1を操作し、図1に示す文字入力部140とタッチパッド141と決定スイッチ142とを含む操作部14と、情報を磁気情報として記憶する記録部15と、映像再生装置1の各部を統括し、動作させる制御部16とを有する。
【0018】
制御部16は、映像ファイル150および映像ファイル111をファイル管理可能な映像ファイルブラウザ160を有し、映像ファイル150および映像ファイル111を映像管理情報152と関連づけて管理する。
【0019】
記録部15は、映像ファイル150と映像管理情報152を記憶する。映像ファイル150は、映像の動画情報と別に映像ファイルを識別するためのヘッダ情報151を含む。映像管理情報152は、映像ファイル150および映像ファイル111を以前視聴した際に停止した位置を履歴として記憶するレジューム管理テーブル152aと、映像ファイル150のタイトルや記録時間や作者等の詳細情報を記憶する映像ファイル情報152bと、映像ファイル111のタイトルや記録時間や作者等の詳細情報を記憶する映像ファイル情報152bとを有する。
【0020】
図3は、本発明の実施の形態に関する映像ファイルブラウザの概略構成図である。
【0021】
映像ファイルブラウザ160は、制御部16にて動作するソフトウェアであり、映像ファイル150と映像ファイル111と映像管理情報152とを読み込んでファイル管理するファイルシステム160aと、ファイルシステム160aで読み込んだ映像ファイルをサムネイル表示して表示部12に出力するサムネイル表示モジュール160bと、操作部14の操作に基づいて映像ファイルを選択する映像ファイル選択モジュール160cと、映像ファイル選択モジュール160cにて選択された映像ファイルを再生して表示部12および音声出力部13に出力する映像ファイル再生モジュール160dとを有する。
【0022】
(映像ファイルの構成)
図4は、本発明の実施の形態に関する映像ファイルの概略構成図である。
【0023】
映像ファイル150は、時間軸に沿ってフレーム150aを並べることにより映像信号を構成している。一般的に、代表サムネイル1500fは、ファーストフレーム150fをサムネイルの解像度に変更することで作成される。レジュームフレーム150rは、映像ファイル150を前回視聴した際に停止した位置をレジュームポイントとし、レジュームポイントのフレームであるレジュームフレーム150rをサムネイルの解像度に変更することで作成されている。
【0024】
なお、代表サムネイル1500fは、ファーストフレーム150fでなくとも代表シーンであるポイントのフレームを選択して作成してもよい。
【0025】
また、ファイル名151a、ファイル情報151b、およびタイムバー1500tは、図6(b)、(c1)、(c2)に示すサムネイル表示に追加して表示してもよい。
【0026】
なお、映像ファイル111に関しても映像ファイル150と同様の構成を有する。
【0027】
図5は、本発明の実施の形態に関するレジューム管理テーブルの例を示す概略構成図である。
【0028】
レジューム管理テーブル152aは、映像ファイル情報152bおよびメディアファイル情報152cの一部を用いて記述されたファイル情報と、ファイル情報と関連づけて該当する映像ファイルの停止位置履歴情報を記憶するレジューム情報とを有する。
【0029】
図6(a)〜(c2)は、本発明の実施の形態に関するサムネイル表示の例を示す概略構成図である。
【0030】
図6(a)に示す例では、代表サムネイル1500fおよびレジュームサムネイル1500rは、並べて表示され、代表サムネイル1500fにはファイル名151aとファイル情報151bが表示され、レジュームサムネイル1500rには前回停止位置を表示するタイムバー1500tが表示される。
【0031】
図6(b)に示す例では、代表サムネイル1500fの表示内に、代表サムネイル1500fより小さくレジュームサムネイル1500rが表示される。
【0032】
図6(c1)および(c2)に示す例では、映像ファイル選択手段としてのポインタ1500pによってサムネイルが選択されていない状態では、(c1)に示すように代表サムネイル1500fを表示し、ポインタ1500pによってサムネイルが選択された状態では、(c2)に示すようにレジュームサムネイル1500rを表示する。
【0033】
なお、図6に示したサムネイル表示は例であり、これらの表示形態をユーザーが選択して決定することができるようにしてもよい。
【0034】
(動作)
以下に、本発明の実施の形態における映像再生装置の動作を図1から図7を参照しつつ説明する。
【0035】
図7は、本発明の実施の形態に関する映像再生装置の動作を示すフローチャートである。
【0036】
まず、映像ファイルブラウザ160を起動する(S10)。次に、映像ファイルブラウザ160のファイルシステム160aが記録部15のレジューム管理テーブル152aと映像ファイル情報152bとメディアファイル情報152cとを読み込む(S11)。ファイルシステム160aは、読み込んだ情報を基にサムネイル表示モジュール160bに送信し、サムネイル表示モジュール160bは表示部12に映像ファイルの一覧をサムネイルで表示する(S12)。
【0037】
次に、操作部14の操作に基づいて映像ファイル選択モジュール160cを動作させ、所望の映像ファイルを選択する(S13)。この動作の際、例えば図6(a)に示す代表サムネイル1500fを選択した場合は、映像ファイル再生モジュール160dにより映像ファイルの先頭より再生処理が実行される(S14)。また、例えば図6(a)に示すレジュームサムネイル1500rを選択した場合は、映像ファイル再生モジュール160dによりレジューム管理テーブル152aが呼び出され、レジューム情報を読み込むことにより映像ファイルのレジュームポイントより再生処理が実行される(S15)。
【0038】
S14またはS15における再生処理が実行された後、停止処理もしくは電源オフ処理等の再生終了作業が行われた場合(S16)、再生終了した映像ファイルの停止位置が映像の途中であれば(S17;Yes)、レジュームポイントに変更が生じるためレジューム管理テーブル152aのレジューム情報を更新する(S18)。また、映像ファイルがすべて再生を終えて再生終了している場合は(S17;No)、レジューム管理テーブル152aのレジューム情報を0にリセットする(S19)。
【0039】
(実施の形態の効果)
上記した本発明の実施の形態によると、映像ファイルの代表シーンポイントのサムネイルである代表サムネイル1500fの表示とともに、レジュームポイントのサムネイルであるレジュームサムネイル1500rを表示したことにより、映像ファイルの一覧表示であるサムネイル表示のみでレジュームポイントと映像ファイルの内容を把握することができる。
【0040】
また、代表サムネイル1500fとレジュームサムネイル1500rに、それぞれのシーンに対応した再生処理方法を実行させることで、所望のシーンからの再生が容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態に関する映像再生装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に関する映像再生装置の概略構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に関する映像ファイルブラウザの概略構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に関する映像ファイルの概略構成図である。
【図5】本発明の実施の形態に関するレジューム管理テーブルの例を示す概略構成図である。
【図6】(a)〜(c2)は、本発明の実施の形態に関するサムネイル表示の例を示す概略構成図である。
【図7】本発明の実施の形態に関する映像再生装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0042】
1…映像再生装置、10…メモリ、11…メディア記録再生部、12A…表示制御部、12…表示部、13…音声出力部、14…操作部、15…記録部、16…制御部、20…本体部、21…可動部、110…メディアスロット、111…映像ファイル、140…文字入力部、141…タッチパッド、142…決定スイッチ、150a…フレーム、150f…ファーストフレーム、150r…レジュームフレーム、150…映像ファイル、151…ヘッダ情報、151a…ファイル名、151b…ファイル情報、152…映像管理情報、152a…レジューム管理テーブル、152b…映像ファイル情報、152c…メディアファイル情報、160…映像ファイルブラウザ、160a…ファイルシステム、160b…サムネイル表示モジュール、160c…映像ファイル選択モジュール、160d…映像ファイル再生モジュール、211…ヒンジ部、1500f…代表サムネイル、1500r…レジュームサムネイル、1500p…ポインタ、1500t…タイムバー
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成18年6月27日(2006.6.27)
【代理人】 【識別番号】100071526
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 忠雄

【識別番号】100099597
【弁理士】
【氏名又は名称】角田 賢二

【識別番号】100124235
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 恵子

【識別番号】100124246
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 和光


【公開番号】 特開2008−10985(P2008−10985A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−177280(P2006−177280)