| 【発明の名称】 |
AM波ノイズ除去装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】安藤 利和
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| 【要約】 |
【課題】電話機からの送話音声信号に混入したAM波ノイズを、送話音声信号にはなんら影響を与えることなく除去する。
【構成】送話音声信号とAM波ノイズとが重畳した音声信号から、送話音声信号とラジオ音声信号とが重畳した音声信号と、ラジオ音声信号のみと、の2つの音声信号を抽出する。これら2つの音声信号をデジタル信号処理することで、AM波ノイズが除去された送話音声信号が抽出される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 任意の電話ラインに接続された電話ラインインターフェイスと、 前記電話ラインインターフェイスに接続されて、入力された音声信号からAM波信号のみを抽出する音声信号カット部と、 前記音声信号カット部に接続されて、入力されたAM波信号からラジオ音声信号を復調して出力するAM波検波部と、 前記電話ラインインターフェイスに接続されて、2線式信号と4線式信号とを相互に変換する2線−4線変換部と、 前記2線−4線変換部に接続されて、前記2線−4線変換部から入力された音声信号を増幅して出力する送話側アンプと、 前記送話側アンプ、前記AM波検波部および任意の通信ネットワークに接続されて、入力された音声信号をデジタル信号処理して出力するデジタルシグナルプロセッサ(以下、「DSP」と記す)と を具備する、AM波ノイズ除去装置。 【請求項2】 請求項1記載のAM波ノイズ除去装置において、 前記AM波検波部は、 AM波信号の搬送波を増幅して出力する高周波増幅部と、 前記高周波象腹部に接続されて、前記AM波信号の搬送波の正成分を抽出する検波部と、 前記検波部に接続されて、前記AM波信号の搬送波の正成分を整流増幅する低周波増幅部と を具備する、AM波ノイズ除去装置。 【請求項3】 請求項1または2に記載のAM波ノイズ除去装置において、 前記DSPおよび前記2線−4線変換部に接続されて、前記DSPから入力された音声信号を増幅して前記2線−4線変換部に出力する受話側アンプ をさらに具備する、AM波ノイズ除去装置。 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のAM波ノイズ除去装置において、 前記電話ラインインターフェイスは、一般電話機に接続される一般電話機インターフェイスであり、 前記一般電話機インターフェイスに接続されて、前記一般電話機のループが解放されているか閉結されているかを検出するLOOP検出部と、 前記LOOP検出部に接続されて、前記一般電話機に電力を供給する給電部と、 前記一般電話機インターフェイスに接続されて、前記一般電話機の着信音を鳴らせるRing信号発生部と、 前記一般電話機インターフェイスに接続されて、前記一般電話機が着信中の場合のループ解放状態またはループ閉結状態を検出するRing Trip検出部と をさらに具備する、AM波ノイズ除去装置。 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載のAM波ノイズ除去装置において、 前記電話線インターフェイスは、局線上の任意の電話機に接続される局線インターフェイスであり、 前記局線インターフェイスに接続されて、前記局線上でループ閉結を行うLOOP閉結部と、 前記局線インターフェイスに接続されて、前記局線上でRing信号を検出するRing信号検出部と をさらに具備する、AM波ノイズ除去装置。 【請求項6】 (a)電話機からの送話音声信号に重畳されたAM波ノイズを除去することと、 (b)電話ラインインターフェースが、電話ラインを介して前記電話ラインインターフェースに接続された任意の電話機から、AM波ノイズが重畳された送話音声信号を受信することと、 (c)第1の回路が、前記AM波ノイズと送話音声信号とが重畳された音声信号を前記電話ラインインターフェースから入力され、前記送話音声信号とラジオ音声とが重畳した音声信号を抽出して出力することと、 (d)前記ステップ(c)と並行して、第2の回路が、前記AM波ノイズと送話音声信号とが重畳された音声信号を前記電話ラインインターフェースから入力され、前記入力された音声信号から前記ラジオ音声を抽出することと、 (e)DSPが、前記ラジオ音声に重畳された送話音声信号と、前記ラジオ音声とを受信して、送話音声信号を抽出することと を具備する、AM波ノイズ除去方法。 【請求項7】 請求項6記載のAM波ノイズ除去方法において、 前記ステップ(c)は、 (c−1)前記第1の回路が具備する2線−4線変換部が、前記電話ラインインターフェースから入力される前記AM波ノイズに重畳された送話音声信号を、前記送話音声信号の内容はそのままに、2線式信号から4線式信号に変換して転送することと、 (c−2)前記第1の回路が具備する送話側アンプが、前記2線−4線変換部から、前記AM波ノイズと前記送話音声信号とが重畳した信号を受信し、AM波ノイズの搬送波をカットし、前記AM波ノイズのラジオ音声信号と前記送話音声信号とが重畳した信号を出力することと を具備する、AM波ノイズ除去方法。 【請求項8】 請求項6または7に記載のAM波ノイズ除去方法において、 前記ステップ(d)は、 (d−1)前記第2の回路が具備する音声信号カット部が、前記電話ラインインターフェースから、前記送話音声信号に前記AM波ノイズが混入された信号を受信して、前記信号から前記AM波ノイズのみを抽出することと、 (d−2)前記第2の回路が具備するAM波検波部が、前記音声信号カット部から前記AM波ノイズを受信して、前記AM波ノイズをAM検波してラジオ音声を抽出することと を具備する、AM波ノイズ除去方法。 【請求項9】 請求項8記載のAM波ノイズ除去方法において、 前記ステップ(d−2)は、 (d−2−a)前記AM波検波部が具備する高周波増幅部が、AM波を増幅することと、 (d−2−b)前記AM波検波部が具備する検波部が、前記高周波増幅部で増幅されたAM波から正成分のみを取り出すことと、 (d−2−c)前記AM波検波部が具備する低周波増幅部が、前記検波部でAM波から取り出された正成分の波形を整流してさらに増幅することと を具備する、AM波ノイズ除去方法。 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれかに記載のAM波ノイズ除去方法において、 前記ステップ(e)は、 (e−1)前記DSPが、前記AM波検波器から入力されるラジオ音声信号の位相を逆転することと、 (e−2)前記DSPが、前記送話側アンプから入力される、送話音声信号とラジオ音声信号とが重畳された音声信号と、前記位相が逆転されたラジオ音声信号とを合成して、ラジオ音声信号を相殺することによって送話音声信号だけを出力することと を具備する、AM波ノイズ除去方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、AM波ノイズ除去装置に係り、特に、電話の音声信号に混入されたAM波ノイズをデジタルシグナルプロセッサ(以下、「DSP」と記す)によって除去するAM波ノイズ除去装置に係る発明である。 【背景技術】 【0002】 特許文献1(特開平7−162507号公報)は、電波混入対策電話機に関わる発明を開示している。 特許文献1発明の電波混入対策電話機は、電話機回路と、受話増幅器と、負荷と、受話器と、検波器と、差分検出器と、送話器と、出力送話増幅器と、送話通話線と、合成部と、音量調整部とを具備する。 ここで、電話機回路は、公衆網との送受話信号の通信を行う。受話増幅器は、受話信号を適性値に増幅する。負荷は、受話器と直列負荷とからなる。受話通話線は、受話増幅器から出力される受話電気信号を、負荷を介し受話器に接続する。受話器は、受話電気信号を音声に変換する。検波器は、受話通話線に重畳した電波を検波する。差分検出器は、検波器からの信号と受信電気信号との差分を検出し差分信号を出力する。送話器は、送話音声を電気音声に変換する。送話増幅器は、電気信号を適正値に増幅した信号として出力する。送話通話線は、送話器と送話増幅器を接続する。合成部は、送話電気信号と差分信号を合成し合成信号を出力する。音量調節部は、合成信号の入力によって差分信号の位相及び大きさを調節し合成信号の大きさが最小になるような帰還機能を有する。 【0003】 特許文献2(特開平10−32638号公報)は、テレビ会議装置に関わる発明を開示している。 特許文献2発明のテレビ会議装置は、秘話モード設定手段と、ノイズ除去手段と、制御手段とを具備する。 ここで、秘話モード設定手段は、テレビ会議中に字端末側の会話を相手端末側に聞かれたくない時に設定される。ノイズ除去手段は、マイクから入力される音声レベルが予め設定された値以下のとき、入力音声をノイズとみなしてカットする。制御手段は、秘話モード設定手段で秘話モードが設定されたとき、これを検出して、前記ノイズ除去手段の音声レベル設定値を通常時より大きく設定する。 【0004】 特許文献3(特開2000−68791号公報)は、適応フィルタに係る発明を開示している。 特許文献3発明の適応フィルタは、検出部と、DSP(Digital Signal Processor)と、デジタルフィルタと、適応フィルタとを具備している。 ここで、検出部は、ノイズレベルが規定値以上になった事を検出すると共にノイズの振幅をデジタル信号Saとして出力する。DSPは、検出部が規定以上のノイズを検出すると、デジタル信号Sa’を生成する。デジタルフィルタは、デジタル信号Sa’を逐次更新しながらデジタル信号Sa’に相当するアナログ信号を生成する。位相制御部は、デジタルフィルタの出力を位相制御し、ノイズとアナログ信号を重ね合わせる。 【0005】 特許文献4(特開2004−64719号公報)は、ADSL通信用ノイズ除去フィルタに関わる発明を開示している。 特許文献4発明のADSL通信用ノイズ除去フィルタは、アナログ電話回線併用ADSL通信において、電話回線又はスプリッタとADSLモデムとの間の2線間に、ADSL帯域内のAM送信周波数にトラップ周波数を合わせたトラップ回路が設けられている。 【0006】 【特許文献1】特開平7−162507号公報 【特許文献2】特開平10−32638号公報 【特許文献3】特開2000−68791号公報 【特許文献4】特開2004−64719号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明の目的は、電話機の送話音声信号に混入されたAM波ノイズを、送話音声には何ら影響を与えることなく除去するAM波ノイズ除去装置を提供することである。 本発明の他の目的は、電話機の送話音声信号に混入されたAM波ノイズを、送話音声には何ら影響を与えることなく除去するAM波ノイズ除去方法を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。 【0009】 本発明のAM波ノイズ除去装置は、電話ラインインターフェイス(5A、5B)と、音声信号カット部(8)と、AM波検波部(9)と、2線−4線変換部(6)と、送話側アンプ(7B)と、DSP(10)とを具備している。 ここで、電話ラインインターフェイス(5A、5B)は、任意の電話ラインに接続されている。 また、音声信号カット部(8)は、電話ラインインターフェイス(5A、5B)に接続されて、入力された音声信号からAM波信号のみを抽出する。 さらに、AM波検波部(9)は、音声信号カット部(8)に接続されて、入力されたAM波信号からラジオ音声信号を復調して出力する。 また、2線−4線変換部(6)は、電話ラインインターフェイス(5A、5B)に接続されて、2線式信号と4線式信号とを相互に変換する。 さらに、送話側アンプ(7B)は、2線−4線変換部(6)に接続されて、2線−4線変換部(6)から入力された音声信号を増幅して出力する。 また、DSP(10)は、送話側アンプ(7A)、AM波検波部(9)および任意の通信ネットワークに接続されて、入力された音声信号をデジタル信号処理して出力する。 【0010】 本発明のAM波ノイズ除去装置において、AM波検波部(9)は、高周波増幅部(11)と、検波部(12)と、低周波増幅部(13)とを具備する。 ここで、高周波増幅部(11)は、AM波信号の搬送波を増幅して出力する。 また、検波部(12)は、高周波増幅部(11)に接続されて、AM波信号の搬送波の正成分を抽出する。 さらに、低周波増幅部(13)は、検波部(12)に接続されて、AM波信号の搬送波の正成分を整流増幅する。 【0011】 本発明のAM波ノイズ除去装置は、受話側アンプ(7A)をさらに具備する。 ここで、受話側アンプ(7A)は、DSP(10)および2線−4線変換部(6)に接続されて、DSP(10)から入力された音声信号を増幅して2線−4線変換部(6)に出力する。 【0012】 本発明のAM波ノイズ除去装置において、電話ラインインターフェイス(5A、5B)は、一般電話機に接続される一般電話機インターフェイス(5A)である。 また、本発明のAM波ノイズ除去装置は、LOOP検出部(2A)と、給電部(1)と、Ring信号発生部(3A)と、Ring Trip検出部(4)とをさらに具備する。 ここで、LOOP検出部(2A)は、一般電話機インターフェイス(5A)に接続されて、一般電話機のループが解放されているか閉結されているかを検出する。 また、給電部(1)は、LOOP検出部(2A)に接続されて、一般電話機に電力を供給する。 さらに、Ring信号発生部(3A)は、一般電話機インターフェイス(5A)に接続されて、一般電話機の着信音を鳴らせる。 また、Ring Trip検出部(4)は、一般電話機インターフェイス(5A)に接続されて、一般電話機が着信中の場合のループ解放状態またはループ閉結状態を検出する。 【0013】 本発明のAM波ノイズ除去装置において、電話ラインインターフェイス(5A、5B)は、局線上の電話機に接続される局線インターフェイス(5B)である。 また、本発明のAM波ノイズ除去装置は、LOOP閉結部(2B)と、Ring信号検出部(3B)とをさらに具備する。 ここで、LOOP閉結部(2B)は、局線インターフェイス(5B)に接続されて、局線上でループ閉結を行う。 また、Ring信号検出部(3B)は、局線インターフェイス(5B)に接続されて、局線上でRing信号を検出する。 【0014】 本発明のAM波ノイズ除去方法は、(a)電話機からの送話音声信号に重畳されたAM波ノイズを除去することと、(b)電話ラインインターフェース(5A、5B)が、電話ラインを介して電話ラインインターフェース(5A、5B)に接続された任意の電話機から、AM波ノイズが重畳された送話音声信号を受信することと、(c)第1の回路が、AM波ノイズと送話音声信号とが重畳された音声信号を電話ラインインターフェース(5A、5B)から入力され、送話音声信号とラジオ音声とが重畳した音声信号を抽出して出力することと、(d)ステップ(c)と並行して、第2の回路が、AM波ノイズと送話音声信号とが重畳された音声信号を電話ラインインターフェース(5A、5B)から入力され、入力された音声信号からラジオ音声を抽出することと、(e)DSP(10)が、ラジオ音声に重畳された送話音声信号と、ラジオ音声とを受信して、送話音声信号を抽出することと具備する。 【0015】 本発明のAM波ノイズ除去方法において、ステップ(c)は、(c−1)第1の回路が具備する2線−4線変換部(6)が、電話ラインインターフェース(5A、5B)から入力されるAM波ノイズに重畳された送話音声信号を、送話音声信号の内容はそのままに、2線式信号から4線式信号に変換して転送することと、(c−2)第1の回路が具備する送話側アンプ(7B)が、2線−4線変換部(6)から、AM波ノイズと送話音声信号とが重畳した信号を受信し、AM波ノイズの搬送波をカットし、AM波ノイズのラジオ音声信号と送話音声信号とが重畳した信号を出力することとを具備する。 【0016】 本発明のAM波ノイズ除去方法において、ステップ(d)は、(d−1)第2の回路が具備する音声信号カット部(8)が、電話ラインインターフェース(5A、5B)から、送話音声信号にAM波ノイズが混入された信号を受信して、信号からAM波ノイズのみを抽出することと、(d−2)第2の回路が具備するAM波検波部(9)が、音声信号カット部からAM波ノイズを受信して、AM波ノイズをAM検波してラジオ音声を抽出することとを具備する。 【0017】 本発明のAM波ノイズ除去方法において、ステップ(d−2)は、(d−2−a)AM波検波部(9)が具備する高周波増幅部(11)が、AM波の高周波成分である搬送波を増幅することと、(d−2−b)AM波検波部(9)が具備する検波部(12)が、高周波増幅部(11)で増幅されたAM波から正成分のみを取り出すことと、(d−2−c)AM波検波部(9)が具備する低周波増幅部(13)が、検波部(12)でAM波から取り出された正成分の波形を整流してさらに増幅することとを具備する。 【0018】 本発明のAM波ノイズ除去方法において、ステップ(e)は、(e−1)DSP(10)が、AM波検波器(9)から入力されるラジオ音声信号の位相を逆転することと、(e−2)DSP(10)が、送話側アンプ(7B)から入力される、送話音声信号とラジオ音声信号とが重畳された音声信号と、位相が逆転されたラジオ音声信号とを合成して、ラジオ音声信号を相殺することによって送話音声信号だけを出力することとを具備する。 【発明の効果】 【0019】 送話音声信号とAM波ノイズとが重畳した音声信号から、送話音声信号とラジオ音声信号とが重畳した音声信号と、ラジオ音声信号のみと、の2つの音声信号を抽出する。これら2つの音声信号をデジタル信号処理することで、AM波ノイズが除去された送話音声信号が抽出される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 添付図面を参照して、本発明によるAM波ノイズ除去装置を実施するための最良の形態を以下に説明する。 【0021】 (第1の実施形態) 図1は、一般電話機インターフェース回路としてルータなどに組み込まれたAM波ノイズ除去装置のブロック図である。これはいわゆるIP電話機能を持つルータなどの場合であるって、本実施形態におけるAM波ノイズ除去装置は、インターネットなどの任意の通信ネットワークと、IP電話機として使用される任意の一般電話機とに接続される。 【0022】 本実施形態のAM波ノイズ除去装置は、一般電話機インターフェース5Aと、2線−4線変換部6と、送話側アンプ7Bと、受話側アンプ7Aと、音声信号カット部8と、AM波検波部9と、DSP10と、LOOP検出部2Aと、給電部1と、Ring信号発生部3Aと、Ring Trip検出部4とを具備している。 【0023】 ここで、一般電話機インターフェース5Aは、いわゆる電話線のコネクタであり、電話ラインを介して任意の一般電話機にも接続されている。もう一方では、2線−4線変換部6と、LOOP検出部2Aと、音声信号カット部8と、Ring信号発生部3Aと、Ring Trip検出部4とに接続されている。 また、LOOP検出部2Aは、一般電話機インターフェース5Aに接続されている一方で、給電部1にも接続されている。 さらに、給電部1は、LOOP検出部2Aに接続されている。 また、2線−4線変換部6は、一方では一般電話機インターフェース5Aに接続されており、もう一方では送話側アンプ7Bの入力端子と受話側アンプ7Aの出力端子とに接続されている。 さらに、送話側アンプ7Bは、入力側端子が2線−4線変換部6に、出力側端子がDSP10に、それぞれ接続されている。 また、受話側アンプ7Aは、送話側アンプ7Bとは逆に、入力側端子がDSP10に、出力側端子が2線−4線変換部6に、それぞれ接続されている。 さらに、音声信号カット部8は、一方では一般電話機インターフェース5Aに接続されており、もう一方ではAM波検波部9に接続されている。 また、Ring信号発生部3Aは、一般電話機インターフェース5Aに接続されている。 さらに、Ring Trip検出部4は、一般電話機インターフェース5Aに接続されている。 また、DSP10は、一方では受話側アンプ7Aの入力端子と、送話側アンプ7Bの出力端子と、AM波検波部9とに接続されており、もう一方では、任意の通信ネットワークに接続されている。 【0024】 図2は、AM波検波部9の詳細ブロック図である。 AM波検波部9は、高周波増幅部11と、検波部12と、低周波増幅部13とを具備している。 ここで、高周波増幅部11と、検波部12と、低周波増幅部13とは、この順番に直列に接続されている。 【0025】 図1と図2を用いて、本実施形態におけるAM波ノイズ除去装置の動作を説明する。 まず、一般電話機インターフェース5Aが、電話ラインを介して、任意の一般電話機から音声信号を受け取る。この音声信号は、電話機から出力される送話音声信号と、AM波ノイズとが重畳した音声信号である。すなわち、送話音声信号にAM波ノイズが混入されている。その原因は、主に一般電話機と一般電話機インターフェースとを接続する電話ラインがアンテナの役割を果たし、空中を伝播しているAMラジオの電波を拾ってしまうことにある。 次に、一方では、2線−4線変換部6が一般電話機インターフェース5Aから音声信号を受け取り、その音声信号はそのままに、2線式信号を4線式信号に変換した上で、送話側アンプ7Bに転送する。 送話側アンプ7Bは、2線−4線変換部6から入力された送話音声信号を増幅する。このとき、音声の周波数帯域のみが増幅され、その他の周波数はカットされる。したがって、送話音声信号に混入されたAM波ノイズの成分のうち、搬送波はカットされ、ラジオ音声信号のみが残る。 もう一方では、並行して、音声信号カット部8が一般電話機インターフェース5Aから音声信号を受け取る。このとき、送話音声信号には前述のとおりAM波ノイズが混入している。音声信号カット部8は、電話機からの送話音声信号を除去し、AM波ノイズのみを抽出してAM波検波部9に出力する。 【0026】 AM波検波部9は、音声信号カット部8から入力されたAM波ノイズを検波してラジオ音声信号のみを抽出してDSP10に出力する。 ここで、AM波検波部9によるAM波検波について説明する。 図3は、一般的なAM波の波形の例である。AM波波形部9に入力される信号は、電話機からの送話音声信号が音声信号カット部8によって除去されているので、図3のようなAM波波形である。 まず、高周波増幅部11がこのAM波波形を増幅する。 次に、検波部12が、AM波波形の整流を行う。すなわち、ダイオードなどの整流素子によって交流波形の正成分のみ取り出す。図4は、図3のAM波波形から正成分のみ取り出した波形の例である。さらに、コンデンサなどの素子によって波形を平滑にする。このようにして、AM波波形は検波され、ラジオ音声信号が出力される。 なお、本実施形態における検波部12は、ダイオードとコンデンサとをブリッジ状に接続しただけの簡単なAM波検波回路であっても構わない。 最後に、低周波増幅部13が、ラジオ音声信号を増幅する。図5は、整流と増幅を行った後の波形の例である。 【0027】 続いて、DSP10が、送話側アンプ7Bからは送話音声信号とラジオ音声信号とが重畳された音声信号を、AM波検波部9からはラジオ音声信号のみを、それぞれ受信する。DSP10は、いわゆるエコーキャンセラ制御と同様の制御によってラジオ音声を除去する。すなわち、ラジオ音声信号の位相を逆転し、これを送話側アンプ7Bから入力される音声信号に加算することで、最初に一般電話機が出力した送話音声信号のみを得る。DSP10は、この送話音声信号を通信ネットワークに出力する。 【0028】 反対に、DSP10は、通信ネットワークから受話音声信号を受信する。受話音声信号は、受話側アンプ7Aによって増幅され、2線−4線変換部6と一般電話機インターフェース5Aとを介して一般電話機に届けられる。 【0029】 以上が本実施形態の音声信号処理に係る動作であるが、その他に、一般電話機を制御する動作を以下に説明する。 一般電話機への電源供給は、給電部1がLOOP検出部2Aおよび一般電話機インターフェース5Aを介して行う。 また、LOOP検出部2Aは、一般電話機のループ解放または閉結状態を検出する。 さらに、Ring信号発生部3Aは、一般電話機に着信音を鳴動させる。 また、Ring Trip検出部4は、一般電話機が着信中である場合にそのループ解放または閉結状態を検出する。 【0030】 (第2の実施形態) 図6は、第2の実施形態におけるAM波ノイズ除去装置を示す。 本実施形態のAM波ノイズ除去装置は、第1の実施形態における一般電話機インターフェース5Aの代わりに、局線インターフェース5Bを具備する。 局線インターフェース5Bは、任意の局線に接続され、さらに例えばいわゆるボタン電話装置に接続される。 【0031】 本実施形態における音声信号処理は、その為の構成要素も動作も第1の実施形態と全く同じであるので説明を省略する。 【0032】 反対に、発呼制御に係る構成要素は第1の実施形態と異なる。 まず、第1の実施形態における給電部1に相当する構成要素が本実施形態では特に必要とされない。ただし、これは本実施形態例において給電部1の存在を禁止するものではない。 次に、第1の実施形態におけるLOOP検出部2Aの代わりに、本実施形態におけるAM波ノイズ除去装置はLOOP閉結部2Bを具備する。すなわち、LOOP閉結部2Bは局線インターフェース5Bに接続されている。 また、第1の実施形態におけるRing信号発生部3AおよびRing Trip検出部4の代わりに、本実施形態におけるAM波ノイズ除去装置はRing信号検出部3Bを具備する。すなわち、Ring信号検出部3Bは局線インターフェース5Bに接続されている。 【0033】 LOOP閉結部2Bは、局線上のLOOPを閉結する。 Ring信号検出部3Bは、局線上のRing信号を検出する。 これらの、局線上のボタン電話の発呼制御とは別に、AM波ノイズ除去は第1の実施形態と同様に行われる。 また、通信ネットワークから入力される受話音声信号の処理についても、第1の実施形態と同様に行われる。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】図1は、一般電話機インターフェース回路でのブロック図である。 【図2】図2は、AM波検波部9の詳細ブロック図である。 【図3】図3は、一般的なAM波波形である。 【図4】図4は、一般的なAM波波形から正成分のみ取り出した波形である。 【図5】図5は、一般的なAM波波形を整流、増幅した後の波形である。 【図6】図6は、局線インターフェース回路でのブロック図である。 【符号の説明】 【0035】 1 給電部 2A LOOP検出部 2B LOOP閉結部 3A Ring信号発生部 3B Ring信号検出部 4 Ring Trip検出部 5A 一般電話機インターフェース 5B 局線インターフェース 6 2線−4線変換部 7A 受話側アンプ 7B 送話側アンプ 8 音声信号カット部 9 AM波検波部 10 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 11 高周波増幅部 12 検波部 13 低周波増幅部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000197366 【氏名又は名称】NECアクセステクニカ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月1日(2006.9.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102864 【弁理士】 【氏名又は名称】工藤 実
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| 【公開番号】 |
特開2008−61096(P2008−61096A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−237828(P2006−237828) |
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