| 【発明の名称】 |
レイヤ2終端装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】長谷川 雄三
【氏名】伊藤 秋人
【氏名】雲田 竜夫
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| 【要約】 |
【課題】複数の加入者端末に同一のTEIを割当てた状態で通信を行うことが出来るレイヤ2終端装置を提供する。
【構成】ISDNデジタル交換機システムでレイヤ2の信号転送処理を行うレイヤ2終端装置であって、ISDNデジタル交換機システムが加入者端末に割り当てるシステムTEIとそのシステムTEIに対応する終端TEIを含むTEI管理テーブルと、 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ISDNデジタル交換機システムでレイヤ2の信号転送処理を行うレイヤ2終端装置であって、 前記ISDNデジタル交換機システムが加入者端末に割り当てるシステムTEIと前記システムTEIに対応する終端TEIを含むTEI管理テーブルと、 着信呼と発信呼の各々について前記TEI管理テーブルに基づくTEIについての変換処理を行うTEI変換手段と、を含むことを特徴とするレイヤ2終端装置。 【請求項2】 TEI非自動設定端末である加入者端末から送出されたTEI情報に基づいて前記TEI管理テーブルを更新する更新手段を有することを特徴とする請求項1記載のレイヤ2終端装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ISDN交換機システムでレイヤ2の信号転送処理を行うレイヤ2終端装置に関する。 【背景技術】 【0002】 特開平5−207013号公報、特開平5−207014号公報には、回線を使用するときに加入者端末とレイヤ2終端装置を集積スイッチにより接続する装置の記載がある。この装置では、加入者端末と空いているレイヤ2終端装置を集積スイッチにより接続し、接続した加入者端末に割り当てた端末終端点識別子(以下、「TEI」という。)をレイヤ2終端装置へ登録して通信を行う。通信の完了時には、レイヤ2終端装置へ登録したTEIを削除して、加入者端末とレイヤ2終端装置を接続している集積スイッチを開放する。 【特許文献1】特開平5−207013号公報 【特許文献2】特開平5−207014号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記の装置においては、加入者端末の各々に割り当てたTEIを基に加入者端末の各々を識別しているため、加入者端末の各々に異なるTEIを割り当てる必要がある。それ故、加入者端末にTEIを割り当てるときに、複数の加入者端末に同一のTEIが割り当てられると、割り当てられたTEIを解除して再度TEIを割り当てる必要が生じる。また、複数の加入者端末に同一のTEIが割り当てられないようにするためには、TEIの使用状況を管理し、加入者端末の各々に異なるTEIが割り当てられるようにしなければならない。加入者端末に割り当てられているTEIと、まだ加入者端末に割り当てられていないTEIを区別できるようにしておき、TEIを割り当てる際には、まだ加入者端末に割り当てられていないTEIの中から新たに加入者端末に割り当てるTEIを選ぶ必要がある。更に、加入者端末へ割り当ることの出来るTEIを確保するためには、以前に割り当てたTEIが現在も使用されているか確認し、使用されていないTEIを加入者端末へ割り当て可能なTEIとして管理する必要もある。 【0004】 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、複数の加入者端末に同一のTEIを割り当てた状態で通信を行うことが出来るレイヤ2終端装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明によるレイヤ2終端装置は、ISDNデジタル交換機システムが加入者端末に割り当てるシステムTEIとそのシステムTEIに対応する終端TEIを含むTEI管理テーブルと、着信呼と発信呼の各々についてTEI管理テーブルに基づくTEIについての変換処理を行うTEI変換手段と、を含むことを特徴とする。 【発明を実施するための形態】 【0006】 以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 【0007】 図1は、本発明に係るレイヤ2終端装置を用いたISDN交換機システムの実施例を示す図である。ISDNデジタル交換機1は、デジタル回線接続装置3(DSU)を介して加入者端末2と接続している。加入者端末としては、例えば、電話機、FAX、PC等がある。ISDNデジタル交換機1には、ISDNのレイヤ2に関する信号転送処理を行うレイヤ2終端装置4が含まれている。レイヤ2終端装置4は、デジタル回線接続装置3とレイヤ2終端装置4との接続を行う中継網インターフェース41と、TEIについての変換処理を行うTEI変換回路42と、レイヤ2の信号転送処理を行うレイヤ2終端回路43から構成されている。 【0008】 TEI変換回路42は、ISDNデジタル交換機システムが加入者端末に割り当てたシステムTEIとそのシステムTEIに対応した終端TEIからなるTEI管理テーブル421と、TEI管理テーブルに基づくTEIについての変換処理を行うTEI変換手段422と、TEI管理テーブルを更新する更新手段423から構成されている。図2に、TEI管理テーブル421の例を示す。TEI管理テーブル421には、ISDNデジタル交換機システムにおいて割り当てられるTEI、すなわちシステムTEIと、終端回路において端末毎に割り当てられるTEI、すなわち終端TEIの2つの項目がある。ISDNレイヤ2の規格により、加入者端末のTEIは「0」から「126」までの値をとることが出来る。TEI管理テーブル421のシステムTEIの項目には、同じ行の終端TEIに対応する加入者端末のシステムTEIが登録される。TEI管理テーブル421でシステムTEIとして「127」が割り当てられているものは、該当する加入者端末がないことを意味している。TEI変換手段422は、加入者端末2からレイヤ2終端回路43を経てISDNデジタル交換機1へ至る発信呼とISDNデジタル交換機1からレイヤ2終端回路43を経て加入者端末2へ至る着信呼の各々について、TEI管理テーブル421に基づくTEIについての変換処理を行う。加入者端末2からレイヤ2終端回路43を経てISDNデジタル交換機1へ至る発信呼について、TEI変換手段422は、システムTEIから該当する終端TEIへ変換を行う。また、ISDNデジタル交換機1からレイヤ2終端回路43を経て加入者端末2へ至る着信呼については、終端TEIから該当するシステムTEIへ変換を行う。 【0009】 ISDNデジタル交換機1に接続される加入者端末2には、TEIの割り当て方により区別されるTEI自動設定端末とTEI非自動設定端末の2種類の加入者端末がある。TEI自動設定端末は、加入者端末に割り当てられるTEIをISDNデジタル交換機システムに要求し、ISDNデジタル交換機システムから通知されたTEIを加入者端末のTEIとする。TEI非自動設定端末は、予め加入者端末にTEIの値が設定されており、そのTEIを用いて発信呼の送出及び着信呼の受信を行う。ISDNレイヤ2の規格により、TEI非自動設定端末はTEIとして「0」から「63」の値が、TEI自動設定端末はTEIとして「64」から「126」の値が割り当てられている。 【0010】 以下において、ISDNデジタル交換機1に接続している加入者端末2がTEI自動設定端末である場合の動作を説明する。 【0011】 図3は、TEI変換回路42が、TEI自動設定端末である加入者端末2に、ISDNデジタル交換機システムから割り当てられたTEIを、TEI管理テーブルに登録する動作を示している。加入者端末2からISDNデジタル交換機システムへTEIの割り当て要求があると(ステップ301)、TEI変換回路42は、ISDNデジタル交換機システムから加入者端末2へTEIの通知があるまで待つ(ステップ302)。TEIの通知があると、TEI変換回路42は、そのTEIの値をTEI管理テーブル421へ登録する(ステップ303)。 【0012】 図4は、ISDNデジタル交換機1に接続している加入者端末Aと加入者端末Bの両方にTEIとして「64」が割り当てられたときの動作を説明する図である。また、そのときのTEI管理テーブル421の内容を図5に示す。加入者端末AのシステムTEI「64」に対応する終端TEIとして「96」が、加入者端末BのシステムTEI「64」に対応する終端TEIとして「97」が割り当てられている。 【0013】 図4において、加入者端末AからISDNデジタル交換機1に向けて送出された呼は、デジタル回線接続装置3及び中継網インターフェース41を通過して、TEI変換回路42に到達する。加入者端末AからISDNデジタル交換機1に向けた呼のTEIの値は、加入者端末Aから送出された時点では加入者端末Aに割り当てられたシステムTEIの値「64」である。TEI変換回路42は、呼を受信すると、まず、呼の発呼元の加入者端末の判別を行う。受信した呼が時分割多重されている場合は、受信タイミングによって加入者端末を判別する。受信した呼が時分割多重されていない場合は、受信した呼の情報を基に加入者端末を判別する。ここで、呼の発呼元の加入者端末が加入者端末Aであると判別されたとする。加入者端末を判別した後、TEI変換回路42は、受信した呼のTEIについての変換処理を行う。TEI管理テーブル421を基に、送出された呼のTEIの値を、加入者端末Aに割り当てられたシステムTEIの値「64」から対応する終端TEIの値「96」へ変換する。このようにして、加入者端末Aから送出された呼は、TEI変換回路42を通過するときにTEIの値が「96」に変換されて、レイヤ2終端回路43に到達する。 【0014】 一方、ISDNデジタル交換機1から加入者端末Aへ向けた呼は、TEI変換回路42で終端TEIからシステムTEIへの変換が行われる。ISDNデジタル交換機1から加入者端末Aへ向けた呼のTEIの値は、レイヤ2終端回路43から送出された時点では加入者端末Aに該当する終端TEIの値「96」である。レイヤ2終端回路43から送出された呼は、TEI変換回路42に到達する。TEI変換回路42は、TEI管理テーブル421を基に、呼のTEIの値を終端TEIの値「96」から対応するシステムTEIの値である「64」へ変換する。このようにして、ISDNデジタル交換機1から加入者端末Aへ向けた呼は、TEI変換回路42を通過するとTEIの値が「64」になる。TEI変換回路42を通過した呼は、中継網インターフェース41及びデジタル回線接続装置3を通過して加入者端末Aに到達する。 【0015】 次に、加入者端末Bで送受信される呼のTEI変換処理の動作について説明する。加入者端末Bには、加入者端末Aと同じようにシステムTEIの値として「64」が割り当てられている。加入者端末BからISDNデジタル交換機1に向けて送出された呼は、デジタル回線接続装置3及び中継網インターフェース41を通過して、TEI変換回路42に到達する。加入者端末BからISDNデジタル交換機1に向けた呼のTEIの値は、加入者端末Bから送出された時点では加入者端末Bに割り当てられたシステムTEIの値「64」である。TEI変換回路42は、呼を受信すると、まず、呼の発呼元の加入者端末の判別を行う。ここで、呼の発呼元の加入者端末が加入者端末Bであると判別されたとする。加入者端末を判別した後、TEI変換回路42は、受信した呼のTEIについての変換処理を行う。TEI管理テーブル421を基に、送出された呼のTEIの値を、加入者端末Bに割り当てられたシステムTEIの値「64」から対応する終端TEIの値「97」へ変換する。このようにして、加入者端末Bから送出された呼は、TEI変換回路42を通過するときにTEIの値が「97」に変換されて、レイヤ2終端回路43に到達する。 【0016】 一方、ISDNデジタル交換機1から加入者端末Bへ向けた呼は、TEI変換回路42で終端TEIからシステムTEIへの変換が行われる。ISDNデジタル交換機1から加入者端末Bへ向けた呼のTEIの値は、レイヤ2終端回路43から送出された時点では加入者端末Bに該当する終端TEIの値「97」である。レイヤ2終端回路43から送出された呼は、TEI変換回路42に到達する。TEI変換回路42は、TEI管理テーブル421を基に、呼のTEIの値を終端TEIの値「97」から対応するシステムTEIの値である「64」へ変換する。このようにして、ISDNデジタル交換機1から加入者端末Bへ向けた呼は、TEI変換回路42を通過するとTEIの値が「64」になる。TEI変換回路42を通過した呼は、中継網インターフェース41及びデジタル回線接続装置3を通過して加入者端末Bに到達する。 【0017】 以下において、ISDNデジタル交換機1に接続している加入者端末2がTEI非自動設定端末である場合の動作を説明する。 【0018】 図6は、TEI非自動設定端末である加入者端末2に予め設定されているTEIをTEI管理テーブルに登録する動作を示している。TEI変換回路42は、受信した呼の発呼元の加入者端末がTEI非自動設定端末かTEI自動設定端末かどうかの判定を行う(ステップ601)。呼の発呼元の加入者端末がTEI非自動設定端末の場合は、その呼のTEIの値をTEI管理テーブル421へ登録する(ステップ602)。 【0019】 図7は、TEI非自動設定端末である加入者端末Aで送受信される呼のTEI変換処理の動作について説明する図である。このときの加入者端末Aには、予めTEIの値として「0」が設定されている。また、そのときのTEI管理テーブル421の内容を図8に示す。加入者端末AのシステムTEI「0」に対応する終端TEIとして「96」が割り当てられている。 【0020】 図7において、加入者端末AからISDNデジタル交換機1に向けて送出された呼は、デジタル回線接続装置3及び中継網インターフェース41を通過して、TEI変換回路42に到達する。加入者端末AからISDNデジタル交換機1に向けた呼のTEIの値は、加入者端末Aから送出された時点では加入者端末AのシステムTEIの値「0」である。TEI変換回路42は、呼を受信すると、まず、呼の発呼元の加入者端末の判別を行う。ここで、呼の発呼元の加入者端末が加入者端末Aであると判別されたとする。加入者端末を判別した後、TEI変換回路42は、受信した呼のTEIについての変換処理を行う。TEI管理テーブル421を基に、送出された呼のTEIの値を加入者端末AのシステムTEIの値「0」から対応する終端TEIの値「96」へ変換する。このようにして、加入者端末Aから送出された呼は、TEI変換回路42を通過するときにTEIの値が「96」に変換されて、レイヤ2終端回路43に到達する。 【0021】 一方、ISDNデジタル交換機1から加入者端末Aへ向けた呼は、TEI変換回路42で終端TEIからシステムTEIへの変換が行われる。ISDNデジタル交換機1から加入者端末Aへ向けた呼のTEIの値は、レイヤ2終端回路43から送出された時点では加入者端末Aに該当する終端TEIの値「96」である。レイヤ2終端回路43から送出された呼は、TEI変換回路42に到達する。TEI変換回路42は、TEI管理テーブル421を基に、呼のTEIの値を終端TEIの値「96」から対応するシステムTEIの値である「0」へ変換する。このようにして、ISDNデジタル交換機1から加入者端末Aへ向けた呼は、TEI変換回路42を通過するとTEIの値が「0」になる。TEI変換回路42を通過した呼は、中継網インターフェース41及びデジタル回線接続装置3を通過して加入者端末Aに到達する。 【0022】 以上の説明から明らかなように、本発明のレイヤ2終端装置によれば、加入者端末の各々に割り当てられているシステムTEIとそれに対応する終端TEIとの変換を行うことにより、複数の加入者端末に対して同一のTEIを割り当てることが出来る。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】本発明によるレイヤ2終端装置を用いたISDN交換機システムを示すブロック図である。 【図2】図1のレイヤ2終端装置のTEI管理テーブルの内容の例を示す図である。 【図3】図1のレイヤ2終端装置のTEI自動設定端末用TEI登録ルーチンの動作を示すフローチャートである。 【図4】図1のレイヤ2終端装置のTEI変換動作を示すブロック図である。 【図5】図1のレイヤ2終端装置のTEI管理テーブルの内容の例を示す図である。 【図6】図1のレイヤ2終端装置のTEI非自動設定端末用TEI登録ルーチンの動作を示すフローチャートである。 【図7】図1のレイヤ2終端装置のTEI変換動作を示すブロック図である。 【図8】図1のレイヤ2終端装置のTEI管理テーブルの内容の例を示す図である。 【符号の説明】 【0024】 1 ISDNデジタル交換機 2 加入者端末 3 デジタル回線接続装置 4 レイヤ2終端装置 41 中継網インターフェース 42 TEI変換回路 43 レイヤ2終端回路 421 TEI管理テーブル 422 TEI変換手段 423 更新手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000295 【氏名又は名称】沖電気工業株式会社 【識別番号】593065844 【氏名又は名称】株式会社沖コムテック
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| 【出願日】 |
平成18年8月16日(2006.8.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079119 【弁理士】 【氏名又は名称】藤村 元彦
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| 【公開番号】 |
特開2008−48146(P2008−48146A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−221734(P2006−221734) |
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