| 【発明の名称】 |
集合住宅インターホンシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】安東 徹
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| 【要約】 |
【課題】既存のインターホンシステムにおける高速伝送システムの先に無線LANアダプタや電力線モデムを接続することにより、簡便に居室内にネットワークを構築し、外部ネットワークからの高速度のデジタルデータを伝送可能とする集合住宅インターホンシステムを提供する。
【構成】集合玄関機1に設置されるカメラ4からの映像信号、音声信号等のデジタル信号、外部ネットワーク接続信号等のデータ信号を周波数スペクトラム拡散された1つまたは複数の搬送波としてツイストペア線に重畳して伝送する際に、デジタル信号重畳・分離器3、3aを介在させ、制御機7を備えるとともに、さらに外部ネットワークとの間に制御機側インターフェース5あるいは居室内に居室側インターフェース5aを備えることにより、高速デジタルデータ伝送を行えるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機(1)及び各住戸に設置される複数の居室親機(2、2、・・・)の間を制御機(7)を介しツイストペア線(L1、L2、L3、L4)を経由して接続し、前記集合玄関機及び前記居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を行う集合住宅インターホンシステムであって、 前記集合玄関機及び前記制御機の間には、前記エントランスの映像を撮像した映像信号等のデジタルデータを周波数スペクトラム拡散した搬送波に変換して前記ツイストペア線にアナログ信号とともに重畳するための第1デジタル信号重畳・分離器(3)を介在させ、 前記制御機及び前記居室親機の間には、前記ツイストペア線に重畳されている周波数スペクトラム拡散された搬送波を映像信号等のデジタルデータに変換するとともにアナログ信号と分離するための第2デジタル信号重畳・分離器(3a、3a、・・・)を介在させ、 前記第1デジタル信号重畳・分離器には、インターネットプロバイダ等の外部ネットワークとの間で高速のデジタルデータ伝送を行うための制御機側インターフェース(5)が接続され、 前記第2デジタル信号重畳・分離器には、パーソナルコンピュータ等の住戸内ネットワークとの間で無線により高速のデジタルデータ伝送を行うための居室側インターフェース(5a、5a、・・・)が接続されていることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 【請求項2】 集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機(1)及び各住戸に設置される複数の居室親機(2、2、・・・)の間を制御機(7)を介しツイストペア線(L1、L2、L3、L4)を経由して接続し、前記集合玄関機及び前記居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を行う集合住宅インターホンシステムであって、 前記集合玄関機及び前記制御機の間には、前記エントランスの映像を撮像した映像信号等のデジタルデータを周波数スペクトラム拡散した搬送波に変換して前記ツイストペア線にアナログ信号とともに重畳するための第1デジタル信号重畳・分離器(3)を介在させ、 前記制御機及び前記居室親機の間には、前記ツイストペア線に重畳されている周波数スペクトラム拡散された搬送波を映像信号等のデジタルデータに変換するとともにアナログ信号と分離するための第2デジタル信号重畳・分離器(3a、3a、・・・)を介在させ、 前記第1デジタル信号重畳・分離器には、インターネットプロバイダ等の外部ネットワークとの間で高速のデジタルデータ伝送を行うための制御機側インターフェース(5)が接続され、 前記第2デジタル信号重畳・分離器には、パーソナルコンピュータ等の住戸内ネットワークとの間で電力線通信による高速のデジタルデータ伝送を行うための電力線モデム(8、8、・・・)が接続されていることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 【請求項3】 前記電力線モデムは、前記電力線通信の周波数成分が外部へ漏洩することを遮断し、商用電源の周波数成分のみを通過させるためのフィルタ(91)を有するブレーカー(9、9、・・・)が接続されていることを特徴とする請求項2記載の集合住宅インターホンシステム。 【請求項4】 前記集合玄関機側に、前記映像を撮像するためのカメラ(4)と、前記カメラにて撮像された映像をデジタルデータに変換するための映像A/D変換器(41)とが設置され、 前記居室親機側に、高速のデジタルデータ伝送で伝送されてくるデジタルデータをアナログデータに変換するための映像D/A変換器(61)と、前記映像D/A変換器からのアナログ映像信号の映像を出画するためのモニタ(6、6、・・・)とが設置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項記載の集合住宅インターホンシステム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、集合住宅インターホンシステムに係り、特にインターホン信号伝送に加えて、外部ネットワークと居室間の信号を伝送線を用いて重畳伝送可能にする集合住宅インターホンシステムに関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、インターホン装置の各種信号の伝送にはツイストペア線が用いられていることはよく知られている。通常インターホン装置における音声信号やデータ信号の伝送には1対のツイストペア線が用いられるが、集合玄関機に設置されたカメラにより撮像された映像信号を伝送する場合には別にもう一対のツイストペア線を用いることが行われていた。 【0003】 このような方式では配線や回路構成が煩雑になるために音声信号とデータ信号に加えて映像信号も1対のツイストペア線により伝送する方式も考えられている(例えば、特許文献1参照)。 【0004】 特許文献1に記載のインターホン装置(テレビインターホンシステム)では、数MHzの周波数帯域を有する映像信号と、この映像信号との混信を防止するために映像信号周波数帯域よりも高い周波数の音声信号やデータ信号を1対のツイストペア線に重畳させて伝送させる方式が開示されている。 【0005】 しかし、特許文献1に記載のインターホン装置においてはアナログ伝送方式を用いているために近年インターホンシステムにおいて必要とされてきている高速度のデジタルデータ伝送には対応できないという問題があった。 【0006】 そこで、本願出願人は先に、既存のインターホンシステムを流用し、既存の伝送線路であるツイストペア線上へアナログ信号とともにデジタル信号を重畳させて、簡便に高速度のデジタルデータ伝送を可能とする集合住宅インターホンシステムを出願している(特許文献2参照)。 【0007】 特許文献2に記載の集合住宅インターホンシステムでは、カメラからの映像信号を短波帯域に周波数スペクトラム拡散させた搬送波を重畳するアダプタを備え、簡便に高速度でデジタルデータを伝送させる方式を提案している。 【0008】 【特許文献1】特開平2−266742号公報 【特許文献2】特願2006−20896号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 上記したように特許文献2に示す従来のインターホンシステムでは、簡便な構成で既存のツイストペア線上にデジタルデータ信号を伝送することが可能である。しかし、音声信号、データ信号及び映像信号を1対のツイストペア線で伝送しており、この伝送方式は居室内インターホン端末までは高速伝送することが可能であるが、居室内へのネットワーク構築方法がなく、システムとしてパーソナルコンピュータ等の他の居室内への接続が可能であっても、追加配線が必要であることから接続には工事が必要となり、実施することは困難であった。 【0010】 本発明は以上の難点を解消するためになされたもので、既存のインターホンシステムにおける高速伝送システムの先に無線LANアダプタや電力線モデムを接続することにより、追加工事無しで簡便に居室内の高速度のデジタルデータ伝送を可能とするとともに、ブレーカーにフィルタを設けて隣家を介した通信回線のループを防ぎ、不要なトラフィックの増大を抑える集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0011】 この目的を達成するために本発明の集合住宅インターホンシステムの第1の形態は、集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機及び各住戸に設置される複数の居室親機の間を制御機を介しツイストペア線を経由して接続し、集合玄関機及び居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を行う集合住宅インターホンシステムであって、集合玄関機及び制御機の間には、エントランスの映像を撮像した映像信号等のデジタルデータを周波数スペクトラム拡散した搬送波に変換してツイストペア線にアナログ信号とともに重畳するための第1デジタル信号重畳・分離器を介在させ、制御機及び居室親機の間には、ツイストペア線に重畳されている周波数スペクトラム拡散された搬送波を映像信号等のデジタルデータに変換するとともにアナログ信号と分離するための第2デジタル信号重畳・分離器を介在させ、第1デジタル信号重畳・分離器には、インターネットプロバイダ等の外部ネットワークとの間で高速のデジタルデータ伝送を行うための制御機側インターフェースが接続され、第2デジタル信号重畳・分離器には、パーソナルコンピュータ等の住戸内ネットワークとの間で無線により高速のデジタルデータ伝送を行うための居室側インターフェースが接続されていることを特徴とする。 【0012】 また本発明の集合住宅インターホンシステムの第2の形態は、集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機及び各住戸に設置される複数の居室親機の間を制御機を介しツイストペア線を経由して接続し、集合玄関機及び居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を行う集合住宅インターホンシステムであって、集合玄関機及び制御機の間には、エントランスの映像を撮像した映像信号等のデジタルデータを周波数スペクトラム拡散した搬送波に変換してツイストペア線にアナログ信号とともに重畳するための第1デジタル信号重畳・分離器を介在させ、制御機及び居室親機の間には、ツイストペア線に重畳されている周波数スペクトラム拡散された搬送波を映像信号等のデジタルデータに変換するとともにアナログ信号と分離するための第2デジタル信号重畳・分離器を介在させ、第1デジタル信号重畳・分離器には、インターネットプロバイダ等の外部ネットワークとの間で高速のデジタルデータ伝送を行うための制御機側インターフェースが接続され、第2デジタル信号重畳・分離器には、パーソナルコンピュータ等の住戸内ネットワークとの間で電力線通信による高速のデジタルデータ伝送を行うための電力線モデムが接続されていることを特徴とする。 【0013】 さらに本発明の集合住宅インターホンシステムの第3の形態は、第2の形態において、電力線モデムは、電力線通信の周波数成分が外部へ漏洩することを遮断し、商用電源の周波数成分のみを通過させるためのフィルタを有するブレーカーが接続されていることを特徴とする。 【0014】 また本発明の集合住宅インターホンシステムの第4の形態は、第1〜3の形態において、集合玄関機側に、映像を撮像するためのカメラと、カメラにて撮像された映像をデジタルデータに変換するための映像A/D変換器とが設置され、居室親機側に、高速のデジタルデータ伝送で伝送されてくるデジタルデータをアナログデータに変換するための映像D/A変換器と、前記映像D/A変換器からのアナログ映像信号の映像を出画するためのモニタとが設置されていることを特徴とする。 【発明の効果】 【0015】 本発明の集合住宅インターホンシステムの第1の形態では、既存のインターホンシステムの動作をさせつつも無線LANにより居室内の各種端末と高速デジタルデータ伝送を行うことができる。 【0016】 本発明の集合住宅インターホンシステムの第2の形態では、既存のインターホンシステムの動作をさせつつも電力線モデムにより居室内の各種端末と高速デジタルデータ伝送を行うことができる。 【0017】 本発明の集合住宅インターホンシステムの第3の形態では、第2の形態に記載された電力線モデムの信号がブレーカーを通して居室外に流出することを防ぐため、隣家にデータが流出してプライバシーが漏洩することを防ぐとともに、隣家の電力線モデムを経由してデータが再びインターホンシステムに環流してデータ量が増大することを防ぐことができる。 【0018】 本発明の集合住宅インターホンシステムの第4の形態では、第1から第3の形態に記載された高速デジタルデータ伝送手段を用い、簡便にモニタ付インターホンシステムを構築できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下、本発明の集合住宅インターホンシステムについてその好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。 【0020】 本発明の集合住宅インターホンシステムは、図1の機器構成図に示す通り、集合住宅の共用玄関部に呼出、アナログ信号による通話を行なう集合玄関機1と、来客の映像信号を撮像する外設された集合玄関機のカメラ4と、インターネットプロバイダ等の外部ネットワークと集合住宅幹線とで高速デジタルデータ信号の伝送を行うための制御機側インターフェース5と、集合玄関機1及び制御機側インターフェース5からの既存伝送線(ツイストペア線)にデジタル化された映像信号及び高速デジタルデータ信号をアナログ信号とともに重畳する集合玄関機側の第1デジタル信号重畳・分離器3とを備えている。 【0021】 また集合住宅の共用部は、集合玄関機1及び後述する居室親機2の間で呼出、通話のアナログ信号を制御する制御機7を備え、居室には、集合玄関機1と通話するための居室親機2と、カメラ4で撮像された映像を表示する居室親機のモニタ6と、電力線モデムや無線LANアダプタ等の居室内ネットワークと集合住宅幹線とで高速デジタルデータ信号の伝送を行うための居室側インターフェース5aと、既存伝送線に重畳されたデジタル信号とアナログ信号を分離する居室親機側の第2デジタル信号重畳・分離器3aを備えている。 【0022】 さらに、カメラ4と第1デジタル信号重畳・分離器3との間にはカメラからのアナログ信号をデジタル変換する映像A/D変換器41を備え、第2デジタル信号重畳・分離器3aとモニタ6との間にはデジタル映像信号をアナログ信号に変換する映像D/A変換器61を備えている。 【0023】 電力線モデムや無線LANアダプタ等の居室内ネットワークは、居室内のパソコン等を接続するために用いられる。 【0024】 ここで、図1における各機器の接続関係を説明すると、図1において各ラインL1〜L6はすべて従来から用いられているツイストペア線で接続されている。図1においては以下の説明のためにそれぞれの機器が接続されている各ラインについて異なる符号を付すこととする。即ち、集合玄関機1と第1デジタル信号重畳・分離器3のラインの接続はL1とし、第1デジタル信号重畳・分離器3と制御機7のラインの接続はL2とする。また、制御機7と第2デジタル信号重畳・分離器3aとのラインの接続はL3、第2デジタル信号重畳・分離器3aと居室親機2とのラインの接続はL4とする。さらに、映像A/D変換器41を介したカメラ4と第1デジタル信号重畳・分離器3とのラインの接続、映像D/A変換器61を介した第2デジタル信号重畳・分離器3aとモニタ6とのラインの接続はL5とする。そして、第2デジタル信号重畳・分離器3aと居室側インターフェース5aとのラインの接続をL6とする。 【0025】 ここで、制御機7は内部にデジタルデータ信号を通過させる機能を有するフィルタを内蔵しているので、アナログデータ信号とともにデジタルデータ信号も制御機7を介して伝送することができるようになっている。 【0026】 なお、集合玄関機1、制御機7、居室親機2等は従来から集合住宅内に備えられているものであるが、その他の機器は本発明の実施のために新たに備えられたものである。 【0027】 次に図2は、図1のシステムにおいて、居室内ネットワークに電力線モデムを用い、ブレーカーにフィルタを設置した実施の形態例である。 【0028】 図2において、居室側インターフェース5aには伝送線L7により電力線モデム8が接続されており、この電力線モデム8は居室側インターフェース5aとAC100Vである家庭内電力線L8との間で高速デジタルデータ信号のやり取りを行なう。家庭内電力線L8は高速デジタルデータ信号を電力線通信により重畳している。 【0029】 居室内のパーソナルコンピュータ(PC)102は家庭内電力線L8に接続された1乃至複数の電力線(AC100V)コンセント101に接続され、居室内のどこでも接続することができる。 【0030】 また、電力線モデム8は家庭内電力線L8によりブレーカー9と接続されている。ブレーカー9は家庭内電力線L8と棟分電盤から共通部を介して各居室にAC100Vを供給する棟内電力線L9との分界点であり、過電流を監視する機能を備えている。ブレーカー9には家庭内電力線L8に重畳された高速デジタルデータ信号を棟内電力線L9に流さないように遮断するフィルタ91が備えられている。 【0031】 なお、図2においては、居室親機、モニタ、映像D/A変換器等は図1に示したものと同一のものが接続されているが、説明の便宜上図示を省略している。 【0032】 次に、本発明の集合住宅インターホンシステムにおける動作を説明する。 【0033】 呼出、通話については従来の集合住宅インターホンシステムと同様のため、ここではデジタルデータ伝送についてのみの動作説明を行なう。 【0034】 図1の集合玄関機1で呼出が発生すると、制御機7が居室親機2に呼出信号を発生させるとともに、カメラ4は映像を撮像して、映像信号を映像A/D変換器41によりデジタル信号に変換して集合玄関機側の第1デジタル信号重畳・分離器3にツイストペア線L5を介して送り、次いで第1デジタル信号重畳・分離器3で高速デジタルデータとしての映像信号を周波数スペクトラム拡散された搬送波としてツイストペア線L2にアナログ信号とともに重畳して伝送する。 【0035】 第1デジタル信号重畳・分離器3は図3に示すような構成であり、その回路構成は大きく分けて、高速デジタルデータ伝送処理部、高速デジタルデータ混合分離部、電源部からなっている。このうち高速デジタルデータ伝送処理部は、デジタル変換された映像信号の入出力処理を行うデジタル信号入出力処理部10、映像信号を周波数スペクトラム拡散信号に変復調する周波数スペクトラム拡散変復調器11、周波数スペクトラム拡散信号を増幅する増幅器12、アナログのデータ信号と音声信号の帯域と周波数スペクトラム拡散信号の帯域に対してインピーダンス整合を行う整合器13、デジタルデータ信号を分離するハイパスフィルタ15、ハイパスフィルタからの信号を増幅する前置増幅器16からなり、高速デジタルデータ混合分離部は、アナログのデータ信号と音声信号及びデジタルの周波数スペクトラム拡散信号を混合、分離する方向性結合器14、集合玄関機や居室親機のインターホン側から、あるいはインターホン側へのアナログ信号を通過させるローパスフィルタ17からなっている。また電源部は、ツイストペア線に重畳される直流電圧から動作電源を生成する電源18から構成されている。 【0036】 このような構成の第1デジタル信号重畳・分離器3において、まずカメラ4で撮像され、映像A/D変換器41によりアナログ信号からデジタル信号に変換されたデジタルデータ信号(映像信号)はL5のラインでデジタル入出力処理部10に入力され、周波数スペクトラム拡散変復調器11で周波数スペクトラム拡散信号に変調された後増幅器12により増幅され、整合器13を介して方向性結合器14に達する。一方、この周波数スペクトラム拡散変調されたデジタル信号は、インターホン側の集合玄関機1からL1のラインによりローパスフィルタ17に入力されたアナログ信号と混合された後に重畳されて幹線側のL2のラインから出力される。 【0037】 居室親機側の第2デジタル信号重畳・分離器3aはツイストペア線に重畳されたデジタル化された映像信号を分離し、このデジタル化された映像信号は周波数スペクトラム拡散信号を復調して居室親機のモニタ6に送信することによって表示される。 【0038】 即ち、居室親機側の第2デジタル信号重畳・分離器3aは基本的に前述した集合玄関機側の第1デジタル信号重畳・分離器3と同様の回路構成を有しており、その動作は図3に示すように、ツイストペア線上で重畳されて伝送されてきたアナログ信号とデジタル信号が幹線側のL3のラインから方向性結合器14に入力されてアナログ信号とデジタル信号が分離され、デジタル信号はハイパスフィルタ15を通過して前置増幅器16により増幅され、周波数スペクトラム拡散変復調器11により復調されてデジタル信号入出力処理部10からL5のラインを通って出力される。この後映像D/A変換器61によりデジタル信号からアナログ信号に変換されモニタ6により表示される。 【0039】 一方、方向性結合器14により分離されたアナログ信号は、ローパスフィルタ17に入力され、L4のラインによりインターホン側である居室親機2へ出力される。 【0040】 そして、音声信号やデータ信号のアナログ信号が居室親機2に到達して居室親機2が応答すると、制御機7が集合玄関機1と居室親機2の間の通話路を確立させる。 【0041】 また、インターネット等の外部ネットワークから制御機側インターフェース5、ラインL5を介して送信される汎用データも第1デジタル信号重畳・分離器3を介して幹線側のL2のラインから出力される。 【0042】 この汎用データも上記映像信号と同様に、制御機7、幹線側のL3のラインから第2デジタル信号重畳・分離器3aまで送信され、その後、伝送線L6、居室側インターフェース5a、電力線モデム8を経由してAC100Vである家庭内電力線L8へ高速デジタルデータ信号として伝送される。居室内のパーソナルコンピュータ102は電力線L8に接続されたAC100Vのコンセント101から信号を受信し、インターネット等の外部ネットワークとの通信が可能になる。 【0043】 もちろん、逆のルートのデータ通信でも同様の効果を奏する。 【0044】 また、もしブレーカー9がデータ信号を通過できる構造になっている場合には、インターネット等の外部ネットワークから制御機側インターフェース5、伝送線L5、第1デジタル信号重畳・分離器3、伝送線L2、制御機7、伝送線L3、第2デジタル信号重畳・分離器3a、伝送線L6、居室側インターフェース5a、電力線モデム8、AC100Vである家庭内電力線L8を介して送信される汎用データはブレーカー9を通って棟内電力線L9に流れ出し、他の世帯のブレーカー9、家庭内電力線L8、電力線モデム8、居室側インターフェース5a、伝送線L6、第2デジタル信号重畳・分離器3a、伝送線L3、制御機7、伝送線L2、第1デジタル信号重畳・分離器3、伝送線L5、制御機側インターフェース5を介してインターネット等の外部ネットワークに環流し、トラフィックが増大する。この環流するトラフィックは棟内の居室数だけ発生するので、例えば1棟100居室の集合住宅であれば、インターネット等の外部ネットワークからの汎用データは数百倍以上になって当該外部ネットワークに環流する。 【0045】 これを防ぐため、ブレーカー9にフィルタ91を備えてデータ通信を遮断することにより、伝送線L2、L3のデータ輻輳を防ぐことができる。 【0046】 なお、本実施の形態では居室内の通信手段として電力線モデム8を接続していたが、これに限らず、インターネットやコンピューター等のデジタル信号を送受信する無線LANアダプタを接続してもよい。また、伝送線L1、L4の信号は、伝送線L5、L6に比べて周波数の低いデジタル信号でもよい。 【図面の簡単な説明】 【0047】 【図1】本発明の集合住宅インターホンシステムの機器構成を表す図である。 【図2】本発明の集合住宅インターホンシステムの電力線モデムと棟内電力線の関係を表す図である。 【図3】本発明の集合住宅インターホンシステムのデジタル信号重畳・分離器のブロック図である。 【符号の説明】 【0048】 1 集合玄関機 2 居室親機 3 第1デジタル信号重畳・分離器 3a 第2デジタル信号重畳・分離器 4 カメラ 5 制御機側インターフェース 5a 居室側インターフェース 6 モニタ 7 制御機 8 電力線モデム 9 ブレーカー 41 映像A/D変換器 61 映像D/A変換器 91 フィルタ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000100908 【氏名又は名称】アイホン株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月31日(2006.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077584 【弁理士】 【氏名又は名称】守谷 一雄
【識別番号】100106699 【弁理士】 【氏名又は名称】渡部 弘道
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| 【公開番号】 |
特開2008−61005(P2008−61005A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−236781(P2006−236781) |
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