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【発明の名称】 IP電話端末の番号管理方法
【発明者】 【氏名】岩波 弘樹

【氏名】平石 真行

【氏名】愛洲 真

【氏名】木村 匡良

【氏名】楠 憲介

【要約】 【課題】ユーザ自身が使用するIP電話端末の変更を自由に行える方式を提供する。

【構成】ユーザからHMI端末を介して、使用したいIP電話端末の端末識別情報とそのIP電話端末に割り当てられている内線番号の情報が与えられたときに、オペレーションシステムでは、先ず、このオペレーションシステムとIP電話端末を収容する伝送装置に登録されているIP電話端末の端末識別情報を仮端末識別情報に変更する。その後、オペレーションシステムは、このオペレーションシステムと伝送装置に登録されているその内線番号を使用しているIP電話端末の端末識別情報をユーザから指定された端末識別情報に変更する。これにより、ユーザに割り当てられた内線番号を変更せずに、使用するIP電話端末を変更することができる
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のIP電話端末を収容して接続制御を行う伝送装置と該伝送装置に対してIP電話端末の登録及び変更の情報を管理するオペレーションシステムを備えたネットワークシステムにおけるIP電話端末の番号管理方法であって、
ユーザから使用したいIP電話端末の端末識別情報と該IP電話端末に割り当てられている内線番号の情報が与えられたときに、該IP電話端末の端末識別情報を仮端末識別情報に変更する処理と、
前記内線番号を使用しているIP電話端末の端末識別情報を前記ユーザから指定された端末識別情報に変更する処理とを、
順次行うことによって前記ユーザに割り当てられた内線番号を変更せずに使用するIP電話端末を変更することを特徴とするIP電話端末の番号管理方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、IP(Internet Protocol)電話端末の番号管理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図2は、IP電話端末を収容するネットワークシステムの構成図である。
このネットワークシステムは、複数のIP電話端末1,2,…,nの接続制御を行う伝送装置10と、この伝送装置10に対してIP電話端末の登録や変更等の情報を管理するオペレーションシステム20と、このオペレーションシステム20に対してオペレータが各種の操作を行うためのHMI(Human Machine Interface)端末30で構成されている。
【0003】
オペレーションシステム20は、HMI端末30との間でコマンド等の送受信を行うための送受信部21と、このHMI端末30からの指示に従って伝送装置10を制御する制御部22と、端末情報や内線番号とユーザの割付情報を記憶するデータ部23で構成されている。
【0004】
オペレーションシステム20においては、HMI端末30によって操作された情報に基づいてIP電話端末1〜nが監視されるようになっている。また、オペレーションシステム20において、管理対象のIP電話端末1〜nには、部門管理者がユーザ毎に予め決められた内線番号を登録し、ユーザが自身に設定されている内線番号で使用するIP電話端末を伝送装置10に対し設定する必要があった。
【0005】
ユーザが現在使用しているIP電話端末を、別のIP電話端末に変更する場合、そのIP電話端末とユーザに設定された内線番号を管理情報から削除し、使用したい(変更後の)IP電話端末の内線番号及び使用したい(変更後の)IP電話端末データを再度登録する必要がある。しかし、ユーザ自身には、自分が使用可能なIP電話端末の内線番号の登録権限がないため、その再登録操作は、ユーザ自身では実施できず、当該ユーザが所属する部門管理者が実施する必要がある。
【0006】
例えば、図2のネットワークシステムにおいて、ユーザが使用するIP電話端末の変更は、次のような手順で行われていた。なお、ここでは、IP電話端末1からIP電話端末2に変更する場合を説明する。
【0007】
(手順1) ユーザが、HMI端末30を使用してオペレーションシステム20に対し、現在ユーザに設定されているIP電話端末1の削除を行う制御要求を送信する。
【0008】
(手順2) オペレーションシステム20の送受信部21は、HMI端末30から送られてきた削除の制御要求を受信し、制御部22に対して指定されたIP電話端末2の削除を行う。
【0009】
(手順3) 制御部22の端末情報として指定されたIP電話端末1がデータ部23に登録されている場合、制御部22は、伝送装置10に対してこのIP電話端末1の削除を行う。
【0010】
(手順4) 制御部22は、データ部23の端末情報からユーザが登録したIP電話端末1のデータの削除を行う。
【0011】
(手順5) 部門管理者は、HMI端末30を使用してオペレーションシステム20に対し、ユーザとIP電話端末の内線番号の割付データの削除を行う制御要求を送信する。
【0012】
(手順6) オペレーションシステム20の送受信部21は、HMI端末30から送られてきた解除の制御要求を受信し、制御部22に対して指定された内線番号とユーザの割付情報の解除要求を行う。
【0013】
(手順7) 制御部22は、データ部23の内線番号とユーザの割付情報から当該データの解除を行う。
【0014】
(手順8) 部門管理者は、HMI端末30を使用してオペレーションシステム20に対し、新たに使用したいIP電話端末2の内線番号をユーザに割り付けるための制御要求を送信する。
【0015】
(手順9) オペレーションシステム20の送受信部21は、HMI端末30から送られてきた割付の制御要求を受信し、制御部22に対して内線番号とユーザの割付設定要求を行う。
【0016】
(手順10) 制御部22は、データ部23の内線番号とユーザの割付情報に、割付設定要求された内線番号とユーザの設定を行う。
【0017】
(手順11) ユーザが、HMI端末30を使用してオペレーションシステム20に対し、IP電話端末2の登録を行う制御要求を送信する。
【0018】
(手順12) オペレーションシステム20の送受信部21は、HMI端末30から送られてきた登録の制御要求を受信し、制御部22は受信された制御要求に従って伝送装置10に、IP電話端末2の登録を行う。
【0019】
(手順13) 制御部22は、指定されたIP電話端末2の端末情報をデータ部23に登録する。
【0020】
【特許文献1】特開平11−41236号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
前記ネットワークシステムでは、ユーザが使用するIP電話端末の変更は、当該ユーザが所属する部門管理者と、ユーザ自身による削除と登録操作を実施する必要がある。従って、フリーワークエリアに設置されているIP電話端末を使用する場合、ユーザに対して予め使用するIP電話端末を決められないため、部門管理者とユーザでの端末変更(削除/登録)操作が必要となり、ユーザ自身が自由に使用端末を変更することが出来ないという不便さがあった。
【0022】
本発明は、ユーザ自身が使用するIP電話端末の変更を自由に行える方式を提供することにより、フリーワークエリアでのIP電話端末の使用をユーザ自身による1回の操作で可能にすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明は、複数のIP電話端末を収容して接続制御を行う伝送装置と該伝送装置に対してIP電話端末の登録及び変更の情報を管理するオペレーションシステムを備えたネットワークシステムにおけるIP電話端末の番号管理方法において、ユーザから使用したいIP電話端末の端末識別情報と該IP電話端末に割り当てられている内線番号の情報が与えられたときに、該IP電話端末の端末識別情報を仮端末識別情報に変更する処理と、前記内線番号を使用しているIP電話端末の端末識別情報を前記ユーザから指定された端末識別情報に変更する処理を、順次行うことによって前記ユーザに割り当てられた内線番号を変更せずに使用するIP電話端末を変更することを特徴としている。
【発明の効果】
【0024】
本発明では、ユーザから使用したいIP電話端末の端末識別情報とそのIP電話端末に割り当てられている内線番号の情報が与えられたときに、先ず、IP電話端末の端末識別情報を仮端末識別情報に変更し、その後、その内線番号を使用しているIP電話端末の端末識別情報をユーザから指定された端末識別情報に変更するようにしている。これにより、ユーザに割り当てられた内線番号を変更せずに、使用するIP電話端末を変更することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
【実施例1】
【0026】
図1は、本発明の実施例を示すIP電話端末の番号管理方法のフローチャートである。なお、このIP電話端末の番号管理方法に対応するネットワークシステムの構成は、図2と同様である。
【0027】
即ち、このネットワークシステムは、複数のIP電話端末1,2,…,nの接続制御を行う伝送装置10と、この伝送装置10に対してIP電話端末の登録や変更等の情報を管理するオペレーションシステム20と、このオペレーションシステム20に対してオペレータやユーザが各種の操作を行うためのHMI端末30で構成されている。更に、オペレーションシステム20は、HMI端末30との間でコマンド等の送受信を行うための送受信部21と、このHMI端末30からの指示に従って伝送装置10を制御する制御部22と、端末情報や内線番号とユーザの割付情報を記憶するデータ部23で構成されている。なお、ユーザに割り当てられているIP電話端末の端末ID(識別情報)と使用する内線番号は、各々一意に識別可能な値でデータ部23に登録されると共に、伝送装置10にも登録されるようになっている。
【0028】
以下、これらの図1及び図2を参照しつつ、ユーザがIP電話端末1からIP電話端末2に変更する場合を例に、IP電話端末の番号管理方法を説明する。
【0029】
(ステップS1) 部門管理者は、HMI端末30を使用してオペレーションシステム20に対し、使用可能なIP電話端末の一覧と各IP電話端末を一意に識別するための内線番号及び端末IDを、データ部23と伝送装置10に登録するための制御要求を送信し、IP電話端末1〜nの事前登録を行う。
【0030】
(ステップS2) ユーザは、HMI端末30を使用してオペレーションシステム20に対し、使用したいIP電話端末1の端末IDと現在ユーザに割り当てられている内線番号の情報を制御要求として送信する。オペレーションシステム20の送受信部21では、HMI端末30から送信された制御要求を受信する。
【0031】
(ステップS3) オペレーションシステム20の制御部22では、データ部23を参照して、受信した端末IDの値を元に伝送装置10に接続されているユーザが使用したいIP電話端末の内線番号を決定する。更に制御部22は、伝送装置10に対して、その内線番号を有するIP電話端末(IP電話端末2)の端末IDを仮端末ID(一意に識別可能な値)に変更する。
【0032】
(ステップS4) 制御部22は、データ部23で保持しているIP電話端末2の端末IDをステップS3で設定した仮端末IDに変更する。
【0033】
(ステップS5) 制御部22は、更に、受信した内線番号を元に現在ユーザに割り当てられているIP電話端末1の端末IDの変更を、伝送装置10に対して行う。なお、変更後の端末IDは、ステップS2において、HMI端末30を介してユーザから指定された値である。
【0034】
(ステップS6) 制御部22は、データ部23で保持しているIP電話端末1の端末IDをステップS5で変更した端末IDに変更する。
【0035】
以上のように、本実施例のIP電話端末の番号管理方法では、予め決められたIP電話端末以外の端末をユーザが使用する場合、部門管理者が内線番号の割付を変更する必要がなく、ユーザ自身により1回の操作でこのユーザに割り当てられている内線番号を変えずに使用する端末を変更することが可能になる。これにより、利便性が高まるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施例を示すIP電話端末の番号管理方法のフローチャートである。
【図2】IP電話端末を収容するネットワークシステムの構成図である。
【符号の説明】
【0037】
1〜n IP電話端末
10 伝送装置
20 オペレーションシステム
21 送受信部
22 制御部
23 データ部
30 HMI端末
【出願人】 【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
【識別番号】595125421
【氏名又は名称】沖通信システム株式会社
【出願日】 平成18年8月15日(2006.8.15)
【代理人】 【識別番号】100086807
【弁理士】
【氏名又は名称】柿本 恭成


【公開番号】 特開2008−48117(P2008−48117A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−221477(P2006−221477)