| 【発明の名称】 |
防爆型IP携帯電話機 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡 哲史
【氏名】鳥羽 勝浩
【氏名】山下 博也
【氏名】東馬 邦夫
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| 【要約】 |
【課題】爆発危険雰囲気を持つ任意の場所での指示や作業が行なえ、かつ大容量データ通信が可能であるとともにセキュリティの高い電話機を提供すること。
【構成】電波透過部材で形成した耐圧防爆ケース本体1内に、電池4、本質安全バリヤ回路を実装した基板5、アンテナ6、CDMA(Code Division Multiple Access 符号分割多元接続)技術を使用するIP(Internet Protocol)電話制御回路を搭載した制御基板7、表示面に窓ガラス9を取り付けた表示器8を順に積層して収納し、耐圧防爆ケース本体1の後面開口1aを後面カバー2で覆い、耐圧防爆ケース本体1の前面開口1bをスピーカ10とマイクロホン11を取り付けた覗き窓孔3aを有する前面カバー3で覆い、前面カバー3の前面に操作キーを配列した入力基板12を固定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電源用電池と、IP電話制御回路を搭載した基板と、無線接続用のアンテナと、前記IP電話制御回路の制御内容を表示する表示手段と、送話器と、受話器と、前記送話器および受話器並びに前記IP電話制御回路を操作する複数の操作キーを本質安全防爆化するバリヤ回路を搭載する基板とを、前記表示手段の表示面を覆う耐圧製透光板で封止した耐圧防爆ケース内に収納するとともに、前記複数の操作キーを配列した基板を前記耐圧防爆ケースの外表面に密着してなることを特徴とする防爆型IP携帯電話機。 【請求項2】 耐圧防爆ケース内に光または電磁結合を電源とする電池充電回路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の防爆型IP携帯電話機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、可燃性ガスや可燃性粉塵が存在する爆発危険雰囲気で使用可能な防爆型IP(Internet Protocol)携帯電話機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 現在爆発危険雰囲気を持つ多くの工場では、工場内や工場外との連絡に例えばページングシステムのように有線の防爆型電話機が使用されており、その電話機は一般的に配線の短絡などの火花から発生する爆発事故を防止するため防爆構造とし、壁際など特定の位置に設置されている。そのため工場内や工場外と連絡する場合には逐次電話機の設置されている場所に行かねばならず、機側での指示や作業ができず非常に不便である。この不便を解消するために、TDMA(Time Division Multiple Access 時分割多元接続)技術を使用するPHS(Personal Handy-phone System)端末を防爆構造にして使用されている。 【0003】 しかし、このPHS端末は、通話用のモバイル型通信システムのみとして使用することには問題がないが、1台あたりに使用できる周波数・時間が限られ、また通信速度が最高でも128kbpsと遅く、映像情報などの大容量データ通信を行なうことができず、設備運転管理用データや映像データを上位管理センターへ伝送したいとするユーザの要求を満たすことができないという問題があった。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明が解決しようとする課題は、爆発危険雰囲気を持つ任意の場所での指示や作業が行なえ、かつ大容量データ通信が可能であるとともにセキュリティの高い電話機を提供し、斯かる問題を解消する点にある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、携帯電話機であって、電源用電池と、IP電話制御回路を搭載した基板と、無線接続用のアンテナと、前記IP電話制御回路の制御内容を表示する表示手段と、送話器と、受話器と、前記送話器および受話器並びに前記IP電話制御回路を操作する複数の操作キーを本質安全防爆化するバリヤ回路を搭載する基板とを、前記表示手段の表示面を覆う耐圧製透光板で封止した耐圧防爆ケース内に収納するとともに、前記複数の操作キーを配列した基板を前記耐圧防爆ケースの外表面に密着してなることを主な特徴とする。 なお、IP携帯電話機は、CDMA(Code Division Multiple Access 符号分割多元接続)技術を使用するIP(Internet Protocol)による携帯電話機を意味する。 【発明の効果】 【0006】 本発明では、CDMA技術を使用するIP電話制御回路を搭載するので、構内につくられた主としてコンピュータの通信を目的としたネットワーク、すなわちLAN(local area network)網と容易に接続することができ、また、IPによるシステム構成はバス型ネットワークであることから簡単に電話機を新設または増設することができる。さらにCDMAは1台当たりに使用できる周波数・時間は、割り当てられた周波数全体を使用することが特徴であり、通信速度も11Mbps程度と速く、大容量データ通信が可能となり、その通信は、強力な暗号システムによりセキュリティの高い通信が得られる。そして、IP携帯(無線)電話機を構成する部材全体を耐圧防爆ケース内に収納し、耐圧防爆ケースの表面に沿って配置される送話器および受話器並びに操作キーには本質安全回路のバリヤが設置されているので、外部の操作により回路が短絡しても周りの雰囲気に着火することがなく、安心して電話機を、爆発危険雰囲気を持つ任意の場所で使用ができ、爆発危険雰囲気を持つ領域内間およびその領域の内外間で通信をすることができると云った効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 爆発危険雰囲気を持つ任意の場所での指示や作業が行なえ、かつ大容量データ通信が可能であるとともにセキュリティの高い電話機を提供する目的を、IP電話制御回路を搭載するとともに、一部を外部に晒すマイクロホン(送話器)およびスピーカ(受話器)と、全部を外部に晒す防爆操作キーは、表示面覗き窓孔を耐圧製透光板で封止した耐圧防爆ケースの耐圧前面カバーに取り付け、送話器および受話器を本質安全防爆化するバリヤ回路、電源用電池、IP電話制御回路、無線接続用のアンテナ、前記制御回路の制御内容を表示する表示手段を前記耐圧前面カバーで閉塞した耐圧防爆ケース内に収納することにより実現した。 【実施例】 【0008】 以下、本発明の実施例について図を参照して説明する。図1は実施例に係る防爆型IP携帯電話機の分解斜視図、図2は図1に示す電話機の回路図である。図1において、1は両側から電子機器を収納する開口1a、1bを有し、樹脂または無機質のセラミックスなどの電波透過部材で形成した耐圧防爆ケース本体、2は開口1aを覆う樹脂または無機質のセラミックスなどの電波透過部材で形成し、電池収納凹部2aを有する後面カバー、3は開口1bを覆う樹脂または無機質のセラミックスなどの電波透過部材で形成され、覗き窓孔3aを有する前面カバー、4は電池、5はダイオードと抵抗からなる本質安全バリヤ回路を実装した基板、6はアンテナ、7はIP電話制御回路を搭載した制御基板、8は制御内容を表示するLCDなどによる表示画面を備えた表示器、9は強化ガラスからなる強度の高い透光性の窓ガラス(ポリカーボネートなど強度の高い透光性の部材であってもよい。)、10はスピーカ、11はマイクロホン、12は制御回路へ入力するホトカプラなどからなる防爆構造の複数の操作キーを配列した入力基板(キーシート)である。 【0009】 制御基板7の裏面に、IP電話制御回路に接続したアンテナ6を配置し、制御基板7の表面に表示回路に接続した表示器8を固着し、その表示器8の表示画面に窓ガラス9を固着する。耐圧防爆ケース本体1の開口1aを後面カバー2で封止し、電池収納凹部2aに電池4を収納する。電池4を収納した後面カバー2に、図2に示すように、本質安全側に配置するキーシート12、スピーカ10、マイクロホン11に流れる電流をそれぞれ制限する本質安全バリヤ回路を実装した基板5を重ねて耐圧防爆ケース本体1に固定する。アンテナ6を接続したIP電話制御器を搭載した基板7を、アンテナ6を基板5側にして耐圧防爆ケース本体1に挿入し耐圧防爆ケース本体1に固定する。そして、後面にスピーカ10とマイクロホン11を、前面に操作キーを配列した入力基板を取り付けた前面カバー3で耐圧防爆ケース本体1の開口1bを覆い、防爆型IP携帯電話機の組み立てを完了する。なお、スピーカ10とマイクロホン11と対向する部分を除き、前面カバー3の前面を樹脂フィルムで覆うようにしてもよい。また、図2に示す符号13は電池4の充電回路である。 【0010】 図3および図4は、この電池4の充電を防爆で行う構成を示すもので、図3および図4の(a)は充電する構造を示し、(b)はその充電回路を示している。なお、図1に示す防爆型IP携帯電話機と同一または対応する部分には同一の符号を付している。図3において、13は充電回路、14はコイルである。コイル14は樹脂またはケース15に封入して、後面カバー2の内面に沿って装着されており、充電回路13はコイル14を封止した樹脂層15に装着されている。電池4を充電する際、交流電源に接続された樹脂封止した電源コイルに接近し、その電源コイルとコイル14とを電磁結合し、コイル14に電圧を誘起し、その電圧を充電回路13で整流して電池4を充電する。 【0011】 図4において、13は図3に示す充電回路と同様の充電回路、16は集光レンズ、17は太陽電池、18は透明樹脂層である。集光レンズ16は後面カバー2から露出し、その裏面は透明樹脂層18で覆われ、太陽電池17は透明樹脂層18の集光レンズ16と対向する位置に装着されており、充電回路13は透明樹脂層18に装着されている。電池4を充電する際、外部の光を集光レンズ16で取り込み太陽電池17で発電し、その電流を充電回路13で整流して電池4を充電する。 【図面の簡単な説明】 【0012】 【図1】本発明の実施例に係る防爆型IP携帯電話機の分解斜視図である。 【図2】図1に示す防爆型IP携帯電話機の概略回路図である。 【図3】図1に示す防爆型IP携帯電話機の電池充電部の構成を示す断面図である。 【図4】図1に示す防爆型IP携帯電話機の他の電池充電部の構成を示す断面図である。 【符号の説明】 【0013】 1 耐圧防爆ケース本体 2 後面カバー 3 前面カバー 4 電池 5 本質安全バリヤ回路を実装した基板 6 アンテナ 7 IP電話制御回路を搭載した制御基板 8 表示器 9 窓ガラス 10 スピーカ 11 マイクロホン 12 入力基板 13 充電回路 14 コイル 15 樹脂層 16 集光レンズ 17 太陽電池 18 樹脂層
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004123 【氏名又は名称】JFEエンジニアリング株式会社 【識別番号】593143511 【氏名又は名称】株式会社宮木電機製作所
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| 【出願日】 |
平成18年9月1日(2006.9.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103791 【弁理士】 【氏名又は名称】川崎 勝弘
【識別番号】100097892 【弁理士】 【氏名又は名称】西岡 義明
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| 【公開番号】 |
特開2008−61054(P2008−61054A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−237191(P2006−237191) |
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