| 【発明の名称】 |
インターホン親機の露出ボックス |
| 【発明者】 |
【氏名】宮本 翔平
【氏名】服部 彰浩
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| 【要約】 |
【課題】ハンドセットを持たないハンズフリーインターホン親機に対応した形状でありながら、ハンドセットを備えたハンズフリーインターホン親機であっても対応できるインターホン親機の露出ボックスを提供する。
【構成】ハンドセット3を取り付ける際に使用されるハンドセット支持部材4をニッパカットにより分離可能に露出ボックス2の左右内側のハンドセット支持部材形成空間10に一体形成すると共に、露出ボックス2の側面にハンドセット支持部材4を係止する係止凹部を設けた。ハンドセット支持部材4は、一端にハンドセット支持面を有すると共に、他端に係止凹部に係止して連結する連結部を備え、連結部を後方から係止凹部に圧入操作することで、連結部が係止凹部周囲を挟持し、ハンドセット支持部材4は露出ボックス2に連結される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハンドセットを取付可能な埋込型ハンズフリーインターホン親機を露出施工するためのインターホン親機の露出ボックスであって、 ハンドセットを取り付ける際に使用されるハンドセット支持部材をニッパカットにより分離可能に前記露出ボックスの内側に一体形成すると共に、前記露出ボックスの側面に分離された前記ハンドセット支持部材を係止する係止凹部を設けたことを特徴とするインターホン親機の露出ボックス。 【請求項2】 前記ハンドセット支持部材は、一端にハンドセット支持面を有すると共に他端に前記係止凹部に係止して連結する連結部を有し、前記連結部は前記係止凹部の周囲縁部を挟持する挟持片を備え、前記連結部を後方から前記係止凹部に係止操作することで前記挟持片が前記係止凹部周縁部を挟持して連結されることを特徴とする請求項1記載のインターホン親機の露出ボックス。 【請求項3】 前記係止凹部は前記露出ボックスの背部に形成され、ニッパカット可能な閉塞部材により閉塞されてなり、ハンドセットを取り付ける際に前記閉塞部材を切り取ることで使用可能となることを特徴とする請求項1又は2記載のインターホン親機の露出ボックス。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、背部が壁面に埋め込まれて設置される埋込型インターホン親機を、埋め込まずに露出施工するために使用する露出ボックスに関し、特にハンドセットを取付可能なハンズフリーインターホン親機の露出ボックスに関する。 【背景技術】 【0002】 玄関に設置したインターホン子機との間で通話を可能とするインターホン親機において、設置する壁面からの突出量を小さくするために背部が壁面に埋め込まれる構成のインターホン親機がある。ところが、このような埋込型インターホン親機を埋設せずに設置しなければならない場合があり、そのような時は露出施工するための専用の箱を使用して、この箱(露出ボックス)にインターホン親機を収容して壁面に設置される。 このような露出ボックスとして、特許文献1に記載されたものがある。これは、埋込型のハンズフリーインターホン親機を露出施工するための露出ボックスであり、ハンドセットを取り付けた形態にも対応でき、双方の構成のインターホン親機を露出施工することができた。 【0003】 【特許文献1】特開2005−204051号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上記特許文献1に示す従来のハンズフリーインターホン親機の露出ボックスは、ハンドセット部を備えたインターホン親機に対しては、ハンドセットのフックオフ操作時の壁方向の力を露出ボックス筐体で支える構成であり、露出ボックスの筐体サイズがインターホン親機よりも遙かに大きいものとなっていた。そのため、広い設置場所が必要となり、住戸によっては施工できない箇所もあったし、ハンドセットを持たないハンズフリーインターホン親機に対しても露出施工する場合は同一の露出ボックスが使用されるため、無意味に大きな形状となっていた。 【0005】 そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、ハンドセットを持たないハンズフリーインターホン親機に対応した形状でありながら、ハンドセットを備えたハンズフリーインターホン親機であっても対応できるインターホン親機の露出ボックスを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決する為に、請求項1に記載の発明は、ハンドセットを取付可能な埋込型ハンズフリーインターホン親機を露出施工するためのインターホン親機の露出ボックスであって、ハンドセットを取り付ける際に使用されるハンドセット支持部材をニッパカットにより分離可能に露出ボックスの内側に一体形成すると共に、露出ボックスの側面に分離されたハンドセット支持部材を係止する係止凹部を設けたことを特徴とする。 この構成によれば、必要に応じてハンドセット支持部材を分離し、取り出して使用することができるので、ハンドセットの有無に拘わらず双方の埋込型ハンズフリーインターホン親機に対して使用することができる。そして、ハンドセット支持部材は必要な時に露出ボックスに外付けする構成であるため、露出ボックス自体はハンズフリーインターホン親機とほぼ同一の筐体サイズにできる。 また、ハンドセット支持部材は露出ボックス内部に形成されるので、インターホン親機を収容した状態では隠蔽して見えないようにでき、美観を損なうことがない。 【0007】 請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、ハンドセット支持部材は、一端にハンドセット支持面を有すると共に他端に係止凹部に係止して連結する連結部を有し、連結部は係止凹部の周囲縁部を挟持する挟持片を備え、連結部を後方から係止凹部に係止操作することで挟持片が係止凹部周縁部を挟持して連結されることを特徴とする。 この構成によれば、圧入操作等により連結させることができ、ねじ等の連結手段を使用せずに連結することが可能となる。 【0008】 請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、係止凹部は露出ボックスの背部に形成され、ニッパカット可能な閉塞部材により閉塞されてなり、ハンドセットを取り付ける際に閉塞部材を切り取ることで使用可能となることを特徴とする。 この構成によれば、ハンドセットを持たないインターホン親機に対して使用する場合は閉塞部材を切り取る必要が無く、係止凹部が露出する形態であっても外部から見え難く構成でき、係止凹部により外観を損なうようなことがない。 【発明の効果】 【0009】 本発明によれば、必要に応じてハンドセット支持部材を分離し、取り出して使用することができるので、ハンドセットの有無に拘わらず双方の埋込型ハンズフリーインターホン親機に対して使用することができる。そして、ハンドセット支持部材は必要な時に露出ボックスに外付けする構成であるため、露出ボックス自体はハンズフリーインターホン親機とほぼ同一の筐体サイズにできる。 また、ハンドセット支持部材は露出ボックス内部に形成されるので、インターホン親機を収容した状態では隠蔽して見えないようにでき、美観を損なうことがない。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1、図2は、本発明に係るインターホン親機の露出ボックスを示す斜視図であり、図1は埋込型ハンズフリーインターホン親機1とこの親機1を収容する露出ボックス2を示し、図2は図1の埋込型ハンズフリーインターホン親機にハンドセット3を取り付けた形態とこの構成の親機1を収容する露出ボックス2の形態を示している。そして、4はハンドセット3を支持するハンドセット支持部材であり、図2に示すようにハンドセット3を取り付けたインターホン親機を収容する場合、図1に示す部位に一体に形成されているハンドセット支持部材4が取り外されて、露出ボックス2の外部に取り付けられる構成となっている。 従って、図2に示す空間10は、ハンドセット支持部材4が配置されていたハンドセット支持部材形成空間である。 【0011】 埋込型ハンズフリーインターホン親機(以下、単にインターホン親機とする)1は、図1に示すように、前面にタッチパネルから成る操作部を兼ねたモニタ5、通話ボタン6、マイク7、スピーカ8を備え、居住者が通話ボタン6を操作することで、図示しないインターホン子機との間で通話が可能に構成され、背部には、電子部品を組み付けた基板等(図示せず)を収容し、施工時に壁面に設けた穴に埋設される埋設部9が形成されている。 また図2に示すように、このインターホン親機2はハンドセット3を取り付けでき、この場合ハンズフリーによる応答とハンドセットを使用する応答の双方の応答操作が可能となっている。 【0012】 露出ボックス2は、インターホン親機1の埋設部9を収容する開口部11が前面に形成され、埋設部9を収容する十分な広さを有し、開口部11の内底部(背面)12にはインターホン親機1に接続する配線を挿通するための挿通孔13が設けられている。また、外形はインターホン親機1とほぼ同一寸法で形成され、インターホン親機1を収容した際に外辺部の一部を除き前方から露出ボックス2は視認できないよう構成されている。 そして、露出ボックス2の側面を形成する開口部11周囲の各枠体14は、肉厚に形成され(但し、枠体内部は後方から開口形成されて空洞に形成されている。)、そのうちの左右側面を形成する左右の枠体14には、ハンドセット支持部材4が図1に示すように一体に形成されている。 【0013】 ハンドセット支持部材4は、左右の枠体14の中央に前面から背面12にかけて配置され、枠体14に埋め込まれるように枠体14の厚みを利用して形成され、枠体14の開口部形成面である内壁14aを切り欠くように形成されている。そして、ハンドセット支持部材4は、適宜部位がニッパにより切断可能な細径の連結片16で枠体14及び背面12に連結されている。 【0014】 図3、図4(a)はインターホン親機1にハンドセット3を取り付けて、露出ボックス2に収容した状態を示し、図3はハンドセット方向から見た斜視図、図4(a)は背面方向から見た斜視図を示している。この図に示すように、ハンドセット3は、インターホン親機1のケースの左側部にハンドセット3のフック部でもあるハンドセット保持部18をネジ止め等で取り付け、そのハンドセット保持部18にハンドセット3を掛け、信号線19を双方に接続して構成されている。 そして、露出ボックス2に取り付けられた一対のハンドセット支持部材4は、ハンドセット保持部18の背部に当接し、ハンドセットフックオフ時に後方へ加わる応力を受け止めるよう構成されている。 【0015】 図5(a)はハンドセット支持部材4を取り外した状態の露出ボックス2の背面方向斜視図を示している。この図に示すように、露出ボックス2の左側面(図5においては右側側部)の背部には、ハンドセット支持部材4を取り付けるためのコ字状に切り欠いた一対の係止凹部20が設けられ、この係止凹部20の上下端部に近接した枠体14の外壁14bと内壁14aの間にはハンドセット支持部材4を挟持するための切り欠き溝21が形成され、挿入されたハンドセット支持部材4を挟持するよう構成されている。 【0016】 一方、ハンドセット支持部材4は、図6の斜視図に示すような形状を成し、一端にハンドセット保持部18の背面に当接するハンドセット支持面24を有し、他端に露出ボックス2に取り付けるための連結部25を備え、全体は略L字状に形成されている。 連結部25は、露出ボックス2の係止凹部20に係合する係合部25aと、係合部25aの上下に突出形成されて係止凹部20の上下端部を挟持する挟持部25bとで構成され、挟持部25bは、枠体14内に収容されて露出ボックス2の切り欠き溝21に挟持される収容片26と、この収容片26に対向配置されて係止凹部20端部の外壁14bを挟持すると共に、係止凹部20を隠蔽するための対向片27で構成されている。 【0017】 尚、図6に示している複数の突起29は上述した連結片16の形成部でもあり、突起29の先端が露出ボックス成形時に露出ボックス2に連結され、一体に形成される。そして、これら連結片16をニッパカットすることで分離され、このようなハンドセット支持部材4が取り出される。尚、この突起29は、図示する形で残しておいても良いが、全て綺麗にカットして、平坦にしても良い。 【0018】 こうして形成された、露出ボックスは次のように施工される。ハンドセット3を持たないインターホン親機2を施工する際は、ハンドセット支持部材4を取り外す事無く、インターホン親機1を収容して、壁面に設置される。具体的には、先ず壁面に露出ボックス2がネジ止めされ、その後露出ボックス2にインターホン親機1がネジ止めされる(詳述せず)。 【0019】 一方、ハンドセット3を備えたインターホン親機1を施工する場合は、先ず露出ボックス2からハンドセット支持部材4をニッパカットして取り外し、露出ボックス2の上述する所定部位に取り付ける。取り付けは、ハンドセット支持部材4の連結部25を、露出ボックス2後方から係止凹部20にスライド操作して圧入することで、双方は連結される。 【0020】 この連結形態を図4(b)のA部拡大図、図5(b)のB部拡大図を基に具体的に説明する。圧入操作により、挟持部25bを構成する収容片26と対向片27が係止凹部20の端部を挟持すると共に、収容片26が切り欠き溝21に挿入されて枠体14に挟持される。こうして、互いに挟持して密着するように連結され、ハンドセットフックオフ時に加わる壁方向の力を支えることが可能となる。 【0021】 連結後は露出ボックス2の背面とハンドセット支持部材4の後端部が同一面になり、露出ボックス2の施工をハンドセット支持部材4が妨げるようなことがない。また、ハンドセット支持部材4のハンドセット支持面24は、露出ボックス2の前面と同一面を形成するよう配置され、取り付けられたハンドセット保持部18の背部に当接する。 【0022】 このように、必要に応じてハンドセット支持部材を分離し、取り出して使用することができるので、ハンドセットの有無に拘わらず双方の埋込型ハンズフリーインターホン親機に対して使用することができる。そして、ハンドセット支持部材は必要な時に露出ボックスに外付けする構成であるため、露出ボックス自体はハンズフリーインターホン親機とほぼ同一の筐体サイズにできる。 また、ハンドセット支持部材は露出ボックス内部に形成されるので、インターホン親機を収容した状態では隠蔽されて見えなくなるので、美観を損なうことがない。 更に、ハンドセット支持部材は圧入操作のみで連結させることができ、ねじ等の連結手段を使用せずに連結することができる。 【0023】 尚、上記実施形態では、ハンドセット3のないインターホン親機1を施工する際には、係止凹部20が施工後露出する構成となっているが、上記図5(b)に対応する図7の要部拡大図に示すように、係止凹部20もハンドセット支持部材4と同様に、ニッパカット可能な連結片16で枠体外壁14bに連結された閉塞部材30で閉塞して形成しても良い。こうすれば、ハンドセットを持たないインターホン親機に対して使用する場合は閉塞部材を切り取る必要が無く、係止凹部が露出する形態であっても外部から見え難く構成でき、係止凹部により外観が損なわれるようなことがない。 また、ハンドセット支持部材4は、左右側部の中央に夫々形成されているが、他の部位に形成しても良いし、露出ボックス2の背部に係止凹部20を設けて連結しているが、露出ボックス2の前面に係止凹部を設けて前方からハンドセット支持部材を圧入して取り付けても良い。 【図面の簡単な説明】 【0024】 【図1】本発明に係るインターホン親機の露出ボックスの実施形態の一例を示し、ハンズフリーインターホン親機と露出ボックスの斜視図である。 【図2】図1のインターホン親機にハンドセットを取り付け、露出ボックスにはハンドセット支持部材を取り付けた斜視図である。 【図3】図2のインターホン親機を収容した状態のハンドセット方向から見た斜視図である。 【図4】(a)は図3の背面図、(b)A部拡大図である。 【図5】(a)はハンドセット支持部材を取り外した状態の露出ボックス単体の背面図、(b)はB部拡大図である。 【図6】ハンドセット支持部材の斜視図である。 【図7】露出ボックスの他の形状を示す要部拡大図である。 【符号の説明】 【0025】 1・・インターホン親機、2・・露出ボックス、3・・ハンドセット、4・・ハンドセット支持部材、9・・埋設部、14・・枠体、16・・連結片、20・・係止凹部、24・・ハンドセット支持面、25・・連結部、25b・・挟持部、30・・閉塞部材。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000100908 【氏名又は名称】アイホン株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月30日(2006.8.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078721 【弁理士】 【氏名又は名称】石田 喜樹
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| 【公開番号】 |
特開2008−60821(P2008−60821A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−234111(P2006−234111) |
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