| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井上 尚幸
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| 【要約】 |
【課題】ファームウェアの書き換え処理が禁止された場合に、何故、処理が禁止されたかを容易に確認できる画像形成装置を提供する
【構成】外部からの開始指示に基づいて、入力されたファームウェアを一時的に第1記憶手段Bに記憶した後、書き換え可能な第2記憶手段Cに書き込むファームウェア書換処理が可能な画像形成装置1であって、第1記憶手段Bの使用有無を検出する検出手段Aと、報知手段Dと、外部からの開始指示が入力された場合において、検出手段Aによって第1記憶手段Bが使用中であると検出されたときには、ファームウェア書換処理を禁止するとともにその旨を報知手段Dにより報知させる制御手段Eとを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部からの開始指示に基づいて、入力されたファームウェアを一時的に第1記憶手段に記憶した後、書き換え可能な第2記憶手段に書き込むファームウェア書換処理が可能な画像形成装置であって、 前記第1記憶手段の使用有無を検出する検出手段と、 報知手段と、 外部からの開始指示が入力された場合において、前記検出手段によって前記第1記憶手段が使用中であると検出されたときには、前記ファームウェア書換処理を禁止するとともにその旨を前記報知手段により報知させる制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 請求項1において、 ユーザが操作するための操作手段を更に備え、 前記操作手段に対する操作によって前記開始指示が入力可能であることを特徴とする画像形成装置。 【請求項3】 請求項1または2において、 外部装置からデータ受信を行う受信手段を更に備え、 前記受信手段に対するデータ受信によって前記開始指示が入力可能であることを特徴とする画像形成装置。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 残量表示手段を更に備え、 前記第1記憶手段は、画像形成ジョブで発生する画像データを記憶するための画像メモリであって、 前記残量表示手段は、前記第1記憶手段の残量を表示することを特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、書き換えなどのために予め準備されたファームウェアを第1記憶手段へコピーし、サムチェックなどによるデータ破壊チェックをした後に、書き換え可能な第2記憶手段に書き込みを行うファームウェア書換処理が可能な画像形成装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近時、ファームウェアの書換指示を受け付けたときには、アップデートなどのために可搬型の記憶媒体などに保存されたファームウェアを第1記憶手段に記憶し、サムチェックなどのデータ破壊チェックをしてから、書き込み可能な第2記憶手段に書き込む画像形成装置が使用されている。 【0003】 特許文献1では、電源投入時に、付加接続された情報処理装置からファームウェアをダウンロードして書き換える複合機が開示されており、複合機のフラッシュメモリに記憶されているファームウェアを書き換える場合には、複合機に、ブートROM、USBコントローラ、USBコネクタを備える書換治具を介して情報処理装置を接続して、複合機の電源投入時に、情報処理装置からファームウェアをダウンロードして、複合機のRAMに記憶してサムチェックをしてから、フラッシュメモリに書き込むようにしている。 【特許文献1】特開2004−30518号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところで、このような画像形成装置では、ファームウェアの書き換えの際に、予め準備されたファームウェアをSDRAMの画像メモリ領域に一時的に記憶するものが多く、そのようなものでは、その画像メモリ領域が使用中の場合、例えば、画像データが記憶されている場合には、その画像メモリ領域にファームウェアを記憶することができないため、所定の警告音を鳴動させ、書き換え処理を禁止するようにしている。 しかしながら、このような場合、書き換えをする者にとっては、警告音が鳴動されるのみでは、何故書き換え処理が禁止されたかを確認できず、あらゆる原因を考慮するなどして書き換え処理が遅延することがあり、不都合があった。 【0005】 本発明はこのような事情を考慮して提案されるものであり、ファームウェアの書き換え処理が禁止された場合に、何故、処理が禁止されたかを容易に確認できる画像形成装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記目的を達成するため、本発明の請求項1では、外部からの開始指示に基づいて、入力されたファームウェアを一時的に第1記憶手段に記憶した後、書き換え可能な第2記憶手段に書き込むファームウェア書換処理が可能な画像形成装置であって、前記第1記憶手段の使用有無を検出する検出手段と、報知手段と、外部からの開始指示が入力された場合において、前記検出手段によって前記第1記憶手段が使用中であると検出されたときには、前記ファームウェア書換処理を禁止するとともにその旨を前記報知手段により報知させる制御手段とを備えることを特徴とする。 【0007】 ここに、外部からの開始指示には、ユーザによる操作手段からの開始指示、外部装置からのネットワークを経由した開始指示を少なくとも含む。また、このような開始指示に基づいて入力されたファームウェアには、画像形成装置に装着された可搬型記憶媒体から読み出されたファームウェア、又は、外部装置から受信されたファームウェアを少なくとも含む。 更に、第2記憶手段には不揮発性メモリを含む。報知手段には、表示手段、音声出力手段、通信手段を少なくとも含む。ファームウェア書き換え処理を禁止するときに報知手段より報知させる内容には、第1記憶手段が使用中であるため書換処理が実行できない旨を少なくとも含む。 【0008】 請求項2では、ユーザが操作するための操作手段を更に備え、前記操作手段に対する操作によって前記開始指示が入力可能であることを特徴とする。 【0009】 請求項3では、外部装置からデータ受信を行う受信手段を更に備え、前記受信手段に対するデータ受信によって前記開始指示が入力可能であることを特徴とする。 【0010】 請求項4では、残量表示手段を更に備え、前記第1記憶手段は、画像形成ジョブで発生する画像データを記憶するための画像メモリであって、前記残量表示手段は、前記第1記憶手段の残量を表示することを特徴とする。 ここに、残量表示手段は、第1記憶手段の残量を常に表示し、あるいは、定期的に表示するようにすればよい。 【発明の効果】 【0011】 本発明によれば、以下の効果を奏する。 請求項1によれば、ファームウェアの書換処理を行う場合には、第1記憶手段の使用有無を検出して、使用中であるときには、ファームウェア書換処理を禁止してその旨を報知するので、ファームウェアの書換処理が禁止された理由を容易に確認できる。 【0012】 請求項2によれば、操作手段に対する操作によって開始指示が入力可能であるので、操作手段をユーザが操作すれば、ファームウェアの書換処理を開始させることができる。また、請求項3によれば、受信手段に対するデータ受信によって開始指示が入力可能であるので、ネットワークを通じたファームウェアの書換処理を実行できる。 【0013】 請求項4では、残量表示手段に、画像メモリである第1記憶手段の残量を表示するので、第1記憶手段の残量をユーザが視認することができ、残量を確認することで第1記憶手段が使用中であるか否かを確認できる。また、残量が100%に復帰したことによって、第1記憶手段が使用中ではないことを確認し、再度、ファームウェアの書換処理を実行させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下に、本発明の実施の形態について説明する。ここでは、画像処理装置の具体的構成例としてファクシミリ装置を示しているが、この例には限られず、入力されたファームウェアを第1記憶手段に一時的に記憶した後、第2記憶手段に書き込みを行う機能を備える装置であればよい。 【実施例1】 【0015】 図1は、本発明の画像形成装置の機能実現手段を示すブロック図である。 このような画像形成装置1において、Aは第1記憶手段の使用有無を検出する検出手段、Bは入力されたファームウェア、例えば、画像形成装置1に装着された可搬型記憶媒体から読み出されたファームウェア、又は、外部装置から受信されたファームウェアを一時的に記憶する第1記憶手段、Cは第1記憶手段に一時的に記憶されたファームウェアを書き込むための、書き換え可能な第2記憶手段、Dは表示手段、音声出力手段、通信手段などで構成される報知手段、Eは入力されたファームウェアを第1記憶手段Bに一時的に記憶した後、第2記憶手段Cに書き込むファームウェア書換処理を行い、外部からの開始指示が入力された場合において、検出手段Aによって第1記憶手段Bが使用中であると検出されたときには、ファームウェア書換処理を禁止するとともにその旨を報知手段Dにより報知させる制御手段、Fはユーザによる操作によって開始指示を入力可能とする操作手段、Gは外部装置からデータ受信を行い、データ受信によって開始指示を入力可能とする受信手段、第1記憶手段Bの残量を表示する残量表示手段を示している。 【0016】 ついで、本発明の画像形成装置を具体的な構成例とともに説明する。図2は、本発明の画像形成装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 この画像形成装置1は、この画像形成装置1を制御するCPU10と、電話回線Lに対する接続制御をなすNCU11、ファクシミリ通信に必要な各種信号の変復調を行うモデム12、スキャナ13、コーデック14、開始指示キー15Aを有する操作パネル15、不揮発性メモリを構成し、所定エリアに、装置1を動作させるためのファームウェアを記憶したフラッシュROM16、画像メモリ領域17Aと、ファームウェア実行領域17Bとに区分されたSDRAM17、CD−ROMや光ディスクなど、ファームウェアを予め記憶させた可搬型記憶媒体19を装着するためのインタフェース18、ネットワークを通じて外部装置を接続するためのネットワークインターフェース20、表示部21を備える。 【0017】 この画像形成装置1は、CPU10は、検出手段A、制御手段Eを構成している。操作パネル15は操作手段Fを構成している。フラッシュROM16は第2記憶手段Cを構成している。SDRAM17の画像メモリ領域17Aは、第1記憶手段Cを構成している。なお、画像メモリ領域17Aは、画像形成ジョブで発生する画像データを記憶するための領域を形成しており、画像メモリ領域17Aの残量が後述する表示部21に表示される。 ネットワークインタフェース20は受信手段Gを構成している。表示部21は、報知手段D、残量表示手段Hを構成している。 【0018】 フラッシュROM16、可搬型記憶媒体19のそれぞれに記憶されるファームウェアは、バージョン情報として、ファームウェアの製造元、ファームウェアのバージョン、ファームウェアの名称、ファームウェアの著作権情報、ファームウェアのライセンス保持者などを含む。また、機種情報として、装置1の製造元、バージョン、名称などを含む。 【0019】 SDRAM17では、画像メモリ領域17Aは、ファームウェアの書換処理の際に、可搬型記憶媒体19から読み取ったファームウェアが記憶され、ファームウェア実行領域17Bでは、フラッシュROM16に記憶されているファームウェアがコピーされ、ファームウェア実行領域17Bにコピーされたファームウェアに基づいて、装置1が動作する。 【0020】 開始指示キー15Aが操作されたり、ネットワーク接続された外部装置からのデータを受信したときには、これらにより開始指示が入力される。CPU10は、開始指示が入力されたときには、予め準備されているアップデートプログラムを起動させ、入力されたファームウェアを、一旦SDRAM17の画像メモリ領域17Aに展開してサムチェックなどによってデータが破壊されていないかをチェックしてから、フラッシュROM16の所定エリアに書き込みを行う。 【0021】 図3は、本発明の画像形成装置の基本動作の一例を説明するためのフローチャートである(100〜110)。 CPU10は、電源投入がされた後には待機画面を表示するが、このような状態で開始指示キー15Aが操作されたことを検出すると、開始指示が入力されたとみなして、SDRAM17の画像メモリ領域17Aが使用中か否かを検出し、使用中でなければファームウェア書換処理を開始する。 つまり、可搬型記憶媒体19のファームウェアを読み取って、ファームウェア適合チェックをした後、SDRAM17の画像メモリ領域17Aにコピーし、サムチェックなどによるデータ破壊チェックをしてから、フラッシュROM16に書き換え、再起動させる。 【0022】 ファームウェア適合チェックは、例えば、フラッシュROM16、可搬型記憶媒体19のそれぞれに記憶されているファームウェアの機種情報、バージョン情報を読み取って、これらを対比して行うことができる。 例えば、可搬型記憶媒体19に記憶されているファームウェアのバージョンが、フラッシュROM16に記憶されているファームウェアのバージョンよりも新しい場合には、書き込みを許容する一方、古い場合には書き込みを禁止することができる。 【0023】 また、ファームウェアの製造元や名称、ライセンス保持者が相互に異なる場合には、書き込みを禁止したり、ファームウェアの著作権情報が相互に異なることを検出して書き込みを禁止することができる。 一方、SDRAM17の画像メモリ17Aが使用中であれば、ファームウェア書換処理を禁止して、SDRAM17が使用中であるため書換処理が実行できない旨をメッセージにより表示部21に表示する。なお、このようなメッセージは音声により出力してもよいし、通信手段で予め定められた宛先に通知するようにしてもよい。 【0024】 ファームウェア書換処理を禁止した後は、CPU10は、SDRAM17の画像メモリ領域17Aの使用が終了するまでそのままで待機する。使用が終了すれば待機画面に復帰させる。 【0025】 図4は、本発明の画像形成装置の基本動作の他例を説明するためのフローチャートである(200〜211)。 CPU10は、待機画面が表示されているときに、外部装置から書き込みコマンドを受信したときには、ファームウェアの書換開始指示が入力されたとみなして、SDRAM17の画像メモリ領域17Aが使用中か否かを検出し、アップデート処理を開始し、ファームウェア適合チェックを行う。 【0026】 このファームウェア適合チェックは、例えば、機種情報を送出したファームウェア確認要求を外部装置に行い、外部装置に記憶されているファームウェアの機種情報が一致するときに確認信号を返信させ、これを受信できたときにはファームウェアが適合し、受信できなかったときには不適合と判定することができる。 【0027】 CPU10は、ファームウェアが適合する場合には、外部装置にファームウェア送出要求を行って、送出されてくるファームウェアを受信しSDRAM17の画像メモリ領域17Aに記憶し、サムチェックなどによるデータ破壊チェックをしてから、フラッシュROM16に書き換え、再起動させる。 【0028】 一方、SDRAM17の画像メモリ領域17Aが使用中の場合には、ファームウェアの書き込みを禁止して、SDRAM17が使用中であることを示すメッセージを通信端末装置に表示させ、SDRAM17の画像メモリ領域17Aの使用が終了するまで、書き込みコマンドの受信に対して待機する。また、ファームウェアが不適合な場合には、所定のエラーメッセージを通信端末装置に表示させる。 【0029】 図5は、ファームウェアの書換処理が実行できない旨を示すメッセージ画面の一例を示す図である。ファームウェアの書換処理をしようとする者はこの表示を参照して、SDRAM17の画像メモリ領域17Aが使用中であるからファームウェアの書換処理ができないことを容易に確認することができる。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1】本発明の画像形成装置の機能実現手段を示すブロック図 【図2】本発明の画像形成装置の要部構成の一例を示すブロック図 【図3】本発明の画像形成装置の基本動作の一例を説明するためのフローチャート 【図4】本発明の画像形成装置の基本動作の他例を説明するためのフローチャート 【図5】ファームウェア書換処理を禁止するメッセージ画面の一例を示す図 【符号の説明】 【0031】 1 画像形成装置 A 検出手段 B 第1記憶手段 C 第2記憶手段 D 報知手段 E 制御手段 F 操作手段 G 受信手段 H 残量表示手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006297 【氏名又は名称】村田機械株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月27日(2006.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087664 【弁理士】 【氏名又は名称】中井 宏行
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| 【公開番号】 |
特開2008−10929(P2008−10929A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−176407(P2006−176407) |
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