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【発明の名称】 カメラ付玄関子機
【発明者】 【氏名】松井 宏

【氏名】加藤 哲章

【氏名】後藤 之久

【要約】 【課題】カメラ付玄関子機のカメラに入射する直接光を軽減することにより、テレビインターホン装置の映像を良好にすることを可能にするカメラ付玄関子機を提供する。

【構成】来訪者が居住者を呼び出すための呼出ボタン、来訪者を撮像するためのカメラ、居住者と通話を行うための通話部を有するカメラ付玄関子機であって、カメラ付玄関子機は、取付台に固定して設置するものであって、カメラ付玄関子機と取付台との間にある四方の間隙のうち上部および左右の一部の間隙に太陽の直接光がカメラに入射しにくいように略コの字状であるとともに幅がカメラ付玄関子機の幅よりも大きい直接光回避プレートを圧入して固定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
来訪者が居住者を呼び出すための呼出ボタン(11)、前記来訪者を撮像するためのカメラ(14)、居住者と通話を行うための通話部(12、13)を有するカメラ付玄関子機(1)であって、
前記カメラ付玄関子機は、取付台(2)に固定して設置し前記カメラ付玄関子機と前記取付台との間にある間隙(T1、T2)のうち上部および左右の一部の間隙(T1)に太陽の直接光が前記カメラに入射しにくいように略コの字状であるとともに幅がカメラ付玄関子機の幅よりも大きい直接光回避プレート(3)を圧入して固定することを特徴とするカメラ付玄関子機。
【請求項2】
前記直接光回避プレートの上面のうち間隙に挟み込まれる箇所以外に、ゴム製のパッキン(32)を貼付することにより雨による雑音を吸収させることを特徴とする請求項1記載のカメラ付玄関子機。
【請求項3】
前記直接光回避プレートは、前記間隙に取り付けたときにカメラ付玄関子機から突き出た庇の長さを調整可能にするためのスリット(34)を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のカメラ付玄関子機。
【請求項4】
前記直接光回避プレートは、間隙に挟み込まれる箇所に少なくとも一つ孔(33)を有し、前記取付台には前記孔に嵌合する突起(21)を備えることにより前記直接光回避プレートを抜けにくくしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のカメラ付玄関子機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明はカメラ付玄関子機に係り、特にカメラ付玄関子機のカメラに入射する直接光を軽減することにより、テレビインターホン装置の映像を良好にすることを可能にするカメラ付玄関子機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のカメラ付玄関子機は、夜間時に照射される赤外光がカメラカバーに反射して、その反射光がカメラに入射するのを防ぐためのリブを有するものであった。
【先行技術文献1】
【0003】
特許2071025号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来例のカメラ付玄関子機においては、カメラ付玄関子機の設置環境や時間帯によってカメラに太陽光が入射してしまい、呼出時やモニタ時における映像が確認しづらくなってしまう虞があった。
また、カメラ付玄関子機の設置状況は利用者により様々であるため設置後に対策をしたくても容易に行えるものではなかった。
本発明は、上述の難点を解消するためになされたもので、設置状況に応じて容易にカメラに入射する太陽光を軽減することを可能にしたカメラ付玄関子機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成するため、本発明のカメラ付玄関子機は、来訪者が居住者を呼び出すための呼出ボタン、来訪者を撮像するためのカメラ、居住者と通話を行うための通話部を有するカメラ付玄関子機であって、カメラ付玄関子機は、取付台に固定して設置するものであって、カメラ付玄関子機と取付台との間にある間隙のうち上部および左右の一部の間隙に太陽の直接光がカメラに入射しにくいように略コの字状であるとともに幅がカメラ付玄関子機の幅よりも大きい直接光回避プレートを圧入して固定することを特徴とする。
また、直接光回避プレートの上面のうち間隙に挟み込まれる箇所以外に、ゴム製のパッキンを貼付することにより雨による雑音を吸収させることを特徴とする。
また、直接光回避プレートは、間隙に取り付けたときにカメラ付玄関子機から突き出た庇の長さを調整可能にするためのスリットを備えたことを特徴とする。
また、直接光回避プレートは、間隙に挟み込まれる箇所に少なくとも一つ孔を有し、取付台には孔に嵌合する突起を備えることにより直接光回避プレートを抜けにくくしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の請求項1のカメラ付玄関子機によれば、カメラ付玄関子機と取付台の間隙に圧入するのみで直接光回避プレートを取り付けることができるので設置状況に応じて後日の取り付けも可能としている。また、略コの字形状にして挟み込みことにより直接光回避プレートの左右部分が開こうとする力が発生するので簡単には外れない。
請求項2のカメラ付玄関子機によれば、ゴム製のパッキンが貼付されているので雨の音を吸収することができ、来訪者と居住者が通話している時でも雨が直接光回避プレートにあたる音がカメラ付玄関子機のマイクで拾われることがなくなり良好な通話を実現することができる。
請求項3のカメラ付玄関子機によれば、設置環境に応じて長さを調節することができるので様々な状況に対応可能となる。
請求項4のカメラ付玄関子機によれば、取付時に孔が突起に嵌まり込むのでより固定を強固にすることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明のカメラ付玄関子機を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
【0008】
図1は、本発明の実施例によるカメラ付玄関子機の斜視図であり、図2の分解斜視図である。図1及び図2に示すように、来訪者が居住者を呼び出すための呼出ボタン11、居住者と通話を行うためのマイク12、スピーカ13、来訪者を撮像するためのカメラ14を有するカメラ付玄関子機1と、カメラ付玄関子機を取り付けて壁面等に固定するための取付台2と、太陽の直接光がカメラ14に入射しにくいように略コの字状であるとともに幅がカメラ付玄関子機1の幅よりも大きい直接光回避プレート3とから構成されており、カメラ付玄関子機1は取付台2にネジ4で取り付けられる。
また、取付台2には後述する直接光回避プレート3の孔33を嵌合するための突起21を有し(図4参照)、直接光回避プレート3はプラスチック部材からなるプレート部31と雨の音を吸収するゴム製のパッキン32とが貼付されて構成されている(図3参照)。さらに直接光回避プレート3は長さを調整するためのスリット34(図5参照)を有し、スリットに従って切ることにより短く調整することができるようになっている。
【0009】
このように構成されたカメラ付玄関子機について以下、組み立てについて詳述する。
図5に示すカメラ付玄関子機1の断面図に示すようにカメラ付玄関子機1と取付台2との間には間隙T1、T2がある。このうち上部および左右の一部の間隙T1に直接光回避プレート3を圧入して固定する。このとき、直接光回避プレート3は上面のうち間隙に挟み込まれる箇所以外にゴム製のパッキン32を貼付するように構成し、間隙T1に圧入しやすくしている。
また、直接光回避プレート3の孔33が、取付台2の突起21に嵌まり込むので位置決めの効果を有するとともに容易に外れることがない。
このように設置環境に応じて容易に直接光回避プレート3を取り付けることができるので明瞭な映像を得ることができる。
【0010】
また、このカメラ付玄関子機1のカメラ11、マイク12の近くに直接光回避プレート3の庇部分が突出しているので、カメラカバー141に水滴がつくことがなく雨の日でも良好な映像を得ることができるし、マイク孔に雨が入りにくくなるのでハウリングしにくくなるので良好な通話を行うことができる。
さらにカメラカバー141に水滴がつくことが少ないので、カメラカバー141が雨により冷却されにくくなるのでカメラカバー141の結露を防止することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明のカメラ付玄関子機の斜視図である。
【図2】本発明のカメラ付玄関子機の分解斜視図である。
【図3】本発明のカメラ付玄関子機の側面図である。
【図4】本発明のカメラ付玄関子機の取付台の斜視図である。
【図5】本発明のカメラ付玄関子機の直接光回避プレートの斜視図である。
【図6】本発明のカメラ付玄関子機の図2におけるA-A断面図である。
【符号の説明】
【0012】
カメラ付玄関子機・・・1
呼出ボタン・・・11
通話部・・・12、13
取付台・・・2
突起・・・21
直接光回避プレート・・・3
パッキン・・・32
孔・・・33
スリット・・・34
間隙・・・T1、T2
【出願人】 【識別番号】000100908
【氏名又は名称】アイホン株式会社
【出願日】 平成18年8月31日(2006.8.31)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−60908(P2008−60908A)
【公開日】 平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願番号】 特願2006−235399(P2006−235399)